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  • ヨジョウノ本。

    地方局が作った番組を見ていたら、アナウンサーがお店の住所を…きたさんじゅうよじょうと読んだので驚いた。画面のテロップは○○区北34条とある。関西に住んでいるせいか、四条といえばシジョウだと思っていた。四って「よ」か?疑念が兆したが四畳半はよじょうはんだよな…すぐに思い直した。地名の読み方は、ところ変わればということだろうけれど、頭の中によじょうの響きがしばらく残った。よじょう、って何かあったな…私のこ...

  • てーまの話。

    なんだか最近、ヒザの具合が気になる。イテテというほど痛くはないのだが、関節内に違和感があり、ときおりカクッと脱力したりする。深刻な異常はなく、お定まりの加齢というやつだ。暖めたり、体操したり、ヒザ中心の生活©サバンナ八木を送るこのごろである。今日も今日とて、気休めのサプリを飲みながらそういえば去年は腰がテーマだったな…ふとそう思った。立ち仕事の多さもあって、50の声を聴くころから腰が怪しくなり、冬場...

  • とろとろ話。

    今日は家で仕事。暖房をケチって、スリッパとひざ掛けでやり過ごそうとしたものの、やっぱり寒い。ふと空腹を感じて時計を見れば、おやつどきだったから、台所に立った。熱い飲みもの、それからなにか甘いもの…まずはヤカンに水を入れ、食糧庫を探る。クッキー…は 食べちゃったし…ん?これは?白い紙箱は、秋口にお寺に参ったときの、お下がりの落雁(→らくがん話。)だった。甘いといえば甘いんだけど、なにしろこの落雁、ホッケ...

  • さいどの話。

    感謝祭を祝わない日本に、単独で輸入されたブラックフライデー(→もみもみ話。)。金曜日は過ぎたが、ECサイトのセールが続いているので、ちょっと覗いたら頻繁に再度購入されている商品題目の下にいくつかの商品が上がっている。私は従来から、このサイトのお勧めにははなはだ懐疑的なのでホンマかいな…疑いの目で眺めていると魚用自動餌やり機を何度も買うのは水族館か養殖業者くらいであろう。ステンレス製絞り器は、なんと2リ...

  • なまぐさ話。

    私はイメージに左右されやすい人間だと思う。たとえば新鮮な野菜という、どこもおかしなところのない言葉。 鮮という字の魚ヘンのせいで、白菜でも人参でも、ちょっとだけ生臭い気がして、子供のころはイヤだった。いちいち気に留めていたら日常生活はとても立ち行かないから、大人になってからはそんな感情はちゃんとしまっておけるようになった。それでも感じること自体はなかなかやめられない。先日は、ブックレビューの記事を...

  • むすかの話。

    あべのハルカスを超える日本一の超高層ビルが開業したらしい。近頃はこういうバカ高いものができると、だいたい上階が住戸になる。64階建てのこのビルも、53階から上がマンション。マンションじゃなくて億ション、と揶揄したのも今は昔、分譲価格は数十億から2百億円とか。私はこの手の高層住宅を買う人の気持が分からない。テレビ番組でホテルやマンション、高い建物を紹介するときわあ~!素晴らしい景色ですね!窓からの眺...

  • さいかい話。

    帰りに買物していこうと、輸入食品店に寄った。謎の麺を衝動買いして(→びゃんびゃん話。)以来だから、3か月ぶり。ちょうど会社のひける時間、同じように勤め帰りの人でそこそこ混んだ店内は、ちょっと気の早いクリスマス商品で華やかである。楽しい気持になるのは私だけではなく、カゴを手に商品のあいだを回遊する買物客の表情が、みなこころなしか柔らかい。その理由はすぐわかった。…いかがですか~?ひさしぶりの元気な呼び...

  • こらぼの話。

    先日、トイレやスマホといった言葉を文章で使いたくない、と書いた(→といれの話。)ところスマホは略してるからダメなのか?というコメントをいただいた。確かにトイレット、スマートフォンと書くほうがいくらかマシな気がする。また、トイレとスマホ、2つを並べてみて、トイレのほうが抵抗が少ないのは、やはり歴史の長さゆえ、使い慣れたからだろう。スマホに関してはもうひとつ、ホで終わるという落ち着きの悪さも気にくわな...

  • こはるび話。

    朝からの仕事を終えて、みんなで外に出ると、街路樹の葉に明るい陽光が差している。あったかーい!朝はあんなに寒かったのにね!口々に言い合っていると、中のひとりが小春日和って感じよね…思い入れたっぷりに、空を見上げた。うちの事務所は私を除き、上品な女性が多い職場で、中でもこの人はとくにお上品な奥様だ。朝の気温に合わせて着てきたらしい、カシミアのコートの襟元のファーが、キレイにお化粧した顎の線を縁取ってい...

  • シカナク本。

    古都と呼ばれる土地柄、地元を歩いていると、あちこちに新旧とりどりの石碑が立っている。刻まれた内容もまた、著名人の顕彰であったり詩歌であったり、さまざまであるが、とりわけよく目にする名前が會津八一である。私の見た碑だけでも、15基はくだらないはずだ。その在処も興福寺、東大寺、法隆寺に唐招提寺と、おもだった寺院のほぼ全てを押さえている、といってよい。自筆らしい特徴のある筆跡をそのままに刻まれているとこ...

  • すーすー話。

    私は悲観的で、万事にネガティブな人間である(→よかんの話。)。洗面所の蛇口の横に並べているマウスウォッシュと化粧水が、どちらもポンプ式の白いボトルで、非常によく似ているので朝、鏡に向かう時はきっといつか 化粧水を口に入れる…または顔がミントでスース―して 驚く日が来る…いつもそう思っている。今日のところは無事、洗った顔に化粧水をつけ、ミントで口内をサッパリさせて家を出た。自転車に乗って、駅まで用足しだ...

  • といれの話。

    11月19日は世界トイレの日です、と、スマートフォンが言う。へそ曲がりの私には、言うのはいいけど書くのに抵抗のある言葉がいくつかある。スマートフォンをスマホ、というのもそうだけど、トイレもそのひとつで、文章ではご不浄などと言い換えてごまかしている。せっかくスマホがトイレの日を教えてくれたから、今日はトイレの話をしよう。足掛け4年にわたる新型ウィルスの騒動で、生活を変えた人は多いことと思う。仕事や住...

  • ゆらゆら話。

    昔の同僚のユキちゃんから電話があったのは、先週のこと。先日正倉院展に行ったクミちゃん(→ききみみ話。)と彼女と私は同期入社で、そろってオッケーバブリーな青春時代を過ごした3人組である。久しぶり 珍しいね 電話なんてアタシさ 明日正倉院展に…それならこないだ、クミちゃんと行っちゃったよ~、と言いかけたら…行くんだけどさ~おやおや、お誘いではなかった。展覧会の切符は1枚だけらしくゴハンだけでも一緒に食べ...

  • アオオニ本。

    「泣いた赤鬼」というお話をご存じだろうか。山の赤鬼が、人間と仲良くなりたいと考えこころのやさしい おにのうちです…お茶もお菓子もあります…云々立札を出しても、当然ながら誰も寄り付かないのでガッカリしていると、親友の青鬼がボクがワザと村で暴れてやるから キミがやっつけて見せろそんなふうに入れ知恵をする。悪い鬼を懲らしめる、赤鬼はいい鬼だと思わせるというのだ。陳腐な筋書きはまんまと奏功し、赤鬼は望み通り...

  • くるまの話。

    マンションの駐車場が工事中で、敷地内が臨時の駐車スペースになっている(→おしいの話。)。私は運転しないので、クルマにも関心がないが、エレベーターを降りてホールを出ると、いっぱいクルマが停まっている景色はちょっと面白い。白いの、黒いの、ラメっぽく光ってるの。セダンとかワゴンとか聞いても、なにしろ疎いので色の違いくらいしか分からない。それでも毎日そばを通っていると、分からないなりに親しみをおぼえるよう...

  • ぐらたん話。

    グラタン皿の買い替えを考え(→おさらの話。)ながら、学生街を久しぶりに歩いたときのことを思い出した。すっかり入れ替わった一角があれば、昔の記憶そのままの建物もある。コピー屋だった場所が、コンビニになっていた。そうか、今はコピーをとったりしないんだ。変わった場所と変わらない場所が、モザイクのように入り混じって、脳ミソが忙しい。見慣れないカフェの角を曲がったらこの店まだあるんだ…表通りを入った細い小路の...

  • おさらの話。

    寒くなってきたので、グラタンにしよう。ひとり分のグラタンなんて面倒だろう、と思いきや、これが意外にそうでない。鶏肉と玉ねぎを炒め、ソースで和えるところまでを大量に作り、小分けして冷凍庫に入れておく。食べたいときにレンジで温め、チーズを振って焼けばいいから、作り置きできるのだ。子供が家にいたころより、むしろ今のほうが、よく食べていると思う。今シーズン初のグラタン、さあ焼きましょうと食器棚の前まで行っ...

  • ぽつりの話。

    …うあ~…お湯に入ると、思わず声の出る季節になった。ゆっくり浸かるほうがよく眠れると聞いてから、セッカチの私は、あれこれ工夫して時間を延ばすようにした。仕事で疲れた腕や肩のストレッチもお湯の中で。両手を広げて浴槽につかまってから、首を前後に曲げて伸ばす。後方に曲げる目安は頭上のポツリと黒い点。内装の傷らしく、目を凝らさないと見えない、ほんの小さな点だが、大事な目安になっていていーち にーい さーん…...

  • あのまち話。

    友だちとランチの約束をした。都会で会社勤めを続けている彼女が、お店を決めてくれたので、最寄り駅を確認すると???ぜんぜん聞いたことのない駅名である。私も離れてかなり経つけれど、そんなことあるだろうか。カン違いかしらと検索してみたら、いつの間にかできた路線に、知らない駅が並んでいる。異次元に迷い込んだような不思議な気分。どこをどう走っているのか知りたくなって、沿線の地図を画面に出してみた。知っている...

  • こもんの話。

    駅前で、ちょっと時間ができた。お茶でも飲むかと、喫茶店を探してキョロキョロしていると 美術館のポスターが目にとまった。ふーん なんだか可愛げじゃないか…駅から歩ける距離だから、ぶらぶら行って帰って、ちょうどいい時間である。乗ってきた私鉄ゆかりのこの美術館は、小規模ながら多数の優品を所蔵し、日本美術の美意識そのまま、野趣に富んだ庭園に囲まれた素敵な場所だ。うねうねと庭園の中を上る径は建物の入口へ。自...

  • ききみみ話。

    昔の同僚のクミちゃんから、待望の電話。正倉院展 ご一緒しません?しばらくご無沙汰していた正倉院展に、オホホと誘ってくれた(→おほほの話。)ので、ウキウキ出かける。日時指定の予約制にもかかわらず、博物館の周りは、けっこうな人出で10時半の切符お持ちのかた~ こちらで~すプラカードを掲げた人に促され、最後尾についた私たちのあとにも、すぐに長い列ができた。平日ということもあって若者は少なく、われわれの前...

  • おうたこ話。

    朝夕が寒くなって、ムスコが冬物衣類を取りに帰ってきた。入れ替えのつもりか、夏物を持ち帰ったのでどうせシワシワなんでしょ~ギューギューにつっこんだ紙袋を取り上げながら洗っといたげる ありがたいと思いなさいよおかーさんヅラで恩に着せる。ムスコが帰るというから、久しぶりにオデンを煮た。鍋をはさんで夕食。あいかわらずムスッとして不景気な様子のムスコだが、家を出てから少しおしゃべりになった。近況報告から話題...

  • かかった話。

    窓を開ければ、さわやかに秋の晴天。しかし、今朝の私の気分はイマイチすぐれない。…ケン…ケホン…咳払いをしてもノドにひっかかるのは、ウィルスでもホコリでもなく、昨夜の魚の骨だ。セッカチで早食いの私は、晩ごはんのアジの干物の、身に混じっていた小骨を、ロクに噛みもせず飲みこんでしまったのである。子供のころは、ご飯を噛まずに丸呑みしなさいと言われたものだが、今の知識によれば、かえって深く刺さることもあって、...

  • もふもふ話。

    私はオバチャンなので生協をやっている。生鮮食品のイメージが強いが、カタログには衣類も掲載されている。どれも絶妙にダサくて、生協にふさわしいオバチャンの再生産をもくろんでいるとしか思えない(→さんまい話。)のに、つい見てしまう。載っている衣類には枕詞があって、曰くらくらくゆったりのびのび自堕落な体型になりたくなければ、けっして身を委ねてはならない3つのキーワードである。冬に近づき、そんなカタログにも...

  • ほーすの話。

    空ビンの話は続く。うちの市では月に1度、再生資源の回収がある。缶やペットボトルはショッピングセンターにも回収ボックスがあるが、ビンはこの時しか出せないので、うっかり逃さないように気をつけている。さてその当日。資源回収専用のコンテナに、透明のビン、茶色、その他と、3つに分けて入れて行く。元気なときには食品の透明のビンが多く、イベントがあると緑や青のワインのビンが増え、体調に不安があるとドリンク剤の茶...

  • まよまよ話。

    あなたは1年間に何グラムのマヨネーズを食べますか?こう聞かれて、概算でも即答できる人は少ないだろう。しかし私は言下に答えられる。1000グラム…およそ1キロですその理由は簡単。年末に250グラム入りのマヨネーズを4つ購入し、年初から食べるからだ。1年の途中で無くなったら、追加は買わない。外食で多少の誤差は生じても、まあだいたい毎年、1キロのマヨネーズを食べる勘定になる。きっかけは7年前のこと、混み...

  • あきびん話。

    空になったビンを捨てるつもりで洗いながらコレ…アレに使ったらいいかも…フッと思いついた。小ぶりでコロッとしたかわいいビンで、思いついたアレを入れるのにピッタリなのだ。捨てるならザッと洗いでいいけれど、他に使うとなると話は別だ。洗いカゴから取り上げ、あらたに洗剤をつけたスポンジで、しっかり洗い直した。翌朝、すっかり乾いた空きビンに、アレを入れようと手に取り、なんとなく、本当になんとなく、中のにおいをス...

  • しつじの話。

    今日は金曜、ゴミ収集のある日。けっして住民サービスが良いとはいえないわが市であるが、祝日も休まないのはありがたい。澄んだ秋空の下、ゴミ袋を手にプラプラ歩いていると、見慣れない背中が前を行くのが見えた。ゴミステーションに来る人の顔ぶれは、時間帯でだいたい決まってるけれど、祝日だから、ふだんゴミ捨てに出ない人が出てきたとみえる。ジャージやスウェットなど気楽な恰好ではなく、妙にきちんとした服装はゴルフウ...

  • はげしい話。

    先日映画を見た(→あのみせ話。)ばかりで、今日もまた映画館へ。ふだんはそれほど熱心に見ないのに、見るとなると続くのが不思議である。中規模のシアターの、中央前寄りに席が取れた。映画館は清潔で、昔のようにホコリくさくもなく、椅子もいい。紙コップをひじ掛けのホルダーに入れて、すっぽりと気持よくおさまった。やがて館内がすっと暗くなったと思うと、スクリーンに広告が映り、続いて予告編が始まったときうっすら悪い...

  • びょういん話。

    母の付き添いで大きな病院へ。いつ行っても、ウンザリするほど混雑している。待っている患者は、みんな元気そうに見えるのに、全員どこか具合が悪いんだと思うと、なんだかヘンな感じである。待合室には大きなモニターが、次に呼ばれる人の受付番号を示している。でんばさ~ん でんばぢょん子さ~んなどと名前が呼ばれたのは昔のこと、個人情報が云々されるイマドキは、患者は番号だ。わが老母にあてがわれた番号が、モニター画面...

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