WISC-Ⅳの解釈法を学んでいる時、「CHC理論、CHCクラスター」という考え方を知ったリンクWISC-Ⅳの個人内分析では、下位検査をそのまま使うのではなくて、指標やクラスターを使うことが推奨されている。特に、4つの指標がそれぞれ下位検査間の差が大きくて単一指標として
WISC-Ⅳの解釈法を学んでいる時、「CHC理論、CHCクラスター」という考え方を知ったリンクWISC-Ⅳの個人内分析では、下位検査をそのまま使うのではなくて、指標やクラスターを使うことが推奨されている。特に、4つの指標がそれぞれ下位検査間の差が大きくて単一指標として
まおは学生マンション?アパート?で一人暮らしする希望すれば朝夕食がつけることができ、日中は管理人さんも常駐しているいざというとき安心!と思いそこに決めたのだけど。。。引っ越し後、そこに住む学生同士の交流行事が結構さかんであることが判明早速「新入生歓迎会」
発達相談外来で、「子供を手放したい」「里子に出したい」「これ以上育てるのは無理」など親御さんから涙ながらに相談されることが時々あるもちろん、その危険度というか切羽詰まり度は様々で、「そうは言ってるけどなんとかなりそう」と感じる場合も多く、「これは児童相談
まおや自分自身の人間関係について徒然考えていて思ったこと。。。まおも私も、自分が人からどう見られているのか、思われているのかすごく気になるそれゆえ、相手に対する思いやりも、純粋に相手を思いやってというより、自分が相手によく思われたいから、という気持ちが優
今年のバレンタインデーでは、ゆづは初めて女の子たちからいくつかお菓子をもらってきたこれまでももらったことはあったけど、ゆづに、というよりは女子のママから私を通してゆづへ、みたいな感じばかりだったから、ゆづ自身が友達からもらってきたのは初めてゆづが言うには
WISC-Ⅴでは、学習障害のアセスメント用に相補助指標得点も算出できるとそれは、NAI:Naming Speed Index 呼称速度指標、STI:Symbol Translation Index 記号変換指標、SPI:Strage and Retrieval Index 貯蔵と想起指標 という3つの指標そこまではネットを探せば情報が出てき
いよいよまおの新生活が始まった我が家を離れてたった一人の生活。。。3月末に引っ越し、4月始めに入学式とあわただしく過ぎ、あっという間にまおとお別れ心配はつきないし、いつまでも一緒にいたい気持ちになるけど、私は私の生活に戻らざるを得ない。とはいっても、私が一
発達障害関連のweb講演を聞いて。。。の続き精神科の先生によると、ASDだけでなく、受診してきたADHDのうち、約13%がギフテッドだそうそして、ギフテッドのADHDでは、不注意症状が平均的IQのADHDに比べて軽い傾向にあると知的能力が高いゆえ、自分なりの対処法をとれるよう
まおの旅立ちの日が近づいてきてきた頃…私は明らかに情緒不安定だったリビングで弟たちとじゃれてるまおを見てると涙が出てくるし、車を運転していても、どこを見てもまおとの思い出が蘇ってくる。自分自身が親元を離れたのもつい最近のことのように思い出せるのに、もう我
ゆづのWISC-Ⅴの結果では、実は指標同志の凸凹はそれほど大きくはなかったのだけど、下位検査の得意不得意の差は結構大きいものもあった本来ならば差の大きな下位検査を組み合わされた指標は、算出はできても、妥当性は下がるのは、WISC-Ⅳまでとかわらないと思うだから、下
WISC-Ⅳでは、補助指標得点としてGAI:General Ability Index 一般知的能力指標とCPI:Cognitive Proficiency Index 認知熟達度指標も算出できるこの数値自体は親御さんに渡すレポートに載せることはあまりなくて(下位検査のように載せたらダメというわけではないと思う)あく
睡眠について ⑤ ~Weekend catch-up sleep~
最新号の日本小児神経学会雑誌に、睡眠に関する面白い論文が載っていた要約すると。。。思春期世代の多くが眠気を訴えていて、その主な原因は睡眠不足週末に睡眠不足を解消するために平日よりも長い時間眠っている場合が多いけど、それでも睡眠不足を十分に補うことはできな
先日、久しぶりに発達障害関連のweb講演を聞いた精神科の先生の講演で、メインは成人期の話だったのだけど、興味深い話題だったので、書き留めておきたいなまずは、ギフテッドについて、以下は演者のスライドから。ギフテッドの人々は、さまざまな感覚的情報を大量に取り込み
私が毎日チェックしているブロガーのちゅり男先生の処女作となる本が発売されたリンク私自身も投資の勉強をずいぶん長い間してきたから、ちゅり男先生が書いておられる記事の内容はもうたいていの場合で理解できている(はず)でも、やっぱり今でも、知らなかったことや新
ゆづにWISC-Ⅴを施行してくれた心理士さんと解釈について話し合い、私なりに納得できる気付きがたくさんあったまず、私はゆづの日頃の言動や国語のテストの出来具合などから、言語は相対的に低いと思っていたのだが、そこにはいくつかの理由が考えられた。一つには、きょう
WISC-Ⅴ ③ ~WMI:ワーキングメモリー指標について~
WISC-Ⅴについての続き。。。WISC-ⅣでのPRIがWISC-ⅤではVSIとFRIに分かれ、充実した半面、WISC-VではWMI(ワーキングメモリ指標)の中身が若干シンプルとなったように感じるそもそもワーキングメモリー指標とは、短期記憶や集中力などを反映する指標で、情報の一時的な保持
まおが卒業旅行に行かないと聞いた夫は、どうしてそうなったのかまおではなくて私に理由を聞いてきた夫は普段から、日常会話や楽しい話は子供たちとするけど、込み入った話や良くない話はまず私に確認してくるそれが、夫なりの子供たちへの配慮なのだろうな、と思う自分が意
我が家では、私が「ちょっと手伝って」と3人の子供たちに誰とは指定せず声をかけるといつも真っ先に反応してくれるのはドルジドルジは、そうやって3人まとめて声をかけたときだけでなく、ドルジ自身に「ドルジ、ちょっと手伝って」と頼んでもすぐに来てくれるそればかりか、
新しく読んだペアトレの本には、無視が使えない場合もあると書いてあったリンクまずは、①子供の行動が悪化して、自傷や他害など危険な行動になる場合それから②固執・こだわりや被害的認知などが関連している場合③背景に不安・いらだち・怒りなどがある場合 ASD特性
私の勉強のため、ゆづにも心理評価(WISC-Ⅴ)を受けてもらったまおやドルジ、自分自身の結果は、日頃の様子から予測する傾向と、WISC-Ⅳの結果が大きな違いがなかった一方、ゆづの結果は私の予想と大きく異なっていて、本当に驚いた発達相談外来での経験をだいぶ積んできた
ゆづが受けたWISC-Ⅴを通して学んだこと。。。WISC-ⅣとWISC-Ⅴの一番の相違点は、WISC-ⅣではPRI(知覚推理指標)として統合されていた視覚処理と流動性推理が別々の指標で算出されるようになったこと具体的には、視覚処理はVSI:Visual Spatial Index 視空間指標、流動
ここ最近、株価も堅調だけど、実は仮想通貨が熱いビッドコインの値段を見ると、1月下旬くらいからぐんぐん上昇して今では1.5倍以上になった株ではここまで短期間に株価が急上昇することはめったにないから、やっぱり仮想通貨はギャンブル的で面白いなぁと思う私自身、半年く
春休みに入り、ドルジの担任の先生から私宛に電話がかかってきた用件は、進級後の2年時、学習上の配慮を希望するか否かについて。高専入学時、ドルジには内緒で学校と話し合い、中学校までの経緯とドルジの特性について伝え、場合によっては学習上の配慮(国語と英語)をもら
新しいペアトレの本を読んで。。。「無視・待つ・ほめる」で留意しなければならないことの続き。。。リンクまず、「無視されると、一時的にその行動が増える」ことそれから、「徹底しない無視はかえってその行動を増やす」ことこれは、私も本当に実感する先日も、職場のス
まおは、3年生のいつの頃からだったか、仲良しの6人グループで卒業旅行に行くことをとても楽しみにしていたでも、ある日「みんな、お金が厳しいからって泊りがけの旅行はやめておこうって話になったわ。。」と悲しそうに報告してきた詳しく聞いていると、どうもまおのいない
私が勤務しているいくつかの病院では、まだWISC-Ⅳが使われているけど、他院やカウンセリングルームなどでWISC-Ⅴを受けた子供たちの結果をもらうことが増えてきたWISC-ⅢからWISC-Ⅳに移行していったときは結構変更が大きく驚いた経験もあり、今回のバージョンアップ詳細も
大学の同窓会で大学を卒業後のみんなの人生について聞くのが本当に楽しかったし、もちろん、私もみんなの前で話してきた事前に仕事の話や家族の話をどこまでするかはだいたい考えていたのだけど、投資について話せるかどうかはその場の雰囲気によるなぁと思っていた。これま
私は大学生のころからずっと同じ美容師さんに髪をケアしてもらっている美容師さんとは親子共々同年代で、お互いの家族のことなどいろいろ話す間柄我が家の子供たちのこともぜーんぶ話してある。先日美容院に行ったときもお互いの子供たちのことをいろいろ話していた。私が「
ペアレントトレーニングについての新しい本を読んでみたリンクさすがに新しい本はペアトレのエッセンスがうまくコンパクトにまとめてあるなぁと思った特に読みごたえがあったのは、「(子供の行動を)無視・待つ・ほめる」を実践する際の留意点について述べてある章まず、
中学で不登校だったまお、無事高校生活を完走し、あっという間にもう卒業どきどきしながら受験や入学式に送り出したり、いつ「学校へ行かない」と言い出すかどきどきしていた頃のことがつい最近のことのよう今振り返ると、1年生は本当にハラハラの連続、2年生でもまだ安心で
我が家の子供たちは私に似て、人前で話すことが本当に苦手普段は教室で元気なゆづも、授業中手を挙げて発言することは絶対にないし、大勢の人の前で何かしないとならない場面は極端に嫌がる先日も、体育の時間にグループで練習してきた創作ダンスを全校の前で発表するという
先日、大学卒業後2回目の同窓会があった私は、1回目は子供たちが小さかったこともあり参加しなかったから、初めての同窓会参加卒後はじめて再会する同級生もいれば、ちょこちょこミニ同窓会や病院で出会ってる同級生も。。。食事をしながらのテーブルでのおしゃべりも楽しか
期末テストも終わり、あと少しで春休みなドルジ前の晩に夜更かしした(夫が言うには)ためか、朝から元気がない今日は休むのかな、と思って見ていたら、スローペースではあるものの登校する準備はしていた。私は特に何も言わず、家を出ようとするドルジに「行ってらっしゃい
チックのガイドラインから書き留めておきたいこと。。リンク②治療薬について一般小児科医がチックに対し処方する場合、アリピプラゾールかリスペリドンが推奨されるということ。それ以外の治療(漢方薬や抗てんかん薬、レボドパなど)については明確なエビデンスがない
今年になってから、私はちょっと調子が悪かった仕事をしていても、料理をしていても、ぼーっとしていても、ふとした瞬間に漠然とした不安が襲ってくる急に何かいたたまれないような、このままではいられないような、何か身体の調子がおかしいような、そんな不安「大丈夫、大
父の資産管理(の一部)を任されるようになって、仕事を引退後のお金の使い方、資産の守り方を真剣に考える必要が出てきた資産の作り方、お金のため方は必死に勉強したけど、自分自身の仕事の引退はまだまだだから、お金の使い方はこれまで全然意識してなかったため、試行錯
コロナ禍が終わり、最近は飲み会に誘われたり、同窓会が開催されたりと夜にお出かけすることが増えた先日も、お世話になっている病院のスタッフたちの飲み会に参加するため、目的のお店に向かって夜道を1人で歩いていた女子?が飲み屋のある夜道を1人でも歩ける日本ってすご
後期期末テストでついに英語(のうちの1つの単元)で赤点、国語では赤点回避ぎりぎりの点数だったドルジ英語は勉強不足を痛感していたから納得していたようだけど、国語はいくら自分なりに努力しても点数に結び付かなくて、葛藤があるよう「どうやって国語を勉強したら良い
つい最近、チックのガイドラインが日本で初めて発売されたリンクどんなふうにまとまっているのかな、新たな知見があるのかな。。。と思い、早速購入知識としてはほぼ知っていることが書いてあったけど、中にはあらためて思い出させられたことや、これからの診療で生かした
少しずつまおの大学進学に向けて準備を進めている今日このごろある夜、まおと話していて。。。。「大学に入って、心理学勉強したいし、友達も作りたい。〇〇での生活を楽しみたいし、一人暮らしもしたかった。でも、すごく不安にもなる。この家が大好きだし、ずっとここにい
先月号の日本小児精神神経学会雑誌に、面白い論文が載っていた論文では、2023年にSNSで話題になった子供への接し方の標語「おすしさいこうかよ(お寿司最高かよ)」が紹介されていた。お:脅かさないす:すぐに助言しないし:叱責しないさ:最後まで話を聞くい:(子どもの)
ゆづは、私のススメで小学校3年生からテニス教室に通い、6年生の春からは自分から希望してバスケットチームに入ったテニスは嫌いではないのだろうけど、希望者参加の試合や合宿などには1回も出たことがなく、ゆづは運動が好きだからテニスも続けているだけで、特別好きなわ
先日の発達相談外来で我が家と同じように2人の子供たちが次々不登校になって、格闘しておられる親御さん。。子供たちに伝えたいことがあるとき、自分から話すのが良いか、ご主人からの方が良さそうか、子供たちの状態を見ながらご主人と目くばせしたり声をかけたり、悪戦苦闘
先月号の日本小児科学会雑誌に、ADHDの総論の論文が載っていたADHD疾患概念の歴史に始まり、これまでわかってきた医学的見地、今研究中でわかりつつあることなどとてもわかりやすくまとめられ、すごく良かったまず、脳機能的病態仮説について、「Triple Pathway Model」と「D
まおの高校では、国公立大学を一般入試で目指す生徒は少数派で、共通テスト前には3年生大部分の進学先や就職先が決まっているだから、今は卒業に向けて補習が行われているらしい。英語や数学、化学など教科の補習のようで、何をするかは各々先生にまかされているよう受験を終
今となってはもうだいぶ前。。。まおが小さい頃、「子どもへのまなざし」を愛読していたリンク書かれてあることを妄信しすぎた反省もあり、今は手放してしまい手元には置いてないのだけど、その本に書かれてあったことで、今でも参考にしていて、発達相談外来で親御さん
今年も確定申告の季節がやってきた毎年のことだけど、1年に1回しかしないから、入力の仕方や税制の仕組みを忘れてしまう部分もあったりして、いつも時間がかかってしまうそして、毎年税制の複雑さにため息が出てくる。よく友達や知り合いにふるさと納税を勧めていたが、今の
発達障害の診察で一番緊張する瞬間の一つは、初診の子供の親御さんに私なりの見立てやアドバイスを伝える時まだ親御さんとの信頼関係はないし、親御さんは様々な不安や葛藤を抱えて受診されているし、私の伝え方により事態が好転する可能性も、悪化する可能性もあると思った
最近アマゾンのおススメに見かけてポチっとした本リンク手芸(特に刺繍)が大好きな男子高校生が主人公、彼や彼の家族の人となりや人生について書かれたお話だった全体として、すごくじ~んとくる、温かい小説だったな私が感じたのは、人の言動はその人の持って生まれた個
まおは、高校生になってから2回の単発バイトを経験したアルバイトといっても、2回とも高校公認の、というか高校から依頼されたもの1回目は2年生の頃、学校紹介パンフレットの登場人物として。各クラス数人程度、担任に声をかけられた生徒たちが高校で半日以上かけていろいろ
久しぶりの「大人に必要な生活力」シリーズ一応?今回が最後の予定最後は「余暇を楽しむことができる」たいていの場合、自由な時間があれば、人は自分の好きなこと、やりたいことを自分でやれると思う。でも、発達特性や身体障害があると、余暇をどう過ごすかその手立てを訓
先日、ドルジが私に愚痴を言ってきた「高専の英語の授業、どれも全然面白くないし、わかりにくい。もっと文法とかを解説してほしいのに、そういうのは少なくて、よくわかんない解説ばっかり。そのくせ生徒にあててくから内職もできないし。中学校ときの英語の授業の方がまだ
我が家のゆづが、3学期の始まる前日から熱を出し、始業式から学校を休むことになったはじめのうちは結構元気で、コロナもインフルエンザも陰性、風邪だろうし、そのうち良くなるかなぁと様子をみていたら。。。良くなるどころか日に日に悪化し、ついに発症後1週間の夜にはゆ
「コンビニ人間」を読んだ後、同じ作者さんの別のお話を読みたくなって買った本リンク面白かったのだけど、ブログに記事を載せるほどには、私の中で消化できていなかったでも、最近読み返してみて、感じたことなどを書き留めておきたくなったどちらかというと陰キャタイ
人に助けを求められるようになる、というのは、生きていく上ですごく大切なスキルだと思う療育の場面でも、幼児期の子供たちに「困ったときに自分から発信する」というのは目標の一つに掲げられることもある小学生になっても、先生の指示がよくわからなかったとき、忘れ物を
以前、心理士さんからお勧めしてもらい読んだ心理学の本、久しぶりに読み返していたら、びっくりすることが書いてあったリンク芸術療法を一人の患者に適用できる期間はおよそ2年なのだとかスクイグル法などはもっと寿命が短いと。。。筆者は、精神医学(精神分析学)の巨
新NISAも始まって、あとはひたすら1800万円を目指しインデックス投資をしていくのみと思っていたのだけど、最近すごく誘惑的な?話を知ってしまったついに、アメリカでビットコインETFが承認されたというニュースざっくり言うと、ビットコインを株と同じように売買できるよ
先日の発達相談外来で。。。ADHD+ASD小学校高学年男児の親御さんから言われたこと「小さい頃は小さい頃で大変でした。でも、子供の行動に疑問を持って調べたら、本やネットで調べたら、それなりに理由や答えが得られた気がします。『視線が合いにくい』とか『あいさつができ
「夢幻花」がとても面白かったので、東野圭吾さんの他の作品も読みたくなったそういえば、「秘密」とか「容疑者Xの献身」など、何年も前に読んだ本が本棚にあったはず。。。詳細は覚えていないし、これらもまた読み返してみたいな今回読んだのは「クスノキの番人」リンク
言葉について、児童精神科の先生が書かれた本にすごくわかりやすくまとまっていたリンクまず、言葉には2つのはたらきー「指示性(認識)」と「表出性(関係)」ーがある「指示性」とは、ものごとを認知的・認識的にとらえること「表出性」とは、情動をわかちあうこと例え
睡眠が話題の勉強会や講習会に参加すると、演者の先生が必ず言われるのが、「日本人の睡眠時間は短すぎる」「睡眠がおろそかにされる文化がある」ということ寝る時間を惜しんで勉強や仕事に励むことが美徳とされたり、徹夜で過ごすことを武勇伝のように語ったり。。。私が思
幼児期のASDの診断に際し、以前(私が発達相談外来を始めた頃?)はよくM-CHATが話題になっていたように思うM-CHAT:Modified Checklist for Autism in Toddlers 乳幼児期自閉症チェックリスト修正版は、もともとはイギリスで開発された質問紙を修正・発展させたもので、1歳
待ちに待った冬休みドルジは相変わらずほとんどの時間を家で過ごし、どこにも出かける気配がない。。。と思っていたら、年末のある日「久しぶりにみんなで遊ぶことになった」と、朝からそわそわ小学校からの仲良しの友達4人で集まることになったようだ話を聞いていると、本
最近、Amazonのおススメに出てきて、ポチっとした本リンク家族からの虐待を受けて育った女性が、虐待を受けている中学生出会い、彼を救おうと奮闘する中で自分も救われていくというお話だった「にんじん」が受けた虐待以上の、すさまじい虐待で、虐待描写を読んでいると本
学校教育では教科書を読み、ノートに書く学習が相変わらず定番であり王道だけど、巷では学習用ソフトやアプリがたくさん開発されてきているでも、種類が多すぎてどれが良いのか、どれがどういう子に合うのか情報収集不足もあって、困っている。。今回、作業療法士さんから実
不登校の原因(の一つ)として、よくクローズアップされる起立性調節障害最近は、ASDなど発達障害と診断する以上に、起立性調節障害と診断する難しさ。。。というか葛藤?をますます感じるようになった。というのは、起立性調節障害と診断がつくことで、正しい「隠れ蓑」にな
先日、デエビゴを発売している製薬会社のMRさんから声をかけられた今、成人領域の不眠症治療では、ロゼレム、ベルソムラに続き、デエビゴの処方数がすごく増えてきたのだと確かに、中学生以上の子供でデエビゴを処方されたという話をちょこちょこ耳にするようになった。初め
まおは、無事、第一志望の大学の面接試験をこなし、合格をすることができた入学金をおさめ、一人暮らしの宿も決め、親子共々少しずつ新生活にむけて準備中まおの友達もだいたい進学先が決まったようで、新生活に向けて準備をはじめたそうだ。特に仲良くしている5人の友達のう
「男根期」の次は「潜在期」養育者(親)とのエロス的な交流が子供の精神発達のテーマとして背景にしりぞき(潜在化し)、それに代わって家族の外の世界での社会的なかかわりが大きなテーマとなっていく時期。ほぼ学童期に相当。子供に「性的関心」が芽生える時期でもある。
最近読みだした医学雑誌(ユングについて特集されていた)で話題になっていた本。。。それは、東野圭吾の作品「夢幻花」で、雑誌に載せられていた論文では、この作品でユング心理学の神髄の一つともいえる、「影との共存」について述べられていたリンク論文の筆者は、はじ
発達相談外来では、地域の開業医の先生や新生児科のドクターから紹介を受けることがよくあるそして、紹介された子供たちほとんどの場合で、発達やこころは私が診ていくことになり、(心身症の場合以外は)身体についてはそのまま紹介元のかかりつけ医に引き続き診てもらうた
私が処方する睡眠薬は、ほとんどがロゼレムかメラトベル眠気の副作用も期待してリスパダールやエビリファイ、バルプロ酸Naなどを処方することもある。(睡眠薬としては使わず、他の目的で処方するけど、もしかして睡眠も改善するといいなあくらいの感じ)睡眠を改善したい
子供たちの小学校や中学校への入学に際し、支援学級や支援学校への入級・入学を検討する会議が今年度もあちこちの自治体(教育委員会)で行われた私は、だいぶ昔に一度、上司の代理で出席したことがあるだけで、最近の会議には出席したことはない。私の仕事は、形式的な(と
私が担っている発達相談外来は、どこの病院でも完全予約制そして、初診の予約は基本的にはナースやソーシャルワーカーにお任せ。初診予約依頼の連絡がきたら、スタッフは相談内容を確認した上で、どのドクターに依頼するのか検討した上で予約を入れる私は、スタッフのドクタ
「男根期」について、続きフロイトが「エディプス・コンプレックス」として取り出した現象は、乳児期からの二人関係の世界に充足してきた幼児が三人関係の世界に開かれていく過程で体験するこころ模様と発達課題という意味では、十分は普遍性を持っているそうだ子供と父、子
ブログでは、学校や学校の先生方に対する不満をたくさん書いているし、発達相談外来で出会う親子や私自身の友達から、学校の先生のありえない言動や対応を見聞きしてる私だけど、私の子供たちを通して出会った先生方は、どの方も良い先生だったと感じているまおの場合、中学
精神分析の大御所、山中康裕先生が医学雑誌に映画評を書いておられた精神分析の奥深さにひかれて、その世界の一端を自分なりに担い始めている私にとって、山中先生はまさに巨匠おススメされていた映画「ドライブ・マイ・カー」は、聞いたことがあったし、カンヌ受賞作という
「共時性」あるいは「縁起律」、以前ユング心理学の本を読んで印象的ではあったのだけど、当時はまだ自分自身の中で消化しきれていなくて、ブログの記事にはしていなかった今回、心理士さんからの言葉を受けて、あらためて「共時性」についての箇所を読み、書き留めておきた
発達相談外来で、私は、お薬の処方を受ける親子を中心に「何か心配なことがあったら電話で連絡をください」と伝えている起こり得る副作用、頻度の高い副作用については伝えておくけど、やっぱり実際に副作用を目の当たりにしたら、飲み続けて大丈夫か心配になるだろうし、伝
私から見て、ゆづは運動が得意で勉強はあまり得意ではないといっても、特別勉強ができないわけではなく、いわゆる「普通、平均的」それが、2学期の期末テストで、初めて国語の点数で50点(100点満点で平均は約70点)を取ってきたゆづは、ちょっとショックだったのか「すごく
フロイトの発達理論の続き。。。③男根期男根の有無、つまり男女のちがいに目が開かれる時期。子供は男である父親、女である母親、そして自分という「三項関係」をどうクリアするかという発達課題にぶつかる。ほぼ幼児期後半に相当。男の子にとって、オチンチンは何かしら誇
先日、私のブログを読んでくれている友達とLINEでやりとりをしていて、私が父親の財布からお金を盗んでいた記事について話題になった友達とやりとりをしていて、思い出したことがある。おそらく、私が父の財布からお金を盗るようになる前(小学校高学年くらい?)のことだと
「精神科の診察のために授業を休みたくないから受診しない」とドルジは言っていたけど、私はやっぱりこのまま診察をやめてしまって良いのか心配だったそれに、診療を終えるなら終えるで、ちゃんと挨拶しておきたいと思った。そこで、予約を少し先にずらし、私だけで精神科の
いよいよ呼ばれて、部屋に入ると。。。そこにおられたのは、優しそうな、でも鋭い眼光も備えた60前後と思われる心理士さんだった挨拶もそこそこに、私はカウンセリングを申し込んだ理由を話し、お返事をもらい、本当に嬉しかったとお礼を伝えた本や手紙も持参し説明したのだ
小学校低学年の子供の親御さんと話してて、時々話題になる「さくらんぼ計算」私たち、親世代はこの計算方法を学んでないから、子供が宿題をするときなど、「うまく教えられない」という声もちらほら「余計にわかりにくくなってない?」「子供が暗算で計算したら、さくらんぼ
これまで何度も読んではわかったような、わからないような感じだったフロイトの発達理論この本を読んで、私の頭の中が少しすっきりした気がするリンクフロイトの発達理論は、「関係(社会性)の発達」をみているただ、フロイトの理論は、生きた時代的、文化的なあり方や
高校生の不登校(傾向)ASD男子の親御さんと話していて。。。親御さんと子供で進路の話になったとき、その子は「大学に行きたい」とはっきり言ったそうだ親御さんは、子供が迷いなく、はっきりそう言うから、やりたいこと、学びたいことができたのかと嬉しくなった。それなら
最近話題のニュース、「3子以上子供がいたら、大学授業料が無償化される」というもの2025年度からの開始が見込まれているようだこれは、3人の子供がいる我が家には朗報私立大学に進むまおの学費が2年生時から安くなれば、家計にとってはすごく助かるこれが本当に実現するよう
まおが高校入学後、ある日「カウンセリングのお知らせ」をもらってきたそこには、希望者がスクールカウンセラーと面談できること、生徒本人でも良いし、保護者のみでもよいとも書いてあった。そして、スクールカウンセラーの名前を見て、私は驚いたなんと、高校生の私に手紙
発達相談外来は、良くも悪くも常に初診も再診も予約でいっぱいとある病院の私の外来は、ついに再診(お薬の処方無しの場合。お薬の処方が必要な子たちの再診予約枠はある程度別に確保してある)は4か月先でも取れなくなってしまった。。。だから、予約の変更もままならなくて
いつものまおとのおしゃべりで私が「もう高校生活もあと少しだね。あっという間だったね」と言うと、まおは「本当に、早かったなぁ。高校生活、楽しかったよ」と言った。そして、続けて「私、最近は中学校で不登校だったこと、あんまり気にならなくなってきたんだ。前は人に
Amazonで見かけて、題名に惹かれ衝動買いした本リンクお金について悩む登場人物たち(祖母、母、娘など)それぞれが、自分なりに模索し解決していこうとするお話だったそれぞれ悩みが異なり、解決方法も異なるけど、お互いが関わり合いお金に関してもそれぞれが良い形で助
子供の精神発達について学ぶと避けて通れないフロイトの発達理論ユング心理学、アドラー心理学を学んでいると、ユングやアドラーに大きな影響を与えたフロイトについても必ず出てくるだから、フロイトについて、もっと学びたい!と思ったのだけど、何を読んでも難しくて、
児童精神科の先生が書かれた本から。。。リンク書かれてあることを、私なりにまとめてみた身体医学では病巣・病因・病理によって診断をつけるけど、精神医学では症状によって診断をつける。これは「操作的診断」という人の行動のあり方のうち、マジョリティからのずれが
アドラー心理学では「運命の人」を否定しているけど、やっぱり運命はある最近、あらためてそう確信する出来事があった私は、高校生活を全く楽しむことができず、どうして自分はクラスになじめないのか、私の何が人を遠ざけるのかわからなかったそのころ「人付き合いの仕方
発達相談外来で出会う子供たちの中に、血液検査や予防接種を極端に恐れる子たちがいる自分の体に針を刺されることを、とても嫌がるおそらく、「感覚過敏」と「不安」(想像性の問題)が入り混じってのことで、ASD特性ゆえのことだと思っているのだけど。前もって予告したらし
先日、先輩ドクターが読んでいる雑誌を見て、ASDの特集であったため、私もじっくり読んでみたくなり初購入リンクその本に、すごく納得できる、興味深い論説が載っていたそれは、HSP/HSCという概念が広く知られるようになってきたことによって起きている弊害について。筆者
お世話になっている病院の上司が珍しくため息をついて、私に話しかけてきた「〇〇先生、今年度いっぱいで辞めることになったんだよね。。これから、ここでますます活躍してもらえると、期待していたから、残念で。。。手塩にかけてきたのに、行っちゃうなんてなぁ。。。」と
最近読んでいる医学書から。。。リンク発達理論については、エリクソンやピアジェ、フロイトなどが知られている私自身は、それぞれをまだ独立した理論としてなんとなく理解しつつある段階で、臨床の場面で必要な知識を引っ張り出してくるのが精一杯だったのだけど、この
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WISC-Ⅳの解釈法を学んでいる時、「CHC理論、CHCクラスター」という考え方を知ったリンクWISC-Ⅳの個人内分析では、下位検査をそのまま使うのではなくて、指標やクラスターを使うことが推奨されている。特に、4つの指標がそれぞれ下位検査間の差が大きくて単一指標として
まおは学生マンション?アパート?で一人暮らしする希望すれば朝夕食がつけることができ、日中は管理人さんも常駐しているいざというとき安心!と思いそこに決めたのだけど。。。引っ越し後、そこに住む学生同士の交流行事が結構さかんであることが判明早速「新入生歓迎会」
発達相談外来で、「子供を手放したい」「里子に出したい」「これ以上育てるのは無理」など親御さんから涙ながらに相談されることが時々あるもちろん、その危険度というか切羽詰まり度は様々で、「そうは言ってるけどなんとかなりそう」と感じる場合も多く、「これは児童相談
まおや自分自身の人間関係について徒然考えていて思ったこと。。。まおも私も、自分が人からどう見られているのか、思われているのかすごく気になるそれゆえ、相手に対する思いやりも、純粋に相手を思いやってというより、自分が相手によく思われたいから、という気持ちが優
今年のバレンタインデーでは、ゆづは初めて女の子たちからいくつかお菓子をもらってきたこれまでももらったことはあったけど、ゆづに、というよりは女子のママから私を通してゆづへ、みたいな感じばかりだったから、ゆづ自身が友達からもらってきたのは初めてゆづが言うには
WISC-Ⅴでは、学習障害のアセスメント用に相補助指標得点も算出できるとそれは、NAI:Naming Speed Index 呼称速度指標、STI:Symbol Translation Index 記号変換指標、SPI:Strage and Retrieval Index 貯蔵と想起指標 という3つの指標そこまではネットを探せば情報が出てき
いよいよまおの新生活が始まった我が家を離れてたった一人の生活。。。3月末に引っ越し、4月始めに入学式とあわただしく過ぎ、あっという間にまおとお別れ心配はつきないし、いつまでも一緒にいたい気持ちになるけど、私は私の生活に戻らざるを得ない。とはいっても、私が一
発達障害関連のweb講演を聞いて。。。の続き精神科の先生によると、ASDだけでなく、受診してきたADHDのうち、約13%がギフテッドだそうそして、ギフテッドのADHDでは、不注意症状が平均的IQのADHDに比べて軽い傾向にあると知的能力が高いゆえ、自分なりの対処法をとれるよう
まおの旅立ちの日が近づいてきてきた頃…私は明らかに情緒不安定だったリビングで弟たちとじゃれてるまおを見てると涙が出てくるし、車を運転していても、どこを見てもまおとの思い出が蘇ってくる。自分自身が親元を離れたのもつい最近のことのように思い出せるのに、もう我
ゆづのWISC-Ⅴの結果では、実は指標同志の凸凹はそれほど大きくはなかったのだけど、下位検査の得意不得意の差は結構大きいものもあった本来ならば差の大きな下位検査を組み合わされた指標は、算出はできても、妥当性は下がるのは、WISC-Ⅳまでとかわらないと思うだから、下
WISC-Ⅳでは、補助指標得点としてGAI:General Ability Index 一般知的能力指標とCPI:Cognitive Proficiency Index 認知熟達度指標も算出できるこの数値自体は親御さんに渡すレポートに載せることはあまりなくて(下位検査のように載せたらダメというわけではないと思う)あく
最新号の日本小児神経学会雑誌に、睡眠に関する面白い論文が載っていた要約すると。。。思春期世代の多くが眠気を訴えていて、その主な原因は睡眠不足週末に睡眠不足を解消するために平日よりも長い時間眠っている場合が多いけど、それでも睡眠不足を十分に補うことはできな
先日、久しぶりに発達障害関連のweb講演を聞いた精神科の先生の講演で、メインは成人期の話だったのだけど、興味深い話題だったので、書き留めておきたいなまずは、ギフテッドについて、以下は演者のスライドから。ギフテッドの人々は、さまざまな感覚的情報を大量に取り込み
私が毎日チェックしているブロガーのちゅり男先生の処女作となる本が発売されたリンク私自身も投資の勉強をずいぶん長い間してきたから、ちゅり男先生が書いておられる記事の内容はもうたいていの場合で理解できている(はず)でも、やっぱり今でも、知らなかったことや新
ゆづにWISC-Ⅴを施行してくれた心理士さんと解釈について話し合い、私なりに納得できる気付きがたくさんあったまず、私はゆづの日頃の言動や国語のテストの出来具合などから、言語は相対的に低いと思っていたのだが、そこにはいくつかの理由が考えられた。一つには、きょう
WISC-Ⅴについての続き。。。WISC-ⅣでのPRIがWISC-ⅤではVSIとFRIに分かれ、充実した半面、WISC-VではWMI(ワーキングメモリ指標)の中身が若干シンプルとなったように感じるそもそもワーキングメモリー指標とは、短期記憶や集中力などを反映する指標で、情報の一時的な保持
まおが卒業旅行に行かないと聞いた夫は、どうしてそうなったのかまおではなくて私に理由を聞いてきた夫は普段から、日常会話や楽しい話は子供たちとするけど、込み入った話や良くない話はまず私に確認してくるそれが、夫なりの子供たちへの配慮なのだろうな、と思う自分が意
我が家では、私が「ちょっと手伝って」と3人の子供たちに誰とは指定せず声をかけるといつも真っ先に反応してくれるのはドルジドルジは、そうやって3人まとめて声をかけたときだけでなく、ドルジ自身に「ドルジ、ちょっと手伝って」と頼んでもすぐに来てくれるそればかりか、
新しく読んだペアトレの本には、無視が使えない場合もあると書いてあったリンクまずは、①子供の行動が悪化して、自傷や他害など危険な行動になる場合それから②固執・こだわりや被害的認知などが関連している場合③背景に不安・いらだち・怒りなどがある場合 ASD特性
私の勉強のため、ゆづにも心理評価(WISC-Ⅴ)を受けてもらったまおやドルジ、自分自身の結果は、日頃の様子から予測する傾向と、WISC-Ⅳの結果が大きな違いがなかった一方、ゆづの結果は私の予想と大きく異なっていて、本当に驚いた発達相談外来での経験をだいぶ積んできた
ドルジは小学校6年生のころから、強迫性障害で精神科を受診してきた一時期は内服をしていたけど、強迫症状は徐々に改善し、今も完治とはいかないが、手を念入りに洗う以外には症状はみられない。高専での生活が落ち着いたら受診をやめていこうと先生とドルジ、私で話し合
大きくなっても、自分の身なりや清潔に十分気を配れない子供たちもたくさんいる特に、ASD特性を持つ子供たちは、身だしなみ、外見に過剰に意識が向くか、全く無頓着になるか極端なことが多いなぁ。。。身だしなみ・外見を気にする子は、服装はもちろん、髪の毛1本の向きに
ドルジとまおのことを心理士さんに相談していた頃。。。「先生は、包み込む母で、母性が強いと思います。そして、父性が足りないとも思います」と言われたことがある確かに、そうなのだろう。もともと、子供が好きだから小児科医を選んでいるし、生来的に母性は強いのだろ
「文転する!」と息巻いていたまおだったけど。。。2年生の3学期の理系科目の成績が、まあまあ良かったこと、文系クラスの女子たちに苦手意識があることから、最終的に文転せずに理系に留まることに決めた少しほっとしてた私だけど。。。。なんと、春休みに入って、まおから
心理学者・河合隼雄先生の本を続けて何冊か読んでいるところ。。。発達相談外来とは少し離れるのだけど、心に残ったことを書き留めておきたいな「『老いる』とはどういうことか」という本の中で、「一人で生き抜く姿勢」という項目があったリンクなぜ日本には「寝たきり老
自己申告書と格闘したのもつかの間、今度は、高専入学のための「個人調書」なるものに取り組むことになったドルジ。。。入学説明会でもらってきた資料を見て、「またこんなの書かないとならないの?!」と憂鬱そうな表情私と一緒にまずは下書きに取り組むことになった。ドル
発達相談外来で、時々親御さんから相談を受けること。。。子供の身だしなみについてお風呂に入りたがらない、髪や顔を洗うのが苦手・下手何度言ってもシャツをズボンに入れることが習慣付かないTPOや気候・気温を考えて服装を選べない歯をちゃんと磨かない気に入った服しか
心理学者、河合隼雄先生の本から…リンク母なるものは、すべてを包み込み、養い育てる機能を持っている。これに対して、父なるものは、切断の機能をもつ。それは、母なるものが一体化するはたらきをもつのに対して、物事を分割し、分離する。善と悪、光と闇、親と子、など
発達相談外来で、時々親御さんから言われること。。。「一般論じゃなくて、この子をちゃんと診てほしい」ということはっきりそう伝えられる親御さんばかりじゃないけど、そういうニュアンスのことを言われることは結構ある。発達障害や心身症の診療でも起こりうるけど、特に
時々読んでいる投資ブロガーさんのブログ記事。。。すごく勉強になった記事、ぜひぜひこのブログを訪れてくださる方にも読んでいただきたいので、ご紹介記事の中身をざっくり言うと、もし親が、自分の子供が生まれた時に100万円を全世界型株式インデックス投資信託(eMAXIS
思春期の子供たち、特に不登校の子供たちが回復していく過程に、いくつか共通するものを感じる黒ずくめの服を着てくる子が多いのもその一つそれから、音楽を聴く、音楽を奏でる、絵を描くなど芸術にまつわる時間を持つようになることも多く見られる自室で黙々とイラストを描
先日、小児科学会の地方会に参加そこで、私にとってすごくタイムリーな発表を聞けたそれは、ADHD+LDの生徒が、合理的配慮(試験時間延長、別室受験)を得て受験し、見事高専合格を勝ち取ったという症例報告だったドルジの行く予定の高専ではなく、近隣の高専でのこと、そし
ドルジは、卒業式までのカウントダウンが10日を切るくらいから、毎日張り切って登校するようになった「中学校生活もあと少しだ~!!」と嬉しそう卒業に向けたイベントがいろいろあるようで、その中で楽しかったり印象に残ったりしたことを夕食時など話してくれるようになっ
不登校児の親御さんから、「今は待つしかない、ということはよくわかりました。でも、そうやって待っている間、この子が得られないものがあるだけじゃなく、失うものがたくさんあるのじゃないか、そうして後でこの子自身が後悔するのじゃないか、それが心配です」と言われる
最近、今更ながらコンサータの内服方法、処方の仕方で考えさせられる機会があったコンサータは、即効性があるお薬で、(最長でも)12時間で効果は切れるだから、必要な時だけ飲む、「頓服」にもできるお薬平日だけ内服する、夏休みなど長期休みは休薬する、なども可能という
ADHDの経過として、小児期は多動・衝動性が強くみられることが多く、成長とともに改善し、不注意が主になっていく、というのが定石ではある私も、発達相談外来では子供たちの多動・衝動性は小学校高学年になるころには大きく改善するのを見てきたでも、最近は成人期ADHDの
期末テストも終わった補習期間、まおたち進学コースの生徒たちはいくつかの大学を見学するという研修旅行に出かけたのだが。。。まおは、ぷりぷり超不機嫌で帰ってきた事情を聞いてみると。。。いつも一緒に行動している仲良し2人のうち1人が、事情がありあぶれてしまったク
高専の合否がまだわからなかったころ、ドルジは公立高校の受験に向けて、「自己申告書」を書くように担任の先生から勧められていた自己申告書については、耳にしたことはあったけど、実物を見たのは私も初めて。。。調べてみたところ、自己申告書を書く対象は、自治体によっ
不登校児の診察では、親御さんに「家の居心地をよくしてください。そうすれば、絶対に動き出せるタイミングが出てきます」という話をすることが多いでも、続けて「でも、動き出すタイミングは、大人が思うような、期待するタイミングじゃないことも多いです。たいていの場
インチュニブが多動・衝動や不注意だけでなく、情緒の安定にも寄与するということはよく耳にするし、私自身もそう実感しているそのメカニズムについては、インチュニブが、情動を司る扁桃体の機能に影響することによると理解していた。先日もらった資料にもっと詳しく、わか