このまま眠っていられるなら悪夢を見つづけてもいいひたすら眠りに恋焦がれ夜ごと薬を煽ってる眠りつづけたい眠りつづけたいあの夢闇に舟を浮かべて出かけたら目覚めずに済むだろうか悪夢と戯れまどろみの快感に耽ってまた無意識の底に落ちひたすら眠りつづけたい目覚めの度現実という悪夢が襲って来る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#苦しみ...
孤独な女のネガティブポエトリー
悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)
久しぶりにつれづれなるまま。「砂の器」のDVDを買った。昔、たぶんテレビで観たのかな、鮮烈だったから。いや、「砂の器がクソつまんない件」と書いている人に触発されたので私は「砂の器ががち名作な件」にした。その人は主役の和賀英良が三木を殺したことを指して「とんでもないクソ野郎だ。こんな悪人になんで感動できるのか」みたいなことを書いていたけど、違うんだなあ・・・私の思いとは、全然。人って、善人か悪人か、な...
安心して病んでいられる社会が欲しい安心して絶望していられる社会が欲しい明日のごはんを食べて行けるか支払い買い物一万円札がどんどん飛んでいく今の社会は病に苦しむ暇さえ与えてはくれない絶望する時間さえ許してはくれない通帳の残高を見て震えあがりどう食べていくかに全てのエネルギーを持って行かれる安心して病んでいられる社会が欲しい安心して絶望していられる社会が欲しい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#...
悩み 苦しみ猫は 無邪気人間は明日を憂い昨日を思う猫という ケモノは明日を考えず昨日を思わずただいま を受け容れて生きるのみ悩み 苦しみ猫は 無邪気猫が 足りない猫が 欲しい人間は人生を儚んで後悔し 迷う猫というケモノは何の迷いも後悔もなくただいま を受け容れて生きるのみ悩み 苦しみ猫は 無邪気猫が 足りない猫が 欲しいその瞳に 映るのはいま うれしいいま たのしいいま さびしいいま かなしいいま...
愛してわかって私を見てそう言っているうちは 自分と言う名の花を 咲かせられない根なし草の不安のまま漂っていても何も 求めない愛してわかって私を見て と根っこばかりせがまない根なし草の不安を抱えたままそれでも 他者という生ける者たちを 愛おしみ 慈しむことが出来る心を持っていればいつの日か小さくても自分という名の花を咲かせられる日が来るのかも知れない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作...
冬の公園のブランコには誰も 乗らないただ勝手に北風に揺られてる孤独の風に揺られてるそれはまるでわたしの心の中の 冬模様木枯らしの音に怯える 冬模様死人のように冷たくなったこの両手を握りしめひたすら春を待っている真白な冬に震えるようにブランコは 揺られてる孤独のブランコわたしの心#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...
誕生日その人がこの世に生れ出たことを祝い 喜ぶもの母には悪いけど「産んでくれてありがとう」とは 言えない生まれ出てからずっと厳しい真冬の白だけの景色しか見えなかったから髪の先から 骨の髄まで苦しみで出来ているのが私 だから誕生日が来る度にまだ生きてる・・・と思うだけ誕生祝いより 一日も早く弔いを して欲しい今年もまだ生きてる私#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...
冬が来る冬が来る冬になると人が死ぬ人が死ぬたくさんの人が死ぬこの色のない景色に堪え切れず凍った世界を乗り越えられずに人が死ぬ死なないで死なないで大事な人たちをもう失いたくないのでも時の流れには逆らえないみんなが死に向かって歩いてるわたしも死に向かって歩いてるこの法則に例外は ない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ...
昭和のあの頃に 耽っていると思い出す15、16の まだ唇が 薄紅色だった娘時代をあの頃の バーチャルはもっぱら 私たちが心に描く景色と 紡ぐ言葉しかなかったけれどだからこそ 心に大きなキャンバスを広げて未来と言う絵を 何枚でも描くことが出来た好きな人にはペンを持ち自分の筆跡で 一文字一文字 インクに綴って手紙を書いてひと言ひと言 自分の思いを 必死で伝えた 片手に納まる便利な電話も 何もないから夢...
今日が何月何日かもわからないままやけにさむいと思っていたらもう冬なんだとテレビから聞こえて来た冬服なんてどこにしまったか覚えていない夏はどこへ行ったの?夏はどこへ行ったの?今が夏か冬かもわからないままずっと夏にしがみつく季節の流れには逆らえないとわかってるけどわたしの暦は夏のまま寒さだけが背中を這う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...
涙が一滴わたしの頬をつたって 落ちたその熱さで生きていることを知るわたしには生きていることを知らせてくれるものは他にない人との語らいも季節の息づかいも陽射しの暖かさも何も何も持たぬからこのよどんだ瞳から溢れる涙だけが便り涙が 熱い生きている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...
どんな ことばを 紡いだらあなたを刺さずに 済むのだろうこれだけ豊かな にほんごという ことばの糸から幾重にも 幾重にも ことばの糸を紡いでは懸命にこの思いをあなたの指に巻きつけるどんなことばを紡いだらあなたを癒やすことができるだろうそう思うからこの不器用な手で何度も何度もことばの糸を紡いでるどんな ことばを紡いだらあなたを刺さずに済むのだろう不器用な手だけれどあなたを癒やすことばを探す#ネガティ...
ひとりで バスを待ってひとりで 迷ってひとりで 決断してひとりで 実行してひとりで 家路に着くひとりで 薬に溺れてひとりで 苦悩の海を泳いでひとりで 涙を零してひとりで 笑うどこを見回しても ひとりどう考えても ひとり恐ろしいほど ひとり一体 いつからこんなことに一体 なぜこんなことにさむいさむいひとりは さむいひとりの さむさに堪える季節がまた やって来る人のぬくもりが恋しい#ネガティブのままで...
不幸ばかり つづくとだんだんに人は 人 でなくなるのかも知れないつないでくれる手も ないからひとりでひたすら 空(くう)を掴むしかなくてみんなが口にするキボウとか シアワセとかそんな言葉は 私にとって外国語みたいだから使えなくて必ず 暗いうちに目覚めて空が白んで来るのを待つしかない時間は永遠につづくのかと思うほど長くってシアワセとかいうものを持っている人たちが羨ましくて妬ましくてそんな感情に支配さ...
不安とか惑いとか迷いとか恐怖とかそれは もはや私の分身になって私の中に 巣食って一緒に 生きてる怖いわからないどうしよう自分の中から叫ぶ 声をもう一人の私がなだめすかしながらようよう生きてる絶望まで辿り着けたら きっと不安のままに惑いのままに迷いのままにいられるはずだ絶望は上っ面な 希望よりひとを動かす力を持つ絶望は何もない自分ととことん向き合えるそしてそこから始められる絶望が 足りないもっともっ...
今日で さよならあなたは いつも私を 助けてくれたかばってくれたあのときもあのときもあのときもあなたとの月日が満天の星空のように色褪せることなく私の中で きらめいているあなたの言葉に 傷ついたことも私の言葉が あなたを傷つけたことも別れと共に 雨に流そうあなたから もらった明かりをたとえあなたに返せなくても私はこの手の中にともる 明かりを暗がりで さまよう人の手にそっと ともすことだろうさよならし...
世界は ずっと続く10年ひと昔10年なんて蝉が羽ばたく時間よりずっと短く感じられて 切ない呆れるくらいに あっけなく季節は 走り去って行く蝉が死ぬ人が死ぬ沢山の人が死ぬその世界の中に私も組み込まれていることを知りたくて世界の淵に 立っている世界にこの身を投げ出せたなら何万年も昔から変わることのない青と白と緑だけの絵に納まることが出来るのにそして私は近くにはいないあなたと繋がることが出来る世界にこの...
孤独な 女が今を 生きているせめてもの 頼りにとコーヒーを すすり煙草を 吸いながら今を 生きている遠くで 犬が吠える北風に 木々が揺れる今 孤独だと嘆く女がいる今 泣き暮れている男がいる今 死んで行く人がいる遠くに 山並みが霞んで 見える私の 涙を山裾の 雪にして春の雪解けと 共に流れる 川に流して海まで 届けてもう そろそろ大自然に 食べられたい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自...
まいにち変わることのないそら いちめんのひとりまいにち変わることのないテーブルいちめんのひとりまいにち変わることのないまち いちめんのひとりそら いちめんの ひとりテーブルいちめんの ひとりまち いちめんのひとりそらの あおが目に しみてならない無限大の ひとり#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...
夢 朽ちて手のひらで ぽろぽろ砕けて 落ちてった色鮮やかだったはずの 希望は黒く 黒く塗り潰された高波のような時代の流れに 負けて今までよりずっと生き辛くなる時代が迫ってる高台へ 高台へいくら逃げても時代の波には 抗えない極寒の冷気が背中を這う生きる厳しさを噛みしめれば噛みしめるほどその味は 苦い消費期限がとうに切れた人生をいつまで消費すればいい?夢など もう朽ちたのに希望など 最初から ないのに#...
夢か うつつか知らないけれどどちらも 苦しみ色ならば私は 逃げ場を見失うみんなが 夢を見る頃は眠れぬ不安にただ堪えて火照る体を 持て余し何度も寝返り 打っている翌年も翌々年も長い時間を生きねばならぬと思うとき夢も うつつもどちらも同じ極寒に さらされてそれでもまだ 立っている全身を 震わせながら夢 見られずともうつつを 生きるどんな季節もうつつを生きる私の心の スクリーンにend の字幕が流れる日まで...
胸に残った 不信の傷は折に触れて うずく信頼しているはずの人に対してもいつもその顔色をうかがって合わせようとしている自分がいる相手によって何色にでもなるカメレオン人間は不信の傷を抱えて相手色に染まらないと捨てられるんじゃないかと常に 恐れてるまるで自分のままになったら世界中の人に 否定されるかのように#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
あのときあなたとあんなに傷つけ合ったのに大好きなあなたに怒りを感じて言い合いもしたのに時の流れは時計の針を早回しばかりして残酷なだけかと思ってたけど優しいときもあるんだね傷つけ合ったことも喧嘩したことも今ではもう良い思い出になっているあなたの口から零れ落ちる言葉の宝石他の誰からも聞けないお金では 絶対に買えない 宝石で私の宝石箱はいっぱいになっている時がいくら流れてもあなたの言葉の 輝きはきっと ...
朝陽がこの目に刺さると忘れたい過去やこの先の難題やらが一気に 押し寄せて来て痛い忘れたいことほど忘れることなんか出来ないどんな難題も生きている限りクリアして行かなきゃならない何でもひとりでやろうと思うからしんどいんだよひとりで生きるのは無理なんだよひとりでは無理なことも友だちや周りの人やいろんな人が 助けてくれればこの身も少しは軽くなる信じてみたい他者を 信じてみたい自分をすずめのさえずりが聞こえ...
私の中であなたは 生きる私の中であなたが 微笑む私の中であなたが 光る私の中であなたが呼吸しているその 息づかいを感じるときのああ あの震えるようなノスタルジーよあなたの家に行くといつも珈琲を淹れてくれたね一緒に 泣いたね一緒に 笑ったね思い出は早春に舞う粉雪のようにきらきらと輝きながら私の心いちめんに降り積もる暗い海をさまよう私にあなたは灯台の灯りになって私の行き先を 照らしてくれたね私の中であ...
死んだまま再生出来ない春を待つ土の中の 虫のように必死で 地上に這い出ようとするけれどなかなか 出られない私はこの わたし として生き直したいのに花を咲かせた 木が新緑になりやがて 真っ赤に染まりそして 葉を落としたはだか木を私は 何度見たことだろう今日のつづきだけの 明日を何年 生きただろう母と繋がっている へその緒を誰か思い切り 切ってそしたら死んだ私はわたし として生き直せるのだから生き直し...
あなたからつい 言葉をせがみ笑顔を求めてしまう私そんな 目に見えるものほど不確かなものはないとわかっているのにもっと深く目に見えないあなたの思いこそ確かなものなのに欠如を抱えた私にはそれを感じることが難しくてつい目に見える 不確かなものに走ってしまう目に見えるものに囚われているとただ 相手の思いとは全く別な所で翻弄されるばかりで疲れるだけだと知っているのに目に見えないあなたの 深い思いを感じられる...
あなたに 見えるものが私には 見えなくて私に 見えるものがあなたに 見えなかったりするだから同じものを 全く同じように見ることは出来ないあの空も はだか木も私の目に映る 景色とあなたの目に映る 景色はきっと 違うあなたの思いは わからないわからないから 互いにわかろうと言葉を尽くすそうすれば見える景色は違っても同じ思いを 共有出来る自分に見える景色を相手に押し付けるのではなくて相手に見える景色を何...
夢を部屋中 血まなこになって探したけれど見つからないの台所を 探してみても出て来るのは 魚の骨やキャベツの芯やそんな 夢とは ほど遠い物ばかり私は 自分の夢を魚や肉と一緒に食べ尽してしまったのかも知れない或いは最初から そんなもの持っていなかったのかも知れない夢は なぜ私を 置いて行ったの?昔の写真を見てみるその中で 私はいつも笑ってる夢の残骸でタンスの中は いっぱいになってるあの頃着てた服あの頃...
雲よ私は あなたのようにただ 流れたい落ち葉よ私は あなたのようにある日ふと落ちて行きたい秋風よ私は あなたのようにただ 気の向くまま吹いていたい雨よ私は あなたのように泣きたいときに存分に泣いてみたいハンパな人間でいることでこんなに苦しむのならもう人間でいなくていい季節に 身をゆだねて雲になって風になって雨になってただ ただ流れ流れていたい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#...
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このまま眠っていられるなら悪夢を見つづけてもいいひたすら眠りに恋焦がれ夜ごと薬を煽ってる眠りつづけたい眠りつづけたいあの夢闇に舟を浮かべて出かけたら目覚めずに済むだろうか悪夢と戯れまどろみの快感に耽ってまた無意識の底に落ちひたすら眠りつづけたい目覚めの度現実という悪夢が襲って来る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#苦しみ...
あなたという春に抱かれてわたしの根雪は溶けあなたという風に吹かれてわたしはようやく花開く限りないあなたという海に溺れ夜明けまであなたという夜空で瞬くあなたはわたしの生きる術あなたはわたしの人生そのもの#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
不安にとり憑かれると街中に無視されてこの部屋が孤島になるねえわたしはここよと声をかけても誰も誰も振り向かない誰もわたしを知らないなんてねえわたしを置いて行かないでその声は幼い頃から変わらないわたしを置いて行かないで幾度そう懇願しただろう神さまにお願いするみたいにお母さまにお願いしたのわたしを置いて行かないで置き去りにされた記憶が哀しい物語として今もわたしを傷つける#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#...
あなたの頬を涙がつたって落ちる前にわたしはこの手であなたの涙を何度も拭うあなたの涙はあの深い海からやって来た雫自分のためではなく誰かのためにこぼれた雫だからわたしはあなたの涙を海へと返すほんの束の間あなたの海で溺れる悦び深い深い海色の優しい雫#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
見上げる星空青白い星赤い星大きく瞬く星微かな光を放つ星やがてわたしもあの星空のひとつになって精一杯生きた分精一杯輝くからどうかわたしという星を見上げてたくさんの星の中からわたしの輝きを見つけて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#いのち...
全身を何度も何度も波打たせ悦楽に果てたあの夜昂ったまま遠浅の海に二人重なり沈んだ あの日もう一度もう一度と願っても時の流れも血の流れも冷酷でもうそんなに時が経ってしまったの?帰って来て帰って来てと聞き分けのない駄々っ子のようにいつまでもあの日のあなたをせがむわたし#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
皆知ってるはずの青い空を誰か見たことがある?空そのものを空の青は人の数だけあるわたしの見ている世界とあなたの見ている世界はきっと違う青い空も緑の若木も白い雲も人の眼前に広がる世界は曖昧で不確かなものだからこそ青い空そのものをわたしは見たい同じあの空をあなたと共有してみたい確かに存在する空を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
装飾品をまとって自らを飾って飾って飾り立てても余計に老いた自分が浮き彫りになるだけで哀しいからネックレスもブレスレットも何もつけずにあなたと会おうフルメイク禁忌金髪 禁忌ただ 今のわたしのままのわたしでいよう酒池肉林に溺れた日々も夢のあと今ではひたすら花鳥風月謳うのみ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
いつもと変わらない日常信号街並み行きかう車揺れる草木死にたい空が晴れ渡れば晴れ渡るほどその思いだけが弧を描いてわたしの頭上に横たわる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#いのち...
いくら夢を追いかけてももう叶う夢などないことになぜ気づかないの?いつまで経っても夢を見たくて夢はいつでも音を立てて破れて深海の底に沈んで行くだけなのにやるせないただやるせないだけの日常が横たわっているのに沈んで行く自分を感じながらまだ夢を追いかけている褪せた唇を少女の紅き唇と妄想したまま時の流れに逆らったまま#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
心がすっかり忘れてるのに悲しい記憶はこの血肉が骨が覚えてるだから血肉がえぐられる骨が唸るわたしも知らないもう一人のわたしの血しぶきみたいな悲鳴に鼓膜が破れる何がそんなに悲しいの?そう問うと体は沈黙するその扉をピタリと閉めて何も答えない忘れたはずの悲嘆が苦悩がまた深い傷を作る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
わたしは春を追いかけるたった一厘の花だけをこの胸にそっと抱いて暖かな春を芽吹きの春を桜の春をわたしの春はもう とうに過ぎ去ってしまったことも忘れていつまでもわたしは春を追いかける#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる#悲しみ...
うつの深みにはまると街中がモノトーンになる花も草も色を失う頭上に広がる空も忘れ果てこの部屋は独房と化す死 に抱かれてわたし は消え失せるうつの深みにはまるとわたしは人でいられなくなる理性も思考も失って沈んでくどこまでも沈んでく#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
幼いわたしが泣きながらこの胸の内を叩く叩く汚れてしまったわたしより幼いわたしの言葉は無垢だけど真実だけを叫ぶだから無垢な言葉を封印しないでどうか耳を傾けて「だいすきなのとめてとめてとまらないの」幼いわたしの叫びに胸が痛む無垢な言葉がわたしに響く「だいすきなのだいすきがこぼれちゃうの」無垢な言葉は誤魔化しがきかない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
規則的な拍動が心臓から爪先にまで赤い涙が循環していることをわたしに伝える毎日毎日毎日止まることなく循環してる憂愁に閉ざされたこの体内を一刻一刻一刻と休むことなく巡りつづける赤い涙ときに張り裂けそうになる胸を押さえときに痛みに堪え悲嘆を超えてこの身 果てても巡る涙を光に変えゆく#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
人差し指から溢れ出る血が人である証猫を抱いたときに溢れ出る愛情が人である証この部屋はまるで孤島のようで活気に満ちた街から切り離されているから自分が誰なのかときにわからなくなる乖離の溝に堕ちていく恐怖自分の名前も忘れ果て朝と夜さえ間違える#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#闇#いのち...
傷を舐め合うことの何が悪い?軽蔑されてもかまわないどんなに蔑まれてもいいだって自分では届かない場所に傷があったら舐めてもらうことでしか癒やされないから傷を舐め合うことはわたしにとって与え合うこと愛情を注ぎ合うこと#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
蜜の宵蜜の宵あなたと抱き合う蜜の宵涙まで甘さにとろけるあなたの胸でわたしは母親のお腹の中で浮いている胎児に戻って究極の快感に溺れたなのにあなたはわたしの元から消えてったあなたがいないと生きられないそんなわたしは病んでいたそのことに気づかずにただ蜜の宵をむさぼったわたしの罰#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
号泣する梅雨空の霞む景色のその下で髪が頬にまとわりつくのも厭わずにずぶ濡れの野良犬みたいに探してる探してる悲しいだけの過去の中から傷だらけの過去の中から心の奥に血を滲ませて奇跡のように輝いていたはずの瞬間を雨音は遠く誰かの悲鳴になってわたしの耳に微かに障る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
わたしの中で青い怒りの炎が静かに燃える青い炎はやがて悲しみの涙となって燃え尽きる涙はおさまることを知らない母の悲しみからわたしは産まれたから母の悲しみからわたしの人生始まったから悲しみ出身のわたし#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...
傷つけ合いすれ違い恨み節を 口ずさみもう 人なんか誰もいらんと思うそれでも暖め合い重なり合い互いの血の ぬくもりを感じると人と居たいと思う矛盾や 理不尽や不条理を 感じるのは人と関わるせいだけど いつも矛盾や 理不尽を解いてくれるのはやっぱり人と関わるせい悲しみや苦しみを一緒に背負ってくれるのもやっぱり 人で等しく赤い血が流れた 人を 求めてやまぬ声なき悲鳴のように人を求めてやまぬ#ネガティブのま...
うつうつ雨が続いたあとは瞬く星に恋い焦がれ頭にかかった霞が晴れたら星を 集めてきらきらきらきら戯れる悩みごとなど 皆あの天の川に 溶けて遠く遠くに消えてゆく蝉の亡骸夏の跡吾子(あこ)の瞳の星の色#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
ほたるのひかりまどのゆきいまこそ わかれめいざ さらば春になると歌った歌昔々に歌った歌今はもう歌えないだって若木のようなあの頃のわたしはどこにもいないからほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらばその歌に涙して友達と抱き合ったわたしはまだ人生の重たささえ知らなかったほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらば昔々の 春の歌#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
やむのを忘れた梅雨の日の雨みたいに泣き明かす骨を断たれるみたいな悲しみに 堪える肉を削がれるみたいな苦しみに 堪える胸に手を当てて乱れた呼吸を必死に 抑える生きるのがつらくてただ生きるのがつらくて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇#いのち...
日が昇ると心は沈む日が沈むと心は昇る朝眠りについて夜目覚める時は未来に向かっているのに私は過去に向かってる心は巡る 季節にいつも 逆らって時の流れにいつも 反比例しているみんな前に向かって歩いてる私は後ろに向かって歩いてるだから 孤独を拭えない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
冷蔵庫の中身と私の孤独は比例する何度 開けてみても冷蔵庫は 空っぽで何度 この胸に手を当ててみても私の心も空っぽで夢が見たいたとえそれが幻影でしかなくても夢が見たいたとえそれが嘘偽りだとしてもどの道どっちが現実でどっちが夢なのかわからないのだから渇ききったこの心に水が欲しい空っぽのこの心を夢色に 染めてみたいお願いお願い一時でいいから空っぽなこの心を誰か 埋めて#ネガティブのままでいい#シニア女性#...
朽ちた花をもう一度生け直すように朽ちた花をもう一度咲かせるように精一杯のお洒落をして美容院に行って化粧を施すだけど所詮は朽ちた花生きているあの花のように色鮮やかにみずみずしくはなれなくてそれはわかっているけれどどうしてももう一度生き生きとしたくてそうそれは化粧や服装なんかでは誤魔化せないこの胸の奥に眠る等身大のわたしが目覚めたときに初めて新しい芽が吹いて生き生きとできるのに#ネガティブのままでいい#...
今更生きる意味や生きる価値など考えて悩むことが一体何になる?わたしがどんなに悩んだところで今日も日は昇り日は沈むわたしがどんなに泣き暮れたところで季節は春から夏になるわたしが生きていたところで何の意味もないのかも知れないでも自然が巡るのと同じようにわたしは生かされている花がその花びらを広げるようにわたしは生かされている心底そう感じられたらわたしはきっともっと楽になる全て あきらめて全て 手放して#...
一度でいい小鳥のさえずりで目を覚ます平穏な朝を迎えてみたい自然が織りなすいのちと共に目覚めるのはきっとこの上なく心地良いのだろうなのに私はいつだってただ不穏な心を持て余したまま眠れぬ私の耳に無神経に無機的に響くのはパトカーのサイレンの音その音量は私の鼓膜を破るように激しく響き私を思い切り不安に追いやる優しい小鳥たちの声も季節を知らせる頬 撫でる風も奪われて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#...
春は もうほらあそこの 横断歩道の所まで来ている夏が ほら雨粒に込められて街中を輝かせている皆が生き生きと活気に満ち溢れてる生の季節がようやく訪れたというのに私の心は 疲弊して真冬の孤独かじかむ この手死に絶えた季節のまま#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
小さな花の花びらが震えるような切なさこの胸が押し潰されそうな痛みもう一人のわたしがわたしにつぶやく人を好きになる気持ちは抑えられないものだけれどそれはにせものの恋心あなたはただの感情中毒よもう終わりにしなさいとしきりに告げるこのままではずぶずぶと沼に足を取られて抜けられなくなるそれは 恋ではなくまるで 麻薬みたいな感情中毒恋する気持ちはにせものの感情麻薬の快感がわたしを冒すそして禁断症状に苦しみ悶...
グレーゾーンの わたしは生にも死にも行かれないグレーゾーンのわたしは天国にも地獄にも行かれないグレーゾーンのわたしはケモノの仲間にも鳥の仲間にもなれないグレーゾーンのわたしはいつもひとりぼっちまた弔いの夏が来る#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
お天気でも見るように人は 死んで行くものなの今日は天気が良くてよかったねえ と言うのと おんなじに雨が降って来ちゃったわねえと言うのと おんなじに人は死んで行くものなの毎日 ふと人は 死んで行くものなのまるで梅雨の日の木の葉に揺れる雨粒が零れ落ちるのとおんなじに毎日ふと人は 死んで行くものなの当たり前に朝が来て夜が来るのとおんなじに人は 死んで行くものなのだから私たちは精一杯生きなくてはいけないの...
昔 あなたと見上げた空を今は独りで 見上げてる二人で見上げる空と独りで見上げる空とでは青さが違うことを知った私独りの目に映るのは淡い淡い 悲しみに滲んだ 青あなたと二人の目に映るのは深い深い 優しさに包まれた 青私はあなたとあの空を見上げたいそうすればこの悲しみの空が癒されてきっと私も優しくなれるはずだから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
朝 目覚めるのが苦しくて朝食の支度をするのが苦しくて買い物に行くのが苦しくて働くことが苦しくて何でもない日常が苦しくて逃げ場が ない生きているのが苦しくて逃げ場が ない太陽の下花はこんなに精一杯花びらを広げているのに雨に濡れた草木はこんなに深い緑に輝いているのに街は生き生きと活気に満ちているのに私の心にはそんな景色さえ何ひとつ映らない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
夏だというのにどんどんさむくなるどんどんひとりになるせいぜいこの程度だろうという未来がもう見えているのにそれでも終わらない毎日を生きるしかないOnly oneなんかじゃない私はOnly oneなんかじゃないそれでも生きるしかない路地裏の野良猫みたいにひっそりと生きるしかないそれがOne of Themの宿命#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
熱波の火葬場母の骨懸命に生きた67年の人生が余りにもあっさりと骨壺に 納まったそれが無性に哀しくて納得ができなくて母の人生なんて人の人生なんてもしかしたら虚構なんじゃないかと思った秋なのに狂ったように暑かったあの日#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#いのち...
わたしは奇跡を信じない主義でも現実が過酷なら 過酷なほど皆奇跡を信じようとする現実を受け容れたら心が壊れてしまうからだから 奇跡はあると思い込むことで心が壊れてしまわぬように自分を必死で守っているの奇跡を信じて自分を守るそんな人間の心の働きを私はいつも愛おしく思う生きることはまるで冬景色のようにつらいことが 多いから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#心...
孤独はきっと病気なのだれかだれかと常に叫びひとり から逃げても逃げても逃げきれず汗と涙を同時に流しおろおろうろうろ震えながら行き先もわからぬままに闇の岸辺を歩いてるこの世はいつも不条理だと恨み節など 口ずさみ昨日のつづきの景色に堪えるひとりじゃないとわかっていてもひとりだとしか思えない重症な 孤独病#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
絹 お前が与えてくれたものそれは当たり前の生活がどれほど貴重なのかということ絹 お前が与えてくれたものそれは病に苦しみながらそれでも 生き抜く生かされているということそして 絹 お前が与えてくれたものそれはこんな私にも誰かを愛せる力がまだ残っていたということ絹小さなお前が私に与えてくれたものは余りにも大きくて私の 救いにさえなった絹 お前が与えてくれたものを大切に大切に生きてゆくよ#ネガティブのま...