今日の行先は、徒歩圏内に飲食店も商店もない。お弁当を作っていきたいところだが、この陽気じゃ傷みそうで心配だ。おひるを買っていこうと、駅構内のコンビニに駆け込み、テキトーに選んだおにぎりを2個つまみ上げて、レジ待ちの列に並んでいるとん…?ふと、ここに何かあった気がした。チクッと引っかかる小さなものが何か、思い出そうとしても思い出せないうちに次お待ちのかた こちらどうぞ~レジに呼ばれて忘れてしまった。...
平和に見えるおばちゃんライフにも、危険や冒険、発見はある。そんな、おっかなびっくりな日々の報告。
名門女子大学が新規募集を停止、在学生の卒業を待って閉学すると発表した。京都の女子大といえば、かならず名の上がる有名校であり、私の周りにもOGやお勤めの方が何人もいらっしゃる。少子化による志願者減にくわえて、文系学部のみの女子大であるのも、マイナスに働いたようだ。要はご時世ということだろう。私自身、直接のご縁はないが、カトリック修道女会が母体となっているため、英文学の資料が豊富な図書館に資料をお借りし...
連休だからといって、どこに出かけるでもなく、いつも通りコーヒーなんか飲んでいる。これ 何だっけなア…マグを片手に眺めているのは、ビスケットだ。このところ、お土産やいただき物が多かった。パソコンを見ながら、コーヒーのお供にかじっている、ちょっと変わったビスケットも、到来物のはずである。すごく美味しいわけではない(失礼)。遠くに知らないスパイスの香りがして、油っ気はあるけどバターたっぷり、というわけじ...
テレビ体操を日課にして、15年以上になる。はじめは朝のワイドショーのあとだけやっていたが、トシとともに起きるのが早くなり、朝の時間を持て余して、6時半始まりの体操もやるようになった。曜日ごとに違う日替り体操のあとの締めくくりにラジオたいそうだいいち~!講師の先生が元気な声でおっしゃるとテレビ体操なのに…毎回ヒトリゴトを言ってから、手足を動かす。小学生の頃から数えれば、何百回、何千回と繰り返してきた...
パソコンを開けて、まず見るニュースサイト。あんまりあてにならない、信じちゃいけないと思いつつ読んでいる。昨日の事件を今日載せるようなスピード感からか、あるいは書く方の資質の問題か、新聞雑誌以上に誤字も多い。信頼度は下がるいっぽうだ。こういう↓間違いを見るとあ~たぶんご本人 ふだんから店員を定員って発音してんだろうなお気の毒という感じである。これは、級を吸と誤ったもの。つくりの部分が同じで、気づきに...
今日も今日とてテレビを点けるとうまい!タレント画面をすすって褒めている。まーたグルメの番組、しかも、遠くて行けない店の紹介か、とチャンネルを変えようとしたときいいねエ!ベトナムにはゴボウって無いのかねエ聞き捨てならぬ発言が耳に入った。(所さんお届けモノです!→お届けモノマルシェ)日本にあるベトナム料理の店が、フォーという麺料理に、ゴボウのテンプラを入れて出すらしい。かねてより私が憧れている、福岡の...
「世界の車窓から」というみじかい番組がある。題名通り、世界中の鉄道の行程や車窓風景、車内の様子から、各国の風俗文化を知ることができる素敵な番組だ。世界のありとあらゆる地域を紹介するこの番組で、日本の車窓は紹介されない。条件面で難しいとの説明もあるようだ。日本にも美しい車窓風景はあるはずだけれども、とくに都市近郊では、看板の文字やら個人の住宅やら、差支えのあるものがいっぱい映ってしまうからかもしれな...
足を投げ出してベッドに座り、ヘッドボードにもたれてローカル局のテレビを見る。地方のビジネスホテルに泊まる(→しんぐる話。)楽しみのひとつである。ヨッコラショッと身体を起こし、お茶のお代わりを淹れながらちょっと調子悪いなコレ…電気ケトルのてっぺんにあるボタンが気になった。カチッと押し込めばいいはずなのに、手をはなすとボタンが戻ってしまう。さっきは左手で押さえながらお湯を注いだけれどどっか引っかかってる...
特急列車に乗って、やってきたのは大きな街。日帰りできなくもないが、ビジネスホテルに1泊することにした。チェックインして、部屋でホッとひと息。少し広めなのは、ツインの部屋だからだ。季節や混雑の状況により、ツインやダブルの部屋をシングル利用できるホテルはけっこう多くて、料金に大差なく広い部屋を使えるのはありがたい。蛇口をひねって手を洗ったあと、濡れた手をタオルで拭きながらあー また例の2枚問題が…前回...
半端な時間の私鉄特急の、車内はビジネス客ばかり。2人掛の席の、窓側だけが埋まっている。私の席は車両の最前列で、前は壁だった。飲み食いする時間でもないし 目をつぶっていよう…そう思った時、同じ列、反対の窓側に陣取った乗客の異状に気づいた。50代前半くらいか、背広姿でサラリーマン風の男。シートをいっぱいに倒し、ずり下がるようにだらしなく座っているのみならず、靴を脱いで!足を!壁に上げている!ではないか...
聞きたいことがあって、ムスメにLINEした。急ぐ用件じゃないので、こっちも返事を確認しないでいたら、未読のまま3日経っていた。もともとマメに連絡をよこすほうではない。18才でうちを出たときから、自分のほうに用事がなければ、うんともすんとも言ってこなかった(→きげんの話。)人である。忙しい時はもとより、しばらく音沙汰がないと思ったらベトナム行ってた…エヘヘ…お土産を持って、フラッと帰ってきたりした。今回も...
…会いたかったのに残念です…在外の友人からメールがあった。毎年の花どき、休暇で帰国してくる彼女を囲んで、もういいトシをしたおばさんたちが集まる。いつから、誰からともなくウバザクラの会と呼ぶその会、今年は諸事情で無理らしい。残念だけどしかたないね、と返信文を書きだしてああ…そういえばイースターか…いまさらに気が付いた。キリストの復活を祝うイースターは、クリスマスと同じか、それ以上に大切なお祭で、彼女の春...
土曜の朝はチコちゃん。…タイムカプセルを埋めるようになったのはなぜ?私の世代でタイムカプセルといえば、だんぜん70年万博、松下館のアレである。魔女の鍋みたいな丸いカプセルにいろんなものを詰めて、大阪城に埋め、5千年後に掘り出す、とかいう計画だった。そんなに長く保存できるものかどうか、また、できたとして、その時の人類が、5千年前の品物の意味をどこまで理解できるものか。子供のときしまっておいたものを、...
昨日の仕事帰り、スーパーに寄ったのは、昨日の春は苦味が頭に残っていたからだろうか。日々の行動を記事にしたつもりが、逆に記事に行動を左右されてると思うとおかしくて、フフンと含み笑いで野菜売場へ。ぐるりと見まわして、菜の花は時季を終えたし、揚げ物をしないからフキノトウには手が出ない。カゴに入れたのは、緑濃いアスパラガスだった。生協の宅配は届いているし、他に必要なものも無いのに、なんとなく精肉コーナーに...
うららかな、と表すにふさわしい晴天。街路樹の芽がみどりにけむる中を、ひとり歩いていたらハルハニガミ…か…ふと口をついて出た。春は苦味のものを食べよ、との食養生の教えがあるらしい。たしかに春は菜花にフキノトウなど、ほろ苦さがおいしい野菜が多い。季節の野菜を食べるのは、きっと健康にもよいだろう。何十年も前、それを教えてくれたのは誰だったろうか。やっぱりこんな晴れた日、のんきに足元に菫の花なんか探している...
私はオバチャンなので、生協をやっている。重いものも、カサ高いものも、玄関まで届けてもらえるのは本当にありがたくて、基本的に感謝をしているのだけれど、人間のやることだから、失敗も不具合もある。玉子が割れていたり、野菜が傷んでいたり。届くはずのものが来なかったり、逆に注文しないものが混じっていたこともあった。そういう時は、サービスセンターに連絡すると、折返し配送担当のオジサンから電話が入りすみません ...
朝のテレビを点けたら、特集がハンバーグだった。ハンバーグレストランに行った(→だいちゅう話。)ばかりなので、なんとなくそのまま見ている。考えてみれば、私はうちでハンバーグを作ったことがない。挽肉を買っても、麻婆豆腐やキーマカレー、新じゃがのそぼろ煮みたいな、炒めてポロポロにする使い方しかしないのである。なぜだろうと首を傾げるまでもなく、心当たりはある。別れた亭主はひとり暮らしが長かったこともあり、...
長かった1日の終わり。夕ご飯には少し早いが、お腹も減ったし、疲れたし、済ませて帰ろうとレストランに入った。CMでよく見るハンバーグがメインのこの店は、うちの近所には無い。ちょっとマゴマゴしたが、無事に席に着き、楽しい気分で注文のタブレット端末を眺める。まずはハンバーグを決めるか…基本のハンバーグがあって、それにトッピングやソースのバリエーションをつけるようだ。無難なところをピッピッと注文したあとお肉...
買物嫌いの私が、今日は珍しく生活雑貨の店へ。とはいえショッピングなんて素敵なもんではなく、脇目もふらずまっしぐら、目的のものを手に取ればレジに直行するだけの、本当にただの買物だ。週末の店内は混み合って、レジ待ちの列ができている。おとなしく列の最後尾につき、退屈まぎれに見まわしていると、白い箱に目がとまった。抽斗に入れて、仕切りとして使うものらしい。あの抽斗…使いにくいんだよな…あれこれ道具を入れてい...
は~ よく寝た~布団の中でパチリと目が覚めた瞬間、そう思った。かといって寝過ごしたわけではなく、いつもより深く眠って、早く起きられた。齢還暦を過ぎると、なかなかこんな日はない。今日はなかなか調子が……イデッ!身体を起こそうとすると、首に痛みが走る。どうやら寝違えたようだ。ビリッと痛む左肩に手を当てながら、用心しいしい身支度をし、コーヒーを淹れた。時間に余裕があるから、洗濯機も回してしまおう。洗えるも...
最近、うちからお弁当を持っていくようになった。お弁当といっても、残り物をテキトーに詰めただけで、およそ人さまのお目にかけられるような、立派な代物ではない。弁当箱代わりの密閉容器を開けると、自分が詰めたご飯やおかずが、そのままの様子で現れる。当たり前のことだが、ちっとも心が弾まない。ムッとした表情で中身をかきこんでいるとお弁当 続いてて偉いわね~コンビニおにぎりのフィルムを剥きながら、ムラカミさんが...
大阪・関西万博の開催を記念する五百円硬貨の引換えが始まり…ニュースの声に、画面に目をやると要らね~!私は即座に思ったけれども、そうは思わない人も多いらしい。…朝から多くの人が金融機関を訪れました…インタビューに「何十年に一度の万博記念なので」と答える人、開店前から並んでいたという人。おとーさんが生きてたら 並んだかな…ふと、そんなことを思う。父は記念硬貨の類が好きで、出るたびに交換に行っていた。高齢に...
友だちとLINEでやりとりしていて近々会いたいね~しばらくランチもしてないしね~一緒に展覧会を見に行く相談がまとまって、続いて日程の決定だが今すぐはちょっとね~花どきだしね~彼女も私も、お花見に多くの人が訪れる土地に住んでいる。うっかり外出すると、観光客に巻き込まれ、バスも食事も人だらけの、えらい目に遭うのだ。類は友を呼ぶのことわざ通り、彼女も混雑や行列が大キライである。今週後半は雨になるっていうし ...
仕事の予定が変更になって、変にヒマになってしまった。せっかく家にいるのだから、タメになることをしたいけれど、急なことで何も思いつかない。だからといって何もせずにダラダラ過ごすと、1日の終わりに自己嫌悪に襲われる。そうだ!あそこに何かあるかも…それは、道具箱を突っ込んである収納の奥。以前もここから忘れていた金具を見つけ、工夫して取り付けた(→わっしゃの話。)ことがある。お料理好きな人が、めずらしい食材...
朝テレビを点けたら、経済番組で、各地のお土産物を紹介していた。わあ~ 美味しい!カリカリ食感がいいですね!タレントが喜んで食べていたのが柿の種のオイル漬だ。あー アレね フフフ…この手の流行りものに疎い私が、めずらしく余裕の含み笑いなどしているのは、食べたことがあるから、だけではない。ご実家に帰っておられたイシザキさんから、お土産の瓶詰をいただいたのは、去年の夏のこと。ご飯にのせて食べてみて~暑い...
休日、出かける予定も、訪ねてくる人もないのに、早朝に目覚めた。そうだ 今日こそアレを…バーゲンで投げ売りを買ったものの、着る機会がなかったクマの部屋着で過ごそう。冬のあいだ、何度か抽斗から取り出したがあ…生協…宅配便が来る…人目に触れることを想像すると、どうしても着る気になれなかった。(なぜ買った)今日はそんな予定もない。モコモコの部屋着でダラダラ過ごすのに、うってつけの日。フワフワの肌触りを楽しみな...
ある日、私のランチはスーパーで買ってきたヤキソバ。またある日はヘタクソなオムライスだけど、自分で食べるのだから、形は気にしない。ふだん食レポをしないくせに、いきなり何だと不審にお思いの方、あなたの勘はスバラシイ!そう、これは実はアレ?ちょっとヘンな…チョコレートケーキとクレープなのでした。こういう冗談はキライではないので、見るとつい買ってしまう(→おいしい話。)。見た目優先で、味はまあ、フツーである...
帰宅したらまず、カバンの中身を全部出す。カギや携帯など、明日使うものはバッグに戻し、ゴミを捨て、使ったハンカチは洗濯カゴへ。生来うかつで忘れ物の多い私の、ランドセルを背負ってるころからの日課である。ついでにサイフから要らないレシートを抜いているとアレ?なんかヘン…レジ前で慌てる母(→めいわく話。)とは違い、私のサイフは支払のあともきちんとしている。お札と硬貨は別々、カード類も決めたところに…アッ!無...
ひとり暮らしの友、レンジでチンするレトルト食品。うちで買置きしている(→れんじの話。)ものを、ふと思い立って、実家に持って行ってやると具が多くていいわ~ お湯で溶くスープより美味しいし気に入ったようなので、自分の分のついでに、時々買って行く。お昼過ぎ、他のものと一緒にハイこれと手渡したらちょうどよかった お昼まだなのよさっそく食べるつもりらしく、食器棚からスープカップを出しどばば…キャー!何してんの...
一念発起して、歯科医院に予約を入れた。かかりつけなので、この患者が年甲斐もなく怖がりである旨が、カルテに記されている。ビクビクしながら診察室に入り、まずは歯のクリーニングだ。椅子倒しますよ~ お口開けてくださ~い…歯科衛生士さんの声掛けと同時に、ギュッと身体が固まった。息…息できない…今この瞬間まで忘れていたが、私は口を開けると、鼻で息ができない(→ぐはあの話。)。閉じたまぶたの裏で目を白黒させながら...
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今日の行先は、徒歩圏内に飲食店も商店もない。お弁当を作っていきたいところだが、この陽気じゃ傷みそうで心配だ。おひるを買っていこうと、駅構内のコンビニに駆け込み、テキトーに選んだおにぎりを2個つまみ上げて、レジ待ちの列に並んでいるとん…?ふと、ここに何かあった気がした。チクッと引っかかる小さなものが何か、思い出そうとしても思い出せないうちに次お待ちのかた こちらどうぞ~レジに呼ばれて忘れてしまった。...
今日は所用で京都へ。葵祭に気づかず、大混雑に突っ込んだ(→でぃなーの話。)記憶も新しく、ビクビクものだったがアレ?軽く拍子抜けした。空いているわけではないけれども、恐れていたほどではない。地下鉄の出口からアーケード街に入ると、違和感が増した。人通りは多い。週末の、地元の商店街くらいに混雑はしているのだが+;=~~¥! x”$##&?@{-%%<・:&*<!!道の両側から傍若無人に飛び交う、音量調節が...
夏は家の日除けのことばかり考えているせいか、住宅地を歩くとよそ様の日除けも気になる。まあ ステキなオーニング!ガーデンパラソルもいいなア…賞賛あれば酷評あり。とりわけ見苦しいのは、古びたスダレやヨシズである。ホコリでズズ黒くなるまで、年中かけっぱなしにしているお宅がどれほど多いか。涼を演出する夏の風物詩なのだから、壊れる前にサッパリと新調したいものである。団扇や扇子なども同じだ。大昔、祖母が使って...
アンタまだエアコン無いの?!昨日の記事(→こうこう話。)を読んだ友人に、会うなり面詰された。ウン まあそのうち買うつもりだけどネ まだ大丈夫かなって…どう大丈夫なのよ!どうも叱られているようで分が悪い。今だいたい 室温27℃から29℃だし…え?そうなの?エアコン無しで?もともと涼しかったんだよね 東西に細長い間取りで 南向きの窓は無いし…にしてもさ…しかたなく、わがモーニングルーティンを説明した。まず4...
ムスコの親孝行を紹介したのだから、ムスメのも書かないと不公平であろう。♪ぺぽん♪最高気温が35度をマークした日、めずらしくムスメからLINEが入った。ふだんはロクに連絡をよこさない人なので、なにごとかと急いでスマートフォンを開けると暑いけど大丈夫?そろそろエアコンつけてくださいムスメのいう「つける」は、「点ける」ではなく「設置する」という意味である。うちはエアコンが無い(→えあこん話。)。シンジラレナイ!...
昨日、本泥棒の濡れ衣を着せたお詫びに、ムスコの善行についても記しておこう。前回ムスコが帰宅したとき、めずらしく焼肉をおごってくれたのだ。遅くなったけど母の日…給料も上がったし…えらい!よっ、孝行息子!予約しとく…あの店でいい?あの店、とは駅裏の焼肉屋。さほど高くなく、店主も威張ってなくて、まあまあ美味しい。店構えはパッとしないが、週末は混むので、予約が必要だ。いいよ~ あ、あそこ現金払だからね カー...
じめじめと蒸し暑い日、1冊の本を思い出し、読みたくなった。書棚の心覚えの場所を探しても、無い。私はわりに整理のいいほうで、図書館ほど厳密ではないが、どの本がどこら辺にあるか、おおよそ分かっている。ところが、同じ著者の詩集の隣に、その本は無かった。あれエ?なんで?ふと浮かんだのは…ムスコ…かなア?ムスコがちょっと好きそうな本だからだ。書棚があるのは、もともとムスコの部屋で、今も帰ってくるとそこで寝てい...
史上最速の梅雨明けを報じるニュースを見てもええっ!もう梅雨明け?そんな風に驚くほど、現代人はナイーヴではない。元より疑り深い私などは、梅雨入りにせよ梅雨明けにせよホンマかいな…てなもんである。(→つゆいり話。)昔に比べ、天気予報の精度はかなり上がったはずなのに、梅雨に関しては、いつまでもグジャッとして明確さを欠くのはなぜだろう。気象の知識が無いからこそ言えるのだが、うまくできないんなら止めちゃえばい...
…パンダ4頭が今日 中国へ返還されます…ニュースの声に画面に目をやれば、最後にひと目見んと集まった観客が、パンダ舎を取り囲む様子が映っていた。マイクを向けられてうつむく人、まるで自分を励ますように「中国で幸せに」と話す人、父親の背に隠れて泣きだしてしまう子供…みんながパンダとの別れを惜しんでいる。パンダにあまりご縁のない私(→ぱんだの話。)にも、悲しい気持はよくわかる。なにしろ、パンダはかわいい。しか...
私がふだん、家でパソコンに向かう時はこんな風↓(国宝 菩薩半跏像 伝如意輪観音 中宮寺蔵)せんだって、国宝展でお目にかかったばかりのこの方のように、片足を、もう片足のヒザに上げて座っている。腰痛防止のストレッチとして始めた(→ぼさつの話。)座り方だが、画面に近づきすぎたり、猫背になったりしないのがいい。今日も今日とてパソコンを見ようと、ヨイショと足を……ビリッ…あっ!去年買ったばかりで、そうくたびれてい...
降ったり照ったり、ややこしい天気である。日が照れば暑いし、そうかと思えば雷注意報も出ている、こんな日は外に出ないほうがいい。いっそ今日は、家を出ないと決めた。そうと決まればそれなりの服装をと、手に取ったのはムスメのお土産のTシャツである。暗闇で光りそうな激しいグリーンに、ドカンとお馴染みのジュースのロゴ。負けずに着てみれば、ちょ~うど胸の位置にミカンがポン!ポン!果汁100%の文字がさらなる失笑を...
いよいよお米が残り少なくなった。テレビはコメ不足、コメ高騰と騒いでいるが、実はここまでほとんど影響を感じなかった。私はひとり暮らしのうえ、そもそも家でご飯を炊いて食べないのだ。夜は晩酌をするのでオカズのみ。くわえて数年前、かかりつけ医で塩分の摂り過ぎを戒められたのを機に、佃煮や瓶詰のような濃い味で、白いご飯を食べるのを止した。外食では食べるけれど、うちで炊くのはカレーの時くらいである。残り少なくな...
来年度から、自転車の交通違反にたいして、クルマと同様反則金を課す、いわゆるキップが切られるようになる、とは聞いていた。私は信号順守だし、ふたり乗りや並走をするような友達もいない。自転車に乗れるようになったのが遅かった(→じてんしゃ話。)せいか、カサをさしたり、スマートフォンを見たりといった片手運転は、やれと言われてもできない。普通にしていれば罰金を取られる心配はない気もするが、気がかりは歩道走行で...
朝起きてパソコンを開けたら、古い知り合いからメールが来ている。用件だけがあっさり書かれたメールだったが今日のブログ、いつアワヤノリコが出てくるかと思ったけど、出なかったね。文面の最後にそんなことが書かれていて驚いた。たしかに、昨日の記事は危うく日曜出勤を忘れるところだった、という内容(→あわやの話。)で、タイトルを「あわやの」としたのでブルースの女王を思い浮かべたのだろう。私と同じく、きつい目張りを...
あ~ よく寝た~このところ続いた暑さが少しゆるんで、昨晩は気持よく眠れた。ゆっくり起き出してコーヒーを淹れていると♪ぺぽん♪隣の部屋でLINEの着信音が鳴った。今日は日曜。急ぎの用はない。スマートフォンにはかまわずに、コーヒーをマグに注いで、ひと口飲んだら、LINEのことはすっかり失念した。朝食の間に洗濯機を回し、身づくろいを済ませたら、できた洗濯物を干しに出る。一仕事終えてソファに座ったときあ そうだ…家...
世の中の良き親たちは、子供の言語能力を育て、読書に興味を持たせ、親子の交流を深めるため、絵本の読み聞かせということをする。私はこれが大の苦手であった(→ピーター本。)。大切な自分の子供にさえ、ろくすっぽ読まない私にムスメちゃんママ~ 読み聞かせやってくれない?何を間違ったか、そんな頼みごとをする人が現れた。幼稚園のママさんサークルの代表さんだ。へ?私?!なぜ私に、という疑問の前に、とにかく驚いてい...
あっついわねえ!ホントどうなってるの最近の天気!人と行き会えば口々に言い合うこのごろ。中でもパッと見てわかるほど疲れ、やつれた某さんがはア…ぢょん子さんは元気そうね…やっぱり汗かくのがいいのかしら…ダラダラ流れる汗がハンカチじゃ間に合わず、タオルで顔を拭いている私に言った。イヤ汗っかきは生まれつきですから なんでですかね~ ラジオ体操のおかげかな~え?ラジオ体操?テレビですけどね~ 6時半からのへ―…...
いよいよ気のせいでは済まない暑さになってきた。命あっての物種、ヤセガマンもほどほどに夏の支度をしよう。とはいえ扇風機を出し、帽子を出し、蚊取り線香を出すくらいで、たいしたことではない。押入をゴソゴソやっていたらそうだ これも…スカスカして寒そうなので、冬の間使うのを止して、仕舞ってあった籐のバスケット。主婦だったとき、ヒマに飽かせて編んだものだ。手芸店で買ってきた、グルグル巻きの籐がなくなるまでい...
テレビを点けたら、お料理のコーナーだった。…暑い時期もサッパリといただけますね…へ― 美味しそう…ひとり言の相槌を打つものの、作る気はさらさらない。私は目新しいものを食べようとする意欲や冒険心に欠けるのだろう。年がら年中代わり映えしない料理を作って、食べて、それでけっこう満足している。作るつもりのない料理の紹介が退屈になってきたところで、画面がコマーシャルに切り替わった。ちかごろよく流れている、飲食店...
職場のお昼休み。バンパクに行ってきたから これオミヤゲ~配られたお菓子をいただきながらアレ付いてないんですね キャラクター…私は例のあのキャラクターがキライで、ひそかにイボイボ人と呼んでいる(→いぼいぼ話。)。ミャクミャク?箱には描いてあったけど指差す先を見れば、ゴミ箱の中に、キッチリ畳んだ赤と青の紙箱が捨てられている。好きじゃないのよね キモチワルくって…私もです~!だから食べてなくなるもんにしたの...
姿勢はいいほうだし、うつむいて歩いている自覚もない。しじゅう地面を見ているということだろうか、なぜか道に落ちているヘンなものが目につく。それを見つけたときは、いっしゅんわが目を疑った。きっと とんだ見間違いだよ… あの記事を見たから…(→みのじさんの山芋の記事)しかしこれ…雑草の隙間からのぞく、折れ口の白さもまぶしいこれはまさか…でもどう見ても長芋だよね…思いつつ傍らを通り過ぎて諦めきれず、ふり返っても...
私鉄急行はほどほどの混み具合。空席を見つけたもののおっとあぶない…優先座席と気づいて、座るのを止す。見回したところご老人や、優先すべき方はいないようだが、空けておくに越したことはない。さいわい向かい側に座れて、ボンヤリ前を見ていると、さっき座らなかった席に若者が座った。…ふーん…空いているときなら、けっして優先座席に座って悪いことはない。しかし、優先座席に座っていた人が、優先されるべき弱者や老人に譲...
7月3日の水曜日という、なんとも半端な日に新紙幣が発行された。どのみちこの先10年以上お付合いするのだろうから、わざわざ両替に行くような酔狂はしないが、ニュース映像を見て、またよけいなことを考える。シブサワさんとツダさん、キタザトさん。今回、やけにズングリムックリじゃないか?その疑念は、新旧紙幣を見比べてみると、一層強まる。前の3人が細面であるのにたいし、今回選ばれし3人、いずれも猪首が肩にめり込...
月に2回ほど通る、住宅街の道を歩いていたら…ツイッ…目の前を黒い速い影が横切った。ツバメだ。アレ?ここ…そのお宅の軒下には、今季そうそうツバメが巣をかけた。順調に育ったヒナは、前回ここを通ったときにはもう巣立って、巣はカラになっていたはず。ただの通りすがりのツバメだろうか。念のため心覚えの場所を目で探すとアレェ?空き家のはずの巣に、雌鳥がすっぽり収まり、フチにあごを乗せて外を見ている。どうやら先般巣...
朝いちばん、スマートフォンを見たら今日は1年の折り返しの日、真ん中の日ですまた、謎な情報を報せてきた。なるほど、上半期下半期で分ければ7月1日が節目だが、365日を数えたら、2日の今日が1年のちょうど真ん中になるわけだ。だからってどういうことも無いのだが、人はこういうのが好きである。真ん中で思い出されるのは、日本のヘソ論争であろう。文字通り、日本のヘソはどこか?という不毛な論争。人口重心だとか、経...
注文番号 #123-4567890-987654ぢょん でんばあ 様ご利用いただき、ありがとうございます。ナントカ書店が商品を発送し、ご注文が完了したことをお知らせいたします。書店に無くて、ネットで注文した本(→ナカッタ本。)の、発送通知のメールが来た。配送予定日は今日となっている。読みたかった本なので、当然嬉しいし、早く届いてほしいのだが、問題は天候である。当地は大雨警報発令中。朝からゴミ出しもためらわれるほどのザー...
イシザキさんは職場の大先輩である。プライベートではステキなダーリンと円満なご家庭を築かれ、リッチでスキのない身だしなみは、皆の憧れの的だ。並の人間ならリタイアを考えるお年になって、なおバリバリの現役。経験に裏打ちされた技術と、威あって猛からずのお人柄で尊敬を集めイシザキさんの言うとおりにしとけば間違いない!職場の全員が、そう思っている。私とて世間的にはもういいトシのベテランであるが、彼女を見ると万...
細かいことが気になるのが私の悪い癖(©杉下右京)。毎日目にする検索バーのちっちゃい絵にまた、よく分からないやつが現れた。アンタ誰?クリックすると敵の思うつぼなので我慢して、ポインタを乗せてみると小首を傾げた謎の生物の頭上に、オウギワシなる鳥らしき名前が現れた。そもそも鳥をバストショットで描くのが間違いなのだ。小さいスペースなればこそ、翼を広げる姿を見せるべきだろう。(これ↑はカリフォルニアコンドル)...
抽斗から、何かでもらった図書カードが出てきた。ちょうどいい、気になっていた本をこれで買おうと、ショッピングモールの中の書店に向かった。ちかごろは新刊書も古書もネットで買ってしまうので、書店に足を運ぶのは久しぶりだ。私のように無精な不心得者が増えたせいか、街の本屋さんが、次々と閉店しているという。もっと本屋さんに来ないとなア…反省しつつ、背表紙の文字を追う。見慣れない本や、見覚えはあるけどまだ読まな...
今日はお休み。曇り気味とはいえ、梅雨の晴れ間は貴重だ。本格的な夏を前に、寝具やラグなどの入替えを進め、雨が落ちてこない前に、洗えるものはすべて洗い、干せるものは干さねばならぬ。主婦生活を離れて久しいのに、このねばならぬという感覚は何だろう。何者かに突き動かされるように、しばしバタバタと立ち働いた。洗濯物からフトン、マット、クッション、思いつく限り干した家の中は、ガランとしている。家で過ごす1日は早...
あっ つ~!夏本番にはまだ間があるが、女子高生がちっちゃい扇風機を持ち始めた。そろそろ、全身夏の装いに切り替えてもいい時期だ。白いサンダルを取り出して、玄関のたたきに揃えて置けば、暑さが苦手な私の心も弾む。靴に合わせた軽快な服装で準備をととのえ、バッグを持って玄関を出、廊下を2、3歩…ん?それはほんの少しの違和感だった。いつもなら、もしかしたら気にせず出かけてしまったかもしれない。しかし、その時頭...
駅前で、同じマンションの人に行き会った。立ち話をするほど親しくはないので、会釈してすれ違ったあとなんかヘンだったな…歩きながら首をひねる。あ、そうだ、服だ!いつもフンワカ、パステル調のブラウスなどお召しになっている人の装いが全身黒だったのだ。つい振り返って、駅に向かう黒い背中をなんであんな似合わない服…?疑問に思ってしばらく眺めたあとあ…お葬式行くんだ…気がつくのにしばらくかかった。さいきんはカジュア...
雨は夜になって勢いを増したものの、気温は期待したほど下がらなかった。ムシムシと不快なまま、フトンに入ったせいか、ふだんほとんど見ない夢を見てしまう。夢の中で私は、何かの行列に並んでいた。行列と混雑がムカデより嫌いな自分が並んでいる時点で、夢だと確信しつつ並んでいるとグイッ!右肩に圧を感じて見やれば、中年男性が半身になって、割り込もうとしているではないか。ちょっと!厳しい口調で咎めても、オヤジは明後...
コチョコチョ…といえば、人をくすぐるときの擬音である。コチョコチョされてくすぐったい感覚を、関西ではこちょばい、またはこそばいなどと称し、さらに、くすぐることをこちょばすと言ったりする。私は幼いころからこちょばがり、つまりくすぐったがりであった。それを知るイモートは、きょうだいげんかで不利になるとコチョコチョ…呪文を唱えつつ、指をクモのように曲げて近づいてくる。その指が触れない前に、すでにゾクゾクこ...
ちゃんと予め穴を開けた玉子の黄身が爆発した(→にどある話。)のはなぜか、未だ不明ながら、コーヒーが沈没した理由はなんとなく分かった。カップに引っかける部分↑を、ちゃんとコの字型に折らなかったからだ。そうと分かれば、次は安心して…とならないのが私の厄介なところでだいたい裂いたり折ったり めんどくせえんだよ!くだんのフック部分にしろ、粉の入った袋のキリトリ部分にしろ、5mm幅のチマチマした作業。ほかにも...
起きたら予報通りの雨。朝のコーヒーも例年そろそろアイスに切り替える時期だが、肌寒いのでホットにしよう。カップに引っかけて1杯ずつ淹れるタイプのを、ちょうど昨日、お土産にいただいた。封を切ったコーヒーをいつものマグに乗っけて、お湯をとぽとぽと注ぐ…だばっ!一瞬、何が起きたか分からず、見回すと周囲いちめん、濡れたコーヒーの粉が散らばっている。引っかけが外れて、粉がフィルターもろとも、カップの中に落っこ...
きっかけは腰痛体操であった。腰痛の原因のひとつは、太ももの裏やおシリの筋肉の硬さ。椅子に腰かけ、片側のヒザにもう片方の足のカカトをのせるストレッチを教わった。歴史の教科書にモノクロで載っていた、中宮寺の菩薩半跏像の要領(→ぼさつの話。)だ。症状に合ったのか、始めて以来、冬も腰痛が出ない。他にも思わぬ効果があって、このポーズだと姿勢がよくなる。パソコンに向かうと、ついつい猫背になって、どんどん近づい...
年がら年中同じものを食べて飽きない私が、いつになくこのCMに心を動かされ、食べに行く気になった。歩いて行ける場所にある、というのが最大の動機ながら、いずれにせよ珍しいことではある。ガラスのショーケースの前に立つと、お、あるある。店内でお召し上がりですか?暑い陽気に持ち帰ると、砂糖衣がベタベタしそうだ。ハイ アイスコーヒーと…せっかくだから、クリームが盛り上がったのを選んで、飲物と一緒にトレイに載せて...
朝のテレビは旬の梅仕事特集。かねがねこの言葉に無用な反感を抱き(→しごとの話。)な~にが梅仕事か!大層に言いおって…ブツクサ言っていたのは、要はネタミである。手入れの悪い実家の梅の木に、毎年バカスカ生る実の始末を私はもうシンドイから…ギブアップした母に押付けられ、梯子に上ってもぐところから加工まで、シブシブやらされている私には、1キロや2キロの梅を買ってきて、優雅に行うテレビの梅仕事が羨ましい。自家...
マイド~!勝手知ったる実家の勝手口を、いつものように入っていくと、なんだか様子がおかしい。茶の間がやけに薄暗く、静かなのは、テレビが点いていないせいかと思ったら…うわっビックリした!何?!なにって…なんにも…おばーちゃんはそう言うが、このドンヨリした顔つき、何もないはずがない。聞けば、もう何年も会わないお友だちが亡くなり、連絡があってから、ずっと泣いていたらしい。一夜明けて、さすがに涙は引っ込んだも...