【読書記録】E.M.フォースター著、小野寺健訳『インドへの道』河出書房新社、2022年

【読書記録】E.M.フォースター著、小野寺健訳『インドへの道』河出書房新社、2022年

私たちは6月10日、小さな読書会「思史の会東京」で、E.M.フォースター『インドへの道』を囲み、束の間の文学の旅を愉しんだ。1910年代から20年代の英国による植民地支配の「最終コーナー」を描くこの小説は、異文化理解の難しさと、それでもなお関係性を求めようとする人間の姿を描いた静かな傑作だ。本稿では、報告者である私がまとめた報告レジュメを掲載し、読書記録に代えさせていただく。   E.M.フォースター著...

2025/06/25 08:44