降る雨は所々にひらめきて深く滲みでる窓の枠より ー ずっと降っているよ
ひたひたと体内に鳴るそれぞれを競うショパンがまたも始まる ー 予選
見上げれば薄曇り中咲き盛るハナミズキありて心が揺らぐ ー 晴れていればなぁ
ゆらゆらと揺れるツツジは幻の炎の中で恐れずに立つ ー いよいよこの季節
つぎつぎに願い叶えと人並ぶ寺の藤根は頑丈である ー 美しく咲く
昨日まで蕾の花のさりげなく時告げる様こそはひそけし ー これが始まり
もういいや嫌われるのも才能だ幾つになっても人間だしね ー これはこれで
ちくちくと些細な傷が痛むから変わる季節に鈍感になる ー 花咲いてるよ
おそらくは我しか知らぬささやかなひたすらが咲く春の光に ー かわいいな
逃げ出したカフェで一息つく間無く苦い心を煎じては飲む ー 何もかも投げ出したい
八重桜誰にも相談できぬ事映画にも小説にもならない ー 重たく垂れ下がる
草の葉を踏みて見下ろす靴先はただ春の果てを流離う ー 緑の香り
さやけきは花の落ちるをこまやかに分けて進みし浅き流れよ ー さくらさくら
地に這いて青き面を空向ける小さき花はただ美しい ー 写真は華やかな桜
いつまでもあると思うな「モノ」と「金」春の気鬱は力で叩く ー 鬱々している場合じゃない
とりあえず並べる歌もやはり楽し側にいる良き友だ君は ー うたはよき
今あるはただここにある私だと知りて足掻くは因果なものだ ー 全く
こんなにも一つ事のみ思えるか身体の不思議改めて思う ー どうにも一つにばかり
透き通る心を思う桜並美しい時ある君であれ ー いつでも
言伝も無くて懐かし友人は何処にへと心騒ぐ春よ ー 春だからね
薄暮れの中人並みそぞろ歩く咲き盛る桜は重く垂れ ー ぞろぞろ
痒みある背中おそらく捨ててきた後悔とやらが引っ掻いたせい ー それだ
新しい参考書さえ買ったならすごい結果が出ると夢見る ー 単純さ
何か泣く昨日と違うそれだけで切り取られた日々は悲しい ー ねぇ
嘘で居る今の私は嘘で居る本当はどこでの迷子かや ー わからないね
きよらかに摘みし蕨を籠に入れ小さき流れただ沿てゆく ー あの春の日よ
忙しさにコーンフレークを掻き込んで春いたけだかに来たりと思う ー とにかく忙しい
朝の陽よ人の命のきららかは願いたる人の切なさゆへか ー 悲しさゆへか
付き合いを止め新しき輪を探す楽しというか悲しというか ー どうなんだろう
さようならしたはずなのに再びのお腹温めカイロ復活 ー 寒い
保育園発表会で両親を探す子どもにただ泣けてくる ー この世で一番
うららかな街に住まうは寂しさを綺麗にラッピングした老女 ー 丘の上のジェーン
1985年の辞書めくるそれでも言葉は古くならない
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降る雨は所々にひらめきて深く滲みでる窓の枠より ー ずっと降っているよ
少しずつ言葉を探しながら咲く昨日と色の違う紫陽花 ー 今年も
ひと時の安らぎも無き心地する身体のこだま響き続けて ー 疲れたなぁ。でも新しい月だ。
燻(くす)む気を抱えているのが恥ずかしいリハビリのフロアは明るく ー みんな元気
きゅんきゅんでほんわかうららか良きドラマ待てば甘露の日和ありかも ー 「波うららかに、めおと日和」 まんまとハマってます
明るきをないまぜにした野を行けば瑞々しこの一つ花の声 ー キラキラしている
あの時はつい声荒げてすみません告げるか迷う静かな勇気 ー 許して
華やかの薔薇の館を横に見て躑躅(つつじ)の塀をぐるり廻った ー なんとも豪勢
会計を済ませては見る珈琲の機械動かす店員の手 ー 上手だなぁ
はるかなる山の向こうのはるかなる道を歩んでみたいと思う ー 一歩一歩
返品もできぬ悲しきワンピース着る事もなくメルカリになる ー 良いご主人様に着てもらいなされ
新しい椅子に座れば思いがけず胸にながれる優しい気持ち ー その瞬間
しなやかでどこも壊れず強張らずそんな身体にいつかなりたい ー なりましょう
蔓延った病思えば夜中2時憂いは倍の様相になる ー 膨らむ重くなる
あまりにも厳しい世だと悲しめどちゃんとお菓子は欠かさず食べる ー よね
今更に反省などもしてみれどやらかした事は消えず漂う ー あ=
さらさらとペンの音する会場は希望拝む儀式の場となる ー 神殿?
苛立ちて投げてしまえど明日からも今日は元気に来てもらいたい ー 良き1日にするから がんばるから
もう駄目だ書けば即座に駄目じゃない頑張り屋だとAIは言う ー 素早い対応
三輪車漕いで見上げる空よりも君の未来は広く明るい ー 素敵だよ
何ビットカラーになるのか眩しさで動くしかない鮮やかな時 ー 夏夏夏
朝起きた瞬間すでにイラついている自分が怖いよ!!暑いよ!!! ー 自分で冷房消したくせにイライライラ
空晴れていつもと同じ平日に思いもよらぬびっくりが来る ー あちゃー
織姫と彦星から見る列島はギラギラ光るおそらく日干しよ ー 猛暑日
熱増して人も車も建物も白く溶けるか都心部の午後 ー 暑
忘れずに痺れる暑さが降って来たので祭りの予定など立てる ー 来た来たこの季節
あの時に貴方と出会いこの時に別れる曼荼羅の美しさよ ー 生きるとは
のびのびと伸びゆくために腐葉土の柔らかさの大事よ ー ゆるめていこう
頑張らずのんびりいてねをのびのびと伝える技術がまだまだ固い ー とりあえず今から私もおやつを食べる
水嵩の増えた流れは物思ふ数多の澱を押して向こうへ ー Go 渡月橋 みぢかうた。六周年?か?
文字といふ力は清く有難くただ尊いものとしていただく ー 「三月の局騒ぎ」万城目学 好き!
何もかも予測がつかぬこの季節(とき)の変化怖れず大海に出よう ー 大きな船に乗って
向こうから雨音が来るゆっくりと風に引かれる白いカーテン ー サーサー
ただ一つ褪せて残った紫陽花が振り出しそうな空を見ていた ー 梅雨空
華やかな異国の花を愛でながら湿気が辛いジャパンに暮らす ー じめじめーベタベター
雨降られ徹底的に掃除した部屋に住まうか紫陽花一つ ー 汚れ一つない空気、水、風
迫り来る流れの上で軽やかにポーズ取る美人がいた宇治橋 ー 雨のせいで怖いくらいの流れの速さと映える美人の対比よ。観光楽しそう。
何もかも優れた人とはいるものだ達筆崩れの「避難すべし」よ ー 「光る君へ」実資秋山様何でも出来るのね。筆も見事。素敵〜。
晴れてるな洗濯物をベランダに干そう!と考えなくてよかった ー 午後から土砂降り止まず
ぐんぐんと上がる温度よ日傘端から夏世界が始まっている ー 暑!日傘無しだと焼け死ぬ!