前回に引き続き、<主観-客観>図式が自明な世界像として共有されたプロセスのうち、残り三つについてです。以下、だいたいの要約です。(2) 感性的性質、相対的であいまいなものの「数式」化時間や空間と違って、あいまいな自然の性質をどう「数式化」するかという問題があります。近代の自然科学は因果系列を用いて感性的性質を
野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。
記憶をどう考えるかの続きです。神経系などに記憶痕跡として何かしら物質的に残るという考え方を否定するわけではないですが、説明しきれないところをもうちょっとつめて考えたいです。海馬とかのいわゆる記憶領域が陳述型記憶に大きく関与しているのは間違いないでしょう。それでこの手の話で出てくるのは、記憶領域の損傷により体験した出来事を記憶として保存しておいて思い出すことができないという、いわゆる長期記憶です。記...
2023/01/292022-2023 the Primera RFEF Group 1 21stSan Fernando 2 - 2 RC Deportivoロスタイム4分に同点弾くらいました。チームとしての攻撃がやっぱり上手くいってないみたいで、でも個人能力で二点もぎ取って勝ったと思ったんですけどね。RCDLC.com情報での現在の順位は下の通りです。1- Alcorcón 432- Castilla 413- Córdoba 404- Depor 395- Racing Ferrol 35------------------------6- Celta B 337- Cultural Leonesa 338-...
メモまとめのまとめ1回目です。結論にあたる第三章を先に要約して、第一章と第二章の配置がどういう理由だったか考えようと思います。まず第三章のまとめをみてみます。西洋近代は一次モデルとして社会契約論的に自由な個人が契約によって社会を作り出す、という考え方を持っています。このことで「自由な個人の間にいかにして社会秩序をつくりうるか」というホッブス問題が生じます。この問題の解決は現実的には不可能ですが、解...
ウォーフの言語観:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第4章メモ2
今回は言語と認識の関係についてです。言語学でたまに聞くウォーフの言語観が挙げられています。以下、だいたいの要約です。一般に「言語は自然のうちにであれ、私たちの脳髄のうちにであれ、すでに成立している事態を映しとり伝達する手段にすぎないと考えられて」います。ウォーフはこれとは異なる言語観を持っていました。ウォーフは火災予防検査官をしていたときの経験から、「言語はそれとは関係なくすでに本質的に形づくられ...
第三章のメモまとめ二回目です。ピューリタン社会と西欧近代社会の共通点として「制度更新のダイナミクスをその内部につくりだした」ことが挙げられます。無限の更新運動としての現れは同じなのですが、ピューリタン社会と近代とは一次モデルが異なっています。ピューリタン社会の一次モデルは神の存在が前提となっているので、制度Iの選択は「選択できる」というよりも「選択せざる」を得ないもので、「彼らは『自由』たらんとし...
記憶を痕跡としての記憶の他にどう考えるか:ホームページ用メモ23
言語現象のオートポイエーシス論的説明にしろ、動物行動学にしろ記憶をどうにかしないと話が進みそうもないです。身体(特に神経系)の痕跡としての説明には限界があるので、それ以外での説明です。L.ラタッシュの『運動神経生理学講義』にもその旨が書いてあったんですが、この本に書いてあるのは問題点を提示するところまでです。記憶痕跡のモデルにはホップフィールドネットワークとかも含まれそうです。ホップフィールドネット...
第三章のメモのまとめ一回目です。ざっとみる限り、一つの結論を補強するために視点を変えての繰り返しが多い感じです。西洋近代の定義で重要なのは、社会契約論的に自由な個人が契約によって社会を作り出すと考えられていること(一次モデルとして?)です。このことで「自由な個人の間にいかにして社会秩序をつくりうるか」というホッブス問題が生じます。西洋近代社会はホッブス問題の解決として「自由な個人を保存する社会秩序...
反哲学史 (講談社学術文庫) [ 木田 元 ]価格:1,067円(2023/1/23 12:53時点)感想(2件) 木田元『反哲学史』評価: おそらく日本で最も読みやすい哲学入門書である、木田元『反哲学史』の書評と要約です。古代から近代の哲学をその連続性に焦点を当てて、大胆にその歴史的経緯を要約してあります。書かれていることはかなり絞ってありますが、その内容自体は高度な哲学的思索を含んでいます。そのため全体として...
2023/01/212022-2023 the Primera RFEF Group 1 20thRC Deportivo 1 - 0 CF Rayo Majadahondaルーカスの3試合連続ゴールで逃げ切りました。 得点は終盤だったので危うく勝ち点3を逃すところでしたが。内容のあまりよくない状態が続いてる感じです。この状態で勝っているのだからもう少し全体での構築が上手くいけば一気に抜け出せそうなのだけど。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。開始からLucasに二度のチャンスが来る...
フランス革命と「人間の平等」という理念:宇野重規『民主主義とは何か』第二章メモ5
第3節に入って今度はフランス革命についてです。以下、だいたいの要約です。3 フランス革命とルソー1789年のバスティーユ監獄の襲撃を期に市民の不満が爆発しフランス革命がはじまります。財政赤字に苦しむ王権が約170年ぶりに三部会を開きます。三部会のうちの第三身分、平民の代表が進まない議論に不満を募らせ、自分たちを「国民議会」と宣言します。「国民とは平等な個人から構成される」という考え方から世襲される貴族の権...
運動を引き起こす下行性の指令を含む機構のモデル:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ8
第2章最後のメモです。運動を引き起こす下行性の指令を含む機構をどう考えるか、ということについてです。以下、だいたいの要約です。障害物を回避するモデルでは、障害物に関する情報は何かしらの形で得られ利用できると仮定しています。視覚情報を利用する場合に次の二通りの方法が考えられます。一つは「障害物が環境のどこにあるかという位置座標として知覚する」というもので、もう一つは「環境中を動き回ると、自分と障害物...
ピューリタン社会の制度更新のダイナミクス:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第三章メモ3
第三章第二節前半のメモを書いておいて上げるのを忘れてたみたいです。だいぶ順番が前後しましたが第三章第二節前半のメモです。前半はこれまでの内容の確認になってます。以下、だいたいの要約です。二 近代の歴史的変遷(前半)ピューリタン社会と西欧近代社会の共通点として「制度更新のダイナミクスをその内部につくりだした」ことが挙げられます。ピューリタン社会の方は「業の契約」(神とアダムの契約)を具体的な規範にし...
高校数学の三角比のページを作り終わったので更新頻度を一日一度くらいに戻そうと思います。一ヶ月でページを作り終わる予定が二ヵ月かかってました。時間がかかった理由はスプラトゥーンにかまけてたから。今やっとA-ランク。5回連続Aランク昇格戦で負け越したときは永遠にBランクかと思いました。そういえば絵の練習もまったくやってなかったです。こっちは動物行動学ページですぐに必要になるので必要に迫られて練習するでしょ...
第二章のメモは残り2つです。前回までの内容とのつながりが重要なんですが、まずはメモを簡単にまとめてみます。十七世紀のニュー・イングランド社会は、ごく伝統的な規範の内容を、個人の契約の結果という新たな形式(フォーマット)によって読み込んだ点において近代的でした。そしてゼクテの論理にもとづく社会の形成が、結果として社会の一次モデルそのものの転換となって現れます。「特定の個人の人格に回収されず、かつ、個...
2023/01/142022-2023 the Primera RFEF Group 1 19thAD Alcorcón 3 - 1 RC Deportivo 前半に先制されキーパーのMackayが後半に一発退場、ルーカスがフリーキックを決めて同点に追いつくも残り10分で二点決められ敗戦。内容もよくないみたいでファーストラウンドを悲しい折り返しです。https://www.rcdeportivo.es/の試合情報はこちらです。AD Alcorcón: Jesús Ruiz, Víctor García, Castro, Babin, Morillas, Moyano (Juanma,...
分析哲学の続きです。前回順番間違えて第4章にいってました。逆になりましたが、今回が第3章の最後のメモです。以下、だいたいの要約です。B 分析哲学の目標と二つの道個別科学の急激な発展もあり、それまで哲学の対象としていた領域はそれぞれの科学分野にまかせ、哲学では科学全般の見通しを与えよう、という考え方がでてきます。また十九世末からのイデオロギーの対立において、それぞれの立場の指導者が科学的真理に基づいて...
2022/12/182022-2023 the Primera RFEF Group 1 18thRC Deportivo 3 - 0 Unionistas de Salamanca CFいきなりのルーカス二発で快勝です。1部で今も成績残してる選手が三部に来たら別格ですよね。なんかもう一位通過で昇格が決まった気分になってきました。いくらなんでも気が早すぎ。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。開始直後はデポルが攻撃で押し込むもUnionistasがカウンターで応酬。30分くらいまで何度か決定機をつくるも...
シンボル化の能力:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第4章メモ1
第4章に入ります。まず動物としての人間をどう考えればよいかという話で始まっています。以下、だいたいの要約です。第4章 人間における自然と文化人間は動物の一種ですが、他の動物とは明確な違いを持つものとしての意味もあります。その違いは人間だけが「文化」を持つことに起因します。しかし現在は環境問題等により、人間/動物、文化/自然といった対立図式を単純に当てはめられなくなっています。「人間における自然と文化」...
西洋近代形而上学と数量的自然科学の関係の続きです。自然科学と数学の関係でライプニッツを除くことはできないように思えますが、ライプニッツの前後の哲学者とはだいぶ考え方が違うみたいで、どう考えてよいかわかりません。微分はモナドにおける世界の表出と関係がありそうなこと、絶対時間と絶対空間を否定したことなど、数量的自然科学との関係を考えないといけないことはたくさんあるのですが飛ばすことにします。モナドロジ...
ついにルーカス・ペレス復帰です。1 million ユーロの移籍金をデポルが507,000ユーロ、なんとルーカス・ペレス自身が残り493,000ユーロ払って移籍が決定しました。まず半年の契約でそれにプラス一年の契約のようです。現在34歳なので2部、3部なら後3年は活躍してくれそうに思います。今年はカディスでここまで3ゴールなので活躍してないわけではないですしね。練習にはすぐに参加して次の試合に出場可能とのことです。代わりにセン...
まったく予想外の一年になりました。ロシアのウクライナ侵攻とか、潤羽るしあの契約解除とか、よくある言い回しの「一年前の自分に行っても絶対に信じない」事態が本当に起こってしまいましたよ。まあ後者の方は今は元気そうでなにより。私の飽きっぽさもあって最近はVtuberの配信視聴頻度も減ってきました。ホロライブからボロライブいってななてんさんを経由しながら最近はういままが一番多いかな。配信見る代わりに念願のswitch...
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前回に引き続き、<主観-客観>図式が自明な世界像として共有されたプロセスのうち、残り三つについてです。以下、だいたいの要約です。(2) 感性的性質、相対的であいまいなものの「数式」化時間や空間と違って、あいまいな自然の性質をどう「数式化」するかという問題があります。近代の自然科学は因果系列を用いて感性的性質を
最近のネット記事は、参政党にジャックされた感があります。Youtubeでも、胡散臭い政治動画がやたらおすすめに出てくるようになりました。いろいろ心配になるのはわかります。でもまずは落ち着きましょう(自分が)。昔から極右というか、カルト政党はありました。昔との違いは、極右の主張を補強するのにカルトを使ってるみたいで、主従が逆転した感じですね。それでいて陰謀論のトンデモ感が増してるのが戸惑う理由かも。「日本...
第四章に入ります。ざっと見る感じ後期フッサールの思想についてみたいです。以下、だいたいの要約です。第四章 現象学の展開この章での問題点は次の三つです。1 近代的な世界像の成立2 間主観性3 生活世界これら三つのテーマについて『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』をもとに考察していきます。1 近代的な世界像の成立実証科学を除いて西洋の学問は19世紀に危機を迎えます。その理由は<主観-客観>問題の...
停止していたオートポイエーシス論のページをそろそろ更新したいです。オートポイエーシス論で原核生物を考えた結果、原核生物も真核生物の記述も、細胞システムを拡張すればよい、という結論になって終わってました。次になにを考えるかですが、多細胞生命体システムを考えるのが妥当かなと思います。それから真核生物の誕生をオートポイエーシス論的に記述を試みるのもありかもしれません。どちらも構造的カップリングで記述でき...
6月末になって動きが出てきました。まず前監督のGilsanzはデポルには残らず、2部の監督の職を探すことになったそうです。途中交代で残留を決める難しい仕事を達成してくれたのには感謝です。次の仕事も上手くいくとよいですね。もちろんDeporとの対戦を除いて。移籍マーケットも活発になってきてて、そちらはまとめて紹介しようと思います。今回は先日発表されたスペイン2部のスケジュールを上げておきます。25-26シーズン、スペイ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は7、8番目についてです。重要そうだけど話の流れがよくわからなくなりそうなところがけっこうあって、そこはもう飛ばします。以下、だいたいの要約です。7 意味統一としての「経験」…自我という極の意味*現象学における「超越論的主観」あるいは「純粋自我」の概念に対する批判があるが省略。現象学における<自我>はそれ以上還元されることのない、むしろ<超越項&...
新しく見返す心理学の本はヴァイツゼッカーの『ゲシュタルトクライス』にします。どの分野に分類すればよいか本当はよくわからないのですが心理学に入れておきます。ヴァイツゼッカーは多芸の人で臨床精神科医、生理学者など多数の肩書きを持つ人だったそうです。解説や訳者あとがきが複数あったり、本編とは別のところでヴァイツゼッカーについての紹介がされているので、余裕があればそこら辺もメモに残しておこうと思います。こ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は6番目についてです。以下、だいたいの要約です。6 <内在-超越>原理具体的に経験される事物は「いまここにある知覚」とぴったり重なるわけではありません。その経験されている事物は原的な体験を超えた
今回のメモでこの本のメモもやっと終わりです。第Ⅰ部はすでにまとめを上げています。第Ⅱ部は正直あまり関心をひかれなかったので、まとめはなしにします。終章 終わりと始まり-二一世紀近代の地平-近代は終わりを夢見る社会ともいえます。それは日本も同じで、西欧近代においつくことと、近代そのものが終わる日を日本人は夢見てきました。十九世紀型の近代における拡大運動により、今はもう外部が消失してしまった状態です。しか...
林原めぐみのblogで炎上騒ぎがあったみたいで、ちょっと調べたところ林原めぐみが心配になりました。「陰謀論とかにはまらないといいけど」という意味で。ルールを守らない外国人には何かしらの対処が必要では、というのはそれはそうです。心配になったのは外国人留学生への国からの支援への彼女の意見のところです。「外来種」といった表現は使うべきでないことは環境保全をしてる人たちからも言われているので、ここでは置いとき...
Antonio Hidalgo新監督就任が発表されてます。45歳で、前シーズンはSD Huescaを指揮していたそうです。契約は1年で更新オプション付きです。前監督のGilsanzにはコーディネーターとしての職を打診しているらしいですが、引き受けてくれるかはわからないです。移籍マーケットはまだ動いてなくて、どれくらいの動きになるかもはっきりしてない状況です。ただFabrilの方はすでに4人の選手の退団が発表されてます。移籍マーケットに動...
今回は前回の続きで、1990ごろに進行していた社会の変化のうち「国際社会」化の方です。今回で第六章メモも終わりで、残すは終章のみです。以下、だいたいの要約です。日本は社会性の形式の点では厳重な「鎖国」状態を続けてきました。心情反射作用の遍在というフォーマットを日本近代が持てた理由は、江戸時代から続く社会性の鎖国状態によるものかもしれません。1980年代になると、この人的「鎖国」は維持できなくなってきており...
ホームページの子どもの言語獲得3ページ目は、音声や言葉の獲得の心理学研究に通底する考え方を引き出してまとめてみようかと思います。具体例はその次のページに二つほど提示して、少し批判的なことも書く予定です。『新・子どもたちの言語獲得』の第二章から第四章までで、著者らには、子どもが言語に関わる何かを獲得するときに身の回りへの可能な身体動作とかが大きく関与している、という考え方が共通してあるようです。そこ...
第六章第三節に入って、たぶん1980年代ごろの分析です。以下、だいたいの要約です。三 新たなシステムへの模索これからの日本社会(1993年初版時において)の可能性として、一つは西欧近代社会への転換があります。しかし西欧近代システムには、一貫性を持った選択の主体としての個人という信憑が必要です。次に、そうした個人の選択の自由と両立するルールが存在すると信じられていることも必要です。これら二つの信憑を与えてき...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は4、5番目についてです。以下、だいたいの要約です。4 超越論的主観における「世界の構成」ヘーゲルによると人間の<意識>は、対象への実践的な態度と、<意識>と<対象>の関係を想像的に対象化する意識の二契機があります。そして後者の契機をさらに対象として新たな高次の視線が生じ、この弁証法的な運動によって世界像が高次化されることになります。哲...
2025/06/01Liga Hypermotion 2024/25 42ndFT: Depor 0 – Elche 4Goal 0-1: (4’) Mourad, 0-2: (25’) John, 0-3: (31’) Valera, 0-4: (88’) Vigas負けること自体は仕方ないんですけど、いくらなんでもひどすぎる負け方でシーズン終了です。なんというか言葉が出てこないですね。もう来シーズンに頭を切り換えましょうか。すでにセンターバックのJaimeとPablo Martinezが今シーズン限りの退団が発表されてます。移籍情報とか、話題が...
第六章第二節メモ2回目です。以下、だいたいの要約です。日本的社会の日常的な社会決定システムは、個々の関係者の利害感情をツリーにそって調整する形で作動します。そのためツリーのどこかに切実な「痛み」(既得権益の侵害など)が発生しないかぎり、重要な決定を行えません。そして近い将来すさまじい「痛み」をもたらす問題などには対処できないことも示しています。日本は心情反射作用による情念の共同体をつくり上げてきた...
第六章第二節に入ります。この本も残り30ページほどなので一気にメモを取り切ってしまいたいです。以下、だいたいの要約です。二 旋回アンケート結果から推測される「伝統回帰」現象には、「無邪気な個人主義」と言えるもう一つの性質が見えてきます。*アンケートの分析結果があるが省略。70年代の不況により欲望自由主義社会の大前提である利害の拡大均衡性が一時的にではあれ破壊され、組織の大規模な再調整が行われます。「そ...
2025/05/25Liga Hypermotion 2024/25 40thFT: Zaragoza 1 – Depor 0Goal 1-0: (56’) Patiño (o.g.)大分選手も入れ替えてるし敗戦は仕方ないですかね。来期に向けてこれまでの控え選手はがんばって欲しいところですが、Patiñoはオウンゴールをしてしまいました。Ladiesの方はもう今季までの選手が5名発表されてます。来季は監督含めどうなるでしょう。次節が最終戦なので最後は勝って終わりたいですね。RCDLC.comでの布陣は下の通り...
第三章に入ります。第三章は『イデーン』を読むにあたっての注意点みたいです。以下、だいたいの要約です。第三章 現象学の方法『イデーン』を読むにあたっての注意点をまとめると8つになります。以下、順に説明します。1 自然的態度、素朴な世界像についてわたしたちが普段持っている「自然的な世界像」には、ある現れの性質があります。空間・時間ともにここ、または今から上下左右、前後への広がりを持ちます。そしてこの拡...
読み返している細胞生物学の本(大学入門レベル)に以下の記述がありました。「細胞にも「分泌(excretion)」がある。細胞壁や莢膜の材料をはじめ、さまざまな物質を細胞の中から外に搬出しなければならないからである。ゴルジ体のような膜系がないのでエキソサイトーシスで分泌するわけにはいかない。そのかわりにSec経路、Tat経路という、チャネルを使った分泌経路がある。」この記述だと、莢膜や細胞壁を作り変えて細胞を維持...
第四節に入ります。今回も重要と思えるところを抜き出しながらまとめてみることにします。四 世界内存在としての身体前節を受けて、「「意識的」ということが対象の同一化作用を介しての自己統覚を伴うという意味であるとするならば、知覚的な世界経験はまだ意識的ではありえず、いわば「前人称的」な層でおこなわれる匿名な機能である」とされています。意識と知覚を明確にわけることはできないとどこかにあった気がするんですが...
原核生物システム(オートポイエーシス論)のメモで、今回は構成素と構造についてです。簡単なのは前のメモにも書いた通り構造の方でしょう。細胞分裂により原核生物は増殖していきますが、そのこと自体を特別な構造で考えなくてよいと思います。細胞は生成プロセスの閉域形成の結果として排出される構造体でした。原核生物の細胞分裂も、DNA複製の後で細胞骨格による収縮環により細胞が分割されるみたいで、前の細胞との連続性が...
都知事選、蓮舫さん惨敗でした。でも、左派の人間にとっても、そうなるだろうという納得の結果でもありました。これもうすでに言われていることなんですが、最大の敗因は、すぐに都政を具体的にどうするか発表しなかったことだと思います。都政ですから、国政とは関係なしに具体策を打ち出すべきでしょう。本当はどうだったかわからないですが、自分には蓮舫さんの政策が見えてこなくて、たぶん都民のほとんども自分と同じ状況だっ...
第四章最後の節に入ります。日本近世後期の社会的決定システムについてです。今回も自分の言葉でまとめる感じにします。四 日本的社会の成立まず中村牧子による近世以降の日本社会の社会的決定の創出プロセスが紹介されています。それは①根回し-持ち上げ、②自己変更的態度、③上訴の三つのメカニズムの組合せとしてモデル化されています。①はaとbの二人に関わる決定が必要な場合にその共通の上位者が利害を調整して決定にあたる、...
デポルの新シーズンの動きが活発になってます。まずは二部の日程がRCDLC.comに上げてあったのでそれを下に書いておきます。画像を貼ればいいだけの気もするんですが、日付が日本と逆順だったりするので書き直しときます。24-25シーズン、スペイン二部リーグ日程FIRST ROUND24/08/18 : Deportivo - Real Oviedo (matchday 01)24/08/25 : SD Heusca - Deportivo (02)24/09/01 : Deportivo - Racing Ferrol (03)24/09/08 : Granada CF...
ホームページに作成する原核生物システム(オートポイエーシス論)ページのメモを何回か取ることにします。直接ページを作ろうとしてまったく進みませんでした。決められるものから順にメモを残しておくことにします。前回のメモで、原核生物は細胞システムとして考えるよりも、世代全体で生成プロセスが連続していくシステムとして考えた方がよいかも、ということになってました。この考え方に従ってページを作るつもりです。そう...
3節は残り6ページほどで、重要と思えるところを抜き出しながら、簡単にまとめておこうと思います。知覚はある種の構文法のような規則性に従って現れてくるのでした。白の上の赤い点という簡単な知覚でさえ「図と地」という一つの意味を持って現れてきます。こういった意味は主知主義のいう判断などではなく、有機的全体として現す構文法によることを発見したのがゲシュタルト心理学ですが、彼らはこのゲシュタルトを客体的世界のう...
メルロ=ポンティの章の続きで、第3節に入ります。今回はゲシュタルト心理学との関係などの内容で、自分はもうだいたい知っていることなので自分の言葉でまとめる感じにしようと思います。三 生きられる世界への帰還後期フッサールと同様に、メルロ=ポンティにおいても現象学的還元で照らし出されるのは「生きられる世界」です。現象学は自己完結的なものではなく同様の運動は経験諸科学の内部でも進んでいます。メルロはゲシュタ...
日本近世社会の思想の節も、今回のメモでやっと最後です。残り6ページほどで、自分の言葉でざっとまとめようと思います。朱子学と違って、仁斎学と徂徠学共に個人の自由な欲望を許容しているそうです。ただし仁斎学は「個人の自由な欲望・感情の発現が、その相互反射性を介して、自然に正しい秩序をつくる」のに対して、徂徠学は「具体的な制度技術によって、その自由を外的に整序することをめざした。」その説明が具体的に続いて...
序論のメモです。メルロ=ポンティはこの講義の前にいくつかの講義を行っていて、この講義はその続きみたいです。はっきりしたことはわからないですが、ネットで調べたところ、「子どもの意識の構造と葛藤」、「子どもの心理-社会学」の二つがそれにあたるみたいです。これらの講義録の方は今のところメモをとるかは未定です。「序論」はどんなことが書いてあるかざっとまとめて終わりにしようと思います。他の心理学研究をもとに、...
今回メモを取るところはメルロ=ポンティがフッサールの思想をどのように批判し、どのように継承したか、という内容のはずなんですが、今までに書かれていたこととそんなに変わらないように思えます。一般的に思われていることと違って、後期フッサールにおける現象学的還元は超越論的観念論ではなくて、人間の世界への内属を前提にその仕方を先入見をいったん置いて観察しようとするものだ、という感じのことがすでに書かれていま...
第6章に入って、ここから残りの章はほぼメルロ=ポンティについてです。第6章はじめは、サルトルとの関係やメルロの現象学の受容の経緯などで、簡単にまとめて終わりにします。Ⅵ メルロ=ポンティと現象学の現状サルトルとメルロ=ポンティは友人関係にあったのですが、政治的な見解の対立から次第に疎遠になり、メルロが55年の『弁証法の冒険』のなかでサルトルの政治的な見解に痛烈な批判を加えたことで、仲違いが決定的になったそ...
サルトルの章のメモ最後です。今回もよくわからないところが多かったのですが、結論としてはわりと単純だったりするので、今回は結論部分だけメモって終わりにします。サルトルは『情緒論素描』において、純粋現象学と経験的心理学のほかに、「現象学的心理学」をおそるおそるながらにも提唱しているそうです。心理学で対象となっているような状況そのものを考えるために現象学が必要ですが、その進展はまだ不十分なので、さしあた...
2024/05/30Depor 2 – Castellón 1 0-1: (39’) Douglas Aurélio, 1-1: (68’) Lucas Pérez, 2-1: (75’) Pablo Martínez2024/05/03Castellón 2 – Depor 4 (agg. 3-6) 1-0: (4’) Douglas Aurélio, 1-1: (28’) Lucas, 1-2: (44’) Mella, 1-3: (48’) Lucas, 2-3: (52’) Suero, 2-4: (73’) Davoスペイン三部のグループ1とグループ2の優勝チームによる、三部優勝チーム決定戦が行われてました。ホームとアウェー共に勝利で見事三...
2024/05/192023-2024 Group 1 of the First Federation 37thReal Sociedad B 1 – Depor 1 1-0: (54’) Mikel Goti, 1-1: (74’) Barbero2024/05/252023-2024 Group 1 of the First Federation 38thDepor 3 – Real Unión 1 1-0: (21’) Alcaina, 2-0: (64’) Salva Sevilla, 3-0: (82’) Mella, 3-1: (90+3’) EscobarDeportivo: (4-2-3-1) Eric Puerto – Ximo Navarro, Pablo Vázquez, Dani Barcia, Iano Simão – José Ángel, ...
メモを取ってるのを忘れてて、数ヵ月ぶりにこの本を開きました。読み切ってしまいたいので、これからは週1ペースでメモをとっていきたいです。今回は要約ではなく、簡単なまとめという感じでメモをとることにします。まず朱子学についての説明があって、長いですが抜き出しておきます。「朱子学は、社会制度・社会秩序の根拠を客観的な原理性「理」にもとめる。「性即理」、すなわち人間の内奥に存在する本質「性」にはある原理が...
サルトルの章、2回目のメモです。あんまり興味をひかないのと、引用されている部分がよくわからなかったのもあって、10ページ近くをざっとまとめて終わりにしようと思います。サルトルが現象学へ向かった動機が説明されています。フッサール初期には「自我を意識の綜合的超越的所産と見る」考え方が含まれていたようで、現象学を「独我論」から救うとともに現象学的還元の無動機性に一つの解決を与えようとしたとのことです。サル...
脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達 (身体とシステム) [ 多賀厳太郎 ]価格:2420円(2024/5/18 21:12時点)感想(0件) 多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』 評価: この著作は人間の行動に関する心理学的知見を非線形科学で説明をつけようとする野心作です。ただまあ、納得のいかないところも多々あって、思考途中の段階で思想をまとめるところまではいってないというこ...
今回でメモ最後で、残り10ページ弱をざっとまとめます。次は書評と要約を書くことにします。環境との相互作用は身体発達においてどれくらい重要か、という問題提起がされています。ネコの縦縞だけを見せて育てる実験やヒトの先天性白内障についての知見が述べられていますが省略します。これらを受けて、身体と環境は生得的に強結合状態で、それがより柔軟になって新たな結合状態となる、という感じで考えられています。また、何ら...