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クッカバラの囀り http://kookaburra-coo.blogspot.com/

クッカバラの囀りを皆さんにお届けし、思いを共感、共有できたら嬉しいです。快い囀りと響きますように。

学生時代、車窓からのぞく青く輝く稲穂に願いをし、三つ目の願い叶って故郷を離れ、海外で家庭を築くも気がついたら一人。3匹のバッタ達も、次々に高校を卒業し、進学と同時に家を出て行きました。そこに新たな相棒トンカを迎え入れ、人生を謳歌しようじゃないか、との境地に至っています。そんなクッカバラの囀りを皆さんにお届けし、思いを共感、共有できたら幸いです。

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2011/09/20

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  • 秋の木漏れ日を味わうグルテンフリーのガトーオマロン

      フランスで初めての職場、そこで出会った緑の目が魅惑的な、まるでソフィーマルソーのようなマリロランス。彼女が教えてくれた、職場近くの小洒落たカフェ。そこでは、秋になるとデザートに「ガトーオマロン」がメニューに現れる。 一口食べて、しっとりとした味わいに虜になってしまった。女性の...

  • ボルシチの味 後編

      お目当てのシュトーレンを買うことはできたが、厚みのあるA5サイズの特大スペキュロスは見つからなかった。当てもなく探していると、息子バッタの同級生のママ友や、末娘バッタにお裁縫を教えてくれたお料理もお裁縫もプロ級の友人に声を掛けられる。 久しぶりなのに、久しぶりの気がせずに、か...

  • ボルシチの味 中編

      ところが、現役ママの友達からメッセージが入ったこともあり、急遽予定を変更し、トンカには家でお留守番をしてもらうことにし、毎年恒例のノエルのお菓子、シュトーレンとスペキュロスを買いに繰り出すことになった。 シュトーレンはドイツのお菓子だが、昔の職場の同僚だったドイツ人のヴェルナ...

  • ボルシチの味 前編

      きまって11月の最終土曜日は、バッタ達が通っている学校の冬のバザールとなっていた。その日は何故か初雪が降ることになっていて、坂の多い通りなので、立ち往生した車が通りの真ん中で放置されていることも見慣れた光景だった。 どうやら今年は雪にはなりそうもないな。早朝、トンカと散歩をし...

  • プライベート空間に関する考察

      郊外からパリ市内に向かう電車に揺られながら、いつもはヘッドフォンでニュース解説番組を聴いているのだが、時々ネットの調子が悪くて番組が停止してしまうことがある。そんな時は車窓を眺める。 まだ暗闇が支配している時に、広い庭と一戸建ての上品な家が立ち並ぶ閑静な住宅街を通ると、書斎や...

  • 深雪ちゃん

      秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので、夕方、薄暗くなり始めたかと思うと、いつの間にか暗黒が支配してしまう。 パリから帰ってくるバスの中で、外の景色が次第にモノトーンとなっていく気配を感じる。車の明るいヘッドライトや赤いテールランプが目立ち始め、オレンジの街路灯が付き始める...

  • 森の神秘

      森を頻繁に歩くようになって、ひょっとしたらと疑念を抱いていたことが、このところ確信になりつつある。森の小径は、夜中に移動する、ということである。 先日の きのこ騒ぎ の時、翌日もちろん同じ場所に行ってみた。正確を期して言うのであれば、行こうとした。が、叶わなかったのである。写...

  • TO DO LIST

      気が重いながらも、いつかは必ずやらねばならないリスト、というものが誰にでもあると思う。時には、何故それを実行することがそんなに気が重いのか、などと思えることがあるかもしれないが、ゆめゆめそんな野暮なことを考えてはいけない。人にはそれぞれ、他人には分からない事情というものがある...

  • 雨談議

      雨は音を消し、痕跡を消し去る。 我が家に泥棒が入った日も雨降りの日だった。 同時に雨は独特のにおいがある。 地下鉄に乗っている時に、停車駅で雨のにおいを運んでくる乗客がいて、はっとしたことが誰もがあるに違いない。 雨上がりの道は土の香りがするし、森の中はいつも以上に草木の香り...

  • 灯火

      気が付いたら外はもう真っ暗だった。時計を見れば既にトンカの夕食の時間を半刻も過ぎていた。どうりで、さっきからひっきりなしに膝の上に乗ろうとしたり、ポケットに鼻を突っ込んで甘えたりしていた筈。慌てて全てのファイルを保存し、アプリを閉じ、コンピューターを消した。 さあ、表に行こう...

  • 判断ミス

      霧深い朝、トンカのピンと元気に立っている尻尾に神経を集中させて歩道を歩き、野原の手前で 養蜂家のおじさんとボーダーコリーのマロ に会う。早速トンカとマロは鼻をくっつけて挨拶をし、仲睦まじく尻尾を振り合った。 最近、生意気盛りのトンカに手を焼いていたので、ゴミが落ちてそうな体育...

  • 名残り

      今年最後の蕾かな、そう思いながらいまだに庭で咲き誇る薔薇たち。例年になく穏やかな日が続くことが大いに影響しているのだろう。それでも朝の7時になっても東の空は暗闇に包まれていて、夕方の5時になろうものなら、空に星が瞬き始める。 人間とはかくも愚かなものかな。わずらわしいと思って...

  • 飛翔のとき

      3匹のバッタ達、三人三様で驚くほどにそれぞれに性格が違う。ママは3人を深く愛しているが、彼らへの愛情は同じようで同じではない。親への愛と、子への愛の種類が違うように、子への愛も、子供一人一人違っていることは、極自然なことではないかと思う。愛とは対象が増える度に増え続けるものな...

  • 生意気盛り

      近所の犬仲間のグループのアカウントに、迷子の犬として画像メッセージが送られてきた。それを見て、心臓が止まる程驚いてしまった。トンカではないか。送信者の飼い犬と思われる犬と鼻を突き合わせているが、毛並み、毛の色、細身な体躯、正にトンカ。まさか、勝手口のドアがちゃんと閉まっていな...

  • 雑草の魂を秘めて

      第一子ということで親が特に手塩に掛けて育て、幼稚園、小学校、中学校、高校とあらゆる節目で親子ともども大騒ぎし、誕生会から始まり、お泊り会、お友達とのプチ旅行、そして、フェット、ガラと続いて行く社交イベントの度に、親も一緒にどきまぎしてプレゼントを用意したり、洋服を新調したり、...

  • 輝かしい未来

      トンカとちょっと長めの朝の散歩を終え、ソファーに転がって柔らかな秋の陽射しをのんびりと楽しんでいると、「息子バッタ君、今、見ています」とのメッセージが届く。送り主は、トンカを心から愛してくれる大切な友人の一人だった。 息子バッタは大学のキャンパスの近くで、友人達5人と共同生活...

  • 逃したセップは大きいの巻

      冬時間になって、日暮れの時間も随分と早まっているが、気温だけは異様に暖かく、なんだかちぐはぐな日々が続いている。それでも、青空に輝く太陽の下での森の散策は最高に爽やか。いつもより遠くまで足を延ばしてみようか、そんな気にさせてくれる。 かさかさかさ、と枯れ葉が敷き詰められた絨毯...

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