不安で不穏な心を抱えて 風と光の隙間を彷徨う いつまで経っても冷え切ったままの この心にも確かに愛は有るのに 足りないものばかりで 独り歩くことに慣れすぎて 求める誰かには高望みばかり 幻滅する前の幻滅は 全部確実に自分に返ってくる 何度目の失敗を重ねても また何度目かの失...
不安で不穏な心を抱えて 風と光の隙間を彷徨う いつまで経っても冷え切ったままの この心にも確かに愛は有るのに 足りないものばかりで 独り歩くことに慣れすぎて 求める誰かには高望みばかり 幻滅する前の幻滅は 全部確実に自分に返ってくる 何度目の失敗を重ねても また何度目かの失...
今日はごめんね 泣いてしまってごめんね それでも好きでごめんね ごめんねばかりで 本当にごめんね
信じなくてもいいの 信じてもらえるだけの 説得性のある言葉を 私は持ってないから どんなに力説しても 軽く思われてしまうのは 私という人間性の問題だと 悲しいけれど承知している それでも言うわ だから聞いて 信じなくてもいいの 言わせてほしい 誰よりも大切で 誰よりも愛しい...
中途半端に愛されたから 中途半端な思い出しかない 憎しみも中途半端で 何故か恋しさだけが異常に溢れる 辻褄の合わない話ばかりで 今でも苛立たせるのには十分で なのに 恋しさだけは異常に溢れる 止め方は知らないから 今夜も途方に暮れたまま 中途半端な思い出抱えて ゆっくりと沈...
騒音の向こう側 人の流れに逆行して 怖いくらい真っ暗な公園 ここが安らぎの指定場所 輝き出す星たちの声が聴こえるようで いつものように見上げる夜空 もう誰もいないから 泣いてもいいよ
急に寒いね 手が冷たいよ 手袋はないから だから手を繋ごう 始めは互いの冷たさが伝わり合う 次第に心の温かさが指先にまで ついでに愛が滲み出てきて それだけで最幸 しばらく手袋はいらないね 君がいればそれでいい
夢の中でも片想い 目覚めた時の絶望 突きつけられた現実 まるでこの世の終わり 秋色の街が急にモノクロ 涙だけは綺麗なままで
嘘でいい それで笑えるならば その場限りの嘘でいい 幸せなんて望んじゃいない ただ笑っていたいだけ 素顔なんて知らない者同士 闇夜に紛れて綺麗に見せて どうせ夜明け前に解ける魔法 その後の行き先は地獄でも 今だけ 嘘でいいから 笑わせて
耳が憶えているの 忘れたいのに 忘れさせてはくれない 恋の傷が疼くの 切なさが破裂して 触れられたくない所を 痛みがより深く抉る もう平気と思っても それは気の所為 気付けばまた 貴方を捜してしまうの 何度も重ねたキスよりも 耳が憶えているの 貴方の言葉 囁き 寝息までも
許したくない それほどのことじゃないけど なんとなく もう許したくない 小さな過ち 一度や二度なら なんとも思わず過ごせたけれど もう許したくない 許せないんじゃない 許したくないんだ
昨日の悲しみは空に投げた その悲しみがまた降り注ぐ 終わりの見えない繰り返し 自業自得な君と僕の毎日は いつまで続いていくのかな そうして、また今日も 悲しみを丸めて空に投げる その悲しみが明日降り注ぐ
生きてんならいいよ 不機嫌でもなんでも どうせ荒れてんだろ そういうところだよ もう関係ないけどさ 死にたい死にたいと 喚いて泣き狂っては 生きたい生きたいと しがみつく無様さが もう大嫌いなんだよ 無理なのは承知だよ だけどこっちも無理 離れた意味を考えろ 生きてんならい...
人に傷つけられて 人に癒やされる 結局は すべて人から始まる この世の喜びも あるいは哀しみも 断絶しきれない この私も人だから
君の溜息が聴こえてくるようだよ 明日は雨だってさ ひとり過ごすには丁度いい 君が何をしていても もう僕には関係ないけど 気になっているのも事実で その事実は僕を苛立たせる だから明日の雨は丁度いい 誰にも会わずいられるよ 君は溜息ついているんだろうね
「本当」を聞きたいのに 曖昧にされたまま それ以上踏み込めない 「本当」を知りたいのに 曖昧にしたまま 怖くて拒んでいる あなたの「本当」も 私の「本当」も 確実にあるのに 互いに触れようとはしない 切なさの原因は きっとそこにあるけれど 触れたら壊れそうな脆さも あなたと...
泣きながら眠りについたら 夢の中でも泣きじゃくって 夢から覚めてまた泣いた でも きっと 悪夢じゃない 夢の中にあなたがいたから だから きっと 悪夢じゃない わずかに希望が見えた気がした
最後に二人で食べたのは いつだったかさえ もう憶えていない いつだったかは 憶えていないのに 楽しかった笑顔の二人が 胸に溢れてきちゃって 泣きそうになるの サクサクと ホクホクと 熱々な思い出に ポロポロと 涙がこぼれてきちゃう 大好きだったのは君のほう もう二人で食べる...
今にも泣き出しそうな空 なんとかなだめながら家路を急ぐ 待っているのは冷えた空間だけ だから お願い 泣かないで 私だって我慢してるんだから
人生を左右するかもしれない選択を この一瞬で決めなきゃならないって どんな試練なのでしょう ふたり向かい合って 手を取り合って 幾度となく話し合って来たけれど あの時の選択を後悔して 罵り合って いつの間にか溜息ばかりの日々 輝く未来を約束していたのに 青鈍色の絶望が広がる...
あなたの秘密を知りたい 私の秘密は秘密のままで ずるい私の名前は女 でもきっと あなたも同じこと思ってるでしょ あなたはあなたの秘密を抱えて その手で私を抱くのでしょ 知って得する秘密なんてないのに またこうして 秘密の逢瀬を重ねていくの
私の籠は小さいけれど この籠にはいっぱいの 愛しいものが詰まっているの そちらの籠は大きいわね だけど何にも入ってないのね なんだか寂しくて勿体ないわ 飾ってるだけなら私に頂戴 その籠いっぱいに 愛しいものを詰めるから そしたらあなたにも分けてあげるわ どれでも好きなものを...
笑おうとしたの ぐちゃぐちゃに泣いているのに それでも無理して 笑おうとしたの 笑えば幸せになるって 誰かの言葉 憶えていたから ぐちゃぐちゃに泣きながら 笑おうとして 余計に泣いてしまったの
つづけるには気力が必要で やめるには勇気が必要 覚悟はそのどちらにも必要で だから私はつづけていく 勇気なんか持ち合わせてない ただの意気地なし つづける気力と覚悟だけは なんとか繋ぎ合わせて 細々と粛々とつづけていく それも才能と言っていいだろ
僕が書いた手紙は どこにいったの 君を想って書いた手紙は 今どこにあるの すごく熱心に書いたのに 何を書いたか覚えてないや すごく気持ちを込めたのに その気持ごとどこかへ消えた ほんの一瞬思い出して ちょっと気になっただけのこと 探すことさえしなくなったよ もうどうだってい...
この涙の粒を ダイヤモンドカットしたら どんなに綺麗なことでしょう ネックレスにして いつも胸元に飾れたら どんなに綺麗なことでしょう だけど ただ 流れていくだけ とめどなく ただ 流れていくだけ それを止める術は知らない 溢れる涙は なんにも綺麗じゃなくて ますます悲し...
君が変わったのか 僕が変わったのか 同じ季節 同じ景色 なのに感じ方が変わった 変わらないところもあって そこに妙に温かさを感じて だけど全てをやり直したくなる衝動 ごめん また君だけを責めてしまいそうだよ 君だけが悪いんじゃない 僕が君を変えたのかもしれないね 君の好きな...
美化され続けていく想い出が 不自然に重く伸し掛かる いつもと同じ時刻なのに 呆気なく夜になるから 何度も繰り返してきたのに 全く慣れないままに 淋しさにも恋しさにも 拍車がかかって止まらない それは決まってこの季節
集めたものは 実は 欲しいものじゃなく 欲しいものは 決して 手に入らないもの だから また欲しくもないもの 気付けば 増えていってしまう
相手が都合よく風邪をひくようになったら その人との付き合い方を見直し考えなさい 気を引くために簡単に嘘をつくようになったら 潔く別れなさい もっと教えておきたいことはあるけれど 風邪をひいたみたいだからもう帰るわね きっともう会うことはないはずだから どうぞお元気で
思っていたより悲しくて そのとき見上げた空は 思っていたより綺麗で それまでの悲しみが より悲しくなってしまったの 誰のせいでもない もちろん空のせいでもない でも 悲しくなってしまったこの心の なぐさめ方がわからない 金木犀の香りさえ 悲しみを助長しているかのようで
今日も荒れている 荒れていることを承知で 自ら入り込んで そして嘆く もしくは病む 電子の海 無限に広がっているようで 実は浅く 溺れ死ぬことはないのに 自ら溺れていく 瀕死になっても決して止めない 自ら入り込んで 助けてくれと懇願する その姿はモンスター 哀れみを通り越し...
素直になれないから 月を見上げて泣くの 綺麗と思って泣くの あの時の言葉を思い出して どうしてって思うばかり あの時素直な私だったら この月も違って見えたのかな 月が綺麗 ただそれだけで 私は泣いている
忘れるとか 忘れたとか そんな話じゃない そもそも知らない 私は知らない きっとあなたも 何にも知らない だからいいの 忘れていいの 思い出せなくていいの 何もなかった それだけのこと
狡い甘さなど とっくに見透かしている 誤魔化したつもりでも 誤魔化しきれるものじゃない 気をつけているつもりでも 目線の先 口元の端 肩の向きに滲んでくる だから無駄よ そんなんで騙されるわけがない 騙されないけれど 同情しているわ 憐れんでいるわ 狡い甘さなど とっくに見...
悲しみは相変わらずで 騙し騙しやり過ごしてる それはある意味努力で そんな努力を台無しにする この夜 泣くしかない
誰も知らないあなたの良さを 私だけが知っている 愛想のないあなたが甘える姿を 私だけが知っている 見えないところのホクロも 濡れた髪の素顔も 脱力の寝顔も 私だけが知っている そして愛されている この上ない幸福と最高の快感 他の人には譲らない
想い出の匂いがする 微かに 鼻腔をくすぐる 脳内の扉が開く 涙腺までもう少し そんなに時間はかからない だから待って
思っていたより深く蒼く 持て余す感情は静かに揺れて 昨日の三日月に預けた溜息が ゆっくりとじんわりと降り注ぐ そんな今日の天気は雨 更に深く青く静かに揺れる
水面の虹色がキラキラと 私の琴線を爪弾くの だから哭くの もう堪えられないから 素直になるだけ だから哭くの 人目など気にならない 誰もが通り過ぎるだけ だから哭くの いつもの景色なのに 今夜はどうしてなの 水面の虹色がキラキラと 私の琴線を爪弾くの だから哭くの 今夜だけ...
私があなたを忘れる頃には 何もなかったかのように 穏やかに微笑んで 午後のひだまりの中で 本を読んで過ごすの その頃になって あなたが私の思いに気づいて 自分の仕打ちを後悔して 懺悔して泣いてくれたら 心の底から愉快だわ そうなることを ひたすら願っている 優しさなんていら...
あなたという人を知って強さを知る あなたという人を知って賢さを知る その中には 人知れず涙を堪えた日もあって 絶望した日々もあったことを 知った上で あなたの底知れぬ優しさを知る その全てが憧れに繋がっていく
さっきの言葉は取り消すわ だけど あれが本心よ 一旦取り消すけれど 覚えておいて あれが本心よ
何のために生きてるの 泣きながらあなたは尋ねた きちんと説明してあげられなくてごめん 何のために生まれてきたの 喚きながらあなたは更に尋ねる さっきの質問にも答えてないのに 更に僕は困惑する 死ぬために生きてると思うんだ 生き方がどうであれ必ず死は訪れる 生まれてきた意味な...
今年ままだ見ていない 季節が早いのか遅いのか分からない それでも不思議と その季節になると追うように探す 思い出はいつも赤くて そのままの色に染まって飛ぶ 夕刻になればより一層と 懐かしさと切なさも極まって 戻れない日々をただ恋しく想う 幼い頃は高かった塀が 同じ場所同じ塀...
君が見た夢の ストーリーには興味がないんだ どうせいつもの夢だろ 悪夢だって言うんだろ 僕が見ている君は 君の悪夢以上に悪夢だよ なぜいつもそうなんだい それで誰が幸せなんだい どうにかしてって言うんなら まず君がどうにかしてくれよ うんざりなんだ 悪夢以上に悪夢だよ
足取りは重い もう家に帰るだけなのに もう家に帰るだけだからか 帰っても何も無い ただ寂しさが広がっているだけ だったらこの雑踏に紛れて 心を誤魔化し 寂しさ紛らわせられるような 歪んだ錯覚にまかせていたい なのに風が冷たい 心の底まで冷えていく感じ だから秋は嫌い
私が留めておきたかったもの 私以外の誰かには無意味なもの そんなもの だけど とっても綺麗だったの 紫紺色の遠い空 あの人にも見せたくなって それは叶わなくって だから ちょっと泣いた 紫紺色の遠い空
僕にだけ見える花の精が 君にとてもよく似ているんだ 触れたくなるけど 決して触れてはいけない 捕らえたいけれど きっと消えてしまう だから 今日もそっと覗くように 愛でて満足しているんだ 僕にだけ見える花の精は 君にとてもよく似ているんだ
雨の音に癒やされている 雨の音に抱かれながら 雨の音に泣かされている それは優しく それは切なく 雨の音に救われている 雨の音に抱かれながら 雨の音に泣かされている
重ねた色 哀しく濁っていく 流れる涙と混じり合って それは嘘? それとも核心? 正解など何処にもないけど それでも探す 迷いながら 間違えながら たった一色 そこにある真実 そこにだけある気がして
泣きたくなるような雨だから 心のままに泣きましょう 誰にも責められることなく 誰を責めることもなく 泣きたくなるような夜だから 心のままに泣きましょう
空の色にも雲の形にも 吹き抜ける風にも 新しい季節を感じる あなたを思い出すのはこんな時で 季節は巡っていくのに 私は立ち止まったままで それが妙に哀しいの あなたを忘れることも出来なくて この深い夜を またどうやって過ごすのか それが私の大きな課題 あなたを思いながら考えていく
また夢を見て また泣いて また恋しくて また泣いて 昨日の風の中で また泣いて 今日の空を見て また泣いて 明日の希望がなくて また泣いて 泣いて 泣いて 泣いても 涙は枯れない
私はここで泣いているから あなたは先に行ってて そのまま消えてしまっていいから 私はここで泣いていたいから あなたは先に行ってて そのまま会えなくなってもいいから 寧ろ それを願っているから あなたは先に行ってて 私をここで泣かせていてよ
思い出したら泣いちゃうような そんな口づけをしてください 嬉しくて 切なくて 懐かしくて 哀しくて 愛しくて 心震えるような そんな口づけをしてください 時々思い出して そのたびに泣いちゃって そんなことを繰り返して 過ごしていくから あなたの消えた生活を なんとか生きてい...
限界なんて知っている それをとっくに超えていることも 分かっている 分かった上で出来ることがあって そこでしか見れないものがある 人はそれを奇跡と呼ぶかもしれないし 成功だと称えるかもしれない だけど当の本人は奇跡だとも 成功だとも思っていない 当たり前の日常の一部分 極普...
偽善者が偽善者に語る美談は 最早美談と言うよりは ただの雑談でしかなく 語る方も聞かされる方も 苦痛を伴っているのに そこは偽善者が偽善者たる所以で なんとも有難いお話ですこと なんとも素敵なお話ですことと 中身のない会話を繰り広げる それこそが平和で幸福な世界 故に退屈で...
冷たいままでいい 冷たいままでいい あなたの態度も 私の体温も 冷たいままでいい 冷たいままでいい どうせそのうち どうでもよくなる 冷たいままでいい 冷たいままでいい 後腐れなく 消えていくだけだから
何も聞こえない雑踏の中 きっと雑音で賑わっている 私には何も聞こえない 恋しいあなたの声だけは どんな時も聞き分けられる それ以外は必要ないから 何も聞こえない雑踏の中 泣けるほど静かな街に私ひとり
サンダルのまま出てきたわ それをとても後悔している 夜風は秋 突然の秋 追いかけてくる人はいなくて かかってくるはずの電話もない 行く場所なんてないのに サンダルのまま出てきたわ それをとても後悔している
もう分かった もう分かったから 離して これ以上は時間の無駄だから ありきたりな言葉を言うわ 「お互いのため」と いつか思い出話で笑える日が来たら きっとその時に また言えるわ 「愛していた」と
すべてが消えた時に すべてが終わって 溜息だけを置いてきた 涙は出なかった 淋しくはあったけど 涙は出なかった これから歩く ゆっくり歩く 前だけ向いて 自分のために ゆっくり歩く 後ろは見ない
もう やめようって思ってる 何度も そう思ってる だけど また繰り返す これは やっぱり病気なのかな あなたを 気にしちゃう病 好き過ぎて おかしくなっちゃう病 これを 可愛いとは言えない だから もう やめようって思ってる 何度も そう思ってる だけど また繰り返しちゃう...
君はいつも切なくさせるね それでいて優しいね 君と僕の間の 特別な空間は 君と僕だけの 特別な愛だ 近付くほどに傷つけ合って それでいて優しいね 君と僕の間 特別な愛だ 離れないよ 離さないよ 他の誰にも 邪魔はさせない
善いことも 悪いことも 同じくらいに あるんだってさ そんなら 善いこと そろそろあっても いいんじゃないかな もう悪いことは なくてもいいと 思うんだけどな 善いことも 悪いことも あるんだけど 圧倒的に 悪いことのほうが 多くて困っちゃいます
痛みから生まれた痛みは とても厄介で 傷の上に傷が広がり もう手の施しようがない それでもなんとか手を当てる ただそれしか出来ないから その痛みを知るように その傷を塞ぐように 自ら血塗られてゆく 何をしても手遅れで 痛みが消えることはないし 傷はきっと残ってしまう それで...
あなたの幸せを祈ってる そう言った私の言葉は嘘じゃないはずなのに あなたが幸せになったら嫌なの 私以外の人と 幸せになったら嫌なの それが本音で 嘘じゃないのに 嘘を言ってたのが すごく嫌い こんな女じゃ無理よね あなたと幸せになるなんて 所詮無理な話だった
痛みを知っていると言うのなら どうして人の痛みが分からないの 傷ついてきたのなら どうして守ろうとはしないの あなたの言葉には 同情も共感も感じられないから さよならは言わないけれど きっともう会うことはないのでしょう あなたの痛みも傷も 私には癒やすことが出来なかったの
多分それより優しくて 多分それよりは辛い 根拠はない ただの感覚 だが 多分それも正しい
隣を歩く君の爪先を見ていた 見惚れていた 僕と同じ歩幅速度で歩いているのに 君はまるでダンス 軽やかにステップ その先には 明るい未来しかないかのようで その爪先を見ているだけで とても明るく楽しい気分になる 隣を歩く君の爪先を見ている 見惚れている
目の奥でもなく 空の向こうでもなく 風の吹く方でもなく 街角の人混みの中でもなく どこなの ちくちくするところ 堪えきれない涙が いつの間にか溢れてしまう 痛みなんてとっくに忘れたはずなのに どこなの ちくちくするところ
悪気はなかったとか 悪気はないんだよとか 何の言い訳にもならない 私の傷ついた心は取り消せないのに 平気でなかったことにしようとする その言動が最早悪意 きっと何度も繰り返してきて きっとこれからも繰り返していくんでしょう 悪気はないから 悪びれる様子もない その言動が最早...
君が呼んでいる 嫌だと嘆きながら 泣きながら呼んでいる 辛いと嘆きながら 叫ぶように呼んでいる 絶望を 更に苦悩を 救いきれない悲哀を 君が自ら呼んでいる 嫌だと嘆きながら 泣きながら呼んでいる 辛いと嘆きながら 喚きながら呼んでいる 僕を遠ざけて 君が引き寄せるものは 君...
ゆっくりでいい 急ぐ必要はない そう思いながら 急かされ 急かして なのに随分回り道して 急ぐことに慣れて それが普通であるかのように 落としたものにも 失くしたものにも 気付くことなく 落としても 失くしても 平気になっていった 大切だと言いながら 大切にしていなかった ...
猫の目 今日の天気 君と同じ キュートに気まぐれ 惑わす 読めない だから惹かれる 振り回されて 追いかけられて 思うツボ それはどちらの? 期待はしない それでも訊くよ 一応ね 訊いてみるさ 明日はどうなの? 僕は暇だよ 相変わらずね 君に夢中さ
優しくされたことがないから 優しくするって分からない 意地悪されたから 私も意地悪なんだろうと思う ヒステリックに叩かれたから ヒステリックに叩いてしまう 泣いても無視されたから 無感情になったし それなのに 求めてしまう 欲しがってしまう 未だに 夢見てしまう 願ってしま...
空にぽっかり空いた巨大な穴に 堕ちていく感覚 不思議な感覚 上るんじゃなくて 浮かぶんでもなくて 空に堕ちていく感覚 誰にも分かってもらえない だから誰にも話さない なのに 君は 言ったんだ ねぇ あの空 穴が空いてるね 見てたら 堕ちてくみたいだね 僕は嬉しくて 不覚にも...
あなたを もっと知りたいと思った時から 私の 恋が始まったのだとしたら 確実に憶えている あの晴れた日のこと あなたも 私も 無意識に 互いを大切だと思った日々は ただ楽しくて 私が夢中になるに従って あなたの背中が遠くなり それが悲しみの涙になったことも 確実に憶えている...
また 君を思い出した夕暮れ 明日は晴れるのか それとも雨か ぼんやり思う それよりも 君はどうしているのか この空の向こう 君は何を思うんだろう
風に揺れた赤に ふと思い出した夏が 懐かしくて泣きそうになった 涙を悟られないように 空を見上げて 目に入ったのは空じゃなく 無数の窓 その窓の中に広がるドラマが 優しくあるように 思い出した時 温かくなるように そっと祈る
もうすぐ枯れそう それを見てるだけ 水をあげても きっともう手遅れ もうすぐ枯れそう それを見てるだけ 最後の最期まで ちゃんと側にいる それしかできない 出来ることならば 次の花を見たかった
あなたの優しさに甘えて 意地悪をしたくなるのは ただただ 私が醜い女だから 分かっているから厄介で 分かっているのに止められない そう病気 この病を治してくれるのも 優しいあなただけ だからまた甘えて ただただ 余計に醜い女に堕ちる 嫌い嫌いも好きのうち ねぇだから見放さな...
そんなことぐらいで折れるなら 折れてしまえばいい 折って抜いて なくしてしまえばいい 何の役にも立たないくせに 頑丈さが売りなんて 笑わせないで 邪魔になるからどこかへ行って 目障りだからどこかへ消えて 自分が思うほど 必要とされてないことを 転がりながら知りなさい 自力で...
雨でも晴れでも変わらない 嵐になっても変わらない 逢いたい気持ちは変わらない いつでもどんな時でも あなたに逢いたい 眠りにつくその瞬間も 夢の中でも あなたに逢いたい
哀しいことに 覚えてないのよ たぶん 好きだった はずなのに、 その時の 情熱は たぶん 本当だった はずなのに、 覚えてないなら 何もなかったに等しい その事実は まぎれもなく 忘れることは 悪いことじゃないって わかってる わかってるけど 好きだった と過去形でも 覚え...
君だけは いつも優しかった 無条件で いつも味方してくれた 君に会えばホッとしたし いつも受け入れてくれたね ささくれ立った心の痛みも ふたり分癒せたんだ 君がいれば 優しい夜だった 無条件で 優しい夜になった 会いたい 無性に会いたい どうしたって会えないのに どうしても...
裏切られすぎて 信じることをやめた 期待することもやめた 君の言ってた通り 最初から信じなければ 裏切られたと傷つくこともない 過剰な期待は自分をも追い詰める その通り 君の言ってた通り 結局のところ僕の負け 何の証明もできないまま 君の絶望を肯定したにすぎない ちょっとだ...
どちらでもいい どちらにも意味はないから どちらでもいい どちらでも変わりはないから どちらかじゃなく あなたじゃなきゃ駄目だったのに あなた以外は嫌だったのに あなただけがいなくなった だから どちらでもいい あなたのいない哀しみだけに酔う
泣いた 泣いた 泣いた 不安に壊れそうで 泣いた 泣いた 泣いた 別れに怯えて 泣いた 泣いた 泣いた 恋しさに震えて 泣いた 泣いた 泣いた 泣いた数だけ 強くなれるなんて 嘘 泣いても 泣いても 泣いても 涙は枯れない
いつかいつかと 先延ばしにしている いつかなら今でもいいのに そのことから逃げている 逃げることだけ上手になって それと同時に自分を嫌いになる どうせ嫌いなんだから 消えればいいのにね 戯言だけが増えるだけで 所詮無理なんだよね 可哀想な自分に酔いながら 渦の中心を選んでい...
思いつくままに 思いのままに 風に乗って 風に飛んで 未来さえも飛び越えて 翼のように 柳のように しなやかに ゆるやかに 愛という名の自由を目指す 何処にもなくても きっと何処にもないけれど
吐き出せない哀しみは膨らむ一方で 破裂することは許されず ただただ哀しみと それに追随して不満を増すだけで それは黄昏に一気に加速する 暴走していく感情を 更に押し込めて 平然を装うつもりもないけど 結局汚れたガラスに映り込む顔は 他人から見たら平然以外の何者でもない 知ら...
何も無いの 私 何も無いの だから 「何も無い」だけを持って 勝負するわ 何も無いけど 負ける気がしない 張りぼてな奴らに 中身のない奴らに 負ける気がしない もしも 負けるとするならば きっと 自分で他人と比べた時 最初から 勝ち確定の勝負だから 恐れずいこう 自分の価値...
捨てきれない思いを 陽炎に集めて 消し去ることが出来るのなら 迷わずそうするのに そして 消える瞬間に 綺麗ねと思えたら 悲しい涙も報われる気がして 追いかけても追いつかない陽炎 忘れられない愛に似ている
君が喜ぶ言葉も 君が悲しむ言葉も 君が怒る言葉も 君が戸惑う言葉も 全部把握しているよ だから 当然わざとだよ 僕の機嫌ひとつで 君を喜ばせることも 悲しませることも 怒らせることも 戸惑わせることも 当然泣かせることも 序の口なんだよ 全部わざとだよ 僕の機嫌ひとつで 君...
来ないことは分かっているのに 何故に今夜も待ってしまうの 他にすることもないのよ 来ないあなたを待つ他に 思い出なんかいらないと 何も持たずに来てしまったから 慰めの思い出も何もないわ ただ待つの ただ待つだけなの 今夜も 明日も あなただけを ただ待つの
余計なことは言わないで とても悲しくなるから これ以上不安にさせないで あなたを嫌いになりそうだから 足りないところを補い合って 助け合って 寄り添い合って そんなささやかな幸せでいいのに それ以上は望まないのに やっと縫い合わせた幸せも 簡単にほつれていく 一瞬で離れてい...
南の空を支配するのは 無敵の三日月 美しく冷たく輝くのは 無敵の三日月 憧れも諦めも抱えて 溜息も祈りも織り交ぜて 私を虜にするのは 無敵の三日月
私に出来ることは もう何も無いから 後は成り行きに任せよう 放り投げ出すのではなく 見守るだけが 最善のこともあるから おまじないの言葉唱えて 大丈夫大丈夫 後は神様に委ねましょう 善いも悪いもこの世の全て おまじないの言葉信じて 大丈夫大丈夫 私に出来ることは...
わかるわけないじゃん 無理よ わかってほしいなんて あなた 自分で自分のことも ちゃんとわかってないくせに おこがましいにもほどがあるわ わかるわけないじゃん 無理よ わかってほしいなら ちゃんと わかるように話してよ そんでね こっちのこともわかってよ まずは その攻撃性...
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不安で不穏な心を抱えて 風と光の隙間を彷徨う いつまで経っても冷え切ったままの この心にも確かに愛は有るのに 足りないものばかりで 独り歩くことに慣れすぎて 求める誰かには高望みばかり 幻滅する前の幻滅は 全部確実に自分に返ってくる 何度目の失敗を重ねても また何度目かの失...
今日はごめんね 泣いてしまってごめんね それでも好きでごめんね ごめんねばかりで 本当にごめんね
信じなくてもいいの 信じてもらえるだけの 説得性のある言葉を 私は持ってないから どんなに力説しても 軽く思われてしまうのは 私という人間性の問題だと 悲しいけれど承知している それでも言うわ だから聞いて 信じなくてもいいの 言わせてほしい 誰よりも大切で 誰よりも愛しい...
中途半端に愛されたから 中途半端な思い出しかない 憎しみも中途半端で 何故か恋しさだけが異常に溢れる 辻褄の合わない話ばかりで 今でも苛立たせるのには十分で なのに 恋しさだけは異常に溢れる 止め方は知らないから 今夜も途方に暮れたまま 中途半端な思い出抱えて ゆっくりと沈...
騒音の向こう側 人の流れに逆行して 怖いくらい真っ暗な公園 ここが安らぎの指定場所 輝き出す星たちの声が聴こえるようで いつものように見上げる夜空 もう誰もいないから 泣いてもいいよ
急に寒いね 手が冷たいよ 手袋はないから だから手を繋ごう 始めは互いの冷たさが伝わり合う 次第に心の温かさが指先にまで ついでに愛が滲み出てきて それだけで最幸 しばらく手袋はいらないね 君がいればそれでいい
夢の中でも片想い 目覚めた時の絶望 突きつけられた現実 まるでこの世の終わり 秋色の街が急にモノクロ 涙だけは綺麗なままで
嘘でいい それで笑えるならば その場限りの嘘でいい 幸せなんて望んじゃいない ただ笑っていたいだけ 素顔なんて知らない者同士 闇夜に紛れて綺麗に見せて どうせ夜明け前に解ける魔法 その後の行き先は地獄でも 今だけ 嘘でいいから 笑わせて
耳が憶えているの 忘れたいのに 忘れさせてはくれない 恋の傷が疼くの 切なさが破裂して 触れられたくない所を 痛みがより深く抉る もう平気と思っても それは気の所為 気付けばまた 貴方を捜してしまうの 何度も重ねたキスよりも 耳が憶えているの 貴方の言葉 囁き 寝息までも
許したくない それほどのことじゃないけど なんとなく もう許したくない 小さな過ち 一度や二度なら なんとも思わず過ごせたけれど もう許したくない 許せないんじゃない 許したくないんだ
昨日の悲しみは空に投げた その悲しみがまた降り注ぐ 終わりの見えない繰り返し 自業自得な君と僕の毎日は いつまで続いていくのかな そうして、また今日も 悲しみを丸めて空に投げる その悲しみが明日降り注ぐ
生きてんならいいよ 不機嫌でもなんでも どうせ荒れてんだろ そういうところだよ もう関係ないけどさ 死にたい死にたいと 喚いて泣き狂っては 生きたい生きたいと しがみつく無様さが もう大嫌いなんだよ 無理なのは承知だよ だけどこっちも無理 離れた意味を考えろ 生きてんならい...
人に傷つけられて 人に癒やされる 結局は すべて人から始まる この世の喜びも あるいは哀しみも 断絶しきれない この私も人だから
君の溜息が聴こえてくるようだよ 明日は雨だってさ ひとり過ごすには丁度いい 君が何をしていても もう僕には関係ないけど 気になっているのも事実で その事実は僕を苛立たせる だから明日の雨は丁度いい 誰にも会わずいられるよ 君は溜息ついているんだろうね
「本当」を聞きたいのに 曖昧にされたまま それ以上踏み込めない 「本当」を知りたいのに 曖昧にしたまま 怖くて拒んでいる あなたの「本当」も 私の「本当」も 確実にあるのに 互いに触れようとはしない 切なさの原因は きっとそこにあるけれど 触れたら壊れそうな脆さも あなたと...
泣きながら眠りについたら 夢の中でも泣きじゃくって 夢から覚めてまた泣いた でも きっと 悪夢じゃない 夢の中にあなたがいたから だから きっと 悪夢じゃない わずかに希望が見えた気がした
最後に二人で食べたのは いつだったかさえ もう憶えていない いつだったかは 憶えていないのに 楽しかった笑顔の二人が 胸に溢れてきちゃって 泣きそうになるの サクサクと ホクホクと 熱々な思い出に ポロポロと 涙がこぼれてきちゃう 大好きだったのは君のほう もう二人で食べる...
今にも泣き出しそうな空 なんとかなだめながら家路を急ぐ 待っているのは冷えた空間だけ だから お願い 泣かないで 私だって我慢してるんだから
人生を左右するかもしれない選択を この一瞬で決めなきゃならないって どんな試練なのでしょう ふたり向かい合って 手を取り合って 幾度となく話し合って来たけれど あの時の選択を後悔して 罵り合って いつの間にか溜息ばかりの日々 輝く未来を約束していたのに 青鈍色の絶望が広がる...
あなたの秘密を知りたい 私の秘密は秘密のままで ずるい私の名前は女 でもきっと あなたも同じこと思ってるでしょ あなたはあなたの秘密を抱えて その手で私を抱くのでしょ 知って得する秘密なんてないのに またこうして 秘密の逢瀬を重ねていくの
いつまでも夢見てる 浅く淡い夢を 眠りならとっくに覚めている それでもふわふわと いつまでも夢見てる それはあなたのせい 優しい言葉の魔法が消えない 何度も泣いて それでも夢見てる 浅く淡い夢を
問い詰めたって仕方ないから もうどうでもいいわって顔してる でもそれは許したわけじゃない 攻め続けられることよりも 攻め続ける苦しさを あなたは知っているのでしょうか 逃れたいのは私の方 この苦しさから一刻も早く開放されたい それだけが願い だから もうどうでもいいわって顔...
歪んだ愛で構わない 不誠実な愛で構わない 他人がどう言おうと これが真っ直ぐな愛 場所が違えば歪んで見えるものも この位置から見たら果てしなく真っ直ぐだ 私の真っ直ぐな愛だ
そう そんな君だから 好きなんだ 君は変わらない 変わっていない 芯の部分が そう そんな君だから 好きなんだ 今もなお
雨でいいの 濡れていいの 平気よ 歩いて行くわ 冷たい雨でいいの 泣いてもいいの 平気よ 雨が隠してくれるから あなたの心無い言葉より ずっと優しいわ だから 雨でいいの このままでいいの 平気よ 独りで行くわ
赤い花は悲しみ色 白い花も哀しみ色 等間隔に交互に並んで 私の心を震わす 泣かなくなっただけで 強くなったわけじゃない そんなことも分からないなんて
いつでも想ってるよ でも忘れたいよ 苦しいくらい 愛しているよ それが今の僕のすべて
本気か浮気か どうでもいい人のことなら 瞬時に見分けがつくのに 本気か浮気か 惚れた相手のことになると 途端に判断つかなくなる 自分の本気だって 浮気な相手にとっては きっとどうでもいいこと 相手の浮気なら 本来なら許せないことだけど 惚れて迷ってしまうのは何故 本気か浮気...
致死量には至らないけれど 擦り傷だらけで血が滲んでいて 触れないくらいに痛むの この心 大きな温かな掌で 愛で そっとそっと 癒やして欲しい そんな夢 いつまでも夢 悪夢のような現実ばかりで もうこれ以上傷むところはないわ どこもかしこも痛むの この心 引きずって這ってでも...
きっとアナタより 偶然隣りに座った他人の方が 優しい人だと思う 見えていた風景窓が その内鏡のように 自分の顔を映すのが嫌 小さな画面ばかり見て 忙しなく文字打つ人の 今日の晩御飯は何だろう 無邪気に笑う小さな瞳が いつまでも汚れなきままでと お節介にも願ってしまう そして...
燃えるような紅い秋は 情熱なんかじゃなく 消えゆく前の残り火 私の恋火もまた然り 涙するほどの想いはやがて 呪いの言霊を宿す 愛される覚悟もなく 容易に女心を弄ぶもんじゃない 貴方が来ないからじゃない 貴方に出逢ったことを最早 呪っている
昔誰かが言っていた 笑っていたら幸せになれるよ うそばっか でも頑張ってみたんだよ 無理して笑うこともしてみたよ でもやっぱ無理だ 疲れたよ 幸せになるってどういうこと? 誰目線で誰基準? 笑ってなかったら不幸なの? 私思うんだ 何も楽しいことなかった一日でも 綺麗な夕空見...
まだ眠れないの? もう起きてきたの? また泣いてたの? 私もよ やっぱり泣いてしまうの もう涙なんか出ないと思っていたのに やられたわ 思い出って厄介ね 簡単に泣かしに来るわね 忘れることのないメロディ 彼の彼女らの 笑顔も喧嘩も 一瞬で蘇らせる 戻りたいと思わせる 悔しい...
少しだけ まだ 少しだけ あと 少しだけ このまま どうか このまま この色を見せて この色に染めて 名前もない色だから 呑み込むまで 少しだけ もう少しだけ 見ていたい
喉が渇くの キラキラとした川の向こう 揺れる風景に 青春を見た気がして やけに喉が渇くの 純情を絵に描いたような 眩しいくらいの 濃紺の制服の白線を目で追う ただ水が欲しい 珈琲ではなく 炭酸でもなく ましてや酒でもなく ただ水が欲しい
燃えながら落ちていく夕陽が 燃えながら堕ちていく私の恋みたい 朽ちていく 腐ちていく 駆逐されるだけの思い出 懐かしさよりも 苦々しい感情が揺れる それは瞳の中の水滴 揺れ落ちたら消えるだけ 燃えながら落ちていく夕陽が 燃えながら堕ちていく私の恋みたい
見上げた青に涙が出そう 瞬く星空にも涙が出そう 貴方を想えば涙が出そう そんな毎日でも なんとか生きています
懐かしさもあるけれど やっぱり 悲しさのほうが勝っちゃうね 何も変わらぬ景色と思っても 無かったものが現れていたり 有ったものが消えていたり でも一番は あなたが隣に居ないこと あなたが何処にも居ないこと 会いに行くことも もう叶わない 沢山の「ごめんなさい」と それを超す...
ホットコーヒーが冷めても アイスコーヒーではない 貴方が彼女と別れても 私の彼氏にはならない 分かってる 分かってるわ アイスコーヒーを レンジで温めてみる 温かくはなっても ホットコーヒーとは別物 悲しいだけ 悲しいだけだわ