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ネガティブのままでいい https://slowly48.blog.fc2.com/

孤独過ぎる女のネガティブポエトリー

悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)

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2012/07/15

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  • 海の色はいのちの色

    海の青はいのちの色赤い血が流れ流れて安らかな吐息と混ざると海は次第に青くなる流したいのちの赤い血と流した涙を海が抱いてその優しさが青になる何万年も昔から海は沢山のいのちを抱いて抱いて抱きしめて来たから赤から次第に青になった優しい青に透明な青に流した血が海に流れ安らかな吐息がひっそりとあちこちから漏れる度海はその青さを増す海はいのちをそっと抱く#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#...

  • 哀しい錯覚

    少女みたいな恋をして少女みたいに弾けて笑って少女みたいに夢を見てこの乾いた唇をすっかり忘れていたのこの濁った瞳をすっかり忘れていたのふと手鏡に映った自分の顔が哀しい錯覚を消し去ったきらめく春色の瞬間のままでただあなたが好きだったの哀しい錯覚そして戻って来たのはまるでもぐらの寝床のような色褪せた日常#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • わたしの言葉はわたしを超えて

    遠く遠くのあの空に紡いだ言葉を花びらと風と一緒に解き放つわたしの言葉は雨になり歩く人々濡らすだろうわたしの言葉は雲になり形を変えて揺らぐだろうわたしの言葉はわたしを超えて春と戯れ自在になって季節の合間を舞うだろうわたしの言葉はわたしを超えていつの日か誰のものにもなるだろう#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • へその緒で首を吊る

    へその緒で首を吊るわたしの中で鳴きわめく野生のわたしをなだめすかしながら野生のわたしはこのわたしよりずっと鋭い人を見抜き風を読むその野生の叫びのままへその緒で首を吊る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...

  • 途方もないひとり

    社会から乖離した孤島でひとりどこにいるの?わたしは一体どこにいるの?ひとりだと自分が見えなくなるその存在が消えてなくなる全てが虚構全てがまぼろしわたしはただ悪夢を見ているだけ目覚めたらきっと眩しい朝の光が見えるなのに目覚めない目覚めない独りぼっちの闇へ落ちる途方もなくひとり#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 癒やし合い

    心に負った傷はあなたで癒やすあなたが消えた今わたしはどうやってこの傷を癒やせばいいの?痛い痛いよあなたを探す遠い記憶の果てにまだいるはずのあなたを探すあなた色の海にまだいるはずのあなたを探すいつもいつもあなたの優しさばかりせがんでいたからあなたは消えてしまったの?わたしの傷はあなたで癒やしあなたの傷はわたしが癒やして来たつもりだったけどそれはわたしの自惚れだったの?ごめんなさいごめんなさいもう帰っ...

  • 産声が出なくて

    溢れて来る溢れて来る切なさが悲しさがわたしの中にいる産まれ出たのに産声をあげられなかったわたしがここにいるよここにいるよと声の出ない産声を必死であげようとしているそんな無垢な自分まだ何色にも染まっていなかった自分がわたしの中にいる産声をあげなくては思い切り泣き声をあげなくては泣いていいんだよ泣いていいんだよと言って聞かせて小さく泣くことしかできなくてそれでも必死で自分の存在を伝える#ネガティブのま...

  • 涙の海の底深く

    涙の海の 底深く あなたとの思い出は そっと 沈めたい 青い雫は 密やかに 波の音さえ 立てることなく 沈めたい 愛なんて そんな言葉で語れない 悲しい思い出だけだから 私の唇は もうすっかり 色褪せた 涙の海の 底深く密やかに ただ 密やかに #ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...

  • ほんとのことは誰にも言えない

    ほんとのことは誰にも言えないだから嘘で塗り固められるだけ塗り固めて酔いどれたちの棲む街のネオンになって輝く酔いどれたちは塗り固めた嘘で喜んでくれるからほんとのことは誰にも言えないだから霞の空になって星たちを隠す星たちはどんなに隠されても必ずその向こうで輝いてくれるからほんとのことは誰にも言えないでもあなたにだけは知って欲しかった#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 苦しみの赤い空

    この心に入りきらないほどの苦しみが溢れ出て来てどこへ流していいのかわからない人のせいにできない外にぶつけられないじゃあ一体どうしたらいいの?ひたすら封印して来た苦しみの記憶がもう入りきらないもう入りきらないとわたしの中で泣き叫んでる夕陽の空は出口を求めて溢れ出たわたしの苦しみの血の色せめて愛してるよと言って欲しいそれが贅沢だと言うのならひとりじゃないよと言って欲しいその言葉さえもらえたらわたしはま...

  • 心の自慰行為

    わたしはわたしを現実から切り離して妄想のヒロインになって自分自身を慰める心の自慰行為はもうわたしの習性でバッドエンドでもハッピーエンドでもどっちでもいいただ わたしはいつも美しいわたしはいつもこの世界の主役くだらない妄想で自分自身を慰めるこの顔に深いしわやしみが刻印された現実から束の間 逃げるわたしは少女になるのわたしは赤ん坊にもなるの自慰行為なしじゃつら過ぎて生きられないの#ネガティブのままでい...

  • 胎児を暖めるように

    お腹に宿した胎児を暖めるように大事に大事にもう一人のわたしを暖める流れ出てしまわぬように悲しみに感染しないように苦しみが伝わらぬように今度こそ世界を信じられる自分を産み落とすつもりで大事に大事に暖めるこのわたしが世界に出た瞬間の産声をみんなに聞いてもらえるように大事に大事に暖める#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 闇に浮かぶ孤島で

    この部屋は何十年も変わらないぽっかりと闇に浮かぶ孤島だれかだれかと叫んでも誰もいないこの部屋の扉の鍵を失くしたのただ「あの頃」の虜になって朽ち果てるのを待っているそれじゃ駄目なのに扉を開けて外へ出なきゃいけないと知っているのにその先が見えないから「あの頃」を抱きしめるしかないの前を向きなさいと言われると鞭で叩かれる気がして痛い前向きとか前進とかそんな有り体の言葉ではわたしの心は動かないただやるせな...

  • 茜色の苦しみ

    苦しみは全部飲み込んで笑い飛ばすしかない日常醜さと美しさはいつだって背中合わせ生と死はいつだって背中合わせ誰にも言えないこの思いをずっと握りしめているのはつら過ぎて遠くの空に置いて来た誰にも言えないこの思いが青い色から茜色に染め変えられてゆっくりゆっくり沈んで行った#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...

  • 震えるほどに恋しくて

    あなたを追って行きたかったのに追えなかった幼い日の記憶涙ではなく堪えることを覚えた死なないで死なないで幼いわたしはただそう叫びたかっただけなのに泣くこともせず堪えた破れた心から溢れ出る切なさとやるせなさが抑えて来た涙の雨になって行く道を塞ぐ恋しくて恋しくて幼いわたしはただ抱きしめて欲しかっただけなのに恋しいと思えば思うほどあなたは遠くに行ってしまうこの震えるほどの恋しさにわたしは身悶えする死なない...

  • 生きたいと叫び、死にたいと願う

    生きようとする赤い血とひたすら死を待つ青い海がわたしの中で矛盾を生む葛藤の波に呑まれる矛盾と葛藤の中でわたしは頭を抱えて転げまわる赤い血が忌まわしい青い海に恋焦がれる赤い血を滴らせていざりながら海までの道を歩いてる生きたいと叫び死にたいと願う心をずっと昔から持て余しているずっとずっと昔から血の熱さを海の冷たさで慰めながら#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 涙で紡ぐ言葉を

    わたしの中の涙の海が溢れて溢れて仕方ないから涙のひと粒ひと粒を言葉にしてちゃんとあなたに伝えよう戯言みたいな日常会話ではなくてわたしだけのほんとの思いを伝えよう人に伝わらない言葉でもあなたになら伝わるからわたしの丸ごとを抱えるそう言ってくれたあなたになら伝わるから涙で紡いだわたしだけの言葉を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 心はこんなに悲しいのに

    心はこんなに悲しいのに春の陽気に騙されてあなたが帰って来ると錯覚するわたしの心はいつだって孤独色あなたの言葉を信じたのあなたの言葉だけは信じられたのなのにあなたはわたしの視界から突然消えたうそつきうそつきあなたのいない世界に春なんかない心はこんなに悲しいのに色とりどりの花が咲く悲しみの花を花束にしてこんなに悲しいのよと遠くのあなたに贈りたいわたしの季節から春はもう無くなったのよと遠くのあなたに伝え...

  • 悲しみの血が流れる

    わたしには悲しみの血が流れているのだから生きている限りわたしは 悲しむのわたしには苦しみの血が流れているのだから生きている限りわたしは 苦しむの悲しんでばかりいないでと言われても体中が悲しみでできているわたしにはその意味すらわからない悲しみだらけの心は死の誘惑にかられ苦しみだらけの心は孤独を呼ぶ駄目よ駄目よと言い聞かせ何とか ここに留まっているの何を見ても悲しくて何に触れても苦しくてそれでも生きろ...

  • 仄青い水の底で

    仄青い水の底でわたしはひとり涙を零す地上で涙を零したら嫌われる硬くなったわたしの心はそう思い込んでいたんだねだから仄青い水の底でひっそりと悲しもうと泣きたいときは沈んでくこんなに幼い頃からひとりで泣いていたんだね泣く場所を決めてみんなの前ではいつも堪えていたんだね可哀想に可哀想に太陽の下で泣いていいんだよみんな優しくしてくれるよ仄青い水になったわたしごと抱きしめて欲しかったのに誰にも見つけてもらえ...

  • 安否不明なわたし

    わたしの心が死んでその亡骸が空に浮かぶのが見えた雨が降る度わたしの手に冷たくなった亡骸の破片が触れてわたしは泣いた心が死んだはずなのにどうしてこんなに涙が出るの?もしかしたらわたしまだ生きてるの?わからない安否不明のまま眩しい人の背中 追うもしもわたしが生きているなら誰か過去の奴隷になっているわたしを解放してもしもわたしが死んでいるなら燃えるゴミと一緒に焼いて尊厳 なんて難しい言葉は何のことだかわ...

  • 醜さと美しさと

    老いれば醜くなるけれど醜さと美しさは背中合わせ自分の顔に刻印されたしわに歴史が通うなら老いもまた美しくなるだろう背中に重たい荷物を背負いながらそれでも苦しみは笑い飛ばすしかない日常道化の悲しみ人生の意味泣くほどの悲劇でもなく笑うほどの喜劇でもないどこにでも転がってるだけの人生老いた顔に施す化粧はもっと老いた顔になるから十分に注意して赤ではなくピンクベージュの紅を引くわたしの人生こんなもんだと心の中...

  • 愛してあげられなくてごめんね

    胸の中がいつも熱くて眠れないまま悲鳴をあげている遠い地の果てに孤独は預けて来たはずなのに一体いつ戻って来たの?永遠にあなたと一緒という幻想の心が破けて流れ出た血が空を真っ赤に染めるほどわたしは叫んでいたんだね愛されたくて愛されたくて狂うほどに愛を乞うていたんだね大丈夫だよ今度こそちゃんと愛してあげるからちゃんと聞いてあげるから哀しい悲鳴が安らかな寝息に変わったらきっと孤独は安心して溶けてなくなるは...

  • ただ笑っているの

    自分の内側から突き上げる寂しさに蓋をして笑っているの年を重ねたこの顔の哀しさに空を見上げることも忘れているの空は いつでも無口であの青さを教えてはくれないのつらいことも苦しいこともみんな西日と一緒に沈めてずっと笑っているのもう花は咲かないとわかってるもう芽は出ないとわかってるでも朽ちそうな花に何度も語りかけてずっと笑っているのきらきらと若かった頃をひたすら懐かしんで#ネガティブのままでいい#現代詩#...

  • 抱きしめられた記憶を探す

    抱きしめられた記憶を探す探すだって抱きしめられた記憶なしじゃ生きられないから産まれた頃も幼い頃も泣けなくてだから余計に誰にも気づいてもらえなくてわたしの中に息づいたもう一人の わたしにつらかったね悲しかったねって言ってあげるでも記憶は遠くの海に沈んだように出て来ないその代わりに自分を切り刻んで赤い雫見ることで自分を慰めている遠くの海へ行きつけば抱きしめられた記憶を取り戻せるの?青い雫の涙でいっぱい...

  • 心配の種

    ひとつふたつみっつよっつ・・・心配の種は尽きることがないそれはきっと自分の存在が不確かで曖昧だからこの日常の全ては虚構 なんじゃないかと思うから自分の存在を信じることができないと心配は増すばかりまるで大きな雨雲のようにいつもわたしの上にたれ込めるこわいこわい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 若きいのちへ

    言えなかったんだね何も怖い とも悲しい とも言ってはいけなかったんだねそんなあなたたちが悲しくて愛しくて熱い雫が瞳から溢れ出てこの頬に幾つも幾つも流れます春真っ盛りの開いたばかりの花だったのにまだこれからの若木だったのに夢も希望も置き去りにしていのち短き桜の花の花吹雪みたいに大空に 散った若きいのちたちわたしは決して忘れないそのいのちを語り継ぎ今に繋げるそれが今を生きる私たちの責務だと思うから#ネ...

  • 全てあきらめる

    幸せなるものを一心に求めたり必死で願ったりするのはやめたほうがいい全てあきらめたほうがいい本気であきらめたら幸せはある日ふと自然に訪れるはずどんなに寒くてもどんなに凍った道でもやがて暖かな春が凍った道を溶かすように草木が芽吹くようにあきらめることは難しいけれど全てあきらめて自然なままの自分と向き合うことのほうが大事#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 空白な心

    私に 見せて海の青を私に 聞かせて柔らかに吹く 風の音を私に 感じさせて季節の うつろいを何も見えない聞こえない汚れた心で見る 景色はいつも 空っぽになったままのグラスのようで咽喉が渇いて仕方ない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 骨になる前に

    私の暦に ない春がもうやって来てるのね春は 暖かいんでしょう春は 楽しいんでしょうせめて 私も骨になる前に見つけたい春のかすみの闇空に明けの明星ひとつだけ希望は持たない主義だけど明かりをひとつ見つけたら何とか歩いて行けそうだから肉体と 一緒に欲求も 感情もしがらみも 皆焼かれて白いだけの骨になるその前にせめて明けの明星見つけたい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 夢を食べて生きる

    わたしのごはんは叶わなかったあの頃の夢わたしのごはんはとうに過ぎ去った春夢を食べて春を食べて何とか生きながらえている何とかこの人生をつないでる春は空も 花も 木も生き生きと輝くわたしは失った夢を過ぎ去った春をかき集めるように狭い部屋の中に押し込んで毎日春を夢を食べながらようようながらえている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • かけがえのないいのち

    かけがえのないかけがえのないかけがえのないお前の いのち小さな体に病をたくさん抱えてそれでもきらきら輝くいのち痛みもしんどさも受け容れて堪えているその いのちその輝きを絶やさぬようにわたしは守った雨の日も風の日も必死で守ったでもやがてお前はあの空に 旅立って行ったお前を見ているときのあの 溢れるような感情は 何だったのだろうあの感情を愛 と呼ぶのだろうきっとかけがえのないかけがえのないかけがえのな...

  • 物語の書き換え

    私の 物語をあなたは 知らなかったあなたの 物語を私は 知らなかったあなたの物語はきらきらと朝の陽射しのように輝いていたわたしもあなたの物語にエキストラでもいいから混じりたかった闇の中で ようやく見つけた 光なのにほんの些細な出来事でわたしはあなたの物語から削除 されたわたしは深い闇 という物語を結局 また書き換えられずに他人事のような春の景色を呆然と見つめてた#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自...

  • 気配のない家

    春は名のみの寒い日は熱い珈琲と 煙草で凌ぐときに 火を焚いて凌ぐでも 本当に温まるのは珈琲の湯気でも 火でもなく湯気の 向こうにひとの気配が生きものの気配があることひとの気配の ないこの家の何と 心寒いことか家の中のソファもベッドも何もかも死んだようにただ 置いてあるこの ひとの気配のない家でひとり煙草を吸う私はまるで地中で うごめく虫のように息を 潜めて死者たちと共に暮らしてる何の 気配も誰の ...

  • 名残り惜しき春の日よ

    私の春は暦の上を 駆け抜けて行った切ないほど速く 遠くに飛んでった時計を 逆戻りさせることは出来ないのわかりきった 事実が改めてこの胸に 突き刺さるあの頃に あなたと出会っていたならばなんて思っても時の流れは いつも残酷で私には 何も残らなかった春の時代の 賜物の絶えない笑顔やあの人の熱い心や花を愛でる間もなく咲き終えた花の 花びらが私の頬を 静かに 叩きながらはらはら はらはら落ちてった私の春よ...

  • わたしは見たい本当の空の色を

    社会のルールだとかマナーだとかモラルだとか社会的規範だとかそんな色メガネで物事を見ていては 何も創造出来ないひとは 気づかぬうちに色メガネと言う フィルターを通して物事を見てしまうものだけど私は 出来るだけそんなものを 一切外して見てみたい感じてみたい触れてみたいあの空の本当の青をあの雲の本当の行き先をこの季節の本当の暖かさをこの わたしのそのままの姿を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム...

  • 寂し鳥が鳴く

    さびしさびしと寂し鳥が鳴いている寂し鳥は孤独な人が飼っているこんな暖かな春なのにさびしさびしさむいさむいと鳴いている鳴いている桜吹雪を夏が追いかけ散りゆく木の葉に雪が舞うそんな季節も無縁だと寂し鳥はさびしさびしと鳴きつづけるさびしさびしと寂し鳥が鳴いている鳴いている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 終わらない旅

    どれだけの道を 歩いて来ただろう幾つの山を 越えて来ただろう幾度 つまづいて来ただろう歩くことに 疲れて幾度 休んだことだろう終わらない 旅を続けるしか ないのなら誰も 知らない遠くへ行きたいどこへ 行こうか南の 国か北国か海辺の 町か天国か出来ることなら夕陽が 沈んで行くように私も 沈んで行きたいけれど終わらない 旅に終わりはない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • わたしは歌う悲しみの歌を

    わたしは悲しいときひとりで歌う叫びのような悲しみの歌声はこの部屋から溢れて夏を追う風に乗ってゆける気がするから震えるような悲しみの歌声は春 咲き乱れる花たちに混じってゆける気がするから悲鳴のような悲しみの歌声は雲と一緒に流れてゆける気がするからそして悲しみの歌声のひとりの声音は誰かの耳に響いてわたしに気づいてくれる気がするからわたしは歌う悲しみの歌をわたしは歌う悲しみの歌を#ネガティブのままでいい#...

  • 悲しみの花を咲かせる

    思い出すのは決まって怒って帰ったあなたの背中あの子のいのちが突然消えたあの夏の日 母の臨終地獄と化した最期の病室楽しい思い出もたくさんあったはずなのに悲しい思い出ばかりが残る古傷から血が滴る春爛漫のうららかな日に悲しい花ばかりを咲かせる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...

  • 孤独の向こう側へ

    夢や希望を見失い孤独の向こう側へと歩くわたしに幸はあるのか孤独の向こう側で誰かとつなぐ暖かな手をひたすら求めて歩きつづける幸はあるのかわからないでもわたしはひとりじゃない心底そう感じられたら春の陽射しを自分のものに出来るのだろうきっと#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 拍動ー生きる音

    横になっていると布団を 通して自分の 心拍動の音がどく・・どく・・と 聞こえて来る私がどんなに 悲しんでも苦しんでも心臓だけは いつも規則的に正確に止まることなく 働き続ける私の そのときの感情に合わせて早まったり 遅くなったりしながらひたすら どく・・どく・・と 心拍動を繰り返す健気だどんなことがあっても体だけは いつも生きようとするんだねでもこの音はいつか 永遠に止まる誰の前にも平等に#ネガ...

  • 言葉は風に乗せて

    わたしがどんな言葉を発してもその言葉はいつだって街の雑踏にかき消されるだけ誰の元にも届かない誰の心にも響かないだからわたしは自分だけの言葉を自分らしい言葉の糸をせっせと紡いで風に乗せる花に乗せる雲に乗せる花びらや入道雲や冬の大地に乗せるそしたら誰かの元にわたしのわたしだけの言葉が響くかも知れないから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 幻想・その3

    メディアはいつも愛だの恋だの希望だのそんなものを やたら美化して 煽るからみんなその気になるけれどそんな不確かで頼りないものはないただ愛なるもの幸せなるものという幻想の中で右往左往しているに過ぎないまるで金魚鉢の中で泳ぐ金魚みたいにこの幻想の世の中でいちばん確かなものがあるとすればただヒトとして生かされていると言うことかも知れないそれすら危ういけどね#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポ...

  • 孤独ってなに?

    私は いつも孤独でひとりぼっちで寂しいでも本当は そんなこと どうでも良いことなんじゃないかとふと 思ったそんな物理的なことに 囚われていつも 自分の景色でしか 他人や周囲を 見ようとしないから孤独 なんじゃないかと物理的には ひとりでも他人に甘える 勇気と他人の 心の景色を 一緒に見ようとする 想像力のある人は孤独ではないよ きっと...

  • あなたと同じ夕陽を

    日頃泣かないあなたの瞳が朝陽に照らされて光るのを 見ました突然の雨みたいにあなたの瞳から幾つも零れる雫を見ましたいつもわたしという雨にそっと傘をさしけかてくれるあなたをわたしはずぶ濡れになってそっと抱きしめましたゆっくりと陽が沈んでゆくのを今わたしはひとりで見ていますでもなぜか あなたも今 どこかでこの同じ夕陽を見ている気がしますだからわたしは明日も生きられる気がします#ネガティブのままでいい#現代...

  • 老いと悔い

    せっかくの朝の眩しい 陽射しを私の 鬱々としたため息が曇らせて行くまたかすみのかかったような一日を行き先も わからず歩いてる老いと 悔いが私の 頭に一層の かすみをかける若さと言う 幻想世界でただ夢想して老いと言う 現実世界でただ 都会の人波に流されるまま足だけ 勝手に歩いてる足だけ 勝手に歩いてる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • あなたを探す春の未明に

    わたしのこの目は遠く遠くの海を見るあなたを探して海を見るわたしのこの手は春を読むあなたの肌の温もり探して春を読むわたしの耳は風を聞くあなたの声を聞き分ける微かな風の音を聞くわたしの心はあなたを探す春の未明にいつまでも#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 万物流転

    冬の吐息に惑わされ冷たい風に負けそうになるそんなときは星の気持ちになって感じてみる夜の気持ちになって考えてみるすると真冬の澄んだ空気も また心地良く夜空に 弧を描く北斗七星をも また美しいと思えるのだろう万物流転もう二度と行き過ぎた現在(いま)は戻って来ないその現在を私はこの手で 追いかける諸行無常の 響きが聞こえて来る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 残酷な春

    遠く遠くの優しいあなたの姿が春の霞に邪魔されて見えない視界を遮られてあなたが見えないなのにあなたと傷つけ合った悲しい思い出は今でも鮮烈に蘇っては改めてこの胸に刺さる痛い痛いよ春の霞に穏やかだったあなたの姿をかき消され悲しい思い出ばかりがつい最近のことのように何度も何度も刺さるから春の霞の夜明けの空に見えないあなたを必死になって探してる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 荒波の如き苦しみを

    岩をも砕くこの荒波の如き苦しみをこの荒海をどう泳いで行けば良いのか何度も何度も溺れかけもがけばもがくほど溺れて行くこの荒海の激しさよそれでも泳いで行かなくてはならないけれど荒波はやがて静かな波になる静かな波に身を任せていればきっと陽の光が見えて来るはず陽の光に手が届くはず陽の光を信じて流されるままでいて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...

  • 楽の境地へ

    自分がどんなに病んでいてもたとえ歪んだ心でもどんな自分であってもその心の奥底を理論で いじるのではなくてどんな自分のこともダメな自分も 醜い自分もその 丸ごとをちゃんと 腹の底から 感じて引き受けてあげられる自分でありたい星のない 闇空に涙しても冷たい風に 震えてもそのままにいられる自分でありたい幾つもの 雨粒がただ土に 染み込んで行くように空の雲がただ 流されて行くように絶えず 変わって行く自分...

  • さよなら 絹

    わたしは絹から卒業する絹を 忘れるのではなくずっと忘れずにいるためにきらきらと真白に輝く思い出としてこの胸に残すためにわたしは絹から卒業するこの心のいちばん大切な場所でわたしは絹の本当のお葬式 を済ませたよだからさよなら 絹わたしはお前を決して忘れない病弱だったお前にわたしはどれだけたくさんのことを教わっただろうお前の遺言を胸に刻んでわたしはひとりで生きて行くさよなら 絹6年間一緒にいてくれて本当...

  • 本物の楽

    幸福とか不幸とか私には わからない私はいつも自分を不幸だと思ったりするけど本当に 不幸なのかもわからない私には幸福も不幸も同じコインの表と裏のように思える同じコインの表と裏なら簡単に引っくり返るいくら幸福でもいつ不幸に引っくり返るかわからないということ幸福より不幸より本物の楽 を私は得たい本物の楽は紺碧の海のように果てしなく続いているもの空に浸り 風を感じいつまでも雲を追って行けることひっくり返る...

  • 共食い(定期掲載)

    お母さんが私を食べて私がお母さんを食べて共食いをして 生きて来たお母さんが死んだから私の食べるものが なくなってだから私はずうっと飢えるお互いの血を 肉を心を 食べ合ってしか生きられなかった二人食べて食べられて生きてはいけないと知りながら共食いをした 私たちお母さんの報いは 断末魔私の報いは 餓鬼の道飢えて飢えて餓鬼になり物乞いしながら心を 探す#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#...

  • あなたの声を聞かせて

    街が 明る過ぎて夜空の 星が見えない私の 心が曇り過ぎて歩くべき道が 見えないあなたの声が 聞きたいあなたの声は 私をひととき 孤独からすくい上げてくれるからあなたと 一緒なら夜空の 星も沢山 見える気がする心の 曇りも晴れる気がするあなたとの他愛もない話はあなたの 声はどんな眠剤よりもよく効く 子守唄枕元で歌って聞かせて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 春一番に乗せて

    春一番に この思いを 乗せて行く 川を流れて行きたい春一番に この思いを 乗せて山の 頂きから180度の空を 巡りたい春一番に この思いを 乗せて私の今も 何もかもなかったことに してしまいたい春一番に この思いを 乗せて熱い涙の 海で溺れたい春一番にこの思いを 乗せて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • みんなが桜を愛でるのは

    みんなが桜を愛でるのはそのいのちが短いからみんなが桜を愛でるのは短いいのちのその中にそれぞれの思い出が一緒に 花開くからみんなが桜を愛でるのは桜吹雪 舞い散るそのいのちの儚さに人のいのちが重なるからみんなが桜を愛でるのはみんなが桜を愛でるのは#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#いのち...

  • 冬の心を暖める

    わたしの宝はあなたがこぼした涙の しずくと遠くの星になった過去胸の鼓動は海になるたぎる血潮は空を 夕陽に染めていく不安は冬を 呼び覚まし吹きすさぶ風となってまた この胸に返って来るさむいさむい冬に凍ったこの心をどう暖めたらいいのかわたしには わからないさむいさむいただ自分で自分を抱きしめてたったひとりで暖をとる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 苦しむために産まれて来たの?

    眠剤の残った頭はまるで春の霞がかかったようでとても楽やがて眠剤が抜けるとクリア過ぎる頭で苦しみが 現れるリアルな苦しみ酷く憔悴したやつれ顔わたしは苦しむために産まれて来たの?苦しいばかりの人生という名の海じゃあ行き先は?あなたが手をつないでくれたら見える気がするこの苦しみから抜け出せる気がするあなたが手をつないでくれたらひとりじゃないと感じられたら#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエ...

  • 雨というレクイエム

    雨の日は楽だ雨音がわたしの泣き声をかき消してくれるから雨の日は楽だわたしの叫びが雨音と混ざるから路面を叩きつける音とわたしの苦しみが重なったレクイエムが街中で演奏される安心して泣ける安心して叫べる雨の日は楽だ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...

  • 途切れた思い出

    思い出が 途切れては蘇るまるで春のこの気候のように生き生きとした頃の思い出が 途切れる何とか思い出そうとしても遠く遠くの見えない海を探すようで見つからないなのに悲しい思い出だけは鮮烈に蘇る昨日のことのように襲って来て心が張り詰める心が思い切り揺さぶられるわたしは遠く遠くの海を見たいそこには大事な人たちが必ず いるから途切れてしまった思い出たちにもう一度 会いたい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自...

  • ネガティブの闇にとことん落ちろ

    泣きたいときは思う存分泣けばいい流した涙がやがて笑顔に照らされるときが来るから叫びたいときは思う存分絶叫すればいい絶叫したその声はやがて静かな微笑みとなって返って来るからネガティブなときはとことん闇へ落ちればいいやがて見つかる光は闇の中で輝くからこそ光と呼ぶそして揺るぎないポジティブ という第一歩となって前へ進めるから毎年 毎年凍った冬がやがて春の陽射しとなって根雪を溶かしてくれるように#ネガティ...

  • 愛のかけらを探す

    愛のかけらを探してる愛に包まれていると人は 強い愛を失うと人は 脆いわたしもかつてあなたの愛に包まれていた何も怖くなくなったなのにずっと昔にあなたの愛を失って折れそうな心を引きずっているせめてあなたの愛のかけらがまだどこかに残っているかも知れないと必死になってあなたの愛を探してるかけらでもいい記憶の断片をつなぎ合わせながら愛のかけらを探してる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#...

  • 愚かな囚人

    こんな苦しみだらけの部屋にも春が来ているらしいどこからか暖かな風がわたしの頬を優しく撫でる散らかり放題のテーブル上にも花が香るなのに愚かな囚人のようなわたしはいつも春に 気づかないまま寒い寒いと言っては勝手にうつの闇に落ちている春は誰のもとにも平等に来るんだよなのに愚かな囚人のようなわたしはそれを勝手に拒否してる愚かだね哀しいね#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 悲しい記憶

    あなたとの思い出が遠い記憶になって行くのが怖い笑い合ったり抱き合ったりそんな暖かな思い出を忘れかけて傷つけ合ったときの思い出だけが鮮血のような傷となって残っていることが悲しい行かないで優しいあなた行かないで深い海のようなあなた悲しみだけを残して消えて行かないで#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 春の衝動

    春の陽射しのその下で戯れる子ら笑い声若いカップル花吹雪春の景色が絵のように何枚も広がっているわたしにはおよそ無縁のその春の絵を全部まとめてびりびりに破いて捨てたい毎年のわたしの衝動#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • かけがえのないあなたと

    ひとりでいられることと誰かといられることは比例するひとりでいられない心は自分の分身がいない不安な心誰かといられない心は誰もわたしの分身にならない依存の心誰かといられる心それは自分とは違うかけがえのないあなた を信じられる心#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 不自由な心

    右手の親指が痛い何をするのも不自由だああそうだっけわたしは心も不自由だったんだっけ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 春なのに寒いのは

    春なのに寒いのはわたしの体でもなく心でもなく何かがどこかが冷え切っているから桜の花はいつもこの目に悲しく映る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 不安を飲み干す

    不安を珈琲に溶かして飲み干すひとつふたつみっつ......日暮れと共に不安の明かりが街に ともるのが怖いから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#不安...

  • 独房のような部屋で

    独房のような部屋で苦しみを 歌う悲しみを 綴るわたしもここに いるのだと叫ぶ春の風は独房にも吹いている手を伸ばす生きる証を掴むように#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 消えてなくなりたい欲求

    消えてなくなりたい欲求は死にたい欲求は食欲や性欲や睡眠欲と同じにいやもしかしたらそれ以上に激しくわたしの心に流れてるなぜ死んではいけないのかなぜ生きるのかそんな答えのない疑問に潰されそうになるそれでも生きるしかないと知っているからせめてこの春の気配を深呼吸して一日一日を何とか やり過ごすせめてやわらかな陽射しを全身で感じて一日一日を何とか やり過ごす#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポ...

  • 一元の楽へ

    私は幸せを 求めない幸せになったらいつ不幸になるかわからない不安に苛まれるから私は幸せを求めない幸せと不幸は常に隣り合わせだから私は楽 を求めてる苦と隣り合わせの楽じゃなく苦しんで苦しんで苦しみ抜いた そのあとに苦を超えた一元の楽をそしたらもう怖いものはない私は 虫と同じ生きものになるのだからこの世は 所詮仮の宿なのだからただ自然に 生かされるままのそのそ歩いてただ太陽に 生かされるままゆらゆら揺...

  • 遺影の微笑み

    遺影のように微笑む胸の内の荒れ狂う海のような感情を抑えて遺影の微笑みは永遠に変わらないけれど路面を叩く豪雨のように悲しみ真冬の凍った風のように苦しみ絶えず変化する感情を封印して遺影のように微笑む心が 悲鳴をあげる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 行方不明のわたし

    顔を洗っていたら水と一緒にわたしだけの物語が流れ落ちた散る花の花びらはわたしのいのちの欠片たちわたしは今日もまた行方不明のわたしを探す物語を 探すわたしも持っているはずだった物語を 探す#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる#いのち...

  • 冬のままの心

    この間切ったばかりの爪がもう伸びている面倒臭いからそのままでいる夜風が春を告げているのにわたしの心は冬のまま誰も知らないわたしが泣いたあの夜のこと#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • パンドラの箱に残った物は

    みんなが持ってるパンドラの箱とわたしが持ってるパンドラの箱は違うわたしのパンドラの箱の最後に残ったものは絶望だっただけど希望にすがりつくよりも絶望をしっかりと味わって苦しんで苦しみ抜いたその先に初めて揺らがない希望があるのではないだろうか今の自分を超えて掴み取るものそれが本当の希望 なのではないだろうか#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 生きることは痛い

    頭のてっぺんから爪先まで ひとり真冬の冷気がこの体を貫く生きることは痛い苦しいとかつらいとかよりも痛い生きているだけで激痛が走る遠い記憶のバラバラな時系列に心を砕く早春の訪れがわたしを狂わす生きることは痛い頭のてっぺんから爪先まで ひとりどこまでも ひとりいつまでも ひとり#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...

  • 過去にすがる

    過去へ過去へ時の流れに逆らって過去ばかり追いかけている思い出駅前夏夜橋(なつよばし)大好きな人が集う場所わたしに未来は見えないから過去にばかりすがりつくもう取り戻すことはできないとわかっていてもわたしの心は子どものように前に進みたくないと泣く孤独の代償真冬の目覚め若木の輝き遠い青空#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...

  • わたしだけの歌を

    いつしかわたしが朽ち果てたときわたしの歴史は誰にも知られずただ埋もれて行くでしょうだからせめて一編一編 日々のわたしだけの歌をここに 紡いで残しておきましょうわたしの歌を虫が食べ大地が飲み込んで誰に知られずとも小さな花がそっと 咲いてくれますようにそう願いを込めて一編一編日々のわたしだけの歌をここに 紡いで残しておきましょうわたしだけの歌を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 無限ループの闇で

    ぐるぐるぐるぐるひとりきりで考える考えるぐるぐるぐるぐるひとりきりで考えてるとぐるぐるぐるぐる螺旋階段を昇っているのか降りているのかさえわからなくなるぐるぐるぐるぐる無限ループの思考の闇に堕ちて行く堕ちて行くぐるぐるぐるぐるひとりきりで考える考えるぐるぐるぐるぐる堕ちて行く堕ちて行く#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#闇...

  • わたしは雫(定期掲載)

    いつか あなたの瞳から溢れ出た わたし という雫はあなたから離れてもどこへ流れても決してあなたを 忘れずにいてあなたの心を浄化するわたしが雨の水になって道を叩いてもわたしが山の湧き水となって人々の咽喉を 潤してもわたしはあなたを 忘れないわたしが川の水になって上流から下流へ下流へと流されて大海へ出てもわたしは あなたを 忘れないどんな大海の一滴になるよりもあなたの瞳に返りたいいつか いつかきっと ...

  • 人である証

    この瞳から溢れる涙が熱いのはわたしが人である証心がキリキリ痛むのはわたしが人である証鬱々として動けぬ日々に必死で人の証を探す春は名のみのひとりの寒さや#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 過去形な私

    過去形な私過去形なあなたあなたはジャズが好きだった私にはジャズなんてまるでわからなかったけどジャズを熱く語るあなたの横顔が好きだった夕焼け昼空宵の月自然の賜物はいつもあなたと一緒に見てたからどんな景色も美しかった過去形な私二人で刻んだ時もとうに過ぎ去って現在進行形な私はひとりで時を 刻んでるひとりで見る景色はどれも色を失っているひとり寝の夜はカチカチカチと時計の音だけがこの耳に激しく響く時は いつ...

  • 絶望という日常

    絶望が 日常になるともう 絶望という言葉を使う必要がなくなるただ闇の淵を淡々と 歩くのみ感情が麻痺してもう何も感じないただ終わりを 夢見て終わらない日常を生きるのみ途方もなくつづく闇の道をいつまで歩けば良いのかぼんやりと思うのみ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#闇...

  • 不安のままに・孤独のままに

    不安と戦って無理に解消しようとするとどんどん不安は膨らむ孤独と戦って無理に抜け出ようとするとますます孤独になるそれよりも不安としっかり向き合ってその中身を知るほうが孤独としっかり向き合ってそれを実感するほうが楽になれるはず不安は 不安のままに孤独は孤独のままにそうすればきっと新しい季節の柔らかな風にこの身を ゆだねられる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • 過去を探す

    眠れない夜の鮮明な意識が苦しいたっぷりと眠った朝戻って来る鮮明な意識も苦しい砂浜に落としたピアスを探すように大事な過去を探してる見つかるわけもない失った遠い過去を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...

  • 空と猫と私と

    猫が余りにも無邪気だから私は生きられる空が余りにも青いから私は人でいられるもしも猫と空を亡くしたら私はきっと生きながら死ぬ猫が見つめる過去と現在(いま)との境界線上を忠実に歩きながら私は懸命に 人でいる空と猫と私とを切り離してはいけない生きるために切り離してはいけない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#猫#ねこ#白猫...

  • ひもじくて寂しくて

    路地裏のノラ猫みたいにひもじくて人に愛情を 乞う家族に見捨てられた犬みたいに寂しくて人に餌を 乞うひもじくて寂しくて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...

  • 空の呼び声

    苦悩している人にも楽しく生きている人にも青い空は 平等に広がっている青い海は平等に広がっている青い空は いつも優しく 私を呼んでくれるのに遥か彼方の 水平線はいつも 私を呼んでくれるのにその呼び声が 聞こえないのは私が窓を閉め切って勝手にひとりになっているから空の呼び声を 聞きたい海の呼び声を 聞きたいただこの窓を 開ければきっと聞こえるはずなのに空にも海にも置き去りにされている気がして怖くて怖く...

  • 強いねって言わないで

    朝 目覚めると言いようのない不安が覆いかぶさって来て私が起き上がるのを 妨げるいろいろ考えてみても不安の材料は見当たらないなのに不安が 覆いかぶさって来る「あなたは強いね」って言わないで私は強くなんかない弱くて弱くてひとりになると不安や孤独に 堪えきれなくて眠剤を煽って寝るようなそんな人間なのだから「強いね」って言わないで「元気そうで良かった」って言わないで私は強くなんかない私は元気なんかじゃない...

  • わたしの心は動かない

    澄み渡る空気に鮮やかな真白き富士を見てもわたしの心は動かない足元でそっと開く小さな野花を見てもわたしの心は動かない爪を切るのも億劫で外へ出るのも億劫で落ちていく自分が見える自分が人でなくなっていくのが怖いわたしを裏切ったあの人に復讐をしたい だなんてそんなことを思う醜い自分に成り下がるのが怖い#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • あなたは花になりました(定期掲載)

    あなたは花になりました春になって産まれたての 花びらを一枚一枚 けなげに開くあなたは花に なりましたあなたは空になりましたどこまでも広がってただいちめん 無垢なばかりのあなたは空に なりましたあなたは星になりましたあの澄んだ瞳のようにきらめいて私の居場所を 照らしてくれるあなたは星に なりました夜が明ける度に緑が揺れる度にこの両の手に私はあなたの小さな いのちを感じていますいつまでも感じています自...

  • 忘れ果てた言葉

    幸せ?その言葉をわたしはすっかり忘れてたその言葉の意味さえも幸せとか笑顔とか光とか希望とかわたしに無縁の言葉たちが遠くの空に流れて消えた#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...

  • キミガタメー知覧からの手紙

    私はいつもこれを見て号泣しています。沢山の若いいのちが海に散っていきました。散ったいのちがいつも私の部屋に降って来るんです。死にたくないと言うことさえ許されなかった時代、昭和20年4月。その4か月後、終戦。なぜ彼らは死ななければならなかったのか・・・・「軍神」と呼ばれた、彼ら。神様なんかじゃない、彼らは生身の人間でした。それでも海は青くあの頃 と変わらない。知覧からの手紙 は余りにも有名なので他へ譲る...

  • イヌネコを呼吸する

    いぬいぬいぬねこねこねこいつもあの子たちと共にあったわたしの人生犬や猫を呼吸するような人生全てのいのちを見送っていまは息が苦しくなったあの子たちは何も言わないのに無垢なその心でわたしの傷を癒やしてくれた人間とはどれだけ愚かなものかを知った極寒の部屋無機的な寒さ震えるほどにあの子たちが恋しい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#いのち#猫#ねこ...

  • 苦しみは比較できない

    暖かい部屋の中、いつも思うのはノラ猫たちはどうしているだろう・・・この寒さの中でどうやって暖をとっているのだろう・・・どれだけ寒いだろうということ。家もない食べる物もない人たちはどう過ごしているのだろうということ。紛争地帯で飢えや、病気に苦しむ人が今もまだ、どれだけいるのだろうということ。それを思うと毎年、胸が痛む。よく「そういう人たちに比べたら私たちなんかまだ幸せよね」とか、「日本人に生まれて良...

  • 一人の食卓

    ひとりだと料理が下手になっていく美味しいとも不味いとも誰も言ってくれないと料理が下手になっていくあなたは何を作っても美味い 美味いと言ってくれた得意料理はボルシチだったボルシチなんてもう作り方さえ忘れた差し向かいに誰もいない食卓は冷たい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...

  • 恐ろしいほど ひとり

    ひとりで バスを待ってひとりで 迷ってひとりで 決断してひとりで 実行してひとりで 家路に着くひとりで 薬に溺れてひとりで 苦悩の海を泳いでひとりで 涙を零してひとりで 笑うどこを見回しても ひとりどう考えても ひとり恐ろしいほど ひとり一体 いつからこんなことに一体 なぜこんなことにさむいさむいひとりは さむいひとりの さむさに堪える季節がまた やって来た人のぬくもりが恋しい#ネガティブのままで...

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