私自身の心理評価の結果(WAIS-Ⅳ)についての続き。。。私の中で、処理速度指標が高いことに、納得できる面と、しっくりこない面がある子供のころから、私は文字を書くことが好きだった。漢字練習だって全く苦じゃなかったし、ノートに板書するのも好きだった。ノートを自
言語優位か視覚優位かということと、継次処理優位か同時処理優位かとはイコールではないけれど、重なる部分は多い言語優位だと継次処理優位なことが多いし、視覚優位だと同時処理優位なことが多い最近読んだ本で、あらためて継次処理と同時処理について知った。リンクま
心理士の先生のおススメの本、「子どもと大人の心の架け橋」を読んでいて、印象深かったこと。。。リンクそれは、筆者が、物理学の質量保存の法則のように、この世「幸福の量」は一定であり、その配分が均等でないと思う、ということそんなふうに思いたくはないけど、確か
ドルジの懇談会では、先生も私も「まずは、1学期登校し続けることができたのが何より!」ということで一致ドルジ本人も、内申点がそれなりに?つけてもらえたことにある程度納得しているようだった。そして、ドルジの退室後、私と先生の2人だけで進路の話。。。先生からは、
前にも紹介した、今月号の日本小児精神神経学会雑誌の論文から…ASD者が失敗体験から適応行動を獲得するまでのプロセスについてASD者は、失敗体験から恥や罪悪感にはつながりにくく、すぐに過度な自責的傾向につながりやすいそうだこれは、ASD者は、内省はできないわけでは
1学期の間、ゆづはずっとインドアで、放課後に友達と遊ぶ頻度が4年生までに比べてめっきり減ってしまった新しいクラスに馴染んできたら、また遊べる仲良しもできるかな、と思っていたけど、なかなかそうはなっていかず、私はやっぱりちょっと心配だったそこで、1学期末の懇
世の中には、外向的人間と内向的人間がいるそれはよく知られていることでもあると思う筆者は、カウンセリングに訪れる人はほとんどが内向的な人であると言っている自分の内側のエネルギーを使いすぎて自己表現がうまくいかなくなるカウンセリングでは、まずそれを理解するこ
高校2年生の1学期、まおは疲れがたまり時々休むことはあったけど、期末テストも無事乗り切った!と思っていたら…もともと理数科目が得意じゃないまおは、数学と化学の出来があまり良くなかったよう。テストが終わった直後から憂鬱そうな顔をしていた「数学の先生はみんなの
トゥレット症候群(Tourette syndrome)の治療について、よくまとまっている表を見つけたリンク以前にも、チックについて私がよく処方しているお薬を記事にしたけど。。。チックそのものを緩和するお薬と、併存症に対するお薬が挙げられている。アリピプラゾール(エビリ
今月号の日本小児精神神経学会雑誌の論文から…ASD児の記憶の特徴のもう一つは、「侵入記憶」であること筆者は、ASD者にとっての体験は心理的距離に欠け、非言語的な体験になりやすいと言っている例えば、机で何かをしていて、うまくいかなかった経験があると、机を見ただけ
先日、後輩の小児科Drと話していて。。。。その子が一緒に働く小児科の上司は、「自分は、起立性調節障害という診断名はつけないし、血圧を測る検査もしない」と言っているそうだ理由を聞くと、「診断名をつけると、その病名にとらわれすぎて、『病気なら仕方ない』と考えた
期末テストもその後の実力テストもこなしたドルジだったけど、実力テストが終わったあとの数日は、登校することができなかった朝、いつもの時間に準備は始めるけど、憂鬱そうな顔でペースが遅く。。。私は、「疲れてるのかな。無理しなくていいからね」とだけ言って、ドルジ
今日は私自身の話…何度も?書いてきたけど、私自身もASD特性とADHD特性を併せ持つ医師として働けているし、家庭生活もそれなりに過ごせてるから、「障害」ではなくて、「個性」の範疇になるのだと思うけど今でこそこんなふうに私の個性と開き直って?言えるけど、小学校
「臨床ユング心理学」から学んだこと。。。リンク「外向的」「内向的」という言葉は日常的にも良く使われる言葉だけど、ユング心理学の中で、特に有名なのがこの「外向と内向」の理論外向的、と言えばコミュニケーション能力が高い、社交的で外での活動を好む人のイメージ
夫の転勤に伴い、まおは小学校3年生で転校を経験した繊細で過敏なまおは、はじめの1年は学校でしょっちゅう涙を流していたようだったでも、クラスメートや担任にめぐまれて、小学校生活を楽しむことができるようになっていった担任とはその後小学校を卒業するまでのお付き合
トゥレット症候群(Tourette syndrome)は、音声チック(まばたき、しかめ顔など)と運動チック(咳払い、鼻をすする、吠えるなど)が1年以上にわたり続いているものを指すつまり、いくつものチック症状が長期にわたり続いている場合、トゥレット症候群に当てはまるというこ
今月号の日本小児精神神経学会雑誌を読んでいて、とても考えさせられる論文が載っていた筆者の分析の中で、ASD者(児)の記憶は、「エピソード記憶想起が難しさ」と、「侵入記憶」が特徴的だと書いてあったどちらも、あらためてその通りだなぁと実感する「エピソード記憶想起
幼児期の子供たちを中心に、排泄の問題に関して相談されることは多い今回は、あらためて、大の自立について発達特性を持つ子供たちの中には、大を自分でトイレでする、ということがなかなか身につかないことがある特に、ASD特性を持つと、小の自立が進んでも、大はなかなか
先日の発達相談外来でのこと小学生のときからみているASD+ADHDの高校3年生男子普段はお母さんだけ受診され処方受けられるけど、先日は数か月ぶりに本人も来てくれた進路や薬のことを少し話し合った後、私が「もうすぐこの外来も卒業になるね。大きくなったなぁ」と言うと、
ドルジは1学期の期末テストも無事乗り切ることができた今回、ドルジはいつもより早く英語と国語の提出課題に取り組んでいたこれまでだと好きな数学や理科、社会を中心に勉強していのが、それらは後回しにして、英語と国語を優先しているように見えた。理由を聞いてみたところ
少し前に読んだ本、全然消化できなかったのだけど、もう少し理解できないかな…と思い、また始めから読み返してみたリンク2日ほどで一気に読み…前回と違い、今度は読破できたというさわやかな気持ちに忘れないように、ノートがわりのタブレットに覚えていたいことを書き
高校の運動会の日帰宅後まおはちょっと浮かない顔をしていた「ママ~。。。体操服のズボンがぼろぼろになってしまった。。。花壇のレンガの上に座っていたからだと思うのだけど。。。糸がほつれて大変なことになったの!」と言う。ズボンを見ると、確かに何本かの糸がほつれ
まおとドルジが不登校になってからずっと職場の心理さんのカウンセリングを受けさせてもらっている彼女からは、一緒に仕事をする中で、それから子どもたちや自分のことを相談することを通して、本当にたくさんのことを学ばせてもらっている私が診療でも、家庭生活でも、行き
身体疾患では、診断がついた時点で医師は患者さんに診断(名)を伝えることがほとんどだと思う一方で、発達障害などの診察では、いつ、どんなタイミングで診断名を親御さんや子供本人に伝えるかはケースバイケースになりがち。理想的には、何度か診察を繰り返し、できる検査
久しぶりに、私に発達相談外来のいろはを教えてくれた上司(70代)と話す機会があった不登校を主訴にした受診希望が多いことが話題になったとき、上司は「どうして今の子供たちにとって、学校がこんなに苦しい場所になっているのだろうとずっと考えてきた。私は、子供たちに
大人に必要な生活力の続き。。。⑤食べるものを調達、用意することができる生きていくためには食べていかないとならない。どんな方法をとるにせよ、食べる物を調達、用意しなくてはならない私自身、食べることも料理することも好きだから、ついつい発達相談外来でも食事につ
中学3年生になってから、ドルジの登校頻度は急激に増え、毎日のように登校しているでも、極端に登校率の悪い日がある。それは、水曜日。水曜日は1時間目に体育、4時間目に美術と午前中の2時間が5教科以外だから、ドルジの登校意欲が低くなってしまうようだドルジは、常々「美
逃避先となっているゲームへの依存をどうやって改善していくか。。。それは、現実への適応がセットにならないとなかなか難しいのだけど。。。でも、ゲームやネットばかりになることも、悪いことばかりでもないなぁとも感じる特に不登校児は、ゲームのオンラインの世界の中で
高校2年生になってからのまおは夜更かし生活に拍車がかかった平日は学校から帰った後デトックスタイムが長く続き、課題に取り組んだり、お風呂に入ったりするのは21時を過ぎてから。夜はとても元気でにこにこ機嫌も良く、朝と大違いそして、寝る前に再度デトックスタイムを持
発達相談外来に相談に来られる母たちは、子供のことをとても気に病んだり心配されたりした状態で来られる方がほとんど思うように育ってくれない、思うように扱えない子供にとまどい、怒りや悲しみ抱えておられることもあるそういった気持ちから自然と「この子がこういう子じ
子供たちの「心の窓」の記事を書いていて、あらためて、学校の先生が不登校児を対応するのはすごく難しいことなのかもしれないと感じた不登校になった子供たちの心の窓は、基本的には学校にまつわることに対して開いていない先生の存在そのものが「学校」だから、先生と話
PARS-TR:Parent-interview ASD Rating Scale-text Revision 親面接式自閉スペクトラム症評定尺度は、症状の広がりと程度を網羅的に把握するのに役立つとは思うだから、発達相談外来を始めたころは自分で親御さんに検査したり、心理士さんにお願いして検査をしてもらってい
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私自身の心理評価の結果(WAIS-Ⅳ)についての続き。。。私の中で、処理速度指標が高いことに、納得できる面と、しっくりこない面がある子供のころから、私は文字を書くことが好きだった。漢字練習だって全く苦じゃなかったし、ノートに板書するのも好きだった。ノートを自
小学校5年生でドルジが強迫性障害を発症したあと、ASD&ADHDであることもわかり、少しでも強迫症状がよくなることを願って、私はいろいろなお薬を試してみた当時、コンサータ、インチュニブは効果なく(効果がないというか、強迫症状は良くならなかった)、エビリファイでは
新年度に入って、発達相談外来では子供たちの成長に伴う変化など嬉しい報告をたくさん耳にする先日も、ADHD小学生男児の親御さんから良い報告を聞いた。新年度、弟が入学、登校渋りが強かったその子も元気に登校していると「僕が弟を連れてってあげないと」と、張り切ってい
先日、いつも読んでいるブロガーさんたちの記事から、今後iDeCoの掛け金上限が増える可能性があることを知った投資環境の向上はとても嬉しい私が病院の厚生年金に入っていた期間は4-5年のみで、それ以外はずっと国民年金&国民健康保険将来もらえる年金はとても少ないし、退
乳幼児健診、特に1歳半健診と3歳健診はどこの自治体でも行われ、最近は身体疾患のスクリーニングというより、発達特性を持つ子供たちのスクリーニングの意義が大きくなってきたそして、ここ10年は5歳児健診の重要さが広く認知されるようになってきて、ついに今年から5歳児健
先日、私自身が受検したWAIS-Ⅳの結果を聞くことができた結果をみて、すごく納得できたところと、あらためて考えさせられたところ、まだ十分消化できず疑問が残るところ、あまり納得できていないところ、いろいろだったまず、子供が対象のWISC-Ⅳと同じで、成人対象のWAIS-
ドルジは、小学校6年生から児童精神科に通院し、投薬とカウンセリングを受けてきた小学校5年生で強迫性障害を発症した直後から、私が主治医をして診断や検査、投薬やカウンセリングの算段をたてていたけど、強迫症状がなかなか改善しなかった医師としての私の力不足だったの
GW中、まおと私は初めて2人で競馬場に行ったまだ子供たちが小さかったころ、一度だけ家族で競馬場の中にある公園に遊びに行って以来の競馬場訪問競馬が、馬が、サラブレットが大好きなまおにとって念願の競馬場訪問キラキラした目でサラブレットを見ているまおを見て、私は楽
なじみの美容師さんとのおしゃべりで。。。美容師さんも私も、やりたいこと、なりたいものが明確だったから、我が子たちの進路の選び方がよくわからない、という話になった美容師さんのお子さんは、高校3年生勉強は好きでも得意でもないけれど、高校の中では成績は良い方で、
大人は、子供の記憶力の良さに驚かされることが多々あるトランプの神経衰弱で幼児にこてんぱんにされたり、子供が何気ない日常の出来事や興味のある事柄(国旗とか電車の種類とか)をよく覚えていて、「もしかしてうちの子天才?」って思ったり一般に、記憶力の良さは頭の良
いつも読んでいるブロガーさんおすすめの本を読んでみたリンク帯には「専門用語無しで最後まで読み通せる、やさしい経済の入門書」と書いてあったたしかに、難しい指数や言葉は全然使われてなくて、すいすい読み進められる。。。でも、中身はやっぱり結構難しいというより
ある日ドルジが、「体育教師ってどうしてあんなに脳筋なんだろう。。。運動は得意だけど、へらへら適当に授業を受けてるやつの評価が高くて、運動苦手なやつが真面目に頑張ってても評価はされない。体育の評価基準って何なんだよ。他の教科みたいに、授業態度も大切なら、ち
待ちに待ったゴールデンウィーク1か月ぶりに帰ってきたまおとおしゃべりやっぱり生身のまおと話せるのは良いなぁ。。。話をしていて、順調に一人暮らし&大学生活に適応していっているように見えたまおだったけど、やっぱり友達作りには苦戦していることがわかった入学早々に
先日、いつも読んでいる投資家ブロガーさんたちの記事から、金融所得を社会保険料算定の所得に含めるという議論が進んでいることを知ったこれは、多くの人にとって、これからの投資の方向性を大きく変え得る出来事なのかもしれないもともと、自民党では資産課税の必要性を
力動精神医学、精神分析、描画テストなど学んでいると、必ず名前が出てくる「中井久夫先生」2022年に亡くなっていて、2023年に医学雑誌がまるまる彼の特集を組むほどの偉大な先生リンクその特集を読んでいて、学んだことを書き留めておきたいロールシャッハ・テストやなぐ
WISC-Ⅳの結果を親御さんと話していて。。。きょうだいそれぞれ検査を受けたので、子供たちが検査について話していたそうだ親御さんは「数字の羅列(規則性なし)を覚える検査について、上の子は『言われたとおりに数字を音で記憶してそのまま言った』と言い、下の子は『言わ
ある日、ドルジが「高専の先生たちが何人か、授業で面白いこと言うんだよね」と言い出した先生たちは「お前たちは博士なんてとらず、学士や修士で就職した方が良いぞ。博士をとったら、基本的にはこういう研究職しか選択肢がなくなるし、お給料も安いんだ。自分が好きなこと
我が家では、小さい頃からの子供たちのお年玉は、ほとんど使わず子供たち名義の口座に貯金をして、高校を卒業したら子供たち自身に持たせる、というやり方にしているとはいっても、お年玉の一部を使うこともあって、子供たちにはいくら手元に残していくら貯金するかも自分で
発達相談外来では、子供本人の診療というより、親御さんのカウンセリング、家族関係の調整などに一番力を注がなければならないケースが結構多い親子関係だけじゃなく、夫婦関係や親世代と祖父母世代との軋轢についても相談される。「私はこの子のペースを見守ってやりたいの
子供の精神的発達を「認識の発達」から見たのがピアジェの発達理論、「関係の発達」からみたのがフロイトの発達理論ほかにもエリクソンの発達理論などもあるけど、私が発達相談外来をする中で常に念頭にあるのが「心の理論」の発達だから、「心の理論」について、あらため
高専の生活にもだいぶ慣れてきただろうドルジドルジにとって、高専での生活は、合理的で良かったと思うことがある反面、放任?過ぎて戸惑うことも多いようだまず、入学して間もなくあった健康診断担任の先生は、健康診断について書かれた紙を1枚配り、「適当に自分たちで回
2020年7月にこのブログを始めて、2022年8月からは不定期更新に不定期更新とは言いつつ、続けて更新する日もあれば、1日あけて記事更新できるくらい、結構書く意欲は保たれてたのかなでも、最近の記事を自分で見返していて、誰かの役にたてば、というよりも自分が新たに学ん
不登校児の親御さんがPTA会長をしている中学校があると聞いて、驚いたわけだけど。。。(今日は、発達相談外来とは関係のない、ほとんど私の愚痴です)私が親として過ごしてきた小中学校では、PTA役員は「一人一役」とは言われながらも、役員の数より生徒、保護者数の方がず
ADHDガイドラインの講演会で、中枢神経刺激薬であるコンサータとビバンセの違いについて、知らなかったことを聞くことができたビバンセは、ドパミン・ノルアドレナリン再取り込み阻害のほかに、セロトニンの再取り込みも阻害するということ脳内のセロトニン濃度を上昇させる
アドラー心理学では、トラウマを明確に否定していて、これはフロイトやユングの心理学とは大きく異なるフロイト的なトラウマの議論では、心に負った傷(トラウマ)が現在の不幸を引き起こしていると考える、「原因論」人生を大きな物語としてとらえたとき、その因果律のわか
今年も小児神経学会の季節がやってきた子供たちが不登校になる前、コロナの前はほぼ毎年参加していたけど、今ではすっかりご無沙汰毎年送られてくる抄録集をぱらぱら読むだけになってしまったでも、それだけでも新しいことを知ることができたり、考えさせられたりするなぁと
GW明け、ドルジはだいぶ疲れているように見えた朝はちゃんと起きてくるけど、食が進まないし、身支度にも前より時間がかかる。ドルジ、大丈夫かなぁ。。。私はそんなドルジを見ていると、すごく心配になってついつい声をかけたくなるでも、私が「大丈夫?」と聞くと、ドルジ
先日の発達相談外来で考えさせられたこと。。。不登校の中学生の親御さん、抽選でPTA役員に当たってしまったそうだ私は、それを聞いてとても驚いた。どの学校でも、一人一役が基本とはいえ、不登校児の親御さんは役員の抽選などを免除されるものだと思っていたから。。。でも
ADHDガイドラインの講演会で、ビバンセについての、オフレコだけど実際の臨床ではすごく有用な話を聞けたそれは、コンサータからビバンセを切り替えていくときの実際のやり方コンサータの内服量がまだ多くない場合、初期量の18mgや次の27mg、ぎりぎり36mgであればコンサータ
発達相談外来を本格的にはじめたころ、アドラー心理学に出会った私の診療や生き方、子育てに大きな影響を与えてくれたと思うでも、その後ユング心理学を学んだことで、私の中でアドラー心理学の影が少し薄くなっている?のじゃないかという気がしてきて。。。アドラー心理学
発達相談外来をしていると、学校が合わなかった、学校で苦しめられた子供たちとばかり出会うから、ついつい学校や先生たちの否定的な面ばかり目についてしまうけど。。。学校の肯定的な面やステキな先生たちがいることもわかってはいる(つもり)我が子達を通して出会った
発達相談外来では、不登校にせよ、発達障害にせよ、進路指導?にさく時間が結構長くなる親御さんからは、よく「好きなことを見つけて頑張ってくれたら」とか「将来やりたいことを見つけてほしい」と聞くその気持ちはよくわかる将来〇〇になりたい!△△がしたい!◇◇が好
最近、まおは今年度の体育の先生にブチ切れている1年生の時と同じ先生なのだけど、当時も結構愚痴っていた。今回、再びその先生がまおのクラスの体育担当になり、1年時よりさらに激しさを増す嫌悪感具体的にその先生のどんなところが嫌なのか聞いてみた。まず、50m走のタイム
新しいガイドラインを作る際、ビバンセをどの位置に入れるか、ガイドラインを策定する委員の意見が割れたそうだ最終的に、ビバンセは第3段階からの選択肢として登場しているガイドラインでは、コンサータかインチュニブ、ストラテラからはじめ、合わなければ次はそれらのうち
反抗挑戦性障害(反抗挑戦症)ODD:oppositional defiant disorder は、ADHDの併存症としては、とても頻度が高い30%~45%という報告もあれば、50%を超えるという報告もあるくらいADHDだけでなく、ASDの併存症としても多いと思うけど、ADHDの場合と異なり、ガイドラインが存在
先日、「夜泣きがひどい時期に、かかりつけの小児科で鉄剤をもらっていた」という小学生が受診した数年前に、むずむず脚症候群を疑った幼児の(別の)かかりつけドクターに親御さんを通して鉄剤処方を勧めてみたら、「貧血じゃないので出せません」と言われた経験を思い出し
バウムテストは、「心のレントゲン」と喩えられることがあるそうだ確かに、身体疾患でいえば初診でする血液検査やレントゲン検査のように、バウムテストは、出会ったばかりの子供の心の状態、「自己-状態」をざっくりと、大枠を把握するために役立つ心のエネルギーはどれくら
自己理解を深めるために、「創造性」「再現性(論理性)」「共感性」がどんな割合で自分に存在しているのか考えてみた全体を10として、おそらく「創造性」は3多少人と違っても、自分が良いと感じた道を見つけながら、作りながら歩んできたと思うそして、「共感性」は2子供時
ADHDガイドラインで、抗ADHD薬の内服については記載があるけど、抗精神病薬については基本フロー図に入っていないし、ほとんど述べられていない講習会で、その理由を、抗精神病薬は「本来はADHDの適応ではない」からだと聞いた確かに、抗精神病薬を処方しようとすると、ADHD
APD/LiDの考え方を知り、私自身もまた自己理解が少し進んだAPD/LiDの主症状である「雑音の中で聞き取れない」というのも「耳で聞いただけでは理解や記憶ができない」というのも、私自身にぴったり当てはまる昔から、ゲームセンターのような雑音が大きい場所では相手がどんな