今回はまひろ(吉高由里子さん)や道長(柄本佑さん)が属す世界、平安貴族について考えてみたい。とりあえずは、その前に前回、少し触れた位袍の色について。以下の画…
今回はまひろ(吉高由里子さん)や道長(柄本佑さん)が属す世界、平安貴族について考えてみたい。とりあえずは、その前に前回、少し触れた位袍の色について。以下の画…
ついに始まった2024大河『光る君へ』。おもしろくなるかどうかはまだ分からないが、昨年とは大いに違って、丁寧かつ真摯に制作されている印象を受けた。 人気の戦…
2024大河『光る君へ』がいよいよ明日スタートする。前作の2023大河『どうする家康』が人気の戦国大河でありながら、あまりにもひどい出来(幼稚な脚本と演出)…
過去の大河ドラマを忖度なしに評価する(1963~2023放送)
今年は一大河ファンとして、今のところ脚本と演出が幼稚であまりにもつまらないため、とても残念な年になりそうだ。だから、書くネタもないので、過去の大河・准大河(…
今年は一大河ファンとしては2011大河『江〜姫たちの戦国〜』(主演の上野樹里さんは大好きだったのに、脚本が……。無念!)以来の、残念な年になってしまったが、…
遅れ馳せながら、2022大河『鎌倉殿の13人』を前作(1979大河『草燃える』)とも比較しながら、総括してみたい。 大いに期待して迎えた本作ではあったけれど…
『どうする家康』の初回放送を見た。 ありていにいえば、おもしろくなかった、というのが正直な感想。 もともとジャニーズ大河ということで、あまり期待はしていなか…
【復習】(12/4)将軍になった女 わが子の阿野時元(森優作)を鎌倉殿にしたい実衣(宮澤エマ)は三善康信(小林隆)に鎌倉殿になるための条件を尋ねる。実衣は三浦…
【復習30】実朝の誤算(鎌倉殿の13人、11/6~27放送)
【復習】(11/6)夢のゆくえ 実朝(柿澤勇人)の夢枕に憧れの後鳥羽上皇(尾上松也)が立ち、ともに国をつくっていこうと語りかける。実朝は上皇の後ろ盾を得て親政…
【復習29】敗者たちの挫折(鎌倉殿の13人、10/2~30放送)
【復習】(10/2)時を継ぐ者 実朝(柿澤勇人)を拉致した父・北条時政(坂東彌十郎)の館を義時(小栗旬)率いる鎌倉軍が包囲していた。 時政はりく(宮沢りえ)を…
【予習30】雪が紅く染まる時(鎌倉殿の13人、11月ごろ放送)
きょう(10/9)はドラマ本編がお休みだから、年内の日曜日は残り12回となった。 時政はもう、鎌倉を追放されてしまったから、十月は義時(小栗旬)と和田義盛…
こんなのがあったらしい、江戸の町触をちょっとした洒落で現代のお役所文書風に再現してみました。 洒落とはいっても、おもしろおかしく書いたものではありませんし、…
【復習】(9/4)理想の結婚 父・義時(小栗旬)のダークな面を見せられ、泰時(坂口健太郎)は苦悩を深めていた。 新たな鎌倉殿となった実朝(柿澤勇人)の新政が始…
【予習29】グランパ時政の暴走(鎌倉殿の13人、10月ごろ放送)
9月中に話がどこまで進むかは知らないが、坂東の関羽雲長こと畠山重忠(中川大志)を敵にまわしてしまったグランパ時政(坂東彌十郎)の株は大いに急降下し、ヒール街…
【復習27】ゴッドマザーの一族(鎌倉殿の13人、8/7~28放送)
【復習】(8/7)全成の確率 北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の依頼で、不承不承ながら頼家(金子大地)の呪詛をさせられていた阿野全成(新納慎也)。その…
【予習28】「エースで四番」といわれた男(鎌倉殿の13人、9月ごろ放送)
NHKの公式ガイドブックをもっていないので、八九月のストーリー展開や進捗状況は知らないが、関東比企連合と伊豆北条組の抗争終了後、キーマンとなりそうな人物を見…
【復習26】鎌倉に賭けた男(鎌倉殿の13人、7/3~x/xx放送)
【復習】(7/3)悲しむ前に 相模川の橋供養の帰路、落馬した頼朝(大泉洋)は意識を失ったまま年を越しても、一向に回復の兆しは見られなかった。 ポスト頼朝を巡っ…
【予習27】ワナに陥ちた一族(鎌倉殿の13人、8月ごろ放送)
ついに頼朝(大泉洋)が逝った。 明日(7/17)からは、北条父子と梶原景時(中村獅童)との戦いを皮切りに、鎌倉バトルロイヤルが幕を開ける。景時を追い落とした…
■第25回(天が望んだ男)の復習 大姫(南沙良)が死んで以降、頼朝(大泉洋)は毎晩、悪夢にうなされていた。 建久九年(1198)十二月二十七日、北条時政(坂東…
いよいよ、エックスデイが迫ってきた。来週(6/26)がそうだとすると、七月からはいよいよ主人公・義時(小栗旬)のステージが始まる。まずは父・時政(坂東彌十郎…
【予習と復習24】変わらぬ人(鎌倉殿の13人、6/19放送)
■第24回(変わらぬ人)の復習 御所では政子(小池栄子)をはじめ、みなが頼朝(大泉洋)の帰還を喜んでいた。 頼朝に謀反を疑われた範頼(迫田孝也)は起請文を書い…
【配役(敬称略)】 〇義時をめぐる人びと 主人公・義時との関係 ★江間「小四郎」義時(37):小栗旬 (本人) 江間「太郎」泰時(17):坂口健…
■第23回(狩りと獲物)の復習 義時(小栗旬)は、巻狩の裏に頼朝暗殺計画の存在があることを時政(坂東彌十郎)に告げ、父がそれに関わっていないことを確認する。 …
時代劇や史劇を語る時、しばしば「史実かどうか」、あるいは「リアリティの有無」が論点になる。そもそもが娯楽作品であり、フィクション(虚構)なのだから、「問い」…
【予習と復習22】義時の生きる道(鎌倉殿の13人、6/5放送)
■第22回(義時の生きる道)の復習 義時(小栗旬)は親友の三浦義村(山本耕史)から、妻の八重(新垣結衣)が死ぬ前に、満足していたと語っていたことを教えられる。…
【予習と復習21】仏の眼差し(鎌倉殿の13人、5/29放送)
■第21回(仏の眼差し)の復習 江間義時(小栗旬)は八田知家(市原隼人)から、鶴丸(佐藤遥灯)という名の、一人の孤児を預かる。八重(新垣結衣)はその名を聞いて…
【予習と復習20】帰ってきた義経(鎌倉殿の13人、5/22放送)
■第20回(帰ってきた義経)の復習 文治三年(1187)平泉、兄・頼朝(大泉洋)との確執の末、藤原秀衡(田中泯)を頼って落ちてきた義経(菅田将暉)の姿があった…
【予習と復習19】果たせぬ凱旋(鎌倉殿の13人、5/15放送)
■第19回(果たせぬ凱旋)の復習 鎌倉を追われた義経(菅田将暉)に愚痴をいう妻の里(三浦透子) そこへ叔父の行家(杉本哲太)が現れ、頼朝(大泉洋)を討つように…
【予習と復習18】壇ノ浦で舞った男(鎌倉殿の13人、5/8放送)
■第18回(壇ノ浦で舞った男)の復習 義高(市川染五郎)を失ったショックを引きずる大姫(落井実結子)。それを案じる政子(小池栄子)たち。 九州に先行予定の範頼…
■第17回(助命と宿命)の復習 義経(菅田将暉)と梶原景時(中村獅童)の二人が後白河法皇(西田敏行)に拝謁し、一の谷の戦勝報告をしていた。 江間館では義時(小…
【予習と復習16】伝説の幕開け(鎌倉殿の13人、4/24放送)
■第16回(伝説の幕開け)の復習 頼朝(大泉洋)が義時(小栗旬)の長男(松澤禾蘭)の名を「金剛」と命名する。 伊豆に引き籠もっていた時政(坂東彌十郎)は鎌倉に…
【予習と復習15】足固めの儀式(鎌倉殿の13人、4/17放送)
■第15回(足固めの儀式)の復習 義仲(青木崇高)追討のため、頼朝(大泉洋)の代官として、はりきって先発した義経(菅田将暉)は近江国にいた。焦る義仲は、後白河…
■第14回?都の義仲)の復習 八重(新垣結衣)と義時(小栗旬)のラブラブな暮らしが始まっていた。 木曽義仲(青木崇高)の人質「志水冠者」義高(市川染五郎)は大…
【予習と復習13】幼なじみの絆(鎌倉殿の13人、4/3放送)
■第13回(幼なじみの絆)の復習 時政(坂東彌十郎)と一緒に、義時(小栗旬)までが伊豆へ帰ってしまうんじゃないかと心配する頼朝(大泉洋)。そこへ、叔父の行家(…
【予習と復習12】亀の前事件(鎌倉殿の13人、3/27放送)
■第12回(亀の前事件)の復習 義時(小栗旬)は八重(新垣結衣)に祐親(浅野和之)・祐清(竹財輝之助)父子の死を伝えるが、八重はそれを怪しむ。義時は八重を江間…
【配役(敬称略)】 〇義時と頼朝・政子夫妻をめぐる人びと 主人公・義時との関係 ★「江間小四郎」義時(18):小栗旬 (本人) ■「鎌倉殿」源頼…
■第11回(許されざる嘘)の復習 頼朝(大泉洋)のなかだちにも関わらず、冒頭から八重(新垣結衣)に振られ、泣く義時(小栗旬)。今回のテーマは「信頼できるのは誰…
■第10回(根拠なき自信)の復習 冒頭から頼朝(大泉洋)の前で、京都進撃などKY発言連発の義経(菅田将暉)。義経が援軍を期待する奥州平泉の藤原秀衡(田中泯)は…
■第9回(決戦前夜)の復習 頼朝(大泉洋)の命で畠山重忠(中川大志)と和田義盛(横田栄司)が伊東祐親(浅野和之)を捕えに向かった。それを聞いた義時(小栗旬)と…
■第8回の復習(いざ、鎌倉) 治承四年(1180)十月、頼朝軍が鎌倉へ向かっているとの手紙を仁田忠常(高岸宏行)から受け取った政子(小池栄子)たちは頼朝(大泉…
【予習と復習】敵か、あるいは(鎌倉殿の13人、2/20放送)
■第七回の復習(敵か、あるいは) 冒頭から清盛(松平健)と後白河法皇(西田敏行)の対決だ。清盛は勝ち誇ったように頼朝(大泉洋)の敗死を告げるが、宗盛(小泉孝太…
【予習と復習01】悪い知らせ(鎌倉殿の13人、2/13放送)
■第六回の復習(悪い知らせ) 冒頭、比企尼(草笛光子)に頼朝(大泉洋)の敗報が届き、しとどの窟に身を隠す頼朝一行と梶原景時(中村獅童)との、運命の邂逅が描かれ…
第四回(「矢のゆくえ」)はいきなり山木攻めの謀議から始まる。時は治承四年(1180)八月。決行の日は十七日と決する。どこまでも楽観的な宗時(片岡愛之助)と慎…
こんな大河を見てみたい、という願望は大河ファンならば、一つや二つはあるだろう。 私が長年見たいと願ってきた大河は六つある。 特に熱望してきたのは三つ。中でも…
【予習25】挙兵(鎌倉殿の13人:2022年2月放送予定)up未定
あらかじめ断っておくと、私はNHKのガイドブックを読んでいないし、持ってもいないから、ブログの予想と実際のストーリーとが大きくずれることもありうる。その点は…
物語は安元元年(1175)、大番役を終えた北条時政(坂東彌十郎)が京の都から伊豆に帰国するところから始まる。 第一回(「大いなる小競り合い」)は前半オールキ…
四十年、待った大河がいよいよ始まる(鎌倉殿の13人:2022年1月9日放送開始)
四十三年前、1979大河『草燃える』が始まるとき、ピンポイントで見たい大河が始まると、本当に大きな期待で胸を膨らませた。もし年をとったいま見たら、同じ感想を…
例えば鬼平といえば、二代目中村吉右衛門だ、いや、俺は初代松本白鸚だといった具合に、同じ英雄豪傑の演者であっても、思い浮かべる役者さんは人それぞれだろう。時代…
ナショナル劇場(TBS)の『水戸黄門』や『大岡越前』、『江戸を斬る』が好きだったことは前に書いた。にも関わらず、『南町奉行事件帖 怒れ!求馬』や、その後継番…
【予習24】挙兵前夜(鎌倉殿の13人:2022年1月放送予定)
いよいよ、2022大河『鎌倉殿の13人』の放送開始が迫ってきた。2022年1月の日曜日は2,9、16,23,30の五日あるらしい。9日から放送開始として、四…
【予習23】序盤の見どころを妄想する(2)(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:序盤の見どころを妄想する(2) 前回は、頼朝(大泉洋)の覇業に決定的な貢献をした功労者、すなわち比企一族(草笛光子、佐藤二朗ほか)、梶原景時…
【予習22】序盤の見どころを妄想する(1)(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:序盤の見どころを妄想する(1) 半年かけて、年間のストーリー予想を書いてきた。ついては、来年の放送開始までの間、のんびりと序盤の見どころを妄…
9月13日から、時代劇専門チャンネルで原田龍二さん主演の『南町奉行事件帖 怒れ!求馬』が始まった。かねてから見たいと思っていたタイトルだが、なぜ今まで見たこ…
例えば、江戸の町奉行は東京都知事兼最高裁判所長官兼警視総監だったというような、ちょっと実態からかけ離れた説明をみて、しばしば違和感を覚えることがある。 そも…
【予習21】第ニ部 第五・最終章 承久の乱 編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:承久の乱 編 遂に武都鎌倉の覇権を握った義時は、王権回復を目論む後鳥羽院と対決の時を迎える。 鎌倉バトルロイヤルを制した義時と御家人たちは果…
江戸の数字を楽しむ(2) 今回の記事では、江戸時代のお金に関する数字、必殺シリーズでお馴染みの中村主水ら幕府のお役人のお給料に関する数字についても、書いてみ…
【予習20】第ニ部 第四章 侍所別当・和田義盛 編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:侍所別当・和田義盛 編 遂に父を乗り越え、新たな執権となった北条義時の前に、武士の国を創ろうと誓いあった友・和田義盛が立ちはだかる。二人の共…
江戸の数字を楽しむ(1) 時代劇の楽しみ方は人それぞれだし、その時代のことをあまり知らなくても、楽しむことはできます。でも、もし知っていれば、もっと楽しめる…
【予習19】第ニ部 第三章 執権・北条時政 後編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:執権・北条時政 後編 続々とキャストが発表され、次第にワクワクが募ってきますね。妄想たくましく、ストーリーを思い浮かべながら、来年の三谷劇場…
【予習18】序盤のキャストを考える(鎌倉殿の13人:2022大河)
序盤のキャストについて、引き続き。 NHKの第三次出演者発表のページを見ていたら、伊東祐親の家来・善児を演じる梶原善さんのコメントに「主から受けた命令は、必…
【予習17】第ニ部 第三章 執権・北条時政 前編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:執権・北条時政 前編 嵐吹き荒れる鎌倉で、梶原・比企の両氏を滅ぼした時政は執権として権を振るい始める。鎌倉のダースベイダーと、小四郎との対決…
【予習16】序盤のキャストを整理(鎌倉殿の13人:2022大河)
続々と追加キャストが公表されているようなので、ここでいったん序盤のキャストを整理しておきたい。 武士の世を創ったゴッドマザーともいうべき比企尼がドラマに描か…
青天のその後と徳川慶喜(1998大河『徳川慶喜』、再放送中)
いま毎朝、チャンネル銀河で1998大河『徳川慶喜』をやっている。 慶喜といえば、故司馬遼太郎さんの『最後の将軍』の印象が強く、実際それが原作なのだが、渋沢栄…
【予習15】第ニ部 第ニ章 外戚・比企能員 編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:外戚・比企能員 編 なんと知らないあいだに、追加キャストが二度も発表されていた! 武士の時代を創った【ゴッドマザー】ともいうべき比企尼がテレ…
【予習14】第ニ部 第一章 謀臣・梶原景時 編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:謀臣・梶原景時 編 今回からは、いよいよ大河後半となる第二部のストーリー予想に突入する。 源平の争乱を経て、武家が統治する国を築き上げた鎌倉…
【予習13】第一部 第三・四章 天下草創・巨星墜つ(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:天下草創・巨星墜つ 編 今回は第一部の後半・第三・四章 天下草創・巨星墜つ 編(第十九~二十四回 5・6月ごろ放送か)のストーリーを予想して…
【予習12】第一部 第二章 源平の争乱 編(鎌倉殿の13人:2022大河)
今回は、第二章 源平の争乱 編(第十三~十八回、4・5月ごろに放送か)のストーリーを予想してみたい。保元・平治の乱で幕を開けた武士の世は、坂東の片隅・伊豆に…
【予習11】第一部 第一章 挙兵編 後編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人;挙兵編 後編 今回は 第一章 挙兵 後編(第七一~十二回)のストーリー予想です。 ■第一部(第一~二十四回) ※1~6月ごろ 第一部は、鎌倉…
【予習10】第一部 第一章 挙兵編 前編(鎌倉殿の13人:2022大河)
鎌倉殿の13人:挙兵編 前編 前回は2022大河『鎌倉殿の13人』のストーリー構成を予想したが、今回からは前回予想にもとづいて、本放送が始まる2022年1月…
鎌倉殿の13人;ストーリー展開 前回は全体構成を予想し、すでに発表されている配役と、想定される登場人物を全体に当てはめてみた。今回は序盤のストーリー展開をも…
『英雄たちの選択スペシャル:大奥贈答品日記』を見た。 大奥年寄の瀧山黒幕説なるものを紹介し、その論拠として跡部伊賀守(良弼)に言及していた。十三代将軍家定の…
『青天を衝け』をとりあえず第四回までは見た。 例によって、朝ドラを強く意識したような臭いがプンプンするのはいただけないが、渋沢なんていう、大河にしてはずいぶ…
2022大河『青天を衝け』が始まった。 初回の視聴率が8年ぶりに20%を超えたらしく、話題になっている。 近年では、新しい大河が始まると、視聴率の低迷ぶりが…
■最終回(本能寺の変)の復習(あらすじと感想) 天正十(1582)年五月、安土において戦勝を祝い、徳川家康(41)を饗応する場で、明智光秀(55)に対して織田…
【予習と復習】本能寺の変(麒麟がくる:最終(第44)回、2/7放送)
■前回(闇に光る樹)の復習(あらすじと感想) 天正七(1579)年夏、丹波を平定した明智光秀(52)は敵将(波多野秀治、秀尚兄弟か)に助命を約して、その身柄を…
1/24後up【予習と復習】闇に光る樹(麒麟がくる:第43回、1/31放送)
■前回(離れゆく心)の復習(あらすじと感想) 天正六(1578)年秋、岸の嫁ぎ先の舅で摂津有岡城主・荒木村重(44)が謀叛を起こし、籠城した。光秀(51)と秀…
【予習08】戦いの始まりと終わり(鎌倉殿の13人:2022大河)
物語はいつ始まり、どこまでが描かれるのか まずはドラマでどこからどこまでが描かれるのかを考えてみたい。 本題が北条義時を主人公にした鎌倉バトルロイヤルである…
【予習と復習】月にのぼる者(麒麟がくる:第41回、1/17放送)
■前回(松永久秀の平蜘蛛)の復習(あらすじと感想) 天正五(1577)年、本願寺(顕如)は毛利(輝元)や上杉(謙信)と連携して、信長包囲網を形成していた。織田…
【予習と復習】松永久秀の平蜘蛛(麒麟がくる:第40回、1/10放送)
■前回(本願寺を叩け)の復習(あらすじと感想) 天正三(1575)年、本願寺との戦いはすでに五年が経過し、六年目に入ろうとしていた。 (同年十一月、)織田信長…
【予習と復習】本願寺を叩け(麒麟がくる:第39回、1/3放送)
■前回(丹波攻略命令)の復習(あらすじと感想) 天正二(1574)年の夏が過ぎた頃、坂本城には信長(41)の命令を帯びた使者が訪れていた。一両日中に、光秀(4…
【予習と復習】丹波攻略命令(麒麟がくる:第38回、12/27放送)
■前回(信長公と蘭奢待)の復習(あらすじと感想) 元亀四(1573)年三月、将軍義昭(37)は武田信玄(53)と共に信長(40)と戦うことを決意し、兵を挙げた…
【予習と復習】信長公と蘭奢待(麒麟がくる:第37回、12/20放送)
■前回(訣別)の復習(あらすじと感想) 元亀三(1572)年・冬、三条西実澄(62)の館で待ち合わせた光秀(45)は実澄の供として参内した。むむ、番組中程で元…
■前回(義昭、まよいの中で)の復習(あらすじと感想) 元亀二(1571)年秋、京は明智光秀(44)の館。坂本城の縄張り図を囲んで、家族の話題が弾む中、光秀一人…
【予習と復習】義昭、まよいの中で(麒麟がくる:第35回、12/6放送)
■前回(焼討ちの代償)の復習(あらすじと感想) 元亀二(1571)年九月、織田信長(38)は比叡山延暦寺を攻め、僧侶やそこに暮らす人々を男女の区別なく悉く殺し…
渡辺謙さんの『御家人斬九郎』が好きだ。 原作者の柴田錬三郎さんは「明るい眠狂四郎」をモチーフに、主人公の松平残九郎家正(通称:斬九郎)というキャラを造形した…
【予習と復習】焼討ちの代償(麒麟がくる:第34回、11/29放送)
■前回(比叡山に棲む魔物)の復習(あらすじと感想) 元亀元(1570)年秋、朝倉義景(38)は金の力で延暦寺を味方に引き入れ、浅井・朝倉勢は叡山に立て籠もっ…
【予習07】新キャスト発表11/20(鎌倉殿の13人:2022大河)
いよいよ最終日(11/20)となりましたが、ずいぶんと華やかな顔ぶれになりましたね。 ■源義経(22) 演:菅田将暉。源義朝の九男。頼朝の異母弟、兄・頼朝が…
【予習06】新キャスト発表11/19(鎌倉殿の13人:2022大河)
四日目(11/19)の発表分。 ■北条時政(43) 演:坂東彌十郎。伊豆の小豪族に過ぎなかったが、鎌倉殿(源頼朝)の舅となったことで、運命が一変する。鎌倉の…
【予習05】新キャスト発表11/18(鎌倉殿の13人:2022大河)
さて、三日目(11/18)の発表分。 ■三浦義村 演:山本耕史。武都・鎌倉の背後を本拠とし、北条氏に比肩する勢力を誇りながら、北条氏につかず離れずの立場を維…
【予習04】新キャスト発表11/17(鎌倉殿の13人:2022大河)
2022大河のキャスト発表二日目(11/17)の分だ。 ■畠山重忠(17) 演:中川大志。豪勇大力のエピソードに事欠くことはなく、鎌倉武士の誉れといわれ、人…
【予習03】新キャスト発表11/16(鎌倉殿の13人:2022大河)
なんてこったい! 2022大河『鎌倉殿の13人』のキャストが11/16から五日間連続で発表になっているのだそうな。すっかり出遅れてしまったが、以下、発表順に…
【予習と復習】比叡山に棲む魔物(麒麟がくる:第33回、11/22放送)
■前回(反撃の二百挺)の復習(あらすじと感想) 元亀元(1570)年四月、京・二条城。光秀(43)から朝倉攻めの報告を聞く将軍義昭(34)と摂津晴門。織田の…
【予習と復習】反撃の二百挺(麒麟がくる:第32回、11/15放送)
■前回(逃げよ信長)の復習(あらすじと感想) 永禄十三(1570)年四月、正親町天皇(54)から「天下静謐のため、一層励むように」との沙汰を受けた織田信長(…
『鎌倉殿の13人』妄想企画書 1.コンセプト 鎌倉殿の嫁の弟というだけで、バトルロイヤルの参加資格を得た最年少プレイヤーの江馬小四郎(義時)が姉に見守られなが…
不滅なり!室町幕府 足利ブラザーズの挑戦(歴史秘話ヒストリア:10/21放送)
『麒麟がくる』でいま注目の足利義輝・義昭兄弟が主題の番組だ。 室町幕府十二代将軍足利義晴の嫡男に生まれ、京都政界のプリンスとして育った義輝と、六歳で母の実家…
【予習と復習】逃げよ信長(『麒麟がくる』第31回。11/8放送)
■前回(朝倉義景を討て)の復習(あらすじと感想) 永禄十二(1569)年夏、京都二条城の一角で、出張の準備をする十兵衛。岐阜で朝倉攻めに関する会議があるよう…
【予習と復習】朝倉義景を討て(『麒麟がくる』第30回。11/1放送)
■前回の復習(あらすじと感想) 二条城の普請現場。信長(36)が陣頭指揮をとっている。各地の寺社から徴発された資材の数々。貴重な芸術品も含まれているようだ。…
【予習と復習】摂津晴門の計略(『麒麟がくる』第29回。10/25放送)
■前回の復習(前回のあらすじと感想) 永禄十二(1569)年正月、三好日向守(長逸)、三好下野入道釣竿(宗渭)、石成主税助(友通)の三好三人衆が京都六条の義昭…
■これまでの復習 中原の覇者となった三好長慶はいったんは三好氏による単独政権をめざすものの、将軍義輝や管領細川晴元らの粘り強い抵抗にあって旧勢力との妥協を選択…
2020大河の予習用メモ。ストーリーの軸になるのは、北条時政・義時父子に、梶原景時、比企能員、和田義盛の五人か。1.二階堂行政 没年不詳2.梶原景時 正治2(…
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今回はまひろ(吉高由里子さん)や道長(柄本佑さん)が属す世界、平安貴族について考えてみたい。とりあえずは、その前に前回、少し触れた位袍の色について。以下の画…
ついに始まった2024大河『光る君へ』。おもしろくなるかどうかはまだ分からないが、昨年とは大いに違って、丁寧かつ真摯に制作されている印象を受けた。 人気の戦…
2024大河『光る君へ』がいよいよ明日スタートする。前作の2023大河『どうする家康』が人気の戦国大河でありながら、あまりにもひどい出来(幼稚な脚本と演出)…
今年は一大河ファンとして、今のところ脚本と演出が幼稚であまりにもつまらないため、とても残念な年になりそうだ。だから、書くネタもないので、過去の大河・准大河(…
今年は一大河ファンとしては2011大河『江〜姫たちの戦国〜』(主演の上野樹里さんは大好きだったのに、脚本が……。無念!)以来の、残念な年になってしまったが、…
遅れ馳せながら、2022大河『鎌倉殿の13人』を前作(1979大河『草燃える』)とも比較しながら、総括してみたい。 大いに期待して迎えた本作ではあったけれど…
『どうする家康』の初回放送を見た。 ありていにいえば、おもしろくなかった、というのが正直な感想。 もともとジャニーズ大河ということで、あまり期待はしていなか…
【復習】(12/4)将軍になった女 わが子の阿野時元(森優作)を鎌倉殿にしたい実衣(宮澤エマ)は三善康信(小林隆)に鎌倉殿になるための条件を尋ねる。実衣は三浦…
【復習】(11/6)夢のゆくえ 実朝(柿澤勇人)の夢枕に憧れの後鳥羽上皇(尾上松也)が立ち、ともに国をつくっていこうと語りかける。実朝は上皇の後ろ盾を得て親政…
【復習】(10/2)時を継ぐ者 実朝(柿澤勇人)を拉致した父・北条時政(坂東彌十郎)の館を義時(小栗旬)率いる鎌倉軍が包囲していた。 時政はりく(宮沢りえ)を…
きょう(10/9)はドラマ本編がお休みだから、年内の日曜日は残り12回となった。 時政はもう、鎌倉を追放されてしまったから、十月は義時(小栗旬)と和田義盛…
こんなのがあったらしい、江戸の町触をちょっとした洒落で現代のお役所文書風に再現してみました。 洒落とはいっても、おもしろおかしく書いたものではありませんし、…
【復習】(9/4)理想の結婚 父・義時(小栗旬)のダークな面を見せられ、泰時(坂口健太郎)は苦悩を深めていた。 新たな鎌倉殿となった実朝(柿澤勇人)の新政が始…
9月中に話がどこまで進むかは知らないが、坂東の関羽雲長こと畠山重忠(中川大志)を敵にまわしてしまったグランパ時政(坂東彌十郎)の株は大いに急降下し、ヒール街…
【復習】(8/7)全成の確率 北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の依頼で、不承不承ながら頼家(金子大地)の呪詛をさせられていた阿野全成(新納慎也)。その…
NHKの公式ガイドブックをもっていないので、八九月のストーリー展開や進捗状況は知らないが、関東比企連合と伊豆北条組の抗争終了後、キーマンとなりそうな人物を見…
【復習】(7/3)悲しむ前に 相模川の橋供養の帰路、落馬した頼朝(大泉洋)は意識を失ったまま年を越しても、一向に回復の兆しは見られなかった。 ポスト頼朝を巡っ…
ついに頼朝(大泉洋)が逝った。 明日(7/17)からは、北条父子と梶原景時(中村獅童)との戦いを皮切りに、鎌倉バトルロイヤルが幕を開ける。景時を追い落とした…
■第25回(天が望んだ男)の復習 大姫(南沙良)が死んで以降、頼朝(大泉洋)は毎晩、悪夢にうなされていた。 建久九年(1198)十二月二十七日、北条時政(坂東…
いよいよ、エックスデイが迫ってきた。来週(6/26)がそうだとすると、七月からはいよいよ主人公・義時(小栗旬)のステージが始まる。まずは父・時政(坂東彌十郎…
今年は一大河ファンとしては2011大河『江〜姫たちの戦国〜』(主演の上野樹里さんは大好きだったのに、脚本が……。無念!)以来の、残念な年になってしまったが、…
遅れ馳せながら、2022大河『鎌倉殿の13人』を前作(1979大河『草燃える』)とも比較しながら、総括してみたい。 大いに期待して迎えた本作ではあったけれど…
『どうする家康』の初回放送を見た。 ありていにいえば、おもしろくなかった、というのが正直な感想。 もともとジャニーズ大河ということで、あまり期待はしていなか…
【復習】(12/4)将軍になった女 わが子の阿野時元(森優作)を鎌倉殿にしたい実衣(宮澤エマ)は三善康信(小林隆)に鎌倉殿になるための条件を尋ねる。実衣は三浦…
【復習】(11/6)夢のゆくえ 実朝(柿澤勇人)の夢枕に憧れの後鳥羽上皇(尾上松也)が立ち、ともに国をつくっていこうと語りかける。実朝は上皇の後ろ盾を得て親政…
【復習】(10/2)時を継ぐ者 実朝(柿澤勇人)を拉致した父・北条時政(坂東彌十郎)の館を義時(小栗旬)率いる鎌倉軍が包囲していた。 時政はりく(宮沢りえ)を…
きょう(10/9)はドラマ本編がお休みだから、年内の日曜日は残り12回となった。 時政はもう、鎌倉を追放されてしまったから、十月は義時(小栗旬)と和田義盛…
こんなのがあったらしい、江戸の町触をちょっとした洒落で現代のお役所文書風に再現してみました。 洒落とはいっても、おもしろおかしく書いたものではありませんし、…