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  • 課題提出修了

    校正の通信講座の最後の課題を二問題、ひと月がかりで終えた。郵送で提出したあとで、きっとあれは違うしここも間違ったに違いないと、へんな自信が出てくる。 こんな答案用紙を添削する講師さんはきっとため息ボロボロつくのだろう。テキストにちゃんと書いてあるのに、いつぞやの課題と同じような問題なのに、と思うんだろう。それでも修了証書はもらえる。 先生だからそう思えるまでの歴史があるわけで、60の手…

  • 小梅になる

    ある休日、朝の七時まで眠った。九時間も寝た。年取ってからは、よく寝る子だった昔が嘘のように、深夜覚醒、早朝覚醒が起こるようになった。夢は短編だったり、CMを挟んだ長編だったり、週一の連続ドラマだったりのような気がする。夢を見る理屈はわからない。よくないことなのか、眠りにどんな影響があるのか考えない。ちょっと前までは、やはりよく眠りたいから知ろうとしたが、どちらにしろ関係なく夢は見るからしかた…

  • 猫のものまね

    今日、英語の先生のベラを訪ねた。黒猫を飼っている。わたし達がいる部屋へ入ってきた。掃き出し窓のすぐ外には庭があり日差しに草が光り風には小鳥が飛んでいた。 黒猫は窓の外を見たがっていた。風が強くひんやりしていたので、半袖のTシャツ姿のベラは彼(黒猫はオスだ)のために少しだけ窓を開けてやった。でも臆病者だから外へ飛び出ていくことはないらしい。 もうお昼近くだったので猫も何か食べたいらしか…

  • こわいカ・オ

    わたしの顔は人が見れば怖いらしいと思ったことが二度ある。 細い道の曲がり角で、対向してきた自転車とわたしの自転車が危うくぶつかりそうになった。お互いに見通しが悪く急に相手の顔が見えたような状態で、70代らしき女性は「ワッ、びっくりした!」と多少微笑を含んだ声で言った。わたしはチラッとその人の顔を見た後、少し頭を下げて通り過ぎるところだった。 その時女性の声がまた聞こえた。 「ワッ! …

  • 孫の手

    人ひとりの背中には一人のご守護霊さんがついているのだと、昔に年寄りから聞いた。おんぶお化けの”おぶさりてぇ”のことかと後に思ったが、それとは違うらしく、自分の担当である人間を守っていてくれる良い霊で、怖がることも忌み嫌うこともないと聞いた。 まだ大人ではなかったその頃のわたしは、翌日から背中が重いような寒くなるような気がしたものだ。どうしても”おぶさりてぇ”の顔や声が浮かんできた。 お…

  • 言葉は飛ぶ

    遠い昔、薄い関係の知人と立ち話をしていました。口内炎が痛かったという話題でしたが、それを形容するのにわたしは”死ぬほど痛くて……”と言ったのです。 深い考えもなく口から出てしまった『死ぬほど……』という言い方ですが、言った瞬間に当時70歳代の知人が数年前に息子さんを病気で亡くしていることを思い出しました。 言葉は飛んでいってしまいました。女性は同じ微笑のまま聞いていましたが、わたしは大変…

  • 涙の膜が降りた

    寝ながら考えたり、早朝覚醒でしかたなく考え事をしていた。 わたしのように、もう残り時間が少なくなってから何事かを焦って身に着けようとするのは、悪くはないが後悔も寂しさもなくはない。そこで、息子たちには言わないが二人の娘に唐突にラインをした。もちろん早朝ではなく日が高くなってから。 ”お母さん(わたし)のように、年取ってから慌てるみたいに何かを学ぶより、今から習得できるものや好きな事…

  • 取ったが勝ち

    この人、実際の年齢よりえらい老けて見えるなぁ、以前白髪をチラホラ見せたままだったのに今日はさすがにきれいにカラスの濡れ羽色にしてきたな、とか厚化粧で顔がテカテカ光っている、などとテレビ画面に満面の笑みで映し出される人をこき下ろす。 ことばの限りを尽くして、人をけなすことでその日の嫉妬心をはぐらかそうとしている。 ある文学賞を取った人とそのニュースをテレビで見ているわたしの光景だ。 …

  • 能力不足

    わたしは人を許すなり大目に見るなりというのができないのかしたくないのか、その結果収まらない腹の虫に結局は自分がしんどい思いをする。 性格が違えば、ま、そんなくらいええやん、で済むようなことに目くじら立ててしまうこともあった。よく考えてみれば、自分だって同じような失敗はいくらでもしていたのに、人がすると必要以上に怒りが生まれる。 なぜなんだろう。根がいじわるばあさんなのか。人に厳しく自分…

  • 文章って

    自分がしてほしいことを、人にしてあげようと聞くことがある。親切にしたり、優しいことばをかけたり、そういうこと。 でも、書くことに関してはどうなのだろう。売れる文章を書くためには、というハウツー本もある。独りよがりの文はだめ、読み手が何を求めているかを考えろ、と言う。 読者層にもよるし、内容にもよるから書き物全部については言えないが、根っこのところにはどうしてもその考えはあるんだろう。 …

  • 健康人

    昔の友人の中に双極性障害の人がいた。自分から周りの数人に打ち明けた。その言葉を調べたが、つき合いの上ではその症状を特に感じることはなかった。時たま、具合が悪くて自分の仕事か何かを断ったり中断せざるを得なくなったらしいとの噂を耳にした。 タクシーに乗る時に障害者手帳を使うとか、夜中にハイテンションでずっと掃除をしてしまう、ご主人は病気のことを周囲に言わないでほしいと思っている、知らない人が…

  • 川端康成『地獄』

    死んだ男が、生きている自分の友人と語り合う話だ。 死んだ男の妹も既にこの世にいない。友人はその妹を愛していた。ある晩、妹は突然命を絶つ。おそらく事故ではないと思われる。 その原因の渦中にいるのは自分だと友人は考えているが、十年間、それを誰にも言えずに生きてきた。女が死んだ本当の原因がこれだと断言できることはない。 のちに友人の妻となった女は、夫のかつての恋人に嫉妬する。初めて事件のこ…

  • チャイム

    昨日の夕方ピーナッツを食べ過ぎて、夜にやっぱりお腹が痛くなった。何回かトイレ通いをする途中の時間に、玄関のチャイムが鳴った。日付けが替わった頃。 数年前にも一度、真夜中に鳴った。たぶんチャイムの不具合で突然鳴ったり、実際人が鳴らした5分後に初めて鳴ったりしていた。 前の時は誰か、幽霊にしろピンポンダッシュの犯人にしろ、玄関に人影を捜しに行った。さすがに今回はピーナッツ食べ過ぎの後悔の…

  • お互いさま

    お礼を言う時など、いつも決まりきった言い方しかできないのは寂しいもので、ベラに時々、そう難しくはなくて違う表現を教えてもらいます。 You saved me. 助かりました。 I have your back,and you have mine. お互いさまです。 待…

  • またひと騒動なのか

    今しがた、18時前にシルバーの職員さんから電話があった。 シフトは今日がわたしで、明日は復活したか舞い戻ったかのポヤ~ンだ。 職員さんは、わたしに明日も勤務できないかと聞いた。うまい具合にわたしの口はすんなりと 「明日は無理です~」と声を出した。 無理をすれば、用事は特にないから出勤できないことはないけれど、したいことが山ほどあるから行きたくない。 急用はしかたないにしろ、…

  • もう一人の人

    今朝のブログを書いたあと、職場へ行くとシルバーの連絡ノートに、ポヤ~ンではないもう一人の会員がこう書いていた。 『〇〇さん(ポヤ~ン)の復活、良かったです』 この人はわたしとは真逆の感情だったのだ。人それぞれ。

  • 帰ってくるポヤ~ン

    あろうことか、あのポヤ~ンが再び職場へ戻ってくるらしい。 忘れもしない、3月18日の退勤時にさっそうと頭の中も軽やかに辞めていったのに、それから二、三日もしない内に事務局から四月分のシフトを送りますね~とメールがあった。 次の週のポヤ~ンの代わりは頼まれていたけれど、えらい早くに次の会員さんを見つけたも…

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