川湯パーク牧場は川湯温泉駅近くにある観光牧場で、2010年に外乗コースに参加したことがあります。そのときは摩周湖の近くまで獣道を登っていく半日のコースだったので、けっこう疲れました。この日たまたま前を通ったので、短時間のコースで外乗できないかと思って受付で聞くと、残念ながら予約でいっぱいでした。仕方がないので乗馬は断念して、前の柵の中にいる看板馬たちと触れ合っていると次々と寄ってきました。ニンジンの入...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
先週のブラタモリは登別温泉がテーマでした。源泉の地獄谷は爆裂火口の跡で、地下にはいくつもの水の通り道が入り組んでいるため、9種類もの異なった温泉が湧いているそうです。そのあとタモリさんは大湯沼川の天然足湯に行き足を浸けました。川そのものが足湯という珍しい場所です。その足湯の源が大湯沼です。少し前にもこのブログで紹介しましたが、世界的に見てもこの規模の湯沼は珍しいです。しかしここからは温泉街に温泉は...
地域タグ:北海道
今日は過去画像2枚ですm(__)m利尻島にはオタトマリ沼や姫沼など利尻山を背景にしたビューポイントがありますが、利尻空港もなかなかのものです。展望デッキに着いたとき、ちょうど数少ない出発便が飛び立つ瞬間でした。まさしく利尻山が空港風景の借景になっていました。にほんブログ村人気ブログランキング...
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新日本海フェリーの敦賀-苫小牧航路は「すいせん」と「すずらん」の2隻が航行しています。それが日本海ですれ違うときに連絡を取り合って近くを通るようにしています。乗船客へのパフォーマンスです。このとき私は「すいせん」に乗船していました。そして前方から姉妹船の「すずらん」が近づいてきました。下の写真はけっこうな望遠で撮っています。やがてすぐ目の前にやって来ました。このあたりで互いに汽笛を鳴らします。そし...
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昨日のブログに書きましたが、今回の敦賀-苫小牧航路は往復とも天気に恵まれました。おかげできれいな夕日も見ることが出来ました。往路(敦賀→苫小牧)復路(苫小牧→敦賀)乗船時の往路の日没時間は津軽海峡あたりです。さすが津軽海峡だけあって晴天でも波は高いです。下の写真に見えている陸は北海道の渡島半島です。一方、復路の日没は越前海岸あたりです。下の写真の陸地は福井県でしょう。旅行中に晴れていればそれで満足で...
地域タグ:北海道
今回乗船した新日本海フェリー敦賀-苫小牧航路は往復ともいい天気でした。往復で同じ構図の写真を撮ったので載せましたm(__)m↓往路(敦賀→苫小牧)フォワードサロン↓復路(苫小牧→敦賀)フォワードサロン↓往路(敦賀→苫小牧)後方デッキ↓復路(苫小牧→敦賀)後方デッキ↓往路(敦賀→苫小牧)救命ボートのオレンジと海・空の青↓復路(苫小牧→敦賀)救命ボートのオレンジと海・空の青私の過去の経験で往復とも乗船中ずっと晴れていた...
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室蘭本線のJR白老駅です。(目あてのポロトミンタラという施設があると思って駅に来ましたが前回書いたように駅からは少し離れていました)1日の乗降客数1300人というのは駅の規模に比べると多いです。ウポポイ開業でさらに増えつつあります。混合ホーム2面3線の地上駅です。ダイヤ改正で特急も停車するようになりました。駅前はきれいに舗装されて新しくなった雰囲気です。タクシーも停車していました。郵便ポストや自販機もアイ...
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白老の観光拠点「ポロトミンタラ」です。2020年ウポポイのオープンに合わせて出来た新しい施設です。ひとことで言うと道の駅のようなものです。アイヌに関する商品をはじめいろいろなお土産物を販売しています。さすがにゴールデンカムイ関連のグッズが充実しています。案内所ではウポポイだけでなく白老の観光情報を得ることができます。休憩スペースもありますので、コーヒーでも飲みながら観光の計画を立てるのもいいです。私は...
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2020年白老にできたアイヌ文化の復興・発展の拠点「ウポポイ」について紹介してきましたが、ウポポイの前にここにあった施設が「アイヌ民族博物館 しらおいポロトコタン」でした。私がここに行ったのは今から11年前の2011年でした。(ポロト湖には2017年にも行っています)入場してまずインパクトがあったのが巨大な「コタンコルクルの像」です。ウポポイにはこの像はなかったですね。そしてここからポロト湖を望む場所にアイヌ民...
地域タグ:北海道
白老のアイヌ民族の文化伝承施設は以前のポロトコタンからウポポイへと大きく生まれ変わりました。ただ昔も今も変わらないのが施設の前にあるポロト湖です。面積約0.33㎢、周囲約4kmの海跡湖(かつて海であった場所が外海から隔離されてできた湖)です。湖の名前はアイヌ語で「大きな沼」を意味します。ポロト湖の向こうに顔を出しているのは方角と形からすると樽前山の溶岩ドームでしょうか。湖畔の国有林は遊歩道が整備され、周...
地域タグ:北海道
前回紹介したウポポイの主要施設は国立アイヌ民族博物館です。北海道初の国立博物館になります。とても大きな建物なのでかなり離れないと建物全体を構図に収めることができません。中は「ことば」「歴史」「世界」「しごと」「くらし」「交流」の6つのテーマによる展示が中心で、アイヌの歴史や文化をわかりやすく紹介しています。当初は平日に行く予定でしたが、平日は修学旅行生で混んでいると聞き、あえて日曜日の午前中に行き...
地域タグ:北海道
白老にあるウポポイ(民族共生象徴空間)です。以前ここにあったアイヌ民族博物館(ポロトコタン)が2020年に新しく国立施設に生まれ変わりました。前身のポロトコタンに一度行きましたが、復元されたアイヌの住居であるチセの外観は変わらないように思います。下の写真はウポポイで、さらにその下の写真が前身のポロトコタンです。外観は変わっていません。(↑ウポポイ 2022)(↑ポロトコタン 2011)ただチセの内部はすっかり新...
地域タグ:兵庫県
先週土曜日に北海道移住・交流フェア2022に行きました。会場は大阪・天満橋のOMM展示ホールです。北海道への移住を視野に地域の住み心地や仕事、住居などの話を自治体ごとに聞けるイベントです。コロナの影響で対面で行われたのは3年ぶりです。大阪会場は51の自治体・団体が参加していました。自分の関心のあるブースで話を聞きます。自分は諸事情もあり、現時点での移住は考えていないのですが、話だけでも聞いておこうとこれ...
地域タグ:兵庫県
今日は過去画像2枚ですm(__)mトマムの星野リゾートのツインタワーです。星野リゾートトマムでは早朝の雲海テラスから雲海が見られることでも知られますが、このときは下の写真のような状況でした。朝の5時でした。雲海テラスの営業は本日10月14日で終了です。にほんブログ村人気ブログランキング...
地域タグ:北海道
大阪府高槻市にある安満遺跡公園です。もとは京都大学の農場でしたがその跡地を高槻市が整備して公園にしました。安満遺跡は約2500年前の弥生時代の集落遺跡です。広さは約72万㎡(甲子園球場4個分)もあり、国の史跡にも指定されています。遺跡は弥生人が住居を建てた「居住域」、水田を営んだ「生産域」、お墓を作った「墓域」の3つに分かれています。「居住域」の入口には2本の木の棒が立っています。今の鳥居のもとだとも言わ...
地域タグ:大阪府
尼崎市の市役所横に橘公園という公園があります。公園といっても敷地の大部分は野球場で、そのまわりに申し訳程度の広場があるだけです。関西の朝日放送「newsおかえり」というローカル情報番組で毎週火曜日に「なんでやねん」というコーナーがあります。関西各地の不思議な建物や道、鉄道などを取り上げ、朝日放送の古川アナとA.B.C-Z塚田さん・河合さんがその謎を探るという内容です。最近、そのコーナーで「尼崎の公園に謎の巨...
地域タグ:兵庫県
今日は過去画像3枚を使っての記事ですm(__)m道の駅「おんねゆ温泉」にあるからくりハト時計塔「果夢林」です。高さは約20mあります。定刻になると、鐘が鳴り響き、塔の中から木の妖精が出てきて演奏を始めます。そして演奏の後半になると大きなハトが出てきます。ハトの翼長は2mあり、世界最大級だそうです。(「最大」でなく「最大級」)ここへ行ったときに10時、11時のような正時(ちょうどの時刻)であれば鑑賞してみてくだ...
地域タグ:北海道
前回、旧富内駅跡を紹介しましたが、ここで有名なのが下の写真の線路です。まさしく「空へ向かうレール」です。雑誌の写真を見てどうして線路がこんな風になっているのか不思議で、一度実物を見たいと思い訪れました。しかし説明を読むと、これは当時の穂別村長による「宮沢賢治・ほべつ銀河鉄道運動」の一環で、宇宙飛行士の毛利衛氏のアイデアで銀河鉄道をイメージしてレールが空に向かっている作品らしいです。つまり廃線後に作...
地域タグ:北海道
旧外国人居留地とは、幕末に開港された後に外国の治外法権が及んでいた区域のことで、神戸では三宮から元町の南がそのエリアです。そこには現在もレトロな建築が多く残っています。旧居留地38番館(旧ナショナルシティバンク神戸支店 昭和4年)海岸ビル(旧三井物産神戸支店 大正7年)商船三井ビル(旧大阪商船神戸支店 大正11年)旧居留地十五番館(旧アメリカ領事館 明治14年)居留地の下水道(焼かれたレンガを使った下水...
地域タグ:兵庫県
函館の太刀川家住宅は明治34年に米穀商の太刀川善吉が建築した土蔵造りの2階建店舗です。煉瓦積みで漆喰塗りという不燃建築で、実際に明治の大火のときも難を逃れました。国指定重要文化財です。太刀川家住宅は会議などの貸しスペースに活用されていますが、そうでないと内部を見ることはできないみたいです。そして太刀川家住宅の近くにある中華会館です。国内に唯一残る中国清朝建築様式の建造物です。横浜や神戸にも中華会館は...
地域タグ:北海道
函館市北方民族資料館は旧日本銀行函館支店の建物を活用した資料館で、アイヌ民族や北方民族の衣装、生活用品などを展示しているそうです。このときはまだ開館時間前でしたので残念ながら前を通っただけでした。そして北方民族資料館のすぐ近くにある「北海道第一歩の地碑」は、ここの旧東浜桟橋が明治維新後の北海道の玄関口であったことを記念して作られた記念碑です。開道100年にあたる1968年に建立されました。碑のデザインは...
地域タグ:北海道
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川湯パーク牧場は川湯温泉駅近くにある観光牧場で、2010年に外乗コースに参加したことがあります。そのときは摩周湖の近くまで獣道を登っていく半日のコースだったので、けっこう疲れました。この日たまたま前を通ったので、短時間のコースで外乗できないかと思って受付で聞くと、残念ながら予約でいっぱいでした。仕方がないので乗馬は断念して、前の柵の中にいる看板馬たちと触れ合っていると次々と寄ってきました。ニンジンの入...
釧路市動物園のメスのアムールトラのココアが17歳で亡くなったという記事が出ていました。ココアはオスのタイガと双子として生まれましたが、2匹とも生まれつき四肢に障害がありました。残念ながらタイガは1歳で亡くなりましたが、ココアは不自由な足を引きずりながらも元気で過ごし、その姿が多くの人の感動を呼んでいました。私が釧路市動物園でココアを見たのは、今から9年前になります。今回掲載している写真はその当時のもの...
前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」全国巡回展がNHK京都放送局で開催中ということで行ってきました。これまで大河ドラマの巡回展に行くと、おもな登場人物の等身大パネルがありましたが、今回はそれが無く代わりに横浜流星さん演じる蔦屋重三郎をはじめ4人の登場人物の写真が展示してありました。展示の中でも目を引いたのは小芝風花さんが着用した花魁の衣装です。艶やかなデザインで重厚感もあり、ドラマの衣装を超え...
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の舞台は苫小牧ではないかという郷土史家の論考が新聞に出ていました。宮沢賢治は岩手県立花巻農学校教諭時代に修学旅行の引率で北海道を訪れており、作中に登場する活版や菓子店の場所が苫小牧市が所蔵する駅周辺の昭和初期の地図と一致するそうです。また鉄道車内で車掌に切符を見せる場面では、切符を「はがきくらいの緑色の紙」と表現しており、これは当時の国鉄の硬券切符ではなく、軽便鉄道...
礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
漫画「将棋の渡辺くん」の単行本最新刊が発売されたので、さっそく買って読みました。「将棋の渡辺くん」は渡辺九段の元奥様で漫画家の伊奈めぐみさんが渡辺九段についてコミカルに描いた漫画です。本の帯にも「離婚しました。」と大きく描いてあるように、最近電撃離婚されて将棋ファンの間では話題になりましたが、生活スタイルはこれまでと変わらないということです。作者の伊奈めぐみさんは高槻市の将棋イベントで何度か見まし...
翼を骨折しているところを保護されたオジロワシが、過去に散弾10発を受けていたことがわかったという記事が出ていました。撃たれたのはかなり前のようで、傷は自然治癒していたそうですが、散弾の状態から流れ弾ではなく、正面から狙って撃たれた可能性があるとのことです。数年前に網走の海岸で乗馬中にオジロワシを見かけましたが、そのときも近寄っても逃げないので猟銃があれば容易に撃つことはできたでしょう。狩猟には趣味や...
前回は長崎の孔子廟や新中華街について書きましたが、今回は神戸の中の中国です。関帝廟は中国で財の神として名高い三国志の武将・関羽を祀った霊廟です。世界中のチャイナタウンにあり、神戸にもあります。孔子と関帝では時代が大きく異なりますが、同じ中国なので雰囲気が似ています。入り口の山門は典型的な中国風の門です。門の上部に掲げられた 「関帝廟」の扁額は、元蒋介石の秘書で世界的に有名な書道家が書いたものだそう...
長崎孔子廟は孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。1893(明治26)年に中国清朝政府と華僑によって建立されました。ひとつとして同じ顔のない七十二賢人の石像は、圧巻で荘厳な雰囲気です。 正面に孔子を祀る大成殿があり、その後ろに中国文化を紹介する中国歴代博物館があります。内部は撮影禁止です。この孔子廟から歩いてすぐの場所にあるのが長崎新地中華街です。横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西、南北あ...
前回函館のイカがピンチだということを書きましたが、北海道漁港漁場協会は少しでも漁業に関心を持ってもらうために「難読漁港番付表」なるものを作りました。道内の難読漁港名を番付にしたもので、それによると東の横綱が羅臼町の「於尋麻布(おたずねまっぷ)」で、西の横綱が島牧村の「厚瀬(あっちゃせ)」です。北海道へよく行く私もある程度の地名は読めますが、漁村レベルとなると難しいです。中でも釧路と厚岸の海側を結ぶ...
函館といえばイカです。しかし近年漁獲量が減っており、今年も漁解禁日にほとんど獲れず、市場開設以来初めて初競りが中止されました。そして1週間後に出漁して何とか345キロを水揚げし、ようやく初競りができたということです。ただ昨年の同日には1000キロ以上が水揚げされており、初日の比較だと昨年の3分の1程度です。このままだと「イカのまち」ではなくなってしまいそうです。また知床ではカラフトマスの遡上が減っています。...
ここまで北海道の地方空港のことについて書いてきましたが、今回は九州の空港です。九州には多くの空港があり、国管理空港だけでも7ヶ所(福岡・北九州・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島)あります。長崎空港はターミナルビルが教会の窓をイメージしたデザインで、屋上の鐘など各所が教会風になっていることが特徴です。大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた空港で、1975年に開港した世界初の海上空港です。今年で開港50年になります。...
札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。滑走路は1500mが1本で、3000mが2本ある新千歳空港に比べるとかなり小規模です。函館や釧路といった道内都市を結ぶ便が多く発着し、ほかに三沢、新潟などを結ぶ便がありますが、東京や大阪を結ぶ路線はありません。この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。2016年よりFDA(フジドリームエ...
オホーツク紋別空港です。前回書いた中標津空港よりさらに規模は小さく、現在は全日空の羽田往復便があるだけです。羽田空港からの便が到着するのは午後12時30分で、羽田空港に向けて出発するのは午後1時10分です。空港に行ったのは午後2時でしたのでもうここを発着する便はなく、中には入れましたが空港は実質閉店状態です。もちろん展望デッキに出ても航空機の姿はありません。外国人観光客の利用者数が増えて何とかコロナ前の水...
少し時間の余裕があったので何となく中標津空港に行ってみました。この空港にはかなり昔に来たことがあり、その時の印象が木のぬくもりのある空港でしたが、今回も変わらずというより一層きれいな木の作りになっていました。写真だけ見ていると、どこかの公民館の2階フロアという感じですね。ここで食後の缶コーヒーを飲んで休憩しつつ、このあとのドライブ計画を確認しました。テーブルもあって安上がりな喫茶タイムとなりました...
前回は函館の旧ロシア領事館と旧イギリス領事館のことを書きましたが、今回は長崎です。長崎の東山手十二番館は1868年に建設された建物で、ロシア領事館が置かれていました。外国人居留地を代表する洋風建築で、1998年国の重要文化財に指定されています。すぐ近くにある東山手甲十三番館は明治時代中期にフランス領事館として建てられた建物で、現在は無料で公開されているほか、喫茶店としても利用されています。そしてこれらの旧...
函館市にある旧ロシア領事館は明治41年に建築され、帝政ロシアの領事館としては日本に唯一現存する歴史的建造物です。30年前まで青少年研修施設として利用されていましたが、閉鎖後は老朽化して立ち入り禁止になっていました。そんな旧ロシア領事館を名古屋の企業が2021年に函館市から買い取って改修を進め、7月に高級ホテルとしてオープンすることになりました。全6室で、スイートルームは2名1室2食付きで1泊31万9000円ということ...
このブログで以前書いたことがありますが、クラーク博士の「初年よ大志を抱け」という名言は、北広島の島松駅逓所で札幌農学校に赴任してしていた博士が帰国するとき、見送りに来た学生たちに残したとされています。(恵庭だったという説もあるようですが…)現在国の史跡に指定されている旧島松駅逓所の近くには名言誕生の記念モニュメントが建っています。しかし名言が生まれた場所が北広島市だということの知名度は低く、有名な...
亀山社中は坂本龍馬とその同志により結成された日本初の商社兼私設海軍です。前回ブログで少し触れた坂本龍馬が学んだ神戸海軍操練所が閉鎖された直後の1865年に長崎で結社されました。老朽化していた龍馬が活動拠点として借りていた民家を当時に近い形で復元し、2009年から長崎市亀山社中記念館として一般に公開しています。名誉館長は龍馬の大ファンである俳優の武田鉄矢さんが務めており、床の間に掛かっている絵も武田鉄矢さん...
苫小牧の回転ずし旬楽です。回転ずしと言っても、もはやレーンは動いていません。食べたい寿司をタブレットで注文するシステムです。最近はそのような回転寿司チェーンが増えました。せっかくなので北海道らしいメニューから注文しました。ホッケホタテ炙りそしてあまり見かけないメニューでイカのミミタコの頭この4皿を含めて8皿ほど食べました。タブレットで注文するシステムでも会計時の皿の勘定は店員さんが席に来て数えていま...
昨日は函館の伝統的建造物などについて書きました。函館といえば洋風建築や教会のイメージが強いですが、それに対して京都はその真逆に神社仏閣など和風建築のイメージです。しかし京都は意外と教会も多く、人口10万人当たりの教会の数は74で、これは全国5位になります。ちなみに同じ統計で寺院13位、神社32位ですから、実際の印象とかなり異なります。そこで今回は京都御苑の近くにある2つの教会建築を紹介します。まず京都ハリス...
函館の函館港と函館山にはさまれた元町・末広町あたりの西部地区は、「伝統的建造物群保存地区(通称「でんけん地区」)」として、異国情緒豊かな街の景観や建造物を保護しているエリアです。函館市はこの「でんけん地区」の歴史的価値のある建物を「伝統的建造物」に指定しています。旧函館区公会堂やハリストス正教会などガイドブックに載っている建物のほとんどは「伝統的建造物」ですし、このブログで紹介した旧カールレイモン...
函館の相馬株式会社は、初代・相馬哲平(2代目も同名)が1863(文久3)年に米穀商「相馬商店」として開業した会社です。今なお現役の社屋は、1916(大正5)年に完成したものです。昨日紹介したカールレイモン旧宅と同じく、函館市の「伝統的建造物」に指定されています。木造2階建ての鉄板葺き屋根に突き出た窓はルネッサンス様式です。基坂と電車通りの交差点に建っています。市電がこの建物の前を通過する映像は何度かテレビで見た...
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
平安神宮には神苑という広い日本庭園があります。通常は入園料600円ですが、年2回無料公開日があります。そこで昨日6月7日の無料公開日に合わせて行ってきました。神苑に入るとまず南神苑で、そこに日本最古の路面電車が置いてあります。明治44年に製造された車両で2020年に路面電車初の国の重要文化財に指定されました。西神苑はちょうど花菖蒲が見頃です。このときに合わせて無料公開日を設定しているのでしょうね。西神苑の白虎...
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...