前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
旭川にある上野ファームです。北海道を代表する庭園です。上野ファームはもともと1906年に北海道に入植した米農家でした。1980年代以降、米を買いに来る人に楽しんでもらえるよう敷地に花を植えたことをきっかけに庭づくりを始め、そのあと娘の上野砂由紀さんが受け継いで庭を大きくしていきました。上野砂由紀さんはイギリスで英国式ガーデンを学び、帰国後それをベースに北海道の気候にあわせた「北海道ガーデン」を作り上げまし...
地域タグ:北海道
前回のNHK大河ドラマ「どうする家康」では、ムロツヨシさん演じる豊臣秀吉が関白になり、ほぼ天下を手中に収めました。番組最後の「どうする家康ツアーズ」では、豊臣期の大阪城が紹介されていました。豊臣秀吉が建てた大阪城は、大坂の陣の後、徳川が完全に破壊し跡形もなく地中に埋めてしまいました。徳川はその上に新たな大阪城を築き、現在の大阪城はその徳川の天守を模して昭和6年に復元されたものです。大阪城公園で見ること...
地域タグ:大阪府
十勝の鹿追町にあるとかち鹿追ジオパークビジターセンターに行きました。鹿追町はその全域がジオパークに指定されている貴重な場所です。十勝平野は約80万年前は広大な湿地で、それから長い年月をかけて、川の働きや火山灰の堆積によって現在の十勝平野ができました。とかち鹿追ビジターセンターでは、その川の働きを観察できる実験装置や、鹿追町の立体模型に投影するプロジェクションマッピングなどで、十勝平野が作られた過程を...
地域タグ:北海道
前回紹介した阿蘇五岳のうち、阿蘇の涅槃像のお腹にあたる中岳の麓に来ました。阿蘇山噴火公園という名前が付いていましたが、私が訪れたときは噴火レベルが高かったのでここまでしか近づけませんでした。近くにいた女性が「あの噴煙、ハート型!」と喜んでました。そして阿蘇観光と言えば必ず訪れる草千里です。直径約1kmの広く浅い二重の火口跡です。正面に見えるのは阿蘇の涅槃像の膝にあたる烏帽子岳です。ここからも中岳がよ...
地域タグ:熊本県
前回紹介したサロマ湖展望台へ車で行くにはかつては2通りのコースがありました。いずれのコースも国道238線から入りますが、北勝水産横の浪速林道から上がるか、 道道962線脇の幌岩山林道を上がるかでした。路面はフラットなダートですが、道幅が狭いので対向車が来ないよう願いながら上がっていました。しかし2023年春からこの林道が浪速林道から上がり、幌岩山林道を下る一方通行になりました。なので幌岩山林道の入り口には進入...
地域タグ:北海道
サロマ湖展望台は、サロマ湖畔のほぼ中央に位置する幌岩山の山頂にある展望台です。展望台は2023年春にリニューアルされ、訪れたときも出来立ての雰囲気でした。周囲に高い山がないため眺望はすばらしく、広いサロマ湖を見渡すことができます。正面にはサロマ湖とオホーツク海を隔てる砂州もよく見えます。(写真ではわかりづらいですね)湧別方面の眺望網走方面の眺望 飛び出しているのはキムアネップ岬です。新しい展望台は以前...
地域タグ:北海道
バナナの叩き売りの発祥地は門司とされており、門司港駅前には地碑もあります。大陸から門司港に着いたバナナで傷みかけているものを早く売りさばくためにここでバナナの叩き売りが始まったのでしょう。下の写真のようなバナナの乗った黄色いレトロな郵便ポストもあります。少し前には北見のカーリングのストーンが乗ったポストを紹介しましたが、各地でご当地のものを乗せているポストを見かけます。関門海峡ミュージアムには「門...
地域タグ:福岡県
前回は焼尻島のめん羊牧場が今月末で閉鎖になるという話でしたが、今回も今月末で終わるという話です。JR札幌駅直結の複合商業施設「エスタ」が45年の歴史を終えて8月31日で閉店します。そのエスタの10階にあるスープカレーの店「らっきょ」に行きました。注文したのは「ゴロゴロ野菜と濃厚キーマのスープカレー」です。濃厚キーマ・なす・舞茸・キャベツ・人参・玉ねぎ・ブロッコリー・たまごという内容です。自分は辛さに強いつ...
地域タグ:北海道
焼尻島には羊のみを扱う道内唯一の公営牧場があります。しかし8月末で退職する飼育員の補充が見込めず、今月末で閉鎖されることになりました。新型コロナウイルスの影響で中止されていた「焼尻めん羊まつり」が8月5日に4年ぶりに開かれ、多くの人が集まりましたが、残念ながらこのイベントも今回で最後になりました。私が訪れたときは、島の中央部に広がる牧草地にサフォーク種の羊が放牧されており、ここが小さな離島とは思えない...
地域タグ:北海道
NHK大河ドラマ「どうする家康」の全国巡回展がNHK大阪放送局で開催されているので行きました。6月にはNHK神戸放送局にも行ったので2回目の巡回展です。神戸の巡回展と何か変わっているところはあるのかなと思い行きました。会場はNHK大阪放送局の前の広いロビーです。平日でしたが多くの人が来ていました。神戸と同じく徳川家康(松本潤)、織田信長(岡田准一)、豊臣秀吉(ムロツヨシ)の3人の全身パネルがありました。ただ神戸...
地域タグ:大阪府
前回紹介したように久しぶりに訪れた釧路湿原細岡展望台ですが、湿原を眺めていて少し気になったことがあります。5年前と今年の写真を比べてみます。5年前↓今年↓いかがでしょうか。画角が少し違いますが、展望台に近い部分の木が成長して少し湿原の見通しが悪くなっています。さらに湿原を流れる釧路川を撮った写真を比べてみても…5年前↓今年↓撮影は5年前も今年も夏です。撮影の構図が違うので単純に比較できませんが、展望台付近...
地域タグ:北海道
ちょうど20年前の2003年の体験ですが、北海道旅行中に台風の直撃に遭いました。下のテレビ画面の台風の進路予想図にある8月10日の前日9日が私の旅の最終日で帯広から日高山脈を越えて苫小牧のフェリーふ頭に向かいました。当時は道東道は道央道とつながっておらず、日勝峠の地道を通ってフェリーターミナルに向かっていたのですが、豪雨で山中の川の水かさは道路のすぐ下まで増水しており、崖から大量の泥水が川に流れ込んでいる場...
地域タグ:北海道
結局台風7号は近畿地方にやってきました。昼間はテレビをつけても台風情報ばかりでしょうし、停電さえしなければパソコンと遊ぶ1日になりそうです。それにしても情報番組って数年前の大きな台風でトラックが横転する映像まで流してMCが正義とばかりに興奮して「安全な場所へ~」と煽るのやめてもらえないですかね。中継で「安全を確保して中継しています」という保身のお決まりのセリフも耳につきます。昨日、若いMCが「連日猛暑で...
地域タグ:兵庫県
北広島にあるホクレン食と農のふれあいファーム「くるるの杜」です。2010年にできたホクレン運営の複合施設です。何か買って帰る農産物はないかと思い、ここの農産物直売所に立ち寄りました。最近の値上げの嵐には参っていますが、それは直売所でも例外ではないようで、ここ数年北海道へ来た中で最も値段が高いように思いました。ここには農産物直売所以外に人気の農村レストランもあります。今回は昼食を済ませていたので店の方へ...
地域タグ:北海道
新しくできた日本ハムファイターズのホームグランドのエスコンフィールド北海道へ行きました。試合のない日は無料で入場できて、外野席に座ることもできます。見学ツアーに申し込めばファイターズガールの案内でグランドやベンチなども入ることもできます。見学コースによってはブルペンやローカーにも入れるようです。普通は試合のない日は訪れることのない野球場ですが、ここはいろいろなお店があって買い物や飲食をすることがで...
地域タグ:北海道
大阪の大丸梅田店でジュラシックパーク展が公開30周年を記念して開催されています。私は1・2作目しか見たことはありませんが、入場無料ということなので行ってみました。映画で使われた小道具類も展示されていました。下の写真はデニスネドリーが着用している「レインコート」です。正直「デニスネドリー」といわれてもピンと来ませんでしたが、横のパネル写真を見てわかりました。ジュラシックパークから恐竜の胚を盗んでコンピ...
ロイズタウン駅を見ていると、向こうからかわいいバスがやってきました。よく見ると誰も運転していません。ロイズタウン駅とロイズタウンの間を結ぶシャトルバスがこの時期だけ試行で自動運転バスが施行運転していたようです。興味深げに見ていたら「中をご覧ください」と案内してくださいました。ハンドルの付いた運転席らしきものは見当たりません。「万一のときはどうやって向きを変えるのですか?」と尋ねると「これを使います...
地域タグ:北海道
北海道・学園都市線のロイズタウン駅です。駅舎外観はロイズのコーポレートカラーである青を基調にしています。近くにロイズタウンが出来たことで、新しく2022年3月に作られた駅です。ホーム建設費9億円はロイズ、駅前ロータリー整備費6億円は当別町、駅舎維持費500万円/年はJR北海道の負担だそうです。これだけそれぞれが負担するということは駅ができることでお互いに利益をもたらすということなのでしょう。駅舎内は当別町の木...
地域タグ:北海道
ロイズタウンの1階には広い販売エリアがあります。ロイズタウンのグランドオープンは先週でしたが、この販売エリアは1年以上前からやっています。訪れたときは7300円以上の購入は送料無料だったので、生チョコなど持ち帰れない商品を中心にお土産品も含めてあれこれ買って自宅に送りました。関西では京都駅構内にも店はありますが、品揃えがまったく違います。やはりロイズと言えばチョコレートです。かじりたくなるベンチです。パ...
地域タグ:北海道
当別町のロイズタウンに行きました。8月4日にグランドオープンしましたが、私が訪れたのは7月です。さらに1年余り前の2022年5月に行ったときは、建物内の販売エリアはすでに営業していましたが、外のガーデンはまだ工事中でした。ロイズではあいの里店と上江別店の2店舗にローズガーデンがありますが、このロイズタウンで3店舗目のローズガーデンになります。見頃は6月から7月上旬です。私が訪れたときは見頃でしたが、このあと物...
地域タグ:北海道
滋賀県高島市のメタセコイヤ並木です。農業公園マキノピックランドを縦貫する道沿いに約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられています。昭和54年に防風林として植えられたのが始まりで、その後地域の協力などで少しずつ延びてきました。平成6年に読売新聞社の「新・日本の街路樹百景」に選定されて一躍有名になりました。映像でしか見たことはありませんが秋の紅葉シーズンは真っ赤に染まり見事です。琵琶湖ドライブでは必...
地域タグ:滋賀県
JR釧網線の原生花園駅です。オホーツク海沿岸の小清水原生花園の中にあります。5月から10月までの期間限定の駅です。駅のすぐ上の天覧ケ丘展望台からは晴れていれば知床連山が一望できます。下の写真は知床方面の景色です。目の前に見えるのはオホーツク海です。この日は晴れていましたが知床までは見えませんでした。振り返れば濤沸湖が見えます。オホーツク海とつながる汽水湖です。私の近くにいた若いお母さんが子どもに「昔は...
地域タグ:北海道
道の駅はなやか(葉菜野花)小清水です。この道の駅はJR釧網線の浜小清水駅とつながっています。「鉄道の駅」が「道の駅」と機能を共有する全国的に珍しい駅です。網走方面の丘の上にはフレトイ展望台が見えます。駅構内の踏切を渡るとすぐオホーツク海の砂浜に出ることができます。場所はJR斜里駅とJR網走駅のちょうど中間点です。国道244号沿いにあります。にほんブログ村人気ブログランキング...
地域タグ:北海道
北海道の宗谷本線JR抜海駅です。来年開業100周年を迎える日本最北端にある無人駅で、「最北の秘境駅」といわれています。2019年で廃駅になる予定でしたが、市民団体の活動により「自治体の管理に移行する駅」として駅は維持されてきました。駅の開業は1924(大正13)年で、当時の木造駅舎が現役で使用されています。その風情から映画やドラマのロケにもよく使われ、タロジロの『南極物語』や吉永小百合の『北の桜守』にも登場し...
地域タグ:北海道
明智光秀は本能寺の変で織田信長を討ったあと、すぐに羽柴秀吉に敗れ、居城である坂本城に向かって逃げる途中に落ち武者狩りに遭って落命したと伝えられています。前回のNHK大河ドラマ「どうする家康」ではそのシーンが描かれていました。3年前に明智光秀が命を落としたという京都・小栗栖の竹藪に行ったことがあります。そこは現在は明智藪と名付けられています。しかし、いざ行ってみると藪はほんの申し訳程度を残して伐採され、...
地域タグ:京都市
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前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」全国巡回展がNHK京都放送局で開催中ということで行ってきました。これまで大河ドラマの巡回展に行くと、おもな登場人物の等身大パネルがありましたが、今回はそれが無く代わりに横浜流星さん演じる蔦屋重三郎をはじめ4人の登場人物の写真が展示してありました。展示の中でも目を引いたのは小芝風花さんが着用した花魁の衣装です。艶やかなデザインで重厚感もあり、ドラマの衣装を超え...
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の舞台は苫小牧ではないかという郷土史家の論考が新聞に出ていました。宮沢賢治は岩手県立花巻農学校教諭時代に修学旅行の引率で北海道を訪れており、作中に登場する活版や菓子店の場所が苫小牧市が所蔵する駅周辺の昭和初期の地図と一致するそうです。また鉄道車内で車掌に切符を見せる場面では、切符を「はがきくらいの緑色の紙」と表現しており、これは当時の国鉄の硬券切符ではなく、軽便鉄道...
礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
漫画「将棋の渡辺くん」の単行本最新刊が発売されたので、さっそく買って読みました。「将棋の渡辺くん」は渡辺九段の元奥様で漫画家の伊奈めぐみさんが渡辺九段についてコミカルに描いた漫画です。本の帯にも「離婚しました。」と大きく描いてあるように、最近電撃離婚されて将棋ファンの間では話題になりましたが、生活スタイルはこれまでと変わらないということです。作者の伊奈めぐみさんは高槻市の将棋イベントで何度か見まし...
翼を骨折しているところを保護されたオジロワシが、過去に散弾10発を受けていたことがわかったという記事が出ていました。撃たれたのはかなり前のようで、傷は自然治癒していたそうですが、散弾の状態から流れ弾ではなく、正面から狙って撃たれた可能性があるとのことです。数年前に網走の海岸で乗馬中にオジロワシを見かけましたが、そのときも近寄っても逃げないので猟銃があれば容易に撃つことはできたでしょう。狩猟には趣味や...
前回は長崎の孔子廟や新中華街について書きましたが、今回は神戸の中の中国です。関帝廟は中国で財の神として名高い三国志の武将・関羽を祀った霊廟です。世界中のチャイナタウンにあり、神戸にもあります。孔子と関帝では時代が大きく異なりますが、同じ中国なので雰囲気が似ています。入り口の山門は典型的な中国風の門です。門の上部に掲げられた 「関帝廟」の扁額は、元蒋介石の秘書で世界的に有名な書道家が書いたものだそう...
長崎孔子廟は孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。1893(明治26)年に中国清朝政府と華僑によって建立されました。ひとつとして同じ顔のない七十二賢人の石像は、圧巻で荘厳な雰囲気です。 正面に孔子を祀る大成殿があり、その後ろに中国文化を紹介する中国歴代博物館があります。内部は撮影禁止です。この孔子廟から歩いてすぐの場所にあるのが長崎新地中華街です。横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西、南北あ...
前回函館のイカがピンチだということを書きましたが、北海道漁港漁場協会は少しでも漁業に関心を持ってもらうために「難読漁港番付表」なるものを作りました。道内の難読漁港名を番付にしたもので、それによると東の横綱が羅臼町の「於尋麻布(おたずねまっぷ)」で、西の横綱が島牧村の「厚瀬(あっちゃせ)」です。北海道へよく行く私もある程度の地名は読めますが、漁村レベルとなると難しいです。中でも釧路と厚岸の海側を結ぶ...
函館といえばイカです。しかし近年漁獲量が減っており、今年も漁解禁日にほとんど獲れず、市場開設以来初めて初競りが中止されました。そして1週間後に出漁して何とか345キロを水揚げし、ようやく初競りができたということです。ただ昨年の同日には1000キロ以上が水揚げされており、初日の比較だと昨年の3分の1程度です。このままだと「イカのまち」ではなくなってしまいそうです。また知床ではカラフトマスの遡上が減っています。...
ここまで北海道の地方空港のことについて書いてきましたが、今回は九州の空港です。九州には多くの空港があり、国管理空港だけでも7ヶ所(福岡・北九州・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島)あります。長崎空港はターミナルビルが教会の窓をイメージしたデザインで、屋上の鐘など各所が教会風になっていることが特徴です。大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた空港で、1975年に開港した世界初の海上空港です。今年で開港50年になります。...
札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。滑走路は1500mが1本で、3000mが2本ある新千歳空港に比べるとかなり小規模です。函館や釧路といった道内都市を結ぶ便が多く発着し、ほかに三沢、新潟などを結ぶ便がありますが、東京や大阪を結ぶ路線はありません。この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。2016年よりFDA(フジドリームエ...
オホーツク紋別空港です。前回書いた中標津空港よりさらに規模は小さく、現在は全日空の羽田往復便があるだけです。羽田空港からの便が到着するのは午後12時30分で、羽田空港に向けて出発するのは午後1時10分です。空港に行ったのは午後2時でしたのでもうここを発着する便はなく、中には入れましたが空港は実質閉店状態です。もちろん展望デッキに出ても航空機の姿はありません。外国人観光客の利用者数が増えて何とかコロナ前の水...
少し時間の余裕があったので何となく中標津空港に行ってみました。この空港にはかなり昔に来たことがあり、その時の印象が木のぬくもりのある空港でしたが、今回も変わらずというより一層きれいな木の作りになっていました。写真だけ見ていると、どこかの公民館の2階フロアという感じですね。ここで食後の缶コーヒーを飲んで休憩しつつ、このあとのドライブ計画を確認しました。テーブルもあって安上がりな喫茶タイムとなりました...
前回は函館の旧ロシア領事館と旧イギリス領事館のことを書きましたが、今回は長崎です。長崎の東山手十二番館は1868年に建設された建物で、ロシア領事館が置かれていました。外国人居留地を代表する洋風建築で、1998年国の重要文化財に指定されています。すぐ近くにある東山手甲十三番館は明治時代中期にフランス領事館として建てられた建物で、現在は無料で公開されているほか、喫茶店としても利用されています。そしてこれらの旧...
函館市にある旧ロシア領事館は明治41年に建築され、帝政ロシアの領事館としては日本に唯一現存する歴史的建造物です。30年前まで青少年研修施設として利用されていましたが、閉鎖後は老朽化して立ち入り禁止になっていました。そんな旧ロシア領事館を名古屋の企業が2021年に函館市から買い取って改修を進め、7月に高級ホテルとしてオープンすることになりました。全6室で、スイートルームは2名1室2食付きで1泊31万9000円ということ...
このブログで以前書いたことがありますが、クラーク博士の「初年よ大志を抱け」という名言は、北広島の島松駅逓所で札幌農学校に赴任してしていた博士が帰国するとき、見送りに来た学生たちに残したとされています。(恵庭だったという説もあるようですが…)現在国の史跡に指定されている旧島松駅逓所の近くには名言誕生の記念モニュメントが建っています。しかし名言が生まれた場所が北広島市だということの知名度は低く、有名な...
亀山社中は坂本龍馬とその同志により結成された日本初の商社兼私設海軍です。前回ブログで少し触れた坂本龍馬が学んだ神戸海軍操練所が閉鎖された直後の1865年に長崎で結社されました。老朽化していた龍馬が活動拠点として借りていた民家を当時に近い形で復元し、2009年から長崎市亀山社中記念館として一般に公開しています。名誉館長は龍馬の大ファンである俳優の武田鉄矢さんが務めており、床の間に掛かっている絵も武田鉄矢さん...
神戸の新名所TOTTEI(トッテイ)Iが4月にオープンしました。もともとは物流の拠点として倉庫が建ち並んでいた神戸港第2突堤でした。TOTTEIの中心施設は「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」です。プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地で、音楽ライブなども開催される予定です。TOTTEIの南端には海を眺められる広々とした緑のスペース「TOTTEI PARK」があります。そして「TOTTEI PARK」の広場全体を劇...
鹿追にある福原記念美術館です。前回書いた神田日勝記念美術館の近くにあります。十勝を中心に展開しているスーパー「フクハラ」の創業者である福原治平氏が長年にわたり収集してきたコレクションを一般に公開するために設立した美術館です。くつろぎながら芸術を楽めるよう喫茶スペースやテラスがあり、撮影もOKで、気軽に芸術品に触れあえる美術館です。六花亭の花柄包装紙でおなじみ 坂本直行 無題連ドラ「>なつぞら>」でブレ...
函館の函館港と函館山にはさまれた元町・末広町あたりの西部地区は、「伝統的建造物群保存地区(通称「でんけん地区」)」として、異国情緒豊かな街の景観や建造物を保護しているエリアです。函館市はこの「でんけん地区」の歴史的価値のある建物を「伝統的建造物」に指定しています。旧函館区公会堂やハリストス正教会などガイドブックに載っている建物のほとんどは「伝統的建造物」ですし、このブログで紹介した旧カールレイモン...
函館の相馬株式会社は、初代・相馬哲平(2代目も同名)が1863(文久3)年に米穀商「相馬商店」として開業した会社です。今なお現役の社屋は、1916(大正5)年に完成したものです。昨日紹介したカールレイモン旧宅と同じく、函館市の「伝統的建造物」に指定されています。木造2階建ての鉄板葺き屋根に突き出た窓はルネッサンス様式です。基坂と電車通りの交差点に建っています。市電がこの建物の前を通過する映像は何度かテレビで見た...
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
平安神宮には神苑という広い日本庭園があります。通常は入園料600円ですが、年2回無料公開日があります。そこで昨日6月7日の無料公開日に合わせて行ってきました。神苑に入るとまず南神苑で、そこに日本最古の路面電車が置いてあります。明治44年に製造された車両で2020年に路面電車初の国の重要文化財に指定されました。西神苑はちょうど花菖蒲が見頃です。このときに合わせて無料公開日を設定しているのでしょうね。西神苑の白虎...
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...
前回紹介した三方五湖ですが、その全体を見るにはレインボーライン山頂公園へ行くのがおすすめです。リフトかケーブルカーで山頂公園まで上がります。写真に写っているレインボー傘は施設が日傘や雨傘として無料で貸してくれるものです。これを多くの人がさすことでSNS映えする効果を狙っているのでしょうね。山頂公園には5つのテラスがあり、三方五湖や若狭湾が一望できます。足湯やカフェもあります。山頂カフェなないろでジュー...
福井県の三方五湖です。北陸新幹線が敦賀まで延伸されて注目度が上がり訪れる人が増えているそうです。三方五湖は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖はそれぞれ水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。下の写真は三方湖です。三方五湖の中で唯一の完全な淡水湖です。三方五湖の中でもっとも大きいのは水月湖です。近年、湖底に年縞と呼ばれる7...