目を覚ます度眼前に押し寄せて来る日常という悲劇限界星たちと一緒にわたしも もう帰りたいあの 何万光年もの遠い大地へ#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#苦しみ...
孤独過ぎる女のネガティブポエトリー
悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)
日が昇ると心は沈む日が沈むと心は昇る朝眠りについて夜目覚める時は未来に向かっているのに私は過去に向かってる心は巡る 季節にいつも 逆らって時の流れにいつも 反比例しているみんな前に向かって歩いてる私は後ろに向かって歩いてるだから 孤独を拭えない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
冷蔵庫の中身と私の孤独は比例する何度 開けてみても冷蔵庫は 空っぽで何度 この胸に手を当ててみても私の心も空っぽで夢が見たいたとえそれが幻影でしかなくても夢が見たいたとえそれが嘘偽りだとしてもどの道どっちが現実でどっちが夢なのかわからないのだから渇ききったこの心に水が欲しい空っぽのこの心を夢色に 染めてみたいお願いお願い一時でいいから空っぽなこの心を誰か 埋めて#ネガティブのままでいい#シニア女性#...
朽ちた花をもう一度生け直すように朽ちた花をもう一度咲かせるように精一杯のお洒落をして美容院に行って化粧を施すだけど所詮は朽ちた花生きているあの花のように色鮮やかにみずみずしくはなれなくてそれはわかっているけれどどうしてももう一度生き生きとしたくてそうそれは化粧や服装なんかでは誤魔化せないこの胸の奥に眠る等身大のわたしが目覚めたときに初めて新しい芽が吹いて生き生きとできるのに#ネガティブのままでいい#...
今更生きる意味や生きる価値など考えて悩むことが一体何になる?わたしがどんなに悩んだところで今日も日は昇り日は沈むわたしがどんなに泣き暮れたところで季節は春から夏になるわたしが生きていたところで何の意味もないのかも知れないでも自然が巡るのと同じようにわたしは生かされている花がその花びらを広げるようにわたしは生かされている心底そう感じられたらわたしはきっともっと楽になる全て あきらめて全て 手放して#...
一度でいい小鳥のさえずりで目を覚ます平穏な朝を迎えてみたい自然が織りなすいのちと共に目覚めるのはきっとこの上なく心地良いのだろうなのに私はいつだってただ不穏な心を持て余したまま眠れぬ私の耳に無神経に無機的に響くのはパトカーのサイレンの音その音量は私の鼓膜を破るように激しく響き私を思い切り不安に追いやる優しい小鳥たちの声も季節を知らせる頬 撫でる風も奪われて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#...
春は もうほらあそこの 横断歩道の所まで来ている夏が ほら雨粒に込められて街中を輝かせている皆が生き生きと活気に満ち溢れてる生の季節がようやく訪れたというのに私の心は 疲弊して真冬の孤独かじかむ この手死に絶えた季節のまま#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
小さな花の花びらが震えるような切なさこの胸が押し潰されそうな痛みもう一人のわたしがわたしにつぶやく人を好きになる気持ちは抑えられないものだけれどそれはにせものの恋心あなたはただの感情中毒よもう終わりにしなさいとしきりに告げるこのままではずぶずぶと沼に足を取られて抜けられなくなるそれは 恋ではなくまるで 麻薬みたいな感情中毒恋する気持ちはにせものの感情麻薬の快感がわたしを冒すそして禁断症状に苦しみ悶...
グレーゾーンの わたしは生にも死にも行かれないグレーゾーンのわたしは天国にも地獄にも行かれないグレーゾーンのわたしはケモノの仲間にも鳥の仲間にもなれないグレーゾーンのわたしはいつもひとりぼっちまた弔いの夏が来る#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
お天気でも見るように人は 死んで行くものなの今日は天気が良くてよかったねえ と言うのと おんなじに雨が降って来ちゃったわねえと言うのと おんなじに人は死んで行くものなの毎日 ふと人は 死んで行くものなのまるで梅雨の日の木の葉に揺れる雨粒が零れ落ちるのとおんなじに毎日ふと人は 死んで行くものなの当たり前に朝が来て夜が来るのとおんなじに人は 死んで行くものなのだから私たちは精一杯生きなくてはいけないの...
昔 あなたと見上げた空を今は独りで 見上げてる二人で見上げる空と独りで見上げる空とでは青さが違うことを知った私独りの目に映るのは淡い淡い 悲しみに滲んだ 青あなたと二人の目に映るのは深い深い 優しさに包まれた 青私はあなたとあの空を見上げたいそうすればこの悲しみの空が癒されてきっと私も優しくなれるはずだから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
朝 目覚めるのが苦しくて朝食の支度をするのが苦しくて買い物に行くのが苦しくて働くことが苦しくて何でもない日常が苦しくて逃げ場が ない生きているのが苦しくて逃げ場が ない太陽の下花はこんなに精一杯花びらを広げているのに雨に濡れた草木はこんなに深い緑に輝いているのに街は生き生きと活気に満ちているのに私の心にはそんな景色さえ何ひとつ映らない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
夏だというのにどんどんさむくなるどんどんひとりになるせいぜいこの程度だろうという未来がもう見えているのにそれでも終わらない毎日を生きるしかないOnly oneなんかじゃない私はOnly oneなんかじゃないそれでも生きるしかない路地裏の野良猫みたいにひっそりと生きるしかないそれがOne of Themの宿命#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
熱波の火葬場母の骨懸命に生きた67年の人生が余りにもあっさりと骨壺に 納まったそれが無性に哀しくて納得ができなくて母の人生なんて人の人生なんてもしかしたら虚構なんじゃないかと思った秋なのに狂ったように暑かったあの日#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#いのち...
わたしは奇跡を信じない主義でも現実が過酷なら 過酷なほど皆奇跡を信じようとする現実を受け容れたら心が壊れてしまうからだから 奇跡はあると思い込むことで心が壊れてしまわぬように自分を必死で守っているの奇跡を信じて自分を守るそんな人間の心の働きを私はいつも愛おしく思う生きることはまるで冬景色のようにつらいことが 多いから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#心...
孤独はきっと病気なのだれかだれかと常に叫びひとり から逃げても逃げても逃げきれず汗と涙を同時に流しおろおろうろうろ震えながら行き先もわからぬままに闇の岸辺を歩いてるこの世はいつも不条理だと恨み節など 口ずさみ昨日のつづきの景色に堪えるひとりじゃないとわかっていてもひとりだとしか思えない重症な 孤独病#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
絹 お前が与えてくれたものそれは当たり前の生活がどれほど貴重なのかということ絹 お前が与えてくれたものそれは病に苦しみながらそれでも 生き抜く生かされているということそして 絹 お前が与えてくれたものそれはこんな私にも誰かを愛せる力がまだ残っていたということ絹小さなお前が私に与えてくれたものは余りにも大きくて私の 救いにさえなった絹 お前が与えてくれたものを大切に大切に生きてゆくよ#ネガティブのま...
南の空に晴れ乞いをして東の街に人乞いをして北の風に流されるまま西の夕暮れと共にどっぷりと沈んで行きたいどっぷりとどっぷりと沈んだままでいたいのに誰にも言えない痛みを悩みをもう 乗り越える自信がないから沈んだままでいたいのにそんな私におかまいなしに必ず 日は昇る私の思いと裏腹に#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
昨日のことは 過去になる今日のことも 過去になるいまこの一瞬も過去になる明日のこともやがては 過去になるならば私は あと何十年分の過去を 生きれば許されるのか見えない未来が過去になる取り戻したくてももう取り戻せない過去になる10年20年30年私が許されるのは一体 いつ?過去を生き直したいと思っても過ぎてしまったことはもう変えられないならば未来を生き直そうと思っても見えない未来をどう生きるのか沈んだ夕陽は...
人権なんていらない自己決定なんかいらない主体なんかいらない尊厳なんかいらないそんなものだけ持たされて放置されるくらいなら私は誰かに飼われていたい人権も自己決定も主体も所詮は助けを呼べない者への方便に過ぎないから人権や自己決定や主体や尊厳を持てるのは持てるのはこの世というピラミッド社会のてっぺんのごく一部だからキレイごとは聞きたくない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
最期の夢最期はちょっと贅沢にお菓子の家へあなたと行こうキャンディやチョコレートビスケットで出来たお菓子の家の甘さに 二人溶けていく生クリームにまみれた体で抱き合って互いの体を舐め合って互いの傷を舐め合ってお菓子の家そんな童話があったよねお菓子の家には悪い魔女が住んでいてヘンゼルとグレーテルを食べようとしてたんだっけああ何とも私の心と重なるおはなし悪い魔女に食べられてもいいあなたと二人重なったまま甘...
唇 噛んで見上げた 青空ため息 ついて見上げた 夜空肩 震わせて空といっしょに泣いた 朝空だけが 知るわたしの 孤独空は果てしなく広がりながら私の秘密を守ってくれる誰にも言えない悩みや痛みを空にだけ打ち明ける秘密は空だけに打ち明けて誰にも言えない悩みや痛みを乗り越える空だけが知るわたしの秘密#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
一日 一日この身を削って生きている骨を断ち肉を削ぎ滴る自分の血でSOSの文字を綴りながら生きている上手く生きられなくて生きるのがヘタクソで震えるように人を求めて生きているそんなわたしに誰も 誰も気づかない熱い涙がひと粒落ちた初夏の未明のひとりごと#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
苦しみや悲しみとつきあうのは慣れているけど喜びや楽しみってどんなものだったのか私にもそんなひとときがあったのか思い出せない使いかけのままの口紅が私に過去を告げているけれど考えても考えても思い出せない余りに遠い昔のことで何も何も思い出せない悲しみばかりが先に立って過去の景色が見えない苦しみが過去の思い出まで蝕む蝕まれた心は私から生きる喜びを奪い生きる輝きを闇色に 塗りつぶす#ネガティブのままでいい#シ...
目覚めると無意識のうちに胸の上でしっかりと 組まれた両手の哀しさよまるで遺体になったような臨終の姿勢まるでそのまま棺に入れてもおかしくない臨終の姿勢私はもしかするともう生きてはいないのか生きているのか死んでいるのかその区別さえつかない 日常胸骨が 痛い体が 重たい臨終の姿勢#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
母親の股の間からただ流れてゆくはずだったいのちが間違って人 として産まれ落ちただから生きるのが苦しいのだと流れて消えるはずだったいのちが始まってしまったからだから生きるのが悲しいのだとつらい苦しい悲しいだけの人生を合理化するそうでもしないと歩いて行かれないから間違えて産まれたいのちだったのだと産まれる予定など本当はなかったのだと合理化する#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#...
あそべ あそべ白猫 あそべ白猫 あそべば初夏の花白猫 走れば初夏の風白猫 眠れば初夏の夕暮れあそべ あそべ白猫 あそべあそんで あそんでこの ケガレた私をどうか洗い流しておくれお前のその雪のように真白な姿でそんなお前は今頃おそらでげんきいっぱいになってあそんでいるのだろうお前はもう苦しまないそれだけが私の 救い#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#猫#ねこ#白猫#猫との暮らし...
ただの幸せなら いらないだって ただの幸せはときに人を とてつもない不幸に貶めるものだから不幸を 貫き通して初めて絶対的な幸せを持つことができるのだから苦しみを 貫き通して初めて絶対的な楽を 持つことができるのだからそう信じてわたしは 今どっぷりとした安心に包まれながらひたすらに 苦しんでいるあきらめる人生を 目指して#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
有限だから終わりが来るからいのち と呼ぶ無限につづくいのちなどあるわけもない皆平等にいつか必ず終わりが来る人はそれをなかなか受け入れられなくてだから悩みも苦しみも増えるでも人は毎日死んでいる皿洗いをしながらベッドに横たわりながら歩きながら人は毎日死んでいる桜がはらはら散るようにそよそよ吹いていた風が止まるように朝露が木の葉から零れ落ちるようにいつもと変わらぬ朝と同じに当たり前に人は毎日死んでいる#...
凡人には凡人の 役割りがある凡人のわたしはひとにいのちを削らなければならないわたしはひとに生かされているから凡人のわたしはひとに心を砕かなければならないわたしはひとに支えられているから凡人のわたしは自分が 凡人であることを引き受けて生きなければならないそれでも 凡人にも天才にも関係なく抜けるような青ときらめく光が同じように広がっている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
私はいつも 影だからあらゆる人に踏まれて生きる私はいつも 影だから曇りの日にはいなくなる私はいつも 影だから光が差し込まない限りずっと闇の中にいる私はいつも 影だからあなたが輝くことでしか輝けない運命私はいつも 影だから「わたし」という一人称にさえなりきれない半端な わたし私はいつも 影だから私はいつも 影だから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
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目を覚ます度眼前に押し寄せて来る日常という悲劇限界星たちと一緒にわたしも もう帰りたいあの 何万光年もの遠い大地へ#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#苦しみ...
寂しいときはただ寂しい と寄りかかれる肩が 欲しい苦しいときはただ苦しい とすがりつける胸が 欲しいつらいときはただそのつらさに寄り添ってくれる心が 欲しい長い間ひとりでいることにくたびれてこの先の長い長い道のりに眩暈を起こす愛してるだの何だのと口先だけの言葉は いらない言葉などなくても思いは 感じられるから辺りはもうすっかり 冬#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
孤独を愛せる心は自分を愛してあげられる心と比例する自分を愛せる心は誰かを愛せる心と比例するひとりでいられることと誰かといられることは比例するひとりの時間を大事にしてあげたら誰かと過ごす時間も大事にできる互いの欠如を責め合うのではなくて互いの欠如を埋めてあげられる関係は心底 優しいありがとう とごめんなさい の言葉がもしもこの世から消えたらわたしは 生きて行かれないありがとう とごめんなさい の言葉...
過去の私が今の私を 嗤う桜が その花びらを散らし太陽が 照りつけ枯れ葉が 舞い落ち路面が 冷たく透き通りその景色を幾度 見て来たことだろうどんな景色も 私の前を 素通りして私は遥か 遠くの彼方に私を 置き去りにしたままここまで来てしまったみたいだ今の私は 空になった空き缶みたいだカラコロカラコロ虚しい音立て夜道を転がっているまるで私は空き缶みたいだ空き缶の心は寒い#ネガティブのままでいい#シニア女性...
「人は皆幸せになる権利を持って生まれて来た」と言った人がいたけれどそんな傲慢な話はないよ人間 いろんな生まれ育ちがあってそれは必ずしも幸せとは限らないだからこの世は理不尽なのわたしは絶望する自由と悲しむ権利が 欲しい悲しんでばかりいないでとか前に進まないととかそれをわたしに押しつけないで時の流れにおかまいなくどっぷりと絶望の闇に落ちて行く自由を悲しんでばかりで涙の海で溺れるほどの権利を与えて欲しい...
わたしの体には苦しみという赤い血が流れてる赤い血の色は苦しみの色だから この心臓の鼓動を止めない限り苦しみはやむことがない心臓から巡り巡って爪先まで爪先から巡り巡って心臓まで苦しみが体中を流れつづけるそれがわたしの体この胸の奥の傷を治したくてももう 治らないわたし自身が苦しみだから苦しみながらひたすら苦しみながら生きるしかない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦...
思い出が消えてゆくわたしを抱いてくれたあの陽射しがあなたと過ごした輝く日々が消えてゆく跡形もなく消えてゆく去って行ったあなたの後ろ姿や喪服姿でうつむいた一日やそんなつらい思い出だけが残される心に巣食った深い闇が穏やかな思い出を塗りつぶしていくつらいことしか思い出せない目を閉じてあなたの優しさや海の青さを思い出そうとしても思い出せない蘇るのは暗く冷たいだけの思い出ばかり胸が 痛いつらい思い出だけ引き...
私は いつも堪えている苦しみの時をどれだけ時が経っても楽は やって来ないとわかってる私自身が 凍った風に震えながら春爛漫の桜模様に背を向けているだけだからわかっていても苦しいほうへ 苦しいほうへ行こうとする私の 病忌まわしい 病冬の 暴力風の いたずら線香の 煙咲くのをやめた あの子のいのち#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
毎日毎日 目覚める度終わらない日常が始まる 恐怖生きること死ぬこと生きること死ぬこと生きること死ぬこと生きること死ぬこと生きること死ぬこと生きること死ぬことただそれだけを見つめるしかないこのむき出しの苦しさをだれか 止めて冬の風が体中を舐める...
右の膝が痛む薬の飲み過ぎで頭が痛いああ 楽だ体の痛みなんて精神の苦痛に比べたら何のことはないだから自傷 なんて性癖が出来てしまう若い頃辛いことがある度に一本また一本と左腕にカミソリで 線を描いた気がつくとリスカの線が何本も出来ていたカミソリの痕が 一生消えないなんて知らなくてただ誰かに助けて欲しくてカミソリで線を描いた私は自分の左腕を さすりながら後悔と言う名の 新たな傷を心に作る#ネガティブのま...
わたしのこの目はよく見えぬ景色が霞んでよく見えぬけれどあなたの心は見えるあなたの心はよく見える夏の青空と緑 輝く笑顔のあなたや冬の荒波の海に飲まれるほどの怒ったあなたや夕暮れの暖かな陽だまりのあなたの優しさやあなたの心はよく見えるそんなあなたがある日ふつりと消えてった残されたのはあなたの黄色いマグカップだけけれどこの胸の奥チクリと微かに痛いけど今でもあなたの景色は見える#ネガティブのままでいい#シニ...
汚れてしまったわたしの心をたくさんの涙がたくさんの言葉が清めてくれるならわたしは毎日毎日涙を流そう毎日毎日言葉を紡ごう溢れる思いは熱い涙になるだろう真の言葉になるだろうだから涙が最後の一滴になるまで言葉が最後の一語になるまで心が清められるまで涙を流そう言葉を紡ごうやがて紡いだ言葉を最後の涙の一滴に込めわたしはひと葉の歌になる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ...
さむいさむい冬が来る夏の名残りの蝉の亡骸風鈴の音追いかける 行かないで行かないでと 追いかけるなのに冬は平然とした顔でまた わたしをいたぶりにやって来る冬の罪は重いひとりのわたしを一層 ひとりにして嘲笑うから夏の名残りの打ち上げ花火宵の宴追いかける行かないで行かないでと 追いかける冬の罪は重いなのに冬はその罪を償わず毎年毎年わたしを襲う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#...
夕陽が沈むようにどっぷりと悲しんでいたい海の底の底までずっしりと苦しんでいたい悲しみをなかったことにして胸の奥に封じ込めると心病む悲しみに素直に苦しみに素直にいられたら心は生き生きと輝く悲しみのずっとずうっと その先に苦しみのずっとずうっと その先に待っているのは鮮明な 夜明けの空だと信じてる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
街並み語らい青い空わたしは夢を見ているの陽射しはだか木冬の風わたしは夢を見ているのほんとはきっと何もない全ては 虚構白日夢あなたの心をさまよって目覚めたときは永遠の虚無わたしは夢を見ているのわたしは夢を見ているの#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...
わたしの心はどこですか?どこにも見当たらないのですバッグの中にも台所にもソファの隅にもどこにも見当たらないのですわたしの心はどこですか?傷つくのが嫌でどこか遠くに置いて来たのかも知れません心がなければ苦しまなくて済むだけど心がなければ人とつながることもできないと知りましただから探しているのですわたしの心はどこですか?どこにも見当たらないのです#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#...
はらはらと悲しい悲しい風花がこの肩に降り積もる今年もまた風花の季節がやって来た暖かだった陽だまりが悲しみ色に塗り替えられるひとかけらの思い出すら失くなって空き缶が転がるみたいに心がカラコロ 音立てる今年もまた風花の季節がやって来た#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ...
夜の静寂の中で耳を澄ますと微かな呼び声が聞こえる星がわたしを呼んでいるもう闇に帰りましょうと呼んでいる雲がわたしを呼んでいるもう大地に帰りましょうと呼んでいる花がわたしを呼んでいるもう散りましょうと呼んでいる帰りたいわたしももう帰りたい星と一緒に雲と一緒に花と一緒に静寂の中で帰りたいと願う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...
濁ってしまったこの瞳に澄んだ涙がひと粒 零れた濁ってしまったこの瞳が悲しくて熱い涙がまたひと粒零れて 落ちた濁ってしまったこの瞳に映るのは去って行ったあなたの後ろ姿だけ遠い過去の思い出と霞のかかった未来だけ震える冬の孤独だけ#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ...
久しぶりにつれづれなるまま。「砂の器」のDVDを買った。昔、たぶんテレビで観たのかな、鮮烈だったから。いや、「砂の器がクソつまんない件」と書いている人に触発されたので私は「砂の器ががち名作な件」にした。その人は主役の和賀英良が三木を殺したことを指して「とんでもないクソ野郎だ。こんな悪人になんで感動できるのか」みたいなことを書いていたけど、違うんだなあ・・・私の思いとは、全然。人って、善人か悪人か、な...
20年前に 閉じ込めてしまったままの涙を 全部流したい何故 封じ込めてしまったの?苦しくなるのは わかっていたはずなのにいや 自分一人で 人に甘える勇気がなかった私は涙を 封じ込めて 生きるしかなかったんだよねでももう 良いでしょう?20年分の涙を ここに持って来て存分に 流してあげたって20年分泣いたらばきっと私の周りに 涙の湖が出来るその湖に存分に沈んで今まで悲しめなかった分思い切り悲しんでみたい#...
どんなに 苦しくてもただ日の出を 喜び日の入りに 休み春は 暖まり夏は 汗をかき涼を 求め秋は 月の灯りの下で過ごし冬は 寒い寒いと震えながら暖を 取っていればそれで良い太陽や 月の満ち欠けや巡る季節に 逆らわず流れる時に 抗うことなく汗をかき 寒さに震えあっちへうろうろこっちへ うろうろ道を外れたら また戻って、歩いていればそれで良いそんなふうに 生きられたら楽に なれるのかも知れないね#ネガティブ...
人間はこの肉体を 有した途端に罪を犯し 過ちを犯す自分の 我に悩み自分の 欲求に苦しむあらゆる物に 執着する私は この肉体を手放して大自然に 呑み込まれたい私はいつか花になりたいそしたらあなたのそばでそっと咲くだけで満たされる草や花ならあなたのことも誰のことも 傷つけずに済む小さな花になって 咲いたら一日一回あなたに 水をもらって 愛でられるだけで満足出来る 私になれる私はいつか花になりたい#ネガ...
些末な事に心 打ちひしがれる私の視野は狭くなる一方で今日と昨日の区別もつかない世の不条理も理不尽も全部 ポケットに詰め込んで着ぶくれしたまま 歩くのはしんどくてみんなが前を見てるのに私はいつも後ろを見てる過ぎ去った日は過ぎ去ってみて 初めて良かったのだと気づく愚か者不浄な魂とバラバラになった心の破片が私を支配して悲しみの空に打ちひしがれる雨が つらい晴れが 怖い曇りが 悲しい今日の天気にも きっと...
見えない鎖に 縛られて 生きた歩くだけでも しんどかったそれでも私は周囲と 歩調を合わせて歩いた痛みに 堪えながら無理をして平気な振りをしたでも鎖が食い込んで血が滲んだ50年間の 呪縛虚無の空母の 形見私の 病#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
憂鬱な夜焦燥の朝何度でも絶望する勇気なら持ち合わせているなのに些末な不安には堪えきれぬグラスに冬の星座を入れて飲み干したら少しは この凍った心も溶けるだろうか絶望して絶望して絶望しきったその先に光は 見えるだろうかアンビバレントなふたつの星にスプリッティングな願いを 込めてふたつの星に思いよ 届け#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
雨粒が荒れた心にしみるのさ心の怪我はなかなか治ってくれなくて自分の中の 矛盾をどう解決すればと 嘆くのさ雨粒の冷たさは私の矛盾と葛藤を改めて 呼び覚ますだから私は冬が嫌いなのさ雨粒が荒れた心にしみるのさ#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
私の主体が 揺らぐ一個一個積み上げている 積木のてっぺんがぐらぐらするみたいに私は今日 ここへ来たくて主体的に 来てるだけど みんな本当に「主体的に」やりたいことをやっているんだろうか誰かに やらされてるだけかも知れないじゃないか主体 と思っている「私」は本当に そんなに確実なことなんだろうか私の主体 と言う積木のてっぺんがぐらぐら揺れて崩れそうになるみんなは 自分の積木がぐらつくことはないのだろ...
私の中心を貫く自我という 軸が思い切りぶれる波乗りは 未経験なのに 感情の大波に揉まれて軸が 激しくぶれる夢の中で 束の間極楽気分かと思えば朝 現実という地獄に叩き落とされる乱されて激しく揺れる 私の心凍った 涙の湖が出来たり悲しみの雨に打たれたりときに折れてしまいそうになるけれど折れることない 私の軸考えて現実を 地獄にしているのは誰なのかそれは他でもない私自身ではないの?それを本当に感じられた...
体が震えて止まらなかったいつもの症状かも知れないでも 震える私の身体は私のものではなくなったようで心と身体が 切り離されたようで私の心が 帰る所は私の身体じゃない気がして私の心は 空に 帰りたくて雲に 帰りたくて震える身体は私の心の 行き先をきっと 間違えたのだと教えてくれているみたいで私の心の行き先は どこ?私の心は帰る場所を 失ってさまよう私の心の行き先は どこ?震える身体は私の心を 拒否して...
月が見えたり隠れたりするように私の心は 生きたり死んだりする太陽が昇ったり沈んだりするように私の心は浮いたり 沈んだりする沈んでいるときはこの世を斜めにしか見られないでも浮いているときはこの世を真っ直ぐに 見つめられる赤子が泣いたり笑ったりするように私の心は良い自分になったり悪い自分になったりする月が見えたり隠れたりするように私の心は 生きたり死んだりするそんな自分の心をいつも もて余している#ネ...
雨に濡れて生き生きと 緑が輝きを増すどれほど雨に 打たれてもどれほど風に さらされても緑は ただいつまでも 雨の降るままに濡れ風の吹くままに揺れるわたしもそんな緑のようにわたしのままに歩きわたしのままに泣きわたしのままに笑いわたしのままに傷つく何物にも抗わない冬がまた街をモノクロに染めても夜の闇に震えても何物にも抗わないわたしはわたしのままにわたしはわたしのままに#ネガティブのままでいい#シニア女性...
冬は病の季節うつの北風は 冷たくてわたしの心を思い切り 揺さぶる不安の木々が揺れる度わたしの心もざわざわ揺れる不眠の闇は地獄の入り口必死で抑える発狂寸前の心冬は病の季節毎年毎年わたしの心に容赦なく侵入して来る病の季節#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
感情の 雨雲が流れたわたしの目から熱い雫が一滴こぼれた静寂が部屋中に満ちた時のため息を聞いた枝にしがみついていた木の葉が一枚落ちたまたひとり誰かが死んだ空に聞くしかなかったわたしの行方過去の自分を取り戻すため今を生きる今の自分を取り戻そうと未来の自分が訪れたわたしは今の自分の悲しみひとつ手渡した日めくりの紙を一枚一枚めくるようにこの一瞬も過去になる探しに行こうあの頃のわたしをそしたら悲しい物語もハ...
恥と罪と飢えに膨れた腹を 抱えてひーふーと 言っている膨れた腹に妊婦のような 幸せはない詰まっているのは極上の 不幸私のためだけに用意されたとびきりの 不幸人に飢えて飢えて飢えてなのにこの手を伸ばせない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
待っている死者の帰りを 待っているわたしは 死 を受け容れられないからもう帰っては来ない死者を 待っている死者は 帰って来ると信じ込んで死者の帰りを待っているいくら待っても死者は 帰っては来ないでも 死んでなんかいない死んでなんかいないと叫ぶ 無意識の幼いわたし母親に 魂を売った娘は無意識の声に振り回されるだから死んでなんかいない死んでなんかいないと いつまでも叫ぶ無意識の中にまだいる幼いわたしを...
珈琲を飲んでも 死にたくて洗濯しても 死にたくて掃除をしても死にたくて窓を開けても死にたくて死にたい死にたいと駄々をこね日進月歩の医学を恨むなのにこの血は生きたいと 叫ぶこの指先にこの胸に熱い血の叫びが聞こえる生きようという熱い血の叫びが忌まわしいなんてなんて忌まわしい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心鳥羽山麓さんまた人のブログで自分のブログの宣伝ですか?何度も警告しましたがや...
使い古したこの両手で一体何が掴めるだろう夢?未来?大事なものは何だったのか忘れかけてる自分が怖い幻想と現実の乖離がいつもわたしを苦しめるその狭間を歩くのは痛くて矛盾や不条理を引き受けて歩くのは痛くてでもきっとそれが現実幻想に逃げることなく痛みに堪えながら現実を歩くもう朝が来る情け容赦なく生まれたての朝陽が現実を照らしてる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
海が 足りない空が 足りない死の渕で見る夢はいつだってモノトーンうつの冷たさに堪え季節の外で生きているまるで大雨の中重たくなった羽で 飛ぼうとしているカラスのようだ遠くに 広がる海は 穏やかで青く 広がる空は優しいと知っているのに最後に 空を見上げたのはいつだったろうあの無限の青が私には見えない海が 足りない空が 足りないいのちの輝きが足りない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
死者の魂にすがりついて必死に孤独から 逃げる逃げても逃げても孤独はすぐにわたしの心を掴んで離してはくれないもうすぐ暦がまた新たになるそう思うだけでわたしの視界は血の色に 染まる愛した死者たちの魂にしか頼れない そんなわたしに新しいカレンダーなど必要ない死者の魂にすがりついて必死に孤独から 逃げる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...