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  • きまつの話。

    3月も末となった。卒業も入学も決算も、特に関係のない私でも、気持の上ではキッチリ締めくくりたい。横着してほったらかしのこと、決断できずに迷っていること、尻込みして踏み出せなかったことに、思いきって向き合おうと思う。まず朝いちばん、玄関の下駄箱に向かい、扉を開けて中の1足を取り出す。ひとめ惚れで衝動買いした、私としては高価な靴。しかし、何をどうやっても足に合わない。あらためて眺めると、やっぱり素敵だ...

  • しゅんみん話。

    春眠暁を覚えず今日は休み。フトンの中で半分眠りながら寝返りを打つ、とろとろした気持よさ。もう止め止め!今日は寝ちゃおう!中途で仕事を切り上げた、ゆうべの判断は正しかった。あ…鳴いてる…処処啼鳥を聞くちかごろあちこちでよく見るようになった青い鳥、詳しい人に聞くとイソヒヨドリというらしい。海なし県に 磯の鳥が何の用やねん!思ったところで鳥に伝わるわけもなく、いい声のさえずりが続く。休日の団地、まだ人の動...

  • たいがの話。

    土曜の朝はチコちゃん。大河ドラマが大きな河なのは…あ、アレがNHKの自称じゃないのは知ってるぞ。…ロマン ロランのせい~!へ?ああ、大河小説かァ。たしかに昔の新聞記者が思いつきそうな呼び名だ。きっと文芸欄の担当から、テレビに回った人がいたんだろう。ジャン クリストフは、いつも大河のごとくに私の眼には映った。小説の主人公の人生が、多くの人や歴史的事件に触れながら、幅広く、かつ長い時を経て描かれていくこと...

  • かったー話。

    某日、某所でカッターナイフを借りた。使いかけて、すぐわかるほど切れ味が落ちている。すいません 折りますね借り物なので断ってから、パキンと刃を折り、作業を終えて持主にお返しした。…なんですね…へ?モゴモゴと呟いた言葉が聞き取れなくて、つい聞き返すといえ あの…カンタンに折れるものなんですねカッターナイフの持主さんは、なんだか恥ずかしそうである。はい…あっ!折ったことないですか?エエ…なんだか怖くて…そうい...

  • ケーキノ本。

    本を読むのは昔から好きだけど、特定の本に強く影響を受けたことはない。だから他の人の「人生を変えた1冊の本」なんてのにすごく興味がある。先日テレビを見ていたら、ドイツの最高位国家資格であるマイスターの称号を取得し、ミュンヘンで菓子店を経営する日本人女性を紹介していた。お菓子作りの好きな女子高生が、将来を決めたきっかけが、1冊の本だというのだ。ドイツのお菓子について書かれた本の中のイチゴのケーキがどう...

  • あんどー話。

    …ポチリ…ああーまた注文しちゃったー!パソコンの前で頭を抱える。私はオバチャンなので、生協をやっている。オバチャンはオバチャンでも、21世紀のオバチャンなので、注文はネットだ。ケチでビンボーな私の注文は最低限、必要なものしか買わないが、数少ない無駄遣いが↓これ(わらく堂HP→わらく堂クリームあんドーナツ)油で揚げたドーナツ生地のあいだに、こしあんと生クリームをたっぷりはさみ、ダメ押しの白砂糖をたっぷりま...

  • おんどの話。

    まったく近頃の気候ときたら、どうなっているのか。家を出るなり、夏のような日差しと気温で、汗はダラダラ、ユデダコのように赤い顔で帰宅した。はー…え~らい目に遭った…バサバサと着ているものを脱ぎ、ホッとして御不浄へ。…ふあん…腰をかけたら、お尻がムダに暖かく感じる。お世話になった暖房便座も、そろそろお役御免かな。プ プ プ…思いついた時の私の行動は早い。座ったまま壁のリモコンを操作して、暖房を切った。冬の...

  • うがいの話。

    寒いね~!の前置きが無くなって、代わりに出てきた最近の挨拶が、花粉のお噂である。長年花粉症とは無縁だった60代以上の人が、突如発症するという例を、周囲で多く見かける。デビューの遅かった人は、慣れない花粉症対策で大変そうだ。職場でも、ハナミズに苦しむ花粉症ビギナーをベテラン勢が囲んで、なにやらレクチャーしていると思ったら鼻うがいがいいよ~!鼻うがい、おススメよ!しきりに鼻うがいを勧めている。でも 痛...

  • わしきの話。

    ターミナル駅の混雑の中、ふと立ち止まる私。う…自然が私を呼んでいる…(婉曲表現)しかも、わりに切羽詰まったお呼びなので、いそいで階段を上がり、御手洗のある階へ。この駅の御手洗は たしか…ホーム階に近いところと、駅ナカ商店街を抜けた奥のほう、2か所あったはずだ。近いところは発着のタイミングで行列ができるが、奥まったほうは混雑しない。今回、ことは急を要する。早足で奥に向かいかけて、いや待て、と思い直した...

  • らじおの話。

    晴天の暖かい日が続いたせいか、ちょっと沈んでいた老母(→げんきの話。)の元気が出てきた。今日ちょっと行っていい?電話して聞くといいわよォ 散らかしてるけど…散らかしてるのは同じでも、返事は先日と逆である。マイド~!いつも通りせいぜい景気よく勝手口を入ったらああ いらっしゃいうわッ!すごいね…仏間の畳いちめん、古い切抜き、パンフレット、写真…その真ん中に、おばーちゃんが座り込み、なにやら取捨選択を行って...

  • にもつの話。

    ラッシュ時でもないのに、構内がやけに混雑していた。なんだコレ…大人と子供、ゴタゴタした人混みを、ウンザリしつつ眺めると、どうやら学生と父兄らしい。そういえば、この駅は県立高校の最寄り駅だ。卒業には遅く、入学には早いから、教科書販売か。うーん…こんな風だったかなア?ムスコが大学を卒業してからもだいぶ経つ。高校入学なんて、はるか昔の大昔である。記憶をたどりつつ親子の群れを見ていると、同じ中学なのか、ワイ...

  • えんぎの話。

    久しぶりの知人と電話でしゃべっていたらあ そうだ 知ってる?不意に思い出したようにナントカさん 熟年離婚したんだって~言われたところで、へー、そー、としか返事できない話題にひっかかる感じがあるのは、そのナントカさんと私には、ちょっとした経緯があるからだ。彼女とはもう20年近く付合いがないけれども、それ以前はまあまあ親しくしていた。最後に会ったときのことは、今も覚えている。彼女のお嬢さんが結婚したと...

  • げんきの話。

    おばーちゃんに渡すものがあって電話したら…モシモシ…なんだか、声に元気がない。あ、ワタシ…今日そっち行っていい?うーん…ちょっと散らかしてるから…気の進まない様子である。いつもモノだらけの実家であるが、母には母なりに片付いた状態というのがあるらしく、そうではないときに来るのを嫌がる。どこか具合でも悪いのかと尋ねても、そうではなくなんかやる気が出ない…じゃあランチでも行く?気分を引き立てようと誘ってみると...

  • すぺしゃる話。

    機嫌よく見ていた朝のテレビが、いきなりぶった切るように終わったのであれエ?おかしいな、と番組表を見たらああ~ アレかァ…高校野球の開幕を知り、ガックリ落胆した。よく見れば夕方は大相撲、夜には大リーグの開幕戦まで、わざわざ日本に押しかけてきているではないか。スポーツにいっさい興味のない、テレビっ子の私にとって、番組表を塗りつぶすように放映されるスポーツイベントは迷惑でしかない(→ごりんの話。)。もお~...

  • ぐるーぷ話。

    ♪ぺぽん♪スマートフォンを開けたら、ながらく動かなかったグループLINEにメッセージが入っていた。来週末そっち帰るけど、みんな遊べる?学生時代の友人4人で作ったグループだ。お花見はまだ早い?USJに新しいアトラクションできたよね鹿見に行く?鹿ならいるよ UFJ行かなくてもうちの近所にUSJな にしてもなんで突然鹿?USJのアトラクションが鹿みたい(笑)このメンバーは、いっこうに話がまとまらないのが特徴である。ごめ...

  • むかでの話。

    雨の予報であきらめていたけれど、起きてしばらくモゾモゾしていたら晴れてきたので、やっぱり出かけることにした。いつもの通勤路線の、反対方向に乗る。春は名のみの寒い朝だ。座席の下の暖房でおしりが暖かくなってくると、ホワホワ眠気がさして、いつの間にか目をつぶっていた。ふと目を開けたら、前のロングシートに並んだ乗客が見えた。???なんだかヘンだ。でも、何がヘンなのか分からない。ま いっか…深く考えず、心地...

  • ばんぱく話。

    1970年3月15日、大阪万博の一般入場が開始された。子供だった私の万博の記憶は以下の3点である。1・すごく太い丸太によじ登った2・広場で突然大雨が降り、パンツまで濡れた3・ブリティッシュコロンビア館で、水かと思って鮭の遡上の展示を触ったら、透明プラスチックだったこれっきり。しかし、おばーちゃんはそんなはずはない、と言い張るのである。フジパンロボット館にも、三菱未来館にも、入った!月の石も見た!そ...

  • くうしゅう話。

    その日女の子は、5人のきょうだいといっしょに起こされました。目がさめたのは、サイレンの音のせいかはやく服を着て!逃げるのよ!お母さんのひめいのような声のためか、おぼえていません。ふとんから出て、まくら元のようふくにいそいで着がえ、ぼうくうずきんをかぶって、外に出ました。弟と手をつないで歩き出した時には、どこかに向かうたくさんの人で、道はこみあっていました。前を行くのは、生まれたての妹をせおった、い...

  • とうざい話。

    朝のローカルニュースは、気象警報の発表区域の変更が話題になっていた。…市の大雨や洪水の警報の区域が 今日から西部と東部の2つに分かれます…西部は平坦な盆地エリア、東部は山間部が中心と、気候条件に大きく差のある当市。従来のように対象範囲が市全体では、雨量や気温の違いがあるためだという。私は気象にも地理にも不案内で、こうした警報が出るたび県北西部ってどこ?オロオロするばかりである(→ほくせい話。)。大人...

  • にっぽん話。

    知人と話しているとき、その人がニホンバシの駅の…ニホンバシまですぐ…何度か繰返したのであの…あそこはニッポンバシですよ余計なお世話かと思いつつ、お教えした。お江戸日本橋はニホンバシであるが、大阪のアキバ、電気街日本橋はニッポンバシである。(駅名の表示も「Nippombashi」)関西在住20年を数え、日頃の会話に大阪弁風味を加えるほどの人ゆえいや~意外だなア!知らなかった!感謝されたので、ホッとして調子に乗りバ...

  • かせきの話。

    待合せの場所に、すこし早く着いてしまった。かといって、よそをうろつくほどの時間もないので、ロビーの椅子にかけて待つこととする。傍らの棚に、新聞が差してあったので手に取った。うちではもう長いこと、新聞を取っていない(→しんぶん話。)ので、開くのも久しぶりだ。ずいぶん薄くなったなア…そう感じるのは紙質の変化のせいだけではないはずだ。昔の朝刊は、もっと厚く、ずっしり重かったし、活字も小さくて黒々としていた...

  • めいわく話。

    今日はおばーちゃんの通院に随行。前回の検査結果を聞くだけのことに、朝早くから午前中いっぱいかかり、私はいいかげんヘトヘトだが、老母はどこ吹く風である。時間の感覚も老化して、平気になるのかもしれぬ。美味しいものでも食べて帰りましょタクシーに乗り込み、いつものようにデパートの食堂街へ。おかーさん 何がいい?私はいいわよ なんでも…とはいえ、別に私の好きなものを食べられるわけではない(→どこでも話。)。ビ...

  • あいしょう話。

    うわ~間に合わん!バタバタと玄関を出て歩き出すやいなや、大きな過ちに気がついた。クツシタが、靴の中でずれて、たぐまってきたのだ。しかも、歩を進めるにつれ、どんどんひどくなってくる。理由はいくつか思い当たる。まず、クツシタがややゆるめであること。靴の形が変わっていて、履き口が浅いわりにカカト側が高く、足首に沿う形状であること。さらにその靴のサイズが大きめであること。そのせいで、早足で歩くと、クツシタ...

  • ばってら話。

    駅に降りて、うちの冷蔵庫の中身を頭に思い浮かべる。うーん 食べるもんがない…かも…カラッポなわけではない。ただ、疲れて帰ってすぐ食べられるものがないのである。改札を出たとき、ふいッと甘い酢のにおいがして、持帰り寿司の売店があるのを思い出した。ちょうどいい 買って帰ろう夕飯の目途が立つと、食べる前から元気が出る。どれにしようか、冷蔵ケースに並んだパックを眺めていたら、懐かしいものを見つけた。バッテラを...

  • しんがお話。

    ゴミなんて、間に合えばいつ出してもいいようなものだけど、なんとなく時間が決まってくる。私の場合、7時15分から7時半の間が多い。他の住民もそんな感じなのか、いつもの時間に出せば、いつも会う人に会う。オハヨウゴザイマースお馴染みの顔で言い交す、そんな繰返しに、さいきんちょっとした変化があった。見慣れない人が、ゴミステーションに現れたのだ。新メンバーの登場には、目ではなく耳から気づいた。その日も、朝の...

  • つけまの話。

    お昼前の私鉄急行。ちょうど目の前で運良く席が空いた。隣の席は、老けてみえる20代か、見ようによっちゃ30代後半くらいにも思える女性。ヒザの上には、化粧ポーチが口を開けている。そう、もっか彼女は一心不乱にお化粧中なのである。私は化粧をしないので興味津々で、本当はしげしげと眺めたいのに、隣からだと、首を回さなければよく見えない。チッ…正面に座ればよかった…悔みつつ、注意深く横目で観察を続ける。着ているも...

  • ぎょぎょっの話。

    ブログを書いていることは周囲にあまり知らしていない。ネタの宝庫である母はもちろん、職場や友人にもここの存在を知る人は少ない。読まれて困ることは書いてない、とは思うが、他人の感じ方は分からないからだ。先日、所属団体の会合があった。わりに気の張る集まりなので、ふだんよりマシな格好で出かける。たまたま前の日に時間があったので、髪も切って行った。早めに会場に着き、久しぶりの皆様と歓談。これも仕事のうちであ...

  • なばなの話。

    ひとり暮らしのひなまつり。ちらし寿司などで祝うお宅も多いようだが、うちではひなあられを供える(→あられの話。)くらいで、特段ふだんと変わるところはない。ただ今日はあ、そうそう…菜花がある。まだシャンとしているというのに、見切り品にされているのを見かねて買ってきたのだ。炒めても美味しいが、サッと茹でて胡麻和えにしよう。紫のテープを剥がして束をほぐし、中の1本を、なんとなく手に取って眺めた。花 だなア…...

  • みっつめ話。

    2つあるものは3つにしたい、というヘンテコなこだわりがある。前にも畑の肉、海のミルクに次ぐ3つめを探して、頭を絞った(→みっつの話。)。なんでも検索ではつまらない。自分の頭を絞り、目や耳で探して見つけるから楽しいのである。こういうことは短期間に集中してもダメだ。常に頭の端に置いていると、フッと思い当たったりするので、冷蔵庫にメモを貼っておく。今あるメモはナットウキナーゼ サンショオールナットウキナ...

  • ネルトキ本。

    貧しい私は、読みたい本をまず図書館で探す。蔵書されてない本は買わねばならないが、安く古書があれば、それに越したことはない。それも無い場合、はじめて新刊書を買うことになる。毎回の3段階チェックは面倒なようでも、習慣になるとそれほどでもない。あちこちを探すうち、面白い発見もあるし、私が読みたくなる本は絶版であったり、新刊書店には並ばないものが多いので、古書店はお馴染みなのだ。ただ、ややこしい条件がたっ...

  • じっけん話。

    一昨日の夜、昨日の記事の下準備をしようとブログの管理画面を開けたとき2月ももう終わりかァ…カレンダーの日付にシミジミする間もなくうるう年でもないのに 2月29日って入力したらどうなるんだろう?またしてもくだらないことを思いついた。万事に慎重な性格なのに、トシのわりに興味本位の行動が多い。タイトルを“オッカナビックリ”などと称する所以である。本文に事の次第を記入したあと、設定欄に移動しえっと ここに…2...

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