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2022/06/30

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  • 寒さに負けず

    ポケットに手を入れた。天気予報では、暖かいと言っていたが、風が冷たかった。 「ゆめちゃん、ダウン持ってなかった?」と遥子ちゃんが聞くのも、私が着ている上着が、薄手だったからだ。長年着ていたダウンは、この冬が来る前に処分した。着る時期が来たら購入すればよいと思って、結局買わずじまいだ。 ダウンもなければ、ウォーキングに適した、寒さ対策ができるスポーツウェアも持っていなかった。 持ち物は、中途半端だった。目的がはっきりしたものを購入するか、応用が利くものを購入するか、どちらも活躍しそうだが、どちらにも当てはまらない、なんかしっくりこないものが多かった。 寒さは、どうもやる気を妨げる。やる気は待って…

  • 平日の自由

    騒音が鳴りやんだ。昼休みの知らせだ。静かなうちに、お昼ご飯を済ませておこうと、昨日のおかゆの残りを温めた。 一昨日から続いていた胃の痛みは、今朝になって治まった。しかし、まだ体は重い。訓練校が修了し、その後、立て続けに入っていた予定を終えると、どっと疲れが出たようだった。 13時を回ると、再び騒音がした。ドリルの音は、天井に穴があくのではないかと心配するほどだ。上の階のリフォーム工事が始まった。 ようやく、平日に時間が与えられた。まだ、新しいルーティンは決まっていない。 家を出る時間までにという決まりがなくなり、午前中に洗濯機を何回も回している自分に、時間の使い方が、いやそうじゃないんだよなと…

  • 年に一度

    "Reception"と背後の壁に書かれた、長いカウンターには窓口が7つもあった。どの窓口もフル稼働で、待合室で待つ人達が次々と呼ばれていく。 席に着くと、私に充てられた番号の、一つ前の番号が呼ばれた。待合室の混み具合とは裏腹に、すぐ呼ばれるのだなと安堵した。最初に案内される、更衣室に移動するのもすぐだろう。コートは脱がずに待機した。 次に呼ばれた番号は、全く異なる番号だった。その後も規則性のない番号が呼ばれ、結局、混み具合で予想される通りの順番で、私の番が回ってきた。 その後、一時間経過しても検査は一つしか終わっていなかった。健康診断のオプションで付けた、胃カメラ検査がその次に回ってきて、憂…

  • ■ - 片付けられない「私」と向き合う

  • 冬の日

    湯舟に浸かると、体が冷え切っていることを実感する。私の体積分の湯が浴槽から一気に流れでる。湯が捌けるまで、時間を要している様子を目の当たりにして、排水溝の掃除を怠っていることに気付く。まるで銭湯のように、並々と浴槽に張られた湯は、夫が追いだきと間違って、自動お湯張りのボタンを押したのだろう。 年が明けても、まだまだ寒いということをつい忘れてしまう。気付くと体にかゆみをもった箇所が、少しずつ増えている。カサカサの皮膚は、よりカサカサしていた。手の指のなんとなく気になるところが、うっすら赤みを帯びていた。そのうち、あかぎれとなって、傷口が痛々しい。 少し寄り道をしただけで、ぐっと気温が下がっている…

  • 便り

    メールの受信箱に、見慣れない差出人の名があった。親切なお知らせは、終了と同時に継続を促すものだった。しかし、私には継続の必要はもうない。 届いた封筒のうち何通かは、ファイルに収めた記憶がある。途中から、その辺に置きだした。だいたいここら辺という、見当のついている箇所が数カ所あり、そこに埋まっている。美味しい物を食した分、封筒の数がある。 ふるさと納税の封筒を探すより厄介なのは、医療費の方だ。申告できるか定かでないが、それをはっきりさせるためにも、領収書を集めなければならない。他にも気になる書類があった。処理するための時間は、もう時期与えられる。 パートを辞めた時と似ている。何かをやり遂げたあと…

  • 環境を整える

    赤い半纏が、案外重宝していた。膝には毛布を掛け、寒さをしのぐ。箱から顔を出しているティッシュが勢いよく揺れていた。冷え切った部屋を暖めるために、エアコンがフル稼働していた。 とにかくこの部屋は寒い。 自室に居る時間が多くなった。ベットを椅子代わりにし、三段に重ねられた衣装ケースを机代わりにする。ここまでは、以前と一緒だ。その衣装ケースの上に、この度、デスクトップ型のPC一式が、こたつのある部屋から引っ越してきた。テレビ画面に繋がれていたパソコンは、今度は、夫から譲り受けたモニターに繋がれ、コンパクトになった。 とはいえ、テレビと比較してコンパクトになっただけで、狭い部屋に持ち込むには、十分場所…

  • 新年のご挨拶

    彼の名を何度も呼んだ。姿を現さない彼を心配した。部屋をぐるりと歩いても、彼の姿はなかった。私が訪ねていくと、必ず出迎えてくれる彼が、今日は居ない。 私が彼を探す様子を、彼は上から見下ろしていた。ようやく、彼がキャットタワーの上に居ることに気付いて、安堵した。今年最初の顔合わせがこれである。 相変わらず、ご飯を用意すると、彼はすぐさま食べ始める。私が来なかったら、困ったでしょう?と心の中で呟いた。彼女の方も相変わらずで、まるで置物のように、窓際で微動だにしない。彼女は、すり寄ってきたことがないので、撫でてあげたことがない。 瑠海さんから言付かった手紙を、読み直す。やり残したことがないことを確認す…

  • 東京の空

    あいにくの天気だった。正月休みも、普段と変わらず、洗濯機を回していた。 娘とウォーキングに出た午前中は、よく晴れていた。しかし、午後には雨がパラリとした。”今日は乾かないな”と呟きながら、夜にコインランドリ―へ行こうかなと考えていた。 娘も帰省し、夫も実家から戻ってきた。おせちは年々簡素化されて、今回生協で購入したおせちの中身は、ほんの数品で、重箱にさえ詰めなかった。年末に出向いたスーパでも、お正月用の品には目もくれず、買い物をした。そのため、雑煮用の白味噌をうっかり買いそびれるところだった。 何することなく、各々の空間から、時々ダイニングに顔を出しては、食するものを物色する。朝昼は、お腹の空…

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