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  • かいたい話。

    今日は実家。マイド~!やめてよ 御用聞きじゃあるまいしいつものようにおばーちゃんにイヤがられながら、勝手口から上がりこんだ。やがて色のいいお茶が出て、人気観光地の混雑や、せっかくの旅行を雨に降られた皆さんのご様子を、母娘並んで楽しく拝見する。バスもけっこう遅れてきたよ 道 混んでるのかなアみんな物好きねえ行列と混雑がキライな一家には、どこまでも他人事である。…さてと… 帰りが混むとやだから もう帰る...

  • れとろの話。

    今日は昭和の日。生まれて成人するまで昭和に浸かって過ごした世代にとって、年号といえば昭和であって、平成だ令和だとコロコロ変わるのがなじめない。ちかごろの流行りで昭和レトロなどと聞くと、本当に遠い過去になったのだなアと思う。オシャレな雑貨店に入ったら、素朴な花や果物の模様がちりばめられた、なんだか懐かしいガラスのコップが並んでいる。かつて昭和の家庭で使われたガラスのデザインをそのままに、メーカーがリ...

  • かたづく話。

    なにもない日曜の朝。ゆっくり起きて、リビングの卓上を見たらあーあ なんじゃこりゃ…いつもなら、夕ご飯の前に片付けるから、食器を下げれば、テーブルの上には何もない。ところが昨日一昨日と、朝出かけ、夕飯も外で済ませて遅く帰る日が続いたものだから、いろんなものがウジャウジャ出しっぱなしになっている。出先で買ったものの、飲まなかった缶コーヒー。読み終わった本。歩き回って疲れた足に吹き付けた、エアーサロンパ...

  • せーらー話。

    時々通る学校の前を歩いていて、なんかヘンだなと思ったら、学生の制服が変わっている。以前はセーラー服と詰襟だったのが、男女とも軽快なブレザーになったようだ。ズボンを選んで穿いている女子がいるのも、今っぽい。私の学校も昔はセーラー服だった。みんなのは、脇のファスナーを開けてかぶって着るタイプ。でも私のは、襟の合わせ目から下がオープンファスナーで、ジャンパーのように前が全開して、羽織れるようになっている...

  • あめだま話。

    帰宅したら、1日持ち歩いたバッグを、リビングでひっくり返し、中身をドサッとあける。サイフや定期券など、明日も使うものは戻し、ゴミを捨てて、ハンカチは洗濯機に。ランドセルを背負っていた時代からの習慣だ。モノの行先があらかた決まった後に、ポツンと個包装のアメ玉がひとつ。あ そっか 今日はフクイさんと会ったんだ全国的に有名なオバチャンのアメチャン配り、実際にくれる人はあんがい少ない。かつて合唱団で歌って...

  • さしひき話。

    明け方からの雨は、家を出るときには止んでいた。ふだんは朝、降ってなければカサは持たない(→あめふり話。)ことが多いけれどついさっきまで降ってたしなア…少し迷って、折畳みのカサをバッグに入れた。バス停までは大丈夫だったが、しばらく乗っているうちに、窓にポツポツしずくがつき始めてあー やっぱ降ってきたか…駅に着いたときは小雨。駅前のバスターミナルは屋根付きなので、カサは開かず、小走りで駅構内に飛び込む。...

  • ミズヌレ本。

    読みたいと思う本、全部を買っていたら、お金がいくらあっても足りない。引っ越すたびに、スーパーよりまず図書館を探し、借りられる本は借りて読む。長く利用していると、公共図書館の予算が、おそらくジリジリ減らされていると実感される。新刊の入荷も少なくなっているし、なにより蔵書の状態が悪い。以前なら廃棄されていたようなボロい本がはー オレまだ貸し出されるの? いいかげん疲れた表情で、書棚に並び続けている。図...

  • オクッタ本。

    月日は巡り、一向に定着しないサンジョルディの日が、またやってきた。スペイン、カタルーニャ地方に起源を発する本を贈り合う日だという。以前、人に本をあげた経験はないと書いた(→ハンメン本。)が、1つだけ思い出した。それははるか昔、典型的なバブル期の会社員として、寝る間も惜しんで働いていた頃。将来の不安も、仕事への疑問も、忙しさに押し流され、ボーナスにごまかされて、感じなくなっていたある日、後輩のケイち...

  • きりよい話。

    朝の家事が終わって、よっこらしょとパソコンの前に座り、メールチェックのあとブログを開く。出かける予定が無いときの日課である。見慣れたトップページに、当たり前だが、昨日自分が書いた記事が載っている。コメント欄を見ようとスクロールする…と…アレ?引っかかりがあったものの、まずいただいたコメントを拝読して、戻ってみたらうおう!カウンターの数字が、すごいことになっている。私はクジ運が悪いので、ゾロ目とかキリ...

  • たたかう話。

    いただきまーす!景気づけに大声を出してみても夕飯のメニューがパッとしないので、卓上から注意をそらすため、テレビを点けた。なんでパッとしないかと言えば、昨日とまるで同じだからだ。ひとり暮らしの私は、2、3日分のオカズを1日1種類作りこのように食べている(→おかずの話。)。最小の努力で複数のオカズを食べようという工夫であるが、多すぎたり、足りなかったり、うまく周らないこともままある。今日は3日目でなく...

  • ねいるの話。

    テレビを点けたら、ネイルの特集をやっていた。昔はマニキュアを塗ったりもしたが、今は手先を使う仕事なので、爪は短く切ってしまう。ネイルと聞いて釘を思い浮かべてしまう者にとって、長く伸ばして、重くなるほど飾り付けた爪は、もはや想像の外である。長すぎる爪を見て、思うところはだれしも同じらしい。床に散らばった小銭を拾えるか?缶のプルトップは空けられるのか?腕時計のベルトは締められるか?すごい爪をくっつけた...

  • げいりー話。

    イテテ…にわかに差し込みをおぼえ、ご不浄に走った。衣更えは済ませたものの、寝具が冬物のままなので、夜中に暑くなって布団をはね、お腹が冷えたかもしれない。便座にオシリを委ね、自然の呼び声のなすがままの数分。ヨロヨロと扉を出て、ある人の名を呟く。ウウウ… ゲイリー トミタ…(「伝染るんです」吉田戦車著 小学館刊)謎の男、ゲイリー富田。恰幅のよい中年男性であること以外、プロフィルは不明。胃腸が丈夫な私のも...

  • まじょの話。

    あの頃私は、魔女と呼ばれていた…えらく不穏な書き出しになってしまったが、事実である。その昔、学校帰りにパフェやクレープを食べるのは、女子学生の楽しみであった。甘いもの好きな友だちいわくあそこのクレープはクリームがたっぷりよ!ここのパフェは山盛りだから 椅子から立たなきゃおいしさ=物量であるあたり、若さだなアと思う。私は今も昔も、甘いものが得意ではないうえ、小遣いがあまり潤沢ではなかった。たまに懐の...

  • だぶるの話。

    私はオバサンなので、生協をやっている。晩酌の傍らカタログを見ているとあ、スモークチーズ…ツマミによさそうなチーズを見つけた。以前買ったことがあるのとは違って、これは初めて見る商品だ。熟成やW受賞の文字が輝くパッケージに、うっすら不吉な予感がしたがま、いっか…前のと値段は同じだし、なにせビールを飲みながらなので、あまり考えもせずポチリと注文した。翌々週の配送日、届いたチーズを手にとったときあ やっぱり…...

  • てをきる話。

    今日は朝から職場で会議。ここ数年リモートで、こうして顔を合わせての打合せは本当に…久しぶりだなア…ちょっとした感慨を抱きつつ、なんだかむずがゆかったので、無意識に手の甲を掻いた。…なんですけど…あ、その件は…私が発言しようとしたときキャッ!…血!隣にいた同僚が悲鳴を上げたので、おどろいて手元に目をやるとなんでこんなとこに傷が…先ほどポリポリ掻いた箇所は、浅い切り傷だったみたいだ。ゴメンナサイと断って、と...

  • いかいか話。

    点けっぱなしのテレビで、タレントがブラブラするコーナーが終わったら、お料理に変わった。(→関西テレビ よ~いドン!)毎週旬の食材をひとつ、テーマに取り上げるコーナーである。今日の食材は…漫才コンビが画面に示した竹ざるの上には… ホタルイカで~す!桜色の小さなイカが並んでいる。ホタルイカといえば富山湾が有名であるが、じつは関西ではよく獲れて、あんがい身近な食材だ。下処理して茹でたものを買えば調理も手軽...

  • ぎざぎざ話。

    郵便局に行ったら、窓口にチラシが貼ってあった。硬貨取扱料金改定のお知らせ今まで50枚を超すとかかった手数料が無料になるなど、引下げになるという。諸式高騰の折柄、値下げとは珍しいことだ。一部の銀行で硬貨の入金に手数料が要るようになった、というニュースを最初に聞いたときはあー これで小銭貯金もなくなるな…思ったものだが、小銭を貯めたい人の気持は、意外に強かったのかもしれない。不評だった手数料を下げると...

  • かたのに話。

    このごろあんまり眠れないし、寝ても疲れが取れない。朝起きた瞬間から、肩が凝っている。季節の変わり目によくある不調だ。休むほどではないけどくたびれているのに、仕事のあと、お稽古がある。仕事にプラスになるかな?と、始めた習い事で、大雑把に例えるなら、シェフが陶芸を習ってお皿を作る、みたいなことである。月に2時間のお稽古で、できることは限られているので次のお稽古までに ○○しておいてくださいね毎回課題が出...

  • かしぱん話。

    以前テレビで見た人気ピアニストは、母親からスパルタ的音楽教育を受け、朝から晩までピアノ漬けの幼少期を過ごしたそうだ。ところが、その同じ母親が、彼に子供が生まれておばあちゃんになると子供はのびのびと育てるのがいちばん!ぬけぬけと言うので、彼もあきれてしまったという。鬼の形相で子供を叱り飛ばしていたことはすっかり忘れ、都合のいいことばかり覚えていて、母親としての自画像を描いているのである。私も母親の1...

  • もんどう話。

    朝のワイドショー。おはようございま~す!画面が切り替わったと思うと、レポーターの誰だかが、中継先のどこだかで、大声を出している。今朝はドコソコの ナントカ工場にお邪魔していま~す名物のなんだかを紹介するらしい。スタジオの ダレソレさ~ん!あ、例のアレか。テレビを見ていて、おそらく世界一ムダだと思うことはこの 大~きなタンクの中 何が入ってると思いますかァ?クイズとも言えない、謎の問答である。スタジ...

  • にっしょく話。

    経済番組を見ていたら、皆既日食の話題が出た。アメリカで観測されたのは2017年以来とか(と言われてもつい最近のような気がするが)、各地で日食フィーバーが起きている、と報じていた。ナイヤガラの滝やタイムズスクエアに集まって、お揃いの保護メガネをかけ、ヒューだのフーだの騒ぐ様子が映る。イベントや関連商品での経済効果は15億ドルにのぼるとやら、へえ~と思っているととつぜん画面上のカロリーと血糖値が跳ね上...

  • 4と9の話。

    よく買物する店の駐輪場は、前輪を突っ込んで停めると、ガチャンとロックがかかるタイプ。店の周りにずらっと並んだラックには、番号が振ってあって、ロックを解除するときは、精算機にその番号を入力する。この駐輪場では以前、精算機の故障で足止めを食った(→てんちょう話。)ことがあってひょっとして また壊れるんじゃないか毎回ちょっとビクビクで利用している。壊れたらヤダなあと思いつつ、できることといえば、少しでも...

  • あすてか話。

    花が散る前に間に合ったランチ会(→ぐるめの話。)。お勧めの店の、おいしい料理に話が弾む。…だよね~あ~ハイハイ あの角のヘンなマンションねえ?そんなのあった?あるよホラ あの、アステカ文明~!みたいな…へ?アステカ?そうそう 2段に塗り分けてあって…茶色で ギザギザで……あ~アレかァ!念のため申し添えるが、我々はメソアメリカの専門家ではない。その建築について語れ、と言われても、誰ひとりまともな答えは出せ...

  • ぼうせん話。

    帰りの電車で読む本を求めに、古書店に入る。ハードカバーは荷物になるので、店先の均一台から、文庫本を1冊選んで買った。空いた電車に乗り込んだら、端っこの席に座り、バッグを膝にのせて、本を開く…と…あっ!シマッタ…前の持主が、傍線を引いている。いつもなら必ず、ページをパラパラ繰ってから買うのに、ダストジャケットがキレイだったものだから、油断した。古書にはよくあることだけれど、知らない誰かが重要だと思って...

  • かふぇーの話。

    家族LINEになにやらオシャレげな画像が来たと思ったらねえねえこのカフェ行った?続いてイモートのメッセージが入った。見ればうちの近所だが、お店に疎い私(→ぐるめの話。)はもちろん知らなーい 流行ってんの?気のない返事をしたら知らないの?インスタ上がってるよ!チッ、またインスタか。あんなもんのせいで、地元を離れて30年、首都圏住まいのイモートが、私より私の近所に詳しくなるのだ。わが街は基本、ただのイナカ...

  • ぐるめの話。

    お花見ランチに行きましょう、ということになった。グループLINEで日時を決めたら、場所の打合せ。ピッツェリアナントカはどう?いいわね~ ランチはピザ食べ放題だしちょっと見てみたら 予約いっぱいみたい残念!じゃあドコソコカフェは?テーブルが小さいしちょっとうるさくない?あそこはビストロカントカに元いたシェフがオープンしたのよねデザートはおいしいけど…談論風発、しかし私は一言もさしはさめなかった。なにしろ...

  • こふんの話。

    週末バスが混んでた、と同僚のムラカミさんが言う。お宅はたしか、近郊の閑静な住宅地で、混雑する印象はない。なんで…あ お花見ですか?ちがうちがう アレよ…デスクにボールペンを置くと、手をクネクネ動かして見せたのでアレ?…ああ!アレ! 察しの悪い私もさすがに気がついた。ムラカミさんのおうち周辺はこんな感じ↓のよく整備された新興住宅地で、広い公園もある。その公園の一角にあるのがそう、ちかごろ注目を集めた古墳...

  • みやびな話。

    今日は週に1度の生協の配送日。届いた品物は、すぐに冷蔵庫には入れず、マットの上に並べて明細と突合する。ごくたまに足りなかったり、頼んでないものが入ったりすることもあるので、念のためだ。プリントしたお届け明細を声に出して読んでいると絹豆腐…低脂肪乳…プチトマト…あれ?鶏のモモ肉…カボチャ半分…なぜだろう、優雅な気分だ。にら…もやし…チクワ…厚揚げ…ヨーグルト…これは…温泉玉子…ささがきゴボウ…アレだな。さあ皆さ...

  • はなどき話。

    あちこちで、遅い花の便り。はやく換えなきゃ、と思いつつ、つい無精して冬物の寝具で寝てしまった日の明け方、長い夢で目を覚ました。私は、修学旅行で宿にいる。なにしろ夢だから、自分が生徒だか先生だか、どこの場所なのかもわからない。とにかく出発時刻が迫っていて、荷造りしなければならないのに、なぜか部屋はがらんどうで私の荷物はどこ?焦って探し回るとカギのかかった部屋の前に出た。カギがかかっていて入れないのに...

  • いつわる話。

    思いつきで参加した、地元のバスツアー(→つあーの話。)。車内を見回せば、3、4人連れのお友達同士が多いが、ぽつぽつとひとり旅らしき人もいた。午前中は古墳巡り。スマホ手に手に賑やかに写真を撮り合うグループ客のあいだを、ひとり客はそれぞれ、フワフワと漂うように回遊している。私もまた、人だかりを避け、見たいところだけ見て楽しんだ。やがて集合時間、再びバスに乗り込んで、昼食場所へ。団体客向けの広い会場には...

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