“不妊治療だけが妊娠に至る道ではない”をモットーに、カウンセリング等を通して妊娠を希望される方に寄り添いつつ、より自然に近い形で妊娠するためのお手伝いを続けています。妊活中のあなたの力になるような記事を書き綴ります。
私の新しい本『ポジティブ妊娠レッスン』では、 妊娠を求めること=妊活と、 美しくありたいと思うこと=美活は、 同じ方向のベクトルだという話をしました。 当院では 「卵巣セラピー」に力を入れていますが、 卵巣セラピーとは、女性が美しさを保つ 治療でもあります。 そうしたセラピーにより、 40代で妊娠される方も普通になりました。 私は2人目、3人目を期待することは、 妊活のみならず、アンチエイジングの点からも 有効だと思っています。 そして美活の結果、 妊娠できればさらにハッピーだと思うのです。 妊活、妊活と構えるのではなく、 卵巣を元気にしようという 美活の気持ちで、
不妊治療を受けていると、 女性は“子どもができない自分”を 嫌いになりやすい傾向があるように 思います。 そんなときは、 自分の今までのことを 少し思い出してみてください。 打ち込んでいたスポーツや、 趣味はありませんか? どんなところに出かけるのが好きでしたか? これだけは人に自慢できる という長所はどこですか? 妊娠のことばかりに頭を向けないで、 自分のいいところを発見して、 もっと自分のことを好きになってみましょう。 そのほうが、きっと妊娠に対しても ポジティブになれますよ。 ーーー 「より自然な妊娠のためのレッスン」が ぎゅっと詰まっています。 「読む妊活
先月『週刊女性』という雑誌に 「不妊ルーム」の活動、考え方が 紹介されました。 雑誌はもうありませんが、 ウェブ上の記事として残っております。 ご覧になりたい方は下記からどうぞ。 https://news.yahoo.co.jp/articles/bcf7830d76635c6834b4370b0736fd28f984c92d?page=1 放生勲@妊活サポート医師
妊活に関する基本的な知識を持つことは 悪いことではありません。 そのために、 本やネットは大切な情報源になります。 しかし、これらは利用法を誤ると、 「不妊博士」を生むことにもつながります。 本について考えてみましょう。 書店に行くと、 妊活・不妊に関する本がいかに多いか、 お気づきになるかと思います。 どれを買っていいか迷うと思いますが、 中身は大同小異なので、 気に入ったものを選びましょう。 ただし、 こうした妊活・不妊本を読む際には、 注意が必要です。 まず、 最初から終わりまですべて読破しようと 思わないことです。 あなたの目的は 妊娠することであって、
私がそもそも「卵巣セラピー」を行ったのは、 今から10年ほど前になります。 ご存知のように 年を追うごとに女性の結婚年齢、 そして妊活開始年齢が上昇してきました。 それに伴って 「不妊ルーム」で行っている漢方薬や、 排卵誘発剤といった薬剤だけでは カップルを妊娠に導くことが 困難なケースが増えてきました。 ちょうどその頃、 高度生殖医療を専門とする婦人科の先生から、 甲状腺ホルモン製剤を投与して、 TSHの値を厳密にコントロールすれば、 良い卵を取れる確率が高くなるという データを見せていただきました。 そうであるならば、 良い卵も育ち、排卵するはずですから、 当院での妊
多くの方とお会いしてきて、漠然とですが、 仕事を持っておられる方のほうが、 妊活にハマりにくいという印象を持っています。 なぜなら、 仕事中は仕事に集中せざるを得ないわけですから、 その間は子どもができないという現実を忘れて、 目の前の仕事に打ち込むことができるからだと思います。 「不妊治療のために、仕事をあきらめました」 という方もありますが、 それが必ずしもよい結果につながるわけではありません。 「不妊治療に専念するために仕事をやめたが、 生活が不妊治療一辺倒になってしまいつらくなったので、 気持ちを入れ替えて仕事に戻ろうと思ったら、妊娠した」 ――そんなややこ
今から10年ほど前に、 『35歳からの妊娠スタイル』 という本を出しました。 この本の中で私は、 「体内インフラ」 「体外インフラ」 という言葉を使っています。 今にして思えば 「体内インフラ」はその後発展して、 「卵巣セラピー」になりました。 現在の「不妊ルーム」のフォローアップは、 「卵巣セラピー」なしに、 ありえないのではないかと思うほどです。 それは結婚年齢の高齢化、 妊活開始年齢もあがってきておりますので、 卵巣を大切にすることが 本当に大切になってきているからです。 また『35歳からの妊娠スタイル』の中では、 当院で最高齢の47歳で妊娠されて、 48歳で出産された
一人目は無事出産したものの、 第二子を望んでもなかなか妊娠できない。 「不妊ルーム」では、 そんな相談をよく受けます。 今は世の中がある種の 「不妊治療ブーム」になっていることもあり、 二人目ができないという理由で、 治療を受ける人は増えています。 この二人目不妊も、 お話しをうかがってみると、 悩みはさまざまなのです。 一人目は女の子だったので、 二人目は男の子をとか、 一人っ子より兄弟のいるほうがいい と思うからとか。 きっと周りの方は 「ひとりいるんだから、いいじゃない」 と思うでしょうが、 私がお会いしてお話しを聞いている限りでは、 赤ちゃんがほしいという願いに、
発売中の『週刊女性』最新号に 「不妊ルーム」が掲載されています。 「体外受精だけが妊娠に至る道ではない」 「卵巣ケアの大切さ」 など、 私の主張を取り上げていただきました。 WEB版『週刊女性プライム』でも公開しています。 この記事を多くの皆さん方に読んでほしいと思っています。 2100組以上を妊娠に導いた内科医が語る不妊治療の違和感「高度生殖医療だけがすべてではない」(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース 日々、新しい技術が開発され、日進月歩の不妊治療。しかし、「高度生殖医療だけがすべてではない」と、放生先生は警鐘を鳴らす。 news.yahoo.
メディアの流す最新情報に 右往左往しないで、どんと腰を据えて、 妊娠力を高める「普通の」生活を送ることこそが、 妊娠への大切な道なのです。 しかし、 メディアのせいばかりかというと、 私はどうも違うなという気もしています。 新しい治療法がどうこういう以前に、 「不妊治療」が流行のようになっている という感じがしているのです。 世の中はどんどん便利になってきています。 スイッチひとつで生活空間が快適になったり、 インターネットを利用して、 24時間ほしいものが手に入ったります。 銀行に行かなくてもお金が動かせるし、 家事の機械化によって 主婦にも自分のための時間が増えまし
メディアというのは、 テレビ、新聞、雑誌を問わず、 新しい話題を提供しないと 視聴者なり、読者なりを ひきつけることはできません。 ビジネスの側面がありますから、 売り上げ、視聴率が大切です。 そのため、 たとえば「不妊に新しい治療法!」 などという情報が流れると、 ワッとそちらになびいて、 一斉に報道されるということがあります。 もちろん、 よく取材された良質な情報もあります。 しかし、 それは内容をきちんと読んだ人にしか わからないことで、やはり見出しには、 誇張や、無責任に期待を煽る言葉が 並んでいたりするものが多いのです。 不妊治療にどっぷりと漬かっている人ほ
はじめは小さな願いだった 「赤ちゃんが欲しい」という気持ちが、 時間が経つにつれて、 あせり、不安、迷いといった ストレスを生むようになります。 私のところに寄せられるメールにも、 次のような相談がよくあります。 「どうしたら気持ちを楽にもてるのでしょうか?」 「どうしたら平常心で不妊治療を継続できますか?」 「気持ちを楽に…」 「平常心で…」とは、 言葉では簡単ですが、 自分らしい前向きさを取り戻すには、 どこかで自分自身の気持ちを 整理しなければならないと思います。 頭が凝り固まった状況では なかなか妊娠は難しいということは、 「不妊ルーム」のカウンセリング およ
妊娠、赤ちゃんのことに とらわれすぎないことは大切です。 夫婦の会話の中心が、 妊娠のことばかりになっていませんか? あるいは、 ことあるごとに不妊の話を パートナーにもちかけていませんか? もういちど、 最近の日常をふりかえってみましょう。 もし、そういうことがあれば、 一度、赤ちゃんのことや 不妊治療のことを頭から切り離す 勇気をもってください。 私がいつも感じていることは、 不妊は一刻を争う病気ではない ということと、 一刻を争っているカップルほど、 かえって妊娠しにくい ということです。 毎月タイミング法を試みている という人は、たとえば2~3か月、 不妊
赤ちゃんを望んでいるのに、 なかなか妊娠できないという状態は、 夫婦どちらにとっても ストレスを感じるものです。 ましてや 不妊治療を受けるとなると、 ふたりの上には相当強い ストレスがのしかかってきます。 「不妊は夫婦二人の問題ですから 夫婦二人で取り組みましょう」 と、よく耳にします。 正論のように聞こえます。 しかしながら 不妊治療はその実際において、 検査や治療のほとんどを 女性が受けなければならない、 極めて女性の負担の多い医療なのです。 こうした現実に 男性側の理解が十分でないと、 不妊治療を継続していく過程で、 男女間の温度差を生むことに なっていきます
「妊活に漢方薬は有効ですか?」 そう問われたら、 「妊娠を望む女性の半数以上に漢方薬は有効です」 と私は答えます。 そもそも私が漢方薬に関心を持ったのは、 医学生の時代に遡ります。 特別講義で漢方を専門とする医師のお話があり、 それにとても興味を持ったのです。 西洋医学の薬というのは、 レセプターに対するターゲットセラピー という形を取るのがほとんどです。 例えば胃潰瘍であれば、 胃酸分泌の亢進が原因となることが 多いわけですが、 それに対してH2レセプターという 胃酸を分泌するターゲットに対して、 それをブロックする薬を用いてきました。 ミサイル攻撃のようなもので
妊活に向けて 何か行動を起こそうと思った時、 女性はよくサプリメントを摂取する という人が多く見られます。 その場合に葉酸サプリメントが 筆頭に挙げられるのではないでしょうか。 それはネットなどを見れば 葉酸サプリメントに関する情報は たくさんありますし、 あたかも葉酸サプリメントをとれば、 すぐにでも妊娠できるような気が してしまうものです。 私は葉酸サプリメントを 自己判断で摂取している方の 採血をしばしば行うのですが、 ほとんどの場合で、基準値上限を 大幅に超えていることが多いのです。 過ぎたるは及ばざるがごとしで、 葉酸値が高すぎると、 妊娠を阻害してしまいますし、 食
私はこれまでずっと本などを通して、 紙の基礎体温表を推奨してきました。 確かに紙に書くと一覧性がありますし、 とても見やすいのです。 ガラケー時代にも 基礎体温表のソフトがありましたが、 とっても見るに耐えないものでした。 ところが、 スマートフォンの時代になって、 基礎体温表のアプリがたくさん 揃ってきました。 そしてこのスマホの基礎体温表を 利用することによって、 妊娠を呼び込むだけではなく、 自分の健康管理、ストレスチェック などにも役に立つのではないか、 そんなことを思うようになっています。 グラフ化も簡単で、排卵日を教えてくれる アプリがあったり、いろいろなこと
Sさん(37歳)から、 妊娠報告をいただきました。 彼女の場合、検査所見からは、 50歳近い卵巣の状態と考えられました。 しかし、そうした状態にあっても、 その卵巣の中にスター選手のような 卵子が混じっている場合があるのです。 その卵子がうまく排卵し、 そして人工授精でミートして、 ハッピーな結果になったのだと考えられます。 検査所見というものを そのまま鵜呑みにしないようにしましょう。 Sさんから届いたメールをご紹介します。 「あなたは医学の域を超えている!もってるよ」 とクリニックで言われました。 ホルモン注射をせずに育った天然の卵胞で、 20ミリ近くになるまでに
昨年11月に新刊 『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』を 出版しました。 私の予想以上に 好意的に受け止められており、 ほっとしています。 中には、 「妊活のバイブル本です」 などというコメントもあり、 大変嬉しく思っています。 今回の執筆の動機は、 不妊治療の保険適用拡大が案内され、 人工授精はもとより、体外受精を含めた 高度生殖医療も保険診療になることが わかっていました。 そして2022年4月より 実施されたわけですが、 時間とともに、いろいろな 問題も見えてきました。 私はこうした事情を踏まえ、 妊娠を望むカップル全員に、 新しい情報を提供する必要性を 感じていた
カルテの整理をしていると、 ひょっこりMさんのカルテが出てきました。 10年前に「不妊ルーム」で、 47歳で妊娠、48歳出産の最高齢の方です。 カルテを振り返ってみてあらためて驚いたのは、 彼女は当院に来る前に4年間の不妊治療歴があり、 タイミング法の後、 人工授精を実に16回も行い、 その後体外受精を6回行うも、 移植に至ったのは1回のみでした。 当院の初診時のデータですが、FSHが35.6。 これは、閉経していてもおかしくない数字です。 さらに驚いたのはDHEAの値が279で、 これは60代後半の数字です。 長期間の不妊治療により、 年齢以上に卵巣が老化してい
昨年の暮れに出版した 拙著『ポジティブ妊娠レッスン』では、 32ページに「妊活の木」を イラストに描きました。 この本はこの「妊活の木」を 理解していただくために書いた と言っても過言ではありません。 妊活の木の1本の「幹」から 4つの枝が出ています。 それぞれの枝は、 ①自然妊娠、 ②タイミング法、 ③人工授精、 ④体外受精 です。 どれを行うにしても、 大切なことは「木の幹を太くする」ことです。 木の幹が太くなれば、 それぞれの枝も太くなりますから、 どのようなコースを辿っても 妊娠しやすくなるわけです。 それでは幹を太くするためには、 何が必要でしょうか?
「あなたは37歳ですが、 AMHの値は43歳です。 ですから、すぐに体外受精を行わないと お母さんになれませんよ」 こういうふうに言われた人は、 何人もいるのではないでしょうか。 AMHは、卵巣年齢などとも呼ばれ、 卵の数の指標にされています。 私はAMHというのは、 数の指標ではあっても、 卵の質の指標ではないこと、 そして生理周期によって変動することを、 皆さんに知っていただきたいのです。 こちらの表を見てください。 これは37歳の女性のデータなのですが、 なぜか1年間に8回も、AMHの測定がされています。 D3とありますが、D3は生理3日目の意
漢方薬が効く人には本当によく効きます。 それでは「漢方薬はなぜ効くのですか?」 と問われれば、 正確に答えるのは医師でも難しいと思います。 それですから、 漢方薬に対する医師の評価は、 賛否両論、2分してしまうのです。 漢方薬のほとんどすべてが、 6種類も7種類もの生薬の合剤です。 一つ一つの生薬の効果は わかっているのですが、 そうした複数の生薬が、 いわば相乗効果を発揮するわけです。 ですから西洋医学の評価のような 土俵には乗っかりにくいのです。 それでも 私が漢方薬を使おうと決めたのは、 患者さんに使って実際に効果があり、 そして副作用が出なければ、 問題
「不妊ルーム」で 43歳の女性が妊娠されました。 この方の経過は大変興味深いものです。 彼女は当院を訪れる前に、 不妊治療のクリニックで 体外受精を経験されていました。 4回採卵するも、 移植できたのは1回のみで、 妊娠には至りませんでした。 それで当院に相談に見えたわけです。 彼女のお話しを聞いたのちに、 「とりあえず、頭も、心も、 身体も休めましょう」 とアドバイスしました。 「不妊ルーム」は、 自然妊娠と不妊治療の間に位置する ベースキャンプです。 リセットを勧めたわけです。 ベースキャンプというのは、 登山で言えば、そこから頂上を 目指すため
1年前から婦人科に通っていた女性が 当院に相談に見えました。 現在フォローアップしていますが 最近、彼女から届いたメールにこんなことが書いてありました。 「婦人科は白か黒でグレーは無い。 だから次行くときには また何を言われるんだろうという気分になります。 でも、こまえクリニックの場合は、 グレーも有りで、数値的にすぐに判断せず、 じっくり向き合ってくれるから気分が楽になります。」 当院は内科なので、婦人科と違って内診台がありません。 そして、患者さんに対するアプローチも異なります。 そのことも気分的に楽だとおっしゃっていました。 不妊治療にストレスは大敵で
サプリメントというと、 クスリに比べて、ワンランク下のイメージを 持つ方も多いのではないでしょうか。 確かにサプリメントの多くは、 ドラッグストアなどで手に入りますし、 服用に際して、注意されることもないので、 そう思うのでしょう。 しかしながら、 私は妊活に関してサプリメントは、 クスリ以上に効果を発揮することを いつも実感しています。 その中でも特に強調したいのが、 ビタミンDとDHEAサプリメントです。 DHEAサプリメントは、 2018年まではインターネット等で、 誰でも簡単に購入することができました。 その後法律が改訂され、 医師の指導のもとでの使用にな
人工授精の問題点は、 何よりも妊娠率が5%〜8%と低いことです。 ではなぜ、 人工授精の妊娠率が低いのでしょうか? これには2つの理由が 以前より指摘されてきました。 1つ目は、 人工授精は精子の洗浄、濃度調整を行いますが、 このプロセスが精子のストレスとなり、 授精能力を弱めるという指摘です。 2つ目は、 人工授精は精子の一部を注入するだけですから、 女性側に性的興奮は全くありません。 そのことも低い理由ではないか とも言われてきました。 妊娠というのは、 精子と卵子が出会うことが大前提になります。 通常のセックスでは、 膣内に放出された精子が子宮内に移動し、 さ
2022年4月から 不妊治療の保険適用が実施されました。 これにより、 不妊治療に対するハードルが 非常に低くなったと思います。 また通院者は心情的に、 「病院に通いやすくなった」 「治療受けるのに抵抗が少なくなった」 などといったポジティブな声が 聞かれるようになりました。 経済的な負担の軽減に加え、 患者さんの心理的な抵抗が 少なくなったことが、 とても重要ではないかと思います。 要するに不妊治療というものが、 「市民権」を得たと思うのです。 人工授精に関しては、 一回あたりの治療費(3割負担)が、 5460円と格安になったのみならず、 年齢制限も回数制限もないことは、
DHEAサプリメント(以下、DHEAサプリ) を使用してから、「不妊ルーム」において、 37歳以上の女性の妊娠が増加しました。 このDHEAサプリの劇的な効果を 実感したケースをお話しします。 Nさんが最初「不妊ルーム」に 来院されたのは、32歳の時でした。 前医でタイミング法を行うも 妊娠しないということで来院しました。 ホルモンチェックをしてみたところ、 女性ホルモンの値が低いこと、 そして生理中のFSHが年齢の割に高い ことがわかりました。 念のためDHEAの値を調べてみたところ、 ”370 NG/ML”でした。 これは、40代後半の女性の数値です。 そこで、
私が『ポジティブ 妊娠レッスン』を出版したのは、 ある種の危機感からでもありました。 ご存知のように、 結婚年齢、妊活開始年齢が高齢化しています。 そして2022年4月から体外受精も保険適用となりました。 そのことによって、 女性がますます大変なことになるのではないか と私は思ったのです。 体外受精は、卵巣を強く刺激して、 たくさん卵を取るというのが世界的に見ても、 一般的な採卵のメインストリームの考え方です。 しかし、その卵巣は「女性性」の源でもあります。 そこに強い刺激を与えることは、 女性らしさを失ってしまうことにもなりかねないのです。 卵巣をケアすること。 そ
クールダウンも大切というお話しです。 「不妊ルーム」を始めてしばらく経ってから、 私はフォローアップを開始したのですが、 1人でも多くの妊娠を出したいとムキになった時期がありました。 しかし私の思いとは裏腹に、ムキになればムキになるほど、 妊娠の数が増えるわけではありませんでした。 私はちょっと疲れてきて、 「妊娠しない方は、婦人科の先生にまかせればいい」と、 気持ちを切り替えてみました。 すると、妊娠される女性が増え始めたのです。 このことは、私にとっても大きなヒントになりました。 「妊娠は追いかけると逃げて行く」 という性質がありますと、お伝えしているのですが、 これ
不妊治療を受けていても、 自然妊娠の可能性、あるいはより自然に近い妊娠の 可能性を追求しようという姿勢は大切です。 それはすなわち、 不妊治療にはステップアップだけではなく、 ステップダウンもあるということです。 体外受精まで進んだカップルが、 治療をやめたら自然妊娠したという話は あちこちから聞きます。 直角三角形の三角定規を思い出してください。 片方は急な坂道、もう一辺はなだらかな坂道です。 どうやら不妊治療は、 険しいルートからの登山になることが多いようです。 反対に回ると、 ハイキングのような感覚で、頂上に行きつくこともあるのです。 ーーー 「読む妊活サプリ」
50歳で胚移植を受けて、 51歳で赤ちゃんを出産した女性から メールがありました。 こう書くと、 皆さんは驚かれるかもしれませんが、 事実です。 ただ少し理由があります。 彼女が胚移植を行ったのは 50歳なのですが、移植された胚は、 彼女が44歳の時に採卵されたものです。 44歳の体外受精でも、 受精、そして胚盤胞まで培養がうまくいき、 凍結するというのは大変なことだと思います。 夫婦のことですから、事情は分かりませんが、 6年間もの間、凍結されていたわけです。 さらに驚きはつづきます。 44歳で体外受精を受けたわけですが、 2つの胚盤胞を凍結することができたのです。
とても印象に残っている言葉があります。 「仕事も最後は祈りである」 ある研究者の言葉 研究者には似つかわしくないかもしれませんが、 自分の仕事が果たしてうまくいくかどうかは、 神のみぞ知る。 人事を尽くして天命を待つということでしょう。 なんでこんなことをいうのかというと、 人間というものは、妊娠しづらい動物だからです。 仮に20代の強い性衝動に駆られたカップルが 絶好のタイミングでセックスをしても、 2割しか妊娠しないというのが現実です。 そうであるならば、 「妊娠するぞ!」と気負ってみても仕方ありません。 だから、あなたがこれまでに、 どれだけ不妊治療にお金や気
現代人は男女を問わず 「自己実現」こそ人生の目的とばかりに、 次のステップへ進むことに必死になっている ところがあるのではないでしょうか? そんな意識をそのまま不妊治療に当てはめて、 治療はステップアップするのが当たり前 と思ってはいませんか? しかし、 実際には「ステップダウン」が 大変有効な場合は少なくありません。 今の主治医は 「人工授精から体外受精に切り替えるしかない」 と言っているけれど、別の医師に聞いてみたら 「いや、まずは腹腔鏡検査をやってみましょう」 という意見が出るかもしれません。 もし私に意見を求められて、 その人に自然妊娠の可能性があると思えるなら 「
あなたが現在不妊治療を受けていて、 かえって基礎体温がガタガタになってきたとか、 治療自体に強いストレスを感じているというのであれば、 それは、その医療があなたに合ってないという ひとつのシグナルかもしれません。 また何年も不妊治療を受けているのに、 いつまで経っても妊娠できないという人も少なからずいるでしょう。 このような女性たちのなかには 「不妊治療不妊」にかかっている人もいます。 では、あなたが不妊治療不妊なのかどうかは、 どのように判断すればいいのでしょうか。 「不妊治療不妊度」を測るモノサシのひとつが、 基礎体温表だと思います。 基礎体温表が発するサインを正し
私の著書『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』を読まれた 「不妊ルーム」通院中の方から、 大変嬉しいメールをいただきました。 生の新著も拝見しました。 タイトル通り、「ポジティブ」になれる言葉が 散りばめられていると思います。 「読む妊活サプリ」とは、なるほどと思いました。 励みになる頁は、読み返しています。 各レッスンが、格言のように心に響きます。 私は今回の本では、「レッスン」のブラッシュアップに力を注ぎました。 レッスンのフレーズに手を入れていた時に、 私はたまたま、『伝え方が9割』という本を読みました。 コピーライターが、ライティングのさわりを開示した本ですが、 100
『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』は、「読む妊活サプリ」です!
今回の私の本『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』に関して、 アマゾン・レビューに嬉しいコメントがありました。 私の本を「読む妊活サプリ」と、言っていただいたのです。 これは、まさに私が考えていたことで、 今回の本は「読める実用書」を目指していました。 実際『ポジティブ妊娠レッスン』を読まれた方からは、 「とても読みやすかったです」 というコメントを多くいただいています。 ”読みやすかった”というのは、最高の褒め言葉だと感謝しています。 今回の本が、妊活に悩むカップルに行き渡ればと願っています。 令和版 ポジティブ妊娠レッスン amzn.to 1,705円
子宮卵管造影は重要な検査です。 それは、治療的側面が強い検査だからです。 実際、子宮卵管造影検査のあとに妊娠率がアップすることは、 よく知られています。 卵管が完全に閉塞しているのでなく、通りが悪い程度であれば、 この検査をしたあとで妊娠することはよくあります。 卵管の通りがよくなり、軽い癒着であれば はがれてしまうともいわれています。 子宮卵管造影検査のあとの6か月、 とくに最所の3か月は妊娠しやすいのです。 この子宮卵管造影の治療的側面は非常に大切です。 そのため初期に行われることが多い子宮卵管造影検査ですが、 なるべく妊娠しやすいタイミングで行うほうが有利です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)もしばしば見かける病気です。 卵巣のなかで卵子は成熟するのに、卵巣の外側の膜がかたくて排卵できない、排卵障害の代表的な病気のひとつです。 この病気をわかりやすく説明しましょう。 金魚鉢をイメージしてください。 金魚鉢が卵巣で、金魚の口からでた泡が卵胞です。 アワは水面に向かって上昇するとともに大きくなり、水面に達するとはじけて消えます。 それが多嚢胞性卵巣症候群では、アワがでても、水面に油の膜(じっさいには卵巣の表面の膜がかたい)があって、外に飛び出すことができないのです。 このため、多嚢胞性卵巣症候群の患者さんに超音波検査を行うと、卵巣のなか
あなたがたご夫婦が、不妊治療におけるセカンドステップである人工授精を受ける予定がある、あるいは現在すでに受けているのなら、人工授精とはどういうものかを、正しく理解しておく必要があります。 人工授精とは、男性の精液をパートナーの子宮内に注入することです。 この技術はかなり古くから行なわれています。 2022年4月より健康保険適用となり、1回の人工授精にかかる費用は5,460円です。(それまでは、2~3万円の費用が必要でした。) この治療を受けること自体は、体にもそんなに負担になることではありません。 この人工授精の場合でも、成功するかどうかのキー・ポイントは、どれほど正確に排卵
「不妊ルーム」でのフォローアップの立場は、 たとえるなら二階建ての家のイメージで説明できます。 1階は自然妊娠、2階は不妊治療です。 そして「不妊ルーム」は、 1階から2階へあがる階段の踊り場、 あるいは中2階の立場で、 なるべく2階に行かずに妊娠することを目標としています。 こんなスタンスの私が示す「オピニオン」を聞いて、 今までとは全然違うと驚く女性は少なくありません。 さて、セカンドオピニオンを求めてその結果、転院を決めたなら、 ぜひ現在の主治医から紹介状を書いてもらう勇気を持ちましょう。 紹介状は、あなたの今までの不妊治療の歴史が書かれているものです。 同じ検査をゼ
私は、ホームページに次のように書いたことがありました。 「体外受精」ですか?「海外旅行」ですか? もしかしたら「海外受精」するかもしれません。 『体外受精にかけるお金で、 海外旅行に行ってみたら、 妊娠しました……』 こんな報告をしてくれたカップルがいたので、 このように書いてみたのです。 このフレーズに対して、 「不愉快だ、こちらは真剣なのに」と言う人もいました、、、。 不妊治療を不真面目にみているのではもちろんありません。 こういった言葉にある意味過敏に反応してしまうとすれば、 リラックスした気分で不妊治療を受けることはむずかしいものです。 妊娠しにくい心
「ニワトリが先か、卵が先か?」という、 結論の出ない議論があります。 では、妊活に関して、 「卵子が先か、卵巣が先か?」と問われれば、 私は迷うことなく「卵巣が先」と答えます。 ところが現実の不妊治療では、 卵巣は見向きもされず、 卵胞、そして卵子にのみ 目がいっているのが現実です。 私はこうした現状に警鐘を鳴らしたいと思いました。 「卵巣」と「卵子」をそれぞれ、 「水槽」と「金魚」に例えて、 金魚が元気で泳ぐためには、 水槽のコンディショニングが大切だと、 通院される皆さん方によく話します。 妊活における水槽のコンディショニングとは 「卵巣ケア」のことをいいます。 「卵
私が2002年に『妊娠レッスン』という本を上梓したのは、 「不妊治療だけが妊娠に至る道ではない」ということを、 不妊に悩む多くのカップルにメッセージしたかったからです。 内科医がフォローアップを行って、多くの方が妊娠されること、 そして、私が今行っていることを、もっと世の中の人々に 知ってもらうべきではないかと思ったのです。 私は不妊治療までの助走期間をできるだけ長くとってほしいと思いました。 ですから不妊治療に代わるものとして、何か対案が必要だったのです。 それが『妊娠レッスン』のコアなDNAである「3つの法則」です。 「3つの法則」とは、 基礎体温表をつける
『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』(主婦と生活社)発売中です 『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』(主婦と生活社)が 11月25日に発売されました。 やはり実際に本を手にすると感慨深いものがあります。 私は今回の本に関して、印税も原稿料も辞退しました。 そのため、とても優秀な構成担当者、デザイナーに加え、 漫画家の方にも参加してもらうことができました。 今回の本から、そうした本作りに関わる人たちの 熱い想いが伝わればと願っています。 「より自然な妊娠のためのレッスン」がぎゅっと詰まっています。 令和版 ポジティブ妊娠レッスン amzn.to
不妊治療における検査の一つに、 子宮卵管造影検査があります。 そして私は、子宮卵管造影検査を たいへん重要な検査と考えています。 この検査は、子宮内部の形の異常と、 卵管の通過性を調べるためのもので、 卵管と卵巣の癒着がないかどうかも 調べることができます。 もし、両方の卵管が閉塞していれば、 たとえ人工授精をおこなっても 妊娠することはできません。 この検査が重要視されるのには、 もうひとつの理由があります。 それは、 子宮卵管造影の検査をすることによって、 卵管の詰まりや、多少の癒着などが 解消されることがしばしばあるからです。 実際、この検査のあと6ヶ月間は 妊娠率
私が『ポジティブ妊娠レッスン』を書いた理由をお話しします。 今から20年前に、 「不妊治療だけが妊娠に至る道ではない」 ということを皆さんに伝えたくて、 『妊娠レッスン』を出版しました。 『妊娠レッスン』では、不妊治療に代わるものとして、 基礎体温表をつける 排卵日検査薬を併用する 夫婦生活を増やす という「3つの法則」を提案しました。 この提案は広く受け入れられ、私のもとには、 「妊娠しました」 「頑張らなくてもいいんですよね」 などといったメールがたくさん届きました。 そして時は流れ、令和の時代となりました。 年を追うごとに、結婚年齢、妊活開始年
妊娠を望むすべてのカップルに、 元気と、勇気と、羅針盤を与える本です。 「より自然な妊娠のためのレッスン」がぎゅっと詰まっています。 ぜひお手に取ってみてください。 令和版 ポジティブ妊娠レッスン amzn.to 1,705円 (2022年11月25日 09:49時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する *「 にほんブログ村 」ランキング参加中です。 あなたのクリックが執筆の励みになります!
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ベストセラーとヒット曲と言うのは似ていると思います。 ベストセラーというと著者を連想するでしょうし、 ヒット曲はやはり歌い手の方を連想しますね。 例えばシンガーソングライターという人がいますが、 そういう方は、自分で詞を書いて、曲をつけて、 自分で歌うわけですから、自己完結型に思えてしまうかもしれません。 しかしそうではないのです。 私は中島みゆきさんの楽曲が好きでよく聴きます。 彼女は詞も曲も書きますが、ほとんどすべての彼女の歌は、 瀬尾一三というひとが編曲しています。 この人は天才アレンジャーで、彼がアレンジすることによって、 ヒット曲に生まれ変わるのです。 こうしたアレン
不妊治療への性急なエントリーを避けるために、 よいアドバイスがあります。 基礎体温表をとりあえず2ヵ月つけてみるのです。 2ヵ月あれば、ふたりの気持ちも話し合えるでしょうし、 もっと気持ちを固めて治療にのぞむ準備もできるでしょう。 パートナーに情報を伝え、ふたりできちんと話し合うための 準備期間にもなります。 また、不妊治療を始めることになった場合でも、 2ヶ月分の基礎体温表があれば、 医師はその表からかなりの情報を得ることができます。 さらには、基礎体温表を2ヶ月間つけることができたなら、 その後もあなたはきっと継続してつけることができるでしょう。 大切なことは、基
「赤ちゃんが欲しい」と 考え始めてから不妊治療の入り口までの距離を なるべく長く取ってほしい。 私は常々そう思っています。 女性にとって、精神的にも肉体的にもストレスの多い不妊治療。 それが本当に必要ではない人はたくさんいるはずです。 一方で、男性の精液検査も、 ストレスと密接に関係していることが知られています。 「不妊ルーム」での精液検査の経験でも、 男性が仕事量が多いとき、ストレスが強いとき、 精子数や運動率は低下しているという傾向があります。 不妊の原因は男女平等 あるお役所の子どもには10月生まれが多い という話をご存知でしょうか? 理由は単純で、その機関で働
スランプという言葉があります。 今までは順調に成績や実力が伸びてきていたのに、 あるときパタリと伸びが止まり、 思う通りに進まない状態です。 受験生やスポーツ選手は、よく悩んだりします。 このスランプには二つのタイプがあるように思うのです。 ひとつは、本当にスランプに陥っていて、 そのことを正しく自覚している場合。 もうひとつは、その人が「スランプ」という言葉を 知っているがために「ああ、自分はスランプなんだ」と ひとりで納得してしまい、小さな出来事の一つひとつを 複雑に考え過ぎて、「想像スランプ」から本当のスランプに 陥ってしまう場合です。 妊娠においても、これと似たような
「妊娠力」があるのに、 その力を十分に発揮できていないために、 妊娠しないカップルがたくさんいます。 そもそも私は不妊治療を否定するつもりは全くありません。 たとえば、卵管が両方とも完全に閉塞しているのなら、 自然妊娠は物理的に不可能です。 このような方には、 速やかに信頼できる不妊治療の先生を紹介しています。 「不妊ルーム」へカウンセリングを受けに来られ、 産婦人科医の専門的な治療が必要であると判断して、 紹介状を書く方は大勢います。 こうした大前提をふまえた上で、 不必要な不妊治療は避けるべきだと言いたいです。 「不必要な不妊治療」という言い方は多少誤解がありますが
新刊『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』では、 今までの私の本にはない、いろいろな試みがされています。 冒頭の5ページに、マンガを配置したのもそのひとつです。 マンガにしたのは、「卵胞の成熟過程」という、 とてもレベルの高い内容を、わかりやすく解説したかったからです。 またこのマンガは本書の底流をなすものであり、 マンガの理解が本書全体の理解につながります。 さらに新しい試みとして、「編みかけ」ということをおこないました。 実用書などで、重要と思われる部分をゴシック体にしたり、 サイドラインを引いたり、編みかけをしたりなどの工夫がされています。 今回編みかけした部分は、査読
『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』の原稿の執筆が進み、 輪郭が出来上がってくると、 その後はブラッシュアップ(手直し)という作業になります。 編集者と原稿をキャッチボールするわけですが、 私の担当編集者はとても厳しい人で、キャッチボールというより ラリーに近いような状態でした。 しかし原稿、そしてゲラのブラッシュアップというのは、 基本的には同じコンテンツを何回も読み返す仕事になります。 人間だれしも、同じものを何回も読めば当然飽きてきます。 それをうまくやる、ひとつの有効な方法は、環境を変えることです。 ですから私は、何カ所もいわば「神様カフェ」をキープしていて、 そこをジプ
『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』は、新しい形で基礎体温表を添付します!
11月25日発売の『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』では、 新しい形で基礎体温表をつけます。 20年前に出したオリジナルの『妊娠レッスン』は、 紙の基礎体温表を添付しました。 これだと半年間つけてしまうと、その後はなくなってしまいます。 それで私の提案で、ウェブ上に基礎体温表を置いて、 ダウンロードしてもらう形になりました。 編集者の方は、「パスワードをつけましょうか?」と言われたのですが、 私は1人でも多くの方に基礎体温表の大切さを知ってもらいたいと思い、 本を購入していない方でもアクセスできるようにと、お願いしました。 下記のURLをクリ
「不妊治療はしたくない」「42歳の壁」「体外受精する?」 そんな悩みを抱えた、赤ちゃんが欲しいすべての人へ。 新刊、『令和版 ポジティブ妊娠レッスン』が 11月25日にいよいよ発売になります。 この本の構想は 昨年の春からずっと考えていました。 私は今から20年前に、 「不妊治療だけが妊娠に至る道ではない」 というメッセージを皆さんに伝えたくて、 『妊娠レッスン』を上梓しました。 『妊娠レッスン』は妊娠しやすい心の持ち方、 そして基礎体温表の重要性などを指摘して、 多くの読者の支持を集め、12刷となりました。 しかし時は流れ、この20年の間に 女性の社会進出が進み、 結婚年齢
基礎体温表をつける目的は何でしょうか? それはもちろん妊娠を目指すこと だと思います。そこを少し立ち止まって 考えてみましょう。 基礎体温表をつけていると言いながら、 実際それを見てみると、ただつけているだけ の人が少なくありません。 すなわち基礎体温表をつけることが、 目的化されてしまっているのです。 基礎体温表はつけるものではなく、 活用するものだと思います。 私はそのために「不妊ルーム」に 相談に来られる方には、最初に基礎体温表の 効果的なつけ方からお教えしています。 基礎体温表を活用するための 効果的なつけ方とは、一言で言えば、 「基礎体温
妊活女性の年齢が高くなることに対応して、当院では卵巣に対するケアに力を入れてきました。 そもそもの始まりは、今から5〜6年前に甲状腺ホルモン製剤を用いて、卵巣を活性化させる治療からでした。 甲状腺ホルモンは、元気の源ホルモンであり、卵巣を活発にするという指摘が、内科、婦人科から出てきていたからです。 さらにビタミンD、DHEAサプリメントなどを用いてきましたが、2年前から亜鉛による卵巣のケアを始めました。 2年前に「亜鉛欠乏症を伴う不妊症」に対してノベルジンという亜鉛製剤が保険適用になったからです。 このノベルジンを用いてからの、妊娠の増加には目を見張るも
不妊治療に対する「立ち位置」を考え直してみませんかというのも、新しい『妊娠レッスン』の理由です。 私たちは一般に医療機関に関わることを「受診」といいます。 この時点で受け身になっていませんか? そして、医師と患者というある種の上下関係ができてしまいます。 そこで私からの提案なのですが、不妊治療に関しては「医療機関を利用する」と考えましょう。 というのも、不妊は病気の種類、状況にもよりますが、妊娠を希望しなければ、日常生活に不都合がないことも多いのです。 不妊治療を受けるという意識でいると、医師の言われるがままに、ステップアップの一本道になって
タイミング法を半年程度おこない、それで妊娠しなければ、次は第2段階の人工授精となります。 その人工授精を4〜6回行い、妊娠しなければ、第3段階の体外受精に進むというのが不妊治療のメインストリートになっています。 最近では、体外受精に進むまでの期間の短縮化が顕著です。 私は人工授精→体外受精というのは間違っていると思うのです。 人工授精で妊娠されずに、「不妊ルーム」に相談に来られる方に「今はお疲れでないですか?」と質問すると、異口同音に「心身ともにヘトヘトです」という答えが返ってきます。 人工授精経験者の半数近くが、セックスレスかそれに近い状態になっています
当院で一人目を授かった方が、二人目を希望して来られるという、二人目妊活の方がたくさんいます。 そういう人に対して私がまず行うことは、一人目の妊娠に至った経過を振り返ってみることです。 そうすると、次の妊娠に向けてのロードマップ(行程表)を、頭に描くことができます。 一人目ができた時と同じようなことを行えば、二人目にたどり着けるのではないかと考えるのです。 もちろん一人目が生まれると、二人目どころではなくなりますから、3〜4年経って来られる方も多くいます。 女性が40歳前後であれば、卵子の老化(エイジング)という問題があります。 しかし、最近「不妊ル
私は今から19年前に『妊娠レッスン』を出版しました。 大変好意的に受け入れられ、12刷、6万部のベストセラーとなりました。 それから時は流れ、女性の生き方、考え方も変わりました。 今新たな『レッスン』の必要性を感じています。 新たな本が必要な理由はいろいろあります。 そのひとつは、不妊治療を取り巻く環境がとても変化したことです。 不妊治療、とりわけ、体外受精などの高度生殖医療に対して、公的助成が行われるようになり、不妊治療の短縮化、すなわち体外受精までの期間が極めて短くなっているという現実があります。 特に東京をはじめとする都市部では、不妊治療=体外受精とい
亜鉛という妊活ではあまり聞き慣れない物質が、実はとても重要だというお話をしたいと思います。 亜鉛は鉄の次に多い元素です 人体で最も多く含まれている元素は鉄です。 鉄はヘモグロビン、ひいては赤血球の原料のひとつですから、体内に鉄が多く存在することは理解できると思います。 そして2番目に多い元素が亜鉛なのです。 亜鉛は体内で実に様々な役割を担っているのですが、あまり知られていません。 皆さんは、新聞、雑誌などで、「亜鉛パワー」「牡蛎パワー」などといったキャッチコピーを目にしたことがあると思います。 「牡蛎パワー」と強調されるのは、牡蛎(カキ
甲状腺ホルモン、およびその分泌をつかさどる甲状腺刺激ホルモン(TSH)と、妊娠の関係についてお話ししたいと思います。 甲状腺ホルモンとは 甲状腺は首の喉仏(のどぼとけ)の下にある、チョウチョウのような形の臓器です。ここから分泌されるホルモンが、甲状腺ホルモンです。そしてこのホルモンは、脳下垂体から分泌されるTSHによってコントロールされています。 甲状腺ホルモンは、一言で言えば、「元気の源ホルモン」です。 このホルモンが過剰に分泌される状態が、バセドウ病に代表される甲状腺機能亢進症です。「元気の源ホルモン」がたくさん分泌されるわけですから、じっとしていても発汗した
ビタミンには、A、B、C、D、E、そしてKがあります。 それぞれのビタミンすべてが大切な役割を担っているのですが、どれも重要ですから、気をつけましょうといわれると、ちょっと大変です。 今の日本人の生活習慣・食生活を考えた場合、そんなにビタミンに神経質になる必要はないと思います。 ただし、ビタミンDを除いては。 ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成、成長、修復に大切な栄養素であることが以前より知られています。 骨は、リンやカルシウムなどの原料から造られますが、腸管からその吸収の手助けをするのがビタミンDなのです。 ビタミンDは3つのルートから体の中
私は現在、”卵巣セラピー”ということを、「不妊ルーム」で多くの女性に行っており、とても良い成績を上げています。 卵巣セラピーは、ある日突然に思いついたわけではなく、数年間の時間をかけて、結果的に卵巣セラピーと言う結論に至ったように思います。 そのいきさつを振り返ってみます。 不妊治療とかつての糖尿病の治療が、とても似ていると感じたのが、そもそもの出発点でした。 糖尿病とは一言で言えば、「膵臓が疲弊して、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌能力が低下している状態」です。 そしてこの糖尿病の治療ですが、長い間膵臓からのインスリン分泌を促進させるクスリを使うというの
精子と卵子には、宿命的ともいえる大きな違いがあります。 ひと言でいえば、「精子は年をとらないが、卵子は年をとる」ということです。 しかし、このことを知らない女性がとても多いのです。 女性は生まれたときから、左右の卵巣あわせて200〜300万個の原始卵胞と呼ばれる、卵のもとのような細胞を持っています。 その数は出生時より、母親の体内にいる胎生期8カ月頃が一番多いともいわれています。 そして生まれたときから、その原始卵胞の数は、時間とともに確実に減少していくのです。 初潮を迎えて生理が始まる頃には、3分の1〜10分の1程度にまで減少しているといわれ、その減少は閉経
卵子は、卵管の途中に位置する卵管膨大部という場所で、精子との出会いを待っています。 卵子の近くまで辿り着ける精子は数百程度。 ところが、卵子という本丸を守るべく、まわりを「顆粒膜細胞」という細胞が幾重にも取り囲んでいます。 そしていわば最後の闘いともいえる、この顆粒膜細胞の間をかいくぐって、最初に辿り着いた精子のみが卵子と出会うことになるのです。 数億の精子から最後のたった1匹の精子が生き残るという、熾烈なサバイバルレースが、女性の体内で展開されているわけです。 精子はATP(アデノシン3リン酸)という物質をエネルギー源として、鞭毛運動で進んでいきます。 そして、卵
妊娠とはどういう現象なのか、少し詳しく説明してみます。 私達は結婚して避妊をしなければ、そのうち妊娠する、そうしたことを当然のことと思っていますし、多くの人は実際そのようになっています。 しかし実は女性の体の中で、神秘的というか奇跡的な出来事の連続の結果として妊娠に至っているのです。 妊娠するためには、精子と卵子が出会うことが前提となります。 それは男女がセックスを交わすことによって可能となります。 通常1回のセックスで、女性の膣の中に1〜3億という精子が放出されます。 しかし女性の膣内は、外界の微生物などの感染から身を守るために弱酸性に保たれています。 そ
ノベルジンというお薬を使いだしてから、「不妊ルーム」で妊娠される方がはとても増えています。 そのお話をしたいと思います。 ノベルジンは亜鉛製剤で、体内の亜鉛を増やすお薬です。 この薬はウィルソン病という遺伝性疾患しか使用が認められていませんでした。 2年前に、「低亜鉛血症をともなう不妊症」に適用が拡大されました。 私は内科医ですので、早速そのことに注目し、「不妊ルーム」に通院されている方の血中亜鉛の濃度を調べてみたところ、とても低亜鉛血症の方が多いことに驚きました。 それでそうした方々にノベルジンを服用してもらったところ、妊娠される方が増えてきたのです。 な
私は、カップルが妊娠を生み出す力を「妊娠力」と呼んでいます。 「妊娠力」は本来、誰もが潜在的に持っているものです。 ただ、その力を発揮できていないだけなのです。 医学的に見たとき、「妊娠力」が高いカップルというのは、女性の年齢が若く、病気の程度が軽く、治療歴が浅いことです。 また、夫婦の愛情が強く結ばれているほうが、そうでないカップルより「妊娠力」が高いでしょう。 しかし私は、「妊娠力」というのは、体だけでなく、心の持ち方もあると思うのです。ひと言でいえば、妊娠ということにクヨクヨしない。吹っ切れている人ほど「妊娠力」が高いということです。 では逆に、「妊娠力」が低い
セックスが成立しないことには、自然妊娠はあり得ません。 カップルが子どもを望んでいても、たとえば夫婦関係自体はなんら問題がないのに、セックスそのものに興味を失って、セックスレスになっているカップルも少なくありません。 また、セックスは成立しても、射精に至らなければやはり妊娠に至りませんので、こうしたカップルの悩みは深刻だと思います。 私は、このような悩みで相談にこられるカップルには、人工授精を積極的に取り入れるようアドバイスしています。 なぜならこうした状況の場合、セックスをスルーしてしまう人工授精が、治療としてもっとも理にかなっているからです。 また、セックスレスの
前回、前々回と「不妊ルーム」でおこなっている”卵巣セラピー”について書いてきました。 こうした卵巣のコントロールがうまくいっている方が、体外受精にトライすると、よく妊娠されます。 不妊治療の先生は、女性の卵巣・子宮よりも、卵巣の中の卵胞、そして卵子にのみ目がいっているように思うのです。 不妊治療、とりわけ体外受精をはじめとする高度生殖医療は、私の目から見ると、”木を見て森を見ず”の医療になっているような気がしてなりません。 体外受精は高額な医療であるにもかかわらず、妊娠率は高くありません。 それを高めるためにも”卵巣セラピー”は有効です。
それでは、「不妊ルーム」でおこなっている”卵巣セラピー”について具体的に説明します。 1)甲状腺ホルモンのコントロール 良好な卵子が育ち、流産率を下げるには、甲状腺ホルモンのコントロールが 極めて大切であるということがわかってきました。 それで、不妊治療を行っている医療機関は、甲状腺ホルモンのコントロール厳格に行うようになりました。 「不妊ルーム」のフォローアップでもTSHや甲状腺ホルモンの値を厳密にコントロールしてから、妊娠される方が増えてきました。 2)微量元素の調整 亜鉛と銅という微量元素も、卵子にとって大切なのです。 実は亜鉛と銅は、体内で微妙なシー
「不妊ルーム」では、”卵巣セラピー”をおこなってから、妊娠される方が増えています。 卵巣セラピーとは、簡単に言えば、血液の中の微量物質、すなわち、甲状腺ホルモン、亜鉛、銅、ビタミンDなどを微調整して、卵巣の中の卵子を快適な状態ににする治療です。 「卵巣と卵子」は「水槽と金魚」の関係 卵巣セラピーを、金魚と水槽に例えると、わかりやすく説明できます。 水槽の中にたくさんの金魚が泳いでいる状態をイメージしてください。 金魚が元気で泳ぐためには、その水槽のコンディショニングが大切なはずです。水槽の温度管理や、酸素濃度などが適切でなければ、金魚は元気がなくなってしまうでしょう。
不妊治療にエントリーして一番難しいのは、いつそれをやめるかということです。 おおまかな言い方をすれば、不妊治療に100人エントリーすれば、半数は一般的不妊治療(タイミング法〜人工授精)で妊娠できると思います。しかし、体外受精などの高度生殖医療に進んでも、赤ちゃんが授からなかったというカップルも多いのです。 私は、体外受精にエントリーして10回以上も体外受精をおこない、本当に大きなお金を使ってきたカップルをたくさん見てきました。中には「それでもあきらめきれない」というカップルもいます。「あと1回挑戦すれば赤ちゃんが授かるのではないか!?」と思ってしまうわけです。 体外受精はギャン
不妊治療のドアをノックしたカップルに、とても大切なアドバイスがあります。 不妊治療をはじめると、妊娠というものが不妊治療の延長線上にしかありえないと思ってしまいがちです。 しかしそれは、本当に誤った考えなのです。 両方の卵管が閉塞している、あるいは男性の側に重度の乏精子症、精子無力症があるなどという場合を除けば、多くの場合、不妊治療は自然妊娠の可能性を否定しません。 また、タイミング法であれ、人工授精であれ、体外受精であれ、それは妊娠の可能性を高める医療ではあっても、妊娠を保証する医療ではまったくありません。 そのことは、人工授精1回当たりの妊娠率は5〜8%にすぎず、体外受
「不妊ルーム」を開設して4〜5年を経たあたりから、第一子を授かった女性が、二人目を希望して来院するケースが増えはじめました。 しかし、一人目を20代で産んでいるのであれば、二人目で苦労するケースはそんなに多くないのですが、1人目を30代半ばで産んだ人が数年経ってから再度来院されると、苦労する「二人目不妊」が多いのです。 二人目不妊の原因① 卵子のエイジング 一人目が産まれると育児ということがはじまりますから、多くのカップルは二人目どころではなくなります。そして、子どもがヨチヨチ歩きをはじめ、幼稚園、保育園に入園したあたりから、二人目をと考えるカップルが多いのです。そうす
私はこの春、『妊活力! のんびり ゆったり しっかりBOOK』(佼成出版社)を出版しました。 妊活力! のんびり ゆったり しっかりBOOK www.amazon.co.jp 1,540円 (2020年11月08日 16:37時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 柔道、剣道、弓道など日本古来のスポーツは、「心」「技」「体」を重視します。それになぞらえ、妊娠には「心」「体」「技」が大切だとお伝えしたかったのです。 妊活を、単なる妊娠を求めるアクションと捉えるのではなく、のんび
不妊治療は、第1段階の「タイミング法」から、第2段階の「人工授精」そして、第3段階の「体外受精」というように階段を上っていく、ステップアップ療法が一般的です。 しかし、不妊治療をいったん休んでみる「ステップダウン」もまた、不妊治療です。 タイミング法から、第2段階の人工授精をスルーして体外受精に進んだり、不妊治療をいきなり体外受精からスタートすることを、私は「ジャンプアップ」と呼んでいます。そして、ジャンプアップということを私が提案するに至ったのには、根底に卵子のエイジング(老化)の問題があります。 女性は年をとるほど、卵子も老化し、妊娠そのものが難しくなるわけですから、通常の
政治の世界で、マニフェストという言葉が一般的になりました。 マニフェストは「宣言」と訳されます。そして私は、医療の世界においては不妊治療という分野が、マニフェストが最も必要とされると痛感しています。 医療機関に限らず、多くの会社、お店など職種を問わず、ホームページを持つことが当たり前になっています。不妊治療をおこなっている施設は、ほとんどすべての医療機関がホームページを持っていると思います。 一般に、ホームページは専門の業者さんに依頼して、大きなお金をかけて作りますから、どうしてもPR色が濃くなってきます。しかし私は、ホームページこそが、その医療機関のマニフェストを表現する場だ
妊活サポート医師がそっと教える「妊娠のコツ」。 第2回は不妊治療をはじめよる前に必要な準備についてです。 不妊治療にエントリーするなら、2〜3カ月間の基礎体温表をつけて、それを医療機関に持参することが必要不可欠です。それだけでも医師側に多くの情報を提供できるからです。 では、次に何をするべきでしょうか? インターネットに釘付けになって、情報収集をすることでしょうか? それとも家の近所、職場の近所の婦人科をとりあえずノックしてみることでしょうか? 私は、どちらもおすすめしません。 インターネットの知識を詰め込み過ぎることは、「インターネット不妊」ともいえる状況につながります
妊活サポート医師がそっと教える「妊娠のコツ」。 第1回のテーマは【妊娠に関する情報収集のコツ】です。 妊娠に取り組む時、男性と女性には、それぞれの役回りがあるように思えます。妊娠を考えはじめると、女性は情報収集に走りやすく、あっという間に頭の中が妊娠に関する情報で一杯になりがちです。インターネットが広く普及している今日では、こうした情報の収集は以前に比べて、格段に集めやすくなっています。しかし、このインターネットには大きな落とし穴があります。 それは、インターネット上の情報は、表層的、並列的なものが多いこと、そして何も審査がされていないので、無責任な情報も多いのです。ですから、信
東京都狛江市で「不妊ルーム」を運営するこまえクリニックの院長です。 私自身、妻と共に不妊治療を4年間受け続けた経験を持っています。 通常は診察を行う側の医師が、患者側に立ったことで、初めて色々と見えることがありました。 中でも特に強く印象に残ったのは、「不妊治療は、患者さんにとって非常に大きな精神的ストレスとなってしまう可能性がある」ということです。 実際の治療内容だけではなく、周囲の方との人間関係や、不妊治療にかかる金銭的なことなど。ストレスを生む要因は様々です。 治療中の患者さんが過剰なストレスを抱えてしまうと、治療の結果が出にくくなったり、治療を続けることが困難になった
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