あなたという春に抱かれてわたしの根雪は溶けあなたという風に吹かれてわたしはようやく花開く限りないあなたという海に溺れ夜明けまであなたという夜空で瞬くあなたはわたしの生きる術あなたはわたしの人生そのもの#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
孤独な女のネガティブポエトリー
悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)
まどろみの中怖い夢を見て目覚めても何の夢を見たのかいつも 忘れているわたしはわたしの思いをどこかに置いて来てしまったの?それなら探しに行かなくちゃ遠くの海辺やあなたの夢の中や過去に色褪せた街のどこかに遠くの海の砂浜で真っ白な貝を探すように他の誰かとの夢を見ているあなたの夢の中をまさぐるように過去の街のセピアの中に色を見つけるように探しに行かなくちゃわたしはわたしの思いが眠っていそうなその場所へ思い...
胸の鉛が苦しい涙の分だけ鉛になって胸につかえているから深い悲しみ 背負ったままで 湖ひとつ出来るほどの涙を抱えているから泣いて泣いて体中が 涙漬けになるまで泣いて泣いて私の涙で 鳥たちの 空飛ぶ羽が重くなるまで泣いて泣いて私の涙で 花たちが その首をもたげるまで泣いて泣いて心ゆくまで泣き明かしたい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#悲しみ...
夢も見ないで 私は泣いた大切な あなたも消えたひとりぼっちの 私にもう 夢は見られない胸の鼓動が闇に溶けてはまた 戻って来る心は闇一色でもう夢は 見られない手探りで 夢を探す誰かの残り物の夢でもいい朽ち果てた夢の残骸でもいい夢が 見たい夢が 見たい歪んだまま 伸びた親指の爪を 見つめながら夢も見ないで 私は泣いた#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#悲しみ...
空が 泣いている空が 泣いているしとしと しとしと絶え間なく空が 泣いている街中が涙に 潤んでいる涙に 潤んでいる傘の花が街中に 咲いている人々は傘の花の下自分の代わりに泣いてくれる空に気づかずいつもの日常を送ってる空が 泣きやむと街は空が残した涙の粒に 照らされて 輝く人々の ケガレが浄化されたように真夏の青と白と緑だけの世界が戻って来る浄化された人々もいつの間にか輝いて傘の花が一斉に散る空が ...
蝉の鳴き声夏の 証火照った体を夜風が冷ます今夜もまたわたしはいなくなった自分の心を探してる時の流れに逆らって遠くへ行った心を 探す戻っておいでいま ここにそう呼びかけても一向に帰って来ないわたしの心戻っておいでいま ここに太陽がどっぷりと沈んだあとの真夏の夜の夢明かりは 優しいだから戻っておいでいま ここにわたしはわたしに呼びかける闇色の風 なみだ星夏の足音 長くて短い一瞬の 人生#ネガティブのま...
大雨が 奏でる曲は月光の第三楽章に 似てる思い出の 第三楽章ジャズしか聞かなかったあなたが「月光は 第一楽章より第三楽章のほうが良いね」と言ったそんな ほんの些細なことでもあなたのシャープな感性と私の感性とが重なると心が踊った二人の心が重なって月光第三楽章の音色はより クリアにこの耳に響いた大雨と月光第三楽章が二人のために演奏してくれている気がしたあなたの 穏やかな瞳の中にはいつも 深い傷が見えた...
日々の生活が 重たくて重たくてやり過ごすのが やっとで気分転換する気力さえない病という名の暗雲が常に 私の周りを覆い尽くして前が 見えない生きているだけで全てが 重たい体を引きずるように 重たい生きることはこんなにも 重たいことだったの?楽しいこともあったはずなのにそれはいつも 忘却の彼方生きることが 生活が余りに 重たくて全てを捨ててどこかへ逃げてしまいたくなる一体 何の罰なのだろう一体 私はど...
お腹が空いたから何か食べたいのと おんなじに苦しいから 死にたいの眠くなったから寝たいのと おんなじに苦しいから 死にたいの苦しいから 死にたい食べるのが 当たり前のことのように眠るのが当たり前のことのように死にたいのも私のとっては当たり前のことなのなのに死ぬことだけを禁止されるのは なぜ?空腹なのに食べてはいけないと言われているようで死にたいのに死んではいけないと言われるのは理不尽でしかない苦し...
春なのに 震える心過去の私が今の私を嗤ってる嗤わないであの頃の私何も知らない子供だった癖に春なのに 真冬の心街は すっかり春めいて桜の声も 聞かれるのに私の心はいつも はだか木桜さくら刹那の さくらさくらの 春は今年も 私をよけて行く刹那の 桜よ私の元へも どうか その姿を見せて刹那な 私はあなたを 見上げて刹那の 楽しみ過ごすから一夜限り一夜限りでかまわないから#ネガティブのままでいい#シニア女性...
大事なものは白猫と明日のごはんたった それだけ未来の絵は私の眼には 映らないし夢を見ては 破れ地に 叩きつけられた傷の後遺症がこの胸に 残るから私より ずっと暖かな白猫の 体温をこの手で大事に守るだけお前はいつも暖かかったあんなに大事に守って来たのに私はそれすら奪われた失うものはもう何もない何もない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
苦しい苦しい苦しい苦しい潰れる潰れる潰れる潰れる今日も一日よく苦しんだ一日の終わりに大きくひとつため息をついてわたしは自分で自分を褒める束の間の眠りから覚めると また明日の苦しみが音も立てずにやって来る明日は堪えられるだろうか苦しみの一日は 長い灼熱の太陽に青い空に死を 夢見て苦しいだけの今日を 生きるその繰り返し繰り返し苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい潰れる潰れる潰れる潰れる一日は一生はわたしには...
海が轟くほど ひとりきりひとりきり空が割れるほど ひとりきりひとりきりひとりきりの夜は 寒いひとりきりの夜は 虚ろ差し伸べてくれる手もなくて私はいつも 空(くう)を 掴む夜空に星座も探せぬほどひとりきりひとりきり週末も祭日も 私には 関係ない季節を忘れるほどひとりきりひとりきり笑っても泣いてもこの世から 道を外れたようにひとりきりひとりきり道が外れていることを教えてくれる人も私には ないひとりきり...
アルコール依存の人がもう一生酒を飲まないそれしか治療法がないのと同じわたしの今の苦しみは夢依存虚構でしかない甘い夢に逃げて逃げて現実に戻るとそのつらさからまたもっと甘い夢に逃げるその悪循環だからわたしはアルコール依存の人が一生酒を飲まないのと同じように一生夢は見ない私の見る夢には中毒性があるしっかりと現実と言う大地に立って未来を夢見るのとは違う虚構でしかないでも甘い甘い夢夢に逃げたら現実はどんどん...
怒涛の如き感情が胸の内側からここをあけて!と叫んでる悲しみ苦しみ痛み怒りそんな 負の感情ばかりが胸の内側で 暴れるなのに私はそんな感情たちを抑えつけいつも 冷静な自分を装うこの感情たちを思い切り開放させてあげたい苦しみの大地に立ち悲しみの空を仰ぐこの世界に悲しみ苦しみ色の景色を存分に描いてみたいそれができないから私の感情たちは行き場を追われるように私の胸の内を叩いて 叩いて叩きつける私の内なる感情...
すがるように 過去を追う色褪せないように大事に大事に していても知らぬ間に 過去はセピアに染まってる私に未来は ないからただ過去を追い過去に生きる色褪せないように色褪せないようにそれでも時は 無情に過ぎ去るすぐに色褪せセピアに染まるセピアの過去に すがりひたすらに 追いかける無情な 時の流れに無駄と 知りつつ 哀しく 逆らう#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
抜け殻非日常の夢のあと非日常の甘い夢は浸かれば浸かるほど抜けられなくなる日常に戻ってもただ呆然と夢の名残りを追っている日常から逃げて逃げて夢の時間を重ねれば重ねるほどまた 抜け殻麻薬のように禁断症状に苦しむことがわかっていても甘い夢に浸かりたくてまた 抜け殻あと一回だけあと一回だけと自分に言い聞かせて夢に浸かってはまた 抜け殻日常の孤独を受け容れられなくてまた 抜け殻本物の廃人になりそうな 夜#ネ...
風が 唸っている風が 唸っている風が 唸り声を上げているあれは冬の海から渡って来た風だ風の唸りは私の唸り自分を覆い尽くす殻を必死で 蹴破ろうと風と一緒に唸ってる風の唸りは私の唸り現実へ通じる道に何とか出ようと風と一緒に唸ってる風の唸りは私の唸り長年 閉め切った窓はなかなか開かなくて何とか開けようと風と一緒に唸ってる風が 唸る私が 唸る殻を破るために現実へ出るためにひとりじゃないと感じるために風が ...
蝶が羽を広げるのも人の一生も同じ一瞬のきらめきどこかから産声が聞こえるのも誰かが息絶えるのも同じ一瞬のきらめきわたしがあなたを愛した時もあなたとの別れに涙したことも同じ一瞬のきらめき時を遡って過去へ 出かけようわたしを取り戻すためにいつか今 この時が過去になったらわたしがまたここに来る未来のわたしがわたしを取り戻すために#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
空が 号泣している空が 号泣している水の玉が幾つも幾つも窓を 這う電線に水の玉が 幾つも幾つも連なっている気がつけば 雨涙を心の奥底に封印している私の代わりに空が泣いてくれると人々が私の悲しみを知ってくれるようでなぜか どこかありがたい傘も 役に立たないほどの土砂降りでみんなの服を濡らすだけの涙をそうよ 私は心に 持っているの冷たいでしょう?悲しいでしょう?街中を濡らすだけの 涙をそうよ 私は心に...
暖かな冬の陽射しに安堵して悲しみ 喜び幾年月目をつむれば蘇る私が輝いていた日々もうたかたの群集劇消えてなくなる夢のあと私の確かな日々はどこ?もうどこにも見当たらぬそれも全ては幻想だからただひたすらに楽日まで演じるだけの幻想芝居大根役者の幻想芝居#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
夢 断たれて闇巡り巡る闇には時折 光垣間見えるは青い空夢 断たれて闇巡り耳を澄ませば街の色平和な人の笑い声夢 断たれて闇巡り気がつけばこの両手にはたったひとつの夢さえも残ってはいなかった思い切り堕ちて行こう夢 断たれて闇巡り#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
毎年毎年 同じこと誰にも祝ってもらうことのない誕生日がいつもと変わらずに過ぎたまた何の中身もない一年という年を重ねためでたくもない誕生日空を見上げて宇宙を思う広大な宇宙にとって人間は塵に同じ私が 塵に過ぎないならば風に吹かれて消えるだけ私が塵に過ぎないならば悩むことなど 何もない私が塵に過ぎないならば宇宙を 実感することが出来る塵に過ぎない自分を感じたくて空を見上げて宇宙を思う永遠の楽に辿り着きた...
あなたに ずっとそばにいてなんて 贅沢は言わないただあなたが 私の家に来るときの革靴の足音だけ そばにいてあなたが うちのドアをノックするときのトントントントン といつも4回鳴らす その音だけ そばにいてあなたから漂う煙草の匂いその残り香だけ そばにいてそれだけでもあなたがそばにいると思える私は贅沢な女じゃないの愛された記憶がないからこの世に ひとりでも私を 気にかけてくれる人がいるそれだけで 十...
ねむれ ねむれ白猫 ねむれおそらにのぼって白猫 ねむれあそべ あそべ白猫あそべおそらにのぼって白猫あそべいたかったねくるしかったね病だらけでつらかったねなのにお前はいつも いつも生きようとしていたね二人でたくさんの病を乗り越えたねよくがんばったねほんとにほんとにえらかったねだからお前はおそらにのぼってようやく楽になったんだねねむれ ねむれ白猫ねむれまたお前に会えるその日をわたしは待っているよあそべ...
私は 風になりたい風ならばあなたのコートを 翻して私の居場所を知らせることが 出来るから私は 水になりたい水ならばさらさら 流れてあなたの 疲れを洗い流すことが 出来るから私は 花になりたい花ならば思い切り 開いてあなたの心を 和ますことが 出来るから私は 雲になりたい雲ならばぽっかり浮かんであなたを 暖めることが 出来るから風に水に花に雲になってあなたを 抱きしめたい今の私では何も 何も出来ない...
木の葉が ざわざわ揺れるだけで私の心は大きく揺れる明けない夜に突き落とされてひとりずたぼろに傷ついた心を薬で麻痺させて何も感じないようにする横たわると血が騒ぐぐるぐるぐるぐる血が走るから体が 熱い眠れない私は ひたすら夜明け前にすがりつくもう朝が来ませんようにと手を 合わす冷めた珈琲晩夏の香り孤独の餌食母の骨#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
ケガレてしまった苦しみはケガレた分だけ罪深くケガレた分だけずっしり重いケガレてしまった苦しみの居場所はいつも闇の淵暗い暗い闇の淵はケガレたものたちの集まり何層にも積み重ねられた重い重い罪のいる場所でも闇の淵にいるから光も 見える#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
曇りガラスから漏れる灯りがあちこちに星のように点在するその 小さな灯りすら得られなかった自分に苛立ち悲しんでも 意味はない名前も知られぬ花たちの如くただ一厘寡黙に 咲き寡黙に 散る「何のために生まれて来たの?」そんな愚問を一切持たずただ季節を受け容れて咲き季節を受け容れて散るそんな名前すらなき花の如くこの人生という季節を黙って 受け容れて散ることができたならもう悩むこともない自意識に苦しむことも失...
わたしがわたしから誕生してわたしが成長して大人になったわたしがわたしと結ばれて現在のわたしが過去のわたしに戻ってわたしを やり直そうとしても宿命からは逃れられなくてまたわたしがわたしから誕生するそこにあなた は介在しない絶対的孤独圧倒的孤独希望と絶望の繰り返しパラドックスから逃れられない終わらない旅映画「プリデスティネーション」を見て浮かんだ詩です。見てない方には何のことかわからないかも。YouTube...
せめてゆっくりと絶望に 浸らせてせめてゆっくりと悲しみに 耽らせてせめてゆっくりと苦しみを 味わわせて現代の文明はデジタル化だの何だのと余りにもせわしく進んでじっくりと 悲しむいとまも ないゆったりと 苦しむいとまもないそんな現代に私は着いて行かれなくて悲しい時は存分に悲しんだほうがいい絶望している時はどっぷりと絶望したほうがいい誰にでも悲しいことやつらいことがあるのにそれを感じないように感じない...
平成11年11月10日わたしは 死んだ死んでしまったわたしはただ悲しみの陽が暮れるのを見送り苦しみの陽が昇るのを迎える春も 夏も秋も 冬もうわ言のような繰り返し暦の外で人々の今日を見る明日を見る終わらない終わらない平成11年11月10日わたしは 死んだわたしは死んでしまったからもう何も出来ないのもう誰にも会えないのただ成仏できない魂になって何十年もこの部屋にいる平成11年11月10日わたしは 死んだ今日も悲しみの陽...
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あなたという春に抱かれてわたしの根雪は溶けあなたという風に吹かれてわたしはようやく花開く限りないあなたという海に溺れ夜明けまであなたという夜空で瞬くあなたはわたしの生きる術あなたはわたしの人生そのもの#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
不安にとり憑かれると街中に無視されてこの部屋が孤島になるねえわたしはここよと声をかけても誰も誰も振り向かない誰もわたしを知らないなんてねえわたしを置いて行かないでその声は幼い頃から変わらないわたしを置いて行かないで幾度そう懇願しただろう神さまにお願いするみたいにお母さまにお願いしたのわたしを置いて行かないで置き去りにされた記憶が哀しい物語として今もわたしを傷つける#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#...
あなたの頬を涙がつたって落ちる前にわたしはこの手であなたの涙を何度も拭うあなたの涙はあの深い海からやって来た雫自分のためではなく誰かのためにこぼれた雫だからわたしはあなたの涙を海へと返すほんの束の間あなたの海で溺れる悦び深い深い海色の優しい雫#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
見上げる星空青白い星赤い星大きく瞬く星微かな光を放つ星やがてわたしもあの星空のひとつになって精一杯生きた分精一杯輝くからどうかわたしという星を見上げてたくさんの星の中からわたしの輝きを見つけて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#いのち...
全身を何度も何度も波打たせ悦楽に果てたあの夜昂ったまま遠浅の海に二人重なり沈んだ あの日もう一度もう一度と願っても時の流れも血の流れも冷酷でもうそんなに時が経ってしまったの?帰って来て帰って来てと聞き分けのない駄々っ子のようにいつまでもあの日のあなたをせがむわたし#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
皆知ってるはずの青い空を誰か見たことがある?空そのものを空の青は人の数だけあるわたしの見ている世界とあなたの見ている世界はきっと違う青い空も緑の若木も白い雲も人の眼前に広がる世界は曖昧で不確かなものだからこそ青い空そのものをわたしは見たい同じあの空をあなたと共有してみたい確かに存在する空を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
装飾品をまとって自らを飾って飾って飾り立てても余計に老いた自分が浮き彫りになるだけで哀しいからネックレスもブレスレットも何もつけずにあなたと会おうフルメイク禁忌金髪 禁忌ただ 今のわたしのままのわたしでいよう酒池肉林に溺れた日々も夢のあと今ではひたすら花鳥風月謳うのみ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
いつもと変わらない日常信号街並み行きかう車揺れる草木死にたい空が晴れ渡れば晴れ渡るほどその思いだけが弧を描いてわたしの頭上に横たわる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#いのち...
いくら夢を追いかけてももう叶う夢などないことになぜ気づかないの?いつまで経っても夢を見たくて夢はいつでも音を立てて破れて深海の底に沈んで行くだけなのにやるせないただやるせないだけの日常が横たわっているのに沈んで行く自分を感じながらまだ夢を追いかけている褪せた唇を少女の紅き唇と妄想したまま時の流れに逆らったまま#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
心がすっかり忘れてるのに悲しい記憶はこの血肉が骨が覚えてるだから血肉がえぐられる骨が唸るわたしも知らないもう一人のわたしの血しぶきみたいな悲鳴に鼓膜が破れる何がそんなに悲しいの?そう問うと体は沈黙するその扉をピタリと閉めて何も答えない忘れたはずの悲嘆が苦悩がまた深い傷を作る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
わたしは春を追いかけるたった一厘の花だけをこの胸にそっと抱いて暖かな春を芽吹きの春を桜の春をわたしの春はもう とうに過ぎ去ってしまったことも忘れていつまでもわたしは春を追いかける#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる#悲しみ...
うつの深みにはまると街中がモノトーンになる花も草も色を失う頭上に広がる空も忘れ果てこの部屋は独房と化す死 に抱かれてわたし は消え失せるうつの深みにはまるとわたしは人でいられなくなる理性も思考も失って沈んでくどこまでも沈んでく#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
幼いわたしが泣きながらこの胸の内を叩く叩く汚れてしまったわたしより幼いわたしの言葉は無垢だけど真実だけを叫ぶだから無垢な言葉を封印しないでどうか耳を傾けて「だいすきなのとめてとめてとまらないの」幼いわたしの叫びに胸が痛む無垢な言葉がわたしに響く「だいすきなのだいすきがこぼれちゃうの」無垢な言葉は誤魔化しがきかない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
規則的な拍動が心臓から爪先にまで赤い涙が循環していることをわたしに伝える毎日毎日毎日止まることなく循環してる憂愁に閉ざされたこの体内を一刻一刻一刻と休むことなく巡りつづける赤い涙ときに張り裂けそうになる胸を押さえときに痛みに堪え悲嘆を超えてこの身 果てても巡る涙を光に変えゆく#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
人差し指から溢れ出る血が人である証猫を抱いたときに溢れ出る愛情が人である証この部屋はまるで孤島のようで活気に満ちた街から切り離されているから自分が誰なのかときにわからなくなる乖離の溝に堕ちていく恐怖自分の名前も忘れ果て朝と夜さえ間違える#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#闇#いのち...
傷を舐め合うことの何が悪い?軽蔑されてもかまわないどんなに蔑まれてもいいだって自分では届かない場所に傷があったら舐めてもらうことでしか癒やされないから傷を舐め合うことはわたしにとって与え合うこと愛情を注ぎ合うこと#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
蜜の宵蜜の宵あなたと抱き合う蜜の宵涙まで甘さにとろけるあなたの胸でわたしは母親のお腹の中で浮いている胎児に戻って究極の快感に溺れたなのにあなたはわたしの元から消えてったあなたがいないと生きられないそんなわたしは病んでいたそのことに気づかずにただ蜜の宵をむさぼったわたしの罰#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
号泣する梅雨空の霞む景色のその下で髪が頬にまとわりつくのも厭わずにずぶ濡れの野良犬みたいに探してる探してる悲しいだけの過去の中から傷だらけの過去の中から心の奥に血を滲ませて奇跡のように輝いていたはずの瞬間を雨音は遠く誰かの悲鳴になってわたしの耳に微かに障る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
わたしの中で青い怒りの炎が静かに燃える青い炎はやがて悲しみの涙となって燃え尽きる涙はおさまることを知らない母の悲しみからわたしは産まれたから母の悲しみからわたしの人生始まったから悲しみ出身のわたし#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...
抱いて欲しかった狂うほどに抱いて欲しかったけれど幼かったわたしはそれを伝える術を持たなかっただから自分で自分を思い切り抱きしめる自分で自分を愛おしんで慈しんで自己否定の沼に落ちていたわたしを無名の闇に棲んでいたわたしを抱きしめて抱きしめて世界は自分の味方なのだと教える#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
うつうつ雨が続いたあとは瞬く星に恋い焦がれ頭にかかった霞が晴れたら星を 集めてきらきらきらきら戯れる悩みごとなど 皆あの天の川に 溶けて遠く遠くに消えてゆく蝉の亡骸夏の跡吾子(あこ)の瞳の星の色#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
ほたるのひかりまどのゆきいまこそ わかれめいざ さらば春になると歌った歌昔々に歌った歌今はもう歌えないだって若木のようなあの頃のわたしはどこにもいないからほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらばその歌に涙して友達と抱き合ったわたしはまだ人生の重たささえ知らなかったほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらば昔々の 春の歌#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
やむのを忘れた梅雨の日の雨みたいに泣き明かす骨を断たれるみたいな悲しみに 堪える肉を削がれるみたいな苦しみに 堪える胸に手を当てて乱れた呼吸を必死に 抑える生きるのがつらくてただ生きるのがつらくて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇#いのち...
日が昇ると心は沈む日が沈むと心は昇る朝眠りについて夜目覚める時は未来に向かっているのに私は過去に向かってる心は巡る 季節にいつも 逆らって時の流れにいつも 反比例しているみんな前に向かって歩いてる私は後ろに向かって歩いてるだから 孤独を拭えない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
冷蔵庫の中身と私の孤独は比例する何度 開けてみても冷蔵庫は 空っぽで何度 この胸に手を当ててみても私の心も空っぽで夢が見たいたとえそれが幻影でしかなくても夢が見たいたとえそれが嘘偽りだとしてもどの道どっちが現実でどっちが夢なのかわからないのだから渇ききったこの心に水が欲しい空っぽのこの心を夢色に 染めてみたいお願いお願い一時でいいから空っぽなこの心を誰か 埋めて#ネガティブのままでいい#シニア女性#...
朽ちた花をもう一度生け直すように朽ちた花をもう一度咲かせるように精一杯のお洒落をして美容院に行って化粧を施すだけど所詮は朽ちた花生きているあの花のように色鮮やかにみずみずしくはなれなくてそれはわかっているけれどどうしてももう一度生き生きとしたくてそうそれは化粧や服装なんかでは誤魔化せないこの胸の奥に眠る等身大のわたしが目覚めたときに初めて新しい芽が吹いて生き生きとできるのに#ネガティブのままでいい#...
今更生きる意味や生きる価値など考えて悩むことが一体何になる?わたしがどんなに悩んだところで今日も日は昇り日は沈むわたしがどんなに泣き暮れたところで季節は春から夏になるわたしが生きていたところで何の意味もないのかも知れないでも自然が巡るのと同じようにわたしは生かされている花がその花びらを広げるようにわたしは生かされている心底そう感じられたらわたしはきっともっと楽になる全て あきらめて全て 手放して#...
一度でいい小鳥のさえずりで目を覚ます平穏な朝を迎えてみたい自然が織りなすいのちと共に目覚めるのはきっとこの上なく心地良いのだろうなのに私はいつだってただ不穏な心を持て余したまま眠れぬ私の耳に無神経に無機的に響くのはパトカーのサイレンの音その音量は私の鼓膜を破るように激しく響き私を思い切り不安に追いやる優しい小鳥たちの声も季節を知らせる頬 撫でる風も奪われて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#...
春は もうほらあそこの 横断歩道の所まで来ている夏が ほら雨粒に込められて街中を輝かせている皆が生き生きと活気に満ち溢れてる生の季節がようやく訪れたというのに私の心は 疲弊して真冬の孤独かじかむ この手死に絶えた季節のまま#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
小さな花の花びらが震えるような切なさこの胸が押し潰されそうな痛みもう一人のわたしがわたしにつぶやく人を好きになる気持ちは抑えられないものだけれどそれはにせものの恋心あなたはただの感情中毒よもう終わりにしなさいとしきりに告げるこのままではずぶずぶと沼に足を取られて抜けられなくなるそれは 恋ではなくまるで 麻薬みたいな感情中毒恋する気持ちはにせものの感情麻薬の快感がわたしを冒すそして禁断症状に苦しみ悶...
グレーゾーンの わたしは生にも死にも行かれないグレーゾーンのわたしは天国にも地獄にも行かれないグレーゾーンのわたしはケモノの仲間にも鳥の仲間にもなれないグレーゾーンのわたしはいつもひとりぼっちまた弔いの夏が来る#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
お天気でも見るように人は 死んで行くものなの今日は天気が良くてよかったねえ と言うのと おんなじに雨が降って来ちゃったわねえと言うのと おんなじに人は死んで行くものなの毎日 ふと人は 死んで行くものなのまるで梅雨の日の木の葉に揺れる雨粒が零れ落ちるのとおんなじに毎日ふと人は 死んで行くものなの当たり前に朝が来て夜が来るのとおんなじに人は 死んで行くものなのだから私たちは精一杯生きなくてはいけないの...
昔 あなたと見上げた空を今は独りで 見上げてる二人で見上げる空と独りで見上げる空とでは青さが違うことを知った私独りの目に映るのは淡い淡い 悲しみに滲んだ 青あなたと二人の目に映るのは深い深い 優しさに包まれた 青私はあなたとあの空を見上げたいそうすればこの悲しみの空が癒されてきっと私も優しくなれるはずだから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
朝 目覚めるのが苦しくて朝食の支度をするのが苦しくて買い物に行くのが苦しくて働くことが苦しくて何でもない日常が苦しくて逃げ場が ない生きているのが苦しくて逃げ場が ない太陽の下花はこんなに精一杯花びらを広げているのに雨に濡れた草木はこんなに深い緑に輝いているのに街は生き生きと活気に満ちているのに私の心にはそんな景色さえ何ひとつ映らない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
夏だというのにどんどんさむくなるどんどんひとりになるせいぜいこの程度だろうという未来がもう見えているのにそれでも終わらない毎日を生きるしかないOnly oneなんかじゃない私はOnly oneなんかじゃないそれでも生きるしかない路地裏の野良猫みたいにひっそりと生きるしかないそれがOne of Themの宿命#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
熱波の火葬場母の骨懸命に生きた67年の人生が余りにもあっさりと骨壺に 納まったそれが無性に哀しくて納得ができなくて母の人生なんて人の人生なんてもしかしたら虚構なんじゃないかと思った秋なのに狂ったように暑かったあの日#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#いのち...
わたしは奇跡を信じない主義でも現実が過酷なら 過酷なほど皆奇跡を信じようとする現実を受け容れたら心が壊れてしまうからだから 奇跡はあると思い込むことで心が壊れてしまわぬように自分を必死で守っているの奇跡を信じて自分を守るそんな人間の心の働きを私はいつも愛おしく思う生きることはまるで冬景色のようにつらいことが 多いから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#心...
孤独はきっと病気なのだれかだれかと常に叫びひとり から逃げても逃げても逃げきれず汗と涙を同時に流しおろおろうろうろ震えながら行き先もわからぬままに闇の岸辺を歩いてるこの世はいつも不条理だと恨み節など 口ずさみ昨日のつづきの景色に堪えるひとりじゃないとわかっていてもひとりだとしか思えない重症な 孤独病#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
絹 お前が与えてくれたものそれは当たり前の生活がどれほど貴重なのかということ絹 お前が与えてくれたものそれは病に苦しみながらそれでも 生き抜く生かされているということそして 絹 お前が与えてくれたものそれはこんな私にも誰かを愛せる力がまだ残っていたということ絹小さなお前が私に与えてくれたものは余りにも大きくて私の 救いにさえなった絹 お前が与えてくれたものを大切に大切に生きてゆくよ#ネガティブのま...
南の空に晴れ乞いをして東の街に人乞いをして北の風に流されるまま西の夕暮れと共にどっぷりと沈んで行きたいどっぷりとどっぷりと沈んだままでいたいのに誰にも言えない痛みを悩みをもう 乗り越える自信がないから沈んだままでいたいのにそんな私におかまいなしに必ず 日は昇る私の思いと裏腹に#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...