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作品紹介・あらすじ芥川賞受賞第一作。公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人を除けてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常...本・高瀬隼子「いい子のあくび」
2023年2月に読んだ面白い小説のメモです。今月も、女性作家の作品ばかりだった(笑)〇ザリガニの鳴くところ オーエンズ話題のミステリー小説。やっと読みました。アメリカ東海岸、50年代生まれの主人公の女の子が大人になるまでの物語。沼地の死体は事故か、他殺か。他殺なら
心がひりつくお仕事小説! 『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子)
明けましておめでとうございます。2023年もどうぞよろしくお願いします!✨✨ 相変わらず不定期更新になっているブログですが、読書量は絶好調で、お正月から既に7冊ほどを読了しました。その中で心に残った1冊、『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子)を今日は紹介します。前年度、第167回芥川賞受賞作です。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-…
【雑記】今年活躍した愛媛県人について!!愛媛にある『すずめの戸締り』の聖地巡礼!!年の終わりにグーグル砲炸裂!!の3本です!!
☆今年は愛媛県人が大活躍!!だいぶしつこいけど、1年を振り返り愛媛県人の活躍っぷりを振り返るからみかんでも食いながら読んでくれやっ!!☆ このネタ、前もちょい触れたとは思いますが年の終わりにもう1回ガッツリ触れておきます!! 地元愛媛をこよなく愛する地域密着型ブロガー・ヒロ氏にとって今年は各界で愛媛県出身の人たちが大活躍して嬉しい1年になりました。 僕も、彼女・彼らにあやかって来年は飛躍したいものですね!! ○長友佑都選手、鎌田大地選手がワールドカップ出場!! まずはスポーツ部門!! 今年はサッカーワールドカップがありましたが、なんと愛媛県出身の選手が2人もメンバーに入りました!! 長友佑都選…
【本】高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』~まったくゴハンが美味しく感じられない物語。閉鎖された職場でのざらついた人間関係。~
1、作品の概要 『おいしいごはんが食べられますように』は、高瀬隼子の中編小説。 第167回芥川賞受賞作品。 『群像』1月号に掲載され、2022年3月に刊行された。 職場内の閉鎖的な人間関係と、その摩擦を描いた。 2、あらすじ 二谷は、埼玉営業所に異動になって数ヶ月、仕事にも慣れて平穏に日々を送っていた。 誰にも優しくていつも笑顔の職場の同僚の女性・芦川さんと、なんとなく付き合うようになるが、彼女の作る「きちんとした」食事にどこか辟易していた。 二谷に淡い好意を寄せる同僚の押尾と飲みに行った時に、「二谷さん、私と一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」ともちかけられるが・・・。 おいしいごはんが食…
【おいしいごはんが食べられますように】感想と、もう一人の犯人考察
芥川賞を受賞した高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」を読みました。 自分が社会人になってからの20代の頃
朝食はこれだけ。 胃には優しそうですが、コロナには感染しましたと言うと営業妨害になるのかしら? けど、食べだしてからは風邪は引かないですね。 9年前に一度引いたくらいで、後はコロナワクチン接種とコロナ感染で熱が出たくらいですから、風邪予防には効いてるのかもしれません。 ヨーグルトを食べ終え、早出出勤の時はインスタントコーヒーを飲んで出勤前に少しだけまったりしてます。 デメリットは当然、お昼までお腹が空くことですが、お昼も玄米ブランなので夜まで大変です。 今日は7:30出勤でバイト終わって夜ご飯にあり付けるのが21:00でした。 それまで持たないだろうなと思ったので、15時の休憩にサンマの缶詰を…
食べることは生きること「おいしいごはんが食べられますように」
高瀬隼子さんの 「おいしいごはんが食べられますように」 を読みました。 登場人物 ・芦川さん 体調が悪くて早退するお詫びに手作りのお菓子を会社に持ってくる。 ・二谷さん 食べることに楽しみを見いだせない。 ・押尾さん がんばってしまうので芦川さんにもやもやする。 読後感がさわやかではないです。 何だか心がざわざわする話でした。 でもそんな場面は体験したことがあり 共感できる部分もありました。 仕事の割り振りの不公平さとか。 食べ物について。 ワタシは食べることが大好きだけれど 食べることにそんなに重きを置いていない二谷さんが 不思議でした。 でもなんとなく分かる気もします。 珍しいことにこれま…