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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

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  • デカルトによる心身の区別:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第5章メモ1

    第5章に入って、心身の関係についてみたいです。以下、だいたいの要約です。第5章 心と身体デカルトは、「実生活」と「真理の観想」という人間の二つの生き方をはっきりと区別したうえで、「心身の合一は<実生活>において経験でき、心身の分離・独立は<真理の観想>において理解できると主張しました(真理の観想とは、抽象的な直観と推理によってものごとを明らかにすることです)。」ところで心身の合一と言うために...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/02/26

    2023/02/252022-2023 the Primera RFEF Group 1 25thRC Deportivo 5 - 0 CD Badajoz5-0勝利っていつぶりなんでしょう。3-0勝利でさえ1年以上はない気がします。これくらいになると逆に書くことないです。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。開始10まではデポルがボールを保持しますが決定機はなし。11分にSorianoのゴール。右サイドでボールを拾ったQuilesが上手くラインの間を通してパス、後ろから走り込んだSorianoがキーパ...

  • 予期の配列:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ6

    予期の相互作用で規範が成立するかという、この章の本題に入っていきます。3・5 予期の配列まずハートの法理論をもとにルール環という言葉が出てきてます(図があるが省略)。橋爪によると、ルーマンはこれを予期で置き換え可能だと考えています。また一次ルールと二次ルールの言葉も出てきていて、これら二つのルールの複合で法的秩序を描き出したのがハートとのことです。予期をルールに置きかえることができるのなら、ハート...

  • あれから一年

    早いものであれから一年たちますね。みけねこさんの方は元気そうで何より。しかしウクライナ戦争はまだ終わりがみえないです。ロシアを擁護する人が不快で仕方ないですが、ロシア人の擁護は別問題かなとも思います。一般のロシア人自体が人権を侵害されてる状態なわけで、何か支援ができればプーチン体制の崩壊につながりそうだけどもその方法を見つけるのが難しいんでしょう。これも経済制裁とかとは別に行えるはずです。何か方法...

  • 法システム成立のための原初的メカニズム:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ5

    前回は「予期の予期の…」のような多重化された予期と、認知的/規範的予期の区別の話で、今回はそれの続きです。以下、だいたいの要約です。前回の内容は、{認知的or規範的}予期の{認知的or規範的}予期の…のようにまとめられます。これらの予期の相互作用によって予期が一致する場合があるはずで、安定して予期が一致するような状態が社会秩序が成立している状態と考えられます。予期理論の成否の判断には、人々の複雑な予期がどの...

  • ロビンソン・クルーソー的な生活環:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第4章メモ4

    第4章のメモ最後です。以下、だいたいの要約です。資本主義という経済体制に対応する人間の自然に対する態度は、よく知られた『ロビンソン・クルーソー漂流記』(1719年)を見るとよくわかります。「それというのも、ちょうどイギリスで生まれつつあったこの新しい経済体制の担い手である中産階級の人々の特徴的な行動様式を、孤島という単純化された状況のなかでわかりやすく描き出そうとしたのがこの小説だからです。」彼は難破...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/02/20

    2023/02/192022-2023 the Primera RFEF Group 1 24thCF Talavera de la Reina 0 - 1 RC Deportivoスコアは0-1ですが後半は決定機を作らせずよい勝ち方といってよいでしょう。監督交代からちょっとずつ戦い方が安定してきた感じがします。首位のAlcorcónも息切れ気味ですし、シーズン全体で見るとよい流れがきてそうです。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。前半の20分ころまで両チームとも積極的に攻撃を試みて両チームに決定...

  • 予期の予期と認知的予期/規範的予知:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ4

    今回からルーマンの予期理論についてです。本の方は、ルーマンの表現に沿った感じの記述になっているんですが、読みづらくて仕方ないので、自分の表現に変えてざっくりまとめます。解釈を間違えている可能性が高くなりますので悪しからず。3・3 法・規範の実証問題ルーマンの予期の概念が三つの契機によって説明されていて、かなり簡略化すると、予期は個体の遂行で、かつ事象そのものではなくその像であり、生起する事象の前の...

  • 広く教養的な分野を簡単にまとめるカテゴリー作成:ホームページ用メモ25

    ホームページのオートポイエーシス論のページも動物行動学のページも難航中なので、何か時間稼ぎのページが欲しくなりました。すでにその目的で高校数学ページを書いているのですが、それとは別に一般の人が教養で知るような内容のページが欲しいです。他の分野で簡単にまとめられそうなものを上げていくためのカテゴリーを作ろうと思います。今のところ書く予定なのは次のものです。1.ソシュール言語学2.ルーマンの初期理論3...

  • 身体制御の多自由度の問題:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第3章メモ1

    第3章に入ります。3章のタイトルからは、ベルンシュタインの多自由度の中で運動が制御されているのはどのようにしてか、という問いに関する内容であることがうかがえます。ざっと見るかぎり後半で表象の多層的な生成についても述べられてる感じで、今のところ運動制御の話とどうつながっていくかまだ読めてません。とりあえず5、6ページずつメモをとっていきます。以下、だいたいの要約です。Ⅲ章 身体の自由度問題と脳のバインデ...

  • 予期の相互作用から秩序は生まれるか:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ3

    今回はルーマンの前にパーソンズの予期理論についてです。3.2 パーソンズとルーマンパーソンズは「ホッブス的秩序の問題」について解決策を考えようとしたみたいです。たぶん佐藤俊樹が「自由な個人の間にいかにして社会秩序をつくりうるか」としていたホッブス問題と同じだと思います。それでパーソンズによる解決は「相互行為する二者関係において規範が成立することの「論証」」によるみたいです。パーソンズはいくつか言葉...

  • ルソーの政治思想:宇野重規『民主主義とは何か』第二章メモ6

    第二章最後のメモです。ルソーの政治思想についてで、『社会契約論』に関わる問題のかなりよい要約になっていると思います。以下、だいたいの要約です。ルソーの政治思想のもとになっているのは、実は古臭い考え方ともいえます。彼は古代に「貧しくても気概をもった市民が、自らの自由を守るために祖国を守る」といったイメージを抱いています。そんな彼の目にとっては、同時代の多くの政治的議論は単なる現状肯定で満足のいくよう...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/02/13

    2023/02/122022-2023 the Primera RFEF Group 1 23rdUD San Sebastián de los Reyes 0 - 0 RC Deportivoアウェーゲームの中では一番内容がよかったみたいだけど0-0の引き分けです。首位のAlcorcónが勝ってまた離されてしまいました。まあ今は我慢してついていく時期でしょう。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。前半はじめはホームチームが前からきて決定機もつくられます。その後デポルも積極的に攻撃に出て、コーナーからのQ...

  • ルーマンとパーソンズ:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ2

    ルーマンの章のメモ1回目です。橋爪大三郎自身はルーマンに批判的でもっともな批判でもあるんですが、橋爪の意見は抜いてメモをとるかもしれません。第3章 予期VSゲーム -ルーマン-3・1 法の予期理論まずこの本はハートの法理論についてなので、ルーマンの章もハートと対照されてかかれてます。ハートがルールを前提として法の理論を考えているので、それに対照するとルーマンはルールが成立すること自体に焦点を当てています。...

  • 二語発話の開始と身振りの関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ3

    第2節の続きで二語発話の開始と身振りの関係についてです。以下、だいたいの要約です。文法の最初の獲得と言える二語発話は20カ月齢前後に現れます。安定した言葉の組み合わせによる二語発話の前に、指さしの頻度の激増が起こります。指さしは子どもが一語発話を行っていると思われる時期にだけ高頻度で現れます。このとき記号の組み合わせが見られ、ほとんどが指さしと指さしの組み合わせ、もしくは指さしと手のひらを上に向けて...

  • 連続する時間と空間的な時間:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第4章メモ3

    今回の内容はウォーフの言語観をもとにした木田と須田による解釈という感じが強いです。以下、だいたいの要約です。ホピ族は自然の現実を切れ目なく流れていく「できごと」という観点で見ています。<今>は過去に準備されたものであり、未来は<今>によって準備されるものでもあります。こうした自然観のもとでは呪術的な態度が重要な位置を占めることになります。「雨ごい」や「農耕儀礼」のように、「競争したり踊った...

  • 橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ1

    橋爪大三郎の『言語ゲームと社会理論』の後半にルーマンの章があります。紹介されてるのは初期理論ですが、後期のオートポイエーシス論を用いた社会理論とつながってると思います。ホームページのオートポイエーシス論のところに書けそうなので、こっちにメモをとっておくことにします。この本の第3章がルーマンの章で、ルーマンの初期理論が「予期理論」と呼ばれています。やっぱりルーマンの社会理論なので、個人と個人の関係か...

  • 佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』まとめ12

    ここまでのまとめをもとに全体の流れをなんとか抜き出してみたいです。まずはまとめ9、10、11の内容を、時系列で下に書き出してみます。プロテスタンティズムは「経済的な欲望が《無軌道な本能的享楽》であること」をある意味で発明します。そしてこの本質的に無際限で逸脱的な欲望を原罪として読み込みました。原罪が成立するためには罪を帰着するための根拠が必要で、こうして欲望を制御すべき自由意志なるものを見いだしました...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/02/5

    2023/02/042022-2023 the Primera RFEF Group 1 22ndRC Deportivo 1 - 0 AD Méridaホームで完全にボールを占有しながらも、アディショナルタイムのPKでなんとか勝利です。決定機がなかったわけではなくて悪い内容ではなかったんですが危うく引き分けに持ち込まれるところでした。ぎりぎりの勝利でしたが1-0勝利は次につながるので、苦手なアウェーでの勝利につながってくれるかもしれません。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです...

  • 佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』まとめ11

    メモまとめのまとめ3回目です。前回のまとめで「個人を外部におくことで社会の神の法への無限漸近運動が成立すること」、「近代社会は進歩の観念を利用することで社会秩序の自発的な変更を可能にしたこと」がどのように起こったかよくわからないと書きました。これらについて書いてあるのは第三章の気はするんですが、ひとまず第一章のメモを見返してみます。プロテスタンティズムが発明したのは「経済的な欲望の《禁欲》」ではな...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/02/03

    冬のマーケットが終了しました。冬の間にけっこう選手の動きがありました。ありがたいことにRCDLC.comに移籍情報がまとめてありました。まずは新加入選手から。〇Lucas Pérez (striker)〇Orest Lebedenko (left-back)〇Kike Saverio (left winger)〇Pepe Sánchez (centre-back)〇Arturo Rodríguez (striker)次に出ていった選手です。●Ibai Gómez (rescinded)●Gorka Santamaría (rescinded)●Borja Granero (rescinded)●Alberto Retu...

  • 指さしと言語発達との関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ2

    身振りについての章の2節に入ります。身振りは「直示的身振り」と「象徴的身振り」に二つに分けられていました。これらの身振りと言語獲得との関係についてです。以下、だいたいの要約です。まずは大人が解釈可能な身振りの前に、「形式は同じでも機能のはっきりしない「原身振り」(proto-gesture)」が現われます。その後生後10ヵ月前後から、指示対象のはっきりした意図的な身振りが現われます。使用頻度が高いのは直示的身振り...

  • 佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』まとめ10

    メモまとめのまとめ2回目です。前回のまとめの結論をもう一度書いておきます。ピューリタン社会の社会契約論的な自由な個人を前提する一次モデルが、結果として近代と同様の制度の無限更新運動をひき起こす。ピューリタン社会における神の存在の代わりに、近代社会は進歩の観念を利用することで社会秩序の自発的な変更を可能にしている。一度成立してしまえば近代の方が優位なので、近代社会が再帰的に成立することになる。で、ピ...

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