メインカテゴリーを選択しなおす
読みたい本は図書館で順番待ちばかり。手元に本がない〜と思っていたのもつかの間、何冊も同時に「受取可能になりました」連絡が来てしまいました。図書館に所蔵がなかったり、順番待ちがもどかしくて購入した数冊も含めて全く読みきれていません。貸出期間は
「速弾きができるようになるには、ゆっくり練習から」「より短い期間で弾けるようになるためには、ゆっくり練習から」生徒によく言うこれらの台詞。。。ゆっくり、余...
なぜ、建物越しに見える青空に心奪われていたかの意味がわかった
このブログのタイトルにもつけているように 僕は青空が好きだ。 でも、 「きれいだな」と言葉になる青空と 言葉にならず、ただ心がぱっと開ける青空がある。 その違いはなんだろうか。 建物越しに見る青空に心奪われるのである。 地上から見上げたビルの屋上越しに見える青空 新幹線の線路越しに見える青空 そして、神社の社殿の向こうに見える青空 なんで一面に広がる、遮るものもない青空ではなく、 こうやって何かの建物越しに見える青空に心奪われるのだろう? 近代化と原始の弁証法か? 神社はパワースポットだからか? とか考えていたが、折口信夫の「古代研究」*1 この一節を読んで謎が解けた。 光り充つ真昼の海に突き…
ぼくの枕もと、つまり、寝転がったままで手の届く範囲には手に入れたけれど読まないままの本が、ちょっと口に出して数をいうのがはばかられるほど、もう、積み上げることが出来ないから箱に入れて何とか背表紙だ
生物と無生物の間生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者:福岡 伸一講談社Amazon 動的平衡 新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)作者:伸一, 福岡小学館Amazon など、知的刺激をくれる福岡伸一さんが西田哲学と悪戦苦闘する良書が、新書版になっていた! 単行本は、図書館で借りて、いつか買おうと思っていたが、新書版になるとは有り難い。迷わず購入。 単行本のページだが、この辺のやりとりは考えさせられた。 福岡: 実在論というと、唯物論的な考え方を連想する人もいますが、そうではないのですね。 カントが、われわれの意識では及ばない存在だとした「物自体」というのも、決して…
もう、十年も昔のことになってしまうが、このブログのもとになる「読書案内」を高校の生徒さんたちに配っていたことがあった。最近、原稿を保存していたファイルが壊れつつあることに気づいて「さて、どうしたも
今日は最近読んだなかから「遺伝学・分子生物学・進化論」の本10冊を紹介していきます。 誰に頼まれたわけでもないのに、 生き物たちは、キャラを立てようと必死だ。 集まったほうが有利! みんなで役割を分担すると便利! オレよりちいさいやつは食べて…
生物学者の福岡伸一氏が解剖学者養老孟司氏とのパネルディスカッションで、「私」といふものについて、こんなふうに自論を展開してゐます。 ★★★(福岡始め) 生命現象をみると、物質的な基盤は何もない。「私」といふものはどんどん入れ替はつてゐる。消化管なら2、3日で細胞が入れ替はつてしまふ。筋肉なら2週間、血液細胞なら数ヶ月で入れ替はる。 だから1年ぶりに出会つて 「やあ、お変はりありませんね」 と言ふけど、実は...
我々はこのやうに流れ流れていくものに何とか抵抗しようとして、「私」といふものを作り出した。しかし今は、その作り出したものによつて逆に縛られてゐる。それが「私」の現状ではないかと思ふ。 (福岡伸一・生物学者:記事「『私』を作つたのは誰か」より) こゝで言はれてゐる「流れ流れていくもの」とは、時間であり、時間にしたがつて変転してやまない物質です。 私の体はおよそ...