1960年代当時、アメリカ人が思い描いたラテンとは? ジャズ・トランペット奏者、チェット・ベイカー(Chet Baker)の一風変わった盤で、1966年に録音・リリースされたのが、この『ハッツ・オフ(Hats Off)』
ロック、ジャズ、ポップス、ラテンなど、名盤や名曲を紹介する独り言です。
ザ・マリアッチ・ブラス・フィーチャリング・チェット・ベイカー 『ハッツ・オフ(Hats Off)』
1960年代当時、アメリカ人が思い描いたラテンとは? ジャズ・トランペット奏者、チェット・ベイカー(Chet Baker)の一風変わった盤で、1966年に録音・リリースされたのが、この『ハッツ・オフ(Hats Off)』
アート・ペッパー with ジャック・シェルドン 『ある恋の物語(Historia de un Amor)』
晩年のペッパーによる西海岸ジャズの芳香 アート・ペッパー(Art Pepper,1925年生、1982年没)の人生は、ヤク中で身を持ち崩し、誉められたものではなかったかもしれない。若き日の煌めきは明らかに色褪せて
ドリー・パートン、エミルー・ハリス、リンダ・ロンシュタット 『トリオ(Trio)』
“夢の共演”を実現させたヒット盤 ドリー・パートン(Dolly Parton)は、1946年生まれのカントリー音楽を代表する女性ミュージシャン。エミルー・ハリス(Emmylou Harris)は、1947年生まれでカントリー・ロッ
エウヘニア・レオン 『ア・ロス・クアトロ・ビエントス(A los 4 vientos)』
円熟と貫禄、安定の歌声 エウヘニア・レオン(Eugenia León)は、メキシコの女性シンガー。1956年、メキシコシティ近郊の生まれなので、現在では70歳で、芸歴は40年をはるかに超える。そんな彼女が60歳を過ぎ
ミゲル・リオス 『ミゲル・リオスとラテン・ロックのスターたち(Miguel Ríos y las estrellas del rock latino)』
ラテン・ロックの有名アーティストらとの共演 『ミゲル・リオス・イ・ラス・エストレジャス・デル・ロック・ラティーノ(Miguel Ríos y las estrellas del rock latino)』とカナ書きすると長ったらしいの
パイロット 『セカンド・フライト(Second Flight)』
2度目も成功のフライト 1974年にデビュー盤(参考過去記事)を発表し、「マジック」をヒットさせたパイロット(Pilot)は、翌75年にセカンド作を発表している。表題は、ある種そのまんまの『セカンド・フラ
クライグ・フラー/エリック・カズ 『クライグ・フラー&エリック・カズ(Craig Fuller/Eric Kaz)』
通好みの隠れた名盤 クライグ・フラー(Craig Fuller)は、1949年、オハイオ州の出身。カントリー・ロック・バンドのピュアー・プレイリー・リーグでの活動のほか、1980年代にはローウェル・ジョージ亡き後
ヴァンデンバーグ 『ネザーランドの神話(Vandenberg)』
世界進出の足がかり ヴァンデンバーグ(Vandenberg)は、オランダのギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグ(Adriaan van den Berg,オランダ語だとアドリアーン・ファン・デン・ベルグと読むのだろう
ストラトヴァリウス 『フォース・ディメンション(Fourth Dimension)』
メロディックかつシンフォニックにカッコよく ストラトヴァリウス(Stratovarius)は、フィンランド出身のメタル・バンド。北欧的なメロディアス、シンフォニック、ネオクラシカルといった特徴を持つ。記憶に
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ワム! 『エッジ・オブ・ヘヴン(Music from the Edge of Heaven)』
日本と北米限定のラスト盤 1982年にレコード・デビューしたジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーから成るデュオ、ワム!(Wham!)は、1986年の解散までの間に多くのヒット曲を残した。アルバムとし
勢いに乗る世界的ヒット第二弾 モン・ラフェルテ(Mon Laferte)は、本名のモンセラー・ブスタマンテ(Monserrat Bustamante)として出身国チリで一度メジャーデビューしているものの、グラミー賞の場に名を
パブロ・ミラネス&ビクトル・マヌエル 『エン・ブランコ・イ・ネグロ(En blanco y negro)』
スペイン人とキューバ人、2人の男性シンガーの邂逅 パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)は1943年キューバ出身のシンガーソングライター。キューバの新しいトローバ(ヌエバ・トローバ・クバーナ)の牽引者と
トッド・ラングレン 『ウィズ・ア・トゥイスト(With a Twist…)』
“一捻り”を利かせたセルフ・カバー作 トッド・ラングレン(Todd Rundgren)は、ソロやバンドでのアーティストとしての活動のほか様々な作品のプロデュースを手掛けるなど、とにかく多才な人である。その才能
グレアム・パーカー 『ユア・カントリー(Your Country)』
リラックス感が心地よい第16作 グレアム・パーカー(Graham Parker)は、1950年、ロンドン生まれのロック・アーティスト。1970年代にデビューし(デビュー盤過去記事)、当時の英国のアーティストとしては、
プリティ・メイズ 『レッド・ホット&ヘヴィ(Red, Hot and Heavy)』
デンマーク発バンドのメジャー・デビュー盤 プリティ・メイズ(Pretty Maids)は、デンマークで結成されたヘヴィメタル・バンド。シン・リジィやレインボーに傾倒するケン・ハマー(ギター)を中心に1980年代
ゲイリー・ムーア 『ラン・フォー・カヴァー(Run for Cover)』
メロディアスにカッコよく ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、1952年、北アイルランドの出身のギタリストで、2011年に58歳で没している。スキッド・ロウ、シン・リジィでの活躍後、ソロでの活動を展開した。
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ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 「ハート・オブ・ロックンロール(The Heart of Rock & Roll)」
気まぐれ80s~第15弾(その10) 最後は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の明るいロック・ナンバーです。サンフランシスコを拠点として下積みの末にデビューしたヒューイ・ルイス
クラブ・ヌーヴォー 「リーン・オン・ミー(Lean On Me)」
気まぐれ80s~第15弾(その9) クラブ・ヌーヴォー(Club Nouveau)は、1986年に結成されたR&Bのグループ。同年にファースト作『ライフ・ラヴ&ペイン』を発表しましたが、そこに収められた「リーン・オン・
気まぐれ80s~第15弾(その8) 1980年代後半、ワールド・ミュージックの広まりとともに、注目された女性シンガーの一人がイスラエル出身のオフラ・ハザ(Ofra Haza)でした。この「イム・ニン・アル(Im Nin
カルチャー・クラブ 「カーマは気まぐれ(Karma Chameleon)」
気まぐれ80s~第15弾(その7) 今回は、ボーイ・ジョージを中心とするイギリスのニューウェーヴ/ニューロマンティックのバンド、カルチャー・クラブ(Culture Club)の有名なヒット曲です。1982年にデビュ
エイジア 「ヒート・オブ・ザ・モーメント(Heat of the Moment)」
気まぐれ80s~第15弾(その6) さて、今回はエイジア(Asia)というバンドのヒット曲です。1982年にデビューしましたが、メンバーは既にプログレ界で実績のある面々からなっていました。プログレッシヴ・ロ
ブライアン・アダムス 「ラン・トゥ・ユー(Run To You)」
気まぐれ80s~第15弾(その5) ストレートなロック・ナンバーをもう一つ続けます。1984年の『レックレス』が世界的大ヒットとなったブライアン・アダムス(Bryan Adams)の楽曲です。このアルバムからの先行
ジョン・クーガー 「青春の傷あと(Hurts So Good)」
気まぐれ80s~第15弾(その4) さて、この辺りで直球のロック・ナンバーを取り上げてみたいと思います。ジョン・クーガー(John Cougar)は、現在では本名のジョン・メレンキャンプ(John Mellencamp)を名
カイリー・ミノーグ 「ラッキー・ラヴ(I Should Be So Lucky)」
気まぐれ80s~第15弾(その3) 元気のいいナンバーをもう1曲取り上げたいと思います。カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)の1988年のヒット曲「ラッキー・ラヴ(I Should Be So Lucky)」です。 カイ
ワム! 「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ(Wake Me Up Before You Go-Go)」
気まぐれ80s~第15弾(その2) 4月になり、新年度を迎えました。入社、入学など新しい生活の始まる時期です。そんなわけで、今回は元気いっぱいの1曲をピックアップしてみます。 ワム!(Wham!)は、ジ
気まぐれ80s~第15弾(その1) 久しぶりに1980年代の洋曲選をお届けします。動画とともに懐かしい名曲を振り返っていきたいと思います。 まずは、デュラン・デュラン(Duran Duran)の「リオ(Rio)」
マイケル・フランクス 『ブルー・パシフィック(Blue Pacific)』
AOR再燃期の好作 マイケル・フランクス(Michael Franks)は、1976年のメジャー・デビュー以降、アルバム制作を重ね、ジャズ側の関心のあるリスナーのみならず、AOR(大人向けロックを指す和製英語の略)志
バーニー・ケッセル/ハロルド・ランド 『エル・ティグレ(El Tigre)』
ジャケはべったりでも、中身はすっきり “人は見かけによらず”とは言うけれども、ひるがえって、“レコード(アルバム)も見かけによらず”。要するに、ジャケットのイメージと中身が一致しないことは、頻繁とは
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U2 『ヨシュア・トゥリー(The Joshua Tree)』
完成度マックスの大ヒット作 1984年の『焔』の後、U2は1987年までニューアルバムを発表することはなかった。とはいえ、バンドは既に成功を収めており、この間、ボノもしくはバンドそのものは、バンド・エイド
ブラッド・メルドー 『イントロデューシング・ブラッド・メルドー(Introducing Brad Mehldau)』
完成度の高いデビュー盤 ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)は、1970年、米国フロリダ州出身のジャズ・ピアノ奏者。ジョシュア・レッドマンやパット・メセニーなどとの演奏でも広く知られる。1993年にはス
ホアキン・サビーナ 『ジョ・ミ・メ・コンティーゴ(Yo, mi, me, contigo)』
人気絶頂期の多彩なサビーナ スペイン出身のシンガーソングライター、ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)にとって、1978年のデビュー盤から数えて10枚目のスタジオ作となったのが、1996年リリースの本盤
ジョン・サイモン 『ジョン・サイモンズ・アルバム(John Simon's Album)』
名プロデューサーによる極上の作品 ジョン・サイモン(John Simon)は、1941年生まれの米国の音楽プロデューサー。当初はコロンビア・レーベルの下で、後には独立したプロデューサーとして、とりわけ1960年代
レーニャ/ロセンド 「ソルプレンデンテ(Sorprendente)」
スペイン語ロック曲選・PART 6(その5) 最後は、再びスペインのロック・ナンバーです。レーニャ(Leña)というバンドによる1980年代初頭の「ソルプレンデンテ(Sorprendente)」という楽曲です。まずは曲を
ラ・クカ 「エル・ソン・デル・ドロール(El son del dolor)」
スペイン語ロック曲選・PART 6(その4) さらにメキシコのロック・バンドが続きます。今回は、ラ・クカ(La Cuca)の代表曲である「エル・ソン・デル・ドロール(El son del dolor)」というナンバーです。
カリフォルニア・ブルース 「ペルドナメ(Perdóname)」
スペイン語ロック曲選・PART 6(その3) 前回に続きメキシコのロック・バンドなのですが、今回は都市部の若者をターゲットとしたややベタな(といいながら、筆者的にはかなりツボにはまっている)バンドのナ
カイファネス/ハグアーレス 「ペルディ・ミ・オホ・デ・ベナード(Perdí mi ojo de venado)」
スペイン語ロック曲選・PART 6(その2) 続いては、1980年代末から1990年代前半にかけてのメキシコのロックシーンを牽引したカイファネスの有名曲です。「ペルディ・ミ・オホ・デ・ベナード(Perdí mi ojo d
ミゲル・リオス 「歓喜の歌(Himno a la alegría)」
スペイン語ロック曲選・PART 6(その1) 久々にスペイン語ロック曲選です。5回にわたって続けようと思いますので、よろしければお付き合いください。 最初の曲は、スペイン人シンガー、ミゲル・リオス
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ジョ・ジョ・ガン 『ジョ・ジョ・ガン 2ND(Bite Down Hard)』
セールスにはつながらずともひた向きに精進した1枚 ジェイ・ファーガソン(ギター、ヴォーカル、キーボード)を中心とするバンド、ジョ・ジョ・ガン(Jo Jo Gunne)は、派手なヒットを連発することもなけれ
健在ぶりを示したうまさと安定感の作品 アナ・ベレン(Ana Belén)は、1951年マドリード生まれのスペイン人アーティスト。歌手としてだけでなく、俳優や監督などマルチな活動を展開してきた。2018年にリリー
個性的なヴォーカル世界 バネーサ・マルティン(Vanesa Martín)は、スペイン南部のマラガ出身の女性シンガー、シンガーソングライター。2006年にデビュー盤『アグア』を発表し、その後、所属レーベルを変更
サビーナ曲選 PART 2(その5) さて、ホアキン・サビーナ曲集、第2弾の最後の曲は、「ポスダータ(Postdata)」です。これまでのところ最後にリリースされたスタジオ作(2017年の『ロ・二エゴ・トド』)に
サビーナ曲選 PART 2(その4) ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)曲選の第2弾の4回目です。今回の曲は、「コンティーゴ(Contigo)」というナンバーです。1996年のヒット盤『ジョ・ミ・メ・コンティー
ホアキン・サビーナ 「イ・ノス・ディエロン・ラス・ディエス(Y nos dieron las diez)」
サビーナ曲選 PART 2(その3) 今回は、少し曲調の異なるホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)のナンバーを取り上げたいと思います。1990年のアルバム『フィシカ・イ・キミカ』に収められ、シングルとして
ホアキン・サビーナ 「キエン・メ・ア・ロバード・エル・メス・デ・アブリル(¿Quién me ha robado el mes de abril?)」
サビーナ曲選 PART 2(その2) 続いては、1988年のアルバム『エル・オンブレ・デ・トラッヘ・グリス(灰色のスーツの男)』に収録されたホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)の楽曲です。 「キエン・
ホアキン・サビーナ 「カジェ・メランコリーア(Calle Melancolía)」
サビーナ曲選 PART 2(その1) ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)は、1949年、スペイン南部出身のシンガーソングライター、詩人。ただのシンガーソングライターやポップシンガーというのではなく、詩的
ハンブル・パイ 『サンダーボックス(Thunderbox)』
ルーツとなる音楽が強く打ち出された盤 ハンブル・パイ(Humble Pie)は、ピーター・フランプトンとスティーヴ・マリオットを中心に形成された。既にミュージシャンとして知られた2人によるいわゆる“スーパ
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レナード・コーエン 『ある女たらしの死(Death of a Ladies' Man)』
フィル・スペクターのプロデュースによる第5作 レナード・コーエン(Leonard Cohen, 1934-2016)は、カナダはモントリオール出身のミュージシャン、詩人。シンガーソングライターとしては、1967年のデビュー
ジョン・ホール 『ラヴ・ダズント・アスク(Love Doesn’t Ask)』
豪華ゲストを迎えた成熟の盤 ジョン・ホール(John Hall)は、1948年、ボルチモア出身のミュージシャン。1970年にソロ・デビューし、オーリアンズというバンドでの活動などで知られる。そんな彼は、21世紀に
“東のTOTO”のデビュー盤 西海岸のスタジオ・ミュージシャンが集まって1970年代末にデビューし、成功を重ねていったのがTOTO。一方、東海岸のミュージシャンが似たような形で集まり、バランス(Balance)と
マジェラン 『アワー・オヴ・レストレイション〜伝承〜(Hour Of Restoration)』
宇宙を航海するプログレ・ハード・バンドのデビュー作 マジェラン(Magellan)は、1985年にトレント・ガードナーとウェイン・ガードナーの兄弟(現在では両者とも故人)によって、米国カリフォルニアで結成
ザ・ラヴィン・スプーンフル 『デイドリーム(Daydream)』
フォーク・ロックを象徴するバンドの懐の深さ ザ・ラヴィン・スプーンフル(The Lovin’ Spoonful)は、1960年代に活躍した米国のバンドで、フォーク・ロックを代表するグループ。ジョン・セバスチャン(ヴ
マイケル・フランクス 『アート・オブ・ティー(The Art of Tea)』
独特のヴォーカル世界への誘い マイケル・フランクス(Michael Franks)は、1944年カリフォルニア州出身のスムースジャズ/AORのアーティスト。個性的な独特のヴォーカルが特徴で、いわゆるクワイエット・ス
イジー・ストラドリン・アンド・ザ・ジュ・ジュ・ハウンズ 『イジー・ストラドリン・アンド・ザ・ジュ・ジュ・ハウンズ(Izzy Stradlin & the Ju Ju Hounds)』
絶頂期GN'Rを脱退したギタリストのソロ・プロジェクト盤 イジー・ストラドリン(Izzy Stradlin)は、ガンズ・アンド・ローゼズ(GN'R)の創設時からのメンバーであったが、『ユーズ・ユア・イリュージョン
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フィリー・ジョー・ジョーンズ&エルヴィン・ジョーンズ 『トゥゲザー!(Together!)』
モダン・ジャズの立役者となった2人のドラマーによる双頭盤 フィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)は、1923年、ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ(そもそも“フィリー”の名称は、フィ
ティモシー・B・シュミット 『テル・ミー・ザ・トゥルース(Tell Me the Truth)』
声のよさが生かされた第三作 ティモシー・B・シュミット(Timothy B. Schmit)は、アメリカ西海岸出身のベーシスト。1970年代、ポコでの活動後、イーグルスのメンバーだったことで知られる。1980年代に入っ
ザ・グレッグ・オールマン・バンド 『嵐(Playin' Up a Storm)』
オールマン・ブラザーズの弟によるリーダー盤 グレッグ・オールマン(Gregg Allman)は、デュアン(デュエイン・オールマン)の弟で、オールマン・ブラザーズのヴォーカリスト。1947年テネシー州出身で、20
ケニー・ドーハム 『ケニー・ドーハム・クインテット(Kenny Dorham Quintet)』
愛すべきトランぺッターの初リーダー作 ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)は、代表作とされる『静かなるケニー』の人気もあって、よく知られたトランペット奏者である。ジャズ音楽の発展史の中で大きく評価
ベニー・ゴルソン 『ターニング・ポイント(Turning Point)』
安定したトリオとのワンホーン盤 ベニー・ゴルソン(Benny Golson, 1929年生まれ、2024年死去)は、作曲家・編曲家でもありつつ、テナー奏者としてもまた優れた音楽家であった。そんな彼のテナー・サックスを
HAPPY NEW YEAR 2025 新たな年が明けました。年齢を重ねるにつれ、1年がどんどん短くなるような気がします。このブログも早15年が経過しました。とはいえ、本年も少しずつ記事をアップしていきたいと思っています
2024年に亡くなったアーティストたちを偲んで(中編) 前回に引き続き、2024年に亡くなったミュージシャンたちの何人かについて、動画を交えながら振り返ってみたいと思います。 7月22日、ブルース・ロッ
ガトー・バルビエリ「エル・アリエーロ(El Arriero)」、カーティス・フラー「ザ・コート(The Court)」、デクスター・ゴードン「モーダル・ムード(Modal Mood)」
2024年を振り返って(2/2) 前回記事に続き、アルバムを扱った今年の記事の中から収録曲を取り上げていきたいと思います。最初は、ガトー・バルビエリ(ガート・バルビエリ)の『フェニックス』に収められ
2024年を振り返って(1/2) 年末ということで、何曲か動画とともに、今年記事として取り上げたアルバムからのナンバーをピックアップしてみたいと思います。まずは、不世出の天才ギタリスト、ダニー・ガッ
2024年に亡くなったアーティストたちを偲んで(後編) 今年亡くなった方々の楽曲をということで、この後編、まずは11月3日に逝去したクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)です。ポピュラー音楽からジャズの
2024年に亡くなったアーティストたちを偲んで(前編) だんだんと年末が近づいてきて、一年を振り返るという機会も増えてきました。悲しいけれど、何人ものミュージシャンが今年、この世を去りました。そのうちの
1か月以上更新していませんでしたが、INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りくだ
2024年クリスマス曲集(その10) 2024年のクリスマスも目の前となりました。ここのところ、クリスマス曲やクリスマス盤を取り上げてきましたが、今回で一区切りということにしたいと思います。 最後は
シーロー・グリーン&ロッド・スチュワート 「メリー・クリスマス・ベイビー(Merry Christmas, Baby)」
2024年クリスマス曲集(その9) ロッド・スチュワート(Rod Stewart)が年齢を重ねてからの作品は、懐メロ集のようなものが多くなってしまって、個人的にはがっかりしていたのですが、そんな中、このクリス
シカゴ 「ウィンター・ワンダーランド(Winter Wonderland)」
2024年クリスマス曲集(その8) 今回は、シカゴ(Chicago)による定番クリスマス曲です。このバンドは複数のクリスマス・アルバムを残していますが、1998年に発表したクリスマス盤(表題は『シカゴ25―ザ・ク
スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ 「クリスマス・タイム(It's Christmas Time)」
2024年クリスマス曲集(その7) さて、今回はモータウンの設立に関わり、副社長も務めたブラックミュージック界の大物によるクリスマス曲です。スモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)という人は、楽曲
イングヴェイ・マルムスティーン 「スタファン(Staffan (var en stalledräng))」
2024年クリスマス曲集(その6) アルバム紹介を2回挟みましたが、その前に取り上げたのは、サンタナによるクリスマス曲でした。ギターインストと言えばやはりこの人の演奏も、ということで、今回は、イング
ジミー・スミス 『クリスマス・クッキン(Christmas Cookin')』
ファンキーでソウルフルなジャズ・クリスマス盤 ジャズ・オルガン奏者のジミー・スミス(Jimmy Smith)がキャリア絶頂期に吹き込んだクリスマス盤が、この『クリスマス・クッキン(Christmas Cookin')』であ
伝統的クリスマス・ソング集 ジョーン・バエズ(Joan Baez)は、1941年生まれのシンガーソングライターで、フォーク、フォークロックの分野で1960年代から先駆的な活躍をしたアーティストである。そんな彼女
サンタナ 「ポサーダ(Posada(Pilgrimage to Bethlehem))」
2024年クリスマス曲集(その5) 今回は、サンタナ(Santana)によるクリスマス曲です。カルロス・サンタナを中心とするバンドで、1969年のデビューですから、優に半世紀を超えて活動しているレジェンド級の
エド・シーラン&エルトン・ジョン 「メリー・クリスマス(Merry Christmas)」
2024年クリスマス曲集(その4) 前回のミハーレスのクリスマス曲と同じように、“コロナ時代”のクリスマス企画といえるナンバーをもう一つ取り上げてみます。エド・シーラン(Ed Sheeran)とエルトン・ジョン
ミハーレス 「ベン・ア・カンタール(Ven a cantar)」
2024年クリスマス曲集(その3) 続いては、メキシコの有名シンガー、ミハーレス(Mijares)のクリスマス曲です。以前にクリスマス・メドレー(参考過去記事)を取り上げていますが、今回の曲やそれらメドレ
ダリル・ホール&ジョン・オーツ 「ジングル・ベル・ロック(Jingle Bell Rock)」
2024年クリスマス曲集(その2) ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)は1970年代後半から1980年代にかけて多くのヒットを飛ばしたデュオでした。彼らが人気絶頂にあった1983年にノン・
リンダ・ロンシュタット 「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス(Have Yourself a Merry Little Christmas)」
2024年クリスマス曲集(その1) 気がつけば、もうジョン・レノンの命日(12月8日)。そして、毎年この頃になると、街ではクリスマス向けのBGMがそこかしこで聞こえてくるようになります(昨日も街中でそうし
デイヴ・メイスン 『流れるままに(Let It Flow)』
1977年発表の成功作 デイヴ・メイスン(Dave Mason)は、英国ウスター出身のロック・アーティスト。トラフィックで活躍したのち、いくつものソロ作を発表していった。本盤『流れるままに(Let It Flow)』は
バッファロー・スプリングフィールド 『バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)』
ロック発展史の中で欠かせない金字塔 バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)は、1966年から68年まで、期間にしてわずか2年ほどしか存在しなかったバンドである。スティーヴン・スティル
ベッカー&フェイゲン 『ファウンダーズ・オブ・スティーリー・ダン(Founders of Steely Dan)』
スティーリー・ダン前夜のベッカーとフェイゲン 一方のウォルター・ベッカー(Walter Becker)は、1950年ニューヨーク生まれのドイツ系アメリカ人。もう一方のドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)は、2歳
シカゴの隠れ名曲選(其の5) 前回記事の「ぼくらの世界をバラ色に」によって、頭の中の考えがすっかりテリー・キャスの方に向いてしまいました。そんなわけで、一区切りのこの5回目も、テリー・キャスの楽
シカゴ 「ぼくらの世界をバラ色に(Colour My World)」
シカゴの隠れ名曲選(其の4) 今回はぐっと時代をさかのぼり、1970年の第2作(『シカゴII(シカゴと23の誓い)』)に収められたナンバーです。 1969年のデビュー盤に続いて2枚組の大作となったこのアル
シカゴ 「ビガー・ザン・エルヴィス(Bigger than Elvis)」
シカゴの隠れ名曲選(其の3) さらに時代は下り、今回は2008年に発表された『シカゴ32 ストーン・オブ・シシファス』に収録された「ビガー・ザン・エルヴィス(Bigger than Elvis)」という曲です。 実
シカゴ 「ソング・フォー・ユー(Song for You)」
シカゴの隠れ名曲選(其の2) さて、時代はもう少し進んで、1980年発表のアルバム『シカゴ14』に収録されたナンバーです。このアルバムは、シカゴがコロンビア所属だった時代の最後の作品となりました。今回
シカゴの隠れ名曲選(其の1) シカゴ(Chicago)といえば、1960年代の末から現在まで長いキャリアを持つバンドですが、これまで本ブログでは、複数のアルバムを取り上げてきたほか、70年代のバラード選をや
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アマイア・モンテロ 『アマイア・モンテロ(Amaia Montero)』
実力発揮のソロ第1作 アマイア・モンテロ(またはモンテーロ,Amaia Montero)は、スペインの女性シンガーで、1990年代に音楽界で名を知られるようになった。スペイン北部のサン・セバスチャンで結成されたバ
シンプルな編成での秀逸盤 イギリス出身のミュージシャン、ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)が2008年にリリースした17枚目のスタジオ作が、この『レイン(Rain)』というアルバムである。 ジョー・
ジョン・レノン 『メンローヴ・アヴェニュー(Menlove Ave.)』
没後6年目のアウトテイク集 1980年、今風に言えば“育休”からの復帰を果たし、『ダブル・ファンタジー』を発表したばかりのジョン・レノン(John Lennon)は、凶弾に倒れて帰らぬ人となった。それから3年と少
リンダ・ロンシュタット 『ホワッツ・ニュー(What’s New)』
ネルソン・リドルによるプロデュース三部作の始まり リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)は、1970年代にポップ/ロックの世界でシンガーとして開花し、人気を得るに至った。そんな彼女が、1980年代に
グレアム・パーカー 『ストラック・バイ・ライトニング(Struck By Lightning)』
商業的な成功はさておき、玄人好みの上質なロック グレアム・パーカー(Graham Parker)は、1950年、英国ロンドン生まれのミュージシャン。アーティストとしての出自はパブ・ロックにタグづけされるものの、
アラン・パーソンズ・プロジェクト 『ガウディ(Gaudi)』
スタジオ作品の精度の高さを堪能できる盤 イギリスの音楽ユニット、アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)は、1975年から1987年まで活動した。この活動期間中にリリースされた最後の
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エア・サプライ 『ロスト・イン・ラヴ(Lost in Love)』
豪州発の世界的ヒット エア・サプライ(Air Supply)は、グラハム・ラッセルとラッセル・ヒッチコックの二人を中心とするポップ・ヴォーカル・グループ。1970年代後半にオーストラリア国内で注目されていたが
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1960年代当時、アメリカ人が思い描いたラテンとは? ジャズ・トランペット奏者、チェット・ベイカー(Chet Baker)の一風変わった盤で、1966年に録音・リリースされたのが、この『ハッツ・オフ(Hats Off)』
晩年のペッパーによる西海岸ジャズの芳香 アート・ペッパー(Art Pepper,1925年生、1982年没)の人生は、ヤク中で身を持ち崩し、誉められたものではなかったかもしれない。若き日の煌めきは明らかに色褪せて
“夢の共演”を実現させたヒット盤 ドリー・パートン(Dolly Parton)は、1946年生まれのカントリー音楽を代表する女性ミュージシャン。エミルー・ハリス(Emmylou Harris)は、1947年生まれでカントリー・ロッ
円熟と貫禄、安定の歌声 エウヘニア・レオン(Eugenia León)は、メキシコの女性シンガー。1956年、メキシコシティ近郊の生まれなので、現在では70歳で、芸歴は40年をはるかに超える。そんな彼女が60歳を過ぎ
ラテン・ロックの有名アーティストらとの共演 『ミゲル・リオス・イ・ラス・エストレジャス・デル・ロック・ラティーノ(Miguel Ríos y las estrellas del rock latino)』とカナ書きすると長ったらしいの
2度目も成功のフライト 1974年にデビュー盤(参考過去記事)を発表し、「マジック」をヒットさせたパイロット(Pilot)は、翌75年にセカンド作を発表している。表題は、ある種そのまんまの『セカンド・フラ
通好みの隠れた名盤 クライグ・フラー(Craig Fuller)は、1949年、オハイオ州の出身。カントリー・ロック・バンドのピュアー・プレイリー・リーグでの活動のほか、1980年代にはローウェル・ジョージ亡き後
世界進出の足がかり ヴァンデンバーグ(Vandenberg)は、オランダのギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグ(Adriaan van den Berg,オランダ語だとアドリアーン・ファン・デン・ベルグと読むのだろう
メロディックかつシンフォニックにカッコよく ストラトヴァリウス(Stratovarius)は、フィンランド出身のメタル・バンド。北欧的なメロディアス、シンフォニック、ネオクラシカルといった特徴を持つ。記憶に
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日本と北米限定のラスト盤 1982年にレコード・デビューしたジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーから成るデュオ、ワム!(Wham!)は、1986年の解散までの間に多くのヒット曲を残した。アルバムとし
勢いに乗る世界的ヒット第二弾 モン・ラフェルテ(Mon Laferte)は、本名のモンセラー・ブスタマンテ(Monserrat Bustamante)として出身国チリで一度メジャーデビューしているものの、グラミー賞の場に名を
スペイン人とキューバ人、2人の男性シンガーの邂逅 パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)は1943年キューバ出身のシンガーソングライター。キューバの新しいトローバ(ヌエバ・トローバ・クバーナ)の牽引者と
“一捻り”を利かせたセルフ・カバー作 トッド・ラングレン(Todd Rundgren)は、ソロやバンドでのアーティストとしての活動のほか様々な作品のプロデュースを手掛けるなど、とにかく多才な人である。その才能
リラックス感が心地よい第16作 グレアム・パーカー(Graham Parker)は、1950年、ロンドン生まれのロック・アーティスト。1970年代にデビューし(デビュー盤過去記事)、当時の英国のアーティストとしては、
デンマーク発バンドのメジャー・デビュー盤 プリティ・メイズ(Pretty Maids)は、デンマークで結成されたヘヴィメタル・バンド。シン・リジィやレインボーに傾倒するケン・ハマー(ギター)を中心に1980年代
メロディアスにカッコよく ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、1952年、北アイルランドの出身のギタリストで、2011年に58歳で没している。スキッド・ロウ、シン・リジィでの活躍後、ソロでの活動を展開した。
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気まぐれ80s~第15弾(その10) 最後は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の明るいロック・ナンバーです。サンフランシスコを拠点として下積みの末にデビューしたヒューイ・ルイス
気まぐれ80s~第15弾(その9) クラブ・ヌーヴォー(Club Nouveau)は、1986年に結成されたR&Bのグループ。同年にファースト作『ライフ・ラヴ&ペイン』を発表しましたが、そこに収められた「リーン・オン・
気まぐれ80s~Chapter 14(その3) ボブ・シーガー(Bob Seger)は、1970年代から1980年代にかけて人気を博したデトロイト生まれのロック・アーティスト。2004年にロックの殿堂入りを果たしています。
気まぐれ80s~Chapter 14(その2) 続いては、ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)の初期の代表曲「ウエスト・エンド・ガールズ」(West End Girls)」です。このユニット名はメンバーの2人の共通の
気まぐれ80s~Chapter 14(その1) 久しぶりの80年代曲選です。これまでと同様に、全10回を予定していますので、ぜひお付き合いください。 最初の曲は、スティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood)が19
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記憶のかなたから蘇って… 唐突ですが、昭和のナンバーを1つ。先日、外出先(というか、いつも昭和歌謡がBGMで流れているお店での話です)で、どこか聞き覚えのある昭和の曲が流れてきました。 “都会は海
時代を象徴する代表盤 モトリー・クルー(Mötley Crüe)は、1980年代初頭にロサンゼルスで形成されたヘヴィ・メタルのバンド。いわゆる“LAメタル”ムーヴメントを代表し、バンド名は“雑多なクルー”つまりは“寄
半世紀以上経っても輝き続ける超名盤 スモール・フェイセス(スモール・フェイセズ、Small Faces)は、1960年代後半に活躍した英国のバンド。本邦では人気がないどころか、その名前もさほど認知されなかっ
若きJ・D・サウザーのデビュー盤 J・D・サウザー(J. D. Souther, John David Souther)と言えば、イーグルスへの楽曲提供やウェストコーストの立役者といったイメージが強いかもしれない。そんなサウザ
追従者に終わらず、コルトレーンの先を切り開こうとする意欲作 アーチー・シェップ(Archie Shepp)は、1937年フロリダ出身のジャズ・サックス奏者。1960年からセシル・テイラーのバンドに加わり、その後、ジ
ブルーノートでのワンホーン名盤 デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)は、1950年代の大半をドラッグと刑務所暮らしで棒に振った。1961年、38歳にして初めてブルーノートに吹き込みを残すべく、ニューヨー
スウィングすべきか、せぬべきか… シェークスピア作の戯曲『ハムレット』の有名すぎるセリフに、“To be, or not to be”というのがある。これをもじって“スウィングすべきか、せぬべきか”としたのが、バーニ
現代イタリアン・ピアノの魅力 特に日本のリスナーにピアノ・トリオ好きが多いおかげで(加えて、某友人の影響もあったりして)、ついついでに“もう1枚”となって、聞いたことのないピアノ・トリオ盤などを買
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カントリーに傾倒したコステロ盤 デビュー以来、エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)は年に1枚のペースでアルバムを発表していったが、1981年は年頭に『トラスト』を発表し、さらに秋になってもう1枚、
ハードコアなハート作品 1976年にメジャー・デビューしたバンド、ハート(Heart)の初期のアルバムの中で最もハードコアなロック作品と言えるのが、本盤『べべ・ル・ストレンジ(Bébé Le Strange )』だろ
やさしさと包容力に溢れたヴォーカル カーラ・ボノフ(Karla Bonoff)は、ウエスト・コースト(西海岸)を代表する女性シンガーソングライターの一人で、1970年代後半にメジャー・デビューを果たした。前年
バンド活動停止前、最後の盤 1980年のロッド・プライスの脱退後、シングル曲「サード・タイム・ラッキー」が成功した後の彼らの道のりは決して順調ではなかった。バンドの新たな方向性を模索しようとするも結
世界的バンドへ飛躍した時期の力作 アイアン・メイデン(Iron Maiden)は1970年代後半に形成され、1980年にデビュー盤を発表した。その後、セカンド作の後にヴォーカルの交替もあったものの、毎年のようにア
新メンバーで臨んだ盤 ジェフ・ベックが主導したバンドであるジェフ・ベック・グループ(The Jeff Beck Group)は、一般に“第1期”と“第2期”に分けて語られる。前者は1967~69年の期間で、ロッド・スチュワー
多彩な演奏を見せるギタリストのデビュー盤 スティーヴィー・サラス(Stevie Salas)は、1964年、カリフォルニア州サン・ディエゴの出身で、ネイティヴ・アメリカンの血をひくギタリスト。1980年代から活動し