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「体感温度」という公式から算出される数字が、部屋の寒暖計やスマホの天気予報の温度などを見ていても、なんとなくずれを感じて、もっと寒いとかもっと暖かいのになぁと思う私たちの???の原因を少し明らかにしてくれる感じがして、今回取り上げてみまし
「体感温度」という物差しを使うと、普段見ている寒暖計と自分の感じる暑さ寒さのずれをなんとなくカバーできるので面白いですね。この公式では、温度、湿度、風速という要素のバランスによって感じ方が変わる体感温度を示していますが、リアルな世界ではそ
体感という意味で言えば、「体感温度」という数式から導き出される値があります。実際に私たちが自分の周囲の空気を何度くらいで感じているかという温度を、気温、湿度、風速の要素を公式に入力して算定することができるのですが、この計算が非常に面白い結
私の北海道のお仲間が、冬に福岡にいらっしゃるとみな口を揃えて「寒い」と言われます。福岡でもごく稀に氷点下になることはありますが、それでも気温としてはほとんどプラスの世界です。マイナス10度以上にもなる北海道に比べれば、温度としてはずいぶん
12月に入りました。今年の福岡はなんとなくずっと秋を引きずっていて、晴天が続いていていつまでも暖かく、いつ冬になるのかなと思っていたら、急に来ました(笑)。福岡の冬は曇天行が多く、日中気温が上がらなくなり、北に海がありますから冬の北風が湿
住まいというものは、その住まい手の暮らしそのものである部分が多く、私は、その暮らしそのものをどうにかする立場ではないのですが、俯瞰して垣間見ることができるその住まい手の暮らしを、ほんの少しでも空間が応援して、より良い方向へ動かすような住ま
社会の状況から鑑みれば、これからもっともっと、一個人の住まいづくりは、多面的に難しいものになっていくような気がして仕方ありません。物価上昇や今後考えられる金利上昇などが反映するコスト面も、許認可の面も性能担保の面でも、これまでより様々な面
私事ではありますが、今年は年男で寅年の60歳になりました。巷では還暦と言いますが、自覚もないままに、ただただ突っ走ってきた成れの果てではありますが、世間的に言うその歳にはいささか当惑してしまう自分があります。孫も出来ました。一回転して暦が
目まぐるしく社会は変化をし続けていて、日常がそれに翻弄されながら過ぎていきます。この10年でもずいぶん様々なことが変化していきました。東北の大震災に始まり、低迷する経済は格差社会を助長する方向へしか流れず、コロナによって盤石に見えていたこ
数日間の東京出張を終えました。かなりハードな日程でしたが、スケジュールをこなした満足感と少しばかりの疲労感で週明けを迎えました。今回の出張の目的は大きくは所属する一般社団法人パッシブハウスジャパンの3年ぶりのリアル大会参加でしたが、その数
パッシブハウスジャパン オプショナルツアーに参加。 2
信濃追分の家の現場では、内外部完成に向けて工事佳境の状態の中、森さんに加えて、施工店の社長も監督もお見えになり、詳しく状況をご説明していただきました。軽井沢という場所は、別荘地として広くいろいろな規制がかかり、工事をしてはいけないシーズン
パッシブハウスジャパン オプショナルツアーに参加。 1
パッシブハウスジャパンの大会の翌日は、定番のオプショナルツアーが企画されていて、今回は軽井沢周辺の関連事例の見学でした。朝から東京を出発し、佐久平駅まで新幹線で向かい、軽井沢に南下していくコースに参加しました。まずは今年のエコハウスアワー
昨日は、2019年、私が実行委員長として福岡で開催させていただいた9周年全国大会から、実に3年ぶりとなる、リアル開催のパッシブハウスジャパン全国大会に参加しました。オンライン開催はありましたが、リアルにお仲間とお会いできるのは久しぶりで、
冬だけでなく、夏も然りです。言葉として、暑い夏に「エアコンギンギン」と言いますが、それも刺激的で気持ちようのは数分でしょう。やがては体が冷えて不快になります。つまり、玄関先でドアを開けると何となく室内は外よりもひんやり感じて、たちまち汗が
ここで、「省エネ」を語り始めることは割と簡単で、「快適」を語るのはもう少し難しいことがわかります。省エネは、数値で比べることも簡単ですし、皆さんの大好きな「コスパ」という言葉にも容易に移行できますからわかりやすいのですが、快適に関しては感
私が北海道に高性能住宅を学び始めた30年ほど前は、オイルショックによって暖房費が高騰した社会情勢から、住環境を技術で整えようという機運が盛り上がる黎明期にあったのだと思います。グラスウールが出回って、壁の中、屋根、床にそれを詰めたら暖房費
2025年、省エネ法改正による性能基準義務化の流れに沿って、この国の住まいの省エネ化もようやく重い腰をあげ始めたかのように見えます。確かに良いことですし、持続可能な社会の構築は地球規模で待ったなしの課題で、先進国と言われながらその中ではい
このところの社会情勢は、なかなか住まいづくりには厳しい状況も暗く影を落としていて、安直に「夢」なんて語ってられないと言われてしまうかもしれません。ただ、でもそれならばなんのための住まいづくりかと私などは思ってしまいます。ゼロから住まいを創
最近の住まいづくりは、住宅ローンや補助金、実際に建てていく建物は性能値や数値化できる実利の部分が大きくクローズアップされているが故に、その部分が気になりすぎて、それでお腹いっぱいというお客様を時々お見かけしますが、本来の住まいづくりで、お
昔、小坂明子という歌手が歌った「あなた」という曲の出だしで、「もしも、私が、家を建てたなら〜」と歌っていましたが、調べるとなんと1973年、もう半世紀も前のことだそうです。笑。今回の住まいは夢か…というタイトル
住まいづくりには、プロセスが大事だというお話をしてきました。そのプロセスを誰と創造していくかというところは、大変重要なことだと思います。万人向けではなく、あなたにとってということが一番大切ですから、住まいづくりをしていくお仲間は、プロを含
ある意味、私は住まいの耐久性も劣化対策も、「愛着」の二文字に大きく関わるのではないかと思ったりします。この愛着を持続しいくれるものが、プロセスなんです。対価を払って買ったものより、プロセスを十分に味わいながら、入居して暮らしが始まってから
いつしか、住まいがつくるものから、買うものになった時代も、冒頭の時代の頃からだったような感じがします。何もかもが少しでも多くのお金を出せば、より上質なものが結果として手に入る。買える。いわゆる「経済行為」の一つの所作に住まいづくりも組み込
近頃の住まいづくりは、ともするとローンを組んでお金を払えば、完成するまで誰が関わってつくったのかも住まい手には全くわからないようにできてしまう住まいも少なくないのだと言います。本当にそれで良いのかなといつも疑問に思いますし、生涯に一度、大枚
戦後の高度成長期の右肩上がりの歴史は、ある意味この国の輝かしい近代の歴史の1ページなのかもしれません。そのために、以降のこの国は、その栄光にしがみつき、「経済」というお題目を連呼して、あたかも輝かしい時間をずっと維持してきているような擬態
ともすると、住まいが流行の性能だけで語られることに関しては、そもそもこういうことを啓蒙し続けてきた人間の一人としてとても違和感があります。住まいというものは、くらしを包む外皮であって、その中身に関しては、住まい手個々にとんでもなく私的で、
私たちは、まさに暮らしを包む包み紙の部分をつくっていて、その中身の暮らしの部分は住まい手がおりなしていくわけですから、その中身の部分の熟考がなければ、良い住まいにはなれないと言うことを書いてきました。ブームというものは恐ろしいもので、だん
日々雑多なことに追い回される現代人の暮らしは、ともすればその主体とは裏腹に、流されるように時を浪費してしまう連続になりがちですが、昨日よりは今日、今日よりは明日と、少しでも心豊かな時を過ごせるように工夫したいものです。そういう意味では、住
日々雑多なことに追い回される現代人の暮らしは、ともすればその主体とは裏腹に、流されるように時を浪費してしまう連続になりがちですが、昨日よりは今日、今日よりは明日と、少しでも心豊かな時を過ごせるように工夫したいものです。そういう意味では、住
住まいづくりの条件が、この数年で格段に厳しくなったのは確かだと思います。ただ、言い方は悪いのですが、右へ倣えで安直に住まいを建てる機会が減ったと捉えれば、やはり住まい創りは私たち人間の暮らしの中の大きな夢の一つですから、これから強かに世の
例えば私のテリトリーである福岡を中心に考えると、中心部ほど地価高騰が続いていて、なかなか要件に見合った土地が見つからない人もここ数年増加しています。少し前と比べてもかなり高音を感じるほどです。それで、希望と価格が全く折り合わないわけです。
最近よく伺うお話では、企画段階で立ち消えになったり、資金繰りで諸物価の高騰やコロナの影響で途中から企画変更を余儀なくされたりということが増えました。昨日の発表で大手銀行の住宅ローン金利引き上げが発表されましたが、いよいよそう言う時代に入っ
いきなりなタイトルをつけてしまいましたが(笑)。これから年の暮れに向かおうとしている季節、世相はあまり良いとも思えない状況で、終わらない戦争、波のように寄せては引くを繰り返すコロナ、揺れるカルトとズブズブの政権与党の支持率低迷と、あげれば
接客空間としての畳間がなくなったり、収納が多目的な押し入れから、シュークロークやファミリークロークというような収納物を想定したスペースになったり、LDKプランがありきたりなものではなく、ご家族の在り方により多種多様化したり、これからも住ま
もう、30年あまりこの仕事についていますが、 住まいづくりも徐々に、でも随分変わってきました。最初の頃の私の仕事は40坪50坪は当たり前で、今からすると随分大きな住まいばかりだったと思います。今から思えばまだ若く、住まい手のいうままに創っ
この30年の変遷の中でも、子供室の考え方などは、大きく変わってきた部分なのかもしれません。当初はやはりかなり贅沢な子供室を所望される方が多かった。施主様自体が子供の頃、満足した子供室が与えられなかったこともあって、子供達には独立した部屋を
丁度、福岡パッシブハウスを着工したのが、あの東日本大震災の前日ですから、ガラガラと変わる価値観の中で、私たちも必死にそのニーズに応えようとしていたことを思い出します。お一人お一人の快適を求めて始めた住まいづくりですが、あの3.11以降はそ
一口に「住まい」と言っても、この国の場合は、その住まいの業態や販売システムなどが多種多様、さまざまなプロセスがあって、一般の方からは分かりにくい部分がとてもあると思います。要は広告を見てローンの算段だけして出来上がったものをポっと買ってし
鉄骨鉄筋コンクリート造8階建ての複合ビルは、街の中心部にあって、1階が店舗、2〜6階がオフィス、7.8階がオーナーの住居というものでしたが、スーパーゼネコンの下請け時代で複合開発的な大規模なものから様々な構造のもの
まさに若気の至りと言うやつで、大海原に素っ裸で飛び出すように、何も考えずに独立をして35年近くもこの時間をこの生業に費やしてきたかと思えば、何がなせたわけではありませんが、感慨深いものがあります。本当に最初はママゴトのような状態で、電話の