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  • 清潔感の許容範囲と「当たり前品質」

    ゆるーい話をしましょう。 最近ゆるーい話の記事が多くなっていますが、ヘヴィなテーマを考えていないわけではありません。一応思考回路はいつも通り正常です。 ただ、単純にそっちの方向を書くとなんだかネガティブというか面白くない話をしてしまいそうなので、意識的にゆるーい話で間を保ちたい気分なのです。 なので、ゆるーい話をしましょう。 清潔の個人差 5月に東京へ越してきて以降ほぼ毎日、街探索を兼ねてGoogleMapアプリを片手に飲食店を探して外食をしている。趣味の一種だと言えば出費は許容範囲に収まるだろうが、実に贅沢で気楽な浪費だと言えるだろう。 なお私はGoogleMapの口コミ情報を後から読む。飲…

  • 日帰り出張は楽しさと大変さのどちらが勝るか

    部署が変わっても出張の種は尽きまじ。 ということで、出張に関する雑談です。 メーカーと公共交通機関 営業さんほどではありませんが技術系もなんだかんだと出張があります。昨今はWeb会議で代替することも増えましたが、実物を見たりオフレコの情報を交換する場合はまだまだ直接会う必要があるので出張も致し方ありません。 技術系の出張で赴く相手は開発職や技術職であり、そして製造業の開発部署や技術部署は大抵の場合で地方にあります。用地の広さや物流、水や資源、騒音や人件費、他にも様々な事情があるためこればかりはやむを得ません。 立地は空港や新幹線停車駅が近ければ素晴らしく、車で行ける距離ならばラッキーで、運が悪…

  • 素人の脱現金計画、進行中

    およそひと月前に宣言した現金至上主義からの脱却。 そして約二週間前に覚えたポイントへの意識。 これらを背景として、この二週間くらいで動いた脱現金計画についてなんとなくまとめてみます。 ちなみにこの脱現金化計画の主目的は「最高効率で最大利益を得ること」ではなく、「もう少しお金についてちゃんと考えること」です。 引っ越しをして生活環境が変わったのでちょうどいい機会として色々と出費を見直しているだけであり、やっていること自体は結構適当です。 概要 クレジットカードが2枚、アプリが8つ、ポイントカードが1枚増えました。 日用品・食料品の購入 【今まで】 近場のスーパーやデパートなどへ適当に赴き、現金で…

  • 記憶力が悪い人に向けた暗記のコツ

    記憶力は、とてもとても残念ながら個人差があります。 ひとたび本を読めばその内容を全部覚えられる人もいれば、その反対に何度繰り返して読んでもなかなか覚えられない人だっています。 こればかりはほぼ先天的な能力差ですので覆すことはできません。 ただ、「記憶が定着しにくい」ことと「記憶が定着しない」ことは別であり、記憶力が悪い人でも暗記は努力次第で補えます。 今回は記憶力が悪い人に向けた暗記のコツについて私見を述べていきましょう。 記憶力は悪いが暗記は得意 私は『度を越した忘れん坊』です。記憶力を母のお腹の中に忘れてきたのではないかと疑うくらいには物覚えが悪いです。昨日の夕飯だってもう忘れました。老後…

  • 今はこんな感じで英語を勉強しています

    英語のお勉強について適当に考えていることをちょっと記録してみましょう。 ちなみに誰の役にも立たないです。 効率的な英語の勉強を知りたい人はすでにそういったブログ記事がネット上にたくさんあると思いますので、そちらをご覧ください。 この記事は一年後くらいに見返して自分の無様さを笑うために書き残します。 目的は基礎英語力の向上 語学の勉強といっても幅は意外と広く、どこから手を付ければいいかがまず難しいものです。 よって最初に手を付ける勉強範囲をリスニングとリーディングに絞っています。たしかTOEICもL&RとS&Wで分類されていたと思いますのでこの分け方は問題ないでしょう。 そもそも英語学習を進めて…

  • 個人的に考える継続のコツ

    仕事でいっぱいいっぱいなのに毎日ブログを更新している、この継続力の源はいったい何なのでしょう? 折よく『物事を継続する際のコツや考え方』に関してちょうど若手に聞かれたので、ざっと答えた内容をまとめてみます。 長く続けるにはエネルギーよりも形状が重要 ここ最近はちょっと惰性気味な記事ばかりとはいえ、部署異動や引っ越しといったそこそこ重たいイベントが重なりつつもなんだかんだブログの毎日更新が途切れていないのは意外と凄いことではないのかと自画自賛してみます。何はともあれちょっと自分でも不思議です。毎日なんやかんやとくだらないことを書けるものだなと。 ちなみに語学の勉強も今年度に入ってから毎日継続でき…

  • 疲れているとポジティブな気持ちが萎む日記

    朝から一人で外国の人を駅まで迎えに行きタクシーに乗せて工場に行って製品プレゼンや工場見学のフォローをして昼飯食って製品プレゼンや工場見学のフォローをしてタクシーに乗せて飲食店に連れて行って夕食会をして電車に乗せてホテルまで帰らせて、それで月曜日はおしまいです。 ・・・これは企画部の仕事ではないな。 では誰の仕事かと言われれば困るのですが。 そもそもこれは仕事でしょうか? いや、仕事ではありますが、うーん。 仕事が進まない まあ別にアテンドをすること自体は構いません。英語オンリーだったので脳は破裂しそうですが、まあそれもやむを得ません。 ただ、その時間は仕事が進まないことが少ししんどいです。メー…

  • 他者へ美徳を求める行為は悪徳に他ならない

    休日だというのに仕事のことで頭がいっぱいっぱいで思考力がそちらに割かれているような気がします。 なんというか、入社して数年内の新人時代を思い出します。まあ実際に部署異動したばかりなので新人みたいなものではあります。 社会人の新人時代はアレも覚えなければコレもやらなければと大変な時期です。学生時代とは環境が大きく変化することもあり、心身ともに負担が増大します。 私も当時はむやみやたらと残業をしたり休日出勤して仕事をしたりと若さにかまけて仕事に熱中していました。 そういった傾倒は度が過ぎると心身を壊すリスクがあるものの、経験は成長の糧であり、当時学んだことは間違いなく今の私に役立っていますので全面…

  • 実は語学力向上にはそこそこ焦っている

    今週の土日で旧居の退居立ち会いや愛車の売却がついに終わり、毎週休日に埼玉へ通う生活が終わりです。これでようやく休日を休日として過ごせます。 まあ、いずれにしても空いた時間は英語学習に割きたいので、そこまでお休み感はありませんが。 そんなわけで、今回は雑談をしましょう。 テーマは語学です。 最近の雑談は語学の話ばかりですが、そればかり考えていて頭がいっぱいなのです。 語学力が必要な理由 今年は会社の語学研修を受けるため、今年中に語学力が向上しないと「なんのために語学研修にコストを割いたのか」と人事部から小言を言われそうです。 しかしそもそも今の部署では外国人に会う機会がやたらと増えるため、英語が…

  • 「楽観主義は意志の問題」に関して:優れたエンジンにも燃料は必要

    初手雑談。 この間、会社の防災訓練がありまして、4月から本社へ異動したばかりでまだ防火扉や消火器や避難経路を覚えていないですし本社はビル20階以上の高所にあるのでちゃんと災害時のことを考えておかないといざという時に死ぬ気がしたので真面目な心持ちで参加しました。 どこもそうだとは思いますがお偉いさんが自衛消防組織の親玉ですので、 「あのお偉いさんは白髪なので、白髪を目印にしよう」 なんて思っていたところ、いざ防災訓練が始まったらみんな防災用ヘルメットを被ってしまったのでお偉いさんを探すのに凄い手間取りました。 ・・・そんなどうでもいい話を書こうと思っていたのですが、ふざけたお話を書く気力が無かっ…

  • 勉強に集中し過ぎてブログに関連するインプットが不足している

    日常にインプットが不足しています。 もう少し正確に言えば、日々ひたすら大量にインプットしているもののそれらは仕事と英語なので、ブログで書くことに関するインプットが不足しています。 ここ最近は趣味であるニュースや本もあまり読めていません。今まで情報を仕入れるために使っていた時間をほとんど英語の勉強に費やしています。 仕事で求められている以上やむを得ないとはいえ、なんでしょうね、真面目人間か? 自主的な勉強について 過去にも記事を書いたことがありますが、私は積極的な自己啓発と能率的な職務遂行を就業規則で求められる総合職や専門職側の人間ですので、必要な知見はちゃんと自ら能動的に仕入れて習熟する必要が…

  • 双方が悪の場合、共感では認知が誤る

    最近は英語の勉強がてら、イスラエルとパレスチナの情報に関して英語圏の情報を集めています。あえてイスラエル寄りのイスラエル・ハヨム、パレスチナ寄りのアルジャジーラ、西側諸国の視点としてのロイターと3社の情報を見比べてです。 同じ戦争を報道しているはずなのにそれぞれの視点でこうも物事の見方が変わるものかと驚きます。 今回は重いテーマですので、なるべく重くならないよう自論を述べていきます。 共感で判断することは難しい イスラエルの全国紙であるイスラエル・ハヨムではイスラエル側の犠牲者や遺族の声が多数掲載されています。さらにwebサイト上では「数百人がハマスに人質に取られてからXXX日が経過、今すぐに…

  • 他者の人権や人格を侵害する権利はない

    昨今社会問題化しつつあるカスタマーハラスメント。 カスタマーハラスメントとは顧客による著しい迷惑行為を指す言葉です。迷惑行為とは脅迫や暴言といった言葉によるものに限らず、不当な要求やクレーム、物理的な暴行として現れることもあります。 カスタマーハラスメントをする人の気持ちは個人的にさっぱり理解できません。 今回はそんなカスタマーハラスメントに関して少し述べていきます。 日本に限らず、世界的な問題 日本語圏のコミュニティやSNSを見ていると、カスタマーハラスメントは日本で過渡的に生じている現象のように思えます。実際『カスタマーハラスメント』『customer harassment』でグーグル検索…

  • 唐突にラーメンの話をするだけの日記

    政治や社会の話ばかりをしていても重いので、唐突にラーメンの話をしましょう。 人によってはラーメンのほうが胃もたれするそうですが、それはさておきです。 若さは関係あるだろうか・・・あるかも ラーメンは結構好きです。 主食で一番好きなのは白米ですが麺類であればラーメンが一番好きかと思います。次点で蕎麦です。でもうどんやパスタも好きです。パンは普通。というか嫌いな食べ物は無いです、なんでも美味しく食べます。 とはいえ今回はラーメンの話をします。 そろそろ健康を真面目に考えなければならない歳ではありますが、まだ特に支障なく食べられるのでちょくちょくラーメン屋に行っています。どうやら歳を取るとヘヴィな食…

  • 英語を使えばブログが楽に書けるのではないか説

    語学を身につけるには才能と時間が必須だと思います。 I think learning a language requires both talent and time. そして私には語学センスが無い以上、必要なのは膨大な時間です Since I don't have a talent for languages, I need a significant amount of time to learn. とにかく日常の思考を英語で行う必要があります。 I need to think in English all the time in my daily life. さもなくば、私は英語を身につ…

  • 引越したばかりで思ったこと様々

    大したことのない感想集。 いよいよポイントを貯めるか いい歳をしてお金にだらしがないことを人様から窘めていただいたので、引越しをして生活習慣が一新されたこの機会にちょっとお金に関して見直そうかと思います。 どう見直せばいいのかは分からないので、お金に詳しい職場の人に頼ります。(だらしがない発想) いやあ、先日も「ポイ活」なるものを薦められたのですが、そもそもポイントカードなんてロクに持ったこともない、安売り情報は調べたことがない、とりあえずその場その場で現金払いをしている、そんな節約意識皆無の私にとって現代の仕組みは難しすぎます。電子決済方法は多種多様、それに付随するポイントサービスも各社様々…

  • 商品企画屋、ピカピカの一年生の記録

    今週の土日は旧居の大掃除です。 東京から戻るのは手間ではありますが、長らくお世話になりましたので出来る範囲で奇麗にしてから退去するために頑張るとします。 平日は新しい仕事を覚えるのに一杯一杯で。 休日は引越しや掃除でてんやわんやで。 今、たぶん結構そこそこに疲れているような気がします。 まあ嫌なことをやっているわけではないのでメンタル的には健全で、単純に身体と脳の疲労感が強めというだけです。大したことではありません。 とりあえず身体の疲労は寝て回復する以外はないので、脳が疲労している原因を考えてみましょう。 仕事が変われば大変なのは当たり前 なぜ脳が疲れているかと言えば、まずはとりあえず今年度…

  • 他者を説得したいのであれば、信念ではなく理念に基づくこと

    信念と理念はどちらも「あるべき姿を希求する考え」を示す似た言葉ですが、少しニュアンスが違います。 信念とは「正しいと信じる自分の考え」であり、理念とは「こうあるべきだという根本の考え」です。 言い換えれば、信念とは自らの心に基づいた感情的なものであり、理念とは原理原則に基づいた論理的なものです。 物事を成し遂げる上において信念と理念はいずれも必要不可欠なものですが、個人間のやり取りでも社会運動でも政治活動でも変わらず、他者を説得することを欲するのであれば信念ではなく理念に基づくことを推奨します。 共有の可否 これは比較的簡単な理屈で、”信”は他者と共有できず、対して”理”は他者と共有できるため…

  • 「ステージ」の概念を扱う時は気を付けて

    それは下手をすれば差別に繋がるから。 ステージの概念 “All the world's a stage, -And all the men and women merely players.” (この世はステージ(舞台)。 人はみな役者に過ぎない) とシェイクスピアが書いたように、ステージに例えて人生を分割する考え方は比較的一般的です。「ライフステージ」しかり、スピリチュアルな用語である「魂のステージ」しかり、和製英語としても頻繁に用いられています。 ステージは様々なニュアンスが内包されているものの、日本語にするのであれば「舞台」や「段階」と訳せるでしょう。 このような区分自体は自然な考え方で…

  • 有害な味方を排除することは倫理的に難しいため、看板を変えるしかない

    政治や社会問題を扱うクラスタでよく見かける現象の一つに「有害な味方」があるかと思います。 それは例えば、先鋭化した攻撃的な見解をSNSなどで各所にばらまいたり、集団にとって不適切な他者と関係性を持っていたり、集団の理念から逸れた自論をまるで総意であるかのように言い立てたりすることで余計な敵を増やしてしまう、そんな味方です。 あまり直接的な例示をして吊るし上げるのは好みではないので避けますが、まあありふれたパターンですので政治や社会問題に関心がある方であれば何らかの事例が想定できることかと思います。 有害な味方の対処方法 この手の有害な味方を避けることは不可能です。 人が集まれば必ず集団の平均的…

  • まだまだやることがある引越し

    荷物の移動は一通り終わりましたが、引越しはそれだけではありませんので月曜日は有給休暇を使って細かいことをやりました。 それで疲れたので、今日もまた日記です。手癖で記事を書くのは宜しくないとはいえ、思った以上に疲労困憊なので御容赦ください。 やることはたくさんある 5月13日の月曜日。 電気屋さんの冷蔵庫配送予定時間が10時から13時とやたら幅が広かったので、その前に急いで朝一から市役所と警察署に行って転入届やら印鑑登録やら免許証の住所変更やらを終わらせました。健康な独身男性会社員は何かしらの補助等は貰う立場ではありませんので、特に大した手続きはありません。 帰宅時間は10時ほぼピッタリ。平日で…

  • なんとか順調に引越し完了

    身体は元気なものの夜遅くまで忙しかったので、軽い気持ちで月曜の朝から日記を書いていきます。 引越し本番2日目 引越し業者は日曜日のお昼過ぎに訪れるとの連絡があったため、午前中は最後の荷造りをしていました。あまり早く梱包してしまっては困る食器や風呂用具などなど、当日と言えども梱包しなければならないものがまだまだ多数あります。 後の荷解き順番を考慮して、段ボールにはちゃんと「食器類」や「衣服」など何が入っているかを記載しました。 まあ一部濁して記述したせいで「布団」と書かれた段ボールが10箱中3箱になりましたが。そんなに布団ばかり持ってないです。 いや、その、なんというか、いい歳した大人の男の引越…

  • 初日の時点で腰がそろそろ限界感・・・

    わたわたしているので、軽い感じで日記を書いていきます。 さあ、引越しだ いよいよ引越し本番が始まりました。 今回の引越しでは新居への荷運びを土日の二日間かけて行う予定です。 さらに旧居の最終的なお片付けや掃除は翌週に分割しています。 よって個別の日程はそこまで大変ではありません。 ・・・などと油断していたせいか、初日からグロッキーです。 意外としんどい 今回は埼玉から東京への引越しなので比較的短距離の引越しとなります。県をまたぐとはいえ自家用車で一日中に行って帰ってこれる程度の距離です。 そのくらいの引越し距離であれば、お駄賃や食事や酒で釣って・・・と言うとアレですが、職場で親しくしている若い…

  • 他者の失敗やミスに不寛容な人は、怒りではなく恐怖が根底にあると思っている

    特に意味があるわけではない想像。 先日行ったチェーン店でのやり取り 店員「お会計600円となります!」 私「すみません、一万円札でお願いします」 店員「はい、10000円お預かりいたします!」 店員「9400円のお返しとなります!」 店員「申し訳ございませんが、大きいほう、全部千円札でよろしいでしょうか?」 私「はい、大丈夫です」 店員「ありがとうございます!」 店員「ご一緒にご確認お願いいたします!」 店員「1枚,2枚,3,4,5,6,7,8・・・8?」 店員「あれ、1枚足りないですね!」 私「そうですね」 愛想と元気があって宜しい。 こんな微笑ましい事例を導入として、ちょっと怒りの感情につ…

  • 日本で政治の話をするのであればアサーティブに

    日本で政治の話題が忌避されている理由の一つに「攻撃性」があります。 そんな攻撃性に関する私見を述べていきましょう。 日本では好まれていない 政治の分野では異なる政治信条を持つ人を悪し様に罵ったり誹謗中傷を投げつけるような行為が横行していますが、そもそもとして日本では攻撃的なアピールはあまり好まれない傾向があります。 それは例えば海外の広告と比較しても分かるかと思います。ちょうど最近もAppleが他社製品を破壊する攻撃的なCMを作ったことをSNSの日本語圏が批判しているようにです。まあ過去にもWindowsを小馬鹿にするようなCMを出していたことを知っている人からすればAppleが攻撃的な広告を…

  • 自らの体感覚を絶対視しないこと

    感覚ではなく数字を信じましょう。 空間識失調 空間識失調とは読んで字のごとく空間識を失調することです。とはいえ少しマニアックな言葉なので補足をしていきます。 "識"とは「知ること/考えること」であり、例えば意識であれば意を知ること、見識であれば見方を知ることを意味していると言えるでしょう。認識であれば物事をはっきりと見極めて知ることです。そして空間識とは空間を知ることを意味する言葉となります。 つまり自分が現在どのような姿勢でどこに立ちどこを向いてどう進んでいるか、そういった空間に関する認知が空間識で、それを損なった状態、単純に言えば平衡感覚を失った状態が空間識失調です。 空間識失調は主に航空…

  • インバウンドに頼るのではなく、インバウンド"でも"稼ぐことが必要

    インバウンド(外国人による訪日旅行)に関して、時々「衰退」や「途上国」といったワードと絡めてネガティブに用いている方をSNSなどで時々見かけます。 それに対する反論というほどではありませんが、観光収支に関連する数字を少し見ていきましょう。 観光の規模 こういった事柄については数字で見たほうが現状を把握しやすいものです。 今回は国連世界観光機関(UNWTO)がまとめているデータを見てみましょう。 UNWTOが公開している比較ソフトの最大比較数が5か国までだったため、G7から「日本」「アメリカ」「イギリス」「フランス」「ドイツ」を代表例として比較してみます。 まずは外国人観光客の訪問数の比較です。…

  • 水と油を混ぜ合わせる仕事

    本社に来てから、会議の回数がもの凄く増えました。 繰り返します。 本社に来てから、会議の回数がもの凄く増えました。 会議は嫌いです。 水と油 個人的に会議は価値を生み出さない、会議をしている間は仕事が進まないと思っているため、可能な限り圧縮・削減したいと考えています。 とはいえメーカーの本社は司令塔であり、実際に実務を行う現場部署とは違い仕事を依頼する側になりますので、各所へお伺いを立てるために形式的な会議が増えるのは止むを得ません。 規模の小さい集団であればいちいち会議などしなくても立ち話程度で物事を動かすことができますが、規模が大きくなり人間同士の物理的な距離が遠くなれば必然的に阿吽の呼吸…

  • 冷蔵庫と私(その2)

    いよいよゴールデンウィークに気紛れで始めた日記強化週間が終わります。5月7日からは仕事もブログも通常営業です。 気紛れというよりも出来心、もはや酔狂ではありましたが、フリーで気楽な文章を書き綴るのも悪くはない気分でした。 そんなわけで、最後の日記です。 「最後の日記」って、なんだか意味深に聞こえますね。 これが「最期の日記」だったら意味深ではなく実際に意味があるのでしょうが、今日はただのゴールデンウィーク最終日というだけです。 びっくりするほど楽なくらい、びっくりするほど空っぽ 引っ越しの荷造りで大変なことのうち、冷蔵庫の処理はそこそこ上位に入るかと思います。 なにせ移動のために電源を落とさな…

  • おバカであることを晒すための日記

    引っ越しに向けたお片付けはそこそこ順調なのですが、連休中は近場のゴミ処理施設もお休みなため不用品が部屋の一角を占めてしまっています。なんだか部屋が狭いです。来週はどこかで有給を取ってゴミ処理施設へ行かねば。ついでにまだ終わっていないお役所関連の処理もせねば。 そんな、引っ越し前の日常を語る、連休中の省エネ日記。 総務助かる 先日の総務部での会話。 私「あのー、今度引っ越しするんですけど、その辺りはどなたが担当でしょうか・・・?」 総務「あ、こっちこっち」 私「ああ、すみません。引っ越しする時の手続きなんですけど、どうすればいいですか?」 総務「この書類の、ここの部分を埋めてくれればいいよ」 私…

  • ゴールデンウィークなのに日記に書くことがない

    5月3日、ゴールデンウィーク7日目。 飛び石GWの後半初日です。 引っ越しのために家の片づけをして、疲れたら休んで、復活したら片づけをして、疲れたら休んでを繰り返していたら一日が終わっていました。物事の進捗という観点から見れば生産性の高い日ではありましたが、日記として書くような出来事は何もありません。なんとも侘しい休日です、こういう何も無い日も嫌いじゃないですけど。 今年のゴールデンウィークは残り数日もこんな感じで片付けと荷造りと掃除で終わる予定なので、書くことが無さすぎるため日記強化週間はそろそろ終わらせたほうがいいのかもしれません。 ウォークインしないウォークインクローゼット とりあえず、…

  • つまり、日記とはなんなのだろう

    気が付いたらいつものようにテーマを定めた記事を書いてしまっており、慌てて日記風記事を別に書き始めました。 そんなゴールデンウィーク6日目の5月2日。 私が勝手に日記強化週間だの言い張っているだけで、ここ数日の記事も別に日記ではないような気もしますが、そんな遥か昔の過去のことは忘れて未来を見つめましょう。 日記と言えば、ご飯の話 2日の出張を終えて、また本社への出勤です。 2日の出張と言っても自宅の近くだったので普通に家には帰りましたけども。 むしろ帰宅時間はいつもよりも早かったですけども。 一か月ぶりに事業所の空気を吸い、一か月ぶりに事業所の社員食堂で昼食を取って思ったことは、ご飯って大事なん…

  • 案の定、毎日英語に携わる日々

    日記とは一体なんなのか分からなくなってきたゴールデンウィーク、日記強化週間の5日目です。 オンライン会議の発展が恐ろしい 「今のうちから慣れておこう」 という上司の命令に従い、海外現地法人との打ち合わせにもちょこちょこ顔を出しています。当然私が苦手としている英語がベースです。 ・・・何に慣れればいいんだろう。 英語?海外部隊の仕事?それとも外国人とのコミュニケーションそのもの? 苦手であっても 先月に予想していた通り、以前の部署での仕事よりもグローバルな仕事が増えました。 あと、もの凄くグローバルな部署です。やっぱり会社は私のことを誤解しているようです。だから私はグローバルな人材じゃないと言っ…

  • 日を記するのが日記なのだ

    2024年4月30日。そう、ゴールデンウィーク4日目・・・ではなく、うちは飛び石GWなのでお仕事1日目です。 連休が途切れたのでもう日記を書くような流れではないかと思いますが、あえて日記を継続してみます。 いや、もう、なんと言いますか、なんだかんだ忙しくて疲労が溜まっており、あまり堅苦しいことを考えたくない、もう少し時空間のレンジを狭めて現在にフォーカスした思考をしたい、そんなマインドフルネス的な気持ちがあり、だからこそ日記を書きます。 「貧すれば鈍する」と言うように、今は時間貧乏なので小賢しげなことを考えられないほど脳が鈍っています。思考を止めたいのではなく、思考の方向性を変えたい気分と言え…

  • 引っ越しは楽しいけど大変、あるいは大変だけど楽しい

    ゴールデンウィーク3日目。 日記を書くセンスが無いことはすでにこの2日間で判明しましたが、今日も頑張って書いてみます。 運動不足 朝から爆裂に肩が痛い。 重量物を一度に運び過ぎたせいか見事に筋肉痛になった。腰の爆弾が爆裂していないことは不幸中の幸いだろう。 身体を労わるため、ゴールデンウィーク3日目の今日は重量物の移動よりもインフラ系や引っ越し業者などとの各種手続きを進めることとした。 大きい粗大ごみの廃棄は今週中に終えて来週は荷造りに集中する予定だが、まだ最後の重量物、エアロバイクが控えている。エアロバイクは日々使っているものではあるが引っ越し先の広さを考えると廃棄せざるを得ない。これをばら…

  • 今年のゴールデンウィークは肉体労働だ

    ゴールデンウィークは日記を書いてみるのも、悪くないかもしれない。 ゴールデンウィーク2日目もお片付け 廃棄を主目的として漫画や本を古本屋に持っていく。 書籍に関しては何年も前に会社の社員寮を出て以来ほぼ全て電子書籍へ移行している。電子化されていない専門書や古書だけは残してあるがそれ以外は徐々に電子版で再購入しているため、同じ本を二度買っていることになるがそれはやむを得ない。 引っ越しの度に床が抜けることを心配しながら何箱もの段ボールを運ぶことには嫌気が差した。それを避ける為ならば同じ本を二度買うくらいなんでもない。 よって紙の書籍はほとんど残っていないが、まだ僅かに残っていたので処分した。幸い…

  • ただの日記

    特別なことが無い日でも日記は書いていいと思う。 ゴールデンウィーク初日 午前中は引っ越しの準備を進め、ていたつもりだがあまり片付かなかった。気が付いたら椅子で寝てしまっていたので、恐らく疲労が蓄積されているのだろう。4月から通勤時間が大幅に伸びたことが恐らく原因だと思う。あとしばらくの辛抱とはいえ早々に引っ越しを済ませて通勤時間を改善したい。 午後は正式に賃貸契約を結ぶため東京へ赴いた。 なんとも気が重い。出掛けることや契約そのものではなく、もっとろくでもない理由で足が進まない。 ただただ、署名をすることが嫌だという、実にくだらない理由だ。 両親の献身的な教育にも関わらず私は字がとてもヘタであ…

  • 感情をベクトルとして捉える

    常に役立つ訳では無いし誰にでも有効な訳では無いが、あるとお得な考え方。 物理の話 前段として、スカラーとベクトルについてまずは話しましょう。 と言っても理解するために可換体やらテンソルやらの専門用語が必要となる厳密な意味ではなく、もっとシンプルな高校物理でやる範囲の話です。 大雑把に言えば、スカラーとは数で、ベクトルとは矢印です。温度やエネルギーなどの大きさを表す数字がスカラーで、そのスカラーがどちらを向いているかの方向性の情報をプラスしたものがベクトルです。 例えば誰かが走っているとして、その人の質量や速度、運動エネルギーなどはスカラーです。それらに対してスカラー量がどっちの方向に向かってい…

  • 技術屋は勉強しないとダメだ

    私は「社会人に勉強が必要か」については人それぞれ異なるとした立場を取ってはいますが、技術職については勉強を推奨しています。 雇用契約上「能率的な職務遂行」が求められる人、医者や弁護士、エンジニアのような専門職や総合職の人々からすれば自主的な学びはある程度の範囲で否応なしに必要なものです。それが契約の範囲である以上、非能率的な業務をしていては解雇理由になり得ますし、職務の遂行能力が査定や評価に反映されることから自ら学ぶことにはインセンティブが存在しています。 やはり技術屋は勉強をしてもらわないと困ります。 少なくとも製造業の技術職であればお勉強は必須です。 なにせメーカーにとって「技術力」は生命…

  • ブログ開設から3周年となりました

    うっかり忘れそうになっていましたが、2021年4月24日にこのブログを始めましたので、昨日、ブログを始めてから3年が経ちました。 ・・・つまり、うっかり忘れていました。3周年ぴったりは今日じゃありません、昨日言及すべきでした。 今月は仕事の異動やら引っ越しの手続きやらで色々と忙しかったので仕方がないです、はい。誰に何の言い訳をしているんだか分からないですが。 まあそれはさておき3周年です。 実感としては、長いような、長くないような、微妙な長さです。 3年間毎日更新をしてきたので約1100記事くらいを投稿したことになります。 実感としては、多いような、そうでもないような、微妙な量です。 何はとも…

  • もう少しで断捨離に近づける気がする(するだけ)

    5月に引越しをする予定です。 時が経つのはあっという間なので、来月だと油断している場合ではありません。ただでさえ長時間通勤で平日には時間を作れないのだから今から計画的に片付けをする必要があります。 引越しの準備は順調、という程でもありませんが、一応手続き関連は順調です。家と車は一通り目処が立ちました。後は荷造りと荷運び、その他お役所関係の雑務だけです。 片付けの進捗は・・・微妙な感じです。 まだまだ捨てるものが多くありそうです。 新しい住家は家賃の額を変えない条件で探したため、必然的に埼玉よりも東京の方が部屋面積が狭くなることから荷物も減らさねばなりません。 モノへの執着を断つ、まさしく断捨離…

  • 経営者目線を持った方がお得

    「経営者目線」は若者に嫌われている言葉の中でもそこそこ上位に入るかと思います。 実際、雇われている人は経営者と同じだけの報酬を貰っていないのですから経営者と同じだけの仕事のレベルを求められたとしても負担ですし、実際に求めてくる組織は問題です。 そもそも被雇用者は会社運営全般に対する権限も責任も無く、ライン工が経理知識を持っていても活用し難いですし、受付担当に財務情報を詰め込んでもあまり有益ではないでしょう。 ですので、よく分からない要求だと若者が嫌うのも当然かと思います。 ただ、経営者目線を毛嫌いして極端に遠ざけると時に損をしかねないと考えます。 なにも意識が高いことを言いたいのではなく、むし…

  • 民主主義の強み/弱みは「話し合いが続くこと」

    民主集中制・民主主義的中央集権主義・Democratic centralism。 呼び名は様々ですが、これは共産主義政党や社会主義国家の組織原理の一つであり、組織の下部構成員が上級機関や指導者の決定に無条件で従う行動規範のことを指します。 もう少し噛み砕いて言えば「上意下達」です。投票等の政治プロセスによって得られた意志決定が全てのメンバーを拘束することを意味します。 投票や話し合いなどを経由している以上、民主集中制による意思決定は表面的には民主的なはずです。 ただ、どうにもこれが民主的だとは腑に落ちなかったため、民主的とは具体的にどのような状態かについて言語化してみたいと思います。 時間の概…

  • たとえAIに取って代わられるとしても

    今を努力しない理由にはならないだろう。 視点の高低は価値の高低ではない たまには真面目風で前向き風な話をしてみましょう。 まず、長い目で見れば人は必ず死にます。 これは自然の摂理です。 では人はいずれ死ぬのだから何かを成し遂げたり築き上げたりする行動や今日のご飯を食べることですら無駄かと言えば、それはどの視点で見るかによって変わります。 高い視点、それこそ地球や世界の視点から見れば無駄です。高い視点から見れば一人の人間なんてちっぽけなものであり、その人がどんな人生を歩むとも歩まずとも大した影響はありません。 しかし私たちは地球でも世界でもありません。ただの一人の人間です。 よってそのような高い…

  • 小さな日々で思っていること

    近況報告、とは少し違うような気がする。 電車で席を譲らない理由 この話をブログでしたか定かでは無いのですが、私は電車で席を譲らないタイプの人間です。 電車で席を譲るのって、少しややこしいじゃないですか。席を譲られたら喜ぶ方もいる一方でプライドが傷付く方もいますし、気が引ける人も申し訳ない気持ちになる人もいます。その心中を外から見て察することはできず、しかし相手に心理的負担を与えることは好みではありません。 ですので、そもそも私は電車で座りません。 座席の優先順位で言えば最下位である健康な成人男性ですので立っていてもおかしくないですし、端から座らなければ譲る際の手間や葛藤を省略できる、電車の座席…

  • availabilityを重視した幸福論

    幸福(Happiness)は意外と難しい概念です。喜びや楽しさに類する瞬間的な感情を指す場合もあれば、もっとレンジの広い生活満足度を意味することもあります。 幸福を定義して定量的に測定するため、様々な尺度が開発されている程度に「幸福」は人々の関心を惹く言葉ですが、何を幸福と感じるかは実際のところ人それぞれです。それは単純に幸福を生み出す要因が無数にあるためだと言えます。 遺伝や性別のような生物学的要因、年齢や健康のような個人的要因、家族や知人のような人間関係要因、教育や職場のような制度的要因、犯罪や経済のような社会的要因、自然や汚染のような環境的要因、宗教や思想のような文化的要因、その他さまざ…

  • 評価は他者がするものであり、しかしてそれは

    今回は「評価は他者がするもの」をテーマに、考えをつらつらと書いていきます。 それは動かせない 仕事や人間関係、学問や芸術など多くの事柄において、評価は他者がするものです。 これがこの世の真理とまで大仰なことは言いませんが、決して変えることができない事実の一つだと言えます。 どれだけ自分なりに頑張ったとしても評価する人が見ていなければ努力は評価されませんし、結果が伴っていなければやはり評価はされません。評価は採点をする人の感情的な好き嫌いすら影響します。 自らが望む通りに他者から評価されるべきだと考えることは、残念ながら幻想に等しいものです。 これは誰しも同じです。 他者だけではなく誰しもが同じ…

  • 半月で堕ちた:(元)現金至上主義者の戯言

    クレジットカードや電子マネーなんて使えない店もあるし、いくら使ったか把握するのも面倒!現金なら財布に入っている分しか使えないから管理しやすいし使い過ぎることも無い!だから現金がいい!現金最高! ・・・とまで熱烈ではありませんが、私は基本的に現金至上主義者でした。 なにせ私はお金の管理があまりにも下手で、「宵越しの銭は持たねえ」「吝嗇でありたくない」「気前は良いほうがかっこいい」とばかりにお金が財布に入っていればパッパと全部使い果たしてしまい、人に金を出すことをさっぱり気にしない質のしょうもない人間です。 ちなみにこの辺りの心持ちはちょっと説明が難しいところがあります。 私は他者にケチだと思われ…

  • 主張では「どうしたいか」だけでなく「どうすべきか」も必要

    先週の日曜日は引っ越す街を見極めるためにいくつかの駅を出てうろついたり不動産賃貸仲介業者に物件の紹介を受けたりなどをして過ごしました。 ケータイの充電が切れそうだったので夕方頃に住処の駅に帰ってきたところ、いつものように政治団体が演説をしているところへ出くわしました。 この駅では様々な政治団体が何らかの政治主張をしている光景をよく見かけます。今回は黒い街宣車に「憂国」と書いてあるコテコテの右翼団体です。 マイクの調整が下手なのかあるいは弁舌家の滑舌が悪いのか何を語っているかはほとんど聞き取れなかったのですが、バス停へ向かう途中にビラ配りをしていたオジサンがビラを渡してきたので受け取って見ること…

  • ひとつの記事にするほどでもない思い付きトーク

    変わりつつあるライフスタイルの過渡期の記録。 ・・・とまでは言えない、ただのふと思ったことメモ。 油断大敵 道路事情に左右されるため仕方がないことですが、通勤で乗るようになったバスが大体数分は遅れて来ることに慣れつつあり、バス停で待つのも面倒なので家を出る時間がバスの遅れを前提とした時間になりつつあります。 いつか定刻通りにバスが来た時に乗り遅れるだろうなという予感。 予知能力など無くとも分かる必然の未来。 そろそろ気を引き締めねばなりません。油断とは実に分かりやすく素晴らしい言葉です。私も油を断って灯を消してしまわぬよう戒めねば。 そもそも安定状態とは定常性を維持するための何らかの制御が働い…

  • 故きを温ねて新しきを知る

    ■勝って兜の緒を締めよ ■好きこそ物の上手なれ ■人事を尽くして天命を待つ ここ最近投稿した記事で、締めの文章に出てきた成句です。当ブログではこの手の成句、ことわざ、昔からの言い伝えや格言を時々ちょこちょこと使っています。 なにせ私の文章は極めて冗長な傾向があり、「長々と語ってるけど、まあこれはつまり、一言で言えばこういうことだよな」と記事を書き綴る途中に自分で思い至ることが多々あるため、一言で要約できる言葉を思い付いた時は記事のどこかに載せています。 温故知新 この手の成句、ことわざ、昔からの言い伝えや格言には深い含蓄があります。 古くから語り継がれている言葉とは大抵の場合で物事の本質を的確…

  • 「心地よい失敗経験」によって諦観へと近づくことの推奨

    私の口癖の一つに「仕方がない」があります。 この「仕方がない」が含意する諦観について、少し述べていきましょう。 「諦め」と「諦観」の違い 諦観とは「諦め」とは異なる概念です。 諦めは望みが実現できないことへの絶望や断念といったネガティブな感情を伴う行動であるのに対して、諦観は物事の本質を見て取ることを意味します。 例えとして、出先で急に予定外の雨が降ったことを考えてみましょう。 その際の諦めとは、たとえやむを得ないとしても服が濡れることへの嫌悪や予定通りに物事が進まないことへの怒りのように負の感情を伴って現れます。 対して諦観は、雨が降ることはただの自然現象だと悟ることです。そこにはネガティブ…

  • 得意だから楽、不得意だから苦、では勿体ない

    日常とはつまり「常日頃」のことであり、生活スタイルが変わったばかりの今の日々はまだ日常ではないのではないかと思ったりする、そんな日常。 本社は怖いところかもしれない 職場ではよく知らない人でも会話できるタイミングがあれば「まあ同じ会社の人だし少なくとも敵ではないだろう」くらいの気持ちで気軽に話しかける、私はそんなタイプの人間です。 もっと歳を取ったら若者に煙たがれるタイプのオジサンになりそうな気がします。 それはさておき、最近は引っ越しの相談がてら本社にいるあっちゃこっちゃの人と話していました。知らないオジサンばかりですので引っ越し話はちょうどいい会話のフックになっています。 先日もどこかで見…

  • 在宅勤務、その手があったか

    事業所勤務時代にはもはや誰の口にも上らなくなっていた在宅勤務なるワード。 それが本社に転勤してからは毎日のように耳に入ります。 むしろ通勤時間の長さへの配慮で上司から在宅勤務の推奨を受けるほどです。 なるほど、その手があったか。 工場で働く人間は在宅勤務など無理 コロナ禍以降、在宅勤務やリモートワークの良し悪しについては各所で散々語られましたので私が新たに語るようなことは特にありません。 何はともあれ絶対的な良し悪しの判定を下す必要などなく、向いている仕事と向いていない仕事、そして向いている人と向いていない人がいるだけの話だと思っています。 私が勤めているようなメーカーは在宅勤務が向いていない…

  • 新しい仕事に脳の大部分を割いている

    「仕事とは真剣に取り組めば取り組むだけ早く熟達できて後々に余裕を作れるものだ」とした個人的な信念に基づき、4月からの新しい部署では不真面目なくせに生真面目に全力を尽くしています。 私は「怠惰を求めて勤勉に行き着く」を地で行うタイプの人間です。 ただ、そのせいでしばらくは仕事以外の思考力が著しく低下する予定です。 覚えることが多いよー。 そんなわけで気分転換に雑談的な話をしましょうそうしましょう。 不真面目で生真面目 私は不真面目で生真面目な人間です。 自分で言うのもなんですが、根っこの部分は物凄く真面目です。なんだかんだフリーダムなことを口にはするものの物事の決まりやルールは遵守しますし、倫理…

  • 「敗者は勝者に従う」発想の功罪

    先の戦争における「太平洋戦争」と「大東亜戦争」の呼称について少しネット上で話題になっているようです。 私はそもそも「大東亜戦争」の呼称を積極的には使わないので論争自体にはそこまで興味がないのですが、言葉の制限や制約は戦時中の「敵性語」と同じメンタリティを感じるため、そういった仕草はあまり好みではありません。 とはいえそれを好む人もいますのでそこは是々非々だと考えます。 他者の感情的な側面を慮ることはあって然るべきですし、それは双方向性を持つものです。使いたい人が使いたくない人に強いたり、あるいは使いたくない人が使いたい人に強いるから揉め事になるのであって、使いたい人は使えばよく、使いたくない人…

  • 時間を効率的に使う意識は何事にも役立つ

    当たり前のことなのですが、今月から通勤時間が往復20分から往復3時間に伸びたので一日の可処分時間がそこそこ削られた感覚です。 一応、車から電車への変化であり車の運転中にはできなかったことが電車ではできるので可処分時間の純減ではありません。 とはいえ電車内でできることは限られていますので自由度の減少ではあります。 まあ、せっかくなので通勤時間は英語の勉強にでも費やします。 遊べる環境にいると遊ばずにはいられない性格ですので、勉強くらいしかやることのない電車通勤は勉強に集中する良い機会だと思うことにしましょう。 それで先日も降りる駅を間違えたわけですが。 私は意外と集中力が高い人間です。視野が狭い…

  • 「考える力」を育むだけでなく、「より良い答えを見つける力」も育む必要がある

    実のところ、学校の勉強方法はとても合理的です。 傾倒学習と問題解決学習 暗記よりも考える力そのものを育むことの重要性は各所で語られています。 実際、現実は答えが無いことのほうが多いので、そのような問題に対しても立ち向かえるよう考える力を育むことは正しい発想だと言えるでしょう。 学習には大きく分けて系統学習と問題解決学習があります。 前者は教科書等を用いて体系的に知識を詰め込んでいく受動的な学習方法で、後者は答えのない問題へと取り組む能動的な学習方法です。 大雑把に言えば、「空はどのような理由で青いか」と順を追って教えていくことが系統学習、「空はなぜ青いのか」と考えさせることが問題解決学習です。…

  • 自分の人生を生きることとは、他人の人生を蔑ろにすることではない

    似ているようで、まったく異なること。 自分の人生を生きること どれだけ他者の手助けがあろうとも自らの人生に対して責任を負っているのは唯一己自身のみであり、他者は責任の主体者足り得ません。 責任とは結果に対処する義務であり、決定も、判断も、他者に委ねることはできますが、その委ねた結果に対する責任はやはり自らのものです。 そして自らの責任を取れない人が社会に対する責任を負えるはずもなく、大人はまずもって社会に対する責任ではなく自らに対する責任を果たす必要があります。 率直に言えば、大人とは自らに対する責任を取れる人を意味します。 よって自分の人生を生きることは誰にとっても最上位の目的にあるべきです…

  • ついにサラリーマンになったような気がしている

    さすがに疲労気味なので、まったり雑談を。 なんだかサラリーマンになった気がする スーツを着て鞄を持って電車に乗って出社して首から社員証をぶら下げていると、なんだかサラリーマンになったような気がします。 ・・・と言うと、誰に言っても「お前は元々サラリーマンだ」と突っ込まれます。 いや、これは実態の話ではなく気分的な違いなのです。サラリーマンとはこういうものだというステレオタイプ的存在になったというか、そんな感じの話です。 雑なたとえ話をしましょう。 世の中には様々なヒーロー像が存在しています。 とはいえやはりマフラーを付けていると仮面ライダーやサイボーグ009のようなヒーローっぽい感じがするじゃ…

  • 物理的な経験は共感を生み出す

    新しい職場では、事務方を除けば最年少になりました。 この歳で最年少になれるのは実に良い経験だと考えます。人間、どうしても下が増えてくると増上慢になりがちなものですので、立場が変わって新米の気持ちを思い出すことは効果的です。 今は心機一転、仕事へのモチベーションがかなり高くなっています。 無理を言われるとムキになるタイプ なにより新しい職場では要求が高いことが面白いです。 この職場に異動してくる人は他所で管理職を経験してきたベテランも多く、適当に仕事を振ってもこなせる程度の能力を持っていることが最低限求められます。指示をしなければ動けないノービスはいません。手取り足取り教育をした上であれをやれこ…

  • 同族企業に関する善し悪し

    インターネットの一部で蛇蝎のごとく嫌われている同族企業(家族経営、ファミリービジネス)について、少し自論を語っていきます。 悪いことばかりではない 初春になるとSNS上で新社会人や就活生に向けた先達の様々なアドバイスが溢れかえります。役に立つものも極端なものも様々ではありますが、まあ概ね善意に基づいた提言ですので無下にすることもないでしょう。 その中の一つに「同族企業は避けるべき」とした提言を時々見受けますので、それについて述べていきます。 まず第一に、同族企業は極めて一般的な形態です。 日本は同族企業の比率が高いと言われており、企業全体の9割、上場企業に絞っても5割は同族企業です。とはいえイ…

  • 新しいことはいつでも不安で、楽しい

    遅刻は常に許されないとはいえ、初日からではあまりにも印象が悪くなり過ぎる。ただでさえ慣れない道を移動せねばならないのだから、時間、そして心に余裕を持っておきたい。 そんな心境から、4月1日の朝はいつもよりも少しだけ早く起床した。 元々目覚まし時計に頼る睡眠サイクルではないので、すでに目を覚ましていた私はいつも通りアラーム直後にスマートフォンをタップして大人しくさせる。 アラームの時間設定を変更したのは何年ぶりだろうか。 アラームは私にとって起床のための道具ではなく、浴室に向かう合図に近い。アラームを止めたらそのままのそりと布団から転がり出てシャワーを浴びることで、身体よりもよほど寝坊助な脳の目…

  • 意外と面倒な用語「ヒートポンプ」

    どうにもニュース等で用いられる際に混乱のある用語「ヒートポンプ」に関して、解説を試みます。 世界情勢 昨今、欧米ではヒートポンプ(heat pumps)が話題です。 欧米では主に化石燃料等を用いるボイラーが家屋の暖房を担ってきたのですが、近年はCO2排出量削減のために電気で暖房ができるヒートポンプでの暖房へ徐々に置き換えが進められています。 たくさんの補助金が出て各国で推し進められてきたものの、ここ数年は戦争の影響による電気代の高騰もあり、なかなか進捗は芳しくない状況です。 例として海外の報道のリンクを2つほど貼ってみます。 【(アメリカ) ヒートポンプはアジアではすでにどこにでもある。アメリ…

  • 物事の比較における主観的評価の課題

    世の中には様々な事柄について国際的な比較分析がなされています。例えば、農業・経済・文化・教育・環境・安全・健康・産業・政治・技術・軍事・スポーツ、などなどです。 国際比較は意外と奥が深く、各国が統計を取っているような定量情報であれば比較的容易ではありますが、データの収集が難しかったり主観的な側面が含まれている場合はより難しくなります。 何を測定するかによって異なる難易度 例えばアルコールを例にして考えてみましょう。 『アルコールの消費量』を比較することは容易です。例えば日本であれば国税庁が酒類に関する定量データを公開しているように、酒類は各国の公的機関が観測している定量データがありますので、そ…

  • 若者が海外へ働きに行くことへの認識の違い

    どうにも、恐らく世代によって認識が異なる話。 国際移住や海外での労働に対する価値観 ここ1年ほど海外へ働きに出掛ける若者が利用する制度であるワーキングホリデーのニュースが多くなったように感じます。 まあコロナ禍による渡航制限が緩和されたこともあり伸び率としては高くなっていて話題性はあるのでしょう。 ただ、それを「出稼ぎ労働」「日本は途上国になった」といったような、どうにも海外に出ていったり海外で働くことに対するネガティブなイメージを持って評する論調が一部で見受けられるような気がします。 これは世代的な認識の違いが大きく影響していそうです。 今どきの若者は一所懸命に一つ所で頑張り続けることを美徳…

  • 職場での日々、それは大体こんな感じです

    最近は日記的な緩い記事を多めに投稿していますが、裏では堅苦しいテーマの記事も書いています。 ただ、なんとなく重い記事を投稿したい気分にならないので、今日も緩い日記を書いていきましょう。この心情はきっと日常の急激な変化に適応するための心理的な緩和機構です。 ワタワタしているときこそ、まったりとした心持ちを。 乗り気じゃない 私「なんか、年度末で異動直前なのに算数の依頼がきちゃった、ちょっと面倒な流量計算」 同僚「そりゃ大変だな」 私「もう気分的にはラーメン屋なんだけど」 同僚「は?」 私「閉店直前、客も捌けて今夜はもう来ないだろう夜、ちょっと早いけど店仕舞いするかとアルバイトに椅子や調味料の片付…

  • 異動に際して、せっかくだから溝浚いもしておこう

    いよいよ3月も終わりが近づき、気候も仕事も寒暖差の目立つ季節となりました。 この時期の技術屋は、年度内の案件さえちゃんと片付いていれば比較的まったりできる暖かい時期です。 対して最後の最後まで数字や施行の帳尻を合わせなければいけない忙しい人も居るため、職場の温度差はまさに三寒四温です。 ・・・上手いことを言ったつもりで言えていません。 もちろん私はまったりしている場合ではなく、異動に備えて業務の引継ぎやデスクの片付けをしなければいけないのですが。 異動に際しては「ええい、後のことなど知らん!」とほっぽり出す人もいらっしゃるとは思いますが、個人的に立つ鳥としては跡を濁さないほうが気分が良いと言い…

  • 自然エネルギーの反対は、不自然エネルギー?

    小人閑居して不善を為す。 或いは下手の考え休むに似たり。 不自然エネルギー 最近、ニュースで「自然エネルギー」なる単語を見かけました。 ふと思ったのですが、自然エネルギーではないエネルギーってなんでしょうね? 自然エネルギーの厳密な定義は無いはずですが、大まかに言えば太陽光や地熱、風力や水力など自然現象から得られるエネルギーを指して自然エネルギーと呼ばれているようです。またバイオマスエネルギーは大枠の「再生可能エネルギー」には含まれますが「自然エネルギー」のカテゴリには含まれないことが一般的です。 とはいえバイオマスエネルギーだって動植物などの生物由来であり、光合成や発酵や燃焼なども自然の法則…

  • 技術者にとって本社への転勤は栄転か否か

    技術者にとって本社への転勤は栄転か否か。 それは人によって異なります。(万能な答え) 技術者のキャリアパス 機械エンジニアのキャリアパスについては説明が長くなるので綺麗に纏まった資料が無いものかと探してみたのですが、「エンジニア キャリアパス」で調べてみても「ITエンジニア」の情報しか出てきませんでした。インターネットの悪いところです、まったくもう。 そんなわけで、機械エンジニアのキャリアパスについてゆるい感じで話していきましょう。 機械系技術者の多くは企業へ所属して現場の部署に配属されます。 行先は研究開発部署であったり実際の製品設計部署であったり保守メンテ部署であったりと様々ではありますが…

  • ネクタイをロクに結べない社会人なんているわけないだろ・・・?

    いるさ、ここにな! ・・・そんな、恥ずかしい話をしましょう。 まあ、普通にいる、よね・・・? 社会人のステレオタイプと言えば、スーツをピシッと決めてビジネスバッグをバシッと持ってシャシャッと小走りに進む都会のビジネスパーソンを誰しもイメージしがちなものです。 もちろんステレオタイプになるだけあってそういった人々はかなりの比率でいるものの、そうではない社会人もたくさんいます。 例えば私が勤めるような製造業のメーカーの話をしましょう。 本社機能や営業機能は都会に置くことが多くそこで働く人もピッシリした感じの人ばかりですが、都会から離れた場所にある生産拠点や事業所ではスーツを着ている人なんてほとんど…

  • 人種と民族の違いから民族自決権の意味を考える

    ふと思ったことをまとめていきます。 本日のテーマは『民族自決』です。 ・・・重いテーマだこと。 翻訳の難しい言葉 民族自決は存外に難しい、字面通りには捉え難い概念です。 そのまま読めば「各民族」が「自己決定」を行うことを是とする言葉なのですが、そもそも「民族」や「自己決定」の範囲が不明瞭です。 まず、民族自決権は国際社会の基本原則の一つであり、国連憲章にも記述されています。また民族自決権は人権(Human rights)の一つでもあり、英語ではSelf-determination(自己決定権)となります。 ここがややこしいところで、英語のSelf-determinationには”民族”の表記が…

  • これからなんと名乗っていこう?

    ふと、気付いてしまいました。 私は今までこのブログで場末の技術屋を自称していましたが、人事異動と転勤によって現場の技術者でなくなる私は、これからなんと名乗っていけばいいのでしょう? 機械設計の流れと役割 前提情報として、製造業のうち機械設計を行う会社が製品を設計する主な流れと役割をまとめてみましょう。 (上流) 【企画】:市場情報を基に、新しい製品の立案を行う 【研究】:新技術の開発や新技術を取り入れる下地を作る 【開発】:企画と研究の情報を基に、新製品の構想設計を行う 【設計】:開発の設計を基に、量産に適した詳細設計を行う 【工程】:設計された製品を量産する製造工程・設備を設計する (下流)…

  • ブログに関する非業務連絡

    ブログに関するあれやこれやの雑談です。 今後の更新頻度はどうなるやら 4月から仕事の場所も内容も大きく変わり忙しくなることが予測されるため、特に意味もなく続けているブログの毎日更新が途絶える懸念があります。 いえ、まあ、特に何の意味もなく趣味的に続けているだけですので途絶えたって別に構いやしないのですが。 しかし逆に言えば趣味だからこそ得られる享楽が日常から損なわれる状況に陥りかねないわけで、それはそれでメンタルには宜しくないことです。何より毎日ブログを書いていることは健康な日々を過ごせていることの証明でもあり、ブログにとっては意味がありませんが私の健全性にとっては意味があることかもしれません…

  • 感謝をするから喜びが生まれる

    ここ数日ほど『感謝の要不要』についてネットの一部で騒がれていたのを見かけましたので、感謝の考え方に関する凄くふわふわした個人的見解を語ってみましょう。 通常、感謝は何かしらの喜びをもらった時にするものです。 例えばプレゼントをもらったり、親切な対応をしてもらったり、困りごとを助けてもらったりしたときは感謝の言葉を述べることが適切でしょう。 しかしながら、喜びをもらったから感謝をするのではなく、感謝をするから喜びが生まれる。そういった側面もあるのではないかと思っています。 なんとも、実にふわふわした話です。 感謝の是非に関する自論 私自身は飲食店やコンビニでもお礼の言葉を述べるタイプの人間ではあ…

  • 愛車とお別れしなければならない時が来たようだ

    私「車が好きなんですよ、まあ車というよりは運転のほうですけど」 同僚「そっか」 私「ああ、でも今の車には愛着があります。結構長く乗ってますからね」 同僚「そっか」 私「東京に引っ越した場合、車の所有は厳しいですかね?」 同僚「駐車場に今いくら払ってる?」 私「うちはなんと駐車場代が家賃に込みの物件です。内訳的にはたぶん5000円くらいですね」 同僚「そっか」 同僚「もちろん場所によるけど、2万円以上かかるよ」 私「あ、はい。諦めます」 都会は土地の金銭感覚がちげえや。 愛車との思い出 我が愛車、HONDA VEZEL(ヴェゼル)。 初めて買った車は父の教えに従い「排気量の小さい」車であるHON…

  • 技術伝承を軽んじる組織は必然的に滅びる

    もはやただの愚痴。 先日の会話 私「来年度以降、私の業務は誰に引き継げばいいですか?」 上司「残念ながらまだ決まっていない」 私「まだ決まってないんですか。引き継ぐ時間はもうあまり無いのですが」 上司「たとえ決まっても向こうは向こうで引継ぎがあるだろうから、ほとんど引き継ぐ時間は無いと思ったほうがいい」 私「困った話ですね」 上司「仕方がない」 私「目先のタスクよりも技術的な知見を引き継ぎたいので、時間が欲しいのですが」 上司「やむを得ないが、知見に関しては後継者に自ら考えさせて学んでいってもらうしかない」 車輪の再発明なんて馬鹿馬鹿しい 先達と同じ地平に辿り着くまで、後継者が一から勉強して進…

  • 算数で考える『排除の論理』の非合理性

    『排除の論理』は明確な定義のある表現ではありませんが、意見が合わない人を集団から排除したり、異なる意見を持つ人を認めずに争ったり、意見の違いを発端として集団を分裂させたりすることなどを意味する言葉です。 『排除の論理』を用いる人は政治的な立場に関わらず存在しています。外国人を追放せよと叫ぶ右派団体も、政治思想の違いで分裂する左派団体も、根底は同じです。 たとえ集団の人数が少なくなろうとも構成員を純化することがより良い結果をもたらすと信じている『排除の論理』は、それはそれで一つの理屈ではあります。数の論理が必ずしも勝るとは限りませんので、少数精鋭が適した場合もあるでしょう。 ただ少なくとも『排除…

  • 電車通勤へのしようもない覚悟

    ここ数日、通勤のことばっかり考えている。 これは・・・恋? この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ 完全なる雑談をしましょう。 私は電車での移動があまり得意ではありません。 酔いや乗り心地ではなく、単純に人が多い空間が苦手だからです。私は田舎で伸び伸びと育ってきたためパーソナルスペースが広いタイプの人間であり、人が近距離にたくさん居るととてもソワソワしてしまいます。 電車自体が嫌いなわけではなく、田舎の路線で2両編成に各車一人ずつしか乗っていない、そんな牧歌的な状況はむしろ好きです。「2両編成なんて贅沢だな」「1時間毎に電車が来るなんて頻繁だな」「ボタンを押さなくても勝手にドアが開くのか」と思う…

  • 誕生日、それは思い出話を記事にする日

    3月16日、今日は私の誕生日です。わーい。 この書き出しも3回目です。芸が無いですね。 でも、ブログをやっているおかげで今年は誕生日を思い出すことができました。忘れん坊とブログはとても相性が良いようです。 少しだけ振り返ってみる ブログは4月に始めたので、来月にはこのブログもいつの間にかの3周年です。 さすがに3年ともなると、よくもまあ飽きもせず毎日雑文を投稿できているものだと自分自身に少し感心します。少なめに見積もっても200万字以上、文庫本換算で20冊オーバーですので、案外馬鹿にできない文章量です。統一性もなくバラバラに好き勝手書いているだけですので合計量に意味があるわけではありませんが。…

  • 絶対的な信念に対する不信感

    絶対的な信念やドグマを抱いている人と話す度に思うこと。 穏健派の言い分 当ブログではドラスティックでラディカルな行動に対して批判的な記事を度々書いてきています。私は過激な行動を良しとはあまり考えません。基本的には穏健なほうが望ましいと思っています。 私個人の信念を再度整理してみましょう。 まず、物事をより良くするためには現状を変える以外になく、そのため変革にはまったくもって全面的に同意しています。改修の行われないシステムは停滞であり、停滞とは相対的には後退に他ならないものです。 ただし変革を急進的に行うことに対しては批判的です。私は穏健かつ堅実に進めることを是と考えます。 私は一点の曇りもない…

  • 現実投擲(逃避よりも悪質):ライフスタイルが変わりそうな気配

    ちょっとストレスが溜まっているのか、思考が尖り気味です。どうにもここ最近の記事の内容が重いというか選ぶテーマが固いというか、そんな雰囲気が滲み出てしまっています。下書きに保存してある記事もやけに攻撃的な気配を醸し出しているような、そんな感じです。 急な話題転換ですが、仕事の余裕度とストレスは、難易度よりも納期に概ね依存すると考えています。100の難しさの仕事を100の時間掛けてやるよりも、10の難しさの仕事を5の時間で終わらせるほうがストレスです。 つまり、期日直前まで放置されていた仕事の尻拭いは、しんどいものです。 せめて、せめてもっと早くヘルプの声を上げてくれればいいものを。 ここらで少し…

  • ロシアが恵んでくれる自由はどの程度か

    昨日の記事の続き。 ヘヴィなテーマではありますが、権威主義国家の国民が得られる自由に関して語っていきましょう。 「自由」の測定 各国の自由を測定している団体や指標は様々ありますが、その中でも代表的な指標として国際NGO団体フリーダム・ハウスが毎年公表しているFreedom in the Wolrdがあります。 この指標では各国の『政治的権利』と『市民の自由』を100点満点のスコアで測定しており、当ブログでも2022年と2023年の日本のスコア・評価を記事にしています。 2024年のスコアもすでに発表されており、日本は例年と変わらず96/100点です。 さて、昨今ではロシアによるウクライナ侵攻が…

  • 日本が中露の権威主義陣営に寝返った場合の想定

    若者「アメリカはもう沈みゆく国です。欧州だって不調です。日本は西側陣営から抜けて、中国やロシア側の陣営に加入したほうがいいんじゃないでしょうか」 私「うーん、またヘヴィな話題を。とりあえず自由主義を愛する私としては権威主義に与するのは好みじゃないかなー。あと、こればかりは美学に属する考えだけど、外様になるのはちょっと。負けそうだから勝てそうなほうに付くよりも、負けないように努力するほうが好みだね」 「日本は自由主義陣営を抜けて中露の権威主義陣営に加わるべきだ」 このような言説は今回話した若者に限ったものではなく、時々ですがSNSやメディア等でも見かけます。 まあそれはそれで一つの選択肢としてア…

  • 技術職のプレイングマネージャーが生み出す機能不全と士気低下

    少子高齢化の進展に伴い労働人口が徐々に減っている社会を背景に、一部の組織やチームには役職として明記されて、乃至はなし崩し的にプレイングマネージャーが存在しています。 プレイングマネージャーとは現場で実務を行う「プレイヤー」と管理職である「マネージャー」を兼任する人です。一人二役を期待されており、労働人口が低減しつつある組織のニーズに適合したポジションだと言えるでしょう。 もちろんそんな理想は大抵の場合で現実的ではなく、プレイングマネージャーでグーグル検索してみればなんとも悲惨なサジェストが出ることからも分かるように、誰もがはっきりと、あるいは内心でプレイングマネージャーは問題だと思っています。…

  • 無理をして善人にならなくてもいいんじゃないかな

    どこかの誰かに向けて言うわけではないけれど、きっとどこかの誰かには厳しい話。 よくある日常 上司「企画部の一人が育休に入っちゃったらしくてさ、悪いんだけどちょっとそいつの代わりに顧客のところへ今度行ってきてくれないか」 私「それはうちの仕事ですかね?まあ、しゃーないですね」 ・・・ 私「というやり取りがあったから、今度顧客のところに行ってくるよ」 同期「なんでだよ。明らかにお前の仕事じゃないだろ。代打はあっちの部署で出せばいいわけで技術屋が引き受ける話じゃないんだからそんなのノーウェイトで断れや」 私「あー、まあ、たしかにね」 実によくある流れです。 私も上司も基本的に断らない側の人間なので、…

  • 日々出力される無意味な思考

    ふと頭の中で流れた考えをメモしてみたので書き残してみます。 そんな雑談記事です。なんだか重いテーマばかりを取り扱っているので、たまには意図的に軽い記事を書いていきます。 幸せを逃がさない方法 ため息をすると幸せが逃げると言われています。 とはいえ体や心が疲れていると「はぁ・・・」とため息は出てしまうものです。 そんな時は「はぁ・・・ひふーへほー・・・」とばいきんまんの真似をすることで、なんとなく元気が出ます。 ちょっとしたライフハックです。 ※効果には個人差があります。 オタクが見え隠れする瞬間 私は知識オタクなので、無駄な知識を色々と持っています。 そのせいか、人から時々「なんでも知ってるね…

  • 憲法について議論をする前段階で必要な認識の擦り合わせ

    社会的なテーマの中でも触れ難いものは多々あれど、その中でも憲法は特に語りにくいと感じます。 とはいえ憲法について誰もが口をつぐんで語れなくなるほうが問題だと思っているため、過去にもいくつかなるべく穏当なつもりで記事を書いてきました。 今回はより根源的な部分、そもそも憲法をどう捉えているか、すなわち価値観の違いについて述べていきます。 憲法とは 憲法(constitution)は多義的な言葉であり、各国によって成立経緯や取り扱い方、そして意味するところが異なります。また学問分野として憲法学が成り立つ程度には憲法を厳密に理解することは難しく、学者によってさまざまな解釈が存在している言葉でもあります…

  • 中国の国防費に関するニュースを見ての雑感

    二日続けて軍事の話をするのは恐縮なのですが、なんとなく語りにくい話題なので続けて書き切ってしまいましょう。 今回は毎年の恒例行事である中国の全人代、そこで発表された国防費について雑感を述べていきます。 ◆中国 ことしの国防費 日本円で34兆8000億円余 昨年比7.2%増 NHK 中国 軍事の話はヘヴィになりがちなので、なるべく軽めの口調で語っていきます。 大人になるとニュースが分かるようになる 子どもはあまりニュースに親しみませんが、大人になるとニュースを見るようになる人が多いかと思います。 もちろんビジネス目的であったり話題作りであったりと人それぞれニュースを見る理由はあるかと思い…

  • 結局のところ、軍産複合体と呼ばれる兵器産業の規模感はどのくらいか?

    軍産複合体なるワードを近年あまり聞かなくなっていましたが、各地での戦争の影響か、またチョコチョコと見かけるようになりました。 軍産複合体の影響力は半世紀以上も前、アイゼンハワーの時代であれば実際的なものではありましたが、現代では大して意味のある言葉ではありません。 以前にも軍需産業に対する過大評価へ苦言を呈する記事を書いたことがありますが、今回はもう少し具体的な数字をまとめてみましょう。 (過去の記事) 産業の規模感 軍産複合体の"産"である軍需産業ですが、軍需産業と一口に言っても幅が広いため、今回はメインである兵器産業に絞りましょう。軍需産業の定義からすれば兵器以外の消耗品や衣料や食料なども…

  • エアコンの冷媒を入れ替えてはいけない

    私はエアコン屋ではありません。 とはいえ熱力の技術屋ではありますので、HVAC&Rについてある程度理解していて、その知見からエアコンに関しても過去にいくつか業界の回し者的な記事を書いています。 ◆エアコンに関する小話『修理は難しい、悪徳業者、おすすめメーカー』 - 忘れん坊の外部記憶域 ◆そろそろエアコンの試運転をしましょう - 忘れん坊の外部記憶域 今回は、少し前にダイヤモンドオンラインで見かけた記事について少し苦言を呈する形で、思ったよりも世間に周知されていないような気がする『エアコンの冷媒入れ替え』について私見を述べていきます。 diamond.jp 業界団体の見解に従おう まず大前提と…

  • 公平さを求めるがゆえの非感情論

    感情論。 定義としては『理性によってではなく感情によってなされる議論』を意味する言葉であり、多くの場合は否定的な意味合いで用いられると思います。 そんな感情論に関して、私も基本的には否定的なポジションです。人の感情を否定しているわけではなく、ただ、感情論は公平さに欠けており弱者に優しくないと考えるためです。個人的な感情ではありますが、弱者に優しい世界のほうが好みです。 「理性」を用いるべきだと求めているのは「感情」 感情論の対義語を明確に定義することは難しいですが、概ね「理性的」「論理的」あたりが対角にくると考えられているでしょう。 ただ、『言説や議論は理性的/論理的であるべきだ』とする根底は…

  • 苦い意見であっても、聞く必要はある:ウクライナ戦争に関する専門家の見解に耳を傾ける

    ロシアのウクライナ侵略が始まってから約2年。 おそらく世界中のほとんどの人がいち早い収束と停戦を願って止まないことと思います。 しかしながら、そのような停戦は適切ではないと警鐘を上げる専門家がいることにも留意が必要です。 もちろんそのような意見は心情的に同意しがたく人によっては不快ですらあるでしょう。しかし理解と同意は別の次元であり、私たちは異なる見解に耳を傾ける姿勢を持ち、様々な意見を理解したうえでどれかを選ぶ必要があります。 今回は英国王立国際問題研究所、通称チャタムハウスが発表した昨年のレポートから関連する言説を紹介します。レポートはかなり長いため、序文から一部のみの抄訳です。 個人的に…

  • カラースターが意外と減らない

    はてなブログの特徴的なサービスの一つである『はてなスター』。 その中でも無料で無限に使える黄色いはてなスターではなく色付きのはてなスターは『カラースター』と呼ばれているとかなんとか。 カラースターが正式名称だったか自信がないので調べておきましょう。 ああ、カラースターで正解でした。 カラースターを買った時のことを思い出す カラースターは基本的に有料で販売されています。運営から少量のカラースターが無料で配布されることもありますが、そんな些少なカラースターなんてすぐに使い切るか、もしくは大事に取っておいてまったく使わないかのどちらかだと思います。 特に意味は無いですがショップのリンクを貼っておきま…

  • 会議の日時を先に指定して欲しい人の考え方

    私も一応は社会人ですので、なんだかんだと会議やら打ち合わせやらミーティングやら様々な名称を持つ集会に参加する機会が多々あります。 正直なところ会議関連はそれ自体が何も生まず生産性が無いので好みではないものの、ビジネスは一人で完結するものではないので仕方なく参加しています。 そんなわけで会議等に参加する際は活発に発言して適度にファシリテートしてさっさと終わらせることを良しとする派閥に属していますが、そのせいで会議に前向きな真面目人間扱いされるのは少し困りどころです。好みではないから早く終わらせたいだけなのですが。 今回はそんな会議やら打ち合わせやらミーティングやらをあまり好まない効率厨の私が、会…

  • 主張において、エビデンスに対する意識がなぜ必要か

    過去にも言及したことがあるように、個人の意見や感想にはエビデンスは不要です。個人の感性は人それぞれで定量化できないものですので、そもそもエビデンスの出しようもありません。 しかし文章でおぜぜを頂戴している人がメディアを通して見解を述べるのであればそれは主張であり、エビデンスを重視する必要があります。 新聞やwebメディア等でエビデンスも無しに物事を主張している記事を残念ながら時々見かけるため、主張においてエビデンスに対する意識がなぜ必要かへの見解を述べていきます。 ただし科学的方法に関して深堀りしていくと科学哲学の沼に嵌っていき終わりが無くなるので、本記事は触りの部分だけで終わらせる予定です。…

  • 「戦争は科学技術を発展させる」に関する私見

    何か雑談的な記事を書きたい気分になったので、時々見聞きすることのある「戦争は科学技術を発展させる」について私見を述べていきます。 ・・・これは雑談で扱うようなテーマだろうか? 真でもあり偽でもある 真っ先に結論から述べてしまえば、これは真でもあり偽でもあるでしょう。 戦争によって科学技術が発展することは当然ながらあります。 そしてそれは戦争以外では科学技術が発展しないことを意味しません。 当たり前ですが平時であっても科学技術は発展します。よって戦争を科学技術にとって肯定的なものだと捉える必要はありません。 今回は戦争と技術に関して【方向性】【時代性と予算】の2つの切り口で述べていきましょう。 …

  • 情報と知識の違いと、その注意事項

    最近、以下のような言説を見かけました。どうやら昔からネットに転がっているミームのようです。 「体系的に学んでいないならそれは知識とは言わない」 「ネットで拾ってきた雑学は知識ではない」 いや、まあ、これは概ね真ではあるのですが、必ずしも万人に適用できるほど汎用性が高いわけではないと思うことを述べていきます。 知識とは何か この手の話をする時に役立つフレームワークとして、いつものようにDIKWピラミッドを援用しましょう。 ■データ(Data): 数字や文字など、生の、または整理されていない形式の事実の集まり ■情報(Information): 特定の目的のために測定、視覚化、分析しやすいように処…

  • アメリカの動きを理解するための、大統領と連邦議会に対する認識

    別にトランプを擁護したいわけではないけども、ただ、彼を絶対悪だとして石を投げ続けているだけでは見誤ることがある、そういう話をします。 おそらく大して面白い話題ではありません。 過去から学ぶ 2024年米大統領選挙の話題では猫も杓子もトランプを批判しておけばいいような空気があるものの、まあそれ自体はいつもの政治的プロパガンダ合戦の様相ですのでそこまでおかしなことではありません。 もちろんトランプが各所から批判されるのは彼の言説が根本原因であり、つまりは自業自得ではあるのですが、とはいえ周囲の憶測が過剰になり過ぎてもいます。大口を叩いて注目を集めるのは彼の選挙戦略であり、それに引き摺られて現実が見…

  • 「感情輸入」の誤字から考える余計な思索

    極めて稀に見かける誤字の「感情輸入」。 もちろん正しい日本語は「感情移入」ですが、意外と考察の余地があるのではないかと思うので余計なことを考えてみます。 アクティブ / パッシブ 感情はアクティブ(能動的)にもパッシブ(受動的)にも起こります。 例えば「困難な物事を前にして自らを奮い立たせるための高揚」はまさしくアクティブな感情ですし、「不幸な出来事に直面して気落ちするような悲哀」は否応なしに沸き起こってくるパッシブな感情です。 感情をアクティブとパッシブの視点で見ると自身の感情が色々と捉えやすくなるかと思います。多くの感情はパッシブに生じると思われがちですが、よくよく感情の機序を観察してみる…

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