わたしのごはんは叶わなかったあの頃の夢わたしのごはんはとうに過ぎ去った春夢を食べて春を食べて何とか生きながらえている何とかこの人生をつないでる春は空も 花も 木も生き生きと輝くわたしは失った夢を過ぎ去った春をかき集めるように狭い部屋の中に押し込んで毎日春を夢を食べながらようようながらえている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
孤独過ぎる女のネガティブポエトリー
悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)
暖房では決して暖まることのない孤独という名の真っ白な 呼気孤独の冬の曇り窓#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
重ねたその手は春の夜の一夜限りの温かさ霞の切れ間から星が瞬く あいだだけうたかたの春の夢#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
忘れてしまったダンスのステップあなたの表情あなたと一緒にいた頃のコップに立てた歯ブラシ2本あなたが白で 私がブルーそんなことなら覚えているのに壊れてしまったわたしの記憶#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...
自分の血を 見つめる自分の骨と肉を 見つめるそしてどんなに痛くても自分の心を変える#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
寒さが 不安を呼び不安が 孤独を呼び孤独が 寒さを呼びこの無限ループから抜けられなくてのたうちまわる無限ループを断ち切ってわたしは現実世界へ出たい出たいのに出られないまるで麻薬患者のように抜けたいのに抜けられない麻薬の快感などほんのいっときで禁断症状に苦しむだけなのにいっときの快感ばかりを求めて禁断症状に苦しむいつまでつづくこの苦しみの無限ループの旅#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポ...
寒さに 疲れて天 仰ぐどこまでも つづく青がどこまでも つづく寒さを呼び覚ます寒さに 疲れて天 仰ぐ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
冬の寒さは苦しみの 象徴冬の冷気は孤独の 証曇りガラスは白い ため息毎年 毎年この時を堪え春を 待つわたしひとりのこの部屋に春が やって来るのかどうかそれすらわからないのにわたしは毎年春を待つ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
白猫 あそべば我が部屋に春と おんなじ風が 吹く猫の気配が消えた 今この部屋は冬だらけ春の気配がたまらなく恋しい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#いのち#猫#ねこ#白猫...
写真立ての中の笑顔の自分に帰りたいでも過去にはもう帰れない過去を取り戻すことはもうできないだからいまの自分を生き直すことで過去を塗り替える#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
猫の体温わたしの支えそのぬくもりがふつりと消えた冷たくなったこの部屋で涙で見えないあの空見つめわたしは必死に探してる真白に輝くあの子の星を無垢なばかりのあの子の姿を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#猫#ねこ#白猫...
また冬布団に替えるその辛さこの世の終わりみたいな顔どうにもならない時の流れ赤い口紅も金髪も もう却って老けて見えるだけ足元で咽喉鳴らしてた猫無邪気なその影追い求め何とかこの世の端っこにいのちの先っぽ引っかける咽喉が渇いて仕方がないのは魂が 渇くから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...
右じゃない左じゃない真っ直ぐじゃない行く所がない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#自由律俳句...
生きもののいない家は無機的で冷たい生きもののいない家は空き家のように荒れている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#自由律俳句#猫...
堪えるだけの生の 上にジャケットを着て作り笑顔で挨拶をする#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#自由律俳句...
食器洗いをする生きる意味など蛇口からザーザーと流れるばかりで掴めない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#闇#自由律俳句...
冷え切った通帳の残高と病と 孤独救いようのない三重苦#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
激しい雨に昨日と今日の見分けがつかぬ過去とも未来とも繋がりを持たぬならば一体わたしは どこに#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#自由律俳句...
猫 抱き寄せて暖を とる生きものは無邪気な分だけ暖かい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#自由律俳句#猫#ねこ#白猫...
落としたコインを探すように手さぐりで愛情を 探す#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#自由律俳句...
空の青をこの胸で 見る大地の声をこの手のひらで 聞く#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#自由律俳句...
雨に 濡れても傘は ささない主義その雨が氷雨でも春雨でも台風の 豪雨でもあの大空からの沢山の雫は全部わたしの涙だから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...
自分もちゃんとこの世界に組み込まれていると感じられないから私は ひとりでいられないいつまで経ってもひとになれない風も木も街も 凍りついた冬だけの世界に窓を硬く閉じて眠るしかない悲しみの花ばかり咲かせて花を摘む 両手がかじかむ両手の冷たさに悲鳴をあげても世界は素通りして行った季節は巡る毎年毎年私を抜きに#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
「強いね」って言わないで強さの裏にたくさんの弱さを積み重ねて来たのだから根っから強い人なんていない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
膝を抱えてうずくまる行くところが ないひもじい心に吹きすさぶ北風を膝と一緒に抱えてうずくまるひもじい骨のきしむ音が聞こえる水道の蛇口からぽつん と滴る水の音が悲鳴のように聞こえるひもじい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
愛する者の いのちは亡骸になっても 愛おしい骨になっても 愛おしい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#いのち#猫#ねこ#白猫...
煙草の煙は いつも私に 「孤独」を伝える孤独だと 知りながら私は 煙草の煙をくゆらす煙草1本 燃え尽きるまでの孤独なのに私はすぐ2本目の煙草に火を点ける孤独が 際限なく続くのに私は 煙を吐き続ける祭壇に生けた ガーベラが花瓶の水を 吸い上げて首を もたげているまだ死んでいない と私は胸を 撫で下ろすガーベラの命は 短いビルを 覆うような雨雲が 空に広がるこの雨雲の中では私の 行方も煙の 行方もガー...
夜毎見る夢は悪夢それでも覚醒しているときの苦しみよりずっと楽この忌まわしき意識を粉々に叩き割って海に捨てたい意識はいつも着いて来るこのクリア過ぎる意識が邪魔してわたしは誰にも助けを求められない死という無限の闇が遠くに見えるずっと遠くに生という寒空に堪えながらわたしは無限の闇を待つ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#闇...
理性の鎖を断ち切って感情のまま欲求のままに生きてみたいそれは若木のように生き生きと伸びようとすることそれは冬の寒空のようにときに傷つくということそれは春の花々のように暖め合えるということ理性の鎖を断ち切ってわたしはわたしのままに生きてみたい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
いのちの火種を消さないで怒りでもいい悔いでもいいいのちの炎燃やしつづけてほたるの光窓の雪いのちの炎は冬を照らす悲しい色しか見えなくてもいのちの火種を消さないでほたるの光窓の雪人生の火燃え尽きるまでほたるが燃え尽きて逝くようにわたしも燃え尽きて逝け#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#いのち...
膝を抱えてうずくまる猫が 足りない猫を 吸いたい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#自由律俳句...
どこへ行ったかわたしの心時の長さに堪えられず遠くの海に捨てたのかそれともこの地に埋めたのかどこへ行ったかわたしの心悲しいだけの冬の冷気とこの重たいだけの心がもう入って来られぬようにわたしはひとり頑ななまでに窓を閉じる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
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わたしのごはんは叶わなかったあの頃の夢わたしのごはんはとうに過ぎ去った春夢を食べて春を食べて何とか生きながらえている何とかこの人生をつないでる春は空も 花も 木も生き生きと輝くわたしは失った夢を過ぎ去った春をかき集めるように狭い部屋の中に押し込んで毎日春を夢を食べながらようようながらえている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
かけがえのないかけがえのないかけがえのないお前の いのち小さな体に病をたくさん抱えてそれでもきらきら輝くいのち痛みもしんどさも受け容れて堪えているその いのちその輝きを絶やさぬようにわたしは守った雨の日も風の日も必死で守ったでもやがてお前はあの空に 旅立って行ったお前を見ているときのあの 溢れるような感情は 何だったのだろうあの感情を愛 と呼ぶのだろうきっとかけがえのないかけがえのないかけがえのな...
私の 物語をあなたは 知らなかったあなたの 物語を私は 知らなかったあなたの物語はきらきらと朝の陽射しのように輝いていたわたしもあなたの物語にエキストラでもいいから混じりたかった闇の中で ようやく見つけた 光なのにほんの些細な出来事でわたしはあなたの物語から削除 されたわたしは深い闇 という物語を結局 また書き換えられずに他人事のような春の景色を呆然と見つめてた#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自...
春は名のみの寒い日は熱い珈琲と 煙草で凌ぐときに 火を焚いて凌ぐでも 本当に温まるのは珈琲の湯気でも 火でもなく湯気の 向こうにひとの気配が生きものの気配があることひとの気配の ないこの家の何と 心寒いことか家の中のソファもベッドも何もかも死んだようにただ 置いてあるこの ひとの気配のない家でひとり煙草を吸う私はまるで地中で うごめく虫のように息を 潜めて死者たちと共に暮らしてる何の 気配も誰の ...
私の春は暦の上を 駆け抜けて行った切ないほど速く 遠くに飛んでった時計を 逆戻りさせることは出来ないのわかりきった 事実が改めてこの胸に 突き刺さるあの頃に あなたと出会っていたならばなんて思っても時の流れは いつも残酷で私には 何も残らなかった春の時代の 賜物の絶えない笑顔やあの人の熱い心や花を愛でる間もなく咲き終えた花の 花びらが私の頬を 静かに 叩きながらはらはら はらはら落ちてった私の春よ...
社会のルールだとかマナーだとかモラルだとか社会的規範だとかそんな色メガネで物事を見ていては 何も創造出来ないひとは 気づかぬうちに色メガネと言う フィルターを通して物事を見てしまうものだけど私は 出来るだけそんなものを 一切外して見てみたい感じてみたい触れてみたいあの空の本当の青をあの雲の本当の行き先をこの季節の本当の暖かさをこの わたしのそのままの姿を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム...
さびしさびしと寂し鳥が鳴いている寂し鳥は孤独な人が飼っているこんな暖かな春なのにさびしさびしさむいさむいと鳴いている鳴いている桜吹雪を夏が追いかけ散りゆく木の葉に雪が舞うそんな季節も無縁だと寂し鳥はさびしさびしと鳴きつづけるさびしさびしと寂し鳥が鳴いている鳴いている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
どれだけの道を 歩いて来ただろう幾つの山を 越えて来ただろう幾度 つまづいて来ただろう歩くことに 疲れて幾度 休んだことだろう終わらない 旅を続けるしか ないのなら誰も 知らない遠くへ行きたいどこへ 行こうか南の 国か北国か海辺の 町か天国か出来ることなら夕陽が 沈んで行くように私も 沈んで行きたいけれど終わらない 旅に終わりはない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
わたしは悲しいときひとりで歌う叫びのような悲しみの歌声はこの部屋から溢れて夏を追う風に乗ってゆける気がするから震えるような悲しみの歌声は春 咲き乱れる花たちに混じってゆける気がするから悲鳴のような悲しみの歌声は雲と一緒に流れてゆける気がするからそして悲しみの歌声のひとりの声音は誰かの耳に響いてわたしに気づいてくれる気がするからわたしは歌う悲しみの歌をわたしは歌う悲しみの歌を#ネガティブのままでいい#...
思い出すのは決まって怒って帰ったあなたの背中あの子のいのちが突然消えたあの夏の日 母の臨終地獄と化した最期の病室楽しい思い出もたくさんあったはずなのに悲しい思い出ばかりが残る古傷から血が滴る春爛漫のうららかな日に悲しい花ばかりを咲かせる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
夢や希望を見失い孤独の向こう側へと歩くわたしに幸はあるのか孤独の向こう側で誰かとつなぐ暖かな手をひたすら求めて歩きつづける幸はあるのかわからないでもわたしはひとりじゃない心底そう感じられたら春の陽射しを自分のものに出来るのだろうきっと#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
横になっていると布団を 通して自分の 心拍動の音がどく・・どく・・と 聞こえて来る私がどんなに 悲しんでも苦しんでも心臓だけは いつも規則的に正確に止まることなく 働き続ける私の そのときの感情に合わせて早まったり 遅くなったりしながらひたすら どく・・どく・・と 心拍動を繰り返す健気だどんなことがあっても体だけは いつも生きようとするんだねでもこの音はいつか 永遠に止まる誰の前にも平等に#ネガ...
わたしがどんな言葉を発してもその言葉はいつだって街の雑踏にかき消されるだけ誰の元にも届かない誰の心にも響かないだからわたしは自分だけの言葉を自分らしい言葉の糸をせっせと紡いで風に乗せる花に乗せる雲に乗せる花びらや入道雲や冬の大地に乗せるそしたら誰かの元にわたしのわたしだけの言葉が響くかも知れないから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
メディアはいつも愛だの恋だの希望だのそんなものを やたら美化して 煽るからみんなその気になるけれどそんな不確かで頼りないものはないただ愛なるもの幸せなるものという幻想の中で右往左往しているに過ぎないまるで金魚鉢の中で泳ぐ金魚みたいにこの幻想の世の中でいちばん確かなものがあるとすればただヒトとして生かされていると言うことかも知れないそれすら危ういけどね#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポ...
私は いつも孤独でひとりぼっちで寂しいでも本当は そんなこと どうでも良いことなんじゃないかとふと 思ったそんな物理的なことに 囚われていつも 自分の景色でしか 他人や周囲を 見ようとしないから孤独 なんじゃないかと物理的には ひとりでも他人に甘える 勇気と他人の 心の景色を 一緒に見ようとする 想像力のある人は孤独ではないよ きっと...
日頃泣かないあなたの瞳が朝陽に照らされて光るのを 見ました突然の雨みたいにあなたの瞳から幾つも零れる雫を見ましたいつもわたしという雨にそっと傘をさしけかてくれるあなたをわたしはずぶ濡れになってそっと抱きしめましたゆっくりと陽が沈んでゆくのを今わたしはひとりで見ていますでもなぜか あなたも今 どこかでこの同じ夕陽を見ている気がしますだからわたしは明日も生きられる気がします#ネガティブのままでいい#現代...
せっかくの朝の眩しい 陽射しを私の 鬱々としたため息が曇らせて行くまたかすみのかかったような一日を行き先も わからず歩いてる老いと 悔いが私の 頭に一層の かすみをかける若さと言う 幻想世界でただ夢想して老いと言う 現実世界でただ 都会の人波に流されるまま足だけ 勝手に歩いてる足だけ 勝手に歩いてる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
わたしのこの目は遠く遠くの海を見るあなたを探して海を見るわたしのこの手は春を読むあなたの肌の温もり探して春を読むわたしの耳は風を聞くあなたの声を聞き分ける微かな風の音を聞くわたしの心はあなたを探す春の未明にいつまでも#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
冬の吐息に惑わされ冷たい風に負けそうになるそんなときは星の気持ちになって感じてみる夜の気持ちになって考えてみるすると真冬の澄んだ空気も また心地良く夜空に 弧を描く北斗七星をも また美しいと思えるのだろう万物流転もう二度と行き過ぎた現在(いま)は戻って来ないその現在を私はこの手で 追いかける諸行無常の 響きが聞こえて来る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
遠く遠くの優しいあなたの姿が春の霞に邪魔されて見えない視界を遮られてあなたが見えないなのにあなたと傷つけ合った悲しい思い出は今でも鮮烈に蘇っては改めてこの胸に刺さる痛い痛いよ春の霞に穏やかだったあなたの姿をかき消され悲しい思い出ばかりがつい最近のことのように何度も何度も刺さるから春の霞の夜明けの空に見えないあなたを必死になって探してる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
わたし独りの世界ではわたし という一人称さえ いらなくて私の呼ぶ あなたはいつもとっくに過ぎ去った昨日の あなたやこの世からもう消えた向こうの あなた一人称の わたし さえいらない世界私しか いないのだからわたし という言葉すら必要ないわたし はいないどこにもいないそんな世界で私は 言葉を綴りわたし と自分を 呼んでいる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
春一番が とうに吹き過ぎて街は 春の気配なのに日陰のお部屋で火を焚いている孤独は 私に季節さえ 感じさせてくれないただ うわ言みたいにうつろうだけで夏も冬も同じようなものカップルを包む 陽だまり家族の食卓 湯気の窓子供たちの笑い声どれも 眩し過ぎて直視できない私が持っていないものたちもう どうあがいても手に入れることのできないものたちひとり寝に胸を押さえて天井に見る 地獄烙印みたいに一刻一刻痛みと...
胸の鼓動が得体の知れない不安を 呼び得体の知れない 不安が根拠のない恐怖を 呼び根拠のない 恐怖が激烈な緊張を 呼ぶ誰の前でも緊張どこに行っても緊張一人でいても緊張逃げ場がないから眠剤を煽って眠りに逃げる症状を連れて 生きるそう決めたはずなのにやっぱり とても苦しくて悲しみの涙さえ奪われて雪解けの春にも病の呪縛は解けなくていつ終わるとも知れないこのくだらない人生のエンドロールをいつも いつも夢見て...
コンビニの袋を ためて何になる?無意味なことの連続が所詮 私の日常ですさんだ魂はあの世とこの世を行きつ戻りつこんな魂いつまでも後生大事に ぶら下げて何になる?素朴な疑問もこの世ではまるで答えは 出なくって大事なものも守るべきものも私には ないけれど心の片隅に微かに燃える灯りだけはどうやらまだ消えてはいないだからこんなに苦しいのきっとこの灯りを吹き消してしまえばいいのに消してはいけないともう一人の私...
雨の日に安堵するのは街が 私と同じ色に染まるからグレーに染まる雨の日の 街が好きこの世 という 懲役の中でいつまで経っても 出所を許されない 私の心と同じ色懲役色に染まる 雨の日の 街が好き海も 空も 私の明日も 懲役色懲役色の 街が好き#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
毎日が 命日なんです毎日が 喪中なんです毎日が 喪主なんですだから遊びに行くことも旅行に出ることも一切 ないんです悲しくても喪主の私は悲しむ暇もない頭はパンパンに張り詰めています何もかも 失くしました恋も 夢も 大切な人もみんな線香のけむりがひとすじの光みたいに部屋の中をつたって行きます毎日喪に 服しています黒い服しか 着ていません毎日が 命日なんです毎日が 喪中なんです毎日が 喪主なんです#ネガ...
わたしは 涙幾つも幾つも零れては人々の悲しみを浄化するわたしは 涙わたしは 雨路面を叩きつけて降りしきるけれどすぐにあがって陽射しに溶けるわたしは 雨わたしは 水川の流れに逆らわず人々ののどを潤すわたしは 水わたしは 朝露大きな葉の上を転がって朝陽に暖められて光るわたしは 朝露涙になる雨になる水になる朝露になるそしてわたしはいなくなる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
白猫の私を見上げるあどけない表情がたまらなく 愛おしいこの子の存在が私を人間たらしめている春の宵が街を包む私を包む生きている限り苦しみは 途切れることがない一体何の試練なのかと叫びたくなるだけど季節を感じられるならまだ 大丈夫白猫を愛おしいと思えるならまだ 大丈夫苦しみの余り人の心を失うのが 怖くって恨みや憎しみだけに心を支配されてしまうのが怖くって何度も 白猫の頭を撫でて窓を開けて風の香りを感じ...
悲しみのその先には一体何があるのだろう私の頬に零れた涙を春の夜風がそっと拭って行く悲しんで憎しんで傷つけ合って血を流して絶望の淵で膝を丸めてうずくまっていても新たな誰かと手を繋ぐことを忘れずにいれば悲しみが深い分繋ぐその手は温かい悲しみも憎しみも他の誰かを思うことでやがては炎が燃え尽きるように静かに 消えて新たに愛情や喜びと言う名の感情として優しく火が灯るのだろうかいつか悲しみのその先に辿り着き何...
1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんの命はあと1ヶ月とお医者さんにいわれましたまだピンピンしていたおかあさんがあと1ヶ月でいなくなるわたしにはよくわかりませんでした1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんはもうすぐ死ぬ患者だから雑に扱われましたもうすぐ死ぬ患者だからだいじにして欲しいのに雑に扱われました1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にまし...
夜明けの空は赤紫色をして私には見えない希望を告げているらしいはらはらと舞い落つ桜の花びらは短いいのちを生きて 散りゆく天国も地獄もないあるのは有限なこの現実と無限に広がる永遠の虚無天に向かって誰のせいにすればいいのかわからないこの世の苦しみを叫ぶなぜ私は産まれて来たの?私は誰でもなく選ばれた者でもないのにと誰も知らない孤独な女の恨み節#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
長いこと生きていると全てに疲れて生きるのをやめたくなるもう疲れた悩むことに苦しむことに人はなぜこんなに長く生きなければならないの?もうこの体もすさんだ心もいらない全てを水に 流して雨になって誰かの涙になって川の水になって海に出たいたった一滴でいいあの大海のたった一滴になってこの忌まわしいわたし という存在をなかったことにしたい苦しみだけだったわたし という歴史に幕を 降ろしたいカーテンコールはあり...
青い空と 白い雲のその下の 下で孤独に つまづいて足を くじく不穏に ぶつかって青あざを 作る恐怖に 突き飛ばされて擦り傷を 作る痛くて寒くて悲しくて青い空と 白い雲のその下の 下でひとり遠くに見える空を 見上げて手を伸ばす青い空と 白い雲のその下の 下はいつの日も 苦難の景色が 広がっている青い空と 白い雲のその下の 下は いつの日も灰色の現実色とりどりの花も木も 草も灰色に映る灰色はわたし色越...
明日が来るまた 明日が日は 昇るまた 目に痛い日が世代は 替わる子は 育ちその子が また 子を産み育てなのに1分も 1年も私には 同じことやがて私は消費され消えて行くだけ道端の石ころみたいに土足の足に 踏まれてももう 叫ぶことさえできずに#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
あなたの背中に広がる海にわたしはいつも抱かれてたあなたの言葉の海はときにさざ波になりわたしの体はゆらゆら揺られあなたの言葉の海はときにわたしを深い青へ沈めあなたの言葉の海はときに荒波となりわたしは溺れに溺れそれでも海を持つ人はあなただけだからわたしはあなたの背中に広がる海にいつまでも抱かれていたかったのにある日あなたという海が消えた海を突然失ったわたしはまるで砂浜に打ち上げられた魚のように息もでき...
雨に打たれました突然の通り雨でしたあなたの目から涙が零れるのを見ました雨に洗われた光る街を見ました雨に打たれました私の服が冷たくなるのを感じました雨に身を任せるのが自分には 似合いな気がしました雨あがりの夕陽が街中を暖めてくれました私はあなたに生きる心をもらいました苦しくても生きる心をもらいました雨に濡れても生きて欲しいとあなたは私に言いました苦しみの向こう側にあるはずの大事なものを教わりました雨...
孤独の風にこの胸が 痛い終わらない冬にこの身が 痛い痛いのは生きているから苦しむのは生きているから楽になりたい楽になりたいとどんなに願っても楽はこの手に掴めない生きている限り苦しみ続けるのが私 だともうわかってる楽 は私にとって永遠の 憧れ決して手に入ることがないだから せめてうたかたの夢を見て苦しみの現実から逃避するうたかたの夢はすぐに消えると知っていながら悲しみの涙を封印しては酒に酔うみたいに...
心の隙間を一時の夢で埋めることを覚えてしまった隙間が埋まると楽になるいつもの苦痛が嘘のように楽になる口の中で一瞬で消える生クリームみたいに甘い甘い甘い夢一時の夢はすぐに冷めてまた心の隙間が大きくなって苦しみが戻って来るのを知りながら一時の夢で心の隙間を埋めるああ 楽だ気持ちが良いなんて なんて甘いんだ?一時の夢は麻薬のように私の心の隙間に巣食う麻薬は自分の意志ではやめられない一時の夢をずっと見てい...
あの頃に戻りたくて束の間の夢が見たくて過去行きの電車に乗った車内は混雑している皆 それぞれの過去に戻りたいのだろう 胸を躍らせてあの頃にみんなが待っていてくれた友達恋人仲間たち桜の花が舞うまでの僅かな時やがては散りゆく束の間の夢帰りは現在行きの電車に乗っていつもの日常に戻らなくてはならない戻りたくなくて夢を見ていたくて現在行きの電車の中わたしは泣いた人は歴史を重ねれば重ねるほど過去行きの電車に乗り...
雨よ雨どうか 私のケガレをキレイに 洗い流しておくれ雨は 夏の到来を私にそっと囁いて降っているケガレの私にも雨は風は 優しいハレの舞台で 輝く人ケの日常で 働く人私は ケガレて息を潜めて 闇に棲むケガレているからこんなにも苦しいケガレているからこんなにも悲しい私は ケガレている雨よ雨どうか どうか私のケガレをキレイに 洗い流しておくれせめて ケの日常でくつろげるように白猫一匹 引き連れて私は彼女に...