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孤独な女のネガティブポエトリー

悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)

ナレイ
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2012/07/15

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  • わたしはわたしの思いを探す

    まどろみの中怖い夢を見て目覚めても何の夢を見たのかいつも 忘れているわたしはわたしの思いをどこかに置いて来てしまったの?それなら探しに行かなくちゃ遠くの海辺やあなたの夢の中や過去に色褪せた街のどこかに遠くの海の砂浜で真っ白な貝を探すように他の誰かとの夢を見ているあなたの夢の中をまさぐるように過去の街のセピアの中に色を見つけるように探しに行かなくちゃわたしはわたしの思いが眠っていそうなその場所へ思い...

  • 涙漬けになるまで

    胸の鉛が苦しい涙の分だけ鉛になって胸につかえているから深い悲しみ 背負ったままで 湖ひとつ出来るほどの涙を抱えているから泣いて泣いて体中が 涙漬けになるまで泣いて泣いて私の涙で 鳥たちの 空飛ぶ羽が重くなるまで泣いて泣いて私の涙で 花たちが その首をもたげるまで泣いて泣いて心ゆくまで泣き明かしたい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#悲しみ...

  • 夢も見ないで私は泣いた

    夢も見ないで 私は泣いた大切な あなたも消えたひとりぼっちの 私にもう 夢は見られない胸の鼓動が闇に溶けてはまた 戻って来る心は闇一色でもう夢は 見られない手探りで 夢を探す誰かの残り物の夢でもいい朽ち果てた夢の残骸でもいい夢が 見たい夢が 見たい歪んだまま 伸びた親指の爪を 見つめながら夢も見ないで 私は泣いた#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#悲しみ...

  • 空が泣いている

    空が 泣いている空が 泣いているしとしと しとしと絶え間なく空が 泣いている街中が涙に 潤んでいる涙に 潤んでいる傘の花が街中に 咲いている人々は傘の花の下自分の代わりに泣いてくれる空に気づかずいつもの日常を送ってる空が 泣きやむと街は空が残した涙の粒に 照らされて 輝く人々の ケガレが浄化されたように真夏の青と白と緑だけの世界が戻って来る浄化された人々もいつの間にか輝いて傘の花が一斉に散る空が ...

  • いなくなった心を探す

    蝉の鳴き声夏の 証火照った体を夜風が冷ます今夜もまたわたしはいなくなった自分の心を探してる時の流れに逆らって遠くへ行った心を 探す戻っておいでいま ここにそう呼びかけても一向に帰って来ないわたしの心戻っておいでいま ここに太陽がどっぷりと沈んだあとの真夏の夜の夢明かりは 優しいだから戻っておいでいま ここにわたしはわたしに呼びかける闇色の風 なみだ星夏の足音 長くて短い一瞬の 人生#ネガティブのま...

  • 月光第三楽章の思い出

    大雨が 奏でる曲は月光の第三楽章に 似てる思い出の 第三楽章ジャズしか聞かなかったあなたが「月光は 第一楽章より第三楽章のほうが良いね」と言ったそんな ほんの些細なことでもあなたのシャープな感性と私の感性とが重なると心が踊った二人の心が重なって月光第三楽章の音色はより クリアにこの耳に響いた大雨と月光第三楽章が二人のために演奏してくれている気がしたあなたの 穏やかな瞳の中にはいつも 深い傷が見えた...

  • 明日の重み

    日々の生活が 重たくて重たくてやり過ごすのが やっとで気分転換する気力さえない病という名の暗雲が常に 私の周りを覆い尽くして前が 見えない生きているだけで全てが 重たい体を引きずるように 重たい生きることはこんなにも 重たいことだったの?楽しいこともあったはずなのにそれはいつも 忘却の彼方生きることが 生活が余りに 重たくて全てを捨ててどこかへ逃げてしまいたくなる一体 何の罰なのだろう一体 私はど...

  • フツーに死にたいけど何か?

    お腹が空いたから何か食べたいのと おんなじに苦しいから 死にたいの眠くなったから寝たいのと おんなじに苦しいから 死にたいの苦しいから 死にたい食べるのが 当たり前のことのように眠るのが当たり前のことのように死にたいのも私のとっては当たり前のことなのなのに死ぬことだけを禁止されるのは なぜ?空腹なのに食べてはいけないと言われているようで死にたいのに死んではいけないと言われるのは理不尽でしかない苦し...

  • 刹那の桜

    春なのに 震える心過去の私が今の私を嗤ってる嗤わないであの頃の私何も知らない子供だった癖に春なのに 真冬の心街は すっかり春めいて桜の声も 聞かれるのに私の心はいつも はだか木桜さくら刹那の さくらさくらの 春は今年も 私をよけて行く刹那の 桜よ私の元へも どうか その姿を見せて刹那な 私はあなたを 見上げて刹那の 楽しみ過ごすから一夜限り一夜限りでかまわないから#ネガティブのままでいい#シニア女性...

  • 全て失って

    大事なものは白猫と明日のごはんたった それだけ未来の絵は私の眼には 映らないし夢を見ては 破れ地に 叩きつけられた傷の後遺症がこの胸に 残るから私より ずっと暖かな白猫の 体温をこの手で大事に守るだけお前はいつも暖かかったあんなに大事に守って来たのに私はそれすら奪われた失うものはもう何もない何もない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...

  • 苦しみの繰り返し

    苦しい苦しい苦しい苦しい潰れる潰れる潰れる潰れる今日も一日よく苦しんだ一日の終わりに大きくひとつため息をついてわたしは自分で自分を褒める束の間の眠りから覚めると また明日の苦しみが音も立てずにやって来る明日は堪えられるだろうか苦しみの一日は 長い灼熱の太陽に青い空に死を 夢見て苦しいだけの今日を 生きるその繰り返し繰り返し苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい潰れる潰れる潰れる潰れる一日は一生はわたしには...

  • ひとりきり ひとりきり

    海が轟くほど ひとりきりひとりきり空が割れるほど ひとりきりひとりきりひとりきりの夜は 寒いひとりきりの夜は 虚ろ差し伸べてくれる手もなくて私はいつも 空(くう)を 掴む夜空に星座も探せぬほどひとりきりひとりきり週末も祭日も 私には 関係ない季節を忘れるほどひとりきりひとりきり笑っても泣いてもこの世から 道を外れたようにひとりきりひとりきり道が外れていることを教えてくれる人も私には ないひとりきり...

  • 夢依存

    アルコール依存の人がもう一生酒を飲まないそれしか治療法がないのと同じわたしの今の苦しみは夢依存虚構でしかない甘い夢に逃げて逃げて現実に戻るとそのつらさからまたもっと甘い夢に逃げるその悪循環だからわたしはアルコール依存の人が一生酒を飲まないのと同じように一生夢は見ない私の見る夢には中毒性があるしっかりと現実と言う大地に立って未来を夢見るのとは違う虚構でしかないでも甘い甘い夢夢に逃げたら現実はどんどん...

  • 私の内なる感情たちよ

    怒涛の如き感情が胸の内側からここをあけて!と叫んでる悲しみ苦しみ痛み怒りそんな 負の感情ばかりが胸の内側で 暴れるなのに私はそんな感情たちを抑えつけいつも 冷静な自分を装うこの感情たちを思い切り開放させてあげたい苦しみの大地に立ち悲しみの空を仰ぐこの世界に悲しみ苦しみ色の景色を存分に描いてみたいそれができないから私の感情たちは行き場を追われるように私の胸の内を叩いて 叩いて叩きつける私の内なる感情...

  • 過去に生きる

    すがるように 過去を追う色褪せないように大事に大事に していても知らぬ間に 過去はセピアに染まってる私に未来は ないからただ過去を追い過去に生きる色褪せないように色褪せないようにそれでも時は 無情に過ぎ去るすぐに色褪せセピアに染まるセピアの過去に すがりひたすらに 追いかける無情な 時の流れに無駄と 知りつつ 哀しく 逆らう#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...

  • 抜け殻

    抜け殻非日常の夢のあと非日常の甘い夢は浸かれば浸かるほど抜けられなくなる日常に戻ってもただ呆然と夢の名残りを追っている日常から逃げて逃げて夢の時間を重ねれば重ねるほどまた 抜け殻麻薬のように禁断症状に苦しむことがわかっていても甘い夢に浸かりたくてまた 抜け殻あと一回だけあと一回だけと自分に言い聞かせて夢に浸かってはまた 抜け殻日常の孤独を受け容れられなくてまた 抜け殻本物の廃人になりそうな 夜#ネ...

  • 風の唸り

    風が 唸っている風が 唸っている風が 唸り声を上げているあれは冬の海から渡って来た風だ風の唸りは私の唸り自分を覆い尽くす殻を必死で 蹴破ろうと風と一緒に唸ってる風の唸りは私の唸り現実へ通じる道に何とか出ようと風と一緒に唸ってる風の唸りは私の唸り長年 閉め切った窓はなかなか開かなくて何とか開けようと風と一緒に唸ってる風が 唸る私が 唸る殻を破るために現実へ出るためにひとりじゃないと感じるために風が ...

  • わたしを取り戻す旅へ

    蝶が羽を広げるのも人の一生も同じ一瞬のきらめきどこかから産声が聞こえるのも誰かが息絶えるのも同じ一瞬のきらめきわたしがあなたを愛した時もあなたとの別れに涙したことも同じ一瞬のきらめき時を遡って過去へ 出かけようわたしを取り戻すためにいつか今 この時が過去になったらわたしがまたここに来る未来のわたしがわたしを取り戻すために#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...

  • 号泣する空

    空が 号泣している空が 号泣している水の玉が幾つも幾つも窓を 這う電線に水の玉が 幾つも幾つも連なっている気がつけば 雨涙を心の奥底に封印している私の代わりに空が泣いてくれると人々が私の悲しみを知ってくれるようでなぜか どこかありがたい傘も 役に立たないほどの土砂降りでみんなの服を濡らすだけの涙をそうよ 私は心に 持っているの冷たいでしょう?悲しいでしょう?街中を濡らすだけの 涙をそうよ 私は心に...

  • 幻想芝居

    暖かな冬の陽射しに安堵して悲しみ 喜び幾年月目をつむれば蘇る私が輝いていた日々もうたかたの群集劇消えてなくなる夢のあと私の確かな日々はどこ?もうどこにも見当たらぬそれも全ては幻想だからただひたすらに楽日まで演じるだけの幻想芝居大根役者の幻想芝居#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...

  • 闇巡り

    夢 断たれて闇巡り巡る闇には時折 光垣間見えるは青い空夢 断たれて闇巡り耳を澄ませば街の色平和な人の笑い声夢 断たれて闇巡り気がつけばこの両手にはたったひとつの夢さえも残ってはいなかった思い切り堕ちて行こう夢 断たれて闇巡り#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...

  • めでたくもない誕生日

    毎年毎年 同じこと誰にも祝ってもらうことのない誕生日がいつもと変わらずに過ぎたまた何の中身もない一年という年を重ねためでたくもない誕生日空を見上げて宇宙を思う広大な宇宙にとって人間は塵に同じ私が 塵に過ぎないならば風に吹かれて消えるだけ私が塵に過ぎないならば悩むことなど 何もない私が塵に過ぎないならば宇宙を 実感することが出来る塵に過ぎない自分を感じたくて空を見上げて宇宙を思う永遠の楽に辿り着きた...

  • 靴音だけそばにいて

    あなたに ずっとそばにいてなんて 贅沢は言わないただあなたが 私の家に来るときの革靴の足音だけ そばにいてあなたが うちのドアをノックするときのトントントントン といつも4回鳴らす その音だけ そばにいてあなたから漂う煙草の匂いその残り香だけ そばにいてそれだけでもあなたがそばにいると思える私は贅沢な女じゃないの愛された記憶がないからこの世に ひとりでも私を 気にかけてくれる人がいるそれだけで 十...

  • 白猫ねむれ

    ねむれ ねむれ白猫 ねむれおそらにのぼって白猫 ねむれあそべ あそべ白猫あそべおそらにのぼって白猫あそべいたかったねくるしかったね病だらけでつらかったねなのにお前はいつも いつも生きようとしていたね二人でたくさんの病を乗り越えたねよくがんばったねほんとにほんとにえらかったねだからお前はおそらにのぼってようやく楽になったんだねねむれ ねむれ白猫ねむれまたお前に会えるその日をわたしは待っているよあそべ...

  • 風に 水に 花に 雲に

    私は 風になりたい風ならばあなたのコートを 翻して私の居場所を知らせることが 出来るから私は 水になりたい水ならばさらさら 流れてあなたの 疲れを洗い流すことが 出来るから私は 花になりたい花ならば思い切り 開いてあなたの心を 和ますことが 出来るから私は 雲になりたい雲ならばぽっかり浮かんであなたを 暖めることが 出来るから風に水に花に雲になってあなたを 抱きしめたい今の私では何も 何も出来ない...

  • 孤独の餌食

    木の葉が ざわざわ揺れるだけで私の心は大きく揺れる明けない夜に突き落とされてひとりずたぼろに傷ついた心を薬で麻痺させて何も感じないようにする横たわると血が騒ぐぐるぐるぐるぐる血が走るから体が 熱い眠れない私は ひたすら夜明け前にすがりつくもう朝が来ませんようにと手を 合わす冷めた珈琲晩夏の香り孤独の餌食母の骨#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...

  • ケガレた苦しみ

    ケガレてしまった苦しみはケガレた分だけ罪深くケガレた分だけずっしり重いケガレてしまった苦しみの居場所はいつも闇の淵暗い暗い闇の淵はケガレたものたちの集まり何層にも積み重ねられた重い重い罪のいる場所でも闇の淵にいるから光も 見える#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...

  • 散り時を受け容れて

    曇りガラスから漏れる灯りがあちこちに星のように点在するその 小さな灯りすら得られなかった自分に苛立ち悲しんでも 意味はない名前も知られぬ花たちの如くただ一厘寡黙に 咲き寡黙に 散る「何のために生まれて来たの?」そんな愚問を一切持たずただ季節を受け容れて咲き季節を受け容れて散るそんな名前すらなき花の如くこの人生という季節を黙って 受け容れて散ることができたならもう悩むこともない自意識に苦しむことも失...

  • 終わらない旅

    わたしがわたしから誕生してわたしが成長して大人になったわたしがわたしと結ばれて現在のわたしが過去のわたしに戻ってわたしを やり直そうとしても宿命からは逃れられなくてまたわたしがわたしから誕生するそこにあなた は介在しない絶対的孤独圧倒的孤独希望と絶望の繰り返しパラドックスから逃れられない終わらない旅映画「プリデスティネーション」を見て浮かんだ詩です。見てない方には何のことかわからないかも。YouTube...

  • 悲しみに耽らせて

    せめてゆっくりと絶望に 浸らせてせめてゆっくりと悲しみに 耽らせてせめてゆっくりと苦しみを 味わわせて現代の文明はデジタル化だの何だのと余りにもせわしく進んでじっくりと 悲しむいとまも ないゆったりと 苦しむいとまもないそんな現代に私は着いて行かれなくて悲しい時は存分に悲しんだほうがいい絶望している時はどっぷりと絶望したほうがいい誰にでも悲しいことやつらいことがあるのにそれを感じないように感じない...

  • わたしは死んだ

    平成11年11月10日わたしは 死んだ死んでしまったわたしはただ悲しみの陽が暮れるのを見送り苦しみの陽が昇るのを迎える春も 夏も秋も 冬もうわ言のような繰り返し暦の外で人々の今日を見る明日を見る終わらない終わらない平成11年11月10日わたしは 死んだわたしは死んでしまったからもう何も出来ないのもう誰にも会えないのただ成仏できない魂になって何十年もこの部屋にいる平成11年11月10日わたしは 死んだ今日も悲しみの陽...

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