“不妊治療だけが妊娠に至る道ではない”をモットーに、カウンセリング等を通して妊娠を希望される方に寄り添いつつ、より自然に近い形で妊娠するためのお手伝いを続けています。妊活中のあなたの力になるような記事を書き綴ります。
亜鉛という妊活ではあまり聞き慣れない物質が、実はとても重要だというお話をしたいと思います。 亜鉛は鉄の次に多い元素です 人体で最も多く含まれている元素は鉄です。 鉄はヘモグロビン、ひいては赤血球の原料のひとつですから、体内に鉄が多く存在することは理解できると思います。 そして2番目に多い元素が亜鉛なのです。 亜鉛は体内で実に様々な役割を担っているのですが、あまり知られていません。 皆さんは、新聞、雑誌などで、「亜鉛パワー」「牡蛎パワー」などといったキャッチコピーを目にしたことがあると思います。 「牡蛎パワー」と強調されるのは、牡蛎(カキ
甲状腺ホルモン、およびその分泌をつかさどる甲状腺刺激ホルモン(TSH)と、妊娠の関係についてお話ししたいと思います。 甲状腺ホルモンとは 甲状腺は首の喉仏(のどぼとけ)の下にある、チョウチョウのような形の臓器です。ここから分泌されるホルモンが、甲状腺ホルモンです。そしてこのホルモンは、脳下垂体から分泌されるTSHによってコントロールされています。 甲状腺ホルモンは、一言で言えば、「元気の源ホルモン」です。 このホルモンが過剰に分泌される状態が、バセドウ病に代表される甲状腺機能亢進症です。「元気の源ホルモン」がたくさん分泌されるわけですから、じっとしていても発汗した
ビタミンには、A、B、C、D、E、そしてKがあります。 それぞれのビタミンすべてが大切な役割を担っているのですが、どれも重要ですから、気をつけましょうといわれると、ちょっと大変です。 今の日本人の生活習慣・食生活を考えた場合、そんなにビタミンに神経質になる必要はないと思います。 ただし、ビタミンDを除いては。 ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成、成長、修復に大切な栄養素であることが以前より知られています。 骨は、リンやカルシウムなどの原料から造られますが、腸管からその吸収の手助けをするのがビタミンDなのです。 ビタミンDは3つのルートから体の中
私は現在、”卵巣セラピー”ということを、「不妊ルーム」で多くの女性に行っており、とても良い成績を上げています。 卵巣セラピーは、ある日突然に思いついたわけではなく、数年間の時間をかけて、結果的に卵巣セラピーと言う結論に至ったように思います。 そのいきさつを振り返ってみます。 不妊治療とかつての糖尿病の治療が、とても似ていると感じたのが、そもそもの出発点でした。 糖尿病とは一言で言えば、「膵臓が疲弊して、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌能力が低下している状態」です。 そしてこの糖尿病の治療ですが、長い間膵臓からのインスリン分泌を促進させるクスリを使うというの
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