「外に出てほしい」「友達と会ってほしい」と、子どもが不登校・ひきこもると、親は強く願います。 その願いにとらわれすぎてしまうと、今、育っている子どもの変化や努…
不登校・ひきこもりのお子さんをもつ保護者の方へ、親子の信頼関係を修復できるヒントを届けます。
2001年7月、「笑顔を大切にしたい♪」をテーマに、NPO法人相談室ハーモニーを設立。主な活動は、不登校・ひきこもりのお子さまをもつ保護者の方を対象としたカウンセリング、ワークショップ、講演会。 親子の絆を築き直すヒントや信頼関係を修復するマインドについて、暮らしで活かせるサポートをしています。 「子どもを想う愛情を素直に伝えられること」「子どもが願う愛情を届けられるなること」を大切にしています。
子どものためにと願ってしたことが、思わぬ結果につながることがあります。 そんなとき、「子どもが理解できないのか」と外に目を向けるのではなく、「わたしは、何を願…
中村さんは、まこと君に前もって伝えた方がよいと思い、話しました。 母「今日の生姜焼き、 ちょっと砂糖を入れすぎちゃったの。 甘めになってると思うわ。」子「…
ハーモニーでは、親が「なんだかなぁ」と感じたとき、「氣のせい」と片付けず、その気持ちに丁寧に向き合います。 向き合うときには、何が氣になるの?どうなりそうだと…
お風呂から上がると、さとし君がテーブルに座っていました。「何か話すのかな?」と思ったお母さんでしたが、さとし君はひと言、 「何もないですよ。」 それでも少しし…
家族は、小さな社会。みんな個性が違うから、毎日が発見の連続です。 えっ、そうくる?なるほど、そんな考え方もあるんだ! そんなビックリを楽しめると、子どもは自己…
ゆたか君は、しばらく社会と繋がらず、家で過ごしていました。 その間、自分のペースで一歩ずつ進み、就職活動を経て、今は正社員として働いています。 ここまでの道の…
その場のすっきり感より、ずっとすっきりいられる自分を大切にすることが、本当に自分を優先することだと、わたしは思います。 感情的になり、言いたいことをぶつけると…
子どもが不登校やひきこもりになると、親は不安や焦りを感じます。 このままで大丈夫かしら・・・何が原因なんだろう? そんな思いから、子どもの行動や性格、学校の環…
♪―――――――――――――――♪ 対話、会話、挨拶は、 孤独から解放してくれる。 人間に与えられた大切な力だなぁ。 by 谷口 英子♪―――――――…
春は、新しい道へと踏み出す季節です。 ひかる君は、中学で不登校を経験しましたが、通信制高校に進学し、さまざまな出来事を乗り越えて、大学へと進みました。 たかし…
子どもとの信頼関係が崩れていると、ちょっとした音に敏感になったり、親の動きに苛立って指示を出したりと、子どもが親の都合を考えずに振る舞うことがあります。 そん…
中村さんは、社会と繋がらない息子さんを受け止めようと思いながらも、 このままで本当に大丈夫なのかしら…いつまでこの状態が続くのかしら… と、仕事や家事がひと段…
たかし君は、今は社会とは繋がらず、家でゆったりと過ごしています。以前の彼とは違います。前は親を避けて、自分の部屋に閉じこもることが多かったのですが、今ではリビ…
よくあるご相談に、このままの状態がずっと続くのではないかしら……何にも変化が見られない……という声があります。お話を聴いていると、特に多く出てくるのは、「外に…
子どもが不登校やひきこもりの間、日々の暮らしの中で、いろいろな問題が起こります。職場の異動親の介護相続のこと親との関係兄弟との確執…一見、子どもとは関係ないよ…
一生懸命に子育てしてきたのに、ある日突然、子どもが不登校やひきこもりの状態になると、どうしても「原因は何だろう」「どうすれば解決できるんだろう」と考えてしまい…
ローフードを教えていただいている秋山桃子先生から(ヨガの指導者でもいらっしゃいます)アシュタンガ・ヴィンヤサヨガの創始者であるパタビ・ジョイス師の言葉、「1%…
不登校やひきこもりの状態から抜け出し、少しずつ氣力が湧いてくると、子どもは自分のペースで動き始めます。その歩みは親の思い描いたものとは違うかもしれません。親と…
不登校の子どもの自己肯定感を育むうえで大切なのは、親の心の中にふと湧いてくる「氣になること」と向き合うことです。何となく引っかかること、流してしまおうと思えば…
親子の関係が長くこじれていると、普通の会話すら難しくなってしまいます。声をかけても無視されたり、きつい言葉が返ってくる…。そう思うと、「どうせうざがられる」と…
気がかりなことがあると、漫画を読んでも、テレビを見ても、心が影響を受けやすくなります。何気ないシーンに自分の状況を重ねて、「自分はまだそこまでできていない」「…
目の前の出来事をこなすように過ごしたり、予定を優先してばかりいると、「今、自分は何を感じているのか」「本当は何をしたいのか」わからなくなってしまいます。そんな…
何かに挑戦し続けることは素晴らしいことです。しかし、社会とのつながりを持たないまま、資格試験や難関大学へのチャレンジが何年も続くと、最初は応援していた親の心に…
田中さんは、「わたしのことを分かってくれる人がいない」と嘆いていらっしゃいました。そこで尋ねてみました。「どんな自分をわかってほしいの?」すると、しばらく考え…
春になると、年度が変わり、新しい環境へと踏み出す人が増えます。異動で新しい職場へ向かう人、新しい環境を迎える子どもたち——自分の意思とは関係なく、変化が訪れる…
思いがけないことが起こると、心が大きく揺れます。驚いたり、不安になったり、どうしていいかわからなくなることもあります。大切なのは「わたしは今、動揺しているんだ…
佐藤さんは、毎日同じように見えるひかる君の様子を見ながら、このままの状態が続いたらどうなるのかしら…将来は大丈夫かしら…と、氣がかりを感じていました。そんなと…
田中さんが息子のあきら君と話していたときのことです。冗談交じりに、あきら君が田中さんへのダメ出しを始めました。子「お母さんはさぁ、〇〇のところとか △△のと…
お母さんの温かい心が伝わり、お子さんの自己肯定感が高まり、勇氣を出して一歩を踏み出したとき、その瞬間、お母さんの心にふと不安がよぎることがあります。また元に戻…
たかし君は、大学時代に趣味を楽しみ、就職活動も順調に進みました。無事に仕事に就いたものの、強いストレスを感じ、ほどなく退職。その後、新たな仕事を探す中で、「こ…
「お母さん、なんか変わったね。」「親父、前と違うな!」そんな言葉を子どもから言われたら、それは最高の誉め言葉です。親の変化が伝わっているからこそ、子どもはそう…
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「外に出てほしい」「友達と会ってほしい」と、子どもが不登校・ひきこもると、親は強く願います。 その願いにとらわれすぎてしまうと、今、育っている子どもの変化や努…
☆~~~~~~~~~~~~~~~☆ 「ついでに床の掃除もしたら?」 そんなひと言をぐっとこらえた。☆~~~~~~~~~~~~~~~☆ 息子のたかし君が、自分の…
何かにチャレンジしていると、どんなに準備していても、想定外の出来事に戸惑うことがあります。そんなとき、「この場から一度離れてみよう」と、自分を守るために退く判…
♪―――――――――――――――♪ 何かあったとき反応するのではなく、 心を調えて行動できることが“自律”。 心の調整が自分でできるようになると、 心も體(か…
「なんか変だな」「ちょっと氣になるな」そんな感情は、とても大切なサインです。違和感やひっかかりは、自分の本音や大切にしたいことを教えてくれます。また、自分の考…
けんた君は、入社してすぐに「自分には合わない仕事だなぁ」と感じ、退社しました。その後、就活に取り組むも思うようにいかず、家で過ごす時間が増えました。 そんなけ…
佐藤さんは今、ご主人の話を受け止められるようになりたいと、日々トレーニング中です。 ある日、ご主人がテレビに出ていた芸人さんのことを強く批判していました。佐藤…
さとる君は中学入学後、すぐ不登校になり、そのままの状態で通信制高校へ進学しました。 高校2年生の後半になり、さとる君のペースで、課題やスクーリングに意欲的に取…
☆~~~~~~~~~~~~~~~~~☆ 最近、パパが少しイライラしているな と思っていました。 私が穏やかでいようと意識していたら、 パパも自然と落ち着いて…
昨日のゲームや動画以外に関心が向いた<1>からの続きです。 しばらくしたら、さとし君は少しずつ、自分の興味のあることに取り組むようになっていきました。 ただお…
さとし君は、親に言われて中学受験を頑張りました。しかし、だんだんと疲れがたまり、受験の頃には心も体もすっかり疲れ果てていました。 合格した中学校には通わないま…
子どもが不登校やひきこもりなど、前に進めずにいるとき、なんとか状況を変えたいという思いから、つい、できるかどうか分からないまま、子どもの要望に応えてしまうこと…
♪――――――――――♪ 弱音を吐けて、 受け止めてもらえると、 心に弾力が戻ります。 by 谷口 英子♪――――――――――♪ 弱音を聞くと、「このま…
私たち親は、「こうあるべき」「こう育ってほしい」という思いを持ちます。 それは、わが子を大切に思う自然な願いです。けれども、その理想が「世間体」や「常識」とい…
田中さんのご主人は、週末は、お夕飯を作ってくれます。ありがたいことです。 その時によくこんな会話が交わされていました。 妻「ごちそうさま。ありがとう」夫「うん…
お子さんの年齢が高くなると、「もうそろそろ自立してほしい」と、親として思うのは自然なことです。 その思いが強くなりすぎると、つい下記のように考えてしまいます。…
夫婦の足並みが揃っていると、たしかに心強く感じるものです。お互いに「自分にないところが素敵」と思って一緒になったなら、最初から違う価値観を持って結婚したとい…
佐藤さんの息子さん、けんた君は、しばらくの間、家の中で静かに過ごす日々が続いていました。カウンセリングが始まった当初は、自分から話しかけてくることもなく、そっ…
先日の講演会(6月7日)では、美ハーモニーメンバーの体験談にふれた多くの方が、「もっとちゃんと聴いてみたい」と感じてくださいました。 「聞いているつもり」と「…
♪―――――――――――――♪ 話すことよりも、 相手の話を、 その氣持ちとともに 受けとめて聴けたとき、 分かり合える関係が始まります。 by …
同じものを見ても、 感じ方は違うし、同じことを聴いても、 同じに聞こえてません。違って感じたり、聞こえていれば、解釈も違ってきます。むしろ違って当たり前。違う…
お子さんと一緒にご飯を食べる、挨拶を交わせる、友達と電話をしている(らしい)と、わかりだすと、親は「やりたいことをやってほしい」と願うようになります。子どもが…
ひかる君は、中学に入ってから、不登校になり、最初の頃は、自室を暗くし、こもっていました。お母さんが、自分が変わろうと、カウンセリングを受け始め、1年過ぎた頃か…
子どもの自己肯定感を上げるため「あるがままを受け止める」は、有効的な関りです。しかし、自分の内に氣がかりがあると、あるがままを受け止めようとしても、受け止めた…
自分の感情がわかれば、相手(子ども)の感情もわかるようになります。楽しい・うれしい感情を感じたら、十分に味わうようにしていくと、いや、つらい、悲しいなどの感情…
♪――――――――――――♪ 氣になりだしたら、 分析したり、想像するよりも、 氣になっている心に 意識を向けたいなぁ by 谷口 英子♪―――――…
相手を受け止めれば、相手と話し合えます。相手を否定したら、こちらがどんなに話し合いたくても、相手が拒否します。相手を受け止めるのは、言いなりになるのとは全く違…
ご飯を食べるかどうか、入浴するかどうか、訊こうと思うけれど、 気分悪くしたらどうしよう・・・ 機嫌が悪くなったらどうしよう・・・ そう思いながら、躊躇すること…
心の奥にある苛立ちを、隠そうとしても、言葉遣いや言葉の端々で苛立ちという感情を伝えます。家族のような近い関係では、何を言ったかよりも、どんな氣持ちで言ったかが…
たかし君は、中学生ころから、身体がうまく動かなくなり、とても辛い時期も過ごしました。少しずつ、出かけられるようになり、外食に行っても、いつも何かにつけ怒ってい…
見える、聴こえるものは、どうしても氣になります。そちらに氣が向くと、意識も外に向き出します。 人によっては、いつまでも人の所為にしているんだ!と、子どもを責め…
モヤモヤしたまま、何だか氣になるなぁ、でもまぁいっか!と過ごしていると、何かが心にひっかかった毎日を過ごします。モヤモヤと感じることは、やり過ごしても、すぐに…
不安と向き合って、明らかになることの中に「子ども自身のペースで 過ごしてほしい」があります。 この時、親のイメージにあるのは、親が安心できる子どものペースです…
ひかる君は高校2年生の途中から不登校になり、3年生になる前に通信制高校に転校しました。通信制高校では、今後の進路のための合宿があります。そのためのオリエンテー…
けんじ君は、大学に入ってから、足踏みをしています。鈴木さんは、けんじ君のことを、ご主人と共に考えたいのですが、中々話し合えないでいます。あっという間に1年が経…
田中さんは、氣力が上がらないたかし君をみていると、「わたしはやるべきことを やっているのだろうか。 やれていないのではないか。」と、モヤっと思われます。モヤっ…
あきら君は、早朝に起きて、犬の散歩をしました。その後、早めに学校に向かいました。学校では、授業を受けたと、面接を受けました。帰宅後はジムにも行きました。3か月…
あきら君は、よく「何もしないで暮らす」と口にします。通信制高校を卒業直後は、よくお母さんに言っていました。本氣で「何もしないで暮らす」と思っているのではありま…
本当に聞きたいのかな? 話をしっかり聞いてもらえると、話した方は、気分が良くなります。 そのことを知っていると、会話を繋げようとして、思いついたことを聞きたく…
困ったこと、どうしたらいいかわからないこと理不尽だと思うことが起こると、多くの人は、原因を探ったり、状況を分析して、何とか解決しようとします。問題は、思い通り…