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アジアと日本のビジネス連携を考える https://asiaitbiz.blog.fc2.com/

世界のなかでアジアの果たす役割が増大しています。これからの日本企業のアジアにおける新しいビジネスのあり方について、ビジネス連携に基づく新しい価値の創出について動向の整理と視点の提示を行います。

東アジア(中国、台湾、韓国)、アセアン10カ国やインドと日本の産業・企業とのビジネス連携のあり方を考えていきます。とりわけ、中国と台湾の情報通信(含む半導体)領域に大きな力点を置いております。

ウラカミ
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花見川区
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瀬戸内市
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2009/04/25

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  • トランプ氏に有利な判決続く米最高裁 ― 司法の独立性はどこへ?

    2025年6月末、米国最高裁判所は任期末の判決として、ドナルド・トランプ前大統領に有利な内容の判決を複数下した。これにより、大統領権限の拡大や行政府の裁量が強化される結果となり、司法が行政のブレーキとしての役割を後退させたと指摘されている。判決は保守派6人、リベラル派3人という裁判官構成に基づいており、今期もトランプ氏に有利な判決が続いている。― ロイターが28日報じた。   主なポイントを示すと...

  • 中国の2025年1-5月期、工業利益、わずかに減少(国家統計局)

    国家統計局工業部の統計官于衛寧氏が6月27日、2025年1月から5月までの工業企業の利益データを解説した。2025年1〜5月の規模以上工業企業㊟1による利益総額は2兆7,204.3億元となり、前年同期を若干下回った。主なポイントは以下の通り: 1.複数要因による利益の減少 (1)1〜5月の利益総額は1〜4月比で6,034.1億元増加したが、有効需要の不足、工業製品価格の下落、短期要因の変動など複数の影響で、前年同期比1.1%の減少と...

  • 社長が語る「AIで仕事が半分に」の衝撃―その背景と本音に迫る

    セールスフォース(Salesforce, Inc. 本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)のCEOマーク・ベニオフ氏は先ごろ、同社では現在、AIが業務の30%から50%を担っている」とインタビューで述べたという。   セールスフォースは、これまでインターネット経由の顧客管理ツール提供などで、ソフトウェア販売の方法に大変革をもたらしてきたが、業界が今、AIへと軸足を移すなかで、新しい技術をプラットフォームに組み込むこ...

  • 【短期経済】政策不確実性の影響が経済を下押し、25年の世界成長率は3%割れ

    日立総研(東京都千代田区)の世界経済に関する短期予測(2025年6月19日付)について下記の通り転載させていただく。https://www.hitachi-hri.com/outlook/s2506.html   ●世界:関税をはじめとする政策不確実性が残存、25年の世界経済は不安定な状況続く ●米国:関税は米景気を下押しし、25年は2%を下回る成長。減税効果は26年から ●欧州:トランプ関税は景気を下押しも、26年以降は国防費増額やインフラ投資...

  • 猛暑時に心と身体を守る三つの方法—— 夏の高温にどう向き合うか、米ワシントン・ポスト紙

    近年の夏は、これまでの常識を超える異常な高温が続き、私たちの身体と心に見えない負荷を与えています。特に都市部では、アスファルトやビルの蓄熱により体感温度が上昇し、熱中症や睡眠不足といった健康リスクが増す一方で、気分の落ち込みや意欲の低下など「夏季うつ(サマー・ブルー)」と呼ばれる心の不調も無視できない問題となっています。   こうしたなか、米国ワシントン・ポスト紙は2025年6月24日付で、「...

  • 中国のレアアース輸出規制――日本企業の輸出承認手続き改善意見と働きかけの推進

    中国日本商会(北京市朝陽区、以下、日本商会)は17日、中国政府に事業環境の改善を求める意見書を発表した。日本商会は、記者会見の場で、タングステンや7種類のレアアース(希土類)を含む重要金属に対する中国の輸出規制が、中国で操業する日本企業に大きな負担をかけていると述べた。 日本商会の本間哲朗会長(パナソニックホールディングス副社長)は記者会見で「一連の輸出管理措置の強化により会員企業の製品の輸出...

  • 中国・青島に“移流霧”発生 ― 自然が描く初夏の風景

    本日、青島旧市街㊟に「移流霧」が発生しました。街の上空は霧で霞み、まるで自然が「大気群」モードを発動させたかのようで、青島を流れるような絵画のように彩っています。青島では毎年春から初夏にかけて移流霧が最も多く発生する時期とされています。この現象の発生は、主に海洋性気候、地形条件、風向、風力の影響を受けます。――青島日報・観海新聞が6月11日報じました。青島旧市街には沿岸丘陵地帯が広がっています。この...

  • 移民が支えるスペインの成長、逆行するアメリカ―分かれる政策の行方

    スペインは、トランプ政権による米国の反移民政策と対照的に、移民を積極的に受け入れ、経済成長の源泉として活用している。米国ワシントン・ポストは6月20日付記事で報じた。   同記事によれば、2021年以降、スペインは約70万人の移民に合法的地位を与え、さらに100万人規模の合法化を目指す法案も検討中で、主にラテンアメリカ出身者を中心に、建設、技術、観光、医療などのセクターで労働力不足を補っており、一人...

  • 今日は夏至――約束通り、真夏が到来

    今日は夏至です。夏至の日は、太陽が一年で最も北に位置し、北回帰線のほぼ真上になります。この日、北半球全域で日照時間が一年で最も長くなります。「昼が最も長く、影が最も短い。『夏至』とは極限を意味することから『夏至』と呼ばれるようになった」のです。   夏至は例年6月21日か22日です。その名の通り、夏至は最も暑い季節の到来を意味します。つまり、夏至を過ぎるとさらに暑くなるので、熱中症対策や冷房...

  • 日本製鉄、USスチール買収を完了 ― 米国との新たな鉄鋼パートナーシップ始動

    日本製鉄(日本製鉄株式会社、以下、日鉄)は長期にわたって難航していたアメリカの鉄鋼大手USスチールの買収を完了した。   トランプ大統領は米国時間13日、バイデン前政権が1月に決定した日鉄の買収中止命令について、国家安全保障協定を結ぶことなどを条件に見直す大統領令に署名し、事実上、買収は承認された。日鉄とUS スチールは、日本時間16日、両社のパートナーシップがトランプ大統領から承認されたと発表し...

  • 米国の新しい鉄鋼派生製品関税と中国家電企業の対応

    米国政府が鉄鋼を含む家電製品への新たな関税を発表したことを受け、中国の家電メーカーは新たな混乱の波に備えている。 米国商務省が6月12日に発表した通知によると、6月23日から発効予定の、いわゆる「鉄鋼派生製品」の全輸入品に対する50%の関税は、冷蔵庫、洗濯機、食器洗い機、調理コンロなどの家電製品に適用される。この措置は、アルミニウムと鉄鋼に対する既存の関税を拡大するものだと商務省は述べている。  ...

  • 【読書記録】E.M.フォースター著、小野寺健訳『インドへの道』河出書房新社、2022年

    私たちは6月10日、小さな読書会「思史の会東京」で、E.M.フォースター『インドへの道』を囲み、束の間の文学の旅を愉しんだ。1910年代から20年代の英国による植民地支配の「最終コーナー」を描くこの小説は、異文化理解の難しさと、それでもなお関係性を求めようとする人間の姿を描いた静かな傑作だ。本稿では、報告者である私がまとめた報告レジュメを掲載し、読書記録に代えさせていただく。   E.M.フォースター著...

  • 中国経済、堅調な歩みを継続 ― 国家統計局の定例報告より

    中国国務院新聞弁公室は6月16日記者会見を開き、国家統計局は今年5月の国民経済の運営状況を発表した。国家統計局スポークスマンは、中国がより積極的なマクロ経済政策の実施を強化したことにより、5月の国民経済は圧力に耐え、安定的に運営され、生産と需要は着実に伸び、雇用情勢は概ね安定し、新たな原動力が成長・強化され、質の高い発展と革新が進んだと述べた。以下、主なポイント。   データによると、工業生...

  • シンガポールにおける2024年の投資動向と最近の日本企業投資の特徴

    シンガポール経済開発庁の最近の資料によると、2024年のシンガポールにおける対内投資は、固定資産投資・年間総事業費ともに堅調を維持し、多様な分野において新規および既存企業の投資が拡大した。特に半導体や精密医療、AI、グリーンエコノミーといった成長分野が注目を集めており、これらの投資は今後の雇用創出や経済的付加価値の源泉と位置づけられている。シンガポールは引き続きグローバルなビジネス拠点・R&Dハブと...

  • 米国消費者心理は回復、だが経済成長は減速へ ——「気分は上向き、実体は下向き」を読む

    先ごろ、米ミシガン大学が発表した消費者心理調査によれば、米国の消費者心理はトランプ関税ショックの沈静化とインフレ期待の低下を受けて回復傾向にある。今年6月の消費者信頼感指数は60.5となり、ダウ・ジョーンズの予想である54を大きく上回り、前月比15.9%上昇した。現状指数は8.1%上昇、将来期待指数は21.9%上昇した。   一方で、ほぼ同時期に発表された世界銀行の最新経済見通しは対照的だ。米国の実質GDP成長...

  • 梅雨の余白に、暮らしをととのえる

    どくだみの花を摘む 今年四月初め、ふと軽い運動をはじめようと思い、以前、一度はながめてみたが実行できなかったことを始めました。日立製作所(以下、日立)が何年か前、開発し導入したスマーとフォン用のアプリ「社会参加のすゝめ」をiPhoneにインストールし、私の暮らしに活用している。爾来、約3カ月半になる。 昨日、一昨日と、梅雨しずく合間に、野路に咲くどくだみの花を摘む。家に戻り、水で何度か洗い、室内で少...

  • 世界経済に吹く逆風 ― 成長率は2008年以来の低水準に(世界銀行)

    はじめに 世界銀行は報告書「世界経済見通し」の最新版を発表し、貿易摩擦の悪化と政策の不確実性により、今年の世界経済の成長率は、過去の世界的な景気後退期を除けば、2008年以来最も低い水準になるとの見通しを発表した。この混乱の影響はすべての地域におよび70%近くの国の成長予測が下方修正された。   世界銀行経済見通しの概要 1.世界経済成長率の大幅下方修正 2025年の世界経済成長率は2.3%に低...

  • ファーウェイの新スマートフォン「Pura 80」シリーズ発表──進化する中国発の技術力

    ファーウェイは6月11日、ハイエンド仕様を満載した最新フラッグシップスマートフォン「Pura 80シリーズ」(Pura 80、80 Pro、80 Pro+、Pura 80 Ultra)を発表した。中国業界紙が同日報じた。   Pura 80シリーズには、ファーウェイが自社開発したオペレーティングシステム「HarmonyOS NEXT」が搭載されている。さらに、このソフトウェアには、モバイルテーマなど、フラッグシップモデル向けに特別に設計された様々なシ...

  • 自動車のスズキの「インドへの道」──静かに、そして遠くへ

    私たちは昨日、小さな読書会「思史の会東京」で、E.M.フォースター『インドへの道』を囲み、束の間の文学の旅を愉しんだ。1910年代から20年代の英国による植民地支配の「最終コーナー」を描くこの小説は、異文化理解の難しさと、それでもなお関係性を求めようとする人間の姿を描いた静かな傑作だ。   そして今朝、偶然にも私は、インドにおけるスズキ(本社静岡県浜松市)の近年の取り組みが、ジェトロの「ビジネス短...

  • 日立がNVIDIAと協業拡大へ——AIで「現場」を変える次の一手

    日立製作所(以下、日立)が2025年6月6日に発表したニュースリリースは、NVIDIAとの協業をさらに拡大し、グローバルなAIトランスフォーメーション支援を加速することを主眼とした重要な内容となっている。以下に、今回の発表の特徴と主なポイントを整理し、注目すべき点を示す。   1. 日系企業として初の「NVIDIA GSIプログラム」参画 日立グループが、日本企業として初めて NVIDIAのグローバル システム インテグ...

  • ブーメラン効果に蝕まれるトランプ流政治 ― 米国の自己矛盾と社会混乱

    最近、米国の政治動向を眺めていると、「政策の逆効果」あるいは「ブーメラン化」とも呼ぶべき現象が頻発している。とりわけ、ドナルド・トランプ氏とその政権による一連の国内外政策は、その短期的な効果を狙ったものとは裏腹に、時間の経過とともに深刻な矛盾と混乱を引き起こしている点は看過できない。   行政改革の名の下での人員削減とその逆流 象徴的な例が、いわゆる「DOGE(政府効率省)」による連邦政府...

  • 中国新エネルギー車市場、2025年5月も堅調――比亜迪(BYD)、理想など好調維持

    2025年6月初旬、中国国内の新エネルギー車(New Energy Vehicle、NEV)メーカー各社が5月の販売実績を発表した。公表データを総合すると、前年同月比・前月比のいずれにおいても大多数のメーカーが販売増加を記録し、中国NEV市場が引き続き好調であることがうかがえる。 ■ NEVとは何か? 中国では、「NEV(新エネルギー車)」というカテゴリーが自動車政策の基軸となっており、次のようなタイプが含まれる: ハイブリッ...

  • 米中ゲームのなか、中国に歩み寄りを見せる欧州勢の狙いは何か?

    中国紙報道 「欧州における学術交流において、私が最も強く感じているのは、道徳的リアリズムが強調する『リーダーシップが決定的な役割を果たす』という考え方こそが、欧州で注目を集めているということである。トランプ大統領がもはや世界に対してグローバルリーダーシップを発揮しないことを明確にしたことで、国際社会はグローバルリーダーシップ不在の状況に直面している」――これは、清華大学国際関係研究所名誉所長である...

  • 賃上げの実感、まだ遠く──4月も続く実質賃金の減少

    日本の実質賃金は4月も4カ月連続で低下した。これは、企業がこれまでに実施した賃上げペースを上回る根強いインフレの影響によるものだ。6月5日に発表された政府データ(毎月勤労統計調査)で明らかになった。 2025年4月の日本の実質賃金は、前年同月比で1.8%減となり、4カ月連続のマイナスとなった。背景には、企業の賃上げペースを上回るインフレが続いており、特に消費者物価指数は4.1%の上昇を記録している。名目賃金(...

  • EVを造る小米、技術で支えるファーウェイ――中国スマートカー最前線

    小米(Xiaomi)のEVデビューモデルSU7は今、消費者の支持を集め、販売力を着実に付け始めている。ファーウェイ(Huawei)は、自動車関連領域で、ハーモニーOSを中心としたソフトウェアと電子プラットフォームの提供に注力している。両社は長らくスマートフォン市場で覇権を争ってきたが、その競争はEV市場にも波及している。   小米(Xiaomi)のEV事業の急成長 初のEVモデル「SU7」:小米は2024年に電気セダン「SU...

  • アメリカ家計、所得は増加も消費は慎重──4月統計が示す「節約志向」

    米国経済分析局(BEA)が発表した推計によると、4月の個人所得は、主に政府の社会保障給付と報酬の増加を反映し、2,101億ドル(前月比0.8%)増加した。可処分個人所得(DPI)(個人所得から個人所得税を差し引いたもの)は1,894億ドル(0.8%)、個人消費支出(PCE)は478億ドル(0.2%)増加した。   個人消費支出(PCE、個人利子支払い、個人経常移転支払いの合計)は4月に486億ドル増加した。個人貯蓄は4月に1兆1,20...

  • 雑感、歩いてつながる日々の輪──アプリとともに始めた春の一歩

    今年4月初め、ふと軽い運動を始めようと思い、以前、一度はながめてみたが実行できなかったことを始めました。日立製作所(以下、日立)が何年か前、開発し導入したスマーとフォン用のアプリ「社会参加のすゝめ」をiPhoneにインストールし、私の暮らしに活用してみることにしたのです。   家と近隣世界の空間でどのように使っているかというと、毎朝、起床後しばらくして、着替えると、ズボンの左ポケットにいれ動き...

  • AIの時代、シリコンバレーの転機となるか?

    ニューヨーク・タイムズ紙は5月31日、「シリコンバレーは変曲点を迎える(Silicon Valley is at an Inflection Point)」と題する記事を掲載し、米国が打ち上げる巨大なプロジェクト「スターゲイト・プロジェクト」について論述した。   「トランプ大統領は就任2日目、テクノロジー業界への揺るぎない支持を改めて強調した。テクノロジー業界のリーダーたちと並んで演壇に立ち、スターゲイト・プロジェクトを発表...

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