前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
網走の天都山にあるフラワーガーデン「はな・てんと」です。網走レークビュースキー場のゲレンデが6月~10月は花畑になっています。訪れたのは7月上旬でしたが、少し早かったようで、花はこれから咲いてくるような感じでした。この花畑はたくさんの小さな区画に分けられ、それぞれの区画を市民や団体が育てておられます。観光名所や市民の憩いの場として利用できるよう2002年から整備が始められました。訪れたときも朝早い時間でし...
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神戸市の原田の森ギャラリーで催されている「2023兵庫県彫刻家連盟展」に行きました。ここ数年は、この時期にこの会場で開催されています。そして昨年と同様に親しくさせていただいているお二人の方が出展されているので行きました。松原一彦氏 題名「サーカス「綱渡り」」 素材は真鍮ですが、それで筋肉、木、ロープなどの質感をうまく表現されています。島崎將氏 題名「発想のカラクリ」 作品の素材は発泡スチロールです。今...
地域タグ:兵庫県
とにかく暑いです。昨日は大阪の枚方が39.8℃という全国一の暑さでした。そして北海道にまで十勝地方に熱中症警戒アラートが出されました。池田町36.4℃、帯広市35.4℃など十勝地方を中心に道内各地で猛暑日を記録しました。下の写真は今夏のものではありませんが、帯広駅前の気温計は午後7時前でも33℃を示しています。北海道でも本州並みに暑い日があるのはもう数年前からです。ちなみに下の写真は北海道旅行の最後に立ち寄った苫小...
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関西の朝日放送「newsおかえり」というローカル情報番組で毎週火曜日に「なんでやねん」というコーナーがあります。関西各地の不思議な建物や道、鉄道などを取り上げ、朝日放送の古川アナとA.B.C-Z河合さんがその謎を探るという内容です。昨日は「神戸の公園にマヤ文明の遺跡みたいなのがあるのなんでやねん!?」というテーマでした。実は私は6年前にこの公園に行ったときにその建築物を見つけて同じ疑問を抱いたことをこのブログに...
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美瑛の四季彩の丘に行きました。こちらも訪れたのは久しぶりです。開園と同時くらいに着きましたが、すでに多くの人が来ていました。以前からルピナスを見たいと思っていましたが、ここにはたくさんの色とりどりのルピナスが咲いていて非常によかったです。平坦な場所ではなく、丘全体に花が咲いている景色は美瑛ならではという感じがします。見ている最中から雨が降り出し、このあとの予報では富良野周辺で大雨になるとのことでし...
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旭川方面から美瑛方面に車で向かうと美瑛町に入って最初に目にするのが「ぜるぶの丘」です。立ち寄った7月上旬はラベンダーが見頃でした。サルビアやポピーもちょうど見頃で、もう少しするとひまわりも満開になります。流行のコキアも植えてありました。秋には赤くなってきれいでしょうね。園の奥にはケンとメリーの木が見える展望デッキがありますが閉鎖されていました。何か事情があるのでしょうね。ちなみに下の写真は以前この...
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大河ドラマ「どうする家康」で今夜はいよいよ「本能寺の変」が描かれます。織田信長の居城だった安土城は本能寺の変の直後に何者かに燃やされ、現在は石垣や礎石などの遺構が残るだけです。安土城跡の近くにある「信長の館」(改修工事で休館中)には天主の5・6階部分が復元されています。これが燃やされずに現存していたら国宝クラスだったでしょう。豊臣秀吉、徳川家康が病気で亡くなったのに対して、織田信長は部下の明智光秀に...
北斗市にあるきじひき高原展望台です。標高560mに位置するパノラマ展望台からは絶景が広がります。この日は駒ヶ岳も全容が見えました。そして広角にすると駒ヶ岳の麓に大沼があるのが見えます。こうして見ると駒ヶ岳の噴火で大沼が出来た様子がよくわかります。地図で確認すると手前が小沼で向こうが大沼のようです。大沼には126の島々が浮かんでいますが、私のイメージと違い、沼全体に島々が満遍なく浮かんでいるのではなく狭い...
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大沼国定公園の中心である大沼です。駒ヶ岳の噴火でできた湖で、5.3㎢の湖に126もの島々が独特の景色を作っています。湖の周りにはいくつかの散策コースがありますが、一番短い「大島の路15分」コースを歩きました。途中「『千の風になって』名曲誕生の地」というモニュメントがあります。この曲を新井満氏が大沼湖畔で訳詞・作曲したことを記念して2008年に作られました。短い散策コースですが、それでも駒ヶ岳を背景に大沼を眺め...
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前回は伊勢の夫婦岩について書きましたが、調べると北海道にも幌加内、和寒、上富良野、斜里 厚岸に夫婦岩という名の岩があるそうです。ただ私は1つとして見たことはありませんし、聞いたこともありません。唯一見たことがあるのが余市町の夫婦岩です。下の写真が余市町の夫婦岩です。左がえびす岩で右が大黒岩です。名前の由来は七福神の「えびす様」と「大黒様」に似ているからとのことです。大黒岩の上には鳥居がありますが、...
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伊勢・二見浦にある夫婦岩です。夫婦円満や恋愛成就のシンボルとして有名です。このあたりにはたくさんのカエルの像があります。カエルは夫婦岩のある二見輿玉神社に祀られている猿田彦大神の使いとされているそうです。そして夫婦岩のすぐそばに「カエル岩」があります。出来すぎのような・・ちょうど今の時期は、夫婦岩の間から朝日が昇ります。さらに条件が整うと2つの岩の間に富士山も見えるそうです。全国各地に夫婦岩と呼ば...
養老牛温泉の湯宿だいいちの夕食です。席に着いたとき、すでに下の写真の品がセットしてありました。そして特製めんめの和風あんかけが運ばれてきました。写真は2人前で、このあと上手に取り分けてくれました。羅臼産ホッケの一夜干しです。脂がのっておいしかったです。焼き方が上手なのか家で食べるのと違って身がうまく剥がれて完璧に骨だけ残せました。ご飯は3種類から選べます。私は帆立の釜飯を選びました。あとは鶏の釜飯...
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前回紹介した養老牛温泉の湯宿だいいちの新しい玄関から入館します。左へ行くと見慣れたフロント前のラウンジに出ました。ここでチェックインです。前回はウエルカムドリンクがありましたが、このときはコロナの影響でありませんでした。新館の部屋は料金が安い分、山側で眺めは今ひとつです。しかし、部屋は広くて快適です。テレビも大画面でベッドに寝ころびながらでも十分見られます。写真に扇風機やエアコンが写っていますが、...
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回転寿司根室花まる中標津店に行きました。3年ぶり2回目です。この日の夕食のことを考えて昼食は少しセーブするつもりで行きましたが・・二階建てホタテ炙りホッキぼたんエビ炙りほっぺセーブどころか満腹になってしまいました。そもそもセーブするつもりで回転寿司店に行く段階で間違いですね。それにしても入店したのは土曜日の午後1時でしたが、待ち時間がないどころか、まだ空席がありました。やはりこのあたりまで来るとこう...
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帯広の北の音更町にある道の駅ガーデンスパ十勝川温泉です。2020年オープンの新しい道の駅です。売店のほか4つの飲食店があります。いくつかの店で買って真ん中のフリースペースで食べることもできます。水着で入る温泉施設もあります。十勝川温泉の特徴のモール温泉の湯に浸かれます。大人1500円です。温泉に入るほど時間がないという方には、外に無料で楽しめるモール温泉の足湯があります。屋根が付いているので雨の日も使えま...
地域タグ:北海道
滋賀県の隠れた名物のサラダパンです。最近ではテレビで紹介されることもあるので知名度が上がってきました。サラダといいますが、中身は細かく刻んだたくあんです。これがマヨネーズと合ってなかなかいけます。いろいろ試行錯誤された結果、たくあんとマヨネーズに行き着いたそうです。そしてこれも滋賀県の隠れた名物のとび太くん。道路脇に設置してドライバーに子どもの飛び出し注意を呼びかける人形です。同様の人形は全国にあ...
最近北海道では市街地でもよく出る野生のヒグマとは出会いたくありませんが、出会ってうれしい動物もいます。いわゆる看板動物です。私が直近の北海道旅行で出会った看板動物たちをまとめました。まずは白老の旅館ふる川にいたピレネー犬の「はる」です。もう1頭ピレネー犬「もこ」もいますが、おばあちゃんのため最近はあまり接客に出てこないそうです。「はる」も短時間の接客仕事を終えると奥へ下がっていきました。平取の義経...
ひとことで馬と言っても大きな馬から小さな馬までその大きさは千差万別です。今日は北海道で出会ったいろいろな大きさの馬を紹介します。軽種は体重400~500kgのスマートな馬です。その代表格はサラブレッドで、競走馬や乗用馬として活躍しています。下の写真は網走原生牧場の軽種のアラブ種です。それに対して重種は体重800~1000kgもある大きな馬です。昔は農耕馬として使われていました。ばんえい競馬のばん馬も重種です。下の...
地域タグ:北海道
石狩市にあるフロンティア乗馬クラブです。創業40年以上の老舗乗馬クラブで、サラブレットをはじめ数種類の馬が約30頭います。乗馬体験は30分と100分のコースがあります。このときは7km70分のトレッキングコースです。まず石狩川に沿って河口を目指します。それから日本海へ出て砂浜を走ります。なかなか走り応えのあるコースです。そして乗馬クラブに戻ると仕事が終わった馬たちはやれやれという顔をして休憩に入ります。札幌市...
地域タグ:北海道
静岡名物の静岡おでんを食べようと「海ぼうず」という店に行きました。私が行ったのはJR静岡駅構内の店ですが、本店は駅の南にあるようです。もちろん注文したのは「静岡おでん」です。単品ではなく8品の盛り合わせを注文しました。家内も同じものを注文しましたが、具の種類がが少し違っていました。ただ黒はんぺんなど代表的なものは共通していました。サイドメニューで「三島コロッケ」も注文しました。使用するジャガイモが三...
少し前に書いた富士山本宮浅間大社の参拝後に、お昼を食べようと目の前にあるお宮横丁へ行きました。ここでB-1グランプリで殿堂入りした富士宮やきそばをいただきました。市内の製麺業者の蒸し麺、肉かす、イワシの削り粉を使うのが富士宮やきそばの定義です。それ以外は店ごとにアレンジされていますが、こちらの「富士宮やきそば学会」の焼きそばはシンプルな味わいです。焼きそばを食べているときに「静岡おでん」の文字が目に...
地域タグ:静岡県
むかわ町の名産は何といってもししゃもです。以前に鵡川高校が甲子園に出場したときも「ししゃも打線」と呼ばれたくらいです。(意味は分かりませんが…) ちなみに一般のスーパーで売っているししゃものほとんどは代替魚のカペリンで、本物のししゃもはまったくといっていいほど味は違います。ということで道の駅むかわ四季の館のお土産コーナーでもししゃも関連の商品があふれています。下の写真はししゃもチョコです。考えるだ...
地域タグ:北海道
道の駅むかわ四季の館です。物産館ではお土産物を販売しています。ただこの道の駅の特徴は天然温泉施設やトレーニング施設、プール、図書館などがあり、むかわ町民に密着した道の駅だということでしょう。またむかわ町出身のノーベル賞学者鈴木章氏の記念館もあります。私が小さい頃の日本人のノーベル賞受賞者といえば川端康成、湯川秀樹、朝永振一郎でしたが、今や25名もおられるのですね。そして最近むかわ町が話題になったのは...
地域タグ:北海道
富士宮市にある富士山本宮浅間大社は全国の浅間神社の総本宮です。前回紹介した富士山世界遺産センターから歩いてすぐの場所にあります。拝殿は静岡県の有形文化財です。二重の楼閣となる浅間造りの本殿は徳川家康が造営し、国の重要文化財に指定されています。境内にある湧玉池は国の天然記念物です。よくある境内の池は濁っているのが普通ですが、この池の水は湧水なのでとてもきれいです。富士山の雪解け水が溶岩の間から1日20...
地域タグ:静岡県
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前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」全国巡回展がNHK京都放送局で開催中ということで行ってきました。これまで大河ドラマの巡回展に行くと、おもな登場人物の等身大パネルがありましたが、今回はそれが無く代わりに横浜流星さん演じる蔦屋重三郎をはじめ4人の登場人物の写真が展示してありました。展示の中でも目を引いたのは小芝風花さんが着用した花魁の衣装です。艶やかなデザインで重厚感もあり、ドラマの衣装を超え...
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の舞台は苫小牧ではないかという郷土史家の論考が新聞に出ていました。宮沢賢治は岩手県立花巻農学校教諭時代に修学旅行の引率で北海道を訪れており、作中に登場する活版や菓子店の場所が苫小牧市が所蔵する駅周辺の昭和初期の地図と一致するそうです。また鉄道車内で車掌に切符を見せる場面では、切符を「はがきくらいの緑色の紙」と表現しており、これは当時の国鉄の硬券切符ではなく、軽便鉄道...
礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
漫画「将棋の渡辺くん」の単行本最新刊が発売されたので、さっそく買って読みました。「将棋の渡辺くん」は渡辺九段の元奥様で漫画家の伊奈めぐみさんが渡辺九段についてコミカルに描いた漫画です。本の帯にも「離婚しました。」と大きく描いてあるように、最近電撃離婚されて将棋ファンの間では話題になりましたが、生活スタイルはこれまでと変わらないということです。作者の伊奈めぐみさんは高槻市の将棋イベントで何度か見まし...
翼を骨折しているところを保護されたオジロワシが、過去に散弾10発を受けていたことがわかったという記事が出ていました。撃たれたのはかなり前のようで、傷は自然治癒していたそうですが、散弾の状態から流れ弾ではなく、正面から狙って撃たれた可能性があるとのことです。数年前に網走の海岸で乗馬中にオジロワシを見かけましたが、そのときも近寄っても逃げないので猟銃があれば容易に撃つことはできたでしょう。狩猟には趣味や...
前回は長崎の孔子廟や新中華街について書きましたが、今回は神戸の中の中国です。関帝廟は中国で財の神として名高い三国志の武将・関羽を祀った霊廟です。世界中のチャイナタウンにあり、神戸にもあります。孔子と関帝では時代が大きく異なりますが、同じ中国なので雰囲気が似ています。入り口の山門は典型的な中国風の門です。門の上部に掲げられた 「関帝廟」の扁額は、元蒋介石の秘書で世界的に有名な書道家が書いたものだそう...
長崎孔子廟は孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。1893(明治26)年に中国清朝政府と華僑によって建立されました。ひとつとして同じ顔のない七十二賢人の石像は、圧巻で荘厳な雰囲気です。 正面に孔子を祀る大成殿があり、その後ろに中国文化を紹介する中国歴代博物館があります。内部は撮影禁止です。この孔子廟から歩いてすぐの場所にあるのが長崎新地中華街です。横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西、南北あ...
前回函館のイカがピンチだということを書きましたが、北海道漁港漁場協会は少しでも漁業に関心を持ってもらうために「難読漁港番付表」なるものを作りました。道内の難読漁港名を番付にしたもので、それによると東の横綱が羅臼町の「於尋麻布(おたずねまっぷ)」で、西の横綱が島牧村の「厚瀬(あっちゃせ)」です。北海道へよく行く私もある程度の地名は読めますが、漁村レベルとなると難しいです。中でも釧路と厚岸の海側を結ぶ...
函館といえばイカです。しかし近年漁獲量が減っており、今年も漁解禁日にほとんど獲れず、市場開設以来初めて初競りが中止されました。そして1週間後に出漁して何とか345キロを水揚げし、ようやく初競りができたということです。ただ昨年の同日には1000キロ以上が水揚げされており、初日の比較だと昨年の3分の1程度です。このままだと「イカのまち」ではなくなってしまいそうです。また知床ではカラフトマスの遡上が減っています。...
ここまで北海道の地方空港のことについて書いてきましたが、今回は九州の空港です。九州には多くの空港があり、国管理空港だけでも7ヶ所(福岡・北九州・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島)あります。長崎空港はターミナルビルが教会の窓をイメージしたデザインで、屋上の鐘など各所が教会風になっていることが特徴です。大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた空港で、1975年に開港した世界初の海上空港です。今年で開港50年になります。...
札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。滑走路は1500mが1本で、3000mが2本ある新千歳空港に比べるとかなり小規模です。函館や釧路といった道内都市を結ぶ便が多く発着し、ほかに三沢、新潟などを結ぶ便がありますが、東京や大阪を結ぶ路線はありません。この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。2016年よりFDA(フジドリームエ...
オホーツク紋別空港です。前回書いた中標津空港よりさらに規模は小さく、現在は全日空の羽田往復便があるだけです。羽田空港からの便が到着するのは午後12時30分で、羽田空港に向けて出発するのは午後1時10分です。空港に行ったのは午後2時でしたのでもうここを発着する便はなく、中には入れましたが空港は実質閉店状態です。もちろん展望デッキに出ても航空機の姿はありません。外国人観光客の利用者数が増えて何とかコロナ前の水...
少し時間の余裕があったので何となく中標津空港に行ってみました。この空港にはかなり昔に来たことがあり、その時の印象が木のぬくもりのある空港でしたが、今回も変わらずというより一層きれいな木の作りになっていました。写真だけ見ていると、どこかの公民館の2階フロアという感じですね。ここで食後の缶コーヒーを飲んで休憩しつつ、このあとのドライブ計画を確認しました。テーブルもあって安上がりな喫茶タイムとなりました...
前回は函館の旧ロシア領事館と旧イギリス領事館のことを書きましたが、今回は長崎です。長崎の東山手十二番館は1868年に建設された建物で、ロシア領事館が置かれていました。外国人居留地を代表する洋風建築で、1998年国の重要文化財に指定されています。すぐ近くにある東山手甲十三番館は明治時代中期にフランス領事館として建てられた建物で、現在は無料で公開されているほか、喫茶店としても利用されています。そしてこれらの旧...
函館市にある旧ロシア領事館は明治41年に建築され、帝政ロシアの領事館としては日本に唯一現存する歴史的建造物です。30年前まで青少年研修施設として利用されていましたが、閉鎖後は老朽化して立ち入り禁止になっていました。そんな旧ロシア領事館を名古屋の企業が2021年に函館市から買い取って改修を進め、7月に高級ホテルとしてオープンすることになりました。全6室で、スイートルームは2名1室2食付きで1泊31万9000円ということ...
このブログで以前書いたことがありますが、クラーク博士の「初年よ大志を抱け」という名言は、北広島の島松駅逓所で札幌農学校に赴任してしていた博士が帰国するとき、見送りに来た学生たちに残したとされています。(恵庭だったという説もあるようですが…)現在国の史跡に指定されている旧島松駅逓所の近くには名言誕生の記念モニュメントが建っています。しかし名言が生まれた場所が北広島市だということの知名度は低く、有名な...
亀山社中は坂本龍馬とその同志により結成された日本初の商社兼私設海軍です。前回ブログで少し触れた坂本龍馬が学んだ神戸海軍操練所が閉鎖された直後の1865年に長崎で結社されました。老朽化していた龍馬が活動拠点として借りていた民家を当時に近い形で復元し、2009年から長崎市亀山社中記念館として一般に公開しています。名誉館長は龍馬の大ファンである俳優の武田鉄矢さんが務めており、床の間に掛かっている絵も武田鉄矢さん...
神戸の新名所TOTTEI(トッテイ)Iが4月にオープンしました。もともとは物流の拠点として倉庫が建ち並んでいた神戸港第2突堤でした。TOTTEIの中心施設は「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」です。プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地で、音楽ライブなども開催される予定です。TOTTEIの南端には海を眺められる広々とした緑のスペース「TOTTEI PARK」があります。そして「TOTTEI PARK」の広場全体を劇...
鹿追にある福原記念美術館です。前回書いた神田日勝記念美術館の近くにあります。十勝を中心に展開しているスーパー「フクハラ」の創業者である福原治平氏が長年にわたり収集してきたコレクションを一般に公開するために設立した美術館です。くつろぎながら芸術を楽めるよう喫茶スペースやテラスがあり、撮影もOKで、気軽に芸術品に触れあえる美術館です。六花亭の花柄包装紙でおなじみ 坂本直行 無題連ドラ「>なつぞら>」でブレ...
函館の函館港と函館山にはさまれた元町・末広町あたりの西部地区は、「伝統的建造物群保存地区(通称「でんけん地区」)」として、異国情緒豊かな街の景観や建造物を保護しているエリアです。函館市はこの「でんけん地区」の歴史的価値のある建物を「伝統的建造物」に指定しています。旧函館区公会堂やハリストス正教会などガイドブックに載っている建物のほとんどは「伝統的建造物」ですし、このブログで紹介した旧カールレイモン...
函館の相馬株式会社は、初代・相馬哲平(2代目も同名)が1863(文久3)年に米穀商「相馬商店」として開業した会社です。今なお現役の社屋は、1916(大正5)年に完成したものです。昨日紹介したカールレイモン旧宅と同じく、函館市の「伝統的建造物」に指定されています。木造2階建ての鉄板葺き屋根に突き出た窓はルネッサンス様式です。基坂と電車通りの交差点に建っています。市電がこの建物の前を通過する映像は何度かテレビで見た...
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
平安神宮には神苑という広い日本庭園があります。通常は入園料600円ですが、年2回無料公開日があります。そこで昨日6月7日の無料公開日に合わせて行ってきました。神苑に入るとまず南神苑で、そこに日本最古の路面電車が置いてあります。明治44年に製造された車両で2020年に路面電車初の国の重要文化財に指定されました。西神苑はちょうど花菖蒲が見頃です。このときに合わせて無料公開日を設定しているのでしょうね。西神苑の白虎...
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...
前回紹介した三方五湖ですが、その全体を見るにはレインボーライン山頂公園へ行くのがおすすめです。リフトかケーブルカーで山頂公園まで上がります。写真に写っているレインボー傘は施設が日傘や雨傘として無料で貸してくれるものです。これを多くの人がさすことでSNS映えする効果を狙っているのでしょうね。山頂公園には5つのテラスがあり、三方五湖や若狭湾が一望できます。足湯やカフェもあります。山頂カフェなないろでジュー...
福井県の三方五湖です。北陸新幹線が敦賀まで延伸されて注目度が上がり訪れる人が増えているそうです。三方五湖は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖はそれぞれ水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。下の写真は三方湖です。三方五湖の中で唯一の完全な淡水湖です。三方五湖の中でもっとも大きいのは水月湖です。近年、湖底に年縞と呼ばれる7...