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ふでモグラの気ままな日常 https://fudemogura.com/

読書をこよなく好む内向的な元公務員が発信するブログです。 子どもたちの育成を長年担うが早期退職し、第2の人生をスタート。 読んだすべての本の紹介を中心に、旅行やグルメ、日頃気付いたことや感じたことなどをお届けします♪♪

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2022/01/30

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  • 【読書】グリム童話『わらと炭とそらまめ』

    『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その14 『わらと炭とそらまめ』〈KHM18〉 岩波文庫(1979) 【あらすじ(要約)】 どこかの村に貧乏なお婆さんがいました。 お婆さんはそらまめを煮るつもりで、かまどに火をおこして、わらをひとつかみ、くべました。 そらまめをお鍋にあけるとき、滑り落ちた一つが土間へ落ちると、わらの隣へ転がりました。 それから、炭が一つはねて、その隣に転がって行きました。 わらがどこから来たのかと聞くと、炭が火の中から跳ね出してきた、このままだと灰になるところだったと言います。 そらまめもぐつぐつ煮られてドロドロになる前に逃げ出してきたと言いました。 すると、わらが自分の…

  • 【読書】『自転しながら公転する』山本文緒 著

    新潮社(2020) 【あらすじ&ひとりごと】 とても読みやすい、心に残る作品でした。 以前からずっと読みたいと思いながらも数年が経ち、やっと手にした一冊。 この作品は、茨城県牛久市を舞台にアラサーの女性を主人公として、恋愛や仕事、家族との関係に悩む姿が描かれた物語です。 誰しもがそんな悩みを一つ二つ当たり前のように抱えていることなので、性別や年齢に関係なく、とても共感させられました。 主人公は、親の介護のため東京のアパレル会社を辞め実家に戻り、アウトレットモールの衣料品店で働いている。 32歳となり、友人が結婚していく中、仕事や恋愛、家族との関係など、自分の将来が不明確な状況に悩みながらも進も…

  • 【読書】『デス・ネイル』森山東 著

    角川文庫(2006) 【あらすじ&ひとりごと】 森山東さんの日本ホラー小説大賞短編賞『お見世出し』に続く2作目『デス・ネイル』を読みました。 16年前に刊行された文庫本です。表紙からすでにおぞましい雰囲気ですね。 本作品は、表題を含む四編からなる短編集です。 「デス・ネイル」 ある遺品の力によってカリスマへと上りつめたネイリストが、欲と高慢さによって転落していく。 「幸運を呼ぶ魚」 幸運を呼ぶ魚・アロワナを購入し振り回される父親の悲劇。 「月の川」 同じフロアのマンションに住む美人な人妻の得体の知れない恐怖。 「感光タクシー」 修学旅行に訪れた高校生が、班別行動のためタクシーに乗車するが、そこ…

  • 【読書】グリム童話『白へび』

    『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その13 『白へび』〈KHM17〉 【あらすじ(要約)】 昔あるところに賢い王様が住んでいました。 王様には変わった習慣があり、毎日お昼の食後、だれもいなくなると、信頼の厚い召使いが、もう一皿持ってきます。それには蓋がされ、その召使いも何が入っているのか知りません。王様は一人にならないと食べようとはしないからです。 ある日、召使いは中身が知りたくて皿を自分の部屋に持っていき、蓋をとってみると中には一匹の白ヘビが入っていて、少し切って、口に入れました。 舌に触った途端、外からひそひそ話が聞こえ、召使いはヘビを食べたせいで、動物たちの言葉がわかるようになりました…

  • 【読書】『お探し物は図書室まで』青山美智子 著

    【あらすじ&ひとりごと】 はじめて読む青山美智子さんの作品、『お探し物は図書室まで』。 表紙の写真には本のほか、猫やカニ、飛行機などの羊毛フェルトが生きているようで、今にも動き出しそうです。 そして、帯には、「お探し物は、本ですか?人生ですか?」と書いてあります。 頁を開く前に物語に流れる温かさに引き込まれそうです。 本作品は、五章から連なる短編集です。 「二十一歳婦人服販売員」 「三十五歳家具メーカー経理部」 「四十歳元雑誌編集者」 「三十歳ニート」 「六十五歳定年退職」 それぞれの主人公が図書室を訪れ、自身の生き方に気付いていく物語です。 その人たちをさりげなく導いてくれるのが、図書館司書…

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