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  • 仕事が終わらないんだ

    仕事が終わらないです。 いや、まあ、社会人になって以降、完全に仕事が終わって無くなったことはないのでそれはいつものことなのですが、終わらない感じが違います。 単純に、スピードが遅いので仕事が終わりません。 単純に練度が低く理解が浅い 異動していよいよ一年。まだ新しい仕事に慣れていないため、個々の仕事を処理するのに大変時間が掛かっています。 新商品の企画書一つ起こすにも、細かい経緯や具体的な背景情報を知らないので全部探してひっくり返して読み込み、他社の状況もさっぱり知らないので一から調べて学び、市況や価格などマーケット情報も頭に入っていないので数字をガチャガチャと整理し、その他諸々も含めて「探し…

  • 説得とコミュニケーション能力

    他者は基本的に変えられないが、変えるための高度な技術はある。 コミュニケーションの違い 対人コミュニケーションにはいくつかの種類とレベルの違いがあります。 まずは対話(dialogue)。 これはコミュニケーションの基礎で、自分の考えを伝えたり相手の考えを聴くことを指します。相互理解が進み建設的なやり取りを構築できることが理想的ですが、本質的にはただ話して聴くだけでも対話は成立します。 次に交流(interaction)や議論(discussion)。 これらはただ話して聴くだけではなく、自分の意見を相手が理解できる形で伝えたり、相手の言い分を理解することを含みます。結果として参加者の行動が変…

  • 豊かになるにはどうすればいいか

    豊かになるにはどうすればいいか。 簡単です。 家庭裁判所に「名の変更許可」の申立書を提出しましょう。 書類と理由がしっかりしていれば「豊(ゆたか)」になれます。 豊かさと教養 いや、まあ、真面目な話をしても面白くないじゃないですか。 豊かになりたいなら答えは一つで、教養を身につけること以外ないんですから。 豊かとは「溢れるほど大量にある状態」ではなく「不足が無く満ち足りている状態」を意味する言葉です。そのため瞬間的に満たされた状態ではなく持続可能な状態であることが豊かさを感じるためには重要だと言えます。 すなわち不足しないことではなく、不足があっても満たせることが豊かさを感じる方法です。 その…

  • 代表的なメディアの偏向をまとめてみる

    認知バイアスや詭弁などについては時々言及してきましたが、今回はメディアバイアスについて語ってみましょう。 偏向の善悪と対策 ジャーナリズムは中立公正・真実と正確さを重要な倫理規範としています。 しかしそれでも人が情報を取り扱っている以上、必然的に偏向(バイアス)は生じます。 偏向自体は必ずしも悪いことではありません。真に客観的な視点は神様以外には持てない以上、偏向を悪としては誰もから善が無くなってしまうでしょう。 もちろん虚偽や誤情報の拡散、ポジショントークや意図的な誤解による利益誘導など、偏向は問題を引き起こすことがあります。 よって偏向そのものを問題と捉えるのではなく、偏向があることへの無…

  • 建設的な対話に必要な姿勢

    相手を変えようとするのではなく自分を変えようとすること。 まるで宗教やスピリチュアルで聞きそうなフレーズですが、割とリアルな方針だと思っています。 変えられるものと変えられないものの峻別 過去の偉人や現代の賢者など様々な人が述べているように、大抵の場合、他者を変えることはできません。 よって対話において他者の思考を変革しようと狙うのは愚策です。もちろん対話によって双方が変化して高みへと至ることが理想形ではありますが、他者の変化を期待できない以上、それを望むのは高望みというものです。 それよりは変えられる自分に焦点を当てましょう。 すなわち、人と対話をする時は端から自分の考えを変える前提で話した…

  • 情報と「三面図」

    例えばAP通信とFoxニュースを交互に見ると分かるように、同じアメリカの同じ事象を報道しているとは思えないほど乖離しています。比較してみると報道の偏向に関する手法を学べますので、ちょっとした脳トレにおススメです。 比較しなければ分からない 三次元の物を写真のように二次元的手法で切り取って表現する場合は複数の角度から撮らなければ全体像を正しく捉えることができないように、物事も見る角度によって表し方が変わります。 よって報道機関が異なる情報を報じていたからといって、「どちらかが正しくどちらかが間違えている」と断定するのは明確に誤りです。どちらも正しい場合もあれば、どちらも間違えている場合だってあり…

  • 民主主義と党派性

    そこまで目新しいわけではない話ですが、民主主義政治と党派性はとても難しい関係にあります。民主主義政治、特に間接民主制において党派性は不可欠な要素であり、そして党派性は民主主義を毀損する要因にもなり得るためです。 党派性の意味 党派性とは「主義・主張などが特定の党派にかたよっていること」を意味する言葉です。汎用的な言葉ではありますが、もっぱら政治界隈で使われることが多い言葉だと言えます。 党派とは仲間や団体を意味する言葉であり、要するに党派性の大小とは所属に対する愛着の大小に等しいものです。学校や会社、地域や国家、家族やサークル、宗教や政治的見解など、同集団に所属する人々に対してどれだけ愛着を持…

  • 雑記でもええじゃないか

    シンプルに雑記。 貧弱!貧弱ゥ! またもや体調を崩して寝ていたせいで、雑記です。 雑記は楽に書けるため、大抵こういった場合にサッと書き上げてソロっと投稿しています。 いつも書いているような社会や政治に物申す系の真面目風な押し付けがましいオピニオン記事もいくつかテーマの種自体は残してあるのですぐにでも書けるのですが、毎日オピニオン記事ばかりが続いてはブログが重苦しい雰囲気になりますし、そういった重い記事は書きあげるためにそれ相応の気力が必要と言いますか、時間よりも精神力に余裕が必要ですので今回は控えます。 むしろオピニオン記事は雑記記事と同様に書く時間自体は短いです、なにせ思ったことを書くだけで…

  • いずれ仕事が無くなることは必定である

    未来予測は常に不確定で、不確定だからこそ恐れを生むが、恐れはほどほどに。 仕事はいつだって消滅と誕生を繰り返す 最近、「AIがホワイトカラーの仕事を奪うからこれからはブルーカラーの仕事が重要になる」的な意見が増えつつあるように思います。 ただ、それはちょっと視野が狭いのではないでしょうか。現在は投資資金がAIに注がれているため優先的に進んでいるだけであり、ブルーカラーの仕事だって機械化・ロボット化によってどんどん失われていくことは必然です。 そもそもこの世の全ての仕事は常に淘汰圧へ晒されています。 そしてそれは長い目で見れば自然なことです。別にロボットやAIが登場する前から様々な仕事が時代に合…

  • 話し合いの場を設けるためのコスト

    誰かが支払わなければならないが、平等ではない。 民主主義と話し合い 民主主義を定義するための完全なコンセンサスは存在しないものの、そのうちの一つとして市民が平等な発言権を持つことが民主主義の根底的な特徴とされています。 言い換えれば、民主主義とは話し合いを重視する政治形態です。 何らかの力によって誰かの権利が抑制されることは民主主義にとって不正義であり、誰もが平等に発言権を持ち、個々の権利を公平に主張し合い、その権利を公正に調整する「話し合い」の場が不可欠です。 よって民主主義では「話し合いが大切だ」と声を上げるだけでなく、「どうすれば話し合いの場を成立させられるか」をちゃんと考える必要があり…

  • 具体的にどうやって核武装をする?

    率直に言って、無理では? 核武装の是非 近頃、日本のSNSや海外の著名人のオピニオン記事で「日本の核武装論」をちょこちょこ見かけます。 その理屈は理解できます。日米同盟の安定性に疑義を感じた人々が安全保障策の一つとして核武装を考えているのでしょう。 実際、核兵器は有効な兵器です。離島や国境を争うような局地戦争・限定戦争には役立ちませんが、全面戦争は抑止する効果を見込めます。 ただ、日本でどうやれば核武装ができるのか、私にはさっぱり分かりません。 どうやって運用するかが肝 核武装をするのであれば核兵器をどこかから買ってくるか自分たちで作るかしかありませんが、核兵器を買うのは政治的にも物理的に無理…

  • 真面目で不真面目な真面目人間

    職場や仕事のことあれこれ。 【ビジネス】カテゴリでは書かない程度の雑談。 馬鹿の発想 最近、一時間早く職場を出ると一時間早く帰宅できることに気付きました。 大発見です。 なんて考えがふと脳をよぎったので、たぶん疲れているのだと思います。 帰宅時の運動 職場は高層ビルの20階以上のところにあるのですが、ちょっとした運動がてら毎日階段を下りて帰っています。 正直に言えば大したことのない運動量です。慣れれば気軽なものですし、膝を壊さないようにだけ注意すればいいでしょう。 ただ、退勤時にエレベータを通り過ぎて階段へ向かう様を見られると少し困ります。 (え、なんでこいつエレベータに乗らないんだ?)といっ…

  • 言葉の乱れに関するどうでもいい考察

    どちらの言い分も分かるようになった世代の戯言。 言葉が変化することへの是非 言語学者が語るまでもなく誰もが体感的に知っていることとして、言葉は変化していきます。それは言語自体が持つ動的な特性を理由とするものもあれば、外部環境によるものもあります。 話者の不完全な言語習得も一つの要因です。発話や語彙が不完全に伝承されることでも言語は変化していきます。 年配者がいわゆる「言葉の乱れ」を懸念するのは話者の不完全な言語習得を危惧することが理由の一つでしょう。適切に言語を学んでいれば言葉が誤用されることはないはずだとした考えは、実際には言語が変化する原因は不完全な言語習得のみではないため絶対的に正しいわ…

  • 幸福とマインドフルネスと微積分

    幸福を感じることは実のところ難しくない、と私は雑に思っています。 何もかもが満ち足りていても不幸を感じる人もいれば、何もかもが不足していても幸福を感じる人もいるように、人は状況ではなく思考で幸福か不幸を感じるのですから、頭の中を足し算的に幸福で満たすか、引き算的に不幸を減らしていけば自然と幸福になるのではないでしょうか。 「話半分」の意図的な誤用 もちろんまったく不幸を感じないことは現実的ではありませんので、目標は5割キープです。5割は幸福なことで頭を埋めておき、残りを状況に応じて可変とする。そうすれば急な不幸を感じてもダンパーとして機能しますし、不幸で頭が埋め尽くされることもなくなるでしょう…

  • 泥をかぶる仕事

    頑張って探せば何事にも落としどころはある。 中間の仕事 営業と技術の対立や反目は会社あるあるネタです。 そして今の私はその対立を解す、或いはそもそも生じないように調整することがお仕事の一つです。 なにせ現在は企画職として営業と技術を繋ぐ中間地点にいます。営業サイドの情報をまとめて企画立案をし、その企画を技術サイドに依頼する、時に営業と共に顧客へ赴き、時に開発の会議へ参加して一緒に案を捏ねる、そんな橋渡し的ポジションです。如何に対立を生じさせずスムーズに物事を進めるかが私自身の仕事の正否を左右する以上、程よく交通整理をすることは必要な仕事と言えます。 目的の違い 先日、顧客へ提出する技術的な文書…

  • 誕生日は年に一回訪れる

    3月16日。 今日は私の誕生日です。わーい。 この書き出しも4回目です。芸が無いのもご愛嬌。 各種記念日どころか自分の誕生日ですら忘れる人並み外れた記憶力を持つ私ではありますが、ブログのおかげでここ数年はちゃんと誕生日を思い出せています。「そう言えばそろそろ誕生日的な記事を書く時期が近付いてきたような」と気付いて自分の誕生日を調べる癖が付きましたので。ブログって凄い。 ちなみに自分の誕生日はスマートフォンのメモ帳に書きました。これでいつ事故にあって記憶喪失になっても大丈夫です。 羅列的 誕生日は子どもの頃の思い出話をする日に決めていますが、今回は何を話しましょう。 人様に語れる範囲の真っ当な思…

  • 物事を相殺して考えるのは人間の自然な発想であり、悪い癖

    とても自然な発想で、しかし気をつけるべき考え方について。 無意識の脳内裁判官 脳は非常にエネルギーを使う器官のため、人は無意識のうちに自然と省エネ思考をします。認知バイアスと呼ばれるその脳機能は、例えば物事から情報を削ぎ落して簡略化したり、二項対立的なパターンに落とし込んだりするものです。 これらは省エネかつ合理的ではありますが、事実を事実として捉えられなくなるリスクがあるため必ずしも良いとは限りません。 例として、詐欺師Aが殺人犯Bに殺されたとします。 そういった場合、「どんな理由があっても殺人をしたBが100%悪い」「詐欺を働いたAに落ち度がある」といったような意見が出てくるでしょう。 こ…

  • 統計的差別云々も考える必要はあるが、そもそも他者を攻撃すべきではない

    誰しも内心の自由はありますので心の中で思うだけならばいいのですが、差別や悪口を口に出したりネット上に書き込んだりしてしまうのは宜しくないことです。 特に統計的差別は気をつける必要があります。 差別とは『人種、性別、宗教、国籍、民族、性的指向、障害、年齢、言語、社会的身分などに基づく不当な扱いや恣意的な区別』だと国連が定義しているように、不当であったり恣意的であれば差別となります。 そして統計的差別は”論理的で正当な差別以外のもの”に誤認しがちなものですが、統計的差別はどれほど合理的に見えても差別の定義に該当します。 統計の恣意的な判断 あまり具体的な例を出したくありませんのでボカして、「ある地…

  • 中道的視座を持つことの効用

    ポジショントークと中道的視座を見分けることは難しいものの。 方法論の類似性 中道の視点で物事を捉えるためには必然的に両極端の見解を天秤へ載せる必要があります。 特に中道的思考で分かりやすいパターンとしては、「世間ではこのような見解が多い」が「反対側にはこういった意見もある・別の側面もある」、そういった見解を補足することです。どう考えても妥当な見解が一方にあったとしても、それに限定せず他方の見解をも拾ってきて検証することが中道の視点を持つための基本となります。 しかしながら、このような中道的視座、すなわち両論併記的方法は必ずしも世間一般の理解を得られるものではありません。世の中にはポジショントー…

  • 饒舌多弁の無駄話

    小賢しい小技。 或いは枝葉末節ばかりの小枝。 ブログの手抜き 当ブログにおいて、記事の構成はほぼ固定化されています。 3年以上毎日ブログを更新した結果「型が定まった」と前向きに捉えてもいいような気はしますが、ただ惰性に流れているだけです。守破離の理屈からすればちゃんと師を定めて学んだわけではないので「型が定まった」のではなく所謂「型無し」です。 まずは頭に浮かんだ適当なセンテンスを冒頭に置き、ざっと1~3つの見出しになる程度の文章を書き、最後に結言としてまとめを書く。蛇足的な思い付きがあれば余談に記す。後は下書きに置いておき投稿する時にボタンを押す。イラストも、アイキャッチも、写真も無く、ただ…

  • ようやくはてなブログに戻る気力が湧きつつある

    事業所の設計職から本社の企画職へ、部署を異動してからおよそ一年経ちました。 設計職の頃は自分が扱う製品群の知見だけで良かったのですが、企画職は会社全体の製品知識や競合他社を含む市場情報の幅広い熟知のみならず、財務・経理・営業・経営に関する知識も必要になります。国内だけならばまだしもグローバルでそれらを求められているため、まったくもって未だ学び切れていません。毎日が勉強です。 今年度の前半はノリと勢いで誤魔化していましたが、中盤はいよいよヘヴィになっていて、終盤はだいぶヘタレていたように思います。ダニングクルーガー効果的なアレで、最初はなんとかなるさと無根拠な自信がありますが、学べば学ぶほど知ら…

  • 好悪は本質的には差別

    明け透けに語っていいことではないが、一応は考察して自覚的になっておく必要があると思う事項について。 社会は好悪で動いている 世の中の論議を眺めていると時々思うこととして、世の中は好悪の情が存外に支配的です。人々は何かしらを判断する時に自らの好悪を基準に選別しています。 もちろん私だって生物ですので多少なりとも好き嫌いはあります。食べ物や人に対してはあまり嫌いな属性はありませんが、納期、無駄な会議、袖あたりは嫌いです。 ただ、物事を好き嫌いで考えることは忌避すべきだとした祖父の教えを守っているため、なるべくは好悪の色眼鏡を外した状態で物事を中庸に見たいと望んでいます。 ただ、結局のところ好悪の情…

  • 雑記アソート

    どうにもお疲れなので、緩い話をしましょう。 サラリーマンのコスプレ 先日、同じ技術系の同期から「最近サラリーマンのコスプレしてるよね」と言われました。 気持ちは分かります。今年度から本社へ異動してスーツを着て仕事をするようになったので私自身「サラリーマンになったような気がする」と馬鹿みたいなことを言っていましたが、やはり技術系の人間は同じ感覚のようです。 スーツなんて研修や出張の時だけしか着ず、それ以外はずっと私服の上にユニフォームを着て仕事をしてきた現場の技術者からすると、スーツを着るだけでなんとなくサラリーマンに見えます。元々はそんななんちゃってサラリーマンでしたが、今ではなんだかんだ毎日…

  • 英語の道は遠い

    今日は雑な日記です。 語学研修の終わり 先日、一年間の語学研修が無事修了しました。もちろん継続的な学習はこれからも必須ですが、これで英語力強化年間にもひとまずの区切りとなります。 研修開始前後のテスト結果を比較すると一応は誤差レベルで成績アップしていたので少なくとも会社から怒られることは無さそうですが、大した成長はしていませんでした。残念ながらボチボチです。怒られないものの褒められるほどでもない、そんなフワッとした成績に落ち着きました。 なんともはや、語学はどうにも不得手です。他の科目と異なり掛けた時間に対する成長率が著しく低いと感じます。たぶんセンスが無いのでしょう。 言い訳をすると、今年は…

  • 問題を騒ぎ立てることの意味と無意味

    先日投稿した記事、『問題を考える人』と『解決方法を考える人』は昨今の情報社会についての私的な見解を一般化したものとなります。 今回はもう少し率直に、昨今の言論空間に対して苦言を述べていきます。 問題を騒ぎ立てることの無意味 個人であれば問題と共存したり温存したり依存したりしても自由です。それがある意味で人生の質を高めることもあるでしょうし、たとえそれが自らを傷つけることになろうとも、私は多少なりとも自由主義者ですので自己決定権を尊重します。 ただ、集団や社会では別です。問題が存在することでの影響の範囲を考慮すれば、問題は速やかに解決されることが是と考えます。 その点からして、『問題を考える人』…

  • 『問題を考える人』と『解決方法を考える人』

    「世の中には3種類の人間がいる。数を数えられる人間と数えられない人間だ。」 これは私の好きなジョークですがまあそれはさておき、人間を二分で分けることは現実的ではないものの思考実験的に役立つこともあります。 今回はそんな二分法的思考で、人々を『問題を考える人』と『解決方法を考える人』に分けてみましょう。 問題解決手法 そこまで厳密に取る必要はない大雑把な分割ではありますが、世の中には『問題を考える人』と『解決方法を考える人』が居ます。 前者は世の中にある問題を発見し、それがどれだけ問題であるか、如何に世の中へ悪影響を与えているかを考えます。 対して後者はその問題がどんな原因で生じているか、どうす…

  • アメリカの言い分と日本の立ち位置

    仁義なき国際関係にも見かけ上の仁義を。 アメリカの存在 日本では日米同盟の有効性について意見が割れてきましたが、昨今のNATOやウクライナを見ればアメリカが及ぼす軍事プレゼンスには一定の効果があったと実証的に証明されたと言ってもいいでしょう。 アメリカのような番長が居なければISISやロシアのような悪党が世界に蔓延ることとなる、なんだかんだ他国にとって迷惑であったり自分から喧嘩をふっかける事もある我儘番長ではあるが「世界の警察」としては機能していた、そういうことです。 少なくとも現状のウクライナからアメリカが手を引いてはどうにもならないことは西側諸国で意見が一致することでしょう。これはアメリカ…

  • アジア版NATOの非現実と国際的な世論の変化

    昨今の国際的な時事問題はアメリカさんが大暴れしていてすぐに目新しい情報が更新されてしまうため、ちょっとストレートに触れにくいです。さらにはそれに振り回されてやたらと極端な陰謀論めいた言説も無数に飛び交っており、軽く拾うだけでも火傷しそうな雰囲気を感じます。 アジア版NATOの非現実性 それこそ例えば先日は「アメリカが信頼できなくなった今、アジア版NATOが現実味を帯びてきた」なんて言説を見かけました。 正直、ちょっと意味がよく分からないです。 ロシアとウクライナの状況を中国と台湾に置き換えて、アメリカの安全保障が信頼できなくなったとするのが言説の根底にあるのでしょうが、地理的に見たアメリカにと…

  • 穏健派の言い分

    暴力の是非に関して。 暴力の応報 時代や教育の差異だとは思いますが、私は基本的に暴力反対派です。暴力は物事を容易に変革できる反面、副作用が大きいため控えた方がいいと思っています。 たしかに階級闘争的な発想において、弱者にとって暴力は有益な武器です。囲んで棒で叩けば弱者達でも強者を打ち倒せます。 しかし同手法で強者達に連帯されると弱者達は為す術が無くなります。そして「こちらの暴力は許されるがあちらの暴力は許されない」なんてダブルスタンダードは通りません。結果、自らの暴力を許容するならば他者による応報も許容する他なくなります。 つまり暴力での変革は弱者に有用と思えるものの、長い目で見れば不利な方法…

  • 紛争の落としどころを模索することの巧拙

    日本人、というよりは、定住する集団に対する偏見。 喧嘩を忌避する集団 これはデータに基づかない圧倒的な偏見なのですが、日本人はどうにも紛争の落としどころを模索することが苦手な気がします。 基本的には争いを避けるものの、争い始めたらどちらかが打ちのめされるまで徹底的に戦う、そんな風潮です。 別に欧米が紛争の落としどころを模索することに長けていると言いたいわけではありませんが、ロシア・ウクライナ戦争でも開戦当初からロシアへ様々な政府高官を送り込んで落としどころを模索してきた欧米とは日本は少し趣が違うというか、ウクライナへの支援はするのにロシアへの停戦交渉を積極的に行わず、むしろ交渉すら否定する言説…

  • アナログ(連続値)人間でいこう

    デジタル(離散値)な考え方は、ちょっと極端です。 アナログとデジタル 俗な意味のアナログとデジタルは、「そろばんを使うのがアナログ人間で電卓を使うのがデジタル人間」のように時代の新旧のような意味合いを持ってしまっています。 ただ、この記事ではもっと普通の意味でアナログとデジタルを用います。 アナログとは連続値のことで、デジタルとは離散値のことです。 文字通り連続値とは物事の変化を連続的に取り扱い、離散値は離散的に取り扱います。 例えば10と20を取り扱う時、連続値では10.1、10.2、10.3、10.35、10.352などなど、10と20までの間にある無限の数値も含めて取り扱います。対して離…

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