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8月に読んだ漫画です。「夏を楽しむその2」、ホラーを読む・・・・なんちゃって。汐の声(山岸凉子スペシャルセレクション)山岸凉子潮出版社山岸涼子氏の描くホラーは、本当に怖くてそして強く印象に残るものばかりのような気がします。表題の「汐の声」をはじめ、「天鳥船(あめのとりふね)」「八百比丘尼」「笛吹き童子」「蛭子」「鬼」。この中の「八百比丘尼」は、以前雑誌に掲載されたときに読んだことがあるもので、とっても後味の悪い(褒めています)良作です。すべては人のせいで自分は何もなさずに文句ばっかり。そんな自分に素敵なことが起きるはずもないのに。起きたとしたら、それは罠。なにげに戒めになるようなお話です。「汐の声」は「出る」と噂の家に霊能力者を三人集めて、ホラー特集の番組を作ると言う内容で、可愛いだけで本当はインチキと言...「汐の声」山岸涼子
私は思いました。「予測不可能」と言う言葉は、このような作品に出会ってしまった時に使う言葉なんじゃないのかなって。1000年の眠りから覚めたフォンティーン。まるで昨日から目覚めたようー。「バラの根が・・・風の声や季節を知らせてくれたよバリー」と彼は言いました。眠りの中でも、彼は季節を感じ時が過ぎていくのが分かっていたのです。彼はその時、何を想い、そしてどんな夢を見ていたのでしょう。何も見なかったから、何も感じず思うこともなかったから、まるで昨日の続きのよう目覚めたのでしょうか。それとも1000年の間にも憎しみだけを蓄積していったのでしょうか。40年前の昔ー。あれっ?もっと前か?誰が「ポーの村」の枯れない薔薇の秘密を想った人がいたでしょう。フォンティーンとバリーの存在も衝撃的でしたが、またその存在自体がすでに...ポーの一族「青のパンドラ」Vol.8フォンティーンは歌う
・ポーの一族「青のパンドラ」vol.6アラン目覚めるの続きです。《ネタバレしています!》吃驚しました!!復活したアランは、人間だったころまで遡って復活したってことでしょうか。思ってもみなかった展開ですよね。なんかもう、この「吃驚した。」しか感想がないように思います。そこをムリムリ書くとするならば、「トイレに行きたいなぁ」と思ったり、「ああ、なんて美味しいのだろう。」「もっと食べたいなあ。」と感じたりすることは、素晴らしい事なんだなぁと思いました。アランが生き生きとしていました。それなのに、人間に戻ったアランとは暮らせない。餌とは暮らせないとか言われちゃって、なんたる悲劇。でもここに大老ポーが戻って来て、アランを再び仲間に加えれば、もう虚弱体質のアランでもなくて、ポーの村にも入れる資格も出来てめでたしめでた...ポーの一族「青のパンドラ」vol.7大きく息を吸って
Chikoこの記事では、2023年4月にめちゃコミックで全話無料だった「ケジメつけさせてもらいます。元ヤン弁護士 東矢斎(とうやいつき)の感想を書きました。Chocoあらすじや、ネタバレ要素を含むかもしれないよ!苦手な人は注意してね!お買い
めちゃコミックで、7/31 11:59 まで、全話無料になっている「離縁は致しかねます!(山口恵)」を早速読んでみました。離縁は致しかねます!あらすじ舞台は大正時代。地主の家に生まれた千春は28歳。何不自由なく育てられ、家族に慈しまれて暮ら
ポーの一族青のパンドラ(1)(フラワーコミックススペシャル)萩尾望都小学館月刊フラワーズで、もう全話読んだのだから要らないのではと思いながら、そうはいかないのがその作品その作者への「愛」と言うものだと思います。2月9日に本屋さんにて買い求めてきました。(「金の国水の国」」はこの時一緒に買い求めたものでした。)「青のパンドラ」と言うタイトルに相応しい美しい青色の表紙でした。やはりまとめて一気に読むと、迫ってくるものが違うような気がします。神話がそこにあり、壮絶な歴史物語が寄り添っていて、そして人間としてかなり長い間を生きて、そして時を止めた大老ポーとそのつれ合いだった老アンナの人生の歴史が語られました。人だって、イヤ、ありとあらゆる生き物は、自分たちがどこから来て何処に去っていくのかを知る事がありません。彼...ポーの一族「青のパンドラ」
やはり入院中にKindleのお試し版で途中まで読みました。スマホからのお買い物が未体験だったので、セキュリティなどを確認してからと思って、その時はその途中までで我慢していました。でもその途中まででも、この作品が凄く面白いのは分かってしまいました。この漫画のアニメが公開されることを知ったのは、だいぶ前で、実は試写会に申し込んで落選していました。家の近所の映画館だったので、てっきり行けると信じていたのに落選。いろいろと今は厳しいのかしら(^_^;)それでも試写会時のあらすじを読んでも面白いなと思っていたので、ちゃんとお金を出して見に行きたいと思っていました。退院してからの最初の1作目を、キムタクにするかトヨエツにするか(お二人とも一時期は、こう呼ばれることを悩んでいたのですってね。でも日本人、ブラピって言うし...「金の国水の国」
【泣いて笑って、もっと笑ってごはん!そんな、日常。】 オーダーはお休みをいただいております。不定期教室・イベントでお会いしましょう。
10月最初に読み終わったのは、この1冊でした。「雨月物語」の9編の中から「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の淫」の4つの物語が描かれています。「雨月物語」は高校生の頃に読みました。もちろん原文のままではありません。(^_^;)登校途中で友人に会い「昨日『雨月物語』を読んだんだけれど、思っていたような怪談話ばっかりじゃなくて、けっこう良かったよ。なんか泣いちゃったやつもあった。」と言ったら、「感情豊かなんだね。」と言われたました。あのころと比べたら、感性もかなり衰えたと思いますが、それでも今回もまた泣きました。いやむしろ、若き日に文章を脳内再生させた映像よりも、木原敏江さんの丁寧で情感たっぷりな描かれ方に、昔よりも心に迫ってくるものがありました。「雨月物語」で有名なお話は、究極の同性愛の物語と言わ...マンガ日本の古典「雨月物語」
今日から9月ですね。諸々と頑張りたいと、ついたちと言う言葉マジックで、そう思っています。※※8月の終わり(30日)。まだまだ夏そのものの陽気。それでうっかりしてましたが(いつもいろいろな理由でうっかりします。)、雑誌の世界では早くも10月なのでした。たまたま本屋さんのあるモールで友人とランチでしたので、帰りに買い求めてきました。月刊flowers2022年10月号(2022年8月26日発売)【電子版特典付き】[雑誌]flowers編集部小学館昔、「ポーの一族」は「ゴシック・ホラー」と言われていましたね。ああ、その「ゴシック・ホラー」という響きを聞いただけで、胸がキューンとなりました。エドガーの兄弟たちの生き様や、シーラの衣装、アランが人間だった時の制服。なんだか脈絡なく様々なもの幻影が、脳内を通り過ぎて行...ポーの一族「青のパンドラ」vol.3