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孤独な女のネガティブポエトリー

悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)

ナレイ
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2012/07/15

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  • 地獄の6号室

    お母さんが 死んでもう20年以上経つのにもしかすると私はまだお母さんを看取ったあの最期の6号室にいるのかも知れないあの6号室でいや もう6号室さえなくなったあの場でもういないお母さんの看病をしているのかも知れないだからこんなにしんどいのかも知れない壮絶 という言葉はこういうときに使うのだと知った余命一ヶ月末期癌の日々この世に地獄を見た余命一ヶ月末期癌の日々お母さんは癌性腹水でカエルのようにパンパンにな...

  • 悲しい記憶・悲しい病

    私の病はもしかすると辛かったことや悲しかったことしか記憶できない病かも知れないあったはず私にだって楽しかったことや嬉しかったこともそう自問して目をつぶって探してみても見つからない今日の秋晴れのように暖かな陽射しとやわらかな風に包まれてたときもあったはずそれが見つからないのは悲しい記憶のほうがナイフで刺されるように深く 刻まれてしまうから楽しい思い出は悲しい思い出の流れ出る血に上書きされてしまうから...

  • 答えはない

    凄まじい悪夢をたっぷりと見ていつものように未明の目覚め眠剤の誘惑と闘いながら今日一日の予定を憂う予定がなければないでまた今日も苦しむ自分を呪う生きる意味を考えるなど無意味だとわかっていても苦しみから逃れたいだけの心は生きる意味の答えを見つけようとする生きる意味の答えはないそれが 答えなのに生きることに意味があってもなくても私たちは生かされるそれが答えなのに秋の長雨に濡れながらまたやって来る永い冬に...

  • ルーティンしかない日々に疲れて

    目覚めはむごいと思いながらようよう 起き上がるお湯を沸かさなきゃ疲れた今日は確か燃えるゴミの日流しを洗ってゴミをまとめる疲れた着替えなきゃあのGパンはどこ?疲れたお腹が空いたけど冷蔵庫は空っぽ何を食べる?疲れたそんなルーティンしかない日々を無性にぶち壊したくなる旅に出てみたいただひとりでどこかへ宿も列車も何も決めずに秋の冷気が 棘のように幾つも幾つも背中に 刺さって痛いのに私は このルーティンに逆...

  • ダメな自分のままでいたい

    悲しみに 暮れ果てて泣いて 泣いて泣き明かしてぐずぐずに 崩れたいなのに 崩れられないのはひとりだから気がつくと理性の 針金がピキーーン・・・!と脳天から 背中を貫く崩れそうな 自分が どこかに 消え失せ頭痛だけが 残るいつものことか・・・と ため息をつく酸素の不足した 頭が しきりに 生あくびを呼ぶ崩れたい私は 人間キカイじゃないダメな自分に 素直でいたい闇夜の月に 霞がかかっていた#ネガティブ...

  • 不安の森

    ばらばらばらばら不安の種が降って来てあちこちで不安が 芽吹く何の手入れもしないのに不安の芽は 強くって勝手に育ってやがて不安の森になる不安の森に視界を 遮られると真実を見る目が霞む正体のわからぬ不安はより大きな 不安を呼ぶ不安な夜に胸を押さえ不安な朝に耳を塞ぎ真実も現実も見えない鬱蒼とした不安の森急にうすら寒くなった秋の風が私の不安をかき立てる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#自作ポエ...

  • 死にながら生きる

    死にながら 生きています死にながら 生きていると景色が全てモノトーンに見えます青空の青も日に輝く緑も白と黒にしか見えません死にながら 生きています死にながら 生きていると行き交う人が眩しく この目に映ります私にはないオーラを放っていてとても眩しく死にながら 生きています死にながら 生きていると心のあちこちが ほころびてその ほころびからわたし が少しずつ零れ落ちます零れ落ちたわたし はこの秋の夜風...

  • 絶望中の絶望

    真っ暗闇の絶望何も見えない聞こえない全てを失って ひとりもがき続けて何年になるだろう絶望の反対語は「希望」?いや 安易な希望なんか持ったところできっと また絶望中の絶望に叩きつけられるだけだからでも絶望の闇にいるからこそ見えるものもある絶望の中でこそ光を掴むことが出来る昼間見えない星たちが夜になると輝いて見えるように絶望という名の天空には数多の星が きらめいているその光を 掴めるか流れ星と一緒に流...

  • 思考は苦しみを生む

    あれこれと考えれば考えるほど心の迷路にはまってく入り口も出口もわからぬ心の迷路私が生きる 答えなど見つけられない心の迷路私は 方向音痴なの出口を聞こうと人を探して見回してはみるけれど人っ子ひとり いやしない迷路の出口は どこですか?答えを 教えて下さいな空を低く飛ぶ鳥たちは答えを さえずり飛び去って行く鳥の言葉はわからない最初から生きる答えなどどこにもありはしないのに考えるだけ無駄なのにそれに気づ...

  • 喪服の秋

    秋が来るもう秋が来るいわし雲は不安の兆しまた今年も鬱々とした 秋に侵されて心を じわじわ食べられる逃げ場を失って右往左往するしかない私秋になると虫や獣も冬眠の準備を始める冬眠のできない私はいつまでも女々しく夏にすがりついて秋を 拒む寒くなると人が 死ぬ秋のせいで人が 死ぬ私は一体何度 喪服を着ればいいのだろう冬眠のできない 私の毎年の不安の兆し喪服の 秋#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩...

  • 海の鳴き声が聞こえる

    海が 鳴いている星が 震えている山が 唸っているノイズだらけの街の中にいても皆が眠っているこの静寂の未明には海からの風が渡って来る星のきらめきがこの目に映る山の呼び声が聞こえる汚れた都会の 隅っこが海になる星になる山になる苦しみに喘ぐときは手を当てて 深呼吸をしてここ に渡って来た海や星や山を感じることで何とか とどまるいつか 私自身が海になり星になり山になれる その日までいま ここに何とか とど...

  • 枯れ葉の音さえ怖くて

    宇宙はこんなに広くってその中で人間なんてけしつぶのようなものそう思えば私の悩みなんて枯れ葉がかさりと音を立てる程度なのにこの心は広い宇宙を見ずに枯れ葉の音に怯えてる広い宇宙を 見渡せば聞こえはしない枯れ葉の音に私は 悲鳴をあげて 頭を抱える宇宙はこんなに 広いのにほんの小さな枯れ葉の音に耳を 澄ましてしまう広い宇宙を見渡してごらん怖いものなど何もないから大きな世界を見てごらん自分の病など些末なこと...

  • 不安が芽吹く

    テーブルの上の荒れ果てた様は私の心を 代弁してる飲みかけのままのコーヒーカップ吸殻で溢れた灰皿空になったペットボトル整理しても整理してもすぐにまた 荒れ果てる秋の気配が侵入して来るのを止めるようにピタリ ドアを閉める唇に紅でも引いて秋の浪漫を楽しみたくても秋になると 不安が芽吹く芽吹いた不安は秋と一緒に 膨らんで大きな大きな 不安になる荒れ果てたテーブルの上を整理しなくちゃ整理しなくちゃ芽吹く不安...

  • 涙をあなたに届けたい

    あなたを思い出すのはいつも あの日の悲しい別れなのに何年経ってもわたしはあなたを忘れられないもう淀んでしまった瞳に光るこの涙をせめて あなたに届けたい丁寧に箱に詰めてこの沢山の涙をあなたの元に届けたいそしたらあなたも少しはわたしを思い出してくれるでしょう?忘れたいもうあなたを忘れたいのでも季節の雨のように降る 涙はその行き先を失ってまた 新たな涙となって戻って来るからこの胸が痛い忘れられない あな...

  • 私の中の赤子が泣く

    解けない 呪縛不自由な 心自由を 取り戻しても今度は また「自由」と言う名の不自由に 苛まれるだけ怖い怖いと私の中の赤子が泣くの私の中の赤子の泣き声は小さくてええん・・ええんと泣くだけだから誰の耳にも届かない私の中の赤子は今にも消え入りそうで弱くて脆くてへその緒に縛られたままだから私はいつまで経っても自立できずにこの呪縛を持て余しているもっと大きく泣きなさい私はここにいるんだともっと大きく叫びなさ...

  • 過去という街で

    過去 という街で夢見通りを歩きながら思い出 というダイヤモンドを探しているどこまでもつづくこの夢の夜道で探しているたそがれ横丁に入るときらきらと輝いていたあの頃のわたしがいた光になったあの子がいた優しいばかりのあなたもいた夢や 笑顔というダイヤモンドがそこかしこに輝いていたわたしはそれらをひとつひとつ丁寧に拾ってポケットにしまい込む過去という街でしか生きられなくなった自分はいま への帰り道がわから...

  • 自分の歴史が重すぎて

    いつも私はあなたの左側に立って歩いた左利きの私は左側にいたほうがあなたと近づけたからずっと二人で歩くものだと思ってたあなたの歴史を私が 背負い私の歴史をあなたが背負うそうやって二人でつらいことを 分け合って生きて行けると思ってたけれど あなたは私の歴史が重過ぎるからと途中で 背負うのをやめて離れて行ったね一人で自分の歴史を背負うより二人で互いの歴史を背負うそれが 私の最期の夢だったその夢に破れて私...

  • 根雪の痛み

    街は うららかな春なのに私の クリアな頭には冬の根雪が 巣食って痛い冬の 根雪は凍ったままでピキピキと音を立て私の思考の 邪魔をする春の 花が街中を 彩って人々を 和ませているのに私の すさんだ心には冬の根雪が 巣食って痛い冬の 根雪は硬いまんまでキリキリと私の 感情を乱す痛い痛い凍った 根雪が刺さって 痛い残酷な西日涙色の景色季節の終わりを追う心春の暖かな 風にも解けることなく頑固に巣食う私の ...

  • 街の呼吸・恨み節の夜

    街が 静かに呼吸している花は こっそり一枚一枚その花びらを 開かせる呼吸が乱れて喘ぐ夜はそんな街の 息遣いを感じながら私の呼吸さえ 奪うのかと誰を恨んで良いかもわからず誰も恨めないことを 恨む苦しみに耽るいとまもない日常に脅されると見えない誰かを 恨みたくなる恨みが高じると悲しみになる静寂の 風恨み節の 夜街中が 私の乱れた呼吸を無視するせめて苦しみに耽るいとまが欲しい日常はいつだって情け容赦もな...

  • 私はわたしを捨てて行く

    私が わたしを手放せたら私はきっと楽になる私が わたしを捨てられないから私はいつも苦しいの私が わたしを消せたなら私はきっとあの空と交わえる私が わたしを消せないから私はいつも悲しいの私が わたしをあきらめたら私はきっと夏の優しい夜風になれる私に わたしはいらないの私は わたしを捨てて行くこの広い世界を心から信頼して花に食べられて草や木に飲み込まれて自然の中に溶け込むために私は わたしを捨てて行く...

  • 悲しみ慣れ

    私は いつも 悲しんでいるそれが私の日常でもう慣れてしまった私の心はこんな夏の青空よりずっと先の季節にいてしとしと しとしと悲しみの雨に暮れている私にだってちょっと目を凝らせば喜びや楽しみはきっといくらでもあるはずだけど何かある度「自己嫌悪」という言葉を免罪符にして悲しみに逃げている「こんな自分はさいてー」だとか「こんな自分きらい」だとかそれは過剰な自己愛の裏返しわざわざ心を真冬にして震えてるしと...

  • 名前を失くした私

    名前を失くした 私はあなたに 何もしてあげられないあなたと手をつなぐこともあなたと夜明けを過ごすことも二人で グラスを傾けることも何も何も できない私は 血まなこになって自分の名前を探す私の名前は 何なのか私は一体 誰なのか私の名前はずっと昔に置いて来てしまったのか無名 という名前のままでは生きられない無縁仏になることなら一向にかまわないけれど生きている限り昔々に失くした自分の名前を探すしかない#...

  • 病気を治さない

    幸せを 求めない幸せは求めれば求めるほど逃げてゆくものだから車窓を流れる景色のように病気を 治さない心の病は治そうとすればするほど治らないから自分の首を真綿で絞めるように絶望を しつづける希望を追いかけるよりとことん絶望しきった場所に本当の希望があるから海底から見える陽の光のように全て あきらめるあきらめない 絶対にあきらめないそれは ときには大事だけれど執着すればするほど苦しくなるだけだから沈む...

  • 曇天の空・不安な心

    曇天の空が 低い夏の終わりの陽の光にベールがかかった曇天の空に 思う母の手を追い続けてばかりいた幼い日ひとりにされる不安に支配されていた幼い心それをずっと引きずって不安は慢性化された怖い怖い理由のわからぬ恐怖ほど怖いものはない曇天の空に 苦しむ曇天の 空は太陽を 隠して何層にも 雲を張っているけれどその厚い雲を 突き抜ければいつもそこには 青い空が 広がっているのに突き抜けられない曇天の 空突き抜...

  • 天と地がつながるとき

    皆 様々なストレスを抱えて生きていると思うだけど生きていること自体がストレスの私は一体 どうすればいいんだろうストレスを感じると私は 幻想に逃げる幻想は生ぬるい部屋にいるみたいに現実の景色に直接触れなくて済むから現実の世界には出来れば見たくない光景も触ると痛い場所もあって私はその痛みに堪えられないらしい現実の自分を 見たくないらしいだって現実の私は引き裂かれてるんだものまるで天と地みたいにそれでも...

  • 臨終の日のままで

    母上様あなたが苦しみ抜いていなくなってもう25年何年経っても私はあなたが 苦しみつづけた枕元にずっと立っていましただから悲しむことも泣くことも できなくてただ苦悶の表情を浮かべて引きつけたような呼吸を繰り返すあなたをずっと 見ていましたその時から時計の針は 止まりました地獄絵図と化した病室が時の流れを 止めましただから私はあなたを死なせてあげることがどうしてもできませんでしたクリア過ぎる頭の中で私の...

  • 涙色の夏

    私は ぬけがらまばゆい夏の 花火も祭りも笑顔も 青空も 皆涙色に霞んで私の目には 映る悲しく光る夏の視界は 涙色の思い出がいっぱいあの子が突然消えたのもあなたに突然別れを告げられたのも夏だった胸の傷が まだ痛い夏が来る度 思い出すずきん・・・と深い 涙の傷がひとつ またひとつと増えて行く私はぬけがら切なく光る夏の視界はいつの日も涙色#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#悲しみ...

  • 地下の住人

    ぎらぎら太陽の前では暗闇に居るしかなかったの近くに寄ると 焦がされて火に包まれてしまっただろうからだから私は自ら 暗闇に棲息することを選んだやがて私は暗闇から出られないようになった地上に出たい空を見たいと暗闇が 深ければ深いほど思うものなんだねこのままでは朽ちて行くだけ光を見つけよう光を光は地上では見えづらい闇に棲息しているからこそ光はより輝いて見える濁った涙で目が霞んでも風が去っていくように祭り...

  • 背中の十字架

    顔は ないほうがいい自分が見たことのない後ろ姿のほうがいい背中に背負った十字架を晒しながら歩くほうがいい十字架の重みに堪えられなくてときに闇に沈むけれど何とか 地上に出て雨のあとの輝く街に溶け込みたい人々の背中に十字架が見える十字架が見える小さな十字架大きな十字架朽ちかけた十字架人は皆それぞれの十字架を背負って 歩く自分では見ることのできない十字架を#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエ...

  • 放置プレイ

    どんなに苦しくてもこの世はいつも放置プレイだから私はこの苦しみの感情を空に託すことを覚えた風に任せるよう努力したそしたらいくらか楽になった髪の一本一本に流れる苦しみや胸をえぐられるような悲しみは全て空に全て風にでも本当は温かな眼差しが欲しい暖かな手が欲しい温かな見守りが欲しいそう思いながらこの感情たちを夏空の星ひとつひとつを紡ぐように言葉の星座にして今日もまた放置プレイに堪え続ける#ネガティブのま...

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