発達相談外来で、「子供を手放したい」「里子に出したい」「これ以上育てるのは無理」など親御さんから涙ながらに相談されることが時々あるもちろん、その危険度というか切羽詰まり度は様々で、「そうは言ってるけどなんとかなりそう」と感じる場合も多く、「これは児童相談
ドルジが小学校5年生で不登校になるまで、ドルジに学習障害の特徴があるとは全く気付かなかった友達付き合いは下手で、クラスにあまり馴染んではいないように見えたからそれは心配はしていたけど、勉強はよくできていたから、勉強の心配は全くしていなかった。むしろ、将来
学習障害の診断や状態評価には、たくさんの検査が必要となる病院によって、誰が検査をするかによって、施行する検査は同じものもあれば、異なるものもある。でも、検査の大枠、目的は同じWISC Ⅳを確認した後、読み書き障害の可能性を評価、場合によっては算数障害の可能性
ある日、まおと友達とどんなことを話すか、ということが話題になったまおは、「私、芸能人にほんと興味が無いから、みんなが話すことについていけないんだよね。。」と言っていた。続けて、「小学生や中学生の頃は、それが悩みでもあった。みんなが話題にすることに、ついて
久しぶりに、WISC Ⅳ の結果の解釈についてリンク④言語理解指標(VCI)が高く、他の3つの指標が低い場合この子たちは、言葉を使って考える力や言葉の知識は強い一方で、知覚推理、空間処理や注意集中、ワーキングメモリー、視覚情報を素早く処理する力などは弱いそのため
ASD特性であるこだわりは、程度の差こそあっても、すべてのASD児にみられるただ、周囲の大人がASD児の言動を「こだわり」と捉えるかどうかはさまざまこだわりにも、良いこだわり、生活に支障が出ないこだわりもあるし、子供が幼いうちは、子供の言動がこだわりからくるものだ
ペアレントトレーニングでは、罰は大きすぎたり長すぎたりしては良くないと考えられているなぜかというと、罰を与えられた子供の側に、怒りばかりが残ってしまうからそれから、罰を与えたあと、タイムアウトの後は、水に流すことが大切だとも考えられている。くどくど「もう
夏休み中もドルジとの英語勉強は続いているドルジは、本格的に英語の勉強を始めたばかりの頃は、短い英文を読むにも知らないことだらけですごく長い時間がかかったけど、最近はだいぶスラスラ読めるようになってきた。ある日、勉強中に、早くドルジと遊びたいゆづがちょっか
夏休みのはじめ、まおは相変わらずの夜更かし生活で、起きるのはますます遅くなり、午後になってから起きてくることもしょっちゅう夜型の夫が寝ようとする時間にまだスマホやタブレットを観ているまおに、しびれをきらして「やっぱり深夜はもうWi-Fi切った方がいいんじゃな
ASD児が持つ「こだわり」のメカニズム心理学的仮説として「中枢性統合」という概念が提唱されているそうだこれは、物事を構成する個々の部分よりも、まず全体像をざっくり把握するという機能リンクASD特性を持つと、まず全体像を把握してから部分を見るのではなく、個々の
このブログを始めてもう3年目に入った我ながらよく続いたなぁ…ブログ最長記録せっかくブログを書くからには、関心ある人に読んでもらえたら良いなぁと思って、ブログランキングにも参加したでも、この2年と少しで、書きたかったことはだいぶ書いてしまった気がする今日こ
ペアレントトレーニングでは、③危険な行動・許しがたい行動には、すぐに止める and/or 制限を設けることが推奨されているそして、もっと踏み込んで、警告と罰(ペナルティー)の与え方についても学ぶ。例えば相手に積み木を投げるなど、物や人を傷つけてしまう可能性がある
最近はめったに夢を見ない私だけど、久しぶりに夢にうなされたドルジが頭痛を訴え、学校のようにも見える、大きな病院を受診した私は一緒についていったけど、入り口から入ることは許されず、ドルジだけが病院の中へ入っていった。体育館のような広い別棟の待合室へ行き、私
子供は親をよく見ている、よくわかっていると言うけれど。。。本当だなぁとあらためて実感した出来事我が家では、夫が世間の多数派代表と認識されている子供たちは「パパの言うことはだいたい世間一般に言われていること」と思っているよう。一方、私のことは、子供たちも夫
我が家のまおにも、「黒の時代」があったまおは、小学校高学年のころはニコラやニコプチを愛読し、girlyな服が大好きだった中学生になり、不登校になってから徐々にスポーティなシンプルな服を好むようになっていった。モノクロの服が多くなり、中学2年生のころには黒のアイ
友達との約束に、「遅刻するくらいならドタキャンする」学校へ行くときも、「遅刻するくらいなら欠席する」特にASD特性を持つ子供たちから、こんな言葉を聞くことが多いゼロか百か、白か黒かのいわゆる「白黒思考」になりがちだったり、予定通りに物事が進んでいかない状況は
発達相談外来で親御さんとひとしきり話したあと、診察を終える前に私が「あとは大丈夫ですか?何か確認されたいことはありますか?」と親御さんに聞くと「この子のために、何かできること、家でしてあげられることは(ほかにも)ありますか?」と言われることがよくある子供
ASD児は、微妙な、人間関係の機微を感じ取るのがうまくないだから、クラスメートの中で自分の立ち位置を確保する、ということをしようと思ってもうまくできなかったり、そもそもそういうことに全く意識がなかったりする。でも、「わかりやすい」人間関係にこだわることは結構
「臨床ユング心理学入門」を読んで学んだこと。。リンクそのうちの一つが、無意識には「個人的無意識」と「普遍的無意識」があるということフロイトやアドラーの言う無意識は、個人的無意識のことを指し、両者とも無意識をストレスが抑圧されたネガティブなものと捉えてい
心理療法のプロフェッショナル、村瀬先生によるとリンク「治療者が自己を洞察している深さにおいてしか相手の問題は理解できない」そうだつづけて、「患者の側から言えば、治療者の理解できる程度に応じて患者は反応を示すものである。それから、治療者は、自分の中の幼児
受験生の夏、我が家のドルジはここ数年の中で一番活動的に過ごしてる家族旅行にもついてきたし、私がいない時間に、ドルジが好きな理科と数学はちょこっと自主勉強しているそれから、「自分の目で高校ってどんなところか確かめたい」と言い、私立高校、公立高校と高専のオー
高校2年生の夏休みを満喫しているまお相変わらずインドアで、ほとんど家にいて、自分のペースで楽しく過ごしている。アニメや漫画を見て、時々料理をするのは相変わらずそれ以外、最近のまおのお楽しみは、クロスステッチをしながらテレビで競馬やニュースを観ることクロスス
継次処理優位か、同時処理優位か、まずは自分自身のタイプを知ることが大切私自身は、以前に受けた心理評価や日常の様子からの自己判断で、言語優位、継次処理優位だと思っていた。なぜなら、WISC-Ⅲでは言語理解>知覚統合だったし、「地図が読めない女」だったから。で
発達相談外来で出会う子供たちを診ていて、いつのころだったか、かなりの頻度で全身黒ずくめの服装の子供たちがいることに気付いた上下真っ黒の服装で、靴やサンダルさえも黒いという子供もよく見かけるもちろん、心の問題があまり深くなくても、一般的に、思春期に黒を好む
発達相談外来を始めたばかりの後輩ドクターから、時々相談を受けている先日、後輩からの相談&愚痴?を聞いて、私も久々に「ひどい!」と思ったこと…後輩が診ている中学生男子、学校を遅刻、早退、欠席をしながら何とか通えている。でも、頭痛や腹痛など身体症状も強くて、教
ある日、夫が友達と電話していて、突然「ちょっと話してやって」とスマホを渡された夫の学生時代からの友達で、子供たちが小さかった頃はよく一緒にバーベキューしていた。彼と話すのは数年ぶり…急にどうしたかと思ったら、医療?相談だった高校生の娘さんが、1学期、頭痛が
心理士の先生におススメしてもらった村瀬嘉代子さんの本、すごく難しくて、理解できないことが多々あるのだけど、ときどき私の心にストンと落ちる記述もあるリンク筆者は、精神療法(心理療法)においては、治療者は、共感と観察という二つの矛盾した態度を同時にとること
生まれつき「人」より「もの、こと」への興味が優勢なASD児でも、ASD児の人への興味・関心の程度は個人差が大きいし、成長とともにとても変化するASD特性がある、といっても、人への興味やその質は様々、ということかな。それから、ASD児の「こだわり」も、物や自分の思
「合法的」なお休みをすると宣言していたまお。。。予定通り、まおは土曜日に模試で学校へ行った後の翌月曜日は学校を休んだ出張で早朝からいないと思っていた夫は、思いのほか出発時間が遅いことがわかり、まおは「パパに何か言われたらいやだなぁ。。。」と言っていた。ど
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発達相談外来で、「子供を手放したい」「里子に出したい」「これ以上育てるのは無理」など親御さんから涙ながらに相談されることが時々あるもちろん、その危険度というか切羽詰まり度は様々で、「そうは言ってるけどなんとかなりそう」と感じる場合も多く、「これは児童相談
まおや自分自身の人間関係について徒然考えていて思ったこと。。。まおも私も、自分が人からどう見られているのか、思われているのかすごく気になるそれゆえ、相手に対する思いやりも、純粋に相手を思いやってというより、自分が相手によく思われたいから、という気持ちが優
今年のバレンタインデーでは、ゆづは初めて女の子たちからいくつかお菓子をもらってきたこれまでももらったことはあったけど、ゆづに、というよりは女子のママから私を通してゆづへ、みたいな感じばかりだったから、ゆづ自身が友達からもらってきたのは初めてゆづが言うには
WISC-Ⅴでは、学習障害のアセスメント用に相補助指標得点も算出できるとそれは、NAI:Naming Speed Index 呼称速度指標、STI:Symbol Translation Index 記号変換指標、SPI:Strage and Retrieval Index 貯蔵と想起指標 という3つの指標そこまではネットを探せば情報が出てき
いよいよまおの新生活が始まった我が家を離れてたった一人の生活。。。3月末に引っ越し、4月始めに入学式とあわただしく過ぎ、あっという間にまおとお別れ心配はつきないし、いつまでも一緒にいたい気持ちになるけど、私は私の生活に戻らざるを得ない。とはいっても、私が一
発達障害関連のweb講演を聞いて。。。の続き精神科の先生によると、ASDだけでなく、受診してきたADHDのうち、約13%がギフテッドだそうそして、ギフテッドのADHDでは、不注意症状が平均的IQのADHDに比べて軽い傾向にあると知的能力が高いゆえ、自分なりの対処法をとれるよう
まおの旅立ちの日が近づいてきてきた頃…私は明らかに情緒不安定だったリビングで弟たちとじゃれてるまおを見てると涙が出てくるし、車を運転していても、どこを見てもまおとの思い出が蘇ってくる。自分自身が親元を離れたのもつい最近のことのように思い出せるのに、もう我
ゆづのWISC-Ⅴの結果では、実は指標同志の凸凹はそれほど大きくはなかったのだけど、下位検査の得意不得意の差は結構大きいものもあった本来ならば差の大きな下位検査を組み合わされた指標は、算出はできても、妥当性は下がるのは、WISC-Ⅳまでとかわらないと思うだから、下
WISC-Ⅳでは、補助指標得点としてGAI:General Ability Index 一般知的能力指標とCPI:Cognitive Proficiency Index 認知熟達度指標も算出できるこの数値自体は親御さんに渡すレポートに載せることはあまりなくて(下位検査のように載せたらダメというわけではないと思う)あく
最新号の日本小児神経学会雑誌に、睡眠に関する面白い論文が載っていた要約すると。。。思春期世代の多くが眠気を訴えていて、その主な原因は睡眠不足週末に睡眠不足を解消するために平日よりも長い時間眠っている場合が多いけど、それでも睡眠不足を十分に補うことはできな
先日、久しぶりに発達障害関連のweb講演を聞いた精神科の先生の講演で、メインは成人期の話だったのだけど、興味深い話題だったので、書き留めておきたいなまずは、ギフテッドについて、以下は演者のスライドから。ギフテッドの人々は、さまざまな感覚的情報を大量に取り込み
私が毎日チェックしているブロガーのちゅり男先生の処女作となる本が発売されたリンク私自身も投資の勉強をずいぶん長い間してきたから、ちゅり男先生が書いておられる記事の内容はもうたいていの場合で理解できている(はず)でも、やっぱり今でも、知らなかったことや新
ゆづにWISC-Ⅴを施行してくれた心理士さんと解釈について話し合い、私なりに納得できる気付きがたくさんあったまず、私はゆづの日頃の言動や国語のテストの出来具合などから、言語は相対的に低いと思っていたのだが、そこにはいくつかの理由が考えられた。一つには、きょう
WISC-Ⅴについての続き。。。WISC-ⅣでのPRIがWISC-ⅤではVSIとFRIに分かれ、充実した半面、WISC-VではWMI(ワーキングメモリ指標)の中身が若干シンプルとなったように感じるそもそもワーキングメモリー指標とは、短期記憶や集中力などを反映する指標で、情報の一時的な保持
まおが卒業旅行に行かないと聞いた夫は、どうしてそうなったのかまおではなくて私に理由を聞いてきた夫は普段から、日常会話や楽しい話は子供たちとするけど、込み入った話や良くない話はまず私に確認してくるそれが、夫なりの子供たちへの配慮なのだろうな、と思う自分が意
我が家では、私が「ちょっと手伝って」と3人の子供たちに誰とは指定せず声をかけるといつも真っ先に反応してくれるのはドルジドルジは、そうやって3人まとめて声をかけたときだけでなく、ドルジ自身に「ドルジ、ちょっと手伝って」と頼んでもすぐに来てくれるそればかりか、
新しく読んだペアトレの本には、無視が使えない場合もあると書いてあったリンクまずは、①子供の行動が悪化して、自傷や他害など危険な行動になる場合それから②固執・こだわりや被害的認知などが関連している場合③背景に不安・いらだち・怒りなどがある場合 ASD特性
私の勉強のため、ゆづにも心理評価(WISC-Ⅴ)を受けてもらったまおやドルジ、自分自身の結果は、日頃の様子から予測する傾向と、WISC-Ⅳの結果が大きな違いがなかった一方、ゆづの結果は私の予想と大きく異なっていて、本当に驚いた発達相談外来での経験をだいぶ積んできた
ゆづが受けたWISC-Ⅴを通して学んだこと。。。WISC-ⅣとWISC-Ⅴの一番の相違点は、WISC-ⅣではPRI(知覚推理指標)として統合されていた視覚処理と流動性推理が別々の指標で算出されるようになったこと具体的には、視覚処理はVSI:Visual Spatial Index 視空間指標、流動
ここ最近、株価も堅調だけど、実は仮想通貨が熱いビッドコインの値段を見ると、1月下旬くらいからぐんぐん上昇して今では1.5倍以上になった株ではここまで短期間に株価が急上昇することはめったにないから、やっぱり仮想通貨はギャンブル的で面白いなぁと思う私自身、半年く
ドルジとまおのことを心理士さんに相談していた頃。。。「先生は、包み込む母で、母性が強いと思います。そして、父性が足りないとも思います」と言われたことがある確かに、そうなのだろう。もともと、子供が好きだから小児科医を選んでいるし、生来的に母性は強いのだろ
「文転する!」と息巻いていたまおだったけど。。。2年生の3学期の理系科目の成績が、まあまあ良かったこと、文系クラスの女子たちに苦手意識があることから、最終的に文転せずに理系に留まることに決めた少しほっとしてた私だけど。。。。なんと、春休みに入って、まおから
心理学者・河合隼雄先生の本を続けて何冊か読んでいるところ。。。発達相談外来とは少し離れるのだけど、心に残ったことを書き留めておきたいな「『老いる』とはどういうことか」という本の中で、「一人で生き抜く姿勢」という項目があったリンクなぜ日本には「寝たきり老
自己申告書と格闘したのもつかの間、今度は、高専入学のための「個人調書」なるものに取り組むことになったドルジ。。。入学説明会でもらってきた資料を見て、「またこんなの書かないとならないの?!」と憂鬱そうな表情私と一緒にまずは下書きに取り組むことになった。ドル
発達相談外来で、時々親御さんから相談を受けること。。。子供の身だしなみについてお風呂に入りたがらない、髪や顔を洗うのが苦手・下手何度言ってもシャツをズボンに入れることが習慣付かないTPOや気候・気温を考えて服装を選べない歯をちゃんと磨かない気に入った服しか
心理学者、河合隼雄先生の本から…リンク母なるものは、すべてを包み込み、養い育てる機能を持っている。これに対して、父なるものは、切断の機能をもつ。それは、母なるものが一体化するはたらきをもつのに対して、物事を分割し、分離する。善と悪、光と闇、親と子、など
発達相談外来で、時々親御さんから言われること。。。「一般論じゃなくて、この子をちゃんと診てほしい」ということはっきりそう伝えられる親御さんばかりじゃないけど、そういうニュアンスのことを言われることは結構ある。発達障害や心身症の診療でも起こりうるけど、特に
時々読んでいる投資ブロガーさんのブログ記事。。。すごく勉強になった記事、ぜひぜひこのブログを訪れてくださる方にも読んでいただきたいので、ご紹介記事の中身をざっくり言うと、もし親が、自分の子供が生まれた時に100万円を全世界型株式インデックス投資信託(eMAXIS
思春期の子供たち、特に不登校の子供たちが回復していく過程に、いくつか共通するものを感じる黒ずくめの服を着てくる子が多いのもその一つそれから、音楽を聴く、音楽を奏でる、絵を描くなど芸術にまつわる時間を持つようになることも多く見られる自室で黙々とイラストを描
先日、小児科学会の地方会に参加そこで、私にとってすごくタイムリーな発表を聞けたそれは、ADHD+LDの生徒が、合理的配慮(試験時間延長、別室受験)を得て受験し、見事高専合格を勝ち取ったという症例報告だったドルジの行く予定の高専ではなく、近隣の高専でのこと、そし
ドルジは、卒業式までのカウントダウンが10日を切るくらいから、毎日張り切って登校するようになった「中学校生活もあと少しだ~!!」と嬉しそう卒業に向けたイベントがいろいろあるようで、その中で楽しかったり印象に残ったりしたことを夕食時など話してくれるようになっ
不登校児の親御さんから、「今は待つしかない、ということはよくわかりました。でも、そうやって待っている間、この子が得られないものがあるだけじゃなく、失うものがたくさんあるのじゃないか、そうして後でこの子自身が後悔するのじゃないか、それが心配です」と言われる
最近、今更ながらコンサータの内服方法、処方の仕方で考えさせられる機会があったコンサータは、即効性があるお薬で、(最長でも)12時間で効果は切れるだから、必要な時だけ飲む、「頓服」にもできるお薬平日だけ内服する、夏休みなど長期休みは休薬する、なども可能という
ADHDの経過として、小児期は多動・衝動性が強くみられることが多く、成長とともに改善し、不注意が主になっていく、というのが定石ではある私も、発達相談外来では子供たちの多動・衝動性は小学校高学年になるころには大きく改善するのを見てきたでも、最近は成人期ADHDの
期末テストも終わった補習期間、まおたち進学コースの生徒たちはいくつかの大学を見学するという研修旅行に出かけたのだが。。。まおは、ぷりぷり超不機嫌で帰ってきた事情を聞いてみると。。。いつも一緒に行動している仲良し2人のうち1人が、事情がありあぶれてしまったク
高専の合否がまだわからなかったころ、ドルジは公立高校の受験に向けて、「自己申告書」を書くように担任の先生から勧められていた自己申告書については、耳にしたことはあったけど、実物を見たのは私も初めて。。。調べてみたところ、自己申告書を書く対象は、自治体によっ
不登校児の診察では、親御さんに「家の居心地をよくしてください。そうすれば、絶対に動き出せるタイミングが出てきます」という話をすることが多いでも、続けて「でも、動き出すタイミングは、大人が思うような、期待するタイミングじゃないことも多いです。たいていの場
インチュニブが多動・衝動や不注意だけでなく、情緒の安定にも寄与するということはよく耳にするし、私自身もそう実感しているそのメカニズムについては、インチュニブが、情動を司る扁桃体の機能に影響することによると理解していた。先日もらった資料にもっと詳しく、わか
最近、精神科ドクターの講演を聞く機会が多かったり、新しいガイドラインにADHDの成人期についての情報が前版より多く載っていたりして、成人期のADHDについて学ぶことが多かった小児期にADHDなど発達障害を医療で扱う目的は、特性を持つ子供たちが、二次障害を起こさず心身
最近参加した講演会で、同じ分野を専門にされている小児科の大先輩が言っておられたこと。。。質疑応答で、抗ADHD薬の内服をいつやめていくかという議論になったとき、その先生は「自分は、子供がだいぶ成長したと感じても、小中学生の間にお薬をやめさせよう、やめたらよい