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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「今日は早く職場を出て、春の土産を拾って帰ろう」~明日から4月、春の息吹を子どもに知らせる。

    明日から4月。生まれ変わりのとき。だが、 子どもたちは新たな春の誕生に気づかない。 大人が気づいて春を拾って帰り、 子どもたちに教えてあげなくてはならない時代だ。という話。(写真:フォトAC) 【生まれ変わりの4月】 2024年度が終わります。 日本の場合は政府の会計年度と学校年度、加えて多くの企業の事業年度が同じ4月からで、就職も一括採用の4月1日入社というところが多く、ですから4月は「1億総取り替え」といった感じになります。 知らなかったのですが、世界的には政府の会計年度と学校年度が一致する方が珍しく、欧米はほとんどが別出そうです。韓国や中国など東アジアの国々には日本と同じように会計年度・…

  • 「掃除ができる子よりも勉強ができる子を育てて、都会に送り出す?」~田舎町の新たな挑戦

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「若いころの夢をかなえる」~今月定年退職する先生方へ⑤最終

    近所に知己を得て農業を学び、 片付かない家を必死に片付け、作品をネットに上げる しかしこの10年、一番やってきたのは文章を書くことだった。 そして私は一瞬にして文筆家となった。という話。(写真:フォトAC) 【「死ぬまでにやっておきたい10のこと」経過】 結局、私は退職してからの12年間、百姓仕事や庭仕事を学び、部屋の片づけをし、家のリフォームをして書類を整理し、毎日のトレーニングに勤しむ生活を送り続けてきました。 畑仕事・庭仕事についてはEテレの「趣味の園芸」を見たりネット記事を読んだりということも多かったのですが、種まきや収穫の時期は地方によってバラバラなので地域の人を頼るしかありません。…

  • 「老人の未来計画:きちんと考えたことはそれなりに現実化する」~今月定年退職する先生方へ④

    職を去っても「今日やること」のある人はいい。 ない人は誰かから譲ってもらうか生み出すしかない。 その際はじっくり考えて書き残しておくことだ。 きちんと考えたことはそれなりに現実化する。という話。(写真:フォトAC) 【年寄りに必要なキョウイクとキョウヨウ】 年寄りには「キョウイク(今日行くところ)」と「キョウヨウ(今日すべき用事)」が必要だという話を聞いたことがあります。別な言い方をすれば、「人間としての居場所」「誰かから必要とされること」「適度なストレス」「毎日の運動」――そういったものが必要だということです。 昨日申し上げた通り私の場合は、定年となったときも行って介護すべき母がいて、支える…

  • 「定年退職後に計画のあった人たちと何もなく退職した人たち」~今月定年退職する先生方へ③

    人生は長い。 定年後に何かを学び始めても、十分に間に合う。 しかしそれは計画があってのことだ。 私の場合、とにかく気づいたらすでに退職していた。という話。(写真:フォトAC) 【定年退職後の時間は十分に長いが、私は何をしたいのだろう?】 20年ほど前、まだ私が現職で、そろそろ定年後のことが気になりだしたころ、ふと娘に相談すると、こんな話をしてくれました。「最近ネットで読んだのだけど、ある人が定年退職を機にバイオリンを始めたんだって。で、それから10年間、毎日きちんと練習していたら、もちろんプロには程遠いんだけど、知り合いを招いてミニコンサートをできるくらいには上手になって演奏会をひらいたんだっ…

  • 「60歳以降の教師の働き方」~今月定年退職する先生方へ②

    年金支給が65歳まで引き上げられたのに、 定年延長は容易に追いつかない。 そこで教師の60歳以降は、とても複雑になった。 とりあえず、見てみよう。という話。(写真:フォトAC) 【教員の定年って何歳? 定年延長って何?】 公立学校の教員(公務員)の定年がいつかという問題、当事者以外は案外分かっていないかも知れません。現在は61歳です。もうすぐ終わる今年度(2024年度)中に61歳になった人がこの3月に定年退職になります。 ところがそれより一歳年下で、来年度(2025年度)61歳になる人は来年度から定年が62歳に引き上げられるため、2026年度末まで働くことができます。さらにもうひとつ年下の、2…

  • 「もしかしたらとんでもなく割を食った人たちかも知れない」~今月定年となる先生方へ①

    バブル経済の爛熟期に教職につき、 最も苛酷な時代に教育の最前線に立って、 学校の要となった終末期にコロナ禍を迎えた、 その教師たちが今、定年となっていく。という話。(写真:フォトAC) 【今月定年退職する先生方へ】 今月いっぱいで定年退職される先生方、長い間ほんとうにご苦労様でした。 先生方の大部分は、あのバブル経済で日本中が浮かれていた時代に、教職という、地味で生真面目な世界を選んだ、本当に真面目で真摯な人たちです。給与や待遇面では教師よりずっと良い仕事はいくらでもありましたし、友人の多くが「接待」という名目で夜の繁華街を飲み歩いている時間に、苦しい学級経営と教科指導のための教材研究を続ける…

  • 「証書授与手順:ありえないことが起こるのが人生b」~卒業式のアラカルト⑤

    あれほど綿密に計画し、練習して臨んだ証書授与、 それでも事故が起こるときは起こる。 こんなことがあるんだ。それなぜ思いつかなかった? そんな卒業式事故のあれこれ。という話2。(写真:フォトAC) 【マイクがない!】 絶対に事故の起きない学校行事、卒業式で起こった事件のうち、私が実際に目撃して最も驚いたのは、担任がステージ上の下手(しもて)で呼名するスタイルで行われた式で、さあ一人目を始めようという時、担任教師たちの前にマイクがなかった、というものでした。あとから確認すると計画案になく、練習でも誰も気づかなかったことのようでした。そういうことが起こる。 そんな場合にどうすればよいのか、いまだに正…

  • 「証書授与手順:ありえないことが起こるのが人生a」~卒業式のアラカルト④

    あれほど綿密に計画し、練習して臨んだ証書授与、 それでも事故が起こるときは起こる。 こんなことがあるんだ。それなぜ思いつかなかった? そんな卒業式事故のあれこれ。という話。(写真:フォトAC) 【卒業証書、授与手順】 卒業証書授与式の中心は言うまでもなく証書授与の場面でが、これはとてもシンプルなものです。校長先生がいて介添えがいて、呼名する者がいる。証書の内容まで読まれるのは最初の一名だけで、あとは名前を呼ばれたら順番に、粛々と受け取って座席に戻ります。 具体的に言えば、列の先頭がステージの端に立ったところで呼名者が、「卒業生1組、男子○○名、女子○○名、計○○名、赤城春子」とアナウンスして、…

  • 「卒業式当日、先生は何をしているのだろう」~卒業式のアラカルト③

    一年の中で最も丁寧に計画され実行される卒業式。 しかしその裏では多くの先生たちが一生懸命働いている。 感動的な式が演出され、離任式が行われる そして卒業生担任は、子どもたちに最後の授業を行う。という話。(写真:フォトAC) 【これまで書いて来た卒業式のあれこれ】 卒業式の前夜、先生たちは何をしているのだろうという話は以前書いたことがあります。*1 卒業式における保護者謝辞は市民に対する謝辞であり、親が深く頭を下げる姿を見て、子どもも社会に対する感謝の気持ちを育むだろうという話もしました。*2 卒業式の校長先生の長く下らない話を何とかすることはできないか、という意見に対しては、長く下らない理由を…

  • 「対面式卒業式の盛衰」~卒業式のアラカルト②

    容易に変化しようとしない学校の儀式。しかし一時期、新しい形の卒業式が流行ったことがあった。卒業生が主役の対面式。ただ必ずしもそれは、子どもたちのためではなかった。という話。(写真:フォトAC) 【平成10年前後、学校教育の曲がり角】 「卒業式の形式というのは、学校の中でもっとも動かしがたいものです」と昨日書いたばかりですが、実は30年ほど前、全国的に大きな変動がありました。小学校における対面式の流行です。平成10年前後のことでした。 いきなり余談になりますが、平成10年前後、あるいは平成10年代に学校で起こったさまざまな変更については、常に警戒して考える必要があります。理由は三つほどあります。…

  • 「したくなければ教職員への感謝はいらないが」~卒業式のアラカルト①

    卒業式シーズンの真っただ中、 しかし卒業式の本来の意味は浸透していない。 何も無理して教職員や学校に感謝する必要はないが、 教育を支えてくださった市民には感謝してほしい。という話。(写真:フォトAC) 【中高の卒業式は、上級学校の入試の日程で日が決まる】 三月もいよいよ後半、卒業式シーズン真っただ中です。 私がいつもお世話になっている日本文化研究ブログによりますと、高校はだいたい2月28日~3月1日、遅いところでも4日近辺までで終わっており、中学校が大雑把に先週中、小学校は今週から来週頭まで、となっているようです。ただし卒業式の扱いは都道府県でかなり違っていて、3月の上旬に修了式(または3学期…

  • 「モンペにモンハンを紹介する」~若い教師を矢面に立たせないために

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「私たちの世代の轍は踏まないでほしい」~東日本大震災以降14年之夢⑤

    強い労組を失った教師たちは惨めだ、自分たちの大切なことが、雲の上で決められていく。危機に際して必須のものが、平時にお荷物にみえた、そんな私たちが過ちを、君たちは繰り返さないでほしい。という話。(写真:フォトAC) 【知らないうちに追い詰められていた】 残業代の代わりに公立学校の教員に給料月額の4%を現行支給する教職調整額を、50年ぶりに改善する給特法改正案が先月2月7日に閣議決定され、今通常国会で審議される運びとなっています。来年1月から1%ずつ段階的に引き上げ、6年後の2031年には10%まで拡充する計画です。 文科省は初め、調整額を来年度(今年4月)から一気に10%以上の増額することを目指…

  • 「人間関係の断捨離:誰も困らない、むしろ楽なくらい」~東日本大震災以降14年之夢④

    およそ三年半のコロナ禍を経て、私たちは多くのものを棄てた。棄ててようやく学んだ。生きていく上で必要なものはほとんどない。なくしても誰も困らない、むしろ楽なくらいだと、という話。(写真:フォトAC) 【社会関係のスリム化、巨大な社会実験】 東日本大震災が残した教訓が「人の命は儚い」と「ひとはひとりでは生きていけない」だったのに対して、コロナ禍が残したものは「生きていく上でほんとうに必要なことはあまりない」「いま存在するものの大部分は、なくてもとりあえず誰も困らない、むしろ楽なくらい」、「ひとはひとりでも生きていける」ということでした。 日本で一例目の患者が出た2020年1月からWHOが緊急事態宣…

  • 「日本が見直された日・絆の時代」~東日本大震災以降14年之夢③

    東日本大震災を経て、日本人の美質が世界に知られた。 私たちは命の儚さを知り、絆を強く求めるようになった。 バブルの狂乱と平成の「失われた20年」を乗り越えて、 日本人は人間らしく生きる生き方を求め始めたのだ。という話。(写真:フォトAC) 【震災の残したもの】 東日本大震災はこの国に大きな爪痕を残しました。津波に襲われた港湾の街々は10年の年月を経て軒並み地形を変え、二度と海に沈まない対策が取られましたが、そこに戻ってくる住民は元通りとは行きません。大船渡では山側へ新たな住宅を建設したお宅が、今回の山林火災でまた家を失うという悲劇もおきました。温暖化による気候変動、高温や乾燥を考えると、どこが…

  • 「あの日、子どもたちに話したこと。私たちには希望がある」~東日本大震災以降14年之夢②

    東日本大震災の5日後、私の勤務校では終業式があった。 そこで私は子どもたちにこんな話をした。 事実と、心寄せることと、 そして私たちには希望があること、を。という話。(写真:フォトAC) 【いま、世の中で起きていること】 この3学期の初め、1月6日の始業式で、私は今年の目標を二つ挙げました。覚えていますか。そこで今日、3学期の終業式にはその中間報告をするつもりでした。ところが急に事情が変わって、今日は別の話をします。それは先週の金曜日からずっとテレビで報道されていることです。 何のことか分かりますか。そうですね。東北太平洋沖地震とその被害に関するものです。 この大地震はマグニチュード9・0とい…

  • 「あの日、そしてあの日以降」~東日本以降14年之夢①

    14回目の東日本大震災祈念の日がやって来る。 自然の脅威、容赦のなさ、人間の無力。しかし、 あの日、そしてあの日以降、いかに日本人が立派であったかを、 私は子どもたちに伝えたい。という話。(写真:フォトAC) 【東日本大震災14年目の祈念日】 明日(3月11日)は東日本大震災から14年目の祈念日です。 人は社会的な事件に関して何歳ごろから記憶を保持できるのか分かりませんが、仮に6歳以上は大丈夫、5歳以下は難しいと考えた場合、今年19歳以下の人たちには実感を伴った記憶がない計算になります。震災の日も本当に遠くなったものです。 ちなみに大正時代の関東大震災は100年ほど前の1923年のこと。死者行…

  • 「親しか、学校の思い出を残してあげられない」~卒業文集・卒業アルバムがなくなる

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「学校に任せた子育ての多くの部分が親元に帰って来る」~究極の親ガチャ時代⑤

    政府は万民のための教育を諦め、人材確保に舵を切った。 優秀な人間を育てれば、他は自然に引き上げられるという。 親が学校から手を引き、学校は家庭から手を引く、 そして子の将来を決める要素が、家庭のあり方のみになる、という話。(写真:フォトAC) 【不本意な部活で活躍するか、やりたい部活で球拾いか】 部活動の地域移行というのもそろそろ形が見えてきました。もう20年以上も前から取り組んできた懸案ですが、例えば今、20部活(男女バスケ、男女バレーなど)ある学校で、そのすべてを地域の人々にやってもらうなど、とうていできることではありません。 文科省及び文科省の指示を受けた市町村教委は盛んに、「地域に移行…

  • 「カエサルのものはカエサルに、親のものは親に」~究極の親ガチャ時代④

    学校にまかせておけば、子どもは何とか育つ。 ――そうは言っても小中学校の保護者の仕事は多い。 そして現代、そのコスパの悪さに苛立つ親たちが出て来た。 彼らは言う。学校のことは学校で完結してほしいと、という話。(写真:フォトAC) 【学校に任せると言ってもやるべきことは多い】 学校にまかせておえば、子どもは何とか育つ――親がそう思っていられる時代はけっこう長く続きました。もちろん良いことばかりではなく、昭和の初期、学校は熱心に満州開拓に子どもを送り出し、戦争にも協力しましたから、最初から「子どもの成長には親が全面的に責任を負うべきだ」という枠組みを作っておけば、ああも易々と子どもを死なせなくても…

  • 「学校にまかせておえば、子どもは何とか育つ」~究極の親ガチャ時代③

    日本の学校が家庭教育に出しゃばり、 口出しするようになったことには、 それなりの歴史的経緯がある。 つまり国と親との利害の一致、という話。(写真:フォトAC) 【必ず邑(むら)に不学の戸(こ)なく、家に不学の人なからしめん】 私がこれまで読んできた中で最も美しい文章のひとつは「学制序文」と呼ばれるものです。これは、明治5年(1872年)に日本政府が制定した新たな学校制度に関する方針「学制」の基本理念を表したものです。 明治政府が学制を発布して学校制度を整えたのはもちろん「国民皆兵」の下準備であり、殖産興業および富国強兵へつなげようとするものですが、「学制序文」に書かれているのは国家のための学問…

  • 「学校に望まれるレベルが高すぎて、ついていけない」~究極の親ガチャ時代②

    1980年代に「新学力観」が示した目標は、 私の教え子たちには高すぎた。 私と子どもたちは、もっと下の方で悪戦苦闘している。 どうしてそんな乖離が起こったのだろう? という話。(写真:フォトAC) 【そもそも子どもを型にはめて何が悪い――と思っていた】 私にとって初等中等教育の学校というのは「子どもを型にはめる場」でした。なぜなら「教育基本法」の最初の部分に、こんなふうに書いてあるからです。(教育の目的)第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。 教育に関する憲法である「教育基本法」の…

  • 「私には到底理解できない『新学力観』の話」~究極の親ガチャ時代①

    今は死語と化した教育用語に「新学力観」がある。 知識・技能を偏重したかつての教育に対する反主題として、 かつて出された新たな学力観だ。 それが私にはまったく理解できなかったという話。(写真:フォトAC) 【謎の「新学力観」の話】 「新学力観」というのは1987年の教育課程審議会答申で提起され、1989年改訂の学習指導要領に採用された当時としては新しい学力観で、従来の知識や技能の習得に重点を置いた学力観から転換し、思考力や問題解決能力、変化への対応力を重視しようとするものを言います。 具体的には、以下の点が重視されることになりました。 思考力・問題解決能力――知識を活用し、論理的に考え、問題を解…

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