最近のネット記事は、参政党にジャックされた感があります。Youtubeでも、胡散臭い政治動画がやたらおすすめに出てくるようになりました。いろいろ心配になるのはわかります。でもまずは落ち着きましょう(自分が)。昔から極右というか、カルト政党はありました。昔との違いは、極右の主張を補強するのにカルトを使ってるみたいで、主従が逆転した感じですね。それでいて陰謀論のトンデモ感が増してるのが戸惑う理由かも。「日本...
野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。
デカルトによる心身の区別:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第5章メモ1
第5章に入って、心身の関係についてみたいです。以下、だいたいの要約です。第5章 心と身体デカルトは、「実生活」と「真理の観想」という人間の二つの生き方をはっきりと区別したうえで、「心身の合一は<実生活>において経験でき、心身の分離・独立は<真理の観想>において理解できると主張しました(真理の観想とは、抽象的な直観と推理によってものごとを明らかにすることです)。」ところで心身の合一と言うために...
2023/02/252022-2023 the Primera RFEF Group 1 25thRC Deportivo 5 - 0 CD Badajoz5-0勝利っていつぶりなんでしょう。3-0勝利でさえ1年以上はない気がします。これくらいになると逆に書くことないです。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。開始10まではデポルがボールを保持しますが決定機はなし。11分にSorianoのゴール。右サイドでボールを拾ったQuilesが上手くラインの間を通してパス、後ろから走り込んだSorianoがキーパ...
予期の相互作用で規範が成立するかという、この章の本題に入っていきます。3・5 予期の配列まずハートの法理論をもとにルール環という言葉が出てきてます(図があるが省略)。橋爪によると、ルーマンはこれを予期で置き換え可能だと考えています。また一次ルールと二次ルールの言葉も出てきていて、これら二つのルールの複合で法的秩序を描き出したのがハートとのことです。予期をルールに置きかえることができるのなら、ハート...
早いものであれから一年たちますね。みけねこさんの方は元気そうで何より。しかしウクライナ戦争はまだ終わりがみえないです。ロシアを擁護する人が不快で仕方ないですが、ロシア人の擁護は別問題かなとも思います。一般のロシア人自体が人権を侵害されてる状態なわけで、何か支援ができればプーチン体制の崩壊につながりそうだけどもその方法を見つけるのが難しいんでしょう。これも経済制裁とかとは別に行えるはずです。何か方法...
法システム成立のための原初的メカニズム:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ5
前回は「予期の予期の…」のような多重化された予期と、認知的/規範的予期の区別の話で、今回はそれの続きです。以下、だいたいの要約です。前回の内容は、{認知的or規範的}予期の{認知的or規範的}予期の…のようにまとめられます。これらの予期の相互作用によって予期が一致する場合があるはずで、安定して予期が一致するような状態が社会秩序が成立している状態と考えられます。予期理論の成否の判断には、人々の複雑な予期がどの...
ロビンソン・クルーソー的な生活環:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第4章メモ4
第4章のメモ最後です。以下、だいたいの要約です。資本主義という経済体制に対応する人間の自然に対する態度は、よく知られた『ロビンソン・クルーソー漂流記』(1719年)を見るとよくわかります。「それというのも、ちょうどイギリスで生まれつつあったこの新しい経済体制の担い手である中産階級の人々の特徴的な行動様式を、孤島という単純化された状況のなかでわかりやすく描き出そうとしたのがこの小説だからです。」彼は難破...
2023/02/192022-2023 the Primera RFEF Group 1 24thCF Talavera de la Reina 0 - 1 RC Deportivoスコアは0-1ですが後半は決定機を作らせずよい勝ち方といってよいでしょう。監督交代からちょっとずつ戦い方が安定してきた感じがします。首位のAlcorcónも息切れ気味ですし、シーズン全体で見るとよい流れがきてそうです。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。前半の20分ころまで両チームとも積極的に攻撃を試みて両チームに決定...
予期の予期と認知的予期/規範的予知:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ4
今回からルーマンの予期理論についてです。本の方は、ルーマンの表現に沿った感じの記述になっているんですが、読みづらくて仕方ないので、自分の表現に変えてざっくりまとめます。解釈を間違えている可能性が高くなりますので悪しからず。3・3 法・規範の実証問題ルーマンの予期の概念が三つの契機によって説明されていて、かなり簡略化すると、予期は個体の遂行で、かつ事象そのものではなくその像であり、生起する事象の前の...
広く教養的な分野を簡単にまとめるカテゴリー作成:ホームページ用メモ25
ホームページのオートポイエーシス論のページも動物行動学のページも難航中なので、何か時間稼ぎのページが欲しくなりました。すでにその目的で高校数学ページを書いているのですが、それとは別に一般の人が教養で知るような内容のページが欲しいです。他の分野で簡単にまとめられそうなものを上げていくためのカテゴリーを作ろうと思います。今のところ書く予定なのは次のものです。1.ソシュール言語学2.ルーマンの初期理論3...
身体制御の多自由度の問題:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第3章メモ1
第3章に入ります。3章のタイトルからは、ベルンシュタインの多自由度の中で運動が制御されているのはどのようにしてか、という問いに関する内容であることがうかがえます。ざっと見るかぎり後半で表象の多層的な生成についても述べられてる感じで、今のところ運動制御の話とどうつながっていくかまだ読めてません。とりあえず5、6ページずつメモをとっていきます。以下、だいたいの要約です。Ⅲ章 身体の自由度問題と脳のバインデ...
予期の相互作用から秩序は生まれるか:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ3
今回はルーマンの前にパーソンズの予期理論についてです。3.2 パーソンズとルーマンパーソンズは「ホッブス的秩序の問題」について解決策を考えようとしたみたいです。たぶん佐藤俊樹が「自由な個人の間にいかにして社会秩序をつくりうるか」としていたホッブス問題と同じだと思います。それでパーソンズによる解決は「相互行為する二者関係において規範が成立することの「論証」」によるみたいです。パーソンズはいくつか言葉...
第二章最後のメモです。ルソーの政治思想についてで、『社会契約論』に関わる問題のかなりよい要約になっていると思います。以下、だいたいの要約です。ルソーの政治思想のもとになっているのは、実は古臭い考え方ともいえます。彼は古代に「貧しくても気概をもった市民が、自らの自由を守るために祖国を守る」といったイメージを抱いています。そんな彼の目にとっては、同時代の多くの政治的議論は単なる現状肯定で満足のいくよう...
2023/02/122022-2023 the Primera RFEF Group 1 23rdUD San Sebastián de los Reyes 0 - 0 RC Deportivoアウェーゲームの中では一番内容がよかったみたいだけど0-0の引き分けです。首位のAlcorcónが勝ってまた離されてしまいました。まあ今は我慢してついていく時期でしょう。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。前半はじめはホームチームが前からきて決定機もつくられます。その後デポルも積極的に攻撃に出て、コーナーからのQ...
ルーマンとパーソンズ:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ2
ルーマンの章のメモ1回目です。橋爪大三郎自身はルーマンに批判的でもっともな批判でもあるんですが、橋爪の意見は抜いてメモをとるかもしれません。第3章 予期VSゲーム -ルーマン-3・1 法の予期理論まずこの本はハートの法理論についてなので、ルーマンの章もハートと対照されてかかれてます。ハートがルールを前提として法の理論を考えているので、それに対照するとルーマンはルールが成立すること自体に焦点を当てています。...
二語発話の開始と身振りの関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ3
第2節の続きで二語発話の開始と身振りの関係についてです。以下、だいたいの要約です。文法の最初の獲得と言える二語発話は20カ月齢前後に現れます。安定した言葉の組み合わせによる二語発話の前に、指さしの頻度の激増が起こります。指さしは子どもが一語発話を行っていると思われる時期にだけ高頻度で現れます。このとき記号の組み合わせが見られ、ほとんどが指さしと指さしの組み合わせ、もしくは指さしと手のひらを上に向けて...
連続する時間と空間的な時間:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第4章メモ3
今回の内容はウォーフの言語観をもとにした木田と須田による解釈という感じが強いです。以下、だいたいの要約です。ホピ族は自然の現実を切れ目なく流れていく「できごと」という観点で見ています。<今>は過去に準備されたものであり、未来は<今>によって準備されるものでもあります。こうした自然観のもとでは呪術的な態度が重要な位置を占めることになります。「雨ごい」や「農耕儀礼」のように、「競争したり踊った...
橋爪大三郎の『言語ゲームと社会理論』の後半にルーマンの章があります。紹介されてるのは初期理論ですが、後期のオートポイエーシス論を用いた社会理論とつながってると思います。ホームページのオートポイエーシス論のところに書けそうなので、こっちにメモをとっておくことにします。この本の第3章がルーマンの章で、ルーマンの初期理論が「予期理論」と呼ばれています。やっぱりルーマンの社会理論なので、個人と個人の関係か...
ここまでのまとめをもとに全体の流れをなんとか抜き出してみたいです。まずはまとめ9、10、11の内容を、時系列で下に書き出してみます。プロテスタンティズムは「経済的な欲望が《無軌道な本能的享楽》であること」をある意味で発明します。そしてこの本質的に無際限で逸脱的な欲望を原罪として読み込みました。原罪が成立するためには罪を帰着するための根拠が必要で、こうして欲望を制御すべき自由意志なるものを見いだしました...
2023/02/042022-2023 the Primera RFEF Group 1 22ndRC Deportivo 1 - 0 AD Méridaホームで完全にボールを占有しながらも、アディショナルタイムのPKでなんとか勝利です。決定機がなかったわけではなくて悪い内容ではなかったんですが危うく引き分けに持ち込まれるところでした。ぎりぎりの勝利でしたが1-0勝利は次につながるので、苦手なアウェーでの勝利につながってくれるかもしれません。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです...
メモまとめのまとめ3回目です。前回のまとめで「個人を外部におくことで社会の神の法への無限漸近運動が成立すること」、「近代社会は進歩の観念を利用することで社会秩序の自発的な変更を可能にしたこと」がどのように起こったかよくわからないと書きました。これらについて書いてあるのは第三章の気はするんですが、ひとまず第一章のメモを見返してみます。プロテスタンティズムが発明したのは「経済的な欲望の《禁欲》」ではな...
冬のマーケットが終了しました。冬の間にけっこう選手の動きがありました。ありがたいことにRCDLC.comに移籍情報がまとめてありました。まずは新加入選手から。〇Lucas Pérez (striker)〇Orest Lebedenko (left-back)〇Kike Saverio (left winger)〇Pepe Sánchez (centre-back)〇Arturo Rodríguez (striker)次に出ていった選手です。●Ibai Gómez (rescinded)●Gorka Santamaría (rescinded)●Borja Granero (rescinded)●Alberto Retu...
指さしと言語発達との関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ2
身振りについての章の2節に入ります。身振りは「直示的身振り」と「象徴的身振り」に二つに分けられていました。これらの身振りと言語獲得との関係についてです。以下、だいたいの要約です。まずは大人が解釈可能な身振りの前に、「形式は同じでも機能のはっきりしない「原身振り」(proto-gesture)」が現われます。その後生後10ヵ月前後から、指示対象のはっきりした意図的な身振りが現われます。使用頻度が高いのは直示的身振り...
メモまとめのまとめ2回目です。前回のまとめの結論をもう一度書いておきます。ピューリタン社会の社会契約論的な自由な個人を前提する一次モデルが、結果として近代と同様の制度の無限更新運動をひき起こす。ピューリタン社会における神の存在の代わりに、近代社会は進歩の観念を利用することで社会秩序の自発的な変更を可能にしている。一度成立してしまえば近代の方が優位なので、近代社会が再帰的に成立することになる。で、ピ...
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最近のネット記事は、参政党にジャックされた感があります。Youtubeでも、胡散臭い政治動画がやたらおすすめに出てくるようになりました。いろいろ心配になるのはわかります。でもまずは落ち着きましょう(自分が)。昔から極右というか、カルト政党はありました。昔との違いは、極右の主張を補強するのにカルトを使ってるみたいで、主従が逆転した感じですね。それでいて陰謀論のトンデモ感が増してるのが戸惑う理由かも。「日本...
第四章に入ります。ざっと見る感じ後期フッサールの思想についてみたいです。以下、だいたいの要約です。第四章 現象学の展開この章での問題点は次の三つです。1 近代的な世界像の成立2 間主観性3 生活世界これら三つのテーマについて『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』をもとに考察していきます。1 近代的な世界像の成立実証科学を除いて西洋の学問は19世紀に危機を迎えます。その理由は<主観-客観>問題の...
停止していたオートポイエーシス論のページをそろそろ更新したいです。オートポイエーシス論で原核生物を考えた結果、原核生物も真核生物の記述も、細胞システムを拡張すればよい、という結論になって終わってました。次になにを考えるかですが、多細胞生命体システムを考えるのが妥当かなと思います。それから真核生物の誕生をオートポイエーシス論的に記述を試みるのもありかもしれません。どちらも構造的カップリングで記述でき...
6月末になって動きが出てきました。まず前監督のGilsanzはデポルには残らず、2部の監督の職を探すことになったそうです。途中交代で残留を決める難しい仕事を達成してくれたのには感謝です。次の仕事も上手くいくとよいですね。もちろんDeporとの対戦を除いて。移籍マーケットも活発になってきてて、そちらはまとめて紹介しようと思います。今回は先日発表されたスペイン2部のスケジュールを上げておきます。25-26シーズン、スペイ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は7、8番目についてです。重要そうだけど話の流れがよくわからなくなりそうなところがけっこうあって、そこはもう飛ばします。以下、だいたいの要約です。7 意味統一としての「経験」…自我という極の意味*現象学における「超越論的主観」あるいは「純粋自我」の概念に対する批判があるが省略。現象学における<自我>はそれ以上還元されることのない、むしろ<超越項&...
新しく見返す心理学の本はヴァイツゼッカーの『ゲシュタルトクライス』にします。どの分野に分類すればよいか本当はよくわからないのですが心理学に入れておきます。ヴァイツゼッカーは多芸の人で臨床精神科医、生理学者など多数の肩書きを持つ人だったそうです。解説や訳者あとがきが複数あったり、本編とは別のところでヴァイツゼッカーについての紹介がされているので、余裕があればそこら辺もメモに残しておこうと思います。こ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は6番目についてです。以下、だいたいの要約です。6 <内在-超越>原理具体的に経験される事物は「いまここにある知覚」とぴったり重なるわけではありません。その経験されている事物は原的な体験を超えた
今回のメモでこの本のメモもやっと終わりです。第Ⅰ部はすでにまとめを上げています。第Ⅱ部は正直あまり関心をひかれなかったので、まとめはなしにします。終章 終わりと始まり-二一世紀近代の地平-近代は終わりを夢見る社会ともいえます。それは日本も同じで、西欧近代においつくことと、近代そのものが終わる日を日本人は夢見てきました。十九世紀型の近代における拡大運動により、今はもう外部が消失してしまった状態です。しか...
林原めぐみのblogで炎上騒ぎがあったみたいで、ちょっと調べたところ林原めぐみが心配になりました。「陰謀論とかにはまらないといいけど」という意味で。ルールを守らない外国人には何かしらの対処が必要では、というのはそれはそうです。心配になったのは外国人留学生への国からの支援への彼女の意見のところです。「外来種」といった表現は使うべきでないことは環境保全をしてる人たちからも言われているので、ここでは置いとき...
Antonio Hidalgo新監督就任が発表されてます。45歳で、前シーズンはSD Huescaを指揮していたそうです。契約は1年で更新オプション付きです。前監督のGilsanzにはコーディネーターとしての職を打診しているらしいですが、引き受けてくれるかはわからないです。移籍マーケットはまだ動いてなくて、どれくらいの動きになるかもはっきりしてない状況です。ただFabrilの方はすでに4人の選手の退団が発表されてます。移籍マーケットに動...
今回は前回の続きで、1990ごろに進行していた社会の変化のうち「国際社会」化の方です。今回で第六章メモも終わりで、残すは終章のみです。以下、だいたいの要約です。日本は社会性の形式の点では厳重な「鎖国」状態を続けてきました。心情反射作用の遍在というフォーマットを日本近代が持てた理由は、江戸時代から続く社会性の鎖国状態によるものかもしれません。1980年代になると、この人的「鎖国」は維持できなくなってきており...
ホームページの子どもの言語獲得3ページ目は、音声や言葉の獲得の心理学研究に通底する考え方を引き出してまとめてみようかと思います。具体例はその次のページに二つほど提示して、少し批判的なことも書く予定です。『新・子どもたちの言語獲得』の第二章から第四章までで、著者らには、子どもが言語に関わる何かを獲得するときに身の回りへの可能な身体動作とかが大きく関与している、という考え方が共通してあるようです。そこ...
第六章第三節に入って、たぶん1980年代ごろの分析です。以下、だいたいの要約です。三 新たなシステムへの模索これからの日本社会(1993年初版時において)の可能性として、一つは西欧近代社会への転換があります。しかし西欧近代システムには、一貫性を持った選択の主体としての個人という信憑が必要です。次に、そうした個人の選択の自由と両立するルールが存在すると信じられていることも必要です。これら二つの信憑を与えてき...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は4、5番目についてです。以下、だいたいの要約です。4 超越論的主観における「世界の構成」ヘーゲルによると人間の<意識>は、対象への実践的な態度と、<意識>と<対象>の関係を想像的に対象化する意識の二契機があります。そして後者の契機をさらに対象として新たな高次の視線が生じ、この弁証法的な運動によって世界像が高次化されることになります。哲...
2025/06/01Liga Hypermotion 2024/25 42ndFT: Depor 0 – Elche 4Goal 0-1: (4’) Mourad, 0-2: (25’) John, 0-3: (31’) Valera, 0-4: (88’) Vigas負けること自体は仕方ないんですけど、いくらなんでもひどすぎる負け方でシーズン終了です。なんというか言葉が出てこないですね。もう来シーズンに頭を切り換えましょうか。すでにセンターバックのJaimeとPablo Martinezが今シーズン限りの退団が発表されてます。移籍情報とか、話題が...
第六章第二節メモ2回目です。以下、だいたいの要約です。日本的社会の日常的な社会決定システムは、個々の関係者の利害感情をツリーにそって調整する形で作動します。そのためツリーのどこかに切実な「痛み」(既得権益の侵害など)が発生しないかぎり、重要な決定を行えません。そして近い将来すさまじい「痛み」をもたらす問題などには対処できないことも示しています。日本は心情反射作用による情念の共同体をつくり上げてきた...
第六章第二節に入ります。この本も残り30ページほどなので一気にメモを取り切ってしまいたいです。以下、だいたいの要約です。二 旋回アンケート結果から推測される「伝統回帰」現象には、「無邪気な個人主義」と言えるもう一つの性質が見えてきます。*アンケートの分析結果があるが省略。70年代の不況により欲望自由主義社会の大前提である利害の拡大均衡性が一時的にではあれ破壊され、組織の大規模な再調整が行われます。「そ...
2025/05/25Liga Hypermotion 2024/25 40thFT: Zaragoza 1 – Depor 0Goal 1-0: (56’) Patiño (o.g.)大分選手も入れ替えてるし敗戦は仕方ないですかね。来期に向けてこれまでの控え選手はがんばって欲しいところですが、Patiñoはオウンゴールをしてしまいました。Ladiesの方はもう今季までの選手が5名発表されてます。来季は監督含めどうなるでしょう。次節が最終戦なので最後は勝って終わりたいですね。RCDLC.comでの布陣は下の通り...
第三章に入ります。第三章は『イデーン』を読むにあたっての注意点みたいです。以下、だいたいの要約です。第三章 現象学の方法『イデーン』を読むにあたっての注意点をまとめると8つになります。以下、順に説明します。1 自然的態度、素朴な世界像についてわたしたちが普段持っている「自然的な世界像」には、ある現れの性質があります。空間・時間ともにここ、または今から上下左右、前後への広がりを持ちます。そしてこの拡...
第二章メモ最後です。以下、だいたいの要約です。たとえば赤いリンゴを見ているという、ある個的な経験において、それが赤いリンゴであるという確信が現われてくるためには、あるレベルでの概念(知)がすでに成立している必要があります。「すると人間の個的経験の「明証性」(たしかに事物がいまここにあるという直接経験の確実性)の基礎として、単なる<知覚>直観のほかに、どうしても<本質>直観、つまりものごとに...
第四節に入ります。今回も重要と思えるところを抜き出しながらまとめてみることにします。四 世界内存在としての身体前節を受けて、「「意識的」ということが対象の同一化作用を介しての自己統覚を伴うという意味であるとするならば、知覚的な世界経験はまだ意識的ではありえず、いわば「前人称的」な層でおこなわれる匿名な機能である」とされています。意識と知覚を明確にわけることはできないとどこかにあった気がするんですが...
原核生物システム(オートポイエーシス論)のメモで、今回は構成素と構造についてです。簡単なのは前のメモにも書いた通り構造の方でしょう。細胞分裂により原核生物は増殖していきますが、そのこと自体を特別な構造で考えなくてよいと思います。細胞は生成プロセスの閉域形成の結果として排出される構造体でした。原核生物の細胞分裂も、DNA複製の後で細胞骨格による収縮環により細胞が分割されるみたいで、前の細胞との連続性が...
都知事選、蓮舫さん惨敗でした。でも、左派の人間にとっても、そうなるだろうという納得の結果でもありました。これもうすでに言われていることなんですが、最大の敗因は、すぐに都政を具体的にどうするか発表しなかったことだと思います。都政ですから、国政とは関係なしに具体策を打ち出すべきでしょう。本当はどうだったかわからないですが、自分には蓮舫さんの政策が見えてこなくて、たぶん都民のほとんども自分と同じ状況だっ...
第四章最後の節に入ります。日本近世後期の社会的決定システムについてです。今回も自分の言葉でまとめる感じにします。四 日本的社会の成立まず中村牧子による近世以降の日本社会の社会的決定の創出プロセスが紹介されています。それは①根回し-持ち上げ、②自己変更的態度、③上訴の三つのメカニズムの組合せとしてモデル化されています。①はaとbの二人に関わる決定が必要な場合にその共通の上位者が利害を調整して決定にあたる、...
デポルの新シーズンの動きが活発になってます。まずは二部の日程がRCDLC.comに上げてあったのでそれを下に書いておきます。画像を貼ればいいだけの気もするんですが、日付が日本と逆順だったりするので書き直しときます。24-25シーズン、スペイン二部リーグ日程FIRST ROUND24/08/18 : Deportivo - Real Oviedo (matchday 01)24/08/25 : SD Heusca - Deportivo (02)24/09/01 : Deportivo - Racing Ferrol (03)24/09/08 : Granada CF...
ホームページに作成する原核生物システム(オートポイエーシス論)ページのメモを何回か取ることにします。直接ページを作ろうとしてまったく進みませんでした。決められるものから順にメモを残しておくことにします。前回のメモで、原核生物は細胞システムとして考えるよりも、世代全体で生成プロセスが連続していくシステムとして考えた方がよいかも、ということになってました。この考え方に従ってページを作るつもりです。そう...
3節は残り6ページほどで、重要と思えるところを抜き出しながら、簡単にまとめておこうと思います。知覚はある種の構文法のような規則性に従って現れてくるのでした。白の上の赤い点という簡単な知覚でさえ「図と地」という一つの意味を持って現れてきます。こういった意味は主知主義のいう判断などではなく、有機的全体として現す構文法によることを発見したのがゲシュタルト心理学ですが、彼らはこのゲシュタルトを客体的世界のう...
メルロ=ポンティの章の続きで、第3節に入ります。今回はゲシュタルト心理学との関係などの内容で、自分はもうだいたい知っていることなので自分の言葉でまとめる感じにしようと思います。三 生きられる世界への帰還後期フッサールと同様に、メルロ=ポンティにおいても現象学的還元で照らし出されるのは「生きられる世界」です。現象学は自己完結的なものではなく同様の運動は経験諸科学の内部でも進んでいます。メルロはゲシュタ...
日本近世社会の思想の節も、今回のメモでやっと最後です。残り6ページほどで、自分の言葉でざっとまとめようと思います。朱子学と違って、仁斎学と徂徠学共に個人の自由な欲望を許容しているそうです。ただし仁斎学は「個人の自由な欲望・感情の発現が、その相互反射性を介して、自然に正しい秩序をつくる」のに対して、徂徠学は「具体的な制度技術によって、その自由を外的に整序することをめざした。」その説明が具体的に続いて...
序論のメモです。メルロ=ポンティはこの講義の前にいくつかの講義を行っていて、この講義はその続きみたいです。はっきりしたことはわからないですが、ネットで調べたところ、「子どもの意識の構造と葛藤」、「子どもの心理-社会学」の二つがそれにあたるみたいです。これらの講義録の方は今のところメモをとるかは未定です。「序論」はどんなことが書いてあるかざっとまとめて終わりにしようと思います。他の心理学研究をもとに、...
今回メモを取るところはメルロ=ポンティがフッサールの思想をどのように批判し、どのように継承したか、という内容のはずなんですが、今までに書かれていたこととそんなに変わらないように思えます。一般的に思われていることと違って、後期フッサールにおける現象学的還元は超越論的観念論ではなくて、人間の世界への内属を前提にその仕方を先入見をいったん置いて観察しようとするものだ、という感じのことがすでに書かれていま...
第6章に入って、ここから残りの章はほぼメルロ=ポンティについてです。第6章はじめは、サルトルとの関係やメルロの現象学の受容の経緯などで、簡単にまとめて終わりにします。Ⅵ メルロ=ポンティと現象学の現状サルトルとメルロ=ポンティは友人関係にあったのですが、政治的な見解の対立から次第に疎遠になり、メルロが55年の『弁証法の冒険』のなかでサルトルの政治的な見解に痛烈な批判を加えたことで、仲違いが決定的になったそ...
サルトルの章のメモ最後です。今回もよくわからないところが多かったのですが、結論としてはわりと単純だったりするので、今回は結論部分だけメモって終わりにします。サルトルは『情緒論素描』において、純粋現象学と経験的心理学のほかに、「現象学的心理学」をおそるおそるながらにも提唱しているそうです。心理学で対象となっているような状況そのものを考えるために現象学が必要ですが、その進展はまだ不十分なので、さしあた...
2024/05/30Depor 2 – Castellón 1 0-1: (39’) Douglas Aurélio, 1-1: (68’) Lucas Pérez, 2-1: (75’) Pablo Martínez2024/05/03Castellón 2 – Depor 4 (agg. 3-6) 1-0: (4’) Douglas Aurélio, 1-1: (28’) Lucas, 1-2: (44’) Mella, 1-3: (48’) Lucas, 2-3: (52’) Suero, 2-4: (73’) Davoスペイン三部のグループ1とグループ2の優勝チームによる、三部優勝チーム決定戦が行われてました。ホームとアウェー共に勝利で見事三...
2024/05/192023-2024 Group 1 of the First Federation 37thReal Sociedad B 1 – Depor 1 1-0: (54’) Mikel Goti, 1-1: (74’) Barbero2024/05/252023-2024 Group 1 of the First Federation 38thDepor 3 – Real Unión 1 1-0: (21’) Alcaina, 2-0: (64’) Salva Sevilla, 3-0: (82’) Mella, 3-1: (90+3’) EscobarDeportivo: (4-2-3-1) Eric Puerto – Ximo Navarro, Pablo Vázquez, Dani Barcia, Iano Simão – José Ángel, ...
メモを取ってるのを忘れてて、数ヵ月ぶりにこの本を開きました。読み切ってしまいたいので、これからは週1ペースでメモをとっていきたいです。今回は要約ではなく、簡単なまとめという感じでメモをとることにします。まず朱子学についての説明があって、長いですが抜き出しておきます。「朱子学は、社会制度・社会秩序の根拠を客観的な原理性「理」にもとめる。「性即理」、すなわち人間の内奥に存在する本質「性」にはある原理が...
サルトルの章、2回目のメモです。あんまり興味をひかないのと、引用されている部分がよくわからなかったのもあって、10ページ近くをざっとまとめて終わりにしようと思います。サルトルが現象学へ向かった動機が説明されています。フッサール初期には「自我を意識の綜合的超越的所産と見る」考え方が含まれていたようで、現象学を「独我論」から救うとともに現象学的還元の無動機性に一つの解決を与えようとしたとのことです。サル...
脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達 (身体とシステム) [ 多賀厳太郎 ]価格:2420円(2024/5/18 21:12時点)感想(0件) 多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』 評価: この著作は人間の行動に関する心理学的知見を非線形科学で説明をつけようとする野心作です。ただまあ、納得のいかないところも多々あって、思考途中の段階で思想をまとめるところまではいってないというこ...
今回でメモ最後で、残り10ページ弱をざっとまとめます。次は書評と要約を書くことにします。環境との相互作用は身体発達においてどれくらい重要か、という問題提起がされています。ネコの縦縞だけを見せて育てる実験やヒトの先天性白内障についての知見が述べられていますが省略します。これらを受けて、身体と環境は生得的に強結合状態で、それがより柔軟になって新たな結合状態となる、という感じで考えられています。また、何ら...
最終第5章「脳と身体のデザイン原理」のメモに入ります。20ページ弱ほどで、2回でまとめてみることにします。工学的な計算論の話からはじまっています。工学的な計算論は、あくまで与えられた目的を実現するもので、モデルになっているシステムそのものを再現するものではないです。工学的な計算論でのモデル化について説明がありますが省略します。著者の考えているシステムは自己組織的にモデルが生成されるタイプです。制御する...