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ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う 坂本貴志 著
1.はじめに 2.内容 (1)定年後の仕事「15の事実」 (2)「小さな仕事」に確かな意義を感じるまで (3)「小さな仕事」の積み上げ経済 3.教訓 ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う (講談社現代新書) 作者:坂本貴志 講談社 Amazon 1.はじめに 本書では、定年後とは、働くのを完全にやめてから、ではなくて「60歳以降」を指しています。 そのため就業していない人ではなく、再雇用として元の職場で働いている人や、シルバー人材センター経由で別の職に就いている人々の話が中心となっています。 公表データから見た加齢に伴う変化に関する15の事実や、64歳~77歳の男女7人のインタビュ…
"年に百万円を稼ぐ"ということは、片手間にできるものではない。(『ほんとうの定年後 』より)(続)
前回のブログで、以下のような記事を書いた。 chotiku.hatenablog.com chotiku.hatenablog.com まとめると、『ほんとうの定年後』という本には、「定年後の生活を、必要以上に心配する必要はない。特技を生かして好きな分野で、年間100万円も稼げば、余裕を持った生活ができる」とあるが、現実には、定年後に、年間100万円も稼ぐのは、そんな簡単なことではない。というものである。 それを、裏付ける記事が出ていたので、紹介する。 年下の者に怒鳴られ、しかも、会社にいた頃とは段違いの、苛酷な条件で働かなくてはならない人たちの体験談が出ているので、是非、一読をお勧めする。 …
"年に百万円を稼ぐ"ということは、片手間にできるものではない。(『ほんとうの定年後 』より)(後)
bookclub.kodansha.co.jp さらに、それまでにいた会社と全く関係のない職場で働くということは、環境が激変するということだ。 いかに、今までの会社が甘い環境だったかを、思い知ることになる。 過去の実績が通用しない、完全実力主義の最前線にさらされるのである。 会社なら、いくら定年後再雇用の「お荷物」という目で見られても、他に同じような人間がいっぱいいる。 後輩に指図をされて、あまりいい気分はしなくても、少なくとも、元先輩に面と向かって、「お前は使えない」と言うような人間は、そんなにいるものではない。 他人の目があるし、そんなことをすれば、上司の評判も悪くなる。 かつては、面倒を…
"年に百万円を稼ぐ"ということは、片手間にできるものではない。(『ほんとうの定年後 』より)(前)
先日、『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』という本を読んだ。 bookclub.kodansha.co.jp 一言で要約すると、「65歳の定年退職後は、無理な働き方をしなくてもよく、小さな仕事で、年に100万円も稼げば暮らしていける」という内容である。 本には、定年後に年100万円程度で働き、生きがいを持って満足している人の事例が載っている。 これが本当なら、退職までに2千万円を貯めなければならないという、2千万円問題も解消するというわけだ。 だが、夢を壊すようで悪いが、片手間仕事で、年に百万もの金を、そんなに簡単に稼げるわけがない。 そんな能力があれば、私なら、現役時代から副…
電験の認定制度の条件や私が見た実態について(都市伝説的実話有り)
スポンサーリンク 電験の認定制度の条件や私が見た実態について 現役の電気主任技術者を20年近くやって居ますと、保全会社等から、「電験認定」についての相談や認定書類のお手伝いをさせていただく場合が多々あ
スポンサーリンク ビルメンの実態について 当サイトでは中高年の転職先にビルメンを勧めていますが、一応、私が見たビルメンの実態は書いておかないと…と感じていました。 今回は、ビルメンの実態について、私が
ビルメンの憧れの電気管理技術者とは?定年のない個人事業主という働き方
電気主任技術者について 電気主任技術者との違い 電気主任技術者は、会社の所属して、会社の事業所などの受験電設備や自家用電気工作物の工事・維持・運用を監督しますが、小規模な高圧受電を...
『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』坂本貴志 著
こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 さて3年前に休職して以降、自分と向き合うために読書に力を入れることにしました。 当初は「年間100冊読もう!」と意気込んだのですが、2020年以降、毎年50冊ペースで読書しています。 それでも以前は年間2~3冊しか読んでなかったので、十分多読生活だと言えます。 休職してからたくさん本を入手するようになって、蔵書は190冊くらいになりました。 これまでに読んだ本はもちろん100冊超えているのですが、「読んでブログに100冊レビューを書く」ことを目標にしてきて100冊を超えました。 読書の記録や蔵書の管理は「ブクログ」というアプリを使用して…
「ほんとうの定年後」坂本貴志著、講談社現代新書、2022年8月ほんとうの定年後「小さな仕事」が日本社会を救う(講談社現代新書)坂本貴志講談社データとインタビューから定年後の仕事の実態を明らかにすることで、漠然とした不安を乗り越え、豊かで自由に生きるにはどうすればいいのか考えるきっかけを与えてくれる本。3部構成で、第1部では、・高齢になると収入も減るが支出も減る・年金に加えて月10万円ほどの収入があれば家計は十分に回ることをデータを用いて示し、「社会に一定の貢献をしながら、自身の幸せな生活と仕事を両立させていく方法を考えていく必要もあるだろう」と述べています。それなりに納得感があり、不安も和らぎます。ただ、使用されているデータはコロナ禍前の2019年のものが中心で、コロナ禍で大きく変動したとのことです。景気...ほんとうの定年後