旅を終えて というわけでわれわれはようやっと帰国したが、日本に着いても気分は安心とは逆だ。 日本はわたしにとって帰る場所ではない。日常のささいな瞬間やニュー…
『深夜特急』に憧れる妻(めがね)と「肉食べたい」が口ぐせの夫(ハゲ)。 バックパックをかついで歩く、節約世界旅行の日常の記録。
アルマトイの美容院にて キルギスの首都ビシュケクからバスに乗り、カザフスタン南部の町アルマトイへ。アルマトイは高級店も軒を連ねる都会で大型ショッピングモール…
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ロマの花嫁 ウズベキスタンの観光都市ブハラには小さな写真ギャラリーがある。 観覧は無料、複数の写真家の作品がところ狭しと飾ってあり、町の風景やウズベキスタンら…
地域タグ:ウズベキスタン
カザフスタンで済州に帰る カザフスタンの都市アルマトイには広い美術館があり、フエルトや刺繍などの伝統フォーク•アートと現代性を組み合わせているところに特色…
地域タグ:ウズベキスタン
英語ではない世界 トルコを旅行中、2回ほどカザフスタン人の旅行者に会った。 イスタンブールの宿で同室だった女性と、コンヤのバスターミナルから中心部まで同じトラ…
地域タグ:ウズベキスタン
ウズベキスタンの建築 『ウズベキスタンは青ではない【前編】』 「スタン」の旅のはじまり モンゴル以来、2か月ぶりの中央アジアだ。 ウズベキスタン、タジキ…
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タシケントで細密画を見る 『ウズベキスタンは青ではない【前編】』 「スタン」の旅のはじまり モンゴル以来、2か月ぶりの中央アジアだ。 ウズベキスタン、…
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「スタン」の旅のはじまり モンゴル以来、2か月ぶりの中央アジアだ。 ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタン。地理的にはモンゴルに近く遊牧民の文…
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空き時間のスケッチ わたしが目指す旅は『深夜特急』であるので、旅の情緒を減じる携帯電話などまったくもって邪魔である。 沢木耕太郎の時代にはそんなものはなかっ…
国境の町 『国境の町エディルネ、グランド•ツアーの終わり【前編】』 トルコに帰る 2週間弱のブルガリア滞在ののち、トルコに戻るべくプロヴディフから国際バスに…
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トルコに帰る 2週間弱のブルガリア滞在ののち、トルコに戻るべくプロヴディフから国際バスに乗った。 目的の町の近くまで来くると、乗務員にいきなり 「降りろ。タ…
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トラキア人の墓 『トラキア人の墓、黄金色の秋【前編】』 トラキア人を知りたい 『バラの谷のレストラン』ブルガリアのバス ブルガリアの地方都市を結ぶバスは…
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トラキア人を知りたい 『バラの谷のレストラン』ブルガリアのバス ブルガリアの地方都市を結ぶバスはミニバスであり、プロヴディフからヴェリコ•タルノヴォ、ヴェ…
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ブルガリアのバス ブルガリアの地方都市を結ぶバスはミニバスであり、プロヴディフからヴェリコ•タルノヴォ、ヴェリコ•タルノヴォからここカザンラクまでミニバスに揺…
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旅を終えて というわけでわれわれはようやっと帰国したが、日本に着いても気分は安心とは逆だ。 日本はわたしにとって帰る場所ではない。日常のささいな瞬間やニュー…
最後の入国 そんなこんなでわれわれはようやく日本の飛行機に乗って、ロサンゼルスをあとにした。 真夜中のフライト。さっそく徹夜した分を取り戻そうと睡眠モードに入…
「架空のアジア丼」と恐ろしい犬 『帰国の日【前編】』 名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。…
飛行機がまた飛ばない 『帰国の日【前編】』 名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。 いかにも…
名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。 いかにも生理がきそうな感じ。 よりによって長時間飛行…
古代の現代アート 『遺跡の何がおもしろい?【テンプロ・マヨール 前編】』 旅、最後の観光へ ああ……長いようで短くも感じるわれわれの新婚旅行が明日で終わる…
旅、最後の観光へ ああ……長いようで短くも感じるわれわれの新婚旅行が明日で終わる。 われわれは最後の観光に繰り出した。 朝、宿の近くの屋台で鶏肉や白米、ひよ…
スリランカの人々 日本人があまり訪れない地域を旅しているとき、人々の好奇の目を感じることはままある。頻繁に国籍を尋ねられると一挙手一投足を見られているような…
国立人類学博物館、ついに3日目 『遺跡めぐり追体験【国立人類学博物館 #4】』 国立人類学博物館2日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 …
国立人類学博物館2日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博…
ランチの受難 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物館の前で…
国立人類学博物館1日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物…
新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物館の前で夫は 「こういう博物館は、なんか行く前からしんどいな」 とため息…
ディエゴが遺したもの 『ディエゴが遺したもの・前編【アナワカリ博物館】』ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたとき…
メキシコのフィギュア 『ディエゴが遺したもの・前編【アナワカリ博物館】』ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたとき…
ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたときも気になっていたが、そのときはついに訪問しなかった。 というのもメキシコシテ…
マテ茶の歓迎は今 『ジャガーの笛と口づけのゆくえ【前編】』 そこらじゅうに猛獣 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッド…
そこらじゅうに猛獣 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思い…
駆け足の遺跡観光 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思いき…
いざ遺跡探検へ 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思いきや…
アンデスがわたしを呼んでいる 2か月ほどのスペイン・ポルトガル巡礼旅を終え、われわれは久々に空路をとった。 今回は大移動。時差が大きく動くため、もはや何時間…
お菓子の国 『巡礼その後、ポルトガルへ【前編】』 スペインからポルトガルへ サンティアゴ・デ・コンポステーラを出た後、われわれはバスでポルトガルのブラガに向…
スペインからポルトガルへ サンティアゴ・デ・コンポステーラを出た後、われわれはバスでポルトガルのブラガに向かった。 ポルトガルは夫が行きたいと言っていた国の…
850kmの終わり こうしてわれわれの2か月弱にわたるスペイン巡礼は終わった。 約850kmの、スペイン北部を歩く《北の道》。 8年前に《フランス人の道》を歩…
誤算 さて、くどいようだがわれわれは8年前にこのサンティアゴ・デ・コンポステーラで出会い、そして恋に落っこちたわけであるので、そのとき夫と過ごした思い出の場…
聖地到達のあと 『サンティアゴ・デ・コンポステーラ・前編【スペイン巡礼日記 #30】』 聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ 巡礼49日目、ついに最終日…
聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ 巡礼49日目、ついに最終日。カミーノのゴール地点、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで残り10kmである。 サンテ…
残り100km地点にて 気がつけば700km以上を歩いており、残り100km地点を目前にした近頃、サンティアゴへのゴールを意識し始めたせいかなんとなくしんみ…
トルティーヤは巡礼食 さて、このようにスペイン巡礼も終盤であるが、ゴールの前にまとめておきたいテーマがわたしには残っており、それはトルティーヤである。 トル…
画家の家 『ガリシアの道と画家の家・前編【スペイン巡礼日記 #26】』 ガリシアの巡礼路について思うところ 巡礼39日目。 宿を出たとき晴れていた空は徐…
ガリシアの巡礼路について思うところ 巡礼39日目。 宿を出たとき晴れていた空は徐々に曇って雨となり、そしてまた晴れ、その合間に虹が見えた。 この日はまとま…
最後の州、ガリシアへ 巡礼38日目もまた、節目の日だった。 前日たらふく巡礼メニューを食った満腹感のままに気分よく眠りスッキリ起きて、ナッツバーとみかんだけ…
アストゥリアス最後の宿 『巡礼グルメと路上の贅沢・前編【スペイン巡礼日記 #23】』 レストランで巡礼メニュー さて、巡礼中の夕飯はなるべく自炊していること…
レストランで巡礼メニュー さて、巡礼中の夕飯はなるべく自炊していることは前に述べたとおりだが、たまにはバルやレストランにも行っている。 巡礼者向けに割引や特…
巡礼の共通語 『巡礼の共通語・前編【スペイン巡礼日記 #21】』 わたしのスペイン語 さて、8年前《フランス人の道》を歩いていたとき、わたしは 「オーラ…
わたしのスペイン語 さて、8年前《フランス人の道》を歩いていたとき、わたしは 「オーラ(やあ)」「グラシアス(ありがとう)」「カフェ・コン・レチェ、ポル・フ…
アーバンな町のふつうのバルで 『アーバンな道は幸運の道・前編【スペイン巡礼日記 #19】』 アーバンな道 オビエドでの休息を経てまた歩き始め、歩行距離が5…
アーバンな道 オビエドでの休息を経てまた歩き始め、歩行距離が500kmを超えた。 夫はいつも通り牛を見ては 「モオォォォォォー」 羊を見ては 「メエェェェェ…
アストゥリアス考古学博物館 久々の連泊で心身ともにリラックス、という名目でオビエドに2泊とったが、案の定リラックスどころか普段より忙しくなった。 今日1日で…
分かれ道 《北の道》にはやたらと分かれ道が多い。 《フランス人の道》にも分かれ道はあったが、こんなに頻繁ではなかった。 たとえば宿やバルが少ないエリアに第2…