chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
万国時事周覧 https://blog.goo.ne.jp/kuranishimasako

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

当時にあってほんの些細なことと思われた出来事が、後から振り返ってみれば、歴史の分水嶺になっていたという事例は枚挙に遑がありません。本ブログでは、日本を含めて世界各地で起きている出来事の歴史的な意味を、公開されているわずかな情報を手がかりとしながらも、探って行きたいと思います。

倉西雅子
フォロー
住所
保土ケ谷区
出身
杉並区
ブログ村参加

2008/01/26

arrow_drop_down
  • 予測されるデジタル増税

    デジタル技術の主たる利便性は、情報のデータ化を伴う管理の合理的なシステム化にあります。個人レベルを見れば、パソコン等の普及により個々人も自らの‘記録’をデジタル情報として管理しやすくなりましたし、また、電子メールもコミュニケーションを格段に迅速且つ容易にした側面はあります。しかしながら、デジタル技術が人々の生活を豊かにしたのか、個々人に安らぎを与えたのか、さらには芸術的な感覚を研ぎ澄ましたのか、と問いますと、否定的な回答の方が多いかも知れません。第二次世界大戦後に急速に普及した家電製品といった個人が使用する製品は、家事労働の負担を軽減したり、娯楽の手段を得るなど、その影響はおよそ個人や家庭のレベルに留まり、社会全体の仕組みを変える程までには至りませんでした。機械製品が、人間の物理的な労力を代替する形態であ...予測されるデジタル増税

  • 雇用の安定化を誰も言わない自民党総裁選挙

    本日9月27日、国民が注視する中、いよいよ自民党総裁選挙の投票日を迎えることとなりました。目下、小泉進次郎候補の予想外の失速により、当初のシナリオから逸脱した波乱含みの展開となっていますが、何れの候補者が総裁に選ばれたとしましても、国民にとりましては‘一難去ってまた一難’の状況が続きそうです。小泉候補が逆風に晒される切っ掛けとなったのは、解雇の規制緩和を言い出したところにあります。あまりの強い世論の反発に、企業に対するリスキングと再就職支援の義務化を条件として付け加えたのですが、これらの条件も、グローバリストが導入を進めてきた手法であることに加え、竹中平蔵氏が会長を務めるパソナなど、人材派遣事業者のビジネス・チャンスともなるために、グローバリストの手先とする同候補のイメージをさらに強める逆効果ともなりまし...雇用の安定化を誰も言わない自民党総裁選挙

  • グローバリズムという洗脳

    自民党総裁選挙の様子を見ておりますと、何れの候補者の背後にもグローバリスト、即ち、世界権力の陰が見え隠れしています。自民党のみならず、今般、立憲民主党の代表に選ばれた野田佳彦元首相が、10%消費税増税を‘国際公約’として打ち出し、今日に至るまでの増税路線を敷いた‘張本人’であったことを思い起こしますと、野党の政治家達も世界権力の手の内にあるのでしょう。二頭作戦、あるいは、多頭作戦は、お手のものなのです。グローバリズムが全世界の諸国を席巻するに至って既に30年余りの年月が経過しておりますが、その手法を観察しますと、グローバリズムの浸透方法が、新興宗教の勧誘の手法に類似していることに気がつかされます。その理由は、自己の‘教義’の絶対性の主張、無誤謬の確信、並びに信者に対する奉仕と犠牲の要求という、一般の人々を...グローバリズムという洗脳

  • 国民に見透かされた‘選挙劇場’の存在

    与野党を問わず、グローバル化の時代とは、日本国の政治家達が世界権力のネットワークに取り込まれた時代でもありました。政治家を装いながら、その実、グローバルレベルでの決定事項を実行するために任じられた‘悪代官’となってしまったとも言えましょう。とは申しましても、絶大なるマネー・パワーをグローバルに発揮できる立場にありながら、世界権力は、直接に政治家を任命することができません。とりわけ国民が参政権を有する民主主義国家にあっては、政治家は選挙を経て公職に就きますので、合法的に‘代官’を置くには、自らの‘配下の者’を民主的選挙において勝たせる必要があるのです。同視点から今日の選挙の光景を見ますと、マスメディアをも総動員した‘選挙劇場’の存在に気づかされます。選挙の場は‘劇場の舞台’であり、有権者という観客を前にして...国民に見透かされた‘選挙劇場’の存在

  • 謎に満ちた深圳の日本人男児刺殺事件

    今月9月18日、中国の広東省深圳市において日本人学校に通っていた男の子が中国人男性によって刺殺されるという痛ましい事件が発生しました。9月18日が満州事変の発端となった柳条湖事件の起きた日であったことから、犯人の動機は、反日感情にあるとする見方もあるようです。報道に因りますと、殺害の現場は凄惨を極めたとされており、日中両国に衝撃が走ることともなったのです。先ずもって、中国人の中年男性が、何らの罪もない無防備な男の子を刃にかけたのですから、日本国内では反中感情が広まります。保守系の論客の中には、日本国政府に対して中国に対する強硬な措置を求める意見も現れるようになります。また、犯行の動機が過去の歴史に由来する中国人の反日感情にあるならば、同事件は、全ての中国人ではないにせよ、反日教育の影響もあって、中国人の中...謎に満ちた深圳の日本人男児刺殺事件

  • 自民党総裁選挙に見る首相の閣僚人事権問題

    政党内の選挙でありながら、今般の自民党総裁選挙ほど国民の関心を集めたケースは過去にはなかったかもしれません。そして、国民が政治家に対して警戒心を高めたことも。おそらく、多くの国民が日本国の民主主義の危機を敏感に感じとったのではないかと思います。それ程までに、今般の自民党総裁選挙は、あたかもパンドラの箱を開けたかのように政治家達の醜態を晒してしまった観があるのです。民主的制度が国民から離れる、あるいは、国民ら政治から排除されてしまう主たる原因は、制度設計の悪さや不備にあります。本日の記事では、首相の閣僚人事権、すなわち、議院内閣制においては政権与党のトップが握る人事権の問題を見てみることにしましょう。現行の制度では、首相が組閣の権限を独占しているからです。混戦状態に陥った今般の自民党総裁選挙では、ネットやS...自民党総裁選挙に見る首相の閣僚人事権問題

  • 質問すべきはレプリコン型ワクチン問題-自民党総裁選挙

    国民の多くが不安視する中、日本国政府は、レプリコン型ワクチンの接種を予定通りに10月から開始するそうです。今般の接種では、接種者が選択可能な5種類のワクチンの内の一つとされ、他に選択肢がないわけではないものの、同ワクチンの主たるリスクは、自己増殖性と非接種者へのシェディングにありますので、一人でも同ワクチンを接種すれば、その影響は広範囲の人々に及びます。事実上、‘強制摂取の効果’が生じますので、国民の不安は募るばかりなのです。レプリコン型ワクチンの危険性を国民皆が共有すれば、同ワクチンを打つ人は現れるはずはない、とする楽観的な見方もありましょう。しかしながら、世の中には、自己中心的な人も存在します。最悪の場合には、自殺願望者の人が、自分一人で死地に赴くのは怖いので、他の人を道連れにするために意図的に同ワク...質問すべきはレプリコン型ワクチン問題-自民党総裁選挙

  • 日本国の政治家の権力濫用問題

    政治的な民主主義の本義とは、国民の必要性に基づく国民自治にあります。この視点から現在の日本国の政治を見ますと、政治家達は、国民のニーズ、即ち、国民の声など全く聞こうともせず、陰の‘任命者’である世界権力のニーズを充たすことを自らの使命としているかのようです。支配者が被支配者を自らの支配体制に組み込んでゆく手法は、ローマ帝国をはじめ、しばしば人類史に登場しますが、現代という時代にあっても、この異民族支配の伝統的な手法は実行されているようなのです。自民党総裁選挙を舞台として演じられている‘茶番劇’にも透けて見えるように、民主的な選挙も上部からコントロールされ、すっかり形骸化しています。そして、日本国の支配地への転落は(もっとも、明治以降の日本国が真に独立国家であったのかどうかは疑わしい・・・)、今日の政治家に...日本国の政治家の権力濫用問題

  • ‘危険な存在’となった日本国の政治家達

    グローバリズムが未だはっきりとした輪郭をもって現れていなかった時代、日本国の政治家は、‘三流’とはされながらも存在感の薄い無害な存在というイメージがありました。民主主義の観点からは望ましいものではないにしても、政策の立案や法案の作成は官僚が担っていましたし、たとえ陰で利権漁りや地元への利益誘導に勤しんでいたとしても、目に見える形で一般の国民に対して直接的な害を与えることは稀であったからです。ところが今日、グローバリズムは、日本国の政治家達をすっかり同勢力の‘パペット’に入れ替えてしまい、日本国民にとりまして極めて‘危険な存在’に変貌させてしまったようです。昨今、東大出身者の国家公務員総合職離れが報じられているように、官僚という公職の魅力が低下してきています。その主たる原因は、政治家達が、官主導の政治からの...‘危険な存在’となった日本国の政治家達

  • 自民党総裁選挙に見る‘選挙コントロール’の手法

    政治家サイドよりも国民の知的レベルが高いことは、今般の自民党総裁選挙においても顕著に観察されます。同選挙における勝利者が既に大凡決められており、選挙そのものが事前に造られたシナリオに従って動いている可能性に、多くの国民が気付くという現象が起きているからです。もっとも、最初に作成された計画では、自民党総裁選挙の勝利者は、‘先兵’としての実績を積んできた河野太郎氏であったのでしょう。しかしながら、無責任極まりないコロナ・ワクチン事業の推進やデジタル化で見せた強引な手腕から、同氏に対しては、国民の間でアレルギー反応とも言えるほどの反発が起きてしまいました。そこで、早々に河野路線を断念し、同氏は新政権発足後に重要ポストに配置するものとして、小泉進次郎候補を当選させる作戦に変更したものと推測されます。ところが、同候...自民党総裁選挙に見る‘選挙コントロール’の手法

  • 国民の方が高い‘知的レベル’

    先日、自民党総裁選挙への小泉進次郎氏の立候補表明の記者会見にあって、フリーランスの記者から知的レベルの低さを問題視する質問を受けたことが、メディアやSNS等で話題となりました。一般の社会にあっても、本人に面と向かって‘知的レベルの低さ’を指摘することはめったにはありませんので、その暗黙のマナーを破るような質問に驚かされたのです。かくして、知的レベルの問題が、突如として政治の表舞台に登場してくることとなったのですが、実のところ、知的レベルは、国家や国民にとりまして大問題であるように思えます。もちろん、政治家の知的レベルが低い場合、全ての国民に被害や損害が及ぶこととなります。法律や政策は凡そ全国民に対して法的効果が及びますので、政治家が杜撰で浅慮な決定を行なえば、国民は愚かな判断の巻き添えとなり、国家滅亡を憂...国民の方が高い‘知的レベル’

  • グローバリズム対反グローバリズムが最大の対立軸

    自民党につきましては、プラザ合意以降、国民に対しては保守政党の看板を掲げ続けながらも、新自由主義を基本方針とする‘グローバル政党’へと変貌を遂げてきました。このため、今日では、その総裁選挙における候補者の顔ぶれは、何れもグローバリスト、即ち、世界権力の息のかかった政治家ばかりです。自民党が保守層を騙す‘偽旗政党’とされるのも、マスメディアが実施した世論調査の結果とネットニュースのコメント等で見られる一般国民の評価とが著しくかけ離れてしまうのも、外観と実態との違いに由来すると言えましょう。さながら‘保守主義者の仮面を被ったグローバリスト’なのです。世界権力のネットワークは全世界に張り巡らされているために、同現象は、日本国の自民党に限られたものではありません。アメリカの共和党もグローバリストで占められています...グローバリズム対反グローバリズムが最大の対立軸

  • 自民党総裁選における‘おとり作戦’に警戒を

    国民が注視する中、自民党の総裁選挙は、本日9月12日に告示されることとなりました。投票日は、15日間の選挙戦を経た9月27日となるそうですが、過去最多の9人が立候補を表明しており、簡単には予測のつかない混戦となる模様です。政党内部の選挙ですので、国民に投票権があるわけではないものの、議院内閣制を採用している以上、事実上、首相の座をめぐる選挙となりますので、国民は、否が応でも目が離せません。しかも、今日の政治家に対する日本国民の不信感は、これまでのものとは質的な違いがあります。かつて、‘日本国は、経済は一流、政治は三流’とも揶揄されており、政治のレベルがそれ程高くはなくとも、一先ずは厚い中間層が形成され、国民が豊かさを実感できる時代がありました。言い換えますと、国民が政治に無関心であっても済まされた時代であ...自民党総裁選における‘おとり作戦’に警戒を

  • 小泉候補の返答から読む日本国の危機

    先日、自民党総裁選挙の立候補会見における小泉進次郎氏と記者との間の質疑応答が、メディア並びにSNSにおいて物議を醸すこととなりました。質問者はフリーランスの記者ということですので、比較的自由な立場からの質問であったようですが、その内容が、小泉候補の知的レベルの低さを懸念するものであったことから、先ずもって‘同候補に対して失礼ではないか’とする批判と、‘核心的な問題をよくぞ言った’とする、記者に対する賛否両論が湧き上がることとなりました。次いで現れたのが、小泉候補の返答の妙を評価する声です。しかしながら、同候補の返答内容を読みますと、思わず頭を抱えざるを得なくなるのです。知的レベルの低さをストレート、かつ、突然に指摘された場合、大抵の人は侮辱されたとして怒りに気色ばむか、あるいは、狼狽して返答に窮するもので...小泉候補の返答から読む日本国の危機

  • 皇族の存在と日本国民の精神性

    封建時代にありましては、主君に対する家臣の忠誠心は美徳として賞賛されていました。主君は家臣達の領地を保障し、報償や俸禄をも与える存在でしたので、家臣は、自らの命を擲ってでも主君を護るべきとされ、主君に誠心誠意奉仕する忠臣こそが家臣の鏡とされたのです。君主と領主との堅い絆は保護・被保護の関係、あるいは、非対称ながらも相互依存の上に成り立っており、家臣の忠誠心は、運命共同体とも言える同関係を精神面において支えていたこととなりましょう。ヨーロッパの封建制度の場合、両者の封建契約を介しましたので、家臣のモラルという精神面よりも比較的法的義務の側面が強いのですが、こうした関係は、その成立前提としてギブ・アンドテイクの関係を見出すことができます。このことは、武士道や騎士道として現れてきた主君と家臣との間の麗しい主従関...皇族の存在と日本国民の精神性

  • 象徴天皇制度こそ議論すべき

    目下、秋篠宮家の悠仁氏の東大推薦入学の問題をめぐりまして、国民の多くが今後の成り行きを注視する状況が続いています。これまでにも、ネットを中心として皇族については批判が湧き上がることはあったのですが、今般の一件に関しては、遂に国民の許容の限界を超えてしまった感があります。皇族の入学や入試については、特別待遇を疑う同様の疑惑が囁かれたのは、今回が初めてのことではありません。とりわけ、姻族となる小室氏に対する特別の便宜については、日本国内のみならず、アメリカの弁護士資格試験にまで背後から動かした可能性さえあります。このことは、皇室の背後に日本国政府のみならず世界権力が蠢いている可能性を強く示唆しているのですが、東京大学農学部の推薦型選抜の学生募集要項に『国際会議への参加等の活動』が急遽加えられ、第27回国際昆虫...象徴天皇制度こそ議論すべき

  • 既に象徴天皇制は根底から揺らいでいるのでは

    秋篠宮家の悠仁氏の東大推薦入学問題は、象徴天皇制度を根底から問う展開となりました。昨今、ウェブ上で実施されたものの、‘人権侵害’のクレームを受けて閉鎖に追い込まれた署名サイトの文面は、「悠仁様が東大の推薦入試を悪用し、将来の天皇として『特別扱い』で入学されることは、象徴天皇制を根底から揺るがすこととなるため反対します」であったそうです。しかしながら、象徴天皇制は、既に根底から揺らいでいるのではないかと思うのです。同サイトの文面は、‘悠仁氏の東大推薦入学を諦めれば、象徴天皇制は今後ともつつがなく維持される’とも読めます。特権の濫用による不当な‘裏口入学’を諦めれば、国民の多くから反発も受けることはなく、象徴天皇制も安泰であろうという意味合いです。言い換えますと、同署名サイトを設けた人は、‘皇室に反対する人’...既に象徴天皇制は根底から揺らいでいるのでは

  • 東大も正義を問われている-皇族推薦入学問題

    トンボは、古語にて‘あきつ’と呼ばれ、日本国は、これに由来して‘あきつしま’とも称されてきました(『日本書紀』や『古事記』・・・)。このため、枕詞では‘大和’にかかり、『万葉集』にも歌われています。トンボが日本国を象徴しているとしますと、秋篠宮家の悠仁氏が昆虫研究にトンボを選んだのは、秋篠宮家の‘あき’と音が通じることに加え、どこか、日本国を意識してのことなのかもしれません。今般、悠仁氏の東大推薦入学問題にあって国民から批判の声が湧き上がることとなったのも、同一件が、秋篠宮家や悠仁氏の私的な領域を遥かに超え、国家的なレベルの問題に発展したからに他なりません。進学における選択の自由が皇族に認められている今日にあって、悠仁氏が国立大学に進学を希望することは全く以て自由です。国民の誰もが、悠仁氏の志望校が東大で...東大も正義を問われている-皇族推薦入学問題

  • 皇族の東大推薦入学の補助金問題

    秋篠宮家をめぐる東大推薦入学の問題は、公平であるべき国立大学の入試制度を私心によって自己に有利になる方向に歪めた不当介入に留まりません。もう一つ、極めて重要な問題を挙げるとしますと、それは、入学を認めた大学に対して‘見返り’が用意されていたのではないか、とする疑惑です。しかも、国家予算による・・・。どのようなルートを使うことで、秋篠宮家、あるいは、宮内庁が東大の推薦入学制度を変更させることが出来たのか、これも謎です。秋篠宮家が個人的な人脈やコネクションを頼りにして同作戦を進めたのか、同宮家の意向を受けた宮内庁が大学側に働きかけを行なったのか、定かではありません。宮内庁等の公務員には、創価学会や元統一教会と言った新興宗教団体の信者が数多く‘配置’されているそうですので、こうした巨大宗教団体が‘横の繋がり’を...皇族の東大推薦入学の補助金問題

  • 皇族は国民が同情すべきほどに不自由なのか?

    皇族の大学進学問題は、入試における公平性原則をも損ないかねない社会的な危機をもたらす事態に至ってしまいました。その主たる責任は、国民が声を上げざるを得ないレベルの権力濫用を行なった皇族の側にあるのですが、何故か、皇族に対する同情論をもって‘特別入学’を擁護する意見も聴かれます。同擁護論とは、皇族は、一般の国民とは比べものにならないほどの我慢を強いられており、自由も大幅に制限されているから、皇族は、まことに国民が同情にあたいする立場にある。それ故に、一般の国民は、窮屈な皇族の立場を慮り、その私的要求を受け入れるべきある、とする論理です。言い換えますと、公的立場に伴う皇族の不自由さの代償として、国民は、皇族の自由を認めるべきである、ということになります。この説、もっともなようにも聞えるのですが、深く考えてみま...皇族は国民が同情すべきほどに不自由なのか?

  • 開き直りの皇族東大推薦入学擁護論

    報道に因りますと、昨今、オンライン署名サイトにあって「悠仁さまの東大進学に反対する署名活動」が設けられ、1万筆を超える署名を集めながらも、ユーザーからのガイドライン違反の通報を受けたため、同活動は中止されたそうです。同署名活動がガイドライン違反とされたのは、皇族に対する人権侵害に当たるからなそうです。確かに、皇族であれ、誰であれ、自らが学びたい学校を選ぶのは本人の選択の自由の範囲に含まれます。他者が、当人対して‘○○大学には進学してはいけない’、あるいは、‘○○大学を受験してはいけない’として、入学希望を断念させることはできません。この側面のみを捉えれば、‘人権侵害’という主張にも一理があるように聞えます。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏に至っては、ウェブ上の記事において、「仮に報道のとおり悠仁さまが東大へ...開き直りの皇族東大推薦入学擁護論

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、倉西雅子さんをフォローしませんか?

ハンドル名
倉西雅子さん
ブログタイトル
万国時事周覧
フォロー
万国時事周覧

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用