ケーキのオーダーを仕上げていると”ヘイネイバー”と言う男性の声がした。顔を上げると麦わらのカウボーイハットを被ったボブさんが棚に並べたパンの間から顔をだしていた。我が家の近所に住むボブさんは既にリタイヤされ奥さんと二人で丘の上に建つログハウスに住んでおられる。早朝から日が落ちた時間まで何度も近所をウォーキングされているボブさんにはタコタと言う犬がいて仕事に行く道タコタと散歩されているボブさんをよく見かけていた。そのボブさんの姿を暫く見ることがないので何かあったのかと心配していた所だった。”最近ウォーキングされているのを見かけませんでしたが、”と言うと”歩くコースを変えたんですよ。”と言ったボブさんが新しいウォーキングコースがどこなのか説明を始める。地理に弱い上、通りの名前もろくに知らない私にはボブさんの話...分からない