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アフリカ小僧、隠居日録 https://dokushocafe.hatenablog.com/

長きにわたるサラリーマン生活の後、ようやく手に入れた自由時間。 自由人になったアフリカ小僧が、読み、書き、歩いて、ブログを続けます。お時間ある時、「アフリカ小僧、隠居日録」にお立ち寄りください。

アフリカ小僧
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2023/02/10

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  • アップルパイ

    長い連休が始まった。昭和の時代には、ゴールデンウイークすなわち黄金週間と呼ばれていた連休だ。え?今もゴールデンウイークと言う?失礼しました。皆さん、それぞれの連休を楽しんでいることでしょう。 毎日忙しく働いているからこそ、数日の連休が輝くのだろう。小僧は毎日が自由時間なので特別な気持ちも湧かないが、それでも世の中にお付き合いして、「ハレ」のイベントをしてみたくなった。 とは言え、先立つものも無いので、街に出てアップルパイを買ってきた。小僧の大好物だ。まずは、神戸屋のアップルパイ。 底のパイ生地の上にカスタードクリーム?が薄く塗られ、その上にきれいにカットされたリンゴがのっている。リンゴの上にパ…

  • 検針員日記

    「メーター検針員 テゲテゲ日記」を読んだ。必死に生きる中高年の日記シリーズの一冊である。住宅やビルなどに設置された電気メーターを確認し、電気消費量を知らせる紙を郵便受けに残してゆくのが、メーター検針員である。 受け取ったことのある人も多いと思う。ちなみに我が家では昨年くらいから、この紙は受け取っていない。本書のカバーにも「あと数年でなくなる仕事」と書かれている。現在、我が家では「スマートメーター」なるものが設置され、30分おきに電力会社に無線でデータが送られているようだ。 本書が三五館シンシャから出版されたのは、2020年。その時、川島さんはすでに検針員の仕事を離れ、介護の業界を経て、この本を…

  • 「派遣添乗員ヘトヘト日記」を読む

    「住宅営業マンぺこぺこ日記」を読んだら、かつて読んだ「派遣添乗員ヘトヘト日記」を再読したくなった。自宅の本棚から引っ張り出して読み始めたら、止まらない。一気に完読である。 中高年に人気のシリーズの一冊である。作者の梅村達さんは、1953年生まれ。大学卒業後、映画制作、塾講師、ライターなどを経て、50才で派遣添乗員となった人だ。梅村さんは、小僧より一才下だが同世代だ。我々の世代にはこうした経歴の方が結構いると思うし、親近感を抱く人も多いと思う。 小僧もコロナの前までは、国内、海外で団体旅行によく参加した。その時、添乗員の方々に大変お世話になったが、間近で見て、大変な仕事だと感じていた。「派遣添乗…

  • 「住宅営業マンぺこぺこ日記」を読む

    必死に生きる中高年の日記シリーズの一冊、「住宅営業マンぺこぺこ日記」を読んだ。これまで、「交通誘導員ヨレヨレ日記」「派遣添乗員ヘトヘト日記」など一連のシリーズを読んできたが、今回の本もよかった。出版社(三五館シンシャ)によれば、「職業と人生を読む、ドキュメント日記シリーズ」だそうだ。 いつもながら、表紙の絵がいい! 作者の屋敷康蔵(やしき やすぞう)氏は、1970年生まれ。大手消費者金融の会社を経て、ローコスト住宅メーカーに転職、これまで120件の住宅建設に携わってきた。そうした人物が書いている本なので、住宅販売の営業マンの本音が理解できる。これから、家を建てようと考えている人には、参考になる…

  • 残ったシャンペンの保存方法

    小僧も家族も酒が弱いので、たまにシャンペンを開けても一本飲み干せず、残ってしまう。泡の力が命のシャンペンをどう保存するのか?長年の試行錯誤の結果が出たので、報告する。 結論から言えば、サランラップを二枚重ねて瓶の口に被せ、輪ゴムでしっかり締める、この方法が保存用の特別な器具を使うより、簡単で効果的だ。 サランラップを被せ、輪ゴムでしっかり締める。 こうしておけば、シャンペンの泡の力は五日はもちます。この方法を教えてくれたのは、給仕のプロの黒服だ。以来、飲み切れず残したシャンペンはサランラップを瓶の口に被せ、輪ゴムで締めて冷蔵庫で保管している。 泡の力がシャンペンの命である。今回紹介した方法で、…

  • 日本のお弁当

    親戚の集まりがあり、沼津に行った。親戚が、沼津の老舗の仕出し屋「桃中軒」(とうちゅうけん)のお弁当を出してくれた。これが実にきれいで美味かった。 玉子焼き、コンブやがんもの煮しめ、海老や野菜の天ぷら、焼き魚などが、きれいに詰められた沼津、桃中軒のお弁当 海老てんぷらに抹茶の入った塩を振りかけ、ムシャ・・・う、美味い。煮しめのコンブや玉子焼きなどを次から次へと食べる。寒い日だったので、お弁当と一緒に出されたお麩(ふ)の入った熱いお吸い物をズズーと呑む。熱いお吸い物は、寒い日にありがたい。 小僧が子供のころ、沼津、桃中軒と言えば、駅前にレストランや宴会場が入ったビルを持つ、立派な老舗でした。東京か…

  • カレーライス

    カレーライスは、国民食だと思います。カレーを出されて、文句を言う人はいません。私の周りはそうでした。 国民食とは、世代や性別、経済力に関係なく、広く愛されているメニューだそうで、まさにカレーライスは日本の国民食です。昨夜、そのカレーライスを食べました。レトルトですが、美味かったです。 甘らっきょは、カレーライスに欠かせません 今回試してみたのは、新宿、中村屋の「極める」インドカリー。新宿、中村屋はカレーで有名なお店です。創業者が、インド独立運動の闘士をかくまい、インドカレーの作り方を教わったというのですから、長い長い歴史があります。箱にも、「昭和2年から磨き続ける伝統の味」と書かれています。 …

  • 短気高齢者

    七十才を超えて、せっかちになったと感じる。人生の先輩から聞いていた通りだ。街中でも、せっかちな高齢者、とりわけ男性の姿をよく見かける。 スーパーのレジ待ちの時、前の方の人が少し手間取ると、「どうしたんだ?」と、背伸びしたり、体を斜めにして、様子を窺う。こうした行動によって、「はやくしろ!」とあおるのだ。 同年輩なので、小僧もきっと同じような行動をしているのだろうと考えると、これはやめなくてはと痛感する。くわばら、くわばら。 せっかちくらいで収まればいいが、その先は「キレる」高齢者にまっしぐらだ。なぜ、高齢になるとキレやすくなるのか?駅員、店員、役所や銀行の窓口担当者に大声でキレまくっている同輩…

  • アテネフランセからの旅立ち

    フランス語学校、アテネフランセの一階には掲示板があり、求人広告が貼ってあった。若き日の小僧は、時おり将来の就職口を探そうとチェックしていた。日本国内の仕事もあったが、一番記憶に残っているのは、アルジェリアでの通訳業務である。 御茶ノ水のアテネフランセ (ウイキペディアより) アルジェリアの求人が記憶に残っているのは、アルジェリアでの仕事の報酬額が群を抜いて高額だったのだと思う。仕事の詳細は当時はよくわからなかったが、その後の人生経験で、砂漠地帯の石油・天然ガス関連の現場での通訳だったのだと思う。昔も今も、大変な仕事である。 一九七〇年代、日本の商社やプラント会社は、アルジェリアでの石油・天然ガ…

  • 中原中也とアテネフランセ

    芸能人、学者、外交官、作家、詩人などが、フランス語の私塾、アテネフランセで学んできた。詩人、中原中也(なかはら ちゅうや)もその一人だ。 汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる こんな詩を書いた山口県出身の中原中也は、「山羊の歌」「在りし日の歌」という二冊の詩集を残している。 中原中也詩集 (新潮文庫) 作者:中也, 中原,吉田 ヒロオ 新潮社 Amazon 詩人、中原中也は同時に、フランスの詩人、アルチュール・ランボーの詩の翻訳も行った。中原中也は、どこでフランス語を勉強したのか?大正15年11月29日、友人の小林秀雄宛ての手紙にこんな一文…

  • 仏語学習のメッカ、アテネフランセ

    アテネフランセは1913年(大正2年)設立のフランス語が学べる私塾である。小僧も1970年代、アテネに通ってフランス語の手ほどきを受けた。フルネームは長いので、アテネ、アテネと略して呼んでいたように思う。御茶ノ水駅から5分も歩けば、今もアテネフランセはそこにある。 小僧はサラリーマン人生40年のうち、12年をフランス語圏で生きてきた。フランス語圏での仕事や暮らしを支えてくれたのは、アテネで学んだフランス語だった。そういう意味では、アテネフランセには心から感謝している。初級クラスから二年ほど通学したと思う。一回二コマ二時間の授業を週2、3回受講したと記憶している。 最初の先生は、今も名前を覚えて…

  • QBプレミアムで散髪

    本日、QBプレミアムで散髪した。コロナが大流行していた時、友人からQBハウスは感染対策がしっかりしていて、短時間で散髪できるのでいいよ、と教えてもらった。それ以来、隣駅にある、いわゆる10分カットのQBハウスにお世話になってきた。 昨年、最寄り駅にQBプレミアムなるものが開店した。従来のQBハウスとQBプレミアムはどう違うのか?ネットで調べたところ、QBプレミアムは値段は少し高くなるが、QBグループの中でも選りすぐりの職人が担当するとのことだった。 昨年後半からQBプレミアムを試したが、当たりだった。もともと、従来のQBハウスもコスパがよかったが、プレミアムはさらに良いと感じている。小僧が通う…

  • バニラアイスにあんずと栗を添えて

    夕方の4時半ごろになると、なにか甘いものが食べたくなる。近所の和菓子屋でお団子や柏餅、大福などを買うこともあるし、洋菓子店でケーキを買うこともある。 昨日は、めずらしく自分で用意した、と言っても、ただ台所や冷蔵庫にあったものを器に盛り合わせただけだが。 まず、富澤商店の干しあんずと栗の甘露煮を器にのせる。富澤商店は、お菓子やパン作りの材料や道具などを売る専門店だ。百貨店などにも店を出している。干しあんずは、袋から出してそのまま食べても、ほのかな甘みと酸っぱさが何とも言えず美味い。栗の甘露煮はその名の通り、甘党には堪えられない、いい味を出している。 あんずと栗のそばに、ハーゲンダッツのバニラアイ…

  • モレシャンのイチゴとシャンペン

    朝日文庫「わが家の夕めし」には、フランソワーズ・モレシャンさんの夕飯も収録されている。食卓には、シャンピニオンサラダ、トマトとシソの葉のサラダ、ラムチョップ、クレソン、イチゴとシャンパンが並んでいる。 昭和53年(1978年)、たとえ当時の日本が豊かになっていたとしても、この食卓の美しさは金では買えないフランスの文化を感じさせる。 写真が撮られた昭和53年(1978年)の日本で、クレソンやシャンペンを口にしたことのある庶民がどのくらいいただろうか?窓に掛けられたたスダレやテーブルクロス、イチゴの出し方もおしゃれな空間を作っていて、当時この写真を雑誌「アサヒグラフ」で見た読者は、写真の隅々まで注…

  • 作家、庄司薫の夕飯

    庄司薫と言っても昭和世代は知っているが、それ以降の人たちは知らないかも。学生運動が盛んだった1969年、「赤頭巾ちゃん気をつけて」という小説を出版し、芥川賞を受賞した人物である。 小僧も出版直後に読んで、世の中にはしゃれた小説を書く才能に満ち溢れた男がいるものだと感心した記憶がある。(偉そうに、ス、スマンです)主人公の薫クンとその友人が桜餅を食べる場面があって、友人が次から次へと実に美味そうに食べたことを覚えている。50年経った今でも、桜餅を食べると「赤頭巾ちゃん気を付けて」を思い出すくらいだ。 「赤頭巾ちゃん」は、160万部以上売れベストセラーになったが、米国の作家サリンジャーの「ライ麦畑で…

  • 物集高量の夕飯、ざるそば

    物集高量と書いて、「もずめ たかかず」、と読む。読める人は少ないだろうし、まして、物集高量がいかなる人物か、知っている人も少ないはずだ。 朝日文庫「わが家の夕めし」に、物集高量は登場している。昭和54年7月、板橋区の自宅で、出前の「ざるそば」を食べている写真だ。 物集高量(著述業)と記されている。著述業と言う言葉も最近あまり耳にしなくなった。朝日文庫「わが家の夕めし」から引用。 昭和54年(1979年)の写真だが、この時、物集高量はちょうど百才だった。百年間何をしてきたか、私には要領よく紹介できないほど、波乱万丈の人生だった。小説を書いたり、教師をしたり、生活保護を受けたり、懸賞小説で現代の金…

  • 詩人、田村隆一の夕飯

    詩を書いて生計を維持してゆくのは、大変だと思う。日本の多くの詩人は、大学、新聞社、出版社などに勤務しながら、詩を書き、詩集を出版してきた。清岡卓行(きよおかたくゆき)という詩人は日本野球連盟に、黒田三郎という詩人はNHKに勤務した。 詩人、田村隆一(たむらりゅういち)は数年間、早川書房に勤務したことがあるものの、75年の人生を文筆によって支えてきた、日本では数少ない「職業的」詩人だ。才能、実力、知名度、作品の数など、職業的詩人としては、斯界ナンバーワンの谷川俊太郎と並ぶのが、田村隆一だと思う。 その田村隆一が、人生の後半で居を構えたのが鎌倉である。次に示す写真は、詩人が鎌倉の自宅で、和子夫人と…

  • 志村喬の夕飯、ソラマメの塩ゆでなど

    もうすぐ、五月だ。昭和の夕飯を記録した朝日文庫「わが家の夕めし」のなかで、俳優、志村喬(たかし)が五月に食べる夕飯は実に美味そうだ。食材の季節感、食器や盛り付けの美しさ、主人の表情、どれをとっても申し分ない。 その日の献立はこうだ。タケノコの木の芽あえ、ソラマメの塩ゆで、タケノコと里芋とワカメの煮物など、いずれも食材の季節感を大事にした献立だ。撮影は、昭和54年(1979年)5月18日となっている。 主菜のキングサーモンのバター焼きも美味そうだし、ソラマメの塩ゆでや漬物の出し方もいい。すべての食器が簡潔で美しいし、デザートのイチゴが華やかだ。朝日文庫「わが家の夕めし」198ページより引用。 昔…

  • ストリート商人、バナバナ

    路上で料理を提供するストリートシェフは、今や日本人にも認知されてきた。今回、紹介するのはストリートシェフではなく、アフリカのストリート商人たちだ。 小僧が暮らしていた西アフリカのセネガルにもストリートで商売する人たちがたくさんいた。屋台のような店も持たず、ストリートを歩きながら商売する彼らを、現地では「バナバナ」と呼ぶ。 シャンプー、歯磨き粉、ティッシュペーパー、キャンディー、スナック菓子、ガムなど、小物を持って歩くバナバナのお兄さん。 バナバナから寄ってくることもあるし、ただ黙々と歩き続けるバナバナもいる。しつこく付きまとうバナバナもいれば、淡白なバナバナもいる。人それぞれだ。扱う商品も、バ…

  • マラケシュの商人

    マラケシュには大きなスークがある。スークとは、市場とか商店街のことだ。マラケシュのスークは迷路である。小規模な商店が軒を接してどこまでも続く。自動車が通れないような道が入り組んでいて、へたをすると迷子になる。アニメ、「アラジン」の世界だ。 観光スポットにもなっていて、コロナの前はあらゆる外国人観光客が訪れていた。また、地元のモロッコ人も多く訪れ、毎日大変な賑わいだ。 香辛料、布、宝石、動物、化石、靴、鞄、あらゆるものが手に入る。値段は交渉で決まる。小僧は東京の生まれなので、値切り文化が希薄な地域で育った。アラブの文化は正反対だ。マラケシュという街は、そうしたアラブの値切り交渉文化の一丁目一番地…

  • 八千草薫さんと青年海外協力隊、そして渡辺貞夫さん

    長い間、幻の映画と言われてきた「アサンテサーナ」が、ユーチューブで見ることが出来ると聞き、早速、視聴した。青年海外協力隊の映画である。ボランティアや援助関係者を主人公にした映画や小説は、どうしても固くなってしまいがちだ。「アサンテサーナ」をそうした堅苦しさから救ってくれたのは、特別出演の八千草薫さんの存在だ。 タンザニアの首都から遠く離れた村での活動中、発熱し倒れた隊員の宿舎を訪れ、お粥をつくって励ます現地駐在員夫人役の八千草薫さん テレビドラマ、漫画、小説などに、日本の援助関係者らしき人物が登場することはあるが、間違いなく八千草薫さんが演じたタンザニア駐在員夫人は、最も美しい。映画は1975…

  • 谷口千吉監督の夕めしと映画「アサンテサーナ」

    八千草薫さんが特別出演し、八千草さんのご主人、谷口千吉氏が監督した映画「アサンテサーナ」は長い間、DVDなどで見ることが出来ない、「幻の映画」だった。最近、この映画をユーチューブで見ることが出来ると知って、小僧はびっくりした。 映画の主人公は、タンザニアに派遣され現地の村で悪戦苦闘する青年海外協力隊員だ。八千草薫さんが演じるのは、協力隊員の面倒を見る現地駐在員の妻である。容易に想像できるが、八千草薫さんは優しく、信頼できる、美しい夫人を演じている。いや、演じているのではない。八千草薫さんとはそういう人なのだと誰もが思うのである。 首都ダルエスサラームから遠く離れた村で発熱し倒れた隊員を訪ね、お…

  • 映画監督、鈴木清順の「わが家の夕めし」

    朝日文庫「わが家の夕めし」は昭和の貴重な記録である。自宅での夕飯という、誰もが無防備になる瞬間の素の顔を見事に捉えている。そして、主人公の背景には昭和の暮らしが見て取れる。 たとえば、映画監督、鈴木清純(すずき せいじゅん)。この時、監督は映画会社を追われ、無職となり一人でネコと一緒に夕飯を食べている。奥様は暮らしを支えるため、鈴木の夕飯を用意して仕事に出かけて留守である。 「刺し身の半分は猫が手伝ってくれるのだよ、おわかりかい女房どの。ウフフ・・・」せっかく奥様が用意してくれたお刺身の半分は猫が食べ、監督はもっぱら「さあ、もう一杯」手酌で酒が進むようだ。(朝日文庫「わが家の夕めし」66ページ…

  • 古本「わが家の夕めし」の値段

    Amazonで、朝日文庫「わが家の夕めし」の値段が、「文庫¥2,898より」とあったので、驚いた!小僧も長年、大事にしてきた本である。ちなみに、小僧が持っている本には、「昭和61年6月20日 第1刷発行」、「値段580円」と記されている。初版発行時の値段と比較すれば、現在の値段は約5倍である。 今も大事に本箱に保管されている小僧の「わが家の夕めし」。今もちょくちょく取り出して眺めている。 どういう本なのか?有名人のお宅に伺って、夕飯の様子を写真に撮って、短い文章がついている、そんな記事が収録された本である。写真と記事は、もともと「アサヒグラフ」という写真を主体とした週刊誌に掲載されたものだ。ア…

  • 朝ごはん

    食いしん坊なので、朝ごはんが楽しみでしょうがない。外国でも日本でも、朝ごはんを美味しく食べられる体に感謝している。夜、寝る時からもう朝ごはんのことを考えているほどだ。 日本の朝ごはんは、2万回以上食べているが、いまだに飽きないから不思議だ。アイフォンには五年ほど前、北陸の加賀温泉の旅館で食べた朝食の写真が残っている。熱々の白米の上に、見事な玉子がのせられていて、醤油を二、三滴たらして食べたが、じつに美味かった。何度となく食べてきた典型的な日本の朝食であるが、あまりの美しさに感動して写真を撮った。 生で食べても腹を壊さない日本の安全なタマゴに、敬礼!ありがとう、日本。 モロッコの朝ごはんも美味し…

  • ミントティー

    モロッコではミントティーを好んで飲む。茶葉とミント、砂糖を入れたポットに熱湯を注ぎ、小さめのグラスで飲む。茶葉の風味とミントの香りが混ざって、実に美味い。客をもてなすため、休息のため、モロッコの人たちは一日に何回も嬉しそうにミントティーをいただく。しゃれたレストランの夕食の後にも、給仕がプロの作法で淹れてくれる。 高い位置の急須からお盆の上の小さなグラスにミントティーを注ぐモロッコ人給仕。高いところから茶を注ぐと、ミントティーが泡立つから美味くなるとか、落下する過程でミントの香りが感じられるのがいいとか、諸説あるようです。 ミントティーを好むのはモロッコなど北アフリカ諸国だけでなく、西アフリカ…

  • モロッコのネコ

    モロッコのネコは堂々としている。野良ネコでも、ビクビク怯えて世の中の隅っこに引っ込んでない。なぜか? モロッコでネコは優遇されている、と小僧は感じていた。「犬よりネコ」の社会だ。友人に言わせれば、イスラームでは犬は不浄の動物とされているとのことだが、真偽はわからない。 ネットで調べてみると、イスラームではすべての生き物を大切にするよう教えているとの説明もあったが、やはりモロッコでは「犬よりネコ」が大事にされていると思う。 モロッコ南部、アガディールのカフェテラスにいたネコ。店の飼い猫ではないようだが、堂々と客の足元を歩き回り、時に食事のおこぼれをいただいていた。小僧はこのネコの面構(つらがま)…

  • 羊の丸焼き、メシュイ

    「おもてなし」は、どこの国にもある。日本だけが「おもてなし」をしているわけではない。小僧は60か国以上の国を訪問してきたが、それぞれの国に客人をもてなす儀式や食事があることを理解した。 小僧が7年近く暮らしていた北アフリカや西アフリカにも当然「おもてなし」はあった。一番のおもてなしは、羊の丸焼きだと思う。一頭、何日か時間をかけて、じっくり焼いて丸ごと出してくれる。 外側はこんがり、中はジューシーに焼いて供される。数日かけて料理したと友人が自慢していたが、実に美味い羊の丸焼きだった!モロッコでは、「メシュイ」と言う。 招待する側の主人は、小僧に小声で「メシュイを出すから、楽しみにしてくれ。だから…

  • 元同僚とカンパーイ!

    現役時代、毎日のように顔を合わせていた同僚とも、退職すれば会うことはない。当たり前のことだ。職場という共通の足場が外されれば、会うこともないのが元職場の同僚たちだ。 会ってみたところで、何気ない会話でお互い気まずい気持ちになることもあるだろう。それでも、会いたいと感じ、会って話して気持ちよく過ごせる元同僚がいるとすれば、それはきっと、神さまがアレンジしてくれた奇跡の人間関係だろう。 小僧にも、そんな奇跡的なかつての職場の元同僚がいる。コロナ禍で二年ほど会えなかったが今週再会を果たした。 場所は町田小田急百貨店9階、レストラン街にある「銀座アスター」。二人とも小田急線沿線に住み、町田は中間地点で…

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