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  • ありが-た-う

    エレカシの宮本さんがインスタか何かで、自筆を載せていた。その中で『ありがとう』のことを『ありがたう』と書いていた。 今はもう旧かなづかいも見ないけれど、この”ありがたう”は”ありがたい”という単語を兼ねていて気持ちがいい。間違って書いてしまったとは思えない。 彼の『冬の花』の中のフレーズに”摩天楼”ということばが出てくる。宮本さんは”まてんおう”と歌っているように聞こえる。そう聞こえ…

  • 川端康成『ほくろの手紙』

    女の肩には豆粒くらいのぷっくりとしたほくろがある。子どものころから無意識にそれに触れる。夫の元へ嫁いだのちもその癖は続いていた。 夫はそれを嫌い直せと言う。女は素直に従い、直そうと努力する。夫は暴力まで振るうほど、女を叱る。ほくろに触れている時の女の顔のみじめなようすが嫌だと言う。 子どもの頃は母親や姉たちにからかわれ、同様に直すように言われるが、夫ほど嫌なことは言わない。 女は右肩…

  • 紫式部

    花好きの隣人が種をくれた。吹けば飛ぶよな粒よりも粒々の白い種。口で吹かなくてもその時風がやってきて種を載せた紙が揺れた。一粒だけが冷たい石ころの間に落ちた。二度と取れない。ここから生まれてきたら奇跡だ。種よ、わたしを恨むな、風に怒れ。 土を入れた小さいポットを手にしてきた隣人は、種を大事に土に蒔き、すぐそばの自分の庭へとって返してその上に土をかぶせてまた持ってきた。 ポットをそのまま二…

  • 往生際

    bad loser 往生際が悪い人 painful fact 痛々しい事実 この二つの言い方は、むかーし、英語のエキスパートだった友人が教えてくれたものです。とても印象深く、ずっと忘れません。 後者のほうは、その単語をたどたどしい発音で言っ…

  • 布パンツのままで

    昨日の午後の晴れ間は雨上がりのあとであったし、今日のほうを春の初空としよう。 自宅の庭の草取りを今朝は二時間した。お昼をよばれたあと、またするかどうか考えあぐねている。校正の通信の提出課題が真っ白なのとチンプンカンプンのと二つ残っている。 しかし外の青空と光を見ていると、家の中にあるあらゆる宿題を放り投げてウキウキと頭も体も軽くなる。 自分ちの草取りは楽しい。シルバー人材の草取り…

  • ガザとラザ

    今朝、夜中や明け方は打つ雨の音を夢うつつに聞いていた。午前中にはそれも止み、昼前には柔らかそうな日の光が射してきた。生乾きの洗濯物を外へ出したら、風は少しあったが、えらく空気が温かく驚いた。ついさっきまで、家の中では電気を消したこたつに足を突っ込んでいた。中より外が優しい時がある。 庭にある丈夫なガザニアが、床屋へ行かない子どもみたいにみっともなく伸びている。ガザニア、と声に出さずに思う…

  • 日本中が何した

    日本人は、というより、日本のマスコミは、なぜ『日本中が……』という言い方を好むのだろう。 今起こっている大きなニュースが日本国内のことで、自分に深く関係していれば怒りもし心配もする。しかし、我が家の体勢に影響もなく個人的な興味もなければ、一度はニュースを見てもそこで終わる。 今評判の、渦中のアスリートの件でも、巨額の財産を恨めしく感じこそすれ、好きとか嫌いの対象でないから関心はない。…

  • 了解

    Will do. 了解しました。 That will do. 十分です。 Either will do. どちらでもけっこうです。 ベラが話す中で、どこか違うと思っても全部同じよ…

  • 愛車のように大事にする

    わたしの口から音になって出ることばは、普段わたしの内側にいる。ふつうに考えると、こころの部分に常駐しているのだろう。こころがハートでイコール心臓なのかどうかは、脳も含めて、しかとはわからない。 わたしが野菜を食べ肉を食べれば、内側にいるもの達は同じ食物を食べ、好みに染まる。行動を共にして性格も似ついていく。 口の外へ出たことばは、空中のゴミや汚れをかいくぐり、不運な時はぶち当たり、シ…

  • おごり

    ベラと二人でどこかの飲食店へ行くと、やっぱり気を遣ってわたしがお勘定をしようと思うのですが、適切なことばを探している内にベラが払ってくれていたり…… It's on me. ここはわたしのおごりです。 It's on the company. 会社持ちです。 …

  • 雨が降れば

    雨の日は落ち着くから好きだ。地面を打つどしゃ降りの音は尚更好きだ。 抜けるような青空や南国の海を見る時に感じる解放感、というものがあるなら、雨の日に感じるのはその反対の気持ちだ。解放感の対語だから閉塞感か。 まだ仕事が残っている庭の茶色一色の花畑のことも、どうでもいいがあればあったでいいと思う文房具買いのことも、荒天時の土のはねで汚れたガラス窓のことも、雨の音はきれいに流してくれる。…

  • どういたしまして

    You're welcome. これだけでもちろん十分ではありますが、 The pleasure is mine. It's my pleasure. あなたが喜んでくれるのがわたしの喜び、だから「どういたし…

  • 牟田都子『文にあたる』

    誰でも一度や二度は、自分が書いた文章を直されたり人の書いたものを直したことはあるだろう。学校時代の教師からの直しなら幾度でもある。 この本の著者は書籍などの校正を生業とする人だ。誤字脱字はもちろん、事実確認や内容の正誤などの校閲も含む。 言葉は口から飛び出して人の耳に届き、手が文字を形作る。活字になった言葉は人の目に触れる。読み手は紙面から、探している情報を求め、自分を勇気づける考えを…

  • 一年計画

    校正の通信講座の提出課題は、現在のコースは月一出すのが目安だ。前にもここに書いたが、わたしはこの先一年間ほどの計画を立てている。それで大抵決めた計画で今の講座を修了したいので、課題も遅れないように郵送する。 どこの通信講座でも、目安の期間に修了しなくても、その後数か月は無料で在籍できるようになっている。わたしの場合は初秋までの猶予がある。もう半分以上の提出を終えた。そうしたら、直近の添削…

  • お父さんと呼ぶ

    いつも行く美容室の先生がある日、「あなた、旦那さんのこと、何て呼んでる?」と聞くので「お父さん」と答えた。案の定、先生は「でもあなたのお父さんじゃないんやろ?」と言う。 そんなこたぁ、重々承知だ。わたしも、我が子が皆家を出てからは、名前を呼びたいと思うが、できない。近所の、子どもを持たない奥さんが、ご主人のことをお父さんと言ったのを聞いて不思議ではあった。 美容室の先生は反対に、長年…

  • 久し振り

    You are as close as an oyster. 口が堅いですね。 oyster は貝のカキですが、「思いのままにできる人」「機密を守る人」の意味があるのも納得です。 Welcome back. 久し振り。 簡単な言い方でもすぐには口をついて出ないのがつらい…

  • トイレブラシ

    昨日の記事に登場した、仕事を辞めたいというシルバー会員さんは”辞めたい”のではなく、”勝手に辞めた”ということがわかった。 仕事をもらっている事業所は給料の締めが20日なのだが、件の会員さんをKさんとするが、彼女の20日前の勤務は19日だった。あとで思えばKさんは締め日にこだわったというのか、自分では律儀なやり方をしたと満足している…

  • 自分なりに働く

    シルバー人材から固定で行っている屋内清掃は三人のシフトで回っている。一人の会員のご主人が具合悪くなり、今後も介護が必要なので辞めたいそうだ。どうしようもなく、しかたない。会員は年々歳を取り、メンバーも流動的で、それでも困らない程度の仕事がシルバー人材だ。 依頼者側もわかっていて、人がないとハローワークで見かけた案件が回ってきたりしている。 ハロワから行く若めのパートさん達と変わらない時…

  • わき腹

    I'm trying to get rid of my muffin top. ベラの言ったことが聞き取れない、意味不明の時は手書きしてもらうのですが、やせようとしてる、ということらしいです。 マフィンはお菓子の名前ですが、焼き上がってカップからおいしそうにはみ出しています。そこから muffin top はわき腹のぜい肉のことです。ズボンからはみ出しますね。…

  • 今朝のつづき

    昨日は風が強くて、花を供えるのを今日にした。花筒があるところはまだいいが、それがいったいいつから使っているのか、ひび割れたり欠けたりしている。水を入れても、瞬時にすべて流れ出るような状態で、花もかわいそうなものだ。 たぶん担当の職員さんはそんな花筒のことも知っているのだろうが、都会にいる子孫さんに言う必要はないと考えているのだろう。 けれども、都会からそんなに何年も帰ってくることはな…

  • 彼岸

    明日が春分の日ではあるが、わたしの一つ目の彼岸が終わったという日はほっとする。 シルバー人材から仕事で何件かの墓地の草取りが終わり、その内の数件は花を買って供えるところまでが仕事である。初めにそう聞いた時はめんどうくさいなぁと思ったが、お金お金と割り切らないとしょうがないし、墓仕事は個人宅の草取りよりはずっと割高の賃金だ。恐縮です、とぺこぺこしてもいいくらいの区画もある。 同じ墓地団…

  • くせ者

    校正の通信講座の課題で、助詞一つあるかないかで、文章の意味が普通かおかしいかと思う箇所があった。ある本から抜粋した何ページ分かだったが、その著者は故人であるし、何よりも本は既に刊行されている。 それなのに、わたしは血迷ったようにその部分の欄外に黒鉛筆で、「……」の部分は「〇」という助詞がないほうが意味が通じるのではありませんか? などとえらそうに注意書きをした。添削が返ってきた時、そこの…

  • 芝木好子『隅田川暮色』

    毎日、お茶漬けばかりで昼ご飯を簡単に済ませている時、あるいはその延長で晩ご飯もついでにささっと済ませていると、何となく重いものを食べたくならないだろうか? わたしは料理下手だし、もちろん食通でもないからお茶漬けの反対側にある食べ物って何か知らない。うまい具合にたとえられないが、読書のことが言いたいわけで、お茶漬けはわたしの場合、ライトノベルのような読み物。お茶漬けはおいしいし、その魅力も…

  • ルーマー・ゴッデン『ねずみ女房』

    あなたはねずみが嫌いですか? ならばどんなところが? ある家に子どもに捕まえられたキジバトがやってくる。 ねずみが鳩をみたのは初めてだった。鳩はえさも食べずに、狭いかごの中で段々弱っていく。ねずみは毎晩のようにかごのそばへ様子を見に来るが、本当のところは鳩が食べずに置かれたままの豆ほしさからだ。せっせと豆を取って家族の元へ運ぶ。 やがて鳩はねずみに、自分が住んでいた世界のこと…

  • 墓掃除

    春の彼岸が近づくと、シルバー人材からお墓掃除(除草)の仕事がある。 都会の団地のように広い墓地なので、夜に仕事をしない限りは怖さはない。でも時々、後ろに今いる墓の先祖さんが立っていたらどんな挨拶をすればいいだろうと、ふと思う。 墓掃除、誰も来ないんですか? とか、お花もシルバーが買ってきて供えますよ、なんてよけいなこと言ってはだめだ。このおうちのご先祖さんをいじめてるみたいじゃないか…

  • プリン

    Thank you for the custard! スーパーでプリンを買っていったら、このラインがきました。 ベラからのラインも同じ文章も多いので、カテゴリーを「ベラライン」から「英語」に変えて、英語にまつわる話題があれば書きます。 「本」は以前から載せていた読書感想文ですが、本に関わることを書ければいいなと思っています

  • 体がなまっていた

    今日、シルバー人材の仕事で草取りに行った。1、2月は草取りの依頼はないのでほぼ三か月振り。草取り用の体がなまっているのと、一日ずつ歳を取っているから、今日はかなりしんどかった。それに加え、今日のお客さんは二、三回目の依頼で普通は二日がかりの家だ。田舎で屋敷は広いし最強の部類に入る草が多い。 初めて職員さんと下見に来た時でも、いろんな現場を見ている職員さんが軽く三日はかかるで、と言った。 …

  • 喜ぶ

    Thank you for sharing your heart with me. ベラが自分の英語クラスを持てるらしいと聞いた時に、わたしが大変喜んだら、あとでこう書いてきました。 Have a wonderful day and rest of the week. rest という単語はよく出てきます。便利です。 …

  • 読売新聞が哲学者ニーチェの言葉を掲載していた。 『あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう』 わたしは、こころから他人の幸運や幸せを喜ぶことができない。それはたぶんに自分が満たされていないからではないだろうか。満たされていることに気がついていないと言うほうが近い。 のび太は人の幸せをこころから喜べる、実にいい青年だとしずかちゃんのお父さんが言った。あの時、そんなのび太…

  • 仮定法

    まだ学生時代の頃、英語で習った文法の中に好きなものがあった。 『仮定法』 ~だったら……だっただろう、に代表されるが、要は仮定なので現実はそうではなかった。その結果は望まないほうに転ぶようなイメージが強かった。 根暗なわたしはこの後ろ向きな意味の強い文法が好きだった。理解していたというのとは別で……。 友達の中に英語のエキスパートのような職業に就いた子がいた。会った時にそんな話に…

  • 大雪

    Paper is always welcome! 開講を予定している英語教室で、工作もするらしくて紙類を集めているらしいです。カレンダーの裏側は何かに使えそうなのでどうかと聞いた時の返事です。 We have been getting a lot of snow! わたし達の町に大雪が降…

  • 先祖さん

    今日みたいに雨が降って、なんということなしに弟を思い出すと、必ずそのあとで内藤やす子の声と『弟(弟よ?)』の歌が浮かぶ。 わたしのように独り身の兄弟を持っている人はいくらでもいるはずだ。消したくても消せない存在、などと言うとひどい言葉だが、いつも胸の奥にしっかりと居座っている。いい歳のおっさんなのだから、三度のご飯はちゃんと食べてるのか、仕事はうまくいっているのか、とは言葉にしてまでは考…

  • あなた次第

    We can meet today or next week.It's up to you. 後半の文章は、あなた次第、あなたの好きなようで、くらいの意味でしょう。短いけれど便利な言い回しです。 I will send you a confirmation LINE tomorrow. 確認のライン、送るね~ わたしはいま…

  • 前もって

    Please tell me 2 days in advannce. ベラも主婦ですから2日前くらいに約束しておいてほしいのです。美容室の予約制みたいなもんでそのほうがいいです。誰でも急に~しよう、なんてなかなかできません。 Enjoy the rest of your day. ベラの家へ…

  • うん、うん、と

    普段行く美容室の先生は(自分から言ったが)76歳だ。年寄りって感じはしなくてきれいにしているから、数字を聞いたほうがちょっと驚く。 長い時は二時間、短い時は一時間半、髪をさわってもらうので、行く度にいろいろな人生経験を話してくれる。人を使っていないし、それだからお客さんもほとんど予約で一人ずつしか取らない。この先生とは他の縁があって昔から顔なじみなので、話しやすく気兼ねがない。 話をし…

  • 今度はいつ?

    My available days have changed. available は便利な単語みたいです。I am available ~ とも言えるようです。 I'm sorry about the change. about を使うと、謝りたいことを簡潔に伝えられそうです。

  • 切符売り場

    昨日の記事に登場した英語の先生とはラインで次に会う日を決めたりしています。 それで、というほどでもないのですが、その先生の名前を仮にベラ先生とします。 どんな名前でもいいのですが、何となく好きな五輪真弓さんの顔が浮かんだので”ベラ”にします。←この部分、意味不明な人はスルーしてください。 【日記】とは気分を変えてデスマスでいきます。 ベラがくれるラインの文面もわたしには勉強に…

  • カモのつづき

    午前中に美容室へ行く予定があったので、一旦記事を切り上げたが、本当に言いたかったのはあのようなことではない。 何を隠そう、お渡ししている料金の額にちまちまとこだわっている自分のことが肝心なのだ。 正確な金額は記すのを割愛させて頂く。一回に一時間半つきあってもらい、月四回行けるかどうかで一万円にも満たない、ということで想像…

  • カモになれない

    ”フリートーク”をみてもらっている(?)アメリカ人女性がいるが、わたしの話すスピードも発音も内容も文法も”フリートーク”というより ”ふりいとおく”という拙さなので、彼女は多少は退屈な時間を我慢しているかもしれない。もちろん、そんなことは聞かないし、適切な英語も出てこない。 そういう気兼ねなど払拭するために、当然ではあるが時間単位で料金はお渡しする。同郷の友人が数人はこの町にいるらしいが…

  • マルチ・ポテンシャライト

    先日、検索途中で、あるブログを通りかかった。自称”マルチ・ポテンシャライト”であるシニア運営者さん。わたしはそのカタカナのことばさえ、初めて知った。 『自分の好きな複数の分野で活躍することができる才能を持つ人のこと』 『一つに絞ることなく、なりたいすべてのものになろうとする人のこと』 というような説明があった。 この男性(たぶん)はそういう自分をこれまでは否定していたと言う。何をやって…

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