1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんの命はあと1ヶ月とお医者さんにいわれましたまだピンピンしていたおかあさんがあと1ヶ月でいなくなるわたしにはよくわかりませんでした1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんはもうすぐ死ぬ患者だから雑に扱われましたもうすぐ死ぬ患者だからだいじにして欲しいのに雑に扱われました1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にまし...
ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩やら散文やら
悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)
いつものように洗濯物の Tシャツと靴下を干しっ放しにして取り込まなくちゃと思いながら汚れた食器を洗いながらふと 消えるただ日が昇り日が沈むのとおんなじようにふと 消える静寂の冬を堪え春のない人生を悔いながらふと 消える何事もなかったかのようにふと 消えるいつものように小鳥たちが楽しげにさえずり賑わう街の隅っこでふと 消える誰も誰も気づかないひとつやふたついのちが消えたところで街の表情は何も 変わら...
人生の ほころびを慣れない手つきでひと針ひと針縫っていたら指に針が刺さって血が 滲んだ途切れた 歴史をひと針 ひと針縫っていたら空が白んで来た穴だらけのわたしの人生のどこをどう縫い合わせたらちゃんと つながるのかわからなくて歴史の断片をどう繕ったらちゃんとつながるのかわからなくて時系列がばらばらでずっと昔のあのいのちとの別れがつい 昨日の訃報のように悲しくて昨日のうつうつとした一日が遠い昔のことの...
病が春の気配に 合わせて呼吸している春の気配と病の呼吸とが 重なるそれは悲しい調べとなってわたしの耳に小さく響く病が 呼吸している病が 呼吸している苦しみ色に染まった海と病の呼吸が重なるそれはモノトーンの景色になってわたしの目の前に広がるひと呼吸ひと呼吸が苦しみに悲しみになる病が呼吸している病が呼吸している呼吸が乱れる度わたしは自分の病が終わらないことを改めて 知る#ネガティブのままでいい#シニア女...
貪欲な野生と無駄な理性がわたしの心を かき乱す良い自分と悪い自分に心は 引き裂かれて波打ち際から町の路地裏まで悲しみは つづく終わらない 葛藤と分裂の旅の中止まらない涙の雫は雨になり星になる大切な人との別れも温かだった時もみんな みんな涙に込めてこの引き裂かれた心を洗い流す野生の声にただ従って長い長い旅に出る#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
伸び放題の髪の行方を両手で 追えば指先を 見失う頬つたう雫を中指で拭えばほんの一瞬熱さが走る朝の陽射しはわたしに今日を 教えてはくれない春はわたしに未来を教えてはくれない無名 という風に吹かれてわたしは自分の帰る家も自分が何者かさえ忘れ果ててしまうそれが悲しくてやりきれなくてウォッカのグラスを何度も傾けてしまうまるで迷子になった幼子が母の行方を探すように自分の名前を自分の行方を探してる#ネガティブ...
使い古しの いのちには安物の服が よく似合うすっかり摩耗した 心には狭い部屋が よく似合うなんて自嘲気味になるのは空が余りに青いから春の景色が遠いから摩耗した心が痛い終わらない日常に堪えて心は 一層摩耗する摩耗した心ではこの目にいつもフィルターがかかって真実が見えなくなるフィルター越しに見る景色は主観 という名の偽りの景色偽りの景色だけを見ている限りきっとわたしは 救われないフィルターを外して本物...
安定剤がまわってベールがかかった頭はわたしの中の「人間」を消す沸々とした感情を消すひとが死のうが生きようがわたしにはかんけーないそんなに戦争がしたいならすればいい喜んで 真っ先に撃たれるわ急所を 外さないで一発で仕留めてね全て どーでもいいなんでもいい失うものも大切なものも べつにないわたしを支えてくれる人もべつにないけだものは いつも一匹で生きるからどーでもいいなんでもいいけだものに戻る時間はな...
空の片隅塀の中わたしの住まいは 独居房懲役30年目の春は何も変わらぬ灰色の壁見えない 看守の管理下でわたしに自由は何もなくただ懲役に出かけては行進をして房に帰るだけの日々いつ出所できるのか誰も教えてはくれず空の片隅塀の中夢見るシャバは極彩色いちめんの空踊る風何の罪を 犯したかわからぬままの塀の中何の罪を犯したの?空の片隅塀の中思い出せない自分の罪懲役30年目の空がたとえ晴れても出られない夢見るシャ...
不安の波が海のように寄せては返す突風が閉ざした窓を 叩くと春の のどかな景色とは裏腹に心は色を 失って逃げても逃げても私は不安に 抱かれてしまう逃げきれない不安に 抱かれて過ごす日はまるで 春とは思えぬほどに寒い幼い日繰り返し繰り返し擦り切れるまで聞いたレコードみたいに不安は 繰り返し繰り返しその恐怖を わたしに囁くあの頃の 強烈な不安に時が 後ずさりしてわたしを幼子に 戻す幼子のわたしはこわい・...
絶望にも孤独にもすっかり 慣れてしまった自分が怖いキズナとかキボウとかの意味がもうわからない挫折とか後悔とかそんな言葉たちとのほうが親しくて悲しいとか苦しいとかそんな言葉たちと暮らしていると気力を ごっそり奪われてこの暖かな季節さえ感じない夕陽と一緒に心は沈む朝陽の訪れは毎日 こわいわたしは生きているのか死んでいるのかそのことにももう自信がない生きているのかも知れない死んでいるのかも知れないべつに...
わたしの肩に悲しみの 雨が降るわたしの頭上に悲しみの 雲がかかるわたしの傍らで木の葉が 悲しみに揺れる心は 悲しみに満ちて森羅万象が 悲しみに濡れる夜鳥たちも 悲しみに鳴き声を失って森の緑も 悲しみ色に霞みわたしの涙が 悲しみの雨を呼ぶ悲しみに 眠り悲しみに 目覚め悲しみに 歩き悲しみに 時を刻むそれでも生きろと人は言うそう言われるとまた 深い悲しみに 襲われる悲しみの雨に濡れた 服が重たいわたし...
ひとが息絶える音を聞く息絶える音を 聞く度にまたひとりになったと 思う闇の中に棲んでいるとひとの息絶える音が聞こえて来る音のしないその音はひとり息絶える度しん と鳴るしん と鳴るしん と鳴る生を全うしたいのちの終わりその最期の景色はひとりひとり皆 ちがう春のような暖かな景色冬の荒れ野のような虚しい景色その景色をわたしも一緒に見てまたひとりになったと 思うひとが息絶える音が聞こえるひとの最期の景色が...
春の 宵に夢も 見れないただ日常という 病魔がこの体にとり憑き老いた 涙がこの目に光る矛盾や不条理をいくら訴えてもその声はかき消されるのがこの世の常日常という病魔に夢を奪われ明日を奪われやがてわたしは居場所を追われるどこに辿り着けば安らげるのかだれか 教えてこの日常という病魔に侵された心に暗雲が垂れこめて季節の風も感じない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
昨日の夢が今日 破れて今日の うつつが明日を 潰す母との共食いやら父からの逃亡やら小学校・中学校という刑務所に服役するやら病の訪問やらそんなことばかりつづいた人生心の前科が 多過ぎてその数さえ 忘れ果て母の背に 隠れて見上げた幼かったわたしの目に映ったのはやさしい世界ではなくてこわい こわい世界だった昨日の夢が今日 破れて今日の うつつが明日を 潰すこれだけの長きに渡り病に苦しんだのだからせめて仮...
自分がいま ここにいることにさえ自信が なくてはらはら 舞い散る桜吹雪と一緒に過去へ 消えてしまいたくなる毎朝の儀式目覚める時は いつも犯してもいないはずの自分の罪に動悸がして一体わたしは何をしたの?と胸を押さえて布団を蹴る目覚める時はいつもああそうかわたしはひとりだったんだっけと毎朝の訃報に毎朝改めて 悲しむひとりひとりのまどろみの中で孤独は いつも情け容赦も何もなくわたしの胸に突き刺さる#ネガ...
初夏の気配を 感じて草木や花たちと 共に笑ってツバメの来訪を ただ喜ぶそれだけの存在私は 「わたし」でなくなって自在に自在にどこにでも広がって季節の便りを人々に知らせるやわらかな風になって泣いている人の頬をそっと撫でるそれだけの存在自意識に苦しむことも失ったものを嘆くことももう なくなってただ花びら一枚の開花を喜ぶ自分の 我に囚われることももう なくなってただ渡り鳥たちの無事を 祈るこの世の矛盾や...
あなたの背中にはいつも深くて広い 紺碧の海が広がっていたわたしはあなたの海を見るのが癖になったあなたが楽しいときはあなたの海が空色になってわたしの足元を優しく濡らして引いてったあなたが悲しいときはあなたの海が紺青色の満潮になってわたしも一緒に悲しみに暮れたあなたの表情の ひとつひとつが海の色を変えて行くあなたが疲れたときの藍色あなたが怒ったときのつゆくさ色あなたの豊かな感情はいつも海の色を一瞬にし...
湯を沸かすのも 食器を洗うのも 洗濯するのも生きる苦しみ人と話すのも 人と話さないのも生きる苦しみ働くのも 働かないのも生きる苦しみ息をするのも 息ができないのも生きる苦しみわたしの体は苦しみで 出来ているわたしの人生は苦しみそのもの生きることは苦しむこと#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
アルバムを めくっても めくっても空白過去の目に見えない 苦しみばかりが 蘇る旅したり語り明かしたり笑い合ったりわたしには そんな思い出が ない苦しくて頭を抱えてのたうち回ったあの夜孤独に支配されて動けなかったあの朝悲しみに暮れて涙の雨に濡れそぼったあの毎日思い出と言えばそんな苦しいものばかりもしかしたら楽しいこともあったのかも知れないでも苦しみが強過ぎると楽しい日々などどこか遠くへ飛んでしまうそ...
心が壊れる閉じ込められた感情が出口を求めて溢れるのをわたしはいつもこの胸に感じて息が苦しかった泣きたいときは思い切り泣いていいの涙は春の嵐と一緒に雨になって激しく降ったそのあとにこの胸に わたし としてちゃんと 返って来るからこの豊かな感情という風は季節の移ろいと一緒にちゃんとわたしが わたし であることを証明してくれるから何も何も閉じ込めないでどうか自分に優しくしてあげて#ネガティブのままでいい#...
もうめんどくさい。毎日毎日よくせっせと記事を更新するよねーもう10年以上だよ。我がことながら凄くない?10年以上?12年?ほぼ一日も休まず記事を更新してるって。お金も儲けてないのに。でも、私の信頼する上司が言ってたことがある。彼はとってもユニークな感性の持ち主で社会を変えるべく様々なプロジェクトに取り組んでる人で。彼はいつも「努力なんかする必要はない」とか「自分の好きなことだけやっていればいい」とかと言...
お天気でも見るように人は 死んで行くものなの今日は天気が良くてよかったねえ と言うのと おんなじに人は 死んで行くものなの雨が降って来ちゃったわねえと言うのと おんなじに人は 死んで行くものなの毎日 ふと人は 死んで行くものなの春の桜のようにひらひらと秋の木の葉のようにはらはらと音もたてずにだからこそ大切な本を1ページ 1ページ丁寧にめくるように雨のあとの陽射しをちゃんと喜べるように鼻腔をすり抜け...
あなたが好きで好きで好きで今でもあなたを思い出すと胸の中でざくりという音がしてとめどなく血が 流れるわたしはあなたを求めたあなたはわたしを拒絶した思い出は痛みだけあなたと話したあの時間あなたに見つめられたあのひとときそれらは全て痛みに上書きされてしまうあなたの背中にいつも群青の海が見えたわたしはただその海のほんの一滴になりたかっただけなのに思い出は痛みだけわたしは ただあなたの口から零れる宝石の言...
無理矢理に 拓けた未来を夢見ても闇に光を 見つけても木の芽が囁く 春の訪れもまだ熱い頬をつたう 涙もあんなこともこんなことも所詮は 全てただの年増の 世迷い言うわごと寝言戯言の果てこの人生丸ごとがきっとどうでもいいこと幻想まぼろしただの 虚構偽りの三文芝居の大根役者#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
悲しみが深ければ深いほど言葉が産まれて 詩が出来る闇が深ければ深いほど感情が 溢れて来る苦しめば苦しむほどわたしだけの言葉が出来る桜吹雪の中を歩きながら泣いたあの日も春の陽射しの束の間の憩いもみんなみんな言葉になる言葉と言葉を紡いで 紡いで詩が出来る溢れるこの感情から言葉が産まれて詩が出来るそれはわたしだけの物語になる泣きながら苦しみながら見上げた空がわたしだけの物語を広げてくれるひとひらの花びら...
月明かりの下でひとり無情という名の風に吹かれて氷をからからと回してグラスの中の孤独の音を聞きながら酒盛りを 始める無情の風は痛いほど冷たくて自分の存在さえ信じられない哀しい女の酒盛りには月明かりの下がお似合いね と自嘲するのが癖になる酔えばいっそ無情の風も心地良いからいつまで経っても哀しい酒盛りをやめられない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
消費期限切れの 人生に残されているのは苦しみだけ苦しみは全部 まとめて捨てたいのに捨てる場所が ない無断で捨ててはいけないだから わたしは苦しみつづけるしかない春満開の桜吹雪のその下でひとひらひとひら手のひらに 舞い落ちる苦しみを 紐解いてその中身を噛みしめて生きて行く生きることは苦しむこと生きることは苦しみと とことん向き合うこと#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
信号を 待つ間に人生を 振り返ったら未練の 涙が零れて 落ちた電車を 待つ間に過去を顧みたら後悔の 吐息が風に混じって漂ったそれでも歩くしかなくて一歩 踏み出す度にこの足に未来という名の痛みが走るなぜ?どうして?答えのない疑問は消えることがないだれか 教えて歩くことの 意味をだれか 助けてひとりで歩くわたしを#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
春の精になって絹が今年も 降りて来た街のそこかしこに満開の 絹無垢な風は 絹無邪気な花は 絹暖かな陽射しは絹の体温春の精になった絹は街中に広がって人々の疲れた心を 癒しどこにでも 咲いているわたしは絹に抱かれて全身に絹を 感じる絹に 抱かれている春の精になった絹は誰にでも優しい絹を感じることは 嬉しいでも絹を感じることは 悲しいだってこんなにも絹を感じるのにあの あどけない姿はどこにももうどこにも...
煙草一本燃え尽きるまでの 安息珈琲一杯飲み切るまでの安息夜が明けるまでの安息花びらが一枚開くまでの安息ほんの束の間の安息しか残されていないあとは ただ胸を絞めつけられる 時間が延々と つづくのみああもう夜が明けるわたしの居場所がなくなる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
自分の明日を 思うと哀しいばかりでやめるはずの 煙草にどうしても 火をつけてしまうひとりの自分を 思うとどうしてもウオッカのグラスを傾けてしまういくら煙草のけむりを吐いてもいくら酔っぱらっても何ひとつ変わらないと知っているのに酔いが冷めたあとのあの揺り返しのような哀しみにまた堪えなくてはならないのに黒く塗りつぶされたような明日しか見えなくなってしまうというのにひとりの自分を 思うと見えない明日を ...
もう疲れたの。この世から消えたいの。私の 死欲 はもう20年以上もつづいているの。食欲と同じ死欲は、生理的欲求なのになぜ満たされないの?「ひとりで抱え込まないで」?ん?そんなことを言われてもひとりで抱えるしかないじゃない?「あなたはひとりじゃない」?え?ひとりだよ。いつも。「全ての人に生きる価値がある」?は?そうかも知れないね。でも価値があろうとなかろうとかんけーないの。「あなたがいなくなったら家族...
受話器を置いた吸いかけの煙草が 灰になっていたやっぱり ひとりだと知ったカーテンを 開けた外はまだ暗かったやっぱり ひとりだと知ったひとりひとりひとりひとりひとり ひとり そんなしらべなど聞きたくないのにわたしの鼓膜にひとりのしらべは激しく響くひとりひとりひとりひとりひとり という残響がわたしを 嘲笑しながら部屋中に響いていた#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
闇空と 語らい月と 戯れ薬のまわった頭はまるで 酔っているようでとても 心地が良い頭がクリアになると現実の 朝の陽射しが今日もまた先の見えないこの目に 刺さる何度 カウントしても時だけは自分の手では戻せない進められない薬薬現実から逃げたくて時の残酷さを忘れたくて薬に頼る先の見えないこの両の目に映るのは飲みかけのまま冷たくなった珈琲カップや冷たい風の名のみの春やそんな現実の残骸だけそれがつらくて夜を...
ジャンキーな わたしがポストの中の ジャンクメールを丸めて捨ててパソコンのジャンクメールを 削除してジャンクフードを 食べている自分を 貶めるとなぜか 気持ちが楽になる自尊心なんかもう どこに行ったのか忘れたしプライドなんかとっくの昔に どこかのゴミ箱に捨てて来たリスカとかODとかをやめた代わりの心の自傷いつだって自傷気分#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
潰れる潰れるこの胸が穏やかな晴れ間とは裏腹に潰れる胸を押さえて薬を煽る 世界との縁を切りたくて地獄の出口にかかっている鍵はすっかり錆びついていてどうしても開かないここは地獄の3丁目次は苦悩の2丁目拷問1丁目胸の痛みに堪えて歩く地獄の3丁目より地上のあなたへ届かないとわかっていて今日も 手紙を綴ってる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
体中をたぎる血が熱い正確に 脈打つ心臓の 拍動が邪魔で邪魔で仕方ない生きることをやめたいわたしになぜ熱い血が巡るの?歩くのをやめたいわたしになぜ心拍はそんなに正確に打つの?止まって止まってわたしの心は死にたいと言うわたしの体は生きたいと言うこの矛盾をどうしたら解決できるの?だれか おしえてだれか おしえて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
わたしの肩にいつもいのち という言葉が降っているわたしの目の前にいつも生という言葉が降っているわたしの背中にいつも死という言葉が降っているやめてやめていくらそう思っても雨のようにそんな言葉たちが降って来るからその重みを感じざるを得なくていのちが春の風に乗ってわたしの髪を乱し生が朝陽になってわたしの目の前を照らし死が花吹雪となってわたしの目の前で散るいのちと向き合ういのちを見つめるわたしの肩にいのち...
隣りから笑い声が 漏れて来た改めて この胸に「孤独」の烙印を押され声を殺してわたしは 泣いた孤独 の烙印が痛い大声で 泣きたい泣き叫びたいでも孤独 の烙印を押された者は泣き叫ぶこともできない孤独 の烙印が痛い声を殺して息を潜めてこの世の隅っこにじっとうずくまるしかないの孤独 の烙印が痛い春の暖かな陽が沈むわたしも夕陽と一緒に沈んで行く孤独 の烙印が痛い胸の烙印が痛い#ネガティブのままでいい#シニア女...
悩んで苦しむ度脱皮を繰り返す生きもののようにわたしの中で古い自分が剥がれ落ち新しい自分が生まれる花びらが一枚一枚ゆっくりとでも確実に開くようにまだ弱々しいわたしの魂は時間の経過と共に強くなる闇の中生まれたての朝陽がわたしの行く先を照らしてくれる朝陽に照らされた道をゆっくりと歩く悩みながら苦しみながらわたしは死と再生を繰り返し本物のわたしを目指して歩きつづける#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代...
なんかねえ・・・疲れちゃったの。自分の体が重たくて動けないのうつが酷いときは本当に動けない。でも独り暮らしの私は食べる物がなくなったら買いに行かないといけないの。徒歩3分の所にスーパーがあるからそこに行って10分で帰って来て美味しいか不味いかも考えずにただ口の中に押し込むの。今月の電気代は一体いくらになっているだろうと思うとドキドキするの。今日辺りにはもう払い込み票が来るはずなのにまだ来ないの。これ...
餓鬼が食べ物に飢えるようにわたしは ひたすら愛情とか夢だとかそんな輝かしきものたちに飢える輝かしきものは自らが 先ず輝かなければ得られないと わかっているのに餓鬼でいる限り輝けるはずもないとわかっているのに錆びついた心で輝けるはずもないとわかっているのに飢えているどうやったら輝けるのかそれを思うだけで頭痛がするほど遠い道だからいつまで経っても餓鬼のままいつまで経っても餓鬼のまま#ネガティブのままで...
絹がおそらへのぼってからもう2年以上経ったんだねえ・・・未だに寂しくて寂しくて絹の体温やあのあどけない姿を思い出す。たった10年8ヵ月の人生・・その中で、絹が本当に気持ち良く穏やかに過ごせた時間はもっと少ない。一体何年あったんだろう・・・そう思うと絹が不憫で不憫でたまらない猫は、具合が悪くても野生が残っているから平気そうにする。野生で、いかにも具合悪そうにしてたら敵にヤられてしまうからね。7才くらいの...
幾度 手を伸ばしても伸ばしてもその手に 触れるのはいつも古いカーテンの 端っこや長い虚無や朽ちた花や絶望やそんなものたちばかりで空も星も未来も見えないそれでもまだ手を伸ばしてはあなたの手のぬくもりを思い出す伸ばしたこの手をあなたが握ってくれることはもうないと知りながら人のぬくもりに飢えていて誰でもいい何でもいいから明るい何かを掴みたくて手を伸ばすその手から血が滴っていることにもおかまいなしに幾度 ...
自分の誕生日なんかとうの昔に どこかにぽいと 捨てて来た私はOnly OneなんかじゃなくてOne of Themに過ぎないから自分が Only oneだなんてそんなもの若い頃のただの錯覚浅はかな夢Only oneな自分なんてどこを探してもいやしないOne of themを生きるしかないのそれが 現実と呼ぶ#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
夜明けと不安は 比例する外がだんだんと明るくなっていく不安明るくなればまた懲役が始まる罪人のように厳しい掟 という日常を務めねばならず春だというのに花を愛でることも空を仰ぐことも忘れ果てただ自分の手元だけを見つめて罪を 償う一体何の罪なのかわからないけれど外が明るくなればなるほど罪の意識に苛まれる春の暖かな陽射しを浴びることも許されず北向きの独房で息を潜めて生きている北向きの部屋はどんなに外が晴れ...
なんか、推敲に推敲を重ねてアップした記事より、感情のまま書いた記事のほうが上位になるんだ・・・?とちょっと「孤独中の孤独」を書いてびっくりした私。それとも、私と同じように孤独孤独孤独と思ってる人がもしかして多いってこと?仲間 が多いってこと?いつも思うんだけど私はねこういう 全世界公開 の場のほうがむしろ本音を出しやすいってことなの。プライベートな親友とかには言えないんだなあ・・・却って。ほんとに...
若い頃随分長くつきあっていた彼とよく一緒に犬の散歩に行った。うんこを拾う 私を見ながら彼は 言った。「世の中なんて犬のうんこ踏んじゃったあ~やだあ・・・!くらいのほうがずっといいんだけどな」と。私も彼に同感だった。どこもきちんと整備されまくってどの駅も皆おんなじようで安全なのかも知れないけどみんなはこれが 快適なわけ?私には、息が詰まる、こんな町。犬のうんこがたまに落ちてて踏んじゃったあ~と言える...
もういやだ!何もかも上手くいかない!なんで?!私はITに疎いのでトラブルが起こっても自分で解決できない!だからサポートセンターに聞いているのに!まともに答えてもくれない!物凄く孤独を感じるの、こういうとき。家族がいれば、誰かしらに教われるかも知れないでしょう?なんて孤独・・・!誰も助けてくれない。今どきは、共同体の単位は「家族」しかなくなった。だから家族のない私は常に 孤独 を感じてる。孤独中の孤...
父の骨を 拾ったあの日母の屍 清めたあの日冷たく固まっていく 亡骸人は皆やがては ただの有機体になるのだと思い知らされたあの日そんな壮絶な思い出ばかりがわたしの心を支配するだからわたしはいつしか前を向けなくなった時計の針をぐるぐるぐるぐる逆さに回して過去に耽るのが癖になった母の死に顔父の骨メモ帳や腕時計遺品となった数々の物たちそんな物たち引っ張り出してしきりに愛でて過去に耽るのが癖になった「あまり...
わたしの心は ダブルバインド右にも左にもどちらにも 踏み出せないわたしの思いは アンビバレント虚構と 実体が同居するわたしの心は コンフリクト引き裂かれたまま冬の夜風に さらされて傷口押さえてただ 迷う愛されたいその思いは人の心をこんなにも狂わせる愛されたいその思いは結局かなうことなどなかったのに#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
この両手から砂と一緒に零れ落ちていくのはささやかな 夢春高楼の花の宴沈んで行くやわらかな一日の終わりの陽射しダイヤモンドよりきらめいているあなたからもらったはずのことばの宝石もう一度あの夢を見たいもう一度春の宴に酔いしれたいもう一度陽射しが欲しいそう思って必死で春を陽射しをことばをかき集めてももうどこにも見当たらないあなたの姿が遠くに消えたあなたの姿が消えたあと真冬の海でひとりになった#ネガティブ...
悩み疲れた 病人が無垢な死人に 憧れる死人になれば もう悩まなくていいから苦しまなくていいから無垢な死人は空からやって来て海に帰り熱い涙をそっと拭ってくれる悲しみの心を思い出 という姿になって癒してくれる無垢な死人は雲の合い間からやって来て大地に帰り見えない手を傷ついた心にそっと 当ててくれる無垢な死人は空の 青となって永遠に無垢なままただ広がっている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#...
極寒の中でただ白猫の体温を追う幼い我が子を亡くした母親のように毎日毎日あの子を思いあの子に呼びかけあの子の形見を探してる白猫の体温のなくなったこの家は無機的で悲しい雪のように 真白なあの毛並みを思いあの澄んだ瞳を思い夜空を仰いではあの子の星はどれかと探す夜が明けるとまた 空を仰ぎあの青のどこかにいるとその行方を追っているもう いない いや どこかにいるんだとあの体温を探してる自分の呼気と熱い手とあ...
正論やら理想論やら美談やらを耳にする度居場所を 追われる反論のしようがない頭痛の種よくそんなナイフよりも刺さる言葉を堂々と 言えるわね正論や美談の犠牲になる者への思いやりはないの?正義の味方 という傲慢さは感じないの?少なくともわたしは正義に傷つき血を流すのよ煙草と薬くらいしかわたしを慰めてくれるものはないどう責任をとってくれるつもりなの?頭が痛い頭が痛い正義の吠え声はいつだって騒音なだけうるさい...
すぐに光が落ちるこの季節はわたしを孤独の闇に 誘う胸につかえを感じたまま生きているとときどき社会のマナーもルールも全部 無視したくなるけれど小心な私は いつも何もできぬまま胸のつかえが強烈な不安を呼び覚ます心臓の鼓動が 海まで響いて波と化しては押し寄せるこの不安が寄せては引いて寄せては引いて荒れた海の顔になるわたしは 改めて病んだ心を 実感する孤独の闇に喘いでも聞こえぬ叫びをあげてみてもそれでもわ...
満員電車に 揺られるよりもいのちは風に 揺られたい冷たい風に堪えたあなたを暖めることができるから冷たい冬に 震えるよりもいのちは春に 震えたいあの色とりどりの景色の一色になってあなたを抱くことができるからアスファルトに 広がるよりもいのちは土に 広がりたい土から 芽は吹き花を咲かせてあなたの笑みを見られるからいのちはいつでも伸び伸びと星になり花になりあなたのその手のぬくもりとなって輝く遠くの海で近...
街燈信号空の月ひとりぼっちの冬の未明の 静寂の無言のままの話し相手夜明け前の朝は優しいまだ暗い街が私に居場所 を与えてくれる夜が明けたらわたしは居場所を 追われ追われておろおろと自分の居場所を探して さまよう夜明け前そのときだけがわたしの居場所#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
迷子になった子供が母親を 探すみたいに動かなくなった自分の 右半身にまだすがりついているもうこの右半身は動かないだったら右半身を あきらめて残された左半身だけで歩くしかないの動かなくなった右半身を引きずりながらそれでも歩くしかないの人より上手く歩けなくても春の陽射しは皆に平等冷たくなった右半身をきっと 暖めてくれるそしてまたわたしはずるずるのろのろと歩く上手く歩けなかったら必ず支えてくれる人がいる...
一体いつまで「人間」を演じたら許してもらえますか?一体いつまで「良識ある大人」の顔を保てばケモノに戻してもらえますか?わたしの人生 ケモノ発 涅槃行き「人間」を演じることに疲れましただってわたしは人間よりもケモノとのほうが気が合うし人間の言葉よりケモノの言葉のほうがよくわかるからもう演じるのはやめさせてくださいなそして犬たちと 猫たちと一緒に涅槃行き列車に乗せてくださいな#ネガティブのままでいい#シ...
いつからか期待するのはやめた希望を持つこともやめたそうすれば谷底にまで落ちないで済む期待するより今持っているものを大切にしたいどんなに狭くても雨露の凌げる家があるどんなにささやかでもごはんが食べられる健康な体を持っている嫌っていた西日も浴びてみたらこんなにも暖かい我々人間は欲深くて愚かだからその大切さに気づかない「そんなこと当たり前だ」と無意識に享受して当たり前の貴重さに気づかない当たり前 と錯覚...
零した 涙が冷えないうちにあなたにそっと拭って欲しいわたしはあなたを信じてるから胸の奥深くの傷を見せられる流した この血が乾かぬうちにあなたに舐めて癒やして欲しいあなたもきっとわたしを信じてくれているからその胸の奥の傷を見せてくれるでしょうわたしはあなたの熱い涙をすぐに この手で拭ってあげるわたしはあなたの流した血を犬のように 舐めて癒してあげるあなたはわたしの流した血を猫のように 舐めて癒してく...
もしも私の人生が希望に満ちたものだけだったら私は きっともっと 絶望しただろう桜の花もはらはら散りゆく そのいのちを知っているから 美しいいのちも同じいつか終わるとわかっているから輝く死を見つめるから改めて 生を見つめる改めて見つめれば見つめるほどに生はその輝きを 増す春やわらかな陽射しが死の鏡に照らされて草も木も花も虫たちも生き生きと輝く死に向かって歩いているからいのちは 輝く死に向かって歩いて...
寝違えたままの 腕でご飯の支度をする空を見るのも 忘れて日常を 忘れたいなのに手だけが勝手に動いて食器を洗ってる日常を 忘れたいなのに不安の呼気に満ちたこの部屋は日常そのものでそれは余りに残酷で地獄を見るのと紙一重だから日常を 忘れたい日常を 忘れても寝違えた腕の痛みが着いて来るぶつけた膝の痛みが着いて来る傷ついた心の痛みが着いて来るいっそこの体は 捨ててはだかの心になって季節の隙間に流れたり風の...
無情の川は流れ流れて 海に出て冷冷たる大地は ひたすら後悔に唸るもう戻れない帰れない時の砂が両の手から急いで零れ落ちるいくらかき集めてもまた急いで零れ落ちるその繰り返しウエディングドレスを着ることはなかった丈夫な この子宮も用なしで邪魔なだけだった無情の川は日々表情を変えていくさなぎは必ず蝶になって産まれたての羽を広げるというのにあの日から一歩も歩けなくなった自分はあたまを抱えて転げ回るQQ車は ...
雨。冷たい雨。さむい!けど堪える!ひもじい!待て待て待てもうお金がない!のでえ明日の精神科受診でチャージに絶対千円は使うでしょう?で、灯油代六千円だけは取っておいたのに18Lポリタンク×3=ろくせんきゅうひゃくえん?!ほぼ七千円じゃない?!じゃあ残りの千円はあ、引き落とし専用口座に入れたものをも一回おろしてえ、んで?@@@@@@@@なんてもう千円単位でやりくりいや、もう百円玉あと何枚ある?てなレベルで...
煙草と珈琲がわたしの 感情わたしの 目の前に落ちた黄色い手が母の 思い出泣く代わりに煙草を 吸う怒る代わりに珈琲を 飲む冷たくなった 黄色い手と 身体で旅立った 母ぎえーと 苦しんで旅立った 母何もしないで 見ていただけの医者とナース爆発しそうな 感情が病室中を駆け巡ったけれど全て呑み込んでわたしは一人で 立っていた23年も経つのに母の 黄色い手が忘れられないだから次第にわたしのこの目に何も映らなく...
さむい!いやあ、電気代が1.5倍くらいに跳ね上がってどうしようかと思っていたら今度はガスも、灯油も値上がりしてる・・!うちは冬場はエアコンは一切!使わない。灯油ヒーターでポカポカで電気代はせいぜい4000~5000円だったのに12月分だったかな?いちまんいっせんえん?!とかになっていてめんたま飛び出た。2月分からは少し安くなると言われてて8000円弱だったけどそれでも例年の倍・・・!うちは3DKのおんぼろマンション。...
膝の関節がコキっと鳴って外れるのが癖になる痛いまだ 生きている横になっていると心臓の拍動が聞こえて来る少し苦しいまだ 生きている右手の人差し指の爪がまた 伸びているきりがないまだ 生きているこの誰もいない部屋で自分の骨や血の流れで わたしは生きている自分を感じる人の手のぬくもりや人の優しさがいつしか遠く遠くにしか感じられなくなって久しいまた膝の骨が鳴る痛い生きている#ネガティブのままでいい#シニア女...
今日からまた、詩に戻ります。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー街いちめんの白い罪がしんしん しんしんわたしの肩に黙って降り積む街いちめんの白い罪はしんしん しんしん私を 極寒という刑に処すさむいさむいでもこんなんじゃ足りないのもっと責めてよもっともっと大きな何かにいつもすまないと思いながらしんしん しんしんわたしは ひたすら歩きつづけるしんしん しんしんわたしの罪がしんしん しんしん降っ...
昨日の記事と、ちょっと被るけど発想の転換と言う発想 ほど、私にとって迷惑なものはない。自分の病理は十分解っていて尚、動けないから苦しんでいるのであってそこに「前向き」とか「行動あるのみ」とか「実践」とかいくら言われてもそんなことわかってるんだけど・・・と動けない自分を否定されてるようで物凄く傷つく。少なくともセラピストやPSWは、そんなアドバイスはしない。いきなりクライアントの問題を指摘したりもし...
病人にはやっぱお粥でしょ。先ず。いきなりステーキは、食えないよ。点滴につながれたまま生活して、勉強して、たまの息抜きに、友達と遊んだりして、で、点滴ぶら下げたまま試験会場行って試験受けてるようなもんだ。ま、目には見えない点滴だし私の場合、病気 とは見えないらしいので気持ちは有り難いんだけど、しんどい、と訴える人に「もっと前向きに!」とか「一歩踏み出せ!」とか、なんていうの・・?激励の言葉ほど人を傷...
みんな違ってみんないいというのは、そもそも金子みすゞの詩なんだけど私は、この言葉、安易に 多様性 に結びつけるのってどうなん?と思う。みんなの違いを認めるってのは確かにそうなんだけど、それは、全ての価値観を肯定する こととは違う。嫌いな人がいても良いし、お前の言ってることは間違ってる!と、がなっても良いんだよ。それは相手の人格を否定しているのではない。むしろ 嫌いな人がいて良いということを認めるこ...
最近ね、仕事のあとにメールしたんです、職場の人に。「ちょっとあの時間帯は厳しいなあ。でも私も言いたいことは言わせてもらうわ」的な。普段の私って言いたいことあんま言えないんで、特に職場では。そしたらその返信内容が、怒ってる・・・え?は?なになに?なにをそんなに怒っているの?わたし、そんなひどいこと言った覚えないんだけど・・・と思って、かなりダメージ受けました。たまにあるんだよね、人の地雷を踏んでしま...
以下はあくまで私個人の考えです。ーーーーーーーーーーーーーーーーー病気 って何かを考えてみるとその特徴の一つとして、苦しくて、そのことを考える割合が心の(もしかして脳の?)70%とか80%とか多くを占めるってことかなと。たとえば癌の人はたとえ早期であったとしてもこの先入院して手術して って癌のことを常に考えてるよね、たぶん。それで行くとやっぱり貧乏は 病気 だと思う。貧乏は 障害 だと思う。お金がない...
これは私がまだ31~32の頃の話だからもう時効だと思うけど当時の私はODだのリスカだのよくやりました。まだODとかリスカという言葉のない時代。今はもう国内で処方されていないベゲタミンA という眠剤があってこれは強烈な眠剤だった。私はある日これを40錠くらいかな?ザラザラと飲んだ。そのときは、べつに死のうと思った訳じゃなくただ苦しくてこの場から逃れたかったから何も考えたくなかったから。どのくらい眠ってたの...
今日はちょっともう違うネタにしませうね。あんまり続けてても飽きるでしょ。ーーーーーーーーーーーーーーーーー精神科の病棟に私は常に短期、2週間とか3週間の休養目的ってことでたまに入院をしたっけね。精神科病棟って悲しいんだよ。他科とは違う、悲しさに満ちているの。精神の病というのは、内科や外科の病とは違って精神を病んでいるだけで体は大抵皆、何ともないの。でも、精神を病んでいることで患者それぞれの苦悩や葛藤...
先ずは、昨日までの「貧乏という病」「貧乏という病・その2」「貧乏という病・その3」そして本日の記事についてはあくまで、私が感じたことをそのまま書いたものであり、自決を勧める意図などは一切ありません。自己責任でお願いします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいや、自分の経験からむしろ自決は難しいと言ってます。本当はね、「ええっ?!そんなことになっちゃうの・・?!」というような凄まじく悲惨なケース...
今日も貧乏や自決について考えてみたい。貧乏病 は今後もずっとつづくからまあでも今日が最後ね。自決はねえ・・・私はずっと考えているけれど楽に、という方法は、現状、ないんです。だから私はながらえている。あなたのいばしょ というNPO法人の理事長・大空幸星(おおぞらこうき)という人を知っていますか?結構有名になったから知ってるよね?彼はまだ大学を出たばかり?だったかまだ慶応の大学生だったか忘れたけど彼の言...
なんか昨日の記事「貧乏 という病」は共感してくださった方が多かったのでしょうか。いや、よくわかんないけど。貧乏は病だ、という点に共感頂いたのか自決権 という点に共感頂いたのか。だから昨日のつづきを書いてみます。まあでも、こんな世の中ですから貧乏が苦しい、自決したい、という人が多いのもむしろ自然なことかと。私はと言うとほんっとに!長年苦しんでいます。精神の病にそして、貧乏という病にも。私はひとりで役...
以下、友人に宛てたLINEの一部です。【ビンボー というのも 病 の一つだよ。私もちゃんと社会参加したいとか、社会に僅かでも貢献したいと思ってても、ビンボーだし病気だし、ってなって、ちまちまと日中灯油ヒーター消してたりすると、社会参加したくても、気力がなくなって行く、削がれて行く。ビンボーは恥じゃない。けど、ビンボーは、気力を奪うの。毎日お金のことばかり考えていると物凄くエネルギーを消費する。この先ど...
むき出しの寂しさと果てもない不安を連れた 冬の風が 我が家のドアを また叩く残酷な真冬の白堕胎された胎児のようにわたしは居場所を見失う安心しきって眠っていたら突然闇に引きずり出された胎児はどこかわたしに似てる陽に当たることもない弔ってさえもらえない胎児のように生きていた生きていたのに最初からいなかったことにされる胎児のようにわたしは居場所を見失う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#...
私には明日の出来事もあさっての出来事も20年前の出来事に 感じられて20年前の出来事も30年前の出来事もつい昨日の出来事に 感じられて母の余命告知もって ひと月もってひと月もってひと月かまってやれなくてだんだんと野良猫のようにになって行く猫をぼんやりと眺めて風呂に入っていたのか毎日何を食べていたのかもよく覚えていない 母の断末魔の姿はこの胸にガラスの破片のように幾重にも 突き刺さったけれど 痛みは...
死にたい気持ちをないこと にして無理に笑い無理に 元気に振る舞い無理に 平静を装うわたしの中では食欲や 睡眠欲と同列な 欲求なのに死にたい と言ってはいけません生きたくても生きられない人もいるのにわかっていますそんなこと人は基本的に死にたくないと思うことでもわたしは違うんです死んではいけませんいけませんいけませんいけませんと言われることで改めて傷つき余計に死にたくなるから誰にも言えない倫理 という...
答えが欲しいなぜ の問いほど答えは ない人はなぜ生きるのか人はなぜ産まれて来たのかずっと 問うてきたなぜ生きるの?なぜ産まれて来たの?苦しいとそんな答えのない問いをどうしてもつづけてしまう誰もその答えを知らないとわかっていて尚なぜ?なぜ?そう問わずにはいられない素朴な なぜを答えのない なぜを子どものように繰り返して来たきっとその素朴にして困難ななぜ の問いは風が 知っているのだろう季節が 知って...
太宰の言う通りです本当に生まれて来ちゃってすいませんわたしという人間は きっと生まれて来る予定ではなかったのでしょうだから苦しむという「役割」を担っているのだと思います自分の罪だけでなくあらゆる人の罪を背負って死ぬその日まで苦しむのでしょうごめんなさいごめんなさいごめんなさいと何度 あやまり倒せば赦してもらえますか?37年 苦しみつづけましたまだ足りませんか?どうかどうかもうそろそろ赦してはもらえま...
絹がおそらのくにに行ってから2年余り。生きもののいない家の無機的な冷たさに堪えてます。2年経って、私の気持ちも少しずつ落ち着いて来たようです。でも、ふと見るとあの子が遊んだキャットタワー大好きだったねこじゃらし・・・もうお前はあの頃みたいに遊ばないんだね・・そう思うと、寂しくて寂しくてたまりません。絹がいなくなって暫く経ってから私は、ツイッターに、きぬ日記を毎日アップするようになりました。おそらのく...
わたし死神旅支度死に化粧お見送り人生最期の 旅支度亡骸が硬くなってしまわぬうちに旅支度着物の合わせは左前結び目は 縦結びファンデーションとほおべには淡く淡く唇には薄桃色の 紅を引く玉のような汗をかいては旅支度亡骸が寝顔に変わると嬉しくて空のお迎え旅支度空の青が広がって迷わぬようにと旅支度広大な大地のお迎え旅支度草木がゆらゆら揺れながら誘いに来たから旅支度幼き日に見た夕焼けもため息ついて 悩んだ夜も...
何も見えない目を開けて何も聞こえぬ耳 そばだてて見つめる景色はいつも 闇色兄さん姉さんお母さんわたしは ひとりになりました覚えていますみんながこの世にいた頃はこの世界が見えたこと風の音が聞こえたことひとりまたひとりとわたしの元から消え去ってわたしは 盲にわたしは ろうにわたしは 啞になりました三重苦のままであと何年生きればいいのか考えると途方にくれます兄さん姉さんお母さん早く迎えに来てくださいあな...
私は わたし を捨てて行く流れる月日や巡る季節とおんなじに私は わたし でなくなって伸びやかな木々に光る木漏れ日になる春という名の風になる私は わたし でなくなって大河の一滴になる上流から下流へ流れ水平線の 海に出るそして私は 空になる私は わたし でなくなって大地のほんのひと粒になる人の足に 幾度も踏まれそれを喜ぶ 土になる母から 流れ出た血に染まって名前も身分も何もない産まれ直した赤子になるこ...
人生 うたかた弾けて 消える一瞬の夢母の体が冷たくなったあの夜もあの子が 消えた夏の日も彼女が 飛んだ雨の日もこの世の全ては 幻想まぼろし死までの旅の 途中に見た 夢墓場に辿り着くまでにあといくつ悪い夢を見るのだろうせめて良い夢をひとつぐらい見てみたい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#生きる#いのち...
この雨が あがったら私はまた 歩きます墓場に向かって歩きますいのちの灯りをこの手に持って歩きます過去の過ちあなたの秘密若さに任せて 重ねた体ひとりきりで見上げた夜空罪や 恥をひとつひとつ 数えながら落とさぬようにしっかりと墓場まで 持って行きますこの雨が あがったら私はまた 歩きます墓場に向かって歩きます遠い道のりではあるけれどいのちの灯りを照らして迷わぬように 歩きますこの雨が あがったら私はま...
黒く塗り潰されたわたしの末路朽ちた部屋震える心曇る窓昨日の記憶がない自分の名前がわからない明日が見えない星のない空標もなしにどう歩く?わたしの行方を照らしてくれた あなたはもうどこにもいない盲人のように手さぐりで歩くしかない白杖さえ持たぬ わたし黒く塗り潰されたわたしの末路何も見えない聞こえない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
亡霊の手に誘われて不眠地獄に落ちた体を無理矢理 起こす薬が切れた鮮明な意識が今日もまたわたしを 責める冬の亡霊の手は白く 冷たくて痛い亡霊に手を握られて動けなくなった体を持て余している亡霊に手を握られると自分も亡霊になったようで今 ここにいることにさえ自信が持てなくなる冬の亡霊はわたしを 嘲笑いながら極寒へ 極寒へわたしを 連れ出そうとする冬の亡霊の手は白く 冷たくて痛い#ネガティブのままでいい#シ...
ゴミが出るのは生きている証今日は燃える明日は燃えない毎日毎日証を捨てる美しい思い出とか愛する人との日常とか何も持っていないわたしは毎日ゴミが出ることでしか生きている証を見出せない忌まわしい思い出とか孤独な日常とかそんなものしかわたしは持っていないから生きている証なんてわかる訳もないぽつぽつと路面に落ちる雨粒の音が 聞こえるわたしの代わりに空が泣くとうのわたしは哀し過ぎて涙も出ない#ネガティブのまま...
これからどう生きて行くかよりどうやって暖をとるかを考えているこれからの人生より今日の夕飯は何にしようかと考えている生活苦という名のおもりが私から思考力を奪い生きる気力を奪い自分の意志さえも奪う何でもいいどうでもいい明日は見えないから見たくもないからただこの寒さを何とかしなきゃただ今月のやり繰りをしなきゃそういうことしか浮かばない生活苦という名のおもりを引きずったままいつまで生きれば許されるのだろう...
もしも生まれ変わるとしたらわたしは涙になりたい涙になったら悲しい人の瞳に棲んでとめどなく溢れる涙でその人の悲しみを洗い流してあげたいから涙になったら喜ぶ人の瞳に棲んで暖められた雨粒のように熱い涙を何粒も零してその喜びをもっと感じさせてあげたいから涙になったらわたしはいつも人の瞳に住んで生き生きとした感情を豊かな欲求を解放させてあげたい涙になったらわたしはどこにもいなくなるだけど誰の瞳にも棲んでいる...
冬は亡者たちの季節料理して指に火傷しても指より心が痛い季節つまづいて膝を擦りむいても膝より心が傷つく季節冬は亡者たちの季節虫たちが長い眠りにつき木の葉が悲しく落ちていく人がこの寒さを乗りきれず空へ逝く季節わたしを思い切り誘惑する季節冬は亡者たちの季節#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
眠剤が 頭にまわったままでまともに歩けなくてあちこちにガンガンぶつかりながらトイレまで 辿り着く夜中の醜態でも本物の醜態なら職場やプライベートで散々晒しているじゃない?わたし という名の醜態をみっともなくみっともなく生きるそれでいいそのままでいいかっこつける必要はない夜中のわたしの醜態を月が優しく見下ろしていたこの醜態を海に流せば海はより一層碧くなるより一層透明になる#ネガティブのままでいい#シニア...
死んだ子の 亡骸を抱いたまま 歩くように亡骸が 朽ちても引きずって歩くように死んだ子の年を数えるように過去を 取り戻したくていつも さまようもう二度と戻っては来ないあの頃のわたしやあの頃のあなたやあの頃の思い出といつまでも飽きることを知らない幼子のように戯れる受け容れ難い現実は横に置いていつまでもあの頃 と戯れる澄み渡る空明けの明星苦い珈琲冬のつづきいつまでもあの頃 と戯れる #ネガティブのままで...
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1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんの命はあと1ヶ月とお医者さんにいわれましたまだピンピンしていたおかあさんがあと1ヶ月でいなくなるわたしにはよくわかりませんでした1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんはもうすぐ死ぬ患者だから雑に扱われましたもうすぐ死ぬ患者だからだいじにして欲しいのに雑に扱われました1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にまし...
夜明けの空は赤紫色をして私には見えない希望を告げているらしいはらはらと舞い落つ桜の花びらは短いいのちを生きて 散りゆく天国も地獄もないあるのは有限なこの現実と無限に広がる永遠の虚無天に向かって誰のせいにすればいいのかわからないこの世の苦しみを叫ぶなぜ私は産まれて来たの?私は誰でもなく選ばれた者でもないのにと誰も知らない孤独な女の恨み節#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
長いこと生きていると全てに疲れて生きるのをやめたくなるもう疲れた悩むことに苦しむことに人はなぜこんなに長く生きなければならないの?もうこの体もすさんだ心もいらない全てを水に 流して雨になって誰かの涙になって川の水になって海に出たいたった一滴でいいあの大海のたった一滴になってこの忌まわしいわたし という存在をなかったことにしたい苦しみだけだったわたし という歴史に幕を 降ろしたいカーテンコールはあり...
青い空と 白い雲のその下の 下で孤独に つまづいて足を くじく不穏に ぶつかって青あざを 作る恐怖に 突き飛ばされて擦り傷を 作る痛くて寒くて悲しくて青い空と 白い雲のその下の 下でひとり遠くに見える空を 見上げて手を伸ばす青い空と 白い雲のその下の 下はいつの日も 苦難の景色が 広がっている青い空と 白い雲のその下の 下は いつの日も灰色の現実色とりどりの花も木も 草も灰色に映る灰色はわたし色越...
明日が来るまた 明日が日は 昇るまた 目に痛い日が世代は 替わる子は 育ちその子が また 子を産み育てなのに1分も 1年も私には 同じことやがて私は消費され消えて行くだけ道端の石ころみたいに土足の足に 踏まれてももう 叫ぶことさえできずに#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
あなたの背中に広がる海にわたしはいつも抱かれてたあなたの言葉の海はときにさざ波になりわたしの体はゆらゆら揺られあなたの言葉の海はときにわたしを深い青へ沈めあなたの言葉の海はときに荒波となりわたしは溺れに溺れそれでも海を持つ人はあなただけだからわたしはあなたの背中に広がる海にいつまでも抱かれていたかったのにある日あなたという海が消えた海を突然失ったわたしはまるで砂浜に打ち上げられた魚のように息もでき...
雨に打たれました突然の通り雨でしたあなたの目から涙が零れるのを見ました雨に洗われた光る街を見ました雨に打たれました私の服が冷たくなるのを感じました雨に身を任せるのが自分には 似合いな気がしました雨あがりの夕陽が街中を暖めてくれました私はあなたに生きる心をもらいました苦しくても生きる心をもらいました雨に濡れても生きて欲しいとあなたは私に言いました苦しみの向こう側にあるはずの大事なものを教わりました雨...
孤独の風にこの胸が 痛い終わらない冬にこの身が 痛い痛いのは生きているから苦しむのは生きているから楽になりたい楽になりたいとどんなに願っても楽はこの手に掴めない生きている限り苦しみ続けるのが私 だともうわかってる楽 は私にとって永遠の 憧れ決して手に入ることがないだから せめてうたかたの夢を見て苦しみの現実から逃避するうたかたの夢はすぐに消えると知っていながら悲しみの涙を封印しては酒に酔うみたいに...
心の隙間を一時の夢で埋めることを覚えてしまった隙間が埋まると楽になるいつもの苦痛が嘘のように楽になる口の中で一瞬で消える生クリームみたいに甘い甘い甘い夢一時の夢はすぐに冷めてまた心の隙間が大きくなって苦しみが戻って来るのを知りながら一時の夢で心の隙間を埋めるああ 楽だ気持ちが良いなんて なんて甘いんだ?一時の夢は麻薬のように私の心の隙間に巣食う麻薬は自分の意志ではやめられない一時の夢をずっと見てい...
あの頃に戻りたくて束の間の夢が見たくて過去行きの電車に乗った車内は混雑している皆 それぞれの過去に戻りたいのだろう 胸を躍らせてあの頃にみんなが待っていてくれた友達恋人仲間たち桜の花が舞うまでの僅かな時やがては散りゆく束の間の夢帰りは現在行きの電車に乗っていつもの日常に戻らなくてはならない戻りたくなくて夢を見ていたくて現在行きの電車の中わたしは泣いた人は歴史を重ねれば重ねるほど過去行きの電車に乗り...
雨よ雨どうか 私のケガレをキレイに 洗い流しておくれ雨は 夏の到来を私にそっと囁いて降っているケガレの私にも雨は風は 優しいハレの舞台で 輝く人ケの日常で 働く人私は ケガレて息を潜めて 闇に棲むケガレているからこんなにも苦しいケガレているからこんなにも悲しい私は ケガレている雨よ雨どうか どうか私のケガレをキレイに 洗い流しておくれせめて ケの日常でくつろげるように白猫一匹 引き連れて私は彼女に...
雑然とした テーブルの上飲みっぱなしの マグカップ吸殻だらけの 灰皿丸かじりした トマトの芯ひとりぼっちの 吹き溜まりもしも 向かいに誰かが いたらテーブルの上はこんなに寂しくなかったろう止まった 時計渇いた 心冷めた 珈琲伸びて行く 爪ひとりで 零す 涙は誰にも 拭ってもらえないひとりで 語る 物語は誰にも 聞いてもらえないひとりで 感じる苦痛は誰にも 癒やしてもらえないひとりぼっちの 吹き溜ま...
桜吹雪のその下でわたしはひとり泣いている桜の花は愛した我が子の化身と信じて泣いているあどけないあの瞳柔らかなあの体を抱きしめたくてももう二度とあの子は帰って来ないから桜の花が舞えば舞うほどあの子がいないことを知る桜吹雪のその下でわたしはひとり泣いている春爛漫の陽だまりの中あの子がいないことを知る桜吹雪のその下でわたしはひとり泣いている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#猫#ねこ#...
苦しみ喘いで見上げる 空の果てには一体 何があるのだろうあの空の果てにはやっぱり苦しみの続きが待っているだけなのだろうか私は いつも苦しみの物語ばかり創ってる楽しみや喜びの物語を創ろうとはしないで苦しみや悲しみの物語ばかり創ってるそれが「この世の苦しみ」だと勘違いしてこの世は苦しみや悲しみばかりじゃない楽しみや喜びも沢山 あるはずだなのに勘違いしている私は苦しみや悲しみの物語ばかり書き続ける物語を...
どこかで誰かが 死んだだけどこかで誰かが 苦しむだけどこかで誰かが 泣いただけどこかで誰かが 汗してるだけ余りにも穏やかな 春の景色が 嘘のように今日もどこかで誰かが 死んで誰かが 傷つき私はここで 苦しみ続ける満開の桜がまぼろしのようにどこかで誰かが血反吐を吐いてどこかで誰かが飢えている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
私はこんな人間だとそれで 良いんだとそれが 良いんだとまどろみの中で ふと思う時体中の力が抜けて瞼の裏に 海が広がるまどろみから 覚めると体に 力が入って海が 消えるじりじりと首を絞められていくようで息をするのもままならない私はこんな人間で良いんだと無限に広がる まどろみの海が昼も 夜もいつのときにも 広がったらこの 窒息する思いも鳩の群れが 一斉に放たれるように一瞬のうちに 消えるのに#ネガティ...
夢破れて 涙雨うたた寝で 痛めた右肩悲しくて珍しく眠りに落ちそうな快感を引きずって無為な毎日であっても眠りさえ出来ればいい夢も希望も未来も何も持っていないそれでも生かされていることへの素朴な疑問が雨と一緒に 降りしきる私の見る景色には 色がないなのに深い傷から滲む血だけが 赤い血の赤だけが 鮮明に見える赤い 赤い血の色だけが空の色が見たい花の色が見たいモノトーン世界で悲しむしかない私#ネガティブの...
ありがちな美談に感動はできないB級映画にも感動はできない冷めきった心で思うことは いつも通帳の残高と明日のメシのことだけ背中の十字架が 重い不信だらけの自分が見る夢は幼い子供の 絵のようにとりとめもなくだけど無邪気な欲求がいっぱいな夢背中の十字架が重いひとは皆自分の物語を創るだけど一人称しかない私には物語さえ創れない物語は「わたし」と「あなた」がいて初めて創れるものだから「わたし」しかない私には物...
「無能」という烙印をわざわざ自らの手で額に押し付けて冬の吐息にわざわざ 自らを閉じ込めておいて自らを探す自虐のゲーム幻想の中に長い間 引きこもって自虐ゲームや自傷ゲームばかりやっているそんなゲームはいい加減 終わらせて勇気を出して現実の扉を 開けようよそこに広がる景色は決して自分が思うほど怖くはないはずだよ自虐ゲームにばかり耽ってそれで終わっていいの?現実への扉はどこにでもあるものだよほんのちょっ...
甘い甘い夢を また買った束の間の夢を歓喜がほとばしるような夢を偽りの夢を虚構の夢を歓喜と切なさとがないまぜになったようなあの夢が恋しくなってたとえ偽りでも虚構でもわたしは夢を食べてしか生きられない哀しい女だからあの人の体温をもう一度耳元に感じるあの人の吐息をもう一度偽りでもいいまやかしでもいいわたしはそんな夢を食べてしか生きられないやがて 夢は泡沫の如く消えた現実 という電車に揺られ偽りの夢の後遺...
いつものように洗濯物の Tシャツと靴下を干しっ放しにして取り込まなくちゃと思いながら汚れた食器を洗いながらふと 消えるただ日が昇り日が沈むのとおんなじようにふと 消える静寂の冬を堪え春のない人生を悔いながらふと 消える何事もなかったかのようにふと 消えるいつものように小鳥たちが楽しげにさえずり賑わう街の隅っこでふと 消える誰も誰も気づかないひとつやふたついのちが消えたところで街の表情は何も 変わら...
人生の ほころびを慣れない手つきでひと針ひと針縫っていたら指に針が刺さって血が 滲んだ途切れた 歴史をひと針 ひと針縫っていたら空が白んで来た穴だらけのわたしの人生のどこをどう縫い合わせたらちゃんと つながるのかわからなくて歴史の断片をどう繕ったらちゃんとつながるのかわからなくて時系列がばらばらでずっと昔のあのいのちとの別れがつい 昨日の訃報のように悲しくて昨日のうつうつとした一日が遠い昔のことの...
病が春の気配に 合わせて呼吸している春の気配と病の呼吸とが 重なるそれは悲しい調べとなってわたしの耳に小さく響く病が 呼吸している病が 呼吸している苦しみ色に染まった海と病の呼吸が重なるそれはモノトーンの景色になってわたしの目の前に広がるひと呼吸ひと呼吸が苦しみに悲しみになる病が呼吸している病が呼吸している呼吸が乱れる度わたしは自分の病が終わらないことを改めて 知る#ネガティブのままでいい#シニア女...
貪欲な野生と無駄な理性がわたしの心を かき乱す良い自分と悪い自分に心は 引き裂かれて波打ち際から町の路地裏まで悲しみは つづく終わらない 葛藤と分裂の旅の中止まらない涙の雫は雨になり星になる大切な人との別れも温かだった時もみんな みんな涙に込めてこの引き裂かれた心を洗い流す野生の声にただ従って長い長い旅に出る#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
伸び放題の髪の行方を両手で 追えば指先を 見失う頬つたう雫を中指で拭えばほんの一瞬熱さが走る朝の陽射しはわたしに今日を 教えてはくれない春はわたしに未来を教えてはくれない無名 という風に吹かれてわたしは自分の帰る家も自分が何者かさえ忘れ果ててしまうそれが悲しくてやりきれなくてウォッカのグラスを何度も傾けてしまうまるで迷子になった幼子が母の行方を探すように自分の名前を自分の行方を探してる#ネガティブ...
使い古しの いのちには安物の服が よく似合うすっかり摩耗した 心には狭い部屋が よく似合うなんて自嘲気味になるのは空が余りに青いから春の景色が遠いから摩耗した心が痛い終わらない日常に堪えて心は 一層摩耗する摩耗した心ではこの目にいつもフィルターがかかって真実が見えなくなるフィルター越しに見る景色は主観 という名の偽りの景色偽りの景色だけを見ている限りきっとわたしは 救われないフィルターを外して本物...
安定剤がまわってベールがかかった頭はわたしの中の「人間」を消す沸々とした感情を消すひとが死のうが生きようがわたしにはかんけーないそんなに戦争がしたいならすればいい喜んで 真っ先に撃たれるわ急所を 外さないで一発で仕留めてね全て どーでもいいなんでもいい失うものも大切なものも べつにないわたしを支えてくれる人もべつにないけだものは いつも一匹で生きるからどーでもいいなんでもいいけだものに戻る時間はな...
空の片隅塀の中わたしの住まいは 独居房懲役30年目の春は何も変わらぬ灰色の壁見えない 看守の管理下でわたしに自由は何もなくただ懲役に出かけては行進をして房に帰るだけの日々いつ出所できるのか誰も教えてはくれず空の片隅塀の中夢見るシャバは極彩色いちめんの空踊る風何の罪を 犯したかわからぬままの塀の中何の罪を犯したの?空の片隅塀の中思い出せない自分の罪懲役30年目の空がたとえ晴れても出られない夢見るシャ...
不安の波が海のように寄せては返す突風が閉ざした窓を 叩くと春の のどかな景色とは裏腹に心は色を 失って逃げても逃げても私は不安に 抱かれてしまう逃げきれない不安に 抱かれて過ごす日はまるで 春とは思えぬほどに寒い幼い日繰り返し繰り返し擦り切れるまで聞いたレコードみたいに不安は 繰り返し繰り返しその恐怖を わたしに囁くあの頃の 強烈な不安に時が 後ずさりしてわたしを幼子に 戻す幼子のわたしはこわい・...
絶望にも孤独にもすっかり 慣れてしまった自分が怖いキズナとかキボウとかの意味がもうわからない挫折とか後悔とかそんな言葉たちとのほうが親しくて悲しいとか苦しいとかそんな言葉たちと暮らしていると気力を ごっそり奪われてこの暖かな季節さえ感じない夕陽と一緒に心は沈む朝陽の訪れは毎日 こわいわたしは生きているのか死んでいるのかそのことにももう自信がない生きているのかも知れない死んでいるのかも知れないべつに...
わたしの肩に悲しみの 雨が降るわたしの頭上に悲しみの 雲がかかるわたしの傍らで木の葉が 悲しみに揺れる心は 悲しみに満ちて森羅万象が 悲しみに濡れる夜鳥たちも 悲しみに鳴き声を失って森の緑も 悲しみ色に霞みわたしの涙が 悲しみの雨を呼ぶ悲しみに 眠り悲しみに 目覚め悲しみに 歩き悲しみに 時を刻むそれでも生きろと人は言うそう言われるとまた 深い悲しみに 襲われる悲しみの雨に濡れた 服が重たいわたし...
ひとが息絶える音を聞く息絶える音を 聞く度にまたひとりになったと 思う闇の中に棲んでいるとひとの息絶える音が聞こえて来る音のしないその音はひとり息絶える度しん と鳴るしん と鳴るしん と鳴る生を全うしたいのちの終わりその最期の景色はひとりひとり皆 ちがう春のような暖かな景色冬の荒れ野のような虚しい景色その景色をわたしも一緒に見てまたひとりになったと 思うひとが息絶える音が聞こえるひとの最期の景色が...
春の 宵に夢も 見れないただ日常という 病魔がこの体にとり憑き老いた 涙がこの目に光る矛盾や不条理をいくら訴えてもその声はかき消されるのがこの世の常日常という病魔に夢を奪われ明日を奪われやがてわたしは居場所を追われるどこに辿り着けば安らげるのかだれか 教えてこの日常という病魔に侵された心に暗雲が垂れこめて季節の風も感じない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
昨日の夢が今日 破れて今日の うつつが明日を 潰す母との共食いやら父からの逃亡やら小学校・中学校という刑務所に服役するやら病の訪問やらそんなことばかりつづいた人生心の前科が 多過ぎてその数さえ 忘れ果て母の背に 隠れて見上げた幼かったわたしの目に映ったのはやさしい世界ではなくてこわい こわい世界だった昨日の夢が今日 破れて今日の うつつが明日を 潰すこれだけの長きに渡り病に苦しんだのだからせめて仮...
自分がいま ここにいることにさえ自信が なくてはらはら 舞い散る桜吹雪と一緒に過去へ 消えてしまいたくなる毎朝の儀式目覚める時は いつも犯してもいないはずの自分の罪に動悸がして一体わたしは何をしたの?と胸を押さえて布団を蹴る目覚める時はいつもああそうかわたしはひとりだったんだっけと毎朝の訃報に毎朝改めて 悲しむひとりひとりのまどろみの中で孤独は いつも情け容赦も何もなくわたしの胸に突き刺さる#ネガ...
初夏の気配を 感じて草木や花たちと 共に笑ってツバメの来訪を ただ喜ぶそれだけの存在私は 「わたし」でなくなって自在に自在にどこにでも広がって季節の便りを人々に知らせるやわらかな風になって泣いている人の頬をそっと撫でるそれだけの存在自意識に苦しむことも失ったものを嘆くことももう なくなってただ花びら一枚の開花を喜ぶ自分の 我に囚われることももう なくなってただ渡り鳥たちの無事を 祈るこの世の矛盾や...
あなたの背中にはいつも深くて広い 紺碧の海が広がっていたわたしはあなたの海を見るのが癖になったあなたが楽しいときはあなたの海が空色になってわたしの足元を優しく濡らして引いてったあなたが悲しいときはあなたの海が紺青色の満潮になってわたしも一緒に悲しみに暮れたあなたの表情の ひとつひとつが海の色を変えて行くあなたが疲れたときの藍色あなたが怒ったときのつゆくさ色あなたの豊かな感情はいつも海の色を一瞬にし...
湯を沸かすのも 食器を洗うのも 洗濯するのも生きる苦しみ人と話すのも 人と話さないのも生きる苦しみ働くのも 働かないのも生きる苦しみ息をするのも 息ができないのも生きる苦しみわたしの体は苦しみで 出来ているわたしの人生は苦しみそのもの生きることは苦しむこと#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
アルバムを めくっても めくっても空白過去の目に見えない 苦しみばかりが 蘇る旅したり語り明かしたり笑い合ったりわたしには そんな思い出が ない苦しくて頭を抱えてのたうち回ったあの夜孤独に支配されて動けなかったあの朝悲しみに暮れて涙の雨に濡れそぼったあの毎日思い出と言えばそんな苦しいものばかりもしかしたら楽しいこともあったのかも知れないでも苦しみが強過ぎると楽しい日々などどこか遠くへ飛んでしまうそ...
心が壊れる閉じ込められた感情が出口を求めて溢れるのをわたしはいつもこの胸に感じて息が苦しかった泣きたいときは思い切り泣いていいの涙は春の嵐と一緒に雨になって激しく降ったそのあとにこの胸に わたし としてちゃんと 返って来るからこの豊かな感情という風は季節の移ろいと一緒にちゃんとわたしが わたし であることを証明してくれるから何も何も閉じ込めないでどうか自分に優しくしてあげて#ネガティブのままでいい#...