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【耐食性抜群】”フッ素樹脂”系配管とそのアクセサリを使いこなしてこそ化学工場の機械系エンジニア
フッ素樹脂系配管(Fluororesin piping)とそのアクセサリについて解説します。耐食性の高いフッ素樹脂配管は、化学プラントではとてもよく使います。何かあったらとりあえずフッ素樹脂。手っ取り早く解決しようとするときに重宝します。配
【機械エンジニア向け】化学工場のタンクの”ノズル”(管台)の典型的な接続と溶接方法を5つ解説
タンクノズル(tank nozzle)の接続と溶接方法について解説します。ノズルの種類はいろいろあります。この中でもよく目にする種類を数パターンに絞って解説します。大きな違いは強度。この違いと使い分けを知ることは、機械的な知識を増やすことに
【とても危険】化学工場のプロセスタンク内で発生する”酸欠”作業でできる対策をまとめて解説
化学プラントの酸欠(Lack of oxygen)作業に対する対策を解説します。酸欠作業はとても危険な作業です。設備の洗浄作業や点検作業で必要です。洗浄に関わる運転者や保全者は絶対に知っておかないといけません。設計者も洗浄作業をより簡単にで
化学設備の運転でよく見かける”オーバーフロー”の3パターンを解説 液の性質に応じた使い分け
液体系のオーバーフロー(over flow)の種類を解説します。オーバーフローは液体の自重を利用した運転制御の方法です。いろいろな方法が考えられますが、基本的なパターンを3つ紹介します。取り扱う液体の特徴や性質に応じた配慮が必要になります。
【トラブル回避のために】工場で設備を新たに設置するときに問題になる”レベル”(高さ)の考え方
設備のレベル(plant level)に関する話です。設備を新たに設置するときにとても大事です。機械エンジニアが土建エンジニアと最も揉める場面と言っても良いでしょう。とても大事なことなので、図面をいかに丁寧に仕上げたとしても現場で議論するこ
工場の”配管”ルートの考え方 建設当初だけではなく増改築時に真っ先に課題となるプラント思想
工場の配管ルート(pipe route)の考え方の例を解説します。工場内に張り巡らされる多くの配管。どこをどうやって通すかということは、化学プラントではかなりの確率で問題となります。プラント建設当初はもちろん増改築でも問題になる、プラントの
【機械工学の基本】”振動”工学の一自由度振動系の概要を化学工場の機械系エンジニア向けに解説
振動(vibration)について解説していきます。振動というのは地震の話として話題になることも多いでしょう。これは区別して震動と呼ぶ場合もあります。振動でも震動でも物理的な原理は割と簡単ですが、掘り下げると機械系の大学や大学院の専門的な分
【振動制御への応用】”振動”工学の二自由度振動系の基礎を徹底的に解説 化学工場では使わない…
振動(vibration)について解説していきます。2自由度振動系です。1自由度の振動系があれば、当然のように2自由度の振動系があってもおかしくないですよね。単に「1」が「2」になっただけでは。そう思うかもしれませんが、内容はグッと深くなり
【新入エンジニア向け】化学プラントで”スチーム”(“水蒸気”)が大事な理由と使用箇所を解説
水蒸気(steam)について解説します。化学プラントではごく当たり前に使うスチーム。スチームを使う理由や使いみちはエンジニアとしては是非とも理解しておきたいところです。入社1年までの間に知っておきたいけど、実際は2~3年目で初めて知るという
化学プラントの機械系エンジニアが”エネルギー管理士”(熱分野)を受験する前に知っておくべきこと
エネルギー管理士(熱分野)について、化学プラントの機械系エンジニアが受験する前に準備しておくことをまとめます。エネルギー管理士の試験は、化学プラントのエンジニア的にはかなり高レベルの資格です。入社してすぐに受験するのはハードルが高いです。試
2年目以降のエンジニアが今さら聞けない”ポンプが持っている機能と役割 化学プラントの場合
ポンプ(pump)の機能と役割について解説します。化学プラントの機電系エンジニアを目指す新入社員向けです。基礎的な部分ですので簡単だと思って意外と見落とす部分です。設備設計者なら、その次のステップとしてのポンプの種類、例えば渦巻ポンプ・キャ
【独断と偏見】技術系エンジニアが化学プラントで”転職”して進むコース3選 機電系はやはり固い
"転職"で化学プラントを目指す技術系エンジニアに関する情報です。化学プラントの技術系への転職は比較的楽だと、私は考えています。というのも圧倒的に人手不足だから。特に機電系は適正が大きくズレてなければ、ほぼ合格するのでは?
「メンタルヘルス・マネジメント」公式テキストを読んで1年間管理職を実践してみた感想
管理職になると、メンバーの育成と同じかそれ以上の位置づけで、メンバーのメンタルヘルス(mental-health)が大事になります。管理職になる前からメンバーの指導を行っている人でも、管理職でない立場だと育成に重きを置いてしまい、メンタルヘ
“機械保全技能検定”(2級)を化学プラントの保全エンジニアが受験するときに気を付けたいこと
機械保全技能検定の2級を化学プラントの保全エンジニアが受験するときの注意点をまとめました。設備の保全たるもの機械保全技能検定の2級は受験しましょう。キャリアを積んでいく上での必須科目です。保全のエキスパートを目指すつもりはない、という設備設
化学プラントの”チラー水”の使い方と注意したいポイントを技術系エンジニア向けに解説
チラー水(cold water)について解説します。化学プラントの運転上とても大事なユーティリティの1つです。運転でも設計でも保全でも、冷水と関わる機会は多いものの全体像の一部にだけ関わっているということが多いです。できるだけ様々な視点でチ
化学プラントの生産技術系の設備管理エンジニア(保全)が担当する範囲の考え方とキャリアパターン
化学プラントの設備管理エンジニアが担当する範囲の考え方を解説します。いわゆる保全(maintenance)の話です。工場内でのプラントの構成や、プラントの特性による部分はありますが、考え方は似たような物になるでしょう。保全の編成例保全部や保
【多管式熱交換器】化学プラントの横型ベントコンデンサーの中で起きている現象をイメージしてみた
化学プラントのベントコンデンサー(vent condenser)内で起こっていることをイメージしました。多管式熱交換器を想定しています。ガスと液に関する一般的な原則だけを考えているので、他の熱交換器でも当てはまる部分はあります。ブロック式熱
化学プラントのエンジニア向けに”冷却塔”(クーリングタワー)の原理や構造をかんたんに解説
冷却塔(cooling tower)について解説します。化学プラントのように大量の熱を冷やすために、冷却塔は必須の設備です。もちろんプラント以外にも街中でありふれた設備です。(大抵は屋上に目隠しされた状態で設置されているので気が付きにくいで
【失敗に学ぶ】化学プラントの機械系エンジニア15年の私が今でも記憶に残るらかした設計19の問題
私は化学プラントの機械系エンジニアを15年以上経験しています。そこでやらかした例をいくつか紹介しましょう。失敗から学ぶことは大事です。自分が経験したことは他の人が経験する可能性があるので、水平展開をすることは重要です。化学プラントのように設
【生産技術】化学プラントの設備系エンジニア(設計・保全)のここが”きつい”3選 慣れることはない
化学プラントの設備系エンジニアである生産技術(Production Engineering)にとって、きついと感じることを紹介します。生産技術の職がきついと一般に言われますが、化学プラントも同じような傾向にあります。人や経験年数によって感じ
【初心者向け】化学プラントの工事現場で”施工会社”と仲良く仕事をするために大事にしたい4つのコツ
化学プラントの工事現場で施工会社(Construction company)と仲良くするためのコツを紹介します。化学プラントのエンジニアは施工会社とは監督さんと仕事をします。施工会社の仕事の仕方と、化学プラントの仕事の仕方は明確に違います。
液体を貯める槽・”タンク” 化学プラントでの役割を使い方別に解説【機電系エンジニア初心者向け】
化学プラントでのタンク(tank)の役割を使い方別に解説します。タンクは化学プラントではとても多く使います。ありふれた設備なので一見すると気にしない人もいるかもしれませんね。タンクの目的は液体を貯めることにあります。粉体ならホッパーやサイロ
【初心者向け】バッチ系化学プラントの反応器の”循環”ラインの使い方 流量調整以外の方法
反応器の"循環"ラインの使い方について解説します。循環ライン自体は化学プラント以外の一般の設備でも、特に液体ラインで一般によく使います。化学プラントでもバッチ系だとやや特殊な使い方をしています。機電系エンジニアとしては単
【初心者向け】バッチ系化学プラントの反応器の”循環”ラインの使い方 流量調整以外の方法
反応器の循環ライン(Circulation)の使い方について解説します。循環ライン自体は化学プラント以外の一般の設備でも、特に液体ラインで一般によく使います。化学プラントでもバッチ系だとやや特殊な使い方をしています。機電系エンジニアとしては
【機械系配管設計】保温付き配管を支えるための”シュー”についてひたすら考えてみました
保温付き配管シュー(pipe shoe)に関して考えました。シューはプラント配管ポケットブックにも載っている、配管サポートの一種です。設備系でよくある種類がいっぱいあって、どれを使えばいいか良く分からない(というかどれでも同じ)と思えてしま
【機械系エンジニア向け】化学プラントの配管ライン中で”逆流”を防ぐための工夫を徹底解説
配管ライン中の逆流(reflux)を防ぐ工夫について解説します。逆流とは言葉通り、元の流れと逆の流れでモノが流れてしまうこと。逆流することで設計した現象とは違う現象が起きて、時には大事故を引き起こします。特にバッチ系の化学プラントで取ること
【細かい使い分け】”窒素”ブローをバッチ系化学プラントで使う場面を徹底的に解説 初心者向け
窒素(nitrogen)ブローについて解説します。化学プラントで窒素は大活躍します。窒素の用途はいろいろありますが、ブローだけでも使う方法がいくつかあります。適切に使わないとトラブルのもとになりますので、使い方と注意点はしっかり理解しておき
タンクなど重量物をボルト固定するかどうか判定する耐震耐風計算(“転倒”モーメント)の考え方
タンクなどの重量物の転倒計算を解説します。重量物をプラント内で固定するためにはアンカーボルトなどを使います。ところが、タンクではアンカーボルトを使わずに、地面に置くだけというパターンがあります。アンカーボルトを付けずに設置していいのかどうか
タンクなど重量物をボルト固定するかどうか判定する耐震耐風計算(“転倒”モーメント)の考え方
タンクなどの重量物をボルト(tank bolt)固定するかどうかの判定をするための転倒計算を解説します。重量物をプラント内で固定するためにはアンカーボルトなどを使います。ところが、タンクではアンカーボルトを使わずに、地面に置くだけというパタ
【実力試し】”公害防止管理者”の資格を化学プラントの機電系エンジニアが取得する意義はあるのか?
公害防止管理者(Pollution prevention)の資格試験を取り上げます。化学プラントの技術系の資格としては、かなり高難易度の資格です。電気系なら電験・計装系なら計量士・土建系なら建築士など、さらに特化した高難易度資格がありますが
【具体的な実践例】濃硫酸を取り扱う設備を設計するときに注意したいこと 機電系エンジニア向け
硫酸を取り扱う設備の設計で注意したいことを解説します。幅広い設計要素がありますが、重要ないくつかの要素に絞って解説します。細かい設計は社内標準のような基準化を優先した方が良いでしょう。硫酸ならではの部分を押さえておきましょう。新人エンジニア
【化学プラントの基本】”循環水”を使う目的を分かりやすく解説 意外な応用も実は可能です
循環冷却水(Circulating water)を基本から解説します。水を循環させて冷却塔で冷やすから、循環水と呼びます。割と当たり前に使われています。だからこそ、プロセス設計や機器設計でも当然あるユーティリティとして認知しているけども、そ
“加圧濾過機”の構造と選定で注意したいこと いろいろな用途に使えるとても便利なフィルター
加圧濾過機(pressure filtration)の構造について解説します。化学プラントではいろいろ場面で濾過を必要とします。加圧濾過機は一般的な濾過機として、大活躍します。構造がやや複雑なので、理解しにくいでしょう。重要な構造部分を解説
イメージで理解するバルブ・機械装置の”シール”性能 圧力×断面積の単純関係から弱い部分を見抜こう
シール性能(Seal performance)についてちょっと考えます。シールは化学プロセスのような漏洩を特に嫌う設備で、必須の考え方です。設備の図面を見ても複雑で分かりにくいですが、シールに着目するだけでかなり理解ができます。特にバルブに
【究極のゼネラリスト】製造業の製造管理はここが”きつい” 化学プラントの管理職の例
化学プラントの製造管理(Manufacturing management)はきついです。製造管理職は製造業の中で、究極のゼネラリストと位置付けられます。私も化学プラントの製造管理職を数年経験しましたが、二度としたいとは思いません。きついと感
【ここを見る】生産技術(保全)が化学プラントの日常”パトロール”でチェックすべきポイント4選
生産技術(Production Engineering)が行う化学プラントの日常パトロールについて考えます。パトロールと言うとどんなイメージがあるでしょうか?お散歩五感を生かした異常に気が付く大名行列チェックシートで細かくチェックあまり良い
【初心者向け】”熱交換器”が化学プラントで重要な理由を基礎から解説 温度管理・よく使う用途
熱交換器(heat exchanger)が化学プラントで必要な理由を解説します。当たり前のように大量に使っている熱交換器。熱を交換するために使いますが、その背景をもう少し深く考えてみましょう。単純な装置設計をするだけなら、ここまで考える必要
【初心者向け】化学プラントの”凍結”対策の基本3つを解説 寒冷地でなくても準備はしっかりと
凍結(freeze)対策について解説します。寒冷地なら日常生活でも問題になる凍結。化学プラントでは寒冷地でなくても、凍結はとても慎重に扱います。例えば私が居る中国地方でも冬には0℃以下となることはあり、対策は取っています。その時に慌てないよ
化学プラントで発生する粉塵を外部に拡散させない”集塵” 初心者向けに基本的な考え方3種
粉体(powder)の集塵について解説します。身近なサイズでは掃除機、火力発電所など大きなサイズでは集塵機など、粉体を集めるニーズはとても高いです。化学プラントでも粉体の原料や製品を取り扱う場所では、課題になります。公害問題に繋がったり、作
化学プラントの設備管理者が長期休暇前にしておくべきこと いざという時になって困らないために
長期休暇前に化学プラントの設備管理(Equipment management)でやっておくべきことをまとめました。長期休暇で最も気を付けないといけないことは、管理や修理などのフォローが取れないということ。この状態でも、運転を継続するためには
【高速化・効率化】生産技術(保全)エンジニアが事務作業をスピードアップするために実践したいこと
生産技術(Production Engineering)の保全担当者向けに事務作業のスピードアップについて考えます。化学工場の生産技術系の保全担当者は「忙しい」とよく言われます。残業時間が多くても、仕方ないよね・・・って同情されがちです。で
2022年の年末になりました。2022年も振り返ってみようと思います。仕事関係でいろいろあったような気がしますが、今になってみると意外と大したことない気もしています。家と会社の往復2022年は家と会社の往復ばかりしていました。化学プラントの
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年最初の記事は、新年の抱負です。健康今年は健康に気を使おうと思います。具体的には以下の3つやや高血圧気味の数字を落とす。収縮時120mmHg以下、拡張時80mmHg以下体重を
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年最初の記事は、新年の抱負です。健康今年は健康に気を使おうと思います。具体的には以下の3つやや高血圧気味の数字を落とす。収縮時120mmHg以下、拡張時80mmHg以下体重を
【基礎から化学工学】化学プラントの機械設計でよく使う物理量の”単位”を整理 今でも迷います
"単位"について化学プラントの機械設計で使うものをまとめます。学校ではMKS単位(m・kg・s)で学んで、実務の場でも当たり前に使うのだろうと想像している学生さんや若手エンジニアさんは多いと思います。私も20年以上前にそ
収支(“バランス”)の考え方 仕事のいろいろな場面で活用できる化学工学の基礎 機電系エンジニア向け
収支("バランス")について解説します。化学工学の最初に出てくる考え方です。この考え方、化学工学つまりプロセス設計だけに効くと思いがちですが、意外といろいろな場面で使えます。収支という表現以外にも表現方法はありそうですが
【定常と非定常】バッチ系化学プラントの典型的な温度グラフを使ってプロセス概要を解説 初心者向け
プロセスを理解するうえで、定常と非定常という考え方があります。大型の石油化学系のように連続プラントは、定常のプロセスです。バッチプラントのような運転方法は、非定常のプロセスです。定常と非定常の違いに着目して、バッチプラントの典型操作の例を見
【流動の基本】滴下などヘッド送液の流速・”流量”と時間変化の関係 初心者機電系エンジニア向け
滴下などのヘッド送液での"流量"変化の問題を考えます。ヘッド送液は反応でよく見る方法です。計算もしやすく流動・流体力学の練習としてよく出てきます。本内容で、滴下の基礎的な内容を理解できます。化学工学 改訂第3版 解説と演
【タンク・熱交換器の製作検査】気密・水圧・水張の違いと検査で判断できること 機械系初心者向け
製作検査としての気密検査・水圧検査・水張検査で分かることを整理します。タンクや熱交換器などの検査として一般的に採用されています。製作メーカーさんは真剣に考えてくれますが、ユーザーの中にはあまり意識しないで「なんとなく」検査するものだと思って
【プラントライフサイクル】生産技術の保全エンジニアが本当は考えたいプラント寿命・保全思想
プラントライフサイクルについて考えます。プラントの保全を担当する人が、本来はしっかり取り組むべきことです。生産技術という位置づけで保全課が設定する場合であれば、ですが。日常の保全やSDMの対応で精いっぱいで、考える機会は少ないでしょう。「緊