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心がひりつくお仕事小説! 『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子)
明けましておめでとうございます。2023年もどうぞよろしくお願いします!✨✨ 相変わらず不定期更新になっているブログですが、読書量は絶好調で、お正月から既に7冊ほどを読了しました。その中で心に残った1冊、『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子)を今日は紹介します。前年度、第167回芥川賞受賞作です。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-…
モモは、日によって食べない日があったり‥。 今日は食事をしたので、日本から買ってきた貴重なおやつのチュールをあげました。 新しいものには手を出さないモモ。 仕方がないので、袋から指に出して口の前に持っていったところ‥、 驚きのうまさ♡ 体が小さいので、チュールを半分だけあげ...
12月の読書メーター 読んだ本の数:4 読んだページ数:968 ナイス数:78 おいしいごはんが食べられますようにの感想 こんな話現在あるのか?職場にお菓子を持って行って配る?還暦過ぎの私の時代でもすでになかった。お茶くみもなくなっていた。女子も当然バンバン残業していた。押...
がんばる者は救われるのか「おいしいごはんが食べられますように」/高瀬 隼子
普段は、本を選ぶときに、文学賞をとっているかどうかは気にしていません。しかし、今回はあえて”芥川賞”受賞作品を読んでみることにしました。(たまにはミーハー心を出していこうかと)「おいしいごはんが食べられますように」は第167回芥川賞受賞作品
【本】高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』~まったくゴハンが美味しく感じられない物語。閉鎖された職場でのざらついた人間関係。~
1、作品の概要 『おいしいごはんが食べられますように』は、高瀬隼子の中編小説。 第167回芥川賞受賞作品。 『群像』1月号に掲載され、2022年3月に刊行された。 職場内の閉鎖的な人間関係と、その摩擦を描いた。 2、あらすじ 二谷は、埼玉営業所に異動になって数ヶ月、仕事にも慣れて平穏に日々を送っていた。 誰にも優しくていつも笑顔の職場の同僚の女性・芦川さんと、なんとなく付き合うようになるが、彼女の作る「きちんとした」食事にどこか辟易していた。 二谷に淡い好意を寄せる同僚の押尾と飲みに行った時に、「二谷さん、私と一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」ともちかけられるが・・・。 おいしいごはんが食…
第167回芥川賞受賞作品 内容としては、 職場でそこそこうまくやっている二谷さんと、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川さんと、仕事ができてがんばり屋の押尾さん。 ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く作品です。 会社で働いている人は、「こんな人いるな」「うちの会社のあの人って二谷さん/芦川さん/押尾さんみたいだな。」「自分は押尾さんに共感できる」と感じることだと思います。 そして、それぞれの登場人物の内面を、食に対するスタンスの違いで表現していて、それが食に限らず様々な事に向き合うスタンスが結びついているように表現されていて興味深かったです。 この本を読んだ職場の人と話すと、読んだ人の中でもとらえ方が異なったり、ここから職場の人に対する見方などの話にもつながってきっと盛り上がると思います。 おそらく普遍的なテーマでもあるので、時代が変わっても楽しめる作品だと思います。
食べることは生きること「おいしいごはんが食べられますように」
高瀬隼子さんの 「おいしいごはんが食べられますように」 を読みました。 登場人物 ・芦川さん 体調が悪くて早退するお詫びに手作りのお菓子を会社に持ってくる。 ・二谷さん 食べることに楽しみを見いだせない。 ・押尾さん がんばってしまうので芦川さんにもやもやする。 読後感がさわやかではないです。 何だか心がざわざわする話でした。 でもそんな場面は体験したことがあり 共感できる部分もありました。 仕事の割り振りの不公平さとか。 食べ物について。 ワタシは食べることが大好きだけれど 食べることにそんなに重きを置いていない二谷さんが 不思議でした。 でもなんとなく分かる気もします。 珍しいことにこれま…