子供の精神的発達を「認識の発達」から見たのがピアジェの発達理論、「関係の発達」からみたのがフロイトの発達理論ほかにもエリクソンの発達理論などもあるけど、私が発達相談外来をする中で常に念頭にあるのが「心の理論」の発達だから、「心の理論」について、あらため
ドルジが小学校5年生で不登校になるまで、ドルジに学習障害の特徴があるとは全く気付かなかった友達付き合いは下手で、クラスにあまり馴染んではいないように見えたからそれは心配はしていたけど、勉強はよくできていたから、勉強の心配は全くしていなかった。むしろ、将来
学習障害の診断や状態評価には、たくさんの検査が必要となる病院によって、誰が検査をするかによって、施行する検査は同じものもあれば、異なるものもある。でも、検査の大枠、目的は同じWISC Ⅳを確認した後、読み書き障害の可能性を評価、場合によっては算数障害の可能性
ある日、まおと友達とどんなことを話すか、ということが話題になったまおは、「私、芸能人にほんと興味が無いから、みんなが話すことについていけないんだよね。。」と言っていた。続けて、「小学生や中学生の頃は、それが悩みでもあった。みんなが話題にすることに、ついて
久しぶりに、WISC Ⅳ の結果の解釈についてリンク④言語理解指標(VCI)が高く、他の3つの指標が低い場合この子たちは、言葉を使って考える力や言葉の知識は強い一方で、知覚推理、空間処理や注意集中、ワーキングメモリー、視覚情報を素早く処理する力などは弱いそのため
ASD特性であるこだわりは、程度の差こそあっても、すべてのASD児にみられるただ、周囲の大人がASD児の言動を「こだわり」と捉えるかどうかはさまざまこだわりにも、良いこだわり、生活に支障が出ないこだわりもあるし、子供が幼いうちは、子供の言動がこだわりからくるものだ
ペアレントトレーニングでは、罰は大きすぎたり長すぎたりしては良くないと考えられているなぜかというと、罰を与えられた子供の側に、怒りばかりが残ってしまうからそれから、罰を与えたあと、タイムアウトの後は、水に流すことが大切だとも考えられている。くどくど「もう
夏休み中もドルジとの英語勉強は続いているドルジは、本格的に英語の勉強を始めたばかりの頃は、短い英文を読むにも知らないことだらけですごく長い時間がかかったけど、最近はだいぶスラスラ読めるようになってきた。ある日、勉強中に、早くドルジと遊びたいゆづがちょっか
夏休みのはじめ、まおは相変わらずの夜更かし生活で、起きるのはますます遅くなり、午後になってから起きてくることもしょっちゅう夜型の夫が寝ようとする時間にまだスマホやタブレットを観ているまおに、しびれをきらして「やっぱり深夜はもうWi-Fi切った方がいいんじゃな
ASD児が持つ「こだわり」のメカニズム心理学的仮説として「中枢性統合」という概念が提唱されているそうだこれは、物事を構成する個々の部分よりも、まず全体像をざっくり把握するという機能リンクASD特性を持つと、まず全体像を把握してから部分を見るのではなく、個々の
このブログを始めてもう3年目に入った我ながらよく続いたなぁ…ブログ最長記録せっかくブログを書くからには、関心ある人に読んでもらえたら良いなぁと思って、ブログランキングにも参加したでも、この2年と少しで、書きたかったことはだいぶ書いてしまった気がする今日こ
ペアレントトレーニングでは、③危険な行動・許しがたい行動には、すぐに止める and/or 制限を設けることが推奨されているそして、もっと踏み込んで、警告と罰(ペナルティー)の与え方についても学ぶ。例えば相手に積み木を投げるなど、物や人を傷つけてしまう可能性がある
最近はめったに夢を見ない私だけど、久しぶりに夢にうなされたドルジが頭痛を訴え、学校のようにも見える、大きな病院を受診した私は一緒についていったけど、入り口から入ることは許されず、ドルジだけが病院の中へ入っていった。体育館のような広い別棟の待合室へ行き、私
子供は親をよく見ている、よくわかっていると言うけれど。。。本当だなぁとあらためて実感した出来事我が家では、夫が世間の多数派代表と認識されている子供たちは「パパの言うことはだいたい世間一般に言われていること」と思っているよう。一方、私のことは、子供たちも夫
我が家のまおにも、「黒の時代」があったまおは、小学校高学年のころはニコラやニコプチを愛読し、girlyな服が大好きだった中学生になり、不登校になってから徐々にスポーティなシンプルな服を好むようになっていった。モノクロの服が多くなり、中学2年生のころには黒のアイ
友達との約束に、「遅刻するくらいならドタキャンする」学校へ行くときも、「遅刻するくらいなら欠席する」特にASD特性を持つ子供たちから、こんな言葉を聞くことが多いゼロか百か、白か黒かのいわゆる「白黒思考」になりがちだったり、予定通りに物事が進んでいかない状況は
発達相談外来で親御さんとひとしきり話したあと、診察を終える前に私が「あとは大丈夫ですか?何か確認されたいことはありますか?」と親御さんに聞くと「この子のために、何かできること、家でしてあげられることは(ほかにも)ありますか?」と言われることがよくある子供
ASD児は、微妙な、人間関係の機微を感じ取るのがうまくないだから、クラスメートの中で自分の立ち位置を確保する、ということをしようと思ってもうまくできなかったり、そもそもそういうことに全く意識がなかったりする。でも、「わかりやすい」人間関係にこだわることは結構
「臨床ユング心理学入門」を読んで学んだこと。。リンクそのうちの一つが、無意識には「個人的無意識」と「普遍的無意識」があるということフロイトやアドラーの言う無意識は、個人的無意識のことを指し、両者とも無意識をストレスが抑圧されたネガティブなものと捉えてい
心理療法のプロフェッショナル、村瀬先生によるとリンク「治療者が自己を洞察している深さにおいてしか相手の問題は理解できない」そうだつづけて、「患者の側から言えば、治療者の理解できる程度に応じて患者は反応を示すものである。それから、治療者は、自分の中の幼児
受験生の夏、我が家のドルジはここ数年の中で一番活動的に過ごしてる家族旅行にもついてきたし、私がいない時間に、ドルジが好きな理科と数学はちょこっと自主勉強しているそれから、「自分の目で高校ってどんなところか確かめたい」と言い、私立高校、公立高校と高専のオー
高校2年生の夏休みを満喫しているまお相変わらずインドアで、ほとんど家にいて、自分のペースで楽しく過ごしている。アニメや漫画を見て、時々料理をするのは相変わらずそれ以外、最近のまおのお楽しみは、クロスステッチをしながらテレビで競馬やニュースを観ることクロスス
継次処理優位か、同時処理優位か、まずは自分自身のタイプを知ることが大切私自身は、以前に受けた心理評価や日常の様子からの自己判断で、言語優位、継次処理優位だと思っていた。なぜなら、WISC-Ⅲでは言語理解>知覚統合だったし、「地図が読めない女」だったから。で
発達相談外来で出会う子供たちを診ていて、いつのころだったか、かなりの頻度で全身黒ずくめの服装の子供たちがいることに気付いた上下真っ黒の服装で、靴やサンダルさえも黒いという子供もよく見かけるもちろん、心の問題があまり深くなくても、一般的に、思春期に黒を好む
発達相談外来を始めたばかりの後輩ドクターから、時々相談を受けている先日、後輩からの相談&愚痴?を聞いて、私も久々に「ひどい!」と思ったこと…後輩が診ている中学生男子、学校を遅刻、早退、欠席をしながら何とか通えている。でも、頭痛や腹痛など身体症状も強くて、教
ある日、夫が友達と電話していて、突然「ちょっと話してやって」とスマホを渡された夫の学生時代からの友達で、子供たちが小さかった頃はよく一緒にバーベキューしていた。彼と話すのは数年ぶり…急にどうしたかと思ったら、医療?相談だった高校生の娘さんが、1学期、頭痛が
心理士の先生におススメしてもらった村瀬嘉代子さんの本、すごく難しくて、理解できないことが多々あるのだけど、ときどき私の心にストンと落ちる記述もあるリンク筆者は、精神療法(心理療法)においては、治療者は、共感と観察という二つの矛盾した態度を同時にとること
生まれつき「人」より「もの、こと」への興味が優勢なASD児でも、ASD児の人への興味・関心の程度は個人差が大きいし、成長とともにとても変化するASD特性がある、といっても、人への興味やその質は様々、ということかな。それから、ASD児の「こだわり」も、物や自分の思
「合法的」なお休みをすると宣言していたまお。。。予定通り、まおは土曜日に模試で学校へ行った後の翌月曜日は学校を休んだ出張で早朝からいないと思っていた夫は、思いのほか出発時間が遅いことがわかり、まおは「パパに何か言われたらいやだなぁ。。。」と言っていた。ど
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子供の精神的発達を「認識の発達」から見たのがピアジェの発達理論、「関係の発達」からみたのがフロイトの発達理論ほかにもエリクソンの発達理論などもあるけど、私が発達相談外来をする中で常に念頭にあるのが「心の理論」の発達だから、「心の理論」について、あらため
発達相談外来で親御さんから時々聞かれること。。。それは、子供が、言葉で説明するのが上手じゃなくて、擬音が多くなるということその話題になったとき、私がいつも思い出すのが、長嶋茂雄さんが打撃方法を聞かれたときに「スーッと来た球をガーンと打つ」と言い、周囲を笑
先日、日本小児精神神経学会の講演を(webで)視聴したすごく勉強になることがたくさんまず、過量服薬について。。。近年は、病院で処方された睡眠薬などではなく、市販薬(OTC薬)の乱用、過量服薬が非常に多いそう確かに、発達相談外来での経験でも、子供たちの口から聞く
私は、資産運用(特に投資)と家事能力(特に料理)は子供たちに伝授したい!と思ってしつけ?てきた幸い、今のところ3人ともそれなりに取り組むようになってくれて、嬉しいまおは一人暮らしでも出来すぎなくらいちゃんと自炊している。そして、投資についても伝授したい!と
中学校時代に不登校だったまおやドルジは、個別指導の塾と私との家庭学習で勉強した(まおの場合はフリースクールも行っていたし、ドルジは中学校3年生では授業の3分の1から半分くらいは参加できていたかな)特に、家での勉強は私が得意だったこともあり、英語が中心だった。
物事・対象を概念化していく過程で、どのように対象を知覚し認識するのか、その様式の違い、割合の違いの個人差は大きい例えば、自分のまわりの世界を認識する時、「線で見る」のか「色で見る」も大きな違いの一つその話を発達相談外来で親御さんに話をしていて。。。「そし
我が家のゆづの「中学デビュー」は、なかなか面白いもともとのゆづは、誰とでも気軽にコミュニケーションを取れ、運動も得意で陽キャの素質を持ち合わせているでも、好きなものはアニメ・漫画、ラノベで最近はドルジの影響で麻雀も大好き休日はほとんど外に出ることなく、家
WAIS-Ⅳを受けるための事前面接を終え、いよいよ本番の日私はどきどきしながらカウンセリングルームに向かった時間ぴったりに検査室に向かっていると、心理士さんが部屋の外で待っていてくださった。私は「こんにちは。今日はよろしくお願いします」と言うと、心理士さんも
ユング心理学の解説書によると、ヤングがタイプ論で興味を持ったこと、やりたかったことは、人間をタイプ分類することではなくて、人間の「劣等機能」に光を当てることだと言っているリンクどういうことかというと。。。16のタイプというのは、どの機能が他の機能に比べて
まおは、思いのほか順調に大学生活&一人暮らしに適応していっているようそれは、私にとってはさみしくもあり、とても嬉しい先日、まおからバイトが決まったとの連絡がきた。なんでも、大学の図書館や生協でアルバイトを募集していたらしく、人気があっていつも抽選になるの
最新号の小児精神神経学会雑誌に、チックの治療薬についての話題が載っていたチックの治療について、抗てんかん薬であるレベチラセタム(イーケプラ)+トピラマート(トピナ)が効いたという報告筆者によると、ヨーロッパのチック治療ガイドラインにはこれらの抗てんかん薬
新学期早々、ゆづの中学校で授業参観があった残念ながら私は父の介護をしなくてはならない日で、見に行くことができず。。。週末だったこともあり、「それなら、ママのかわりにオレが行くよ!」とドルジゆづには「絶対来るな!」と言われていたし、私自身も(さすがに中学生
ゆづは、中学校生活にも少しずつ慣れてきたようまおは中学校1年の2学期から、ドルジは中学入学前から不登校だったから、ゆづの「普通の」中学校生活の話を聞けるのは新鮮だし、とても嬉しい先日、放課後の過ごし方が話題になった。ゆづは、テニススクール主催?のテニス部に
ユング心理学がベースにあると知って、俄然興味が出た性格診断私自身の自己診断では内向的思考優位型、サブタイプは直観型だろうと予想そして、ネットで見つけた16タイプ性格診断をやってみた。すると、判定は。。。。「論理学者:INTP-T」となったI:内向型、N:直観型、T:思
私の心配をよそに、まおは新生活に結構はやく慣れてきたようだ家を出る時は、「ゴールデンウィークには絶対帰ってくるって言ってたけど、もしそれまでに我慢できなくなるようなら、その前の週末とかも帰ってきていい?」なんて言っていたまお。入学式後、私がまおのところか
WAISを受けるための事前面談で。。。私は、心理士さんに「これは皆さんに言っていることなのですが。。。検査結果の数値がご自分の想定より低くても、がっかりしないでくださいね」と言われた心理士さんによると、WAISを受けてみたところ、自分が思っていたより数値が低くて
新学期、ドルジは「今日も学校だ。。。」とため息をつくことはあるものの、1年生の頃に比べて余裕があるように見える高専生活に慣れたのだろうけど、何より2年生では毎日3時間目までしかなく、部活にも入っていないドルジは15時すぎには帰宅できるというのが大きいようにも思
最近、ゆづが「ママはいくらくらい株を持ってるの?」「どうして株を買おうと思ったの?」「投資って必要なの?」など、急に私に聞いてくるようになったもともと、私は、生活力をつけることと、金融教育をすることは家庭の仕事!と思ってて、我が家の財政事情や投資について
数年前に、まおから話を聞いていた性格診断、最近友達や発達相談外来で出会った子供からも話を聞く機会があり、あらためて調べてみようと思ったそれは、MBTI:Myers Briggs Type indicaterをもとにした、16タイプ性格診断MBTI自身は、ユング心理学の「タイプ論」をベースに作
私が知る限り、まおはこれまで、コミュ力高めで外向的な子と友達になることが多かったまお自身はとても内向的で(外では)おとなしく、決して自分から知らない子に声をかけることはないから、まおと似たタイプの友達はほとんどいなかったでも、そうなると友達と好きな物や趣
APD/LiDの考え方を知り、私自身もまた自己理解が少し進んだAPD/LiDの主症状である「雑音の中で聞き取れない」というのも「耳で聞いただけでは理解や記憶ができない」というのも、私自身にぴったり当てはまる昔から、ゲームセンターのような雑音が大きい場所では相手がどんな
最近、鉄について考えさせられる機会が何度かあったまずは、「むずむず脚症候群」のガイドラインがあるということを知った(引用したいのだけど、うまくできなかった&長すぎて全部読む気にならず)ADHDの講演会で児童精神科の先生が話してくれていたことから。。。まず、
高専生活を楽しみ始めたドルジ普段の授業はどんな感じなのか聞いてみた。「90分は長いね~。。でも、ほとんどの授業でノートを書く必要が無いんだ!それはすごく楽。数学では、先生たちが黒板を使って説明するけど、書いた後写メを撮ってアップしてくれる。自分のスマホでも
いつもはネットで本を購入するけど、久しぶりに本屋さんをぶらぶらして衝動買いリンク題名通りの「天才を殺す凡人」についても触れてはいるけど、そこが主題ではなくて、そのメッセージの本質は「自己信頼」自分や人を理解する上でとても参考になることが書かれてあったま
ガイドラインで、抗ADHD薬の併用療法は第3段階から検討することを推奨されているでも、ガイドラインを作った医師たちの間では、併用療法を第2段階に記載すべきという意見も半数を占めるとか。。。ガイドラインで推奨されているのは、コンサータとインチュニブ、コンサータと
Amazonのおススメにあがってきてポチっとした本。。。リンクこういう考え方、見方もあるのだと参考になったHSCやDCDみたいに、少しずつ知られていくことになるのかな。「APD:Auditory Processing Disorder 聴覚情報処理障害 / LiD:Listening Difficulties 聞き取り困
先日、中学校の先生方と支援教育や高校入試について話し合う機会を得た小学校で学習支援を得てきた子供たちが中学校に入学してくるようになり、その子たちに対し、中学校ではどのように対応すべきなのか、何ができるのかということを中心に話し合うことになったのだが。。。
高専に入学後、ドルジは毎日登校し、遅刻や早退をすることなくフルに頑張っている「疲れた~」と帰ってはくるものの、中学校の時のように食欲が落ちたり胸の痛みを訴えたり身体にあらわれるようなこともなく、結構元気に見えるドルジに学校生活を聞いてみると、期待とちがっ
中井先生の著作を読んでいて、心に残ったこと。。。リンク精神科の、先生を受診されてた患者さんたちの好きなことわざ3つ「溺れるものは藁をもつかむ」「雨降って地固まる」「出る杭は打たれる」だそうだ中井先生は、「たぶん、『出る杭は打たれ』てこうなって(精神疾患
ガイドラインでは、first choiceの薬剤が有効じゃなかった場合、第2段階では他の2剤のうちから選び単剤療法することが勧められているそして、コンサータとインチュニブ、あるいはコンサータとストラテラの併用を検討するのは第3段階となっている。ガイドラインの第2段階まで
私が見よう見まねでバウムテストなどの描画テストを始めてからしばらくの間、診察室のプリンターに準備されているプリント用紙を使って子供たちに絵を描いてもらっていた本当は、心理士さんに、ちゃんとしたケント紙に描いてもらった方が良いと聞いてはいたのだけど、はじめ
小学校高学年から中学生の息子さんを持つお母さんたちから時々相談されること。。。それは、もう大きくなってきた息子が、いつまでも自分にくっついてくる、身体的接触をしてくる、自分と一緒に寝たがるのだが、大丈夫か?というもの子供の心理的な自立は、個人差はもちろん
いよいよドルジも高専生楽しく通学できるのか、ちゃんと勉強についていけるのか、私はとても心配していた。でも、嬉しいことに、今のところドルジは結構元気秘密の面談で担任の先生から言われていた通り、国語では漢字学習があるらしく、ドルジは「高専に来て、漢字練習させ
著明な精神科医である中井久夫先生の自伝的な著作を読んで心に残ったこと。。。リンク中井先生は、「患者さん自身が医者を選んでいると思います。だから、私の初診であってその後こられない方も当然いらっしゃいます。いつの間にか自分に合った患者さんに囲まれていくから
ADHDの薬物治療の講習会に参加して、あらためて新しいガイドラインで推奨されている薬物療法を学び、ガイドライン作成の裏側や、オフレコで経験豊富な先生方の奥の手をいろいろ聞くことができた少しずつ書き留めていきたいな。まず、ガイドラインでは、first choiceの抗ADHD
ある日の発達相談外来で。。。。ASD特性のある幼児、初めての受診でもあり、親御さんはとても緊張した表情だった。話の中で、その親御さんは受診に至るまで、いろいろな葛藤があったこと、子供の発達に良いと思われることにも取り組んできたことなどを語られたそれでも、なか
新年度を迎えて、私は驚きの連続受験生になったまおは、大学受験に向けてギアチェンジしたのか、あきらかに今までのまおと違うまず、放課後すぐに家に帰らず、学校に残って勉強してくるようになってきた2年生までは、誰よりも早く下校して、家でのリラックス、デトックスタイ
高専の入学式より前のこと。。。先輩ドクターから、高専は特性ある子供たちに、結構手厚く支援をしてくれると聞いていたので、私はドルジに支援をもらえるように相談してみようと促したでも、ドルジは中学校の時と同じく「いや、そういうことはせずにやっていきたい」と言う
自他境界について、私なりに考察した結果、ASDは先天的に自他境界が弱い(薄い)、統合失調症が後天的に(病的に)壊された(壊れた)と考えると理解しやすいそして、ASDとHSCは自他境界が弱いというところは共通で、HSCは基本的にはASDスペクトラムの範疇だと考えている(
新しいADHDのガイドラインから。。。リンクADHDと診断された子供たちが併存症を有する割合は高いことが知られているガイドラインによると、米国では約3分の2、日本では約80%とされている日本では、反抗挑発症が54%、素行症が10%、学習症が26%、排泄症が20%、運動症が