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孤独な女のネガティブポエトリー

悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)

ナレイ
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2012/07/15

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  • 「砂の器」ががち名作な件

    久しぶりにつれづれなるまま。「砂の器」のDVDを買った。昔、たぶんテレビで観たのかな、鮮烈だったから。いや、「砂の器がクソつまんない件」と書いている人に触発されたので私は「砂の器ががち名作な件」にした。その人は主役の和賀英良が三木を殺したことを指して「とんでもないクソ野郎だ。こんな悪人になんで感動できるのか」みたいなことを書いていたけど、違うんだなあ・・・私の思いとは、全然。人って、善人か悪人か、な...

  • 安心して病んでいられる社会が欲しい

    安心して病んでいられる社会が欲しい安心して絶望していられる社会が欲しい明日のごはんを食べて行けるか支払い買い物一万円札がどんどん飛んでいく今の社会は病に苦しむ暇さえ与えてはくれない絶望する時間さえ許してはくれない通帳の残高を見て震えあがりどう食べていくかに全てのエネルギーを持って行かれる安心して病んでいられる社会が欲しい安心して絶望していられる社会が欲しい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#...

  • 猫が足りない

    悩み 苦しみ猫は 無邪気人間は明日を憂い昨日を思う猫という ケモノは明日を考えず昨日を思わずただいま を受け容れて生きるのみ悩み 苦しみ猫は 無邪気猫が 足りない猫が 欲しい人間は人生を儚んで後悔し 迷う猫というケモノは何の迷いも後悔もなくただいま を受け容れて生きるのみ悩み 苦しみ猫は 無邪気猫が 足りない猫が 欲しいその瞳に 映るのはいま うれしいいま たのしいいま さびしいいま かなしいいま...

  • たとえ根なし草であっても

    愛してわかって私を見てそう言っているうちは 自分と言う名の花を 咲かせられない根なし草の不安のまま漂っていても何も 求めない愛してわかって私を見て と根っこばかりせがまない根なし草の不安を抱えたままそれでも 他者という生ける者たちを 愛おしみ 慈しむことが出来る心を持っていればいつの日か小さくても自分という名の花を咲かせられる日が来るのかも知れない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作...

  • 冬のブランコ

    冬の公園のブランコには誰も 乗らないただ勝手に北風に揺られてる孤独の風に揺られてるそれはまるでわたしの心の中の 冬模様木枯らしの音に怯える 冬模様死人のように冷たくなったこの両手を握りしめひたすら春を待っている真白な冬に震えるようにブランコは 揺られてる孤独のブランコわたしの心#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...

  • 誕生祝いより弔いを

    誕生日その人がこの世に生れ出たことを祝い 喜ぶもの母には悪いけど「産んでくれてありがとう」とは 言えない生まれ出てからずっと厳しい真冬の白だけの景色しか見えなかったから髪の先から 骨の髄まで苦しみで出来ているのが私 だから誕生日が来る度にまだ生きてる・・・と思うだけ誕生祝いより 一日も早く弔いを して欲しい今年もまだ生きてる私#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...

  • 死の法則

    冬が来る冬が来る冬になると人が死ぬ人が死ぬたくさんの人が死ぬこの色のない景色に堪え切れず凍った世界を乗り越えられずに人が死ぬ死なないで死なないで大事な人たちをもう失いたくないのでも時の流れには逆らえないみんなが死に向かって歩いてるわたしも死に向かって歩いてるこの法則に例外は ない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ...

  • あの頃のバーチャル

    昭和のあの頃に 耽っていると思い出す15、16の まだ唇が 薄紅色だった娘時代をあの頃の バーチャルはもっぱら 私たちが心に描く景色と 紡ぐ言葉しかなかったけれどだからこそ 心に大きなキャンバスを広げて未来と言う絵を 何枚でも描くことが出来た好きな人にはペンを持ち自分の筆跡で 一文字一文字 インクに綴って手紙を書いてひと言ひと言 自分の思いを 必死で伝えた 片手に納まる便利な電話も 何もないから夢...

  • わたしの暦は夏のまま

    今日が何月何日かもわからないままやけにさむいと思っていたらもう冬なんだとテレビから聞こえて来た冬服なんてどこにしまったか覚えていない夏はどこへ行ったの?夏はどこへ行ったの?今が夏か冬かもわからないままずっと夏にしがみつく季節の流れには逆らえないとわかってるけどわたしの暦は夏のまま寒さだけが背中を這う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...

  • 涙だけが頼り

    涙が一滴わたしの頬をつたって 落ちたその熱さで生きていることを知るわたしには生きていることを知らせてくれるものは他にない人との語らいも季節の息づかいも陽射しの暖かさも何も何も持たぬからこのよどんだ瞳から溢れる涙だけが便り涙が 熱い生きている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...

  • どんなことばを紡いだら

    どんな ことばを 紡いだらあなたを刺さずに 済むのだろうこれだけ豊かな にほんごという ことばの糸から幾重にも 幾重にも ことばの糸を紡いでは懸命にこの思いをあなたの指に巻きつけるどんなことばを紡いだらあなたを癒やすことができるだろうそう思うからこの不器用な手で何度も何度もことばの糸を紡いでるどんな ことばを紡いだらあなたを刺さずに済むのだろう不器用な手だけれどあなたを癒やすことばを探す#ネガティ...

  • 恐ろしいほど ひとり

    ひとりで バスを待ってひとりで 迷ってひとりで 決断してひとりで 実行してひとりで 家路に着くひとりで 薬に溺れてひとりで 苦悩の海を泳いでひとりで 涙を零してひとりで 笑うどこを見回しても ひとりどう考えても ひとり恐ろしいほど ひとり一体 いつからこんなことに一体 なぜこんなことにさむいさむいひとりは さむいひとりの さむさに堪える季節がまた やって来る人のぬくもりが恋しい#ネガティブのままで...

  • それでも人でありたくて

    不幸ばかり つづくとだんだんに人は 人 でなくなるのかも知れないつないでくれる手も ないからひとりでひたすら 空(くう)を掴むしかなくてみんなが口にするキボウとか シアワセとかそんな言葉は 私にとって外国語みたいだから使えなくて必ず 暗いうちに目覚めて空が白んで来るのを待つしかない時間は永遠につづくのかと思うほど長くってシアワセとかいうものを持っている人たちが羨ましくて妬ましくてそんな感情に支配さ...

  • 絶望が足りない・その2

    不安とか惑いとか迷いとか恐怖とかそれは もはや私の分身になって私の中に 巣食って一緒に 生きてる怖いわからないどうしよう自分の中から叫ぶ 声をもう一人の私がなだめすかしながらようよう生きてる絶望まで辿り着けたら きっと不安のままに惑いのままに迷いのままにいられるはずだ絶望は上っ面な 希望よりひとを動かす力を持つ絶望は何もない自分ととことん向き合えるそしてそこから始められる絶望が 足りないもっともっ...

  • あなたからもらった明かり

    今日で さよならあなたは いつも私を 助けてくれたかばってくれたあのときもあのときもあのときもあなたとの月日が満天の星空のように色褪せることなく私の中で きらめいているあなたの言葉に 傷ついたことも私の言葉が あなたを傷つけたことも別れと共に 雨に流そうあなたから もらった明かりをたとえあなたに返せなくても私はこの手の中にともる 明かりを暗がりで さまよう人の手にそっと ともすことだろうさよならし...

  • 世界に身を投げ出せたなら

    世界は ずっと続く10年ひと昔10年なんて蝉が羽ばたく時間よりずっと短く感じられて 切ない呆れるくらいに あっけなく季節は 走り去って行く蝉が死ぬ人が死ぬ沢山の人が死ぬその世界の中に私も組み込まれていることを知りたくて世界の淵に 立っている世界にこの身を投げ出せたなら何万年も昔から変わることのない青と白と緑だけの絵に納まることが出来るのにそして私は近くにはいないあなたと繋がることが出来る世界にこの...

  • 戯言

    孤独な 女が今を 生きているせめてもの 頼りにとコーヒーを すすり煙草を 吸いながら今を 生きている遠くで 犬が吠える北風に 木々が揺れる今 孤独だと嘆く女がいる今 泣き暮れている男がいる今 死んで行く人がいる遠くに 山並みが霞んで 見える私の 涙を山裾の 雪にして春の雪解けと 共に流れる 川に流して海まで 届けてもう そろそろ大自然に 食べられたい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自...

  • 無限大のひとり

    まいにち変わることのないそら いちめんのひとりまいにち変わることのないテーブルいちめんのひとりまいにち変わることのないまち いちめんのひとりそら いちめんの ひとりテーブルいちめんの ひとりまち いちめんのひとりそらの あおが目に しみてならない無限大の ひとり#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム...

  • 夢朽ちて

    夢 朽ちて手のひらで ぽろぽろ砕けて 落ちてった色鮮やかだったはずの 希望は黒く 黒く塗り潰された高波のような時代の流れに 負けて今までよりずっと生き辛くなる時代が迫ってる高台へ 高台へいくら逃げても時代の波には 抗えない極寒の冷気が背中を這う生きる厳しさを噛みしめれば噛みしめるほどその味は 苦い消費期限がとうに切れた人生をいつまで消費すればいい?夢など もう朽ちたのに希望など 最初から ないのに#...

  • うつつを生きる

    夢か うつつか知らないけれどどちらも 苦しみ色ならば私は 逃げ場を見失うみんなが 夢を見る頃は眠れぬ不安にただ堪えて火照る体を 持て余し何度も寝返り 打っている翌年も翌々年も長い時間を生きねばならぬと思うとき夢も うつつもどちらも同じ極寒に さらされてそれでもまだ 立っている全身を 震わせながら夢 見られずともうつつを 生きるどんな季節もうつつを生きる私の心の スクリーンにend の字幕が流れる日まで...

  • カメレオンの孤独

    胸に残った 不信の傷は折に触れて うずく信頼しているはずの人に対してもいつもその顔色をうかがって合わせようとしている自分がいる相手によって何色にでもなるカメレオン人間は不信の傷を抱えて相手色に染まらないと捨てられるんじゃないかと常に 恐れてるまるで自分のままになったら世界中の人に 否定されるかのように#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...

  • あなたの宝石

    あのときあなたとあんなに傷つけ合ったのに大好きなあなたに怒りを感じて言い合いもしたのに時の流れは時計の針を早回しばかりして残酷なだけかと思ってたけど優しいときもあるんだね傷つけ合ったことも喧嘩したことも今ではもう良い思い出になっているあなたの口から零れ落ちる言葉の宝石他の誰からも聞けないお金では 絶対に買えない 宝石で私の宝石箱はいっぱいになっている時がいくら流れてもあなたの言葉の 輝きはきっと ...

  • 朝陽が痛い

    朝陽がこの目に刺さると忘れたい過去やこの先の難題やらが一気に 押し寄せて来て痛い忘れたいことほど忘れることなんか出来ないどんな難題も生きている限りクリアして行かなきゃならない何でもひとりでやろうと思うからしんどいんだよひとりで生きるのは無理なんだよひとりでは無理なことも友だちや周りの人やいろんな人が 助けてくれればこの身も少しは軽くなる信じてみたい他者を 信じてみたい自分をすずめのさえずりが聞こえ...

  • 溢れるあなた

    私の中であなたは 生きる私の中であなたが 微笑む私の中であなたが 光る私の中であなたが呼吸しているその 息づかいを感じるときのああ あの震えるようなノスタルジーよあなたの家に行くといつも珈琲を淹れてくれたね一緒に 泣いたね一緒に 笑ったね思い出は早春に舞う粉雪のようにきらきらと輝きながら私の心いちめんに降り積もる暗い海をさまよう私にあなたは灯台の灯りになって私の行き先を 照らしてくれたね私の中であ...

  • 死と再生・その2

    死んだまま再生出来ない春を待つ土の中の 虫のように必死で 地上に這い出ようとするけれどなかなか 出られない私はこの わたし として生き直したいのに花を咲かせた 木が新緑になりやがて 真っ赤に染まりそして 葉を落としたはだか木を私は 何度見たことだろう今日のつづきだけの 明日を何年 生きただろう母と繋がっている へその緒を誰か思い切り 切ってそしたら死んだ私はわたし として生き直せるのだから生き直し...

  • 目に見えないもの=大事なもの

    あなたからつい 言葉をせがみ笑顔を求めてしまう私そんな 目に見えるものほど不確かなものはないとわかっているのにもっと深く目に見えないあなたの思いこそ確かなものなのに欠如を抱えた私にはそれを感じることが難しくてつい目に見える 不確かなものに走ってしまう目に見えるものに囚われているとただ 相手の思いとは全く別な所で翻弄されるばかりで疲れるだけだと知っているのに目に見えないあなたの 深い思いを感じられる...

  • 私の景色とあなたの景色

    あなたに 見えるものが私には 見えなくて私に 見えるものがあなたに 見えなかったりするだから同じものを 全く同じように見ることは出来ないあの空も はだか木も私の目に映る 景色とあなたの目に映る 景色はきっと 違うあなたの思いは わからないわからないから 互いにわかろうと言葉を尽くすそうすれば見える景色は違っても同じ思いを 共有出来る自分に見える景色を相手に押し付けるのではなくて相手に見える景色を何...

  • 夢の残骸

    夢を部屋中 血まなこになって探したけれど見つからないの台所を 探してみても出て来るのは 魚の骨やキャベツの芯やそんな 夢とは ほど遠い物ばかり私は 自分の夢を魚や肉と一緒に食べ尽してしまったのかも知れない或いは最初から そんなもの持っていなかったのかも知れない夢は なぜ私を 置いて行ったの?昔の写真を見てみるその中で 私はいつも笑ってる夢の残骸でタンスの中は いっぱいになってるあの頃着てた服あの頃...

  • この身を任せて

    雲よ私は あなたのようにただ 流れたい落ち葉よ私は あなたのようにある日ふと落ちて行きたい秋風よ私は あなたのようにただ 気の向くまま吹いていたい雨よ私は あなたのように泣きたいときに存分に泣いてみたいハンパな人間でいることでこんなに苦しむのならもう人間でいなくていい季節に 身をゆだねて雲になって風になって雨になってただ ただ流れ流れていたい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエム#...

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