六本木バナナ・ボーイズ/ビーバップ・ハイスクールの中村トオルと清水宏二郎が主演した作品で監督は成田裕介。六本木を舞台にヤクザとヤンチャな青年二人の争いを描いた本作は正直それほど面白くはなかったですが、80年代を感じられるのと映画ではあまり見たことがないジミー大西、森川由加里、栗田貫一などが出演しているのが良かったです。ネタバレになるので言いませんが外国人留学生役のカトリーナ・ケーシーが
今朝の秋/山田太一脚本で深町幸男が演出を手掛けたTVドラマで主演は笠智衆。小津作品でお馴染みの笠智衆、杉村春子が出演していて、その他では倍賞美津子や樹木希林、杉浦直樹などなかなか豪華な顔触れです。なかでも杉浦直樹が病気の息子を好演していて、後半は涙を誘うシーンも
ピラニア軍団 ダボシャツの天 1977 山下耕作 (主演・川谷拓三) 東映
ダボシャツの天/政岡としやの漫画を実写化した作品で監督は山下耕作。原作の漫画を読んだことはありませんが、おそらく川谷拓三がダボシャツの天役にピッタリだと思います。天の兄貴分を演じた夏八木勲もコミカルで面白いし、その他の登場人物も漫画から飛び出て来たような人物が多く
父ありき/戦時中の1942年に公開された作品で監督は小津安二郎。簡単に言ってしまえば父と息子の愛情物語ですが、巨匠・小津監督の作品なので芸術的で深みがあります。子供時代の良平を演じた津田晴彦と大人になった良平を演じた佐野周二、
新仁義なき戦い 組長の首 1975 深作欣二 (主演・菅原文太) 東映
組長の首/新仁義なき戦いシリーズの二作目で監督は深作欣二。本作は実録路線ではなく、フィクションの作品になりますが、暴力シーンは相変わらずの凄い迫力で圧倒されます。目立っていたのはポン中で廃人と化した楠を演じた山崎努で、主役を食うぐらいのヤバさ
実録外伝 大阪電撃作戦 1976 中島貞夫 (主演・松方弘樹) 東映
大阪電撃作戦/東映の実録ヤクザ映画の一作で監督は中島貞夫。昭和三十五年の明友会事件を元に高田宏治が脚本を書いた本作は、仁義なき戦いの出演者が多数出ていてホンモノ顔負けの迫力を見せてくれます。特に目立っていたのは渡瀬恒彦で、車に引きずられたり
原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」ですが、ドストエフスキーの「虐げられた人びと」も取り入れた黒澤明監督らしい作品。弱きを助け強きを挫く赤ひげ(三船敏郎)に影響され、エリート志向の若い医師・保本(加山雄三)がだんだん気持ちが変わっていくというストーリーで、
日本の仁義/東映の「やくざ戦争 日本の首領」に続くオールスターのヤクザ映画で監督は中島貞夫。かなり豪華な顔ぶれなので期待して観ましたが、そこまで面白くはなかったというのが正直な感想です。様々な人間模様が描かれていますが、そのせいで作品が薄っぺらくなっていると
卍 1983 横山博人 (主演・樋口可南子) 東映セントラルフィルム
卍/これまでに何度も映像化されている谷崎潤一郎の卍「まんじ」。本作は80年代に横山博人監督が撮った作品で、樋口可南子が難しい役を好演しています。64年の増村保造監督の卍とは大分違った雰囲気で、原作とも違うので面白味はありますが、
ごろつき/東映の任侠・ヤクザ映画の一作ですが、本物のボクサーも実名で登場する異色の作品。監督はお馴染みのマキノ雅弘。高倉健と菅原文太がみすぼらしい姿で登場したり、流しに従事するシーンがあったりと
日本侠客伝 白刃の盃 1967 マキノ雅弘 (主演・高倉健) 東映
白刃の盃/日本侠客伝シリーズ六作目で監督はマキノ雅弘。本作は千葉銚子を舞台にカタギになった高倉健が運送会社に就職し、分裂した一家のゴタゴタに巻き込まれていくというストーリーで、任侠映画ではお馴染みの長門裕之や天津敏、藤純子などが出演しています
極道VSまむし 1974 中島貞夫 (主演・若山富三郎) 東映
極道VSまむし/東映のヤクザ映画・極道シリーズとまむしの兄弟とのクロスオーバー作品で、監督は中島貞夫。若山富三郎とまむしの兄弟の組み合わせはコメディ色がかなり強くなるだろうと思っていたら、予想通りでした。チンピラ役の川谷拓三らを無理やり焼き肉店で働かせたり、
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六本木バナナ・ボーイズ/ビーバップ・ハイスクールの中村トオルと清水宏二郎が主演した作品で監督は成田裕介。六本木を舞台にヤクザとヤンチャな青年二人の争いを描いた本作は正直それほど面白くはなかったですが、80年代を感じられるのと映画ではあまり見たことがないジミー大西、森川由加里、栗田貫一などが出演しているのが良かったです。ネタバレになるので言いませんが外国人留学生役のカトリーナ・ケーシーが
二十四の瞳/壷井栄の同名小説を映像化した作品で監督は木下惠介。これまで何度も映画化、テレビドラマ化されているので、観たことはなくてもタイトルは知っているというもも多いと思います。本作は主演の高峰秀子が最高で彼女以外にはこの役はできないと思いました。内容は最初から最後まで泣けるシーンだらけで、戦時中の厳しさを知れるという意味でも大変貴重な作品。
民暴の帝王/90年代の東映のヤクザ映画で監督は和泉聖治、脚本は極妻シリーズ等で有名な高田宏治。本作は主演の小林旭をはじめ、70年代のヤクザ映画常連の役者が多数出演していて、本物のような迫力があります。特に小林旭、渡瀬恒彦はビビるくらい怖かったですw内容のほうはリアルな話ではありますが、ドンパチは少なめ、最後も盛り上がりに欠ける感じでガッカリ
野獣死すべし/大藪春彦の同名小説を映像化した作品で、監督は村川透。主演の松田優作はこの作品の為に10キロ以上の減量と奥歯4本の抜歯をしたというのは有名な話ですが、その効果と松田優作の演技力で主人公・伊達が恐ろしく不気味に見えますね。また脇役の方たちも魅力的で、訛りの強い売人・佐藤慶や刑事の室田日出男、伊達に洗脳される鹿賀丈史など濃いキャラが次々と登場してきて飽きさせません。本作の最大の謎はやはりラスト
与太者の掟/現代やくざシリーズの一作目で監督は降旗康男。菅原文太の東映移籍後初主演作になります。内容は一匹狼の五郎(菅原文太)が組織ヤクザとぶつかり合うアクション系の作品ですが、意外と任侠映画っぽさがあり、良くも悪くも降旗康男監督らしさが感じられます。藤純子や志村喬があまり目立たないのは残念でしたが、最後の文太兄ひとりでの殴り込みはなかなか迫力があり良かったです。気になる方は
魚影の群れ/吉村昭の同名小説を映像化した作品で監督は相米慎二。本作は下北半島最北端の漁港を舞台にマグロの一本釣りに命を懸ける男たちの話で、主演の緒形拳が本物の漁師に見えるくらいハマってました。また娘役の夏目雅子も巧いのでつまらなそうな話だと思いつつも最後まで観れました。緒形拳が本物のマグロを釣り上げるシーンは迫力が
まむしと青大将/まむしシリーズの九作目で監督は中島貞夫。本作はイカサマ麻雀師や暴力団との間で金の奪い合いになるストーリーですが、不死身の勝(川地民夫)の登場がちょっと遅すぎてイマイチ盛り上がらない感じでした。やはりまむしの兄弟は二人揃ってこそ面白い。意外と良かったのは脇役で出ている樹木希林や佐藤蛾次郎で、ネタバレになるのであまり言えませんが佐藤蛾次郎が強烈な
鬼畜/2002年に日本テレビの火曜サスペンス劇場で放送された作品で原作は松本清張。本作では黒木瞳とビートたけしが夫婦役で、室井滋が愛人役という面白い組合せで、それぞれ役にハマっていて良かったと思います。三人の子供を預かるかたちになった夫婦は次第に子供が邪魔になり、とんでもない行動に出てしまうというストーリーですが、竹中(ビートたけし)が子供に何かするのではないかという雰囲気が常にあってハラハラ
女のみづうみ/川端康成の原作を基に、岡田茉莉子主演で描かれた官能的かつ詩的なドラマで監督は吉田喜重。高コントラストのモノクロ撮影が印象的で、監督のこだわりが随所に見られる作品ですが、人によっては退屈に感じるかもしれません。それでも岡田茉莉子の美しさは間違いないので、
十代/内藤誠が脚本・監督した作品で森下愛子の初主演作。撮影当時二十歳の森下愛子が非行に走る少女を好演していて、濡れ場も何回かある忘れられない作品です。他の出演者も三浦洋一をはじめ良い演技を見せてくれます。暗い話ですが、最後に少しだけ
不良番長シリーズの一作目で監督は野田幸男。本作はタイトルからしてコメディ色が強いのかなと思ったら、そんなことはなく主演の梅宮辰夫率いる不良グループが好き放題に暴れまくるアクション映画でした。内容的には正直そこまで面白くはなかったですが、ヤクザ組織との戦いが抗争というよりも戦争みたいになっているのが
監督 斎藤武市 脚本 松本功 高田純 関本郁夫 撮影 出先哲也 音楽 続きを読む…
懲役十三回/まむしの兄弟シリーズ第三作目で監督は中島貞夫。本作は昭和初期の浅草が舞台で、いつも通りまむしの兄弟が大暴れします。時代設定が三作目で急に変わるという訳の分からない作品ですが、コメディ色がかなり強いのでそれもアリかなと思いました。目立っていたのはスリの婆さん役で登場する高橋とよや
十三人の刺客/片岡千恵蔵が主演の東映の時代劇で監督は工藤栄一。リメイク版やテレビドラマ版などがある有名な作品で、本作では片岡千恵蔵のほかに嵐寛寿郎や丹波哲郎、月形龍之介など大御所が出演しています。ストーリーも分かりやすくて、十三人の刺客も個性的で面白い。
血と骨/梁石日の自伝的小説を崔洋一が監督した作品。危険人物を演じるのが得意なビートたけしが主演で、本作でも暴れまくっています。想像していたよりもかなり重たいテーマの話で、特に後半は見ているのが辛くなるレベル。暴力シーンも迫力があるし、濡れ場も生々しさがあり
鬼龍院花子の生涯/宮尾登美子の同名小説を映像化した作品で、監督は五社英雄。大正から昭和初期の男尊女卑が色濃く残る時代の中を懸命に生き抜いた女性たちの姿を描いた重厚な人間ドラマ。仲代達矢、岩下志麻、夏目雅子など強力な役者が出演していて脇役も室田日出男、夏木マリなど巧い人ばかりで面白かったです。また
京阪神殺しの軍団/小林旭と梅宮辰夫が在日コリアンの役を演じたヤクザ映画で監督は山下耕作。本作はタイトルからしてヤバそうと思い、期待して観ましたがイマイチな作品でした。キャスティングは良いと思いましたが、如何せん脚本があまりよくないです。武闘派のヤクザがただ暴れ回るだけで、
監督 中島貞夫 脚本 松田寛夫 原作 安藤昇 撮影 仲沢半次郎 音楽 続きを読む…
監督 斎藤武市 脚本 高田宏治 撮影 山岸長樹 音楽 小杉太一郎 編集 続きを読む…
侠客列伝/日本侠客伝シリーズ等で有名なマキノ雅弘監督が撮った任侠映画で脚本は棚田吾郎。東映の任侠・ヤクザ映画でよくあるのが、オールスターキャストの作品になると何故かあまり面白くないというパターン。本作も豪華な顔ぶれなのに個人的にはそれほど面白くなかったです。良かった点を挙げるとすれば
監督 中島貞夫 脚本 佐治乾 蘇武道夫 原案 斯波道男 撮影 山岸長樹 音楽 広瀬健次郎 企画 俊藤浩滋 橋本
監督 佐伯清 脚本 村尾昭 撮影 飯村雅彦 音楽 木下忠司 企画 俊藤浩滋 吉田達 ▮あらすじ▮ 三年振りに出
監督 山下耕作 脚本 鈴木則文 撮影 古谷伸 音楽 渡辺岳夫 企画 俊藤浩滋 日下部五朗 佐藤雅夫 ▮あらすじ
監督 降旗康男 脚本 倉本聰 撮影 仲沢半次郎 音楽 クロード・チアリ 企画 俊藤浩滋 橋本慶一 助監督 藤原
監督 本田達男 脚本 高田宏治 鳥居元宏 原案 斯波道男 撮影 赤塚滋 音楽 菊池俊輔 企画 俊藤浩滋 橋本慶
監督 成瀬巳喜男 原作 林芙美子 脚本 水木洋子 撮影 玉井正夫 音楽 斎藤一郎 監督助手 岡本喜八 制作 藤
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 企画 俊藤浩滋 橋本慶一 撮影 赤塚滋 音楽 菊池俊輔 助監督 本田達男 ▮あ
監督 山田洋次 脚本 山田洋次 朝間義隆 撮影 高羽哲夫 音楽 佐藤勝 制作 島津清 助監督 五十嵐敬司 ▮あ
監督 北野武 脚本 北野武 音楽 久石譲 撮影 柳島克己 制作 森昌行 吉田多喜男 ジェレミー・トーマス ピー
監督 加藤泰 脚本 鈴木則文 鳥居元宏 原案 石本久吉 企画 俊藤浩滋 日下部五朗 撮影 古谷伸 音楽 渡辺岳
監督 小津安二郎 脚本 小津安二郎 野田高梧 音楽 斎藤高順 撮影 厚田雄春 制作 山内静夫 ▮あらすじ▮ 大
監督 黒澤明 脚本 黒澤明 菊島隆三 小国英雄 原作 山本周五郎 「日日平安」 撮影 斎藤孝雄 小泉福造 音楽
監督 深作欣二 脚本 笠原和夫 原作 飯干晃一 撮影 吉田貞次 音楽 津島利章 企画 日下部五朗 ▮あらすじ▮
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 原作 飯干晃一 音楽 黛敏郎 撮影 増田敏雄 企画 俊籐浩滋 松平乗道 日下部
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 原案 桂木薫 撮影 北坂清 音楽 近藤等則 企画 日下部五朗 ▮あらすじ▮ 十
監督 田中徳三 原作 有馬頼義 脚色 舟橋和郎 撮影 武田千吉郎 音楽 小杉太一郎 企画 久保寺生郎 ▮あらす
監督 中島貞夫 原作 飯干晃一 脚本 高田宏治 音楽 黛敏郎 伊部晴美 撮影 増田敏雄 ▮あらすじ▮ 昭和四十
監督 深作欣二 原作 飯干晃一 脚本 高田宏治 撮影 吉田貞次 音楽 津島利章 編集 宮本信太郎 ナレーター
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 原作 飯干晃一 撮影 増田敏雄 音楽 黛敏郎 伊部晴美 ▮あらすじ▮ 西日本最
監督 黒澤明 原作 内田百閒 撮影 斎藤孝雄 上田正治 音楽 池辺晋一郎 演出補佐 本多猪四郎 ▮あらすじ▮