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  • かぼちゃの話。

    地下鉄の構内でドーナツの売店に立ち寄る。甘いものはあまり食べないが、食べるときは思い切り甘いものがいい。ショーケースの前に立つと、カワイイ店員さんがハロウィン限定ドーナツはいかがですか?顔に負けず劣らずカワイイ声で勧めてくれた。昨今のハロウィンの騒ぎには反感を拭えない(→とりっく話。)けれども、こういうのはキライではない。あーでも カボチャはあんまり…ダイジョブですよ カボチャの形してますけど 味は...

  • よっつの話。

    朝はなんとなくヨーグルトを食べる。別に好きじゃないし、健康効果も期待してないが、食べるものを決めとくとラクだからだ。 4個パックのフィルムを破って1個を取り出し、残りを戻しながらコレってみんなどうしてんだろ…ふと考えた。さっき冷蔵庫に入れたヨーグルトは、こういう↓状態。厚紙のトレイはそのまま、表面をくるんだ透明フィルムは、さきほど破って1個取り出した部分がヒラヒラしている。これが明日にはもう1つ減っ...

  • かぶった話。

    お出かけというのに着る物が決まらない。朝夕は寒く、昼間は汗ばむほど暖かいという、今どきの気候もコーディネートの困難を増す。相手は数年ぶりで、しかもこの先とうぶん再会の見込みのない人。今後数年の印象が今日の服装に左右されると思うと、あだや疎かにはできないのだ。洋服が決まらないと、出かけること自体がだんだん億劫になってくる。これはいかんと気持を奮い立たせ、とっかえひっかえ着てみてようやく大筋は決まった...

  • おほほの話。

    今年も正倉院展が始まった。遠くに住んでいたころは、わざわざこの時期に帰省を合わせて、奈良まで見に来たものだ。ところが、近所に越してきてみると混んでるだろな… まあ いつでも行けるか…こんな調子ですっかり行かなくなった。名所や有名なイベントは、遠方からの観光客で混雑するので、地元の者は避けたりする。そんな私が、数年前からまた見に行くようになったのは、クミちゃんのおかげである。意識高い系のマダムである彼...

  • かさかさ話。

    いつものスーパーで食パン売場に立っていたら…カサカサ…カサカサ…小さいのに耳障りな音がする。ふり返ると、菓子パンのワゴンの前で、オッサンがなにやら思案中。ひとつ手にとってはひっくり返し、ジロジロ眺めてはワゴンに戻している。袋入りだから差し支えないとはいえ、あまりいい気持ではない。この年代のオッサンは、定年までロクに家事を習わないせいだろうか買わないものをやたらに触るんじゃありません!オフクロに躾けら...

  • あのみせ話。

    見たかった映画の終映が近いことに気づき、慌てて見に行った。封切館は多かったのに、今は少し離れたミニシアター1館、しかも1日に1回のみの上映になってしまっている。いつでも見に行ける、と腰を上げずにいると、こんなふうに見逃すことが多いが、さいわい今回は仕事帰りに立ち寄ることができた。およそ2時間の別世界。厚い扉を出てほっとタメイキをついたとき、空腹をおぼえた。すでに夕食には遅い時間、このまま家まで帰る...

  • ひろげた話。

    ♪あーたーらしーいー あーさがっきった…聞き慣れた歌がテレビから流れてきた。野菜ジュースのコマーシャルだ。このメーカーはたしか、某芸能事務所の男性アイドルを使っていたはずだが、不祥事でひっこめたらしい。新しいCMには誰といって有名な人は出ておらずきっと慌てて作ったんだろうなァ…制作現場を想像しながら見ていると…よーろこーびに むねをひーらけ…え?歌詞が違う。そこは「喜びに胸を広げ」じゃないか。いくら急い...

  • あのかお話。

    朝夕冷える季節になると、寝床の中でときどき足がつる(→こむらの話。)。ひとり寝の悲しさ、イテテと叫んでも誰も来てくれないから、自分で備えねばならない。たまの贅沢と、お馴染みの青いキャップの製品ではなく、ゴールドEXにしてみた。箱から出し、枕元のスタンドの陰に置く。寝室のドアからふと振り返ると、ゴールドEXが小さい人みたいに立っている。丸いフタがこちらを見上げる角度なのが、たよりなげでいじらしい。何かに...

  • あしあと話。

    温暖な当地でも、朝夕はヒンヤリしてきたので、先週はリビングにホットカーペットを広げた。昨年新調したホットカーペットカバーは、フカフカで本当に暖かい(→ふかふか話。)。毛足も滑らかで手触りがいいのだが、そのせいか上を歩くと足跡がつく。自分の足跡がペタペタと重なっているさまは、あたかもアニメ「はじめ人間ギャートルズ」の大地を見るかのようである。(コレよコレ ↑ )掃除機を動かして、重なった足跡を消しつつ...

  • めがねの話。

    大学時代はいろんな単発バイトをしたが、地味な裏方や工場労働ばかり。「中華総菜販売・チャイナドレス着用」の募集に、胸をふくらませて(注・比喩表現)行ったら、体型をチェックされたうえ、着用を免除されてしまったこともある。(→ばいとの話。)そんな私にも表舞台に立つチャンスが訪れた。京都の学生には、祭りのエキストラという特権的なバイトがある。馬に乗って歩くような主だった役割は、ゆかりのある人から選ばれるが...

  • ころころ話。

    土曜の朝はチコちゃん。粘着クリーナーができたキッカケはなに?粘着クリーナー、俗にコロコロというアレを、私はどうもうまく使いこなせない。カーペットの掃除には必須と思いつつ、イマイチ活用できていないのである。きれいに見えるカーペットもコロコロすれば、きっと何かしらくっついてくるので、掃除してやったという実感はある。それなのに私は、コロコロをかけるのが、ずっとうっすらイヤなのだ。道具が悪いのではと、一般...

  • ほうこう話。

    先日ちょっと大きな仕事が片付いた。ひと息ついてヒマになったはずが、考えることはいろいろあって、あんがい忙しい。たとえばスーパーで2割引シールが貼ってあったので、買ったこのパン。ひとくちパンといいながら、ひと口に余るビミョーな大きさもさることながら、悩みどころは方向である。最初の1個を、何心なくパクリと食べたところ、パンの中身はこんな具合になっており、この図の下方向からかじったので、マヨネーズの味し...

  • たなだて話。

    夏場は毎朝開けて、日中そのままだった窓。肌寒い日、開けないことも増えてきた窓を、掃除をするので開けようとしたらぴろぴろぴろ… ぺちゃん!マヌケな動きは何かと思えばヤモリだった。私は両生類爬虫類はさほど怖くないので、家の外にいる分には気にならない。それにしてもこのヤモリというやつ、人家周辺に出没する生物としては、破格にトロくさくて目につく(→やもりの話。)のである。虫を食べてくれるから益虫だとか、イエ...

  • ばいばい話。

    あれは中学1年生の、季節は秋だったろうか、たしか制服は長袖になっていた。コーラス部の練習を終え、楽譜をカバンに入れていると、音楽準備室のドアが開いて、中から誰かチョイチョイと手招きをしている。見れば同級のマミちゃんとカナエちゃんだ。彼女たちは音楽に詳しくて、周りの他の中学生とは、ちょっと違うオトナっぽい雰囲気を漂わせた2人組だった。(→みゆきの話。)私はオクテな田舎の優等生だったのだが、どういうわ...

  • しあわせ話。

    ひとり暮らしだから、朝起きても誰とも話さない。寝ているときとの違いは、身体が縦か横か、まぶたが下りてるか上がってるか、それだけだ。昨日と同じ家、同じ布団の上で、目が覚めたからって面白いことは無い。ニコニコする理由もないから、ブスッとしている。こんな顔を人が見たら、怒ってると思われそうだ。ノーマル、平常、スタンダード、なんと言えばいいのか分からないが、この状態の顔を、もう少しマシにする方法はないもの...

  • うえあの話。

    ゴミ捨てに出るにも、Tシャツでは肌寒いこのごろ、同じ服ばかり着ていることに気づく。中途半端な七分袖で丈は長め、ベージュのようなグレーのようなボンヤリした色合いの、さしたる特徴のない、つまらないシャツ。(同じものが見つかりませんがこんな感じです)原色好きの私の好みじゃないから、どうせおばーちゃんからのお下がりだ。どこといっていいところのないこんな服を、洗濯が済むのを待ちかねるように、繰り返し着てしま...

  • てあらい話。

    新型ウィルスの騒動をきっかけに、手洗いの有効性が広く知られたのは、けっこうなことだ。私は手を洗うのがわりに好きである。1日中家にいるときでも、ふと気がつくと洗面所に行き、ザバザバと手を洗っている。体力のないわりにあまり風邪をひかないのは、もしかしたら手洗いのおかげかも知れない。けっしてキレイ好きでもないのに、なぜ手洗いだけ好きなのだろうか。思い起こせば、会社に勤め始めたころ。自席でお茶を飲んだりも...

  • まなーの話。

    帰宅ラッシュの時間に電車に飛び乗った。サラリーマンに買物帰りの人、でっかいスポーツバッグを持った学生で、かなりの混雑だ。吊革につかまってボンヤリしていると頭上の広告が目にとまった。以前、遠目でチラッと見て、何をあらわしたイラストだろう、と、気になっていた広告だ。ちょうどいい、身動きもならぬ状態でもあり、しっかり眺めてやろう。車内マナーの啓発広告らしい。右下の青年は、座席を荷物で占領する人を非難の視...

  • ぶんるい話。

    大した写真は撮らないが、それでも時々見返すと、スマホにいろんな写真が溜まる。先日、ファイルの中の写真が、被写体別に自動的に分類されている(→でざーと話。)と知った。驚いたことに、人物の写真など、ご丁寧にムスメはムスメ、ムスコはムスコと、写っている人ごとに分かれているではないか。今のスマートフォンは、人相を見分けるのだ。これがAIの仕事か…技術の進歩には目を見張るほかない。このところ外出の機会が減り、家...

  • コレクト本。

    お天気がいいので自転車を止して、図書館まで歩いた。いつもは予約した本をピックアップしたらすぐ帰るけれど、なんとなく気分に余裕があったので、久しぶりに棚のあいだをブラブラ散策。背表紙の文字を見て、気になった本を引き出し、パラパラと眺める。ちょっぴりそっけない題名の1冊を手に取ったのは、物を集める心理に興味があるからだ。(「コレクションブック」 ピエ・ブックス刊)ヤカンやポット、片口にピッチャー、注ぎ...

  • よかんの話。

    昨日はやっと衣更えを済ませた。半袖を重ね着して、アイスコーヒーの残りをふるえながら飲む半端な生活ともおさらばして、家の中も秋へ向かっていく。あと、残っているのは夏の間大活躍した扇風機の始末だけである。話は変わるが、先日懸賞に当選した(→とうせん話。)と記事に書いたら好調が続くのは良い知らせ!ステキなコメントをいただいたのに、私にはそういう発想が無くてなんぞ悪いことの前触れでは…正反対の、不吉な予感を...

  • つのきり話。

    ローカルニュースを見ながら、足の爪なんか切っている休日の夕方。特産の鶏肉を使った鍋料理が紹介されてあー もう鍋の季節かア…湯気にウットリしていたら、つい手元が疎かになり、親指を深爪した。痛くはないけど、場所が場所だから、膿んだりしたらややこしい。軟膏でもつけておこう。薬箱まで行って戻ってきたら、テレビの画面は次のニュースに変わっていた。秋の風物詩、鹿の角切である。黒い法被の勢子が逃げ回る牡鹿を押さ...

  • とうせん話。

    ちかごろ郵便物は本当に少なくなった。長年の習慣だから、毎日帰宅すればポストを覗くけれど、チラシの2、3枚もあればいいほうで、何も入ってないことも多い。その日も、どーせカラッポだろうと思いつつポストを開けたらなんだコレ?見たことのあるピンクの文字の浮かんだ、薄い封筒があった。関西圏のテレビ局のロゴだ。ナンノコッチャと思いつつ封を切ると、コピー用紙ペラ1枚にご当選おめでとうございます!番組名をデザイン...

  • ちょうしの話。

    かかりつけのヒカワ先生は、物腰柔らかだが、なかなか厳しいお医者様である。昨日は、先月の採血(→みぎての話。)の結果が出ているはずなので、緊張してうかがった。どうですか お変わりありませんか?ニコニコしつつも視線は血圧計に注がれており…うーん まだ下が高いですね…軽く叱られるのが常なのでスミマセン…家ではもうちょっと低いんですけど…脳内で言い訳を考えていると…うん こんなもんかな いいでしょうアレ?褒めら...

  • よていの話。

    さいきんはスマホで予定を管理している人も多いと思うが、私は断然アナログ派である。日々の予定は、裏紙を目玉クリップで止めた、ビンボくさいメモ帳に書く(→めもめも話。)。済んだ用件を棒線で消し、紙を引き抜いて、くしゃくしゃポイと丸めて捨てるとき、小さな幸せを感じる。たとえその日の用件が、ゴミ出しと医院の予約電話だけだとしても、平和な1日だったという喜びに変わりはない。さて、今日も今日とて、メモを書きま...

  • ゆずられ話。

    早めに仕事が終わったので、吊革にぶら下がりなんか食べて帰っちゃおかな…楽しい気持で窓の外を見ていたら、後ろからトントンと肩を叩かれた。振り向くと、見覚えの無い中年の女性。あの…私、次で降りるので よろしければ…立ち上がった後ろの座席を指さす。あ、私も次で降りますから…やけにニコニコしている女性に、戸惑いつつ断って、ホームに降りたあと?????大きな疑問に包まれた。私よりもずっと若い子に譲られるならまだ...

  • ぺらぺら話。

    新型ウィルス流行による外出自粛をきっかけに、千円カットで済ますようになったのに、近頃それさえおっくうになり始めた。髪が伸びて頭がボーボーで、結わいたりピンでとめたり、しばらく引き延ばしたもののついに誤魔化しきれなくなり、やむなくカットに行く。むろん千円カット(税込1100円)である。平日のへんな時間なので、待たされることもなく、すぐにカットチェアに案内された。今日はどうされます?若い男性の美容師は...

  • そーすの話。

    今日伺ったのは、自宅兼事務所の小さな会社。お母さん兼社長、という佇まいでありながら、じつはけっこうヤリテの女性と、表面はニコニコ、内心はバチバチの交渉のあと、やっとお暇した。は~ お腹空いた~夕飯にはまだ早い時間だし、先方はコーヒーを出してくれたが、なんだかんだで疲れたのかホントに~ 食べて帰りますか駅前にお店あったかしら 何にします?お好み焼…あ、いいですね! 私も食べたかったさっきからソース味...

  • えりんぎ話。

    先日、エリンギって何語なんだと記事に書いた(→まるじゅう話。)ら、コメント欄でイタリア語ですよとお教えいただいた。さっそく一緒に天ぷらを食べた友だちに電話だ。エリンギってイタリア語らしいよ!へえ~ そうなの勢い込んで報告したのに、反応はイマイチ。こういうことって、なんでだろうね、分かんないねと言い合うのが楽しいので、本当に知りたいというのとはちょっと違うのかもしれない。まあ、それはそれとして話は続...

  • けーぷの話。

    マイド~!いつものように勝手口からズカズカ入っていくと、母が茶の間にいない。おかーさーん…何してんの?ふすまを開けたら、仏間の押入の前でぺたんと座って、なにやらゴソゴソやっている。何って見ればわかるでしょ 片付けですよ物に埋もれた物屋敷に満足している、物ババアのおばーちゃんも、定期的にかくてはあらじの念に駆られるらしく、こんな風に持物を引っぱり出す。出したからといって捨てるでもなく、出てきたところ...

  • さっとの話。

    いきなりゴミの話で恐縮だが、わが市のゴミ収集は燃やせるごみ 不燃ごみ プラごみ 資源ごみ 粗大ごみの5種に大別される。プラごみは、プラスチック製容器包装ごみの略。中身を使い切り、さっと汚れを洗うか、拭いてから出すこと、となっている。私はこのさっと洗う、というのが苦手だ。だいたい、さっと、という基準が曖昧ではないか。並置して拭くという選択肢があるところから、食器を洗うほどきちんとしなくていいよ、とい...

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